JP2000321705A - 放射線写真uv/青フィルム材料及び増感スクリーン−フィルム組合せ - Google Patents

放射線写真uv/青フィルム材料及び増感スクリーン−フィルム組合せ

Info

Publication number
JP2000321705A
JP2000321705A JP2000113125A JP2000113125A JP2000321705A JP 2000321705 A JP2000321705 A JP 2000321705A JP 2000113125 A JP2000113125 A JP 2000113125A JP 2000113125 A JP2000113125 A JP 2000113125A JP 2000321705 A JP2000321705 A JP 2000321705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
substituted
dye
silver
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000113125A
Other languages
English (en)
Inventor
Kathy Elst
カティ・エルスト
Paul Callant
ポール・カラント
Ann Verbeeck
アン・ヴェルベーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JP2000321705A publication Critical patent/JP2000321705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理材料中に残留色又は色素汚れがほとんど
ないか又は全くないフィルムを提供することである。 【解決手段】 式(I)による少なくとも一つのスペク
トル増感剤及び少なくとも一つのアザシアニン色素の存
在によって420nmより短い波長範囲の放射線照射に
スペクトル感受性の、臭化銀に富む{111}平板状ハ
ロゲン化銀粒子を含む少なくとも一つの乳剤を有するフ
ィルム材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム材料、及び
臭化銀に富む平板状粒子を有する青増感された感光性ハ
ロゲン化銀写真乳剤を含む前記フィルム材料と放射線写
真増感燐光体スクリーンのスクリーン−フィルム組合せ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ルミネセント燐光体及び感光性ハロゲン
化銀写真材料を与えられた増感スクリーンの組合せは一
般に医療診断のために使用されている。X線照射によっ
てスクリーンパネル中のルミネセント燐光体はX線を可
視放射線に変換し、それによってフィルム材料を前記パ
ネル(例えばマンモグラフィのような片側被覆材料用)
又はパネル(例えば胸部画像形成のような両面塗り材料
用)に密着して露光している。
【0003】フィルム上に検査されるべき画像を得るた
めには前記露光後、フィルム材料が適切な化学処理を要
求する湿式処理サイクルで処理されることは明らかであ
る。通常の処理サイクルは自動処理機で実施されるか否
かにかかわらず現像、定着、リンス及び乾燥の工程に従
っている。より多くのフィルム材料が現像液及び定着液
の対応する処理溶液を通るほど、現像液及び定着液の両
者は疲労することになる。その問題を克服するために補
給が要求される。
【0004】今日生態学がますます重要になっているの
で、廃棄化学薬品を減らすために処理化学薬品(現像
液、定着液及び対応する補給液)の量をかなりの程度ま
で減らすことが推奨される。同じようにフィルム材料に
被覆された化学化合物の洗浄又はリンスを減らすこと、
例えば前記フィルム材料の親水性層に存在する増感色素
又はフィルター色素の処理(処理タンクの壁及びローラ
ー上の汚れの付着を生じる)において洗浄することが推
奨される。
【0005】特に感光性ハロゲン化銀乳剤結晶は可視光
(例えば青光又は緑光放出増感燐光体スクリーンから放
出された青又は緑光)に感受性にされているので、対応
するスペクトル増感剤及び所望により存在するフィルタ
ー又はハレーション防止色素はフィルム材料からの不十
分な除去の問題を起こし、それによって残留色が最大濃
度を増加し処理画像の所望の外観から画像トーンをずら
すことになる。
【0006】臭化銀乳剤結晶はスペクトルが紫外範囲に
よりシフトされているハロゲン化銀乳剤結晶と比較する
と放射線スペクトルのより長い波長に向かってシフトさ
れている吸収スペクトルを有する。しかしながら、ルミ
ネセント燐光体は非スペクトル増感乳剤結晶の吸収スペ
クトルに完全にマッチしていない。特に410nmで放
出するCaWO(例えばUS−A 3300311参
照)及び390nmで放射線をともに放出するBaFB
r及びYTaO.Nb(例えばUS−A 42256
53及びEP−A 0202875におけるもの又はE
P−A 0435241及び0520094におけるB
aFBrとの混合物)に対して前記放射線は感光性非ス
ペクトル増感乳剤結晶によって完全に吸収されない。そ
れゆえ電磁スペクトルの青及び紫外領域の感度を改良す
るために多くの試みがなされており、例えばUS−A
5108887では平板状粒子乳剤のためのJ凝集色素
としてゼロメチンメロシアニン色素が開示され、EP−
A 0487010ではゼロメチン色素及びテトラアザ
インデンでの強色増感が提案され、WO 93/114
58ではアリーリデン増感色素が平板状臭化銀粒子乳剤
に添加され、EP−A 0712034ではスペクトル
増感色素としてゼロメチンメロシアニン色素を有する青
増感平板状粒子を製造するための方法が与えられてい
る。新規のゼロメチンメロシアニン色素はEP−A 0
794232に開示されている。引用した文献はスペク
トルの青及び/又は紫外範囲の臭化銀に富む平板状粒子
のスペクトル増感が開示されている少ない例であり、前
記平板状粒子の緑及び赤増感に対して頻繁に公開された
論文とは対照的である。但し、青/UVスクリーン/フ
ィルム組合せはその波長範囲の少ない放射線散乱のため
少ないクロスオーバーに導くことが知られている。
【0007】(好ましくは予備硬化された)写真材料の
処理後、好適な階調、特に高被覆力及び低クロスオーバ
ー(高シャープネスに導く)を有する画像を与えるため
に、例えばUS−A 4414304,4425425
及び4425426のように平板状晶癖及び高アスペク
ト比を有する乳剤結晶又は粒子を使用することが実際に
推奨される:高アスペクト比を有する平板状粒子乳剤は
例えば高被覆力、高感度及び低被覆重量(それは製造コ
ストを低減する)のように従来の球状粒子に対して幾つ
かの利点を与えることが知られている。前記低被覆重量
はもし迅速処理用途(それは今日繰り返し求められてい
る)が要求されるなら特に好まれる。
【0008】現像液及び定着液の補給溶液の最小量を利
用する90秒未満の迅速処理サイクルであっても必要な
センシトメトリー(特にスピード)を達成すること、さ
らには所望のコントラスト、高解像性、被覆力及び画像
トーン(その改良は例えばEP−A 0770909に
示されており、そこでは乱される残留着色を示さずに支
持体からより遠くに位置される立方体晶癖を有する粒子
を伴う特別な多層配置が使用されている)を有する画像
を得ることが永遠に続く要求のままである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ本発明の目的
は感光性ハロゲン化銀写真材料が前記材料の迅速処理後
に極めて高い画像品質、例えば低かぶりレベル、高全体
コントラスト及び増大したシャープネス(低クロスオー
バー)を有する医療診断のために好適な画像を得るため
に増感スクリーンと組合され、最小量の現像液、定着液
及びそれらの対応する補給液が前記処理に使用されると
きであっても処理材料中に残留色又は色素汚れがほとん
どないか又は全くないフィルム及びスクリーン−フィル
ム画像形成組合せ又はシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために式(I)による青スペクトル増感剤及び明細書及
び特許請求の範囲に与えられる式による少なくとも一つ
のアザシアニン色素の存在によって特に420nmより
短い波長範囲の放射線照射にスペクトル感受性の臭化銀
に富む{111}平板状ハロゲン化銀粒子を含む感光性
ハロゲン化銀写真材料が提供される。
【0011】さらに下記(i)及び(ii)を特徴とする
1対の被支持又は自己支持X線増感スクリーンの間には
さまれた両面塗りフィルム材料を含む放射線写真スクリ
ーン/フィルム組合せ又はシステムが提供される: (i) 前記対の被支持又は自己支持X線増感スクリー
ンは例えばニオブ及びガドリニウムドープされた単斜晶
M、イットリウムタンタレート(MYT)燐光体又はカ
ルシウムタングステート燐光体のような、放出された放
射線の少なくとも50%、より好ましくは少なくとも8
0%を420nmより短い波長範囲で放出するルミネセ
ント燐光体粒子から本質的になる; (ii) 前記フィルム材料は式(I)による青スペクト
ル増感剤及び明細書及び特許請求の範囲に与えられる式
による少なくとも一つのアザシアニン色素の存在によっ
て特に420nmより短い波長範囲の放射線照射に感受
性の臭化銀に富む{111}平板状ハロゲン化銀粒子を
含み、前記乳剤はフィルム支持体の両側の少なくとも一
つの感光性乳剤層に存在する。
【0012】
【発明の実施の形態】スピードの損失を防止するため及
び処理後の残留色又は色素汚れを防止するために、例え
ばUS−A 5298378に開示されたような内部散
乱及びプリント裏抜けを低減するために好ましいそこに
記載されたもののようなハレーション防止色素を使用し
ないことが助言される。但し、大きな表面積対体積比を
有する平板状粒子乳剤の大きな主要な{111}面上
の、高量のスペクトル増感色素の存在によって処理後に
色素汚れを存在させてもよい。本発明によるフィルム材
料の処理後に得られた診断画像から調査され得るよう
に、本発明の目的は、臭化銀に富む{111}平板状粒
子の波長スペクトルの近紫外から青の範囲におけるスペ
クトル増感のためのスペクトル増感色素に加えてアザシ
アニン色素が本発明のスクリーン/フィルムシステムに
使用するための前記ハロゲン化銀写真材料の感光性乳剤
層に存在し、前記乳剤がフィルム支持体の両側の少なく
とも一つの感光性乳剤層に存在するとき、有効に達成さ
れることが予期せぬことに観察された。
【0013】本発明によるフィルム材料では前記フィル
ムは少なくとも一つの式(I)による色素及び少なくと
も一つのアザシアニン色素の存在によって前記420n
mより短い波長範囲における放射線照射にスペクトル感
受性の臭化銀に富む{111}平板状ハロゲン化銀粒子
を含む。式(I)は以下に与えられる前記(青/近紫外
増感)色素を表す。
【化4】 式中、Xはベンゼン環(シアニン色素について典型的で
ある)と共役結合されているか否かにかかわらず、複素
環式5−又は6−員環を形成するために必要な原子を表
し;QはS,NR,O,又は−(C=O)−N
(R)−を表し;Mはカチオン、例えばLi,N
,K,HN(Cを表し;nは0,1
又は2に等しく;pは0又は1に等しく;R,R
及びRはそれぞれ独立して置換又は非置換C
アルキル鎖、又は置換又は非置換(5−又は6−
員)芳香族環(例えばアリールスルホンアミド誘導体を
生じるアリール基)を表す。但し、R,R及びR
の少なくとも一つが可溶性基、例えば(CHSO
又は(CHN(R1−4)SO (式中、
mは1,2,3又は4に等しく、R1−4はR〜R
と同じ意味を有する);(CHCH(Y)SO
(式中、YはCH ,−Cl又は−OHを表す);
(CHOSO (式中、qは2又は3に等し
い);(CHCO (H)(式中、rは1,
2又は3に等しい);(CHSO (CH
H(式中、sは2又は3に等しく、tは1又は2に等
しい);(CH−Phen−W(式中、Wは−C
OO又はSO を表し、Phenは置換又は非置換
のフェニルを表し、xは1,2,3又は4に等し
い。);又は潜可溶性基、例えば(CHm′−(C
=O)−O−CH−(C=O)−CH(式中、m′
は1〜5の値を有する整数である)を有する。
【0014】特に本発明によるフィルム材料において臭
化銀に富む{111}平板状乳剤結晶は下記式(I.1)又
は(I.2)に相当する1以上の色素で青増感されている。
【化5】
【0015】スペクトル増感{111}平板状臭化銀粒
子のために特に好ましい青増感色素は以下に与えられる
(式(I.1.1)参照)。
【化6】 5−(1−エチル−4(1H)−ピリジレン)−4−オ
キソ−2−チオキソ−3−チアゾリジン酢酸
【0016】別の色素はその構造(I.3)によって表さ
れ、Xは例えばベンゾチアゾール核を得るためにベンゼ
ン環と共役結合される。他の組合せ、例えばベンズオキ
サジン、ベンゾセレナゾール又はベンズイミダゾール核
との組合せも可能である。
【化7】 5−(3−メチル−3(3H)−ベンゾチアゾリリデ
ン)−4−オキソ−2−チオキソ−3−チアゾリジン酢
【0017】後で与えられる実施例から明らかになるよ
うに、前記青増感色素は本発明の目的を達成するために
少なくとも一つのアザシアニン色素(その式は式IIの下
で与えられる)に加えて存在し、それによって処理後の
色素汚れを減らし、スピードを改良する。
【0018】前記青増感色素は後で与えられる実施例に
さらに示されるように化学熟成化合物又は化学熟成剤の
添加前に化学熟成手順中、第1色素として添加される。
式(I)による青増感色素の混合物(Qは一方の色素に
対してはSであり、他の色素に対してはOである)はス
ピードの形での増大したスペクトル応答の見地から特に
重要であり、それはUS−A 5707794に明確な
ように低い全体量の色素で達成されることができる。
【0019】式(II)による色素に関して青/近紫外ス
ペクトル増感色素に加えて本発明による材料の感光性乳
剤層に使用されるアザ−又はジアザシアニン色素の合
成、及びハロゲン化銀乳剤における前記アザシアニン色
素の使用はUS−A 2307049に記載されてい
る。アリーレンジアミンで作られたアザメチンスペクト
ル増感剤をさらにUS−A 2368305に見出すこ
とができる。アザシアニン色素を含む色素での写真乳剤
の増感はUS−A 2080050に開示されている。
1961年には蛍光増白剤として使用するためのプソイ
ドシアニンがUS−A 3130197に開示され、一
方1968年には酸置換アザキノプソイドシアニン又は
シアザインがカラー材料のスペクトル増感剤として使用
するためにUS−A 3697282に開示されてい
る。対称及び非対称キノリンアザシアニン色素がそれぞ
れBE 812431及びCS 1976695にさら
に見出すことができる。プソイドシアニン又はアザメチ
ン色素はより最近にUS−A 4977076に開示さ
れている。
【0020】しかしながら、Kogyo Kagaku Zasshi 71
(4), 604-605(1968) においてTaniによって述べられて
いるようにアザシアニンは臭化銀に富む粒子についてス
ペクトル増感剤として作用しないことは注目すべきこと
である。しかし、本発明において示されているように臭
化銀に富む{111}平板状粒子の青スペクトル増感剤
に加えて1以上のアザシアニンの存在はスピード(感
度)及び色素汚れの減少に有利である。なぜならば前記
アザシアニン色素の存在は前記平板状粒子の表面上の青
増感色素の量の減少を可能にするからである。本発明に
よるフィルム−スクリーンシステムの材料に使用するた
めに好適な特別なアザシアニン色素は下記の通りであ
る:
【化8】
【化9】 式中、置換基R−Rの各々は独立して水素、(非置
換又は置換)アルキル、(非置換又は置換)アリール又
は(非置換又は置換)アラルキルを表し;R及びR
及び/又はR及びRは(置換又は非置換)ベンゾ環
を形成してもよく、それは置換されるならR−R
同じ又は異なる置換基を有し;Rは(非置換又は置換)
アルキル、アリール又はアラルキル基を表し;R′は水
素、(非置換又は置換)アルキル、アリール又はアラル
キル基を表し;カチオン及び/又はアニオンが電荷補償
イオンとして存在する。
【0021】特にR及びR′の各々は独立して(C
n′H又は(CHn′OH(n′は1〜4の
値を有する整数である),(CHm′(SO
又は(CHm′O(SO )(m′は2〜4の値
を有する整数である),(CHCH(Y′)SO
(Y′はCH−,−Cl又は−OHを表す),
(CHm′N(R)SO 又は(CHm′
(R′)SO ,(CHn′(COO)又は
(CHn′(COOH),(CHs′SO
(CHt′H(s′は2又は3に等しく、t′は1
又は2に等しい),(CHx′−Phen−W′
(W′は−COO又はSO を表し、Phenは置
換又は非置換のフェニルを表し、x′は1,2,3又は
4に等しい),(CHn′CONHSOR又は
(CHn′CONHSOR′(但し、R′は前述
したようなハロゲン又は潜可溶性基、例えば(CH
m′−(C=O)−O−CH−(C=O)−CH
(m′は1〜5の値を有する整数である))を表す。
【0022】中性のアザシアニン構造を得るために好ま
しい電荷補償カチオンはLi,Na,K,HN
Et(Etはエチルを表す)であり、好ましい電荷補
償アニオンはCl,Br,IOTos,
Mes,CFSO OTosはトシレートを表
し、OMesはメシレートを表す)である。
【0023】アザシアニン色素の特別な例は以下の式
(II.3)〜(II.13)に与えられる:
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】前記(非J凝集)アザシアニン色素に加え
て例えば一般式(III)によって表されるようなものの
如き非J凝集モノメチンシアニン色素を存在させてもよ
い。
【化13】 式中、R及びR10の各々は独立して置換又は非置換
−Cアルキル鎖、又は置換又は非置換(5−又は
6−員)芳香族環を表し(但し、R及びR の少な
くとも一つは可溶性基又は潜可溶性基を有することが条
件である);T及びT′はそれぞれ独立して置換又は非
置換アルキル、置換又は非置換アリール又は置換又は非
置換複素環式基を表し、Xは電気的中性を与えるアニオ
ンである。別の例ではR及びR10の各々は独立して
(CHn″H又は(CH n″OH(n″は1〜
4の値を有する整数である),(CHm″(SO
)又は(CHm″O(SO )(m″は2〜4
の値を有する整数である),(CHCH(Y″)
SO (Y″はCH−,−Cl又は−OHを表
す),(CHm″N(R)SO 又は(CH
m″N(R′)SO ,(CHn″(COO
又は(CHn″(COOH),(CH CO
NHSOR又は(CHn″CONHSOR′
(R及びR′は前に説明したのと同じ意味を有し、Xは
分子の電気的中性を与えるアニオンである),(C
s″SO (CHt″H(s″は2又は3
に等しく、t″は1又は2に等しい),(CHx″
−Phen−W″(W″は−COO又はSO を表
し、Phenは置換又は非置換のフェニルを表し、x″
は1,2,3又は4に等しい);潜可溶性基、例えば
(CHm′′′−(C=O)−O−CH−(C=
O)−CH(m′′′は1〜5の値を有する整数であ
る)を表す。(CHn″CONHSOR又は(C
n″CONHSOR′(但し、R′は前述した
ようなハロゲン)を表してもよい。
【0027】T及び/又はT′は置換又は非置換複素環
式基を表し、前記複素環式基はベンゼン環と共役結合さ
れるか否かにかかわらず、飽和又は不飽和5員又は6員
環であってもよい。特に一般式(III)による一般構造
はそれに対して網羅的でないが式(III.G1)−(III.G6)に
以下与えられる。
【0028】
【化14】
【0029】本発明のフィルム/スクリーンシステムに
使用される材料の感光性層に被覆された乳剤においてモ
ノメチンシアニン色素として使用されてもよい特に好ま
しいモノメチンシアニン色素は以下に表される式(III.
1)又は(III.2)に相当する:
【化15】
【0030】本発明によるフィルム材料はフィルム支持
体の両側に臭化銀に富む{111}平板状ハロゲン化銀
粒子が存在する感光性層を含み、前記粒子は5以上の平
均アスペクト比、最大0.25μmの平均粒子厚さを有
し、全粒子の全投影面積の少なくとも50%を占める。
より好ましくは前記粒子は5〜20の平均アスペクト
比、0.06μm〜0.22μmの平均粒子厚さを有
し、全粒子の全投影面積の少なくとも70%を占める。
さらに好ましい例では感光性乳剤の一部を作る平板状粒
子母集団は均質であり、0.40以下、より好ましくは
0.10〜0.30の変動係数を有する。
【0031】臭化銀に富む{111}平板状粒子乳剤の
ための製造方法はResearch Disclosure No. 38905
7, p. 591−639(1996)、特にChapter Iに
見出すことができる。極めて有用な方法はEP−A 0
843208に記載されている。
【0032】臭化銀に富む前記{111}平板状結晶は
臭化銀、臭塩化銀、臭塩沃化銀又は臭沃化銀から構成さ
れる。沃化物が存在するとき、迅速処理(現像及び定
着)能力において最大3mol%、より好ましくは最大
1mol%、さらにより好ましくは0.05〜0.5m
ol%を有することが好ましい。沃化物イオンは平板状
粒子体積にわたって均質に分布されることができるが、
コア−シェル構造を形成することが好ましく、その場合
シェルがコアより多い又は少ない沃化物を含有するか、
又は両方の明確な相が沃化銀に富む又は純粋な沃化銀か
らなるハロゲン化銀バンドによって分離され、例えば沃
化物イオンが塩化銀及び/又は臭化銀のようなずっと溶
解性のハロゲン化銀塩のハロゲン化物を置換する変換に
よって実現される。沃化物の添加は沃化カリウムのよう
な無機沃化物塩の添加によって通常実施される。もし反
応において沃化物の遅い放出が望まれるなら、有機沃化
物放出剤の添加が増大した沃化物濃度に導く。本発明に
よる材料に使用するための乳剤の製造において有利に適
用されうる例である、沃化物イオンを放出する有機薬剤
による沃化物の添加は例えばEP−A 056141
5,0563701,0563708及び065128
4及びUS−A 5482826及び5736312に
示されているように沃化銀を含有する{111}平板状
粒子又は結晶の結晶体積中の沃化物の均質分布の実現に
有利である。別の方法では沃化物イオンはUS−A 5
736312に記載されているように沃素酸塩から放出
されることができる。沃化物放出速度を調整する化合物
の存在下での沃化物の放出はハロゲン化銀平板状乳剤粒
子において多層構造を得るためにUS−A 58076
63に記載されているように適用されることができる。
【0033】しかしながら、臭化銀に富む乳剤粒子への
沃化物の添加は少量の臭化物及び/又は塩化物を含むか
否かにかかわらず、沃化銀の微細予備形成粒子(前記粒
子は100nm以下、より好ましくは50nm以下の粒
子直径を有する)を添加することによって実現される。
かかる微細粒子はいわゆる“リップマン”乳剤である。
かかる微細沃化銀粒子から使用する沃化物の添加はJP
−A 04251241及び08029904及びEP
−A 0662632及び0658805において{1
11}平板状粒子の製造のために記載され、そこでは沃
化銀に富む最外相は臭化銀に富む{111}平板状粒子
に添加されている。特に超微細AgI粒子はEP−A
0621505に記載されているように種乳剤として導
入されるか又はEP−A 0517434に記載されて
いるようにコア−シェル乳剤を製造するために使用され
ることができ、そこでは組成の異なる二つの相が結晶に
おいて形成される。スピードを改良するために前記微細
粒子の供給はEP−A 0576920に記載されてい
るように酸化剤の存在下で行われてもよい。粒子におい
て1mol%未満の全沃化物含有量を得るためにハロゲ
ン化銀結晶の表面への前記微細AgIリップマン乳剤の
添加はEP−A 0475191に開示されたように有
利に行ってもよく、その場合優れたスピード/かぶり比
及び高い被覆力が達成される。
【0034】本発明による材料の感光性乳剤層に存在す
る{111}平板状ハロゲン化銀乳剤粒子は青から近紫
外の波長範囲にスペクトル増感されるのに加えて、好ま
しくは硫黄、セレン及び金を与える化合物で化学増感も
される。臭化銀に富む{111}平板状粒子乳剤のため
の化学増感法はResearch Disclosure No. 38905
7, p. 591−639(1996)、特にChapter IV
に見出すことができる。それと関連する極めて有用な方
法はEP−A 0443453,0454069,05
41104及びUS−A 5112733及び5654
134に開示されており、そこでは不安定なテルル化合
物の使用もクレームされている。有用な不安定なセレン
化合物はEP−A 0831363,0889354及
び0895121に開示されている。
【0035】本発明による材料の1以上の感光性層に被
覆される乳剤粒子に適用されるようなスペクトル及び化
学増感平板状粒子の製造はUS−A 4439520に
記載されており、そこではスペクトル増感剤が化学増感
中に発生される感度斑点のための位置指向剤(site-dir
ector)として作用するように化学増感前にスペクトル
増感を確立されている。スペクトル増感についての幅広
い研究はResearch Disclosure No.389057, p. 5
91−639(1996)、特にChapter Vに見出すこ
とができる。本発明による材料に被覆される乳剤を製造
するために使用されてもよい添加剤についてのさらなる
有用な情報はResearch Disclosure No.389057,
p. 591−639(1996)のChapter VIIにはかぶ
り防止剤及び安定剤について、Chapter VIIIには被覆物
理特性改良添加剤について、Chapter XIには層配置につ
いて、及びChapter XVには支持体について見出すことが
できる。
【0036】本発明による材料では平板状粒子を有する
乳剤から被覆される材料は被覆力の損失なしで低量の銀
で被覆されることが好ましいので、硝酸銀の当量として
表示される前記フィルム中の被覆銀の全量は7.5g/
未満である。
【0037】実際の用途では本発明によるフィルム材料
は両面塗り材料、例えば前述のような式(I)による少
なくとも一つの青スペクトル増感剤及び式(II.1)及び(I
I.2)に相当する少なくとも一つのアザシアニン色素の存
在によって420nmより短い波長範囲における放射線
照射にスペクトル感受性の、臭化銀に富む{111}平
板状粒子を有する乳剤を、下塗りされた支持体の両側上
に被覆された感光性乳剤層に含む感光性写真材料であ
る。しかしながら、本発明における両面塗り材料の使用
は片側被覆材料の使用を除外しないことは明らかであ
り、黒白ハロゲン化銀材料の如き放射線写真用途にかか
わらず、例えばマイクロ写真、航空写真、黒白映画フィ
ルム、レーザーフィルム又はハードコピーフィルム及び
グラフィック又はリプログラフィック用途にも使用する
ことができる。
【0038】放射線写真用途に使用するための前記両面
塗りフィルム材料は患者の一部のX線露光中に被覆され
たフィルム支持体の両側において密着させたX線増感ス
クリーンによって像に従って放出された光によって照射
される。X線画像と一致する、その診断銀像は前記フィ
ルム材料の処理後に得られる。一般的な医療用放射線写
真(投影放射線写真)に使用するためにX線フィルム材
料は少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層で両側を被覆
され、さらに少なくとも一つの保護耐応力層及び所望に
より例えばEP−A 0644454及び064445
6に開示されたようなアフター層で上部被覆された透明
フィルム支持体を含む。X線照射中、前記フィルムは二
つのX線増感スクリーンの間のカセット中に配置され、
それらの各々は対応する感光性側と接触し、かくしてフ
ィルム/スクリーンシステムを形成する。
【0039】本発明によれば下記(i)及び(ii)を特
徴とする1対の被支持又は自己支持X線増感スクリーン
の間にはさまれた両面塗りフィルム材料を含む放射線写
真スクリーン/フィルム組合せが提供される: (i) 前記対の被支持又は自己支持X線増感スクリー
ンは例えばニオブ及びガドリニウムドープされた単斜晶
M、イットリウムタンタレート(MYT)燐光体又はカ
ルシウムタングステート燐光体のような、放出された放
射線の少なくとも50%、より好ましくは少なくとも8
0%を420nmより短い波長範囲で放出するルミネセ
ント燐光体粒子から本質的になる; (ii) 前記フィルム材料は式(I)による少なくとも
一つの青スペクトル増感剤及び明細書に与えられた式に
よる少なくとも一つのアザシアニン色素の存在によって
前記420nmより短い波長範囲の放射線照射にスペク
トル感受性の、臭化銀に富む{111}平板状ハロゲン
化銀粒子を含み、前記乳剤はフィルム支持体の両側の少
なくとも一つの感光性乳剤層に存在する。
【0040】クレームされたようなフィルム材料は式
(I)による少なくとも一つのスペクトル増感色素及び
少なくとも一つのアザシアニン色素の存在によって42
0nmより短い波長範囲の放射線照射にスペクトル感受
性の、臭化銀に富む{111}平板状ハロゲン化銀粒子
を含む少なくとも一つの乳剤を有するので、フィルムは
前記420nmより短い波長範囲における放射線を放出
するスクリーンと完全にマッチする。なぜならば本発明
の好ましい例では臭化銀に富む{111}平板状ハロゲ
ン化銀粒子による前記420nmより短い波長範囲の放
射線の吸収は前記粒子による全放射線吸収の少なくとも
50%、より好ましくは少なくとも80%に相当するか
らである。しかしながら、これは420nmを越える波
長範囲、特定のニーズによっては例えば500nmを越
える波長範囲の光を吸収するスペクトル増感色素の(少
量の)フィルム材料中の存在を除外しない。
【0041】本発明によるもののような放射線写真フィ
ルム/スクリーンシステムの従来の増感スクリーンに使
用するために好適なルミネセント燐光体はX線照射時の
蛍光の高い即発及び画像シャープネスに有利な低い後光
を有さなければならない。X線増感スクリーンの解像度
とスピードの間の関係は例えばMed. Phys. 5(3), 205(1
978)に記載されている。紫外−青放射線を放出する特別
な増感スクリーンは例えばUS−A 4225653;
4387141;4710637;5112700;5
173611及び5432351;EP−A 0650
089;0658613;PCT出願WO 93/11
457及びWO 95/15514に開示されている。
その中の典型的な青−UV放出燐光体はPCT出願WO
93/1521及び93/1522に記載されたよう
なタンタレート、US−A 5173611に記載され
たようなハフネート及びUS−A 5422220及び
5547807に記載のようにユーロピウムでドープさ
れ、サマリウムでコドープされたWO 91/1357
及びUS−P 5629125に記載のようなバリウム
とストロンチウムのフルオロハライド(フルオロブロマ
イド)及びルミネセント燐光体の古くから良く知られた
生成のための代表例としてCaWOを置換するUS−
A 5077145及びEP−A 0533234に記
載のようなタンタレートとフルオロハライドの混合物で
ある。EP−A 0820069ではニオブドープされ
た単斜晶M、イットリウムタンタレート燐光体の粒子及
びユーロピウムドープされたバリウムフルオロハライド
燐光体の粒子がスクリーンを構成する。
【0042】本発明によるフィルム/スクリーンシステ
ムでは好ましい燐光体粒子は式(IV)に相当するニオブ
及びガドリニウムドープされた単斜晶M、イットリウム
タンタレート(MYT)燐光体である: YTaO:Gd:Nb (IV)
【0043】本発明によるX線増感スクリーンは自己支
持又は被支持であることができる。本発明によるX線増
感スクリーンは一般に支持体(基体とも称される)、好
適な結合剤に分散された燐光体粒子を含む少なくとも一
つの層及び使用中前記層を保護するために燐光体含有層
上に被覆された保護被覆をこの順序で含む。さらに、プ
ライマー層が燐光体含有層と前記層に密着して結合する
基体の間に与えられることがある。支持体材料の例は厚
紙、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイ
ミド、セルローストリアセテート及びポリカーボネート
のフィルムの如きプラスチックフィルム、アルミニウム
箔及びアルミニウム合金箔の如き金属シート、普通紙、
バリタ紙、樹脂被覆紙、二酸化チタンなどを含有する顔
料紙、及びポリビニルアルコールなどでサイズされた紙
を含む。プラスチックフィルムが支持体材料として使用
されることが好ましい。相乗効果がスピードとシャープ
ネスの間の関係で達成されるスクリーンのスピード等級
によって、350〜600nmの波長範囲にわたって%
反射率として表示される反射特性を特徴とする支持体が
特に使用される。かかる支持体は例えば白色顔料(例え
ばBaSO,TiOなど)を含むポリエチレンテレ
フタレートのように高度に光を反射する支持体であるこ
とができるか又はそれは例えば黒色顔料(例えばカーボ
ンブラック)を含むポリエチレンテレフタレートのよう
に高度に光を吸収する支持体であることができる。特別
な波長の光を吸収する色素又は顔料を含む支持体は本発
明によるフィルム/スクリーンシステムにおけるX線増
感スクリーンの製造に有用であることができる。
【0044】ほとんどの用途において燐光体層は層への
構造的な結合力を与えるために十分な結合剤を含有す
る。消耗されたスクリーンからの可能な燐光体回収に照
らして燐光体含有層の結合剤は好ましくは可溶性であ
り、被覆後可溶性のままである。有用な結合剤(ここで
はその限定されない例を与える)は蛋白質結合剤、例え
ばゼラチン、デキストラン、アラビアゴムのようなポリ
サッカライド、及びポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビ
ニル、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニ
リデン−塩化ビニルコポリマー、ポリアルキル(メタ)
アクリレート、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポ
リウレタン、酢酸セルロース、酢酸セルロースブチレー
ト、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリエステ
ルの如き合成ポリマーなどを含む。これらの及び他の有
用な結合剤は例えばUS−A 2502529,288
7379,3617285,3300310,3300
311及び3743833に開示されている。これらの
結合剤の2以上の混合物、例えばポリエチルアクリレー
トとセルロースアセトブチレートの混合物を使用しても
よい。燐光体対結合剤の重量比は一般に50:50〜8
9:11、好ましくは80:20〜89:11の範囲内
である。
【0045】本発明によるスクリーンはEP−A 06
47258及び0648254に記載されたように1以
上のゴム状及び/又はエラストマー状ポリマーを含む結
合媒体に分散された燐光体粒子の被支持層を含んでもよ
い。このようにして90:10以上、より好ましくは少
なくとも93:7(例えば98:2)の顔料対結合媒体
の重量比を得ることができ、優れた画像解像度に加えて
支持体と燐光体層の間の良好な接着特性及びスクリーン
の良好な弾性の結果として高度な取扱いの容易さを与え
る。前記ゴム状結合剤を含むスクリーンの汚れに関する
問題はIRGANOX1010及びIRGASTAB T36(CIBA-GEIGY, Bas
el, スイスの商標製品)、ANTIOXIDANT330(ETHYL COR
P., Richmond, 米国の商標製品)、VANOX 2246(VANDER
BILT ENERGY CORP., Denver, カナダの商標製品)など
(このリストに限定されない)のような公知のゴム状酸
化防止化合物の添加によって克服されてもよい。高い燐
光体対結合剤比を有する本発明によるスクリーンに使用
される結合剤は0℃のT、5000〜10の平均分
子量(MGavg)を有し少なくとも5重量%(%wt
/wt)についてエチルアセテートに可溶性であるポリ
マーPであることが有利である。cmあたり100m
gの燐光体粒子を含むような厚さを有する、前記ポリマ
ーPにおける燐光体粒子の82容量%の自己支持層は少
なくとも1%の破断点伸びを有する。かかるポリマーは
EP−A 0758012及び対応するUS−A 56
63005に開示されている。
【0046】燐光体層は蒸着、スパッタリング及びスプ
レーなどの方法を使用することによって支持体に適用さ
れることができるが、通常次の手順によって適用され
る。燐光体粒子及び結合剤は以下に記載されるような適
切な溶媒に添加され、次いで結合剤溶液に均質に分散さ
れた燐光体粒子を含む被覆分散液を調製するために混合
される。前記被覆分散液は後述するような分散剤及び可
塑剤及び充填材料をさらに含んでもよい。燐光体粒子及
び結合剤を含有する被覆分散液は支持体の表面上へ均一
に適用されて被覆分散液の層を形成する。被覆手順はド
クターブレードコーティング、ディップコーティング又
はロールコーティングなどのいかなる従来方法に従って
行われてもよい。高い耐摩耗性及び耐薬品性の燐光体−
結合剤層の製造のために結合剤が硬化される。結合剤の
硬化は例えばResearch Disclosure1977年12月, i
tem 16435に記載されるようにUV放射線又は電子
ビーム(EB)で光化学的に行ってもよく、あるいは例
えばUS−A 4508636に記載のように純粋に化
学的に行ってもよい。それはEP−A 0541146
に記載されているように湿分によって硬化されてもよ
い。硬化は加熱によって行われてもよい。基体と蛍光層
の間にプライマー層を有する燐光体スクリーンの製造に
は、プライマー層が予め基体に与えられ、次いで燐光体
分散液はプライマー層に適用され、蛍光層を形成するた
めに乾燥される。支持体上への被覆分散液の適用後、被
覆分散液は次いでゆっくりと加熱されて乾燥され、燐光
体層の形成を完了する。燐光体被覆組成物中に取り込ま
れた空気をできるだけ多く除去するためにそれを被覆前
に超音波処理に供することができる。(例えばUS−A
4059768に記載のような)燐光体−結合剤層をカ
レンダー処理して乾燥された層中の燐光体充填密度を改
良することができる。
【0047】燐光体被覆分散液の製造に使用可能な、燐
光体含有層の結合剤のために有用な溶媒はメタノール、
エタノール、n−プロパノール及びn−ブタノールの如
き低級アルコール、塩化メチレン及び塩化エチレンの如
き塩素化炭化水素、アセトン、ブタノン、メチルエチル
ケトン及びメチルイソブチルケトンの如きケトン、酢酸
メチル、酢酸エチル及び酢酸ブチルの如き低級脂肪酸と
低級アルコールのエステル、ジオキサン、エチレングリ
コールモノエチルエーテルの如きエーテル、メチルグリ
コール及び上記溶媒の混合物を含む。
【0048】被覆分散液における燐光体粒子の分散性を
改良するために有用な燐光体粒子のための分散剤は燐光
体層中の燐光体粒子と結合剤の間の結合を増大するため
の可塑剤の如き様々な添加剤を含有してもよい。分散剤
の例はイオン系及び非イオン系の良く知られた分散剤又
はそれらの組合せを含み、例えばDISPERSE AYD(Daniel
Products Company, New Jersey, 米国の商品名)、GAF
AC RM 610(General Aniline and Film Company(GAF),
New York, 米国によって販売されるポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノパルミテート及びモノラウレー
トの商品名)、アクリルグラフトコポリマーの如きポリ
マー界面活性剤、Nattermann-Phospholipid GmbH, Koel
n, ドイツによって販売されるPHOSPHOLIPON 90(商品
名)、シラン分散剤及び界面活性剤、例えばDow Cornin
g Corporation, Midland, Michigan, 米国によって販売
されるDOW CORNING 190(商品名)及びSILANE Z6040
(商品名)又はグリモ−3−グリシジルオキシ−プロピ
ルメトキシシラン又はオルガノサルフェートポリシラ
ン、不飽和p−アミンアミド塩及び高分子酸エステル、
例えばBYK-Chemie GmbH, Wesel, ドイツによって販売さ
れるANTI TERRA U 80(商品名)、高分子不飽和ポリエ
ステルなどである。分散剤は燐光体に基づいて0.05
〜10重量%の量で添加される。
【0049】有用な可塑剤はトリフェニルホスフェー
ト、トリクレシルホスフェート及びジフェニルホスフェ
ートの如きホスフェート、ジエチルフタレート及びジメ
トシキエチルフタレートの如きフタレート、エチルフタ
リルエチルグリコレート及びブチルフタリルブチルグリ
コレートの如きグリコレート、ポリマー可塑剤、例えば
アジピン酸とトリエチレングリコールのポリエステル及
びコハク酸とジエチレングリコールのポリエステルの如
き脂肪族ジカルボン酸とポリエチレングリコールのポリ
エステルを含む。
【0050】蛍光層の形成後、保護層が一般に蛍光層の
上部に与えられる。好ましい例では、保護被覆は1〜5
0μmの層厚さdを有し、型押しされた表面粗さは高度
の取扱いの容易さのために適用され、それによって優れ
た画像解像度を維持しながら粘着、摩擦及び静電引力を
避ける。型押しされた保護層は下記工程によって機械的
及び化学的損傷に対して保護するために燐光体層上に与
えられることができる: (1) 燐光体含有層中にかなりの程度について透過しな
い、Hoeppler粘度計で測定すると少なくとも380mP
a・sの粘度を被覆温度で有する液体放射線硬化性組成
物を前記燐光体含有層上に被覆する、(2) 被覆に型押し
された構造を与える、及び(3) 前記被覆を放射線によっ
て硬化する。
【0051】型押しされた表面を有する好ましい保護被
覆に関するさらなる詳細はEP−A0510753及び
0510754に見出すことができる。
【0052】300nmの波長より長い放射線について
10%未満にクロスオーバーを減らすための集成体提供
手段は例えばUS−A 5259016に記載されてい
る。
【0053】本発明によれば下記工程を連続的に実施す
ることによって画像形成の方法が提供される: − 前述したような放射線写真スクリーン/フィルム組
合せをX線照射に暴露し、続いて − 本発明によるフィルムを現像、定着、リンス及び乾
燥の工程によって処理する。
【0054】前記処理は自動処理機で実施されることが
好ましい。より詳細には本発明のフィルム材料を処理す
るため、好ましくは処理溶液の自動補給のためのシステ
ムを備えた自動的に操作する装置が使用される。低量の
銀から被覆された材料の30〜90秒、より好ましくは
30秒から60秒未満の短い処理時間内での乾燥から乾
燥までの処理は下記工程によって可能である: − 前記材料を(好ましくは)硬化剤のない現像液にお
いて現像する; − 前記材料を所望により硬化剤のない定着液において
定着する; − 前記材料をリンス及び乾燥する。
【0055】処理装置において通常使用される構成は連
続的な溶液として現像液−定着液−リンス水に相当する
連続的なタンクユニットを示す。
【0056】しかしながら、生態学的見地から及び特に
補給量の減少に関して、連続的な溶液として現像液−定
着液−定着液−リンス水−リンス水の順序が好ましいこ
とが最近の開発によって示されている。現像と定着の間
に一つの洗浄工程及び乾燥前の終了時に一つの洗浄工程
を存在させてもよい。
【0057】生態学的に低い補給量は本発明に関する主
要な問題であるので、一つのパッケージにおいて濃縮さ
れた硬化剤不含処理溶液が使用される。その例は例えば
US−A 5187050及び5296342に開示さ
れている。
【0058】アスコルビン酸及びその誘導体の如き生態
学的に許容可能な現像主薬を含む特に好ましい現像液は
EP−A 0732619及びUS−A 559381
7及び5604082に記載されている。生態学的に問
題のある“ヒドロキノン”の代わりに又は部分的に(例
えば1:1〜9:1の重量比)置換する代わりに、(イ
ソ)アスコルビン酸、1−アスコルビン酸及びテトラメ
チルレダクチン酸が現像液における主現像主薬として好
まれる。前記現像主薬はEP−A 0461783,0
498968,0690343,0696759,07
04756,0732619,0731381及び07
31382,US−A 5474879及び54985
11及び Research Disclosure No. 371052, 1
995年3月1日発行にさらに記載され、そこでは前記
現像主薬の式をカバーする一般式が表される。
【0059】保恒剤として現像液に存在する、サルファ
イトのような可溶化剤によって与えられる“スラッジ形
成”を減らすために特に好ましい現像液は“低スラッ
ジ”現像液と称される、主現像液及び酸化防止剤として
作用するアスコルビン酸及びサルファイトの減少した量
を含むものである。
【0060】生態学的に好ましい定着のため、アルミニ
ウムイオンの存在は減少されるべきであり、より好まし
くはアルミニウムイオンは全く存在させないようにすべ
きである。さらにこれは“スラッジ”形成(これは高量
の銀が感光性層に被覆される場合、パイライン欠陥に導
く現象である)の不存在のために好ましい。“スラッジ
形成”を減少するための手段はさらにUS−A 544
7817,5462831及び5518868に記載さ
れている。特に好ましい定着液は酢酸を存在させずに1
lあたり25g未満の量の亜硫酸カリウムを含み、前記
定着液は定着液をほとんど臭いのないものにするために
少なくとも4.5のpH値を有する。
【0061】しかしながら、どのような理由であれ、も
しアルミニウムイオンが定着液組成物に存在するなら、
α−ケトカルボン酸化合物の存在がEP−A 0620
483,0726491及びRD 16768(197
8年3月出版)に記載されているように推奨される。
【0062】定着剤としてチオ硫酸ナトリウムを使用す
ることができ、かくして生態学的に望ましくない通常使
用されるアンモニウムイオンを避ける。低被覆量の塩化
物に富む乳剤結晶に対して約2〜10秒に減少される定
着時間を達成することができる。さらに特に極めて低い
量の塩化銀に富む乳剤結晶から被覆された材料の処理に
おいて再生が最小に維持される。好ましい最小の再生又
は補給量は現像された材料の20〜200ml/m
より好ましくは20〜100ml/m、さらにより好
ましくは20〜50ml/mである。高い量の銀から
被覆された材料は高い量の補給液を必要とするが、最も
実際的な場合において200ml/m未満の補給量が
達成可能である。アスコルビン酸又はその誘導体及び3
−ピラゾリドン誘導体を含む現像液の補給はEP−A
0573700に記載されており、そこには現像主薬と
してアスコルビン酸類似体又は誘導体及び3−ピラゾリ
ドン誘導体を含有する現像液によって連続的に自動的な
方法で写真材料を現像し、現像液より高いpHを有する
少なくとも一つの補給液によって前記現像液を補給する
工程を含む像に従って露光されたハロゲン化銀写真材料
を一定活性で処理する方法が開示されている。別の方法
では補給液が粉末として添加される。それと関連する他
の文献はEP−A 0552511,US−A 550
3965及びEP−A 0660175であり、そこに
は補給制御の方法が記載されている。定着液について好
ましい最小再生又は補給量は現像された材料の約20〜
200ml/m、より好ましくは20〜100ml/
、さらにより好ましくは20〜50ml/mであ
る。硬化を実施するためにアルミニウムイオンが定着液
に存在するとき、最高硬化反応性を得るため及び洗浄又
はリンス工程における洗浄水での膨潤を抑制するために
定着液のpHを4.2〜4.6の範囲に調整することが
必要である。250%未満、より好ましくは200%未
満の親水性層の膨潤度を有する硬化材料について前述の
ように定着液pHが4.2〜4.6のpH範囲で一定に
保持することは要求されない。二酸化硫黄蒸気に導く水
性酸性媒体中の亜硫酸イオンからの刺激臭を減らすため
にpHを4.65〜5.00の値に増大することが推奨
される。定着液の品質を最適レベルに維持する方法はE
P−A 0872764に記載されている。
【0063】処理ユニットは迅速処理と生態学の間の完
全な結合に関する目的を達成するために前述の条件に適
応されたものであればどのようなものでも使用できる
が、処理に関する本発明の目的は例えばAgfa-Gevaertに
よって販売される処理ユニットCURIX HT 530商標製品で
実現される。
【0064】しかしながら、処理装置に関して新しい現
像が利用可能になる。従来の処理装置ではシート材料は
一般に水平な供給路に沿って移動され、シート材料は通
常容器間を分割する壁にわたって各処理液の表面の下で
通過する直接的でない供給路を介して一つの容器から別
の容器へ通過する。しかしながら、実質的に垂直な配列
を有する処理器も提案され、その場合において複数の容
器は互いの上部に装着され、各容器はシート材料入口と
して作用する頂部の開口及びシート材料出口として作用
する底部の開口を有するか又はその逆である。本明細書
では、“実質的に垂直”とはシート材料が正確に垂直で
あるか、又は水平構成要素より大きな垂直構成要素を有
する入口から出口への通路に沿って移動することを意図
される。装置のための垂直な配列の使用は多数の利点に
導く。特に装置は従来の水平配置によって占有される床
面積の一部分だけを占有する。さらに、垂直に配置され
た装置におけるシート移動路は水平に配置された装置に
おいて普通である回り道の供給路とは対照的に、実質的
に直線であってもよい。直線路はシート材料の剛性から
独立し、水平に配置された装置と比較して引っ掻き傷の
危険を減らす。垂直に配置された装置では、シート材料
が装置を通過するとき一つの容器から別の容器への処理
液の漏出及びキャリーオーバーを避けること、又はそれ
を少なくとも最小にすることが重要である。さらに、あ
る容器における処理液が隣の高い容器の処理液によって
も隣の低い容器から漏れる蒸気によっても隣接する容器
の含有物によって汚染されないことが望ましい。さら
に、処理液の消費を減らすため、それの蒸発、酸化及び
炭化を減らすことが望ましい。そのための解決策はEP
−A 0744656に提案されており、それによると
汚染と蒸発、酸化及び炭化はともに装置を通る実質的に
垂直なシート材料を規定するためのスタックにおいて互
いの上に装着された複数のセルを含む写真シート材料の
処理のための装置の特別な構成によって簡単な方法で減
少させることができる。各セルはハウジングを含み、そ
の中に反応表面の方にバイアスされた回転可能なローラ
ーが装着され、その間にローラーニップを規定し、それ
を通してシート材料通路が延び、関連する封止手段が一
方のローラー及び反応表面と他方のハウジングの壁の間
に気密かつ液密の封止を与えるように作用する。第1の
側面によれば、この発明は各セルを隣接セルに密接した
方法で接続するための手段を特徴とし、第2の側面によ
れば、この発明はローラーは駆動ローラーであることを
特徴とする。
【0065】特に上述の目的はEP出願 No.96201
753(1996年6月24日出願)に記載されたよう
に装置の現像セルが閉じられたセルであり、現像液がア
スコルビン酸現像主薬であるときに達成されてもよい。
本発明によれば、現像液を含有する現像セルを構成する
少なくとも一つのセル、装置を通るシート材料通路を規
定するために配置された複数の処理セルを含む装置の使
用によって写真シート材料を処理する方法において、現
像セルが閉じられたセルであり、現像液がアスコルビン
酸現像主薬を含有することを特徴とする方法が提供され
る。
【0066】処理装置のさらなる特性に関して我々はE
P−A 0819992に言及する。それによると、操
作構成要素がCPUの実質的な再プログラミングの必要
性なしで容易に置換可能である装置を提供することを目
的とする。これは各操作構成要素の特性に関する情報が
別個のメモリー手段で記憶されるときに達成されること
ができる。出力操作構成要素、入力操作構成要素及びそ
れらの組合せ、及び前記操作構成要素に作動可能に連結
された中央処理ユニットから選択された複数の操作構成
要素を含む多構成要素装置が提供され、前記中央処理ユ
ニットは前記装置のための少なくとも一つの所望の操作
配列に関する情報を含み、前記操作構成要素の各々の特
性に関する情報が別個のメモリー手段に記憶されること
を特徴とする。CPUに典型的に保持されるプログラム
は二つの別個の要素を含むものとして見られる。装置の
所望の機能に関する情報、例えば装置を通るシートのス
ピード、又は単位時間あたりの装置の容器にポンプで送
り込まれる液体の体積の如き論理データがCPUに記憶
されつづける。操作構成要素の特性及びそれらの位置に
関する情報は各操作構成要素のために別々に記憶され
る。別々の記憶手段が除去可能である:サービスエンジ
ニアが所定の操作構成要素を除去するとき、彼はその操
作構成要素に関係がある特性情報の記憶も除去する。彼
は除去した操作構成要素を新しいものと取り替えると
き、新しい操作構成要素に関係する特性情報を含む新し
い情報記憶も与える。それゆえCPUの再プログラミン
グの必要性は避けられる。新しい情報記憶は例えば新し
い操作構成要素が製造されるオフサイトで作られる。別
の例では、別々の記憶手段は除去することができない
が、サービスエンジニアによってバイパスされるか又は
再プログラムされるように配置される。別々の記憶手段
の再プログラミングはCPUの再プログラミングより簡
単である。その発明の改良は改良されたサービス性にあ
るだけでなく、代替構成要素の品質保証にもある。概し
て写真シート材料のための処理装置は幾つかの処理セル
を含み、それらのほとんど又は全てが現像液、定着液又
はリンス液の如き処理液を含有する容器の形である。こ
こで使用される“シート材料”という用語は切断シート
の形の写真材料だけでなく、ロールから巻き戻されるウ
ェブの形の写真材料も含む。処理される写真材料は1以
上の対の通路規定駆動ローラーの如き移動手段によって
これらの容器を順に通るシート材料路に沿って移動さ
れ、その後所望により乾燥ユニットに移動される。各容
器においてシート材料がとどまる時間はシート供給路方
向における容器の寸法及び移動スピードによって決定さ
れる。
【0067】シート材料自体から生じるかもしれない破
片及び処理液から生じる沈積物を除去するために、時々
処理装置を清浄することが必要である。処理装置を清浄
するための通常の方法は垂直又は水平構成であるかどう
かにかかわらず処理液をドレンし、清浄液で装置をフラ
ッシすることである。所望により様々な添加剤を含有
し、所望により高温の水が通常の清浄液である。それゆ
え通路規定ローラーが簡単で便利な方法で開放位置で互
いから分離されうる装置を与えることがずっと目的であ
った。これが達成されうる方法はWO 98/6005
に記載されており、通路規定ローラーが閉鎖位置で静止
している偏心スリーブによって担持されるベアリングに
よって支持され、そこでスリーブを部分的に回転するた
めの手段が与えられ、それによって通路規定ローラーを
互いから開放位置に引っ込める。
【0068】かくして少なくとも一つの処理セル、セル
を通るシート材料路を規定する1対の回転可能な通路規
定ローラーを含むシート材料処理装置であって、通路規
定ローラーは通路規定ローラーが互いに接触して偏らさ
れてロール間隙を形成し、それを通してシート材料路が
広がる閉鎖位置及び通路規定ローラーが互いから間隔を
あける開放位置を有する場合において、通路規定ローラ
ーが閉鎖位置において静止している偏心スリーブによっ
て担持されるベアリングによって支持され、スリーブを
部分的に回転して通路規定ローラーを互いから開放位置
に引っ込めるための手段が与えられることを特徴とする
装置が提供される。
【0069】本発明の範囲内ではいかなるスクリーン/
フィルム組合せを使用してもよいことは明らかであり、
前記スクリーンは所望により他の好適なUV/青光放出
燐光体と組合され、例えばニオブ及びガドリニウムでド
ープされたルミネセント単斜晶イットリウムタンタレー
ト燐光体を少なくとも含み、前記フィルムは処理ユニッ
トと組合された少なくとも一つ又はそれ以上のアザシア
ニン色素でスペクトル増感された塩化銀に富む{11
1}平板状ハロゲン化銀結晶を含む。但し、最小量の被
覆された銀(特に両側被覆材料について7.5g/m
未満、片側被覆材料について3.75g/m未満の硝
酸銀の当量として表示された全体量)を用いて迅速な生
態学的処理(例えば所望によりアルミニウムイオンを含
有しない臭いのない定着液及び硬化剤不含現像液におけ
る現像主薬としてのアスコルビン酸及び/又はその誘導
体の使用;及びできるだけ低い、例えば20ml/m
から最大200ml/mの現像液及び定着液のための
補給量)でフィルムにおける十分な被覆力が達成される
こと、及びセンシトメトリーと画像品質、特にシャープ
ネスの間の最適な関係が残留色のない低クロスオーバー
露光のおかげで達成され、かくして良好な画像トーンを
与えることが条件である。
【0070】下記実施例は本発明を示すが、本発明はそ
れに限定されるものではない。
【0071】
【実施例】実施例1 露光 対のスクリーンを同じタイプのカセットに配置し、スク
リーン間にそれと接触させて両面塗り(両側にハロゲン
化銀乳剤が被覆される)フィルムを挿入した。X線露光
を77メジアンkVp X線でISO/DP9236に
従って行った。
【0072】1対の“比較スクリーン”(CS)として
M′Y(Sr,Li)TaO:Nbを有する“CX−
BLUE−R4”又は“BLUE M2”と称されるス
クリーンを使用した(Agfa-Gevaertからの商標製品)。
【0073】1対の“本発明スクリーン”(IS)とし
て“MYTA:Gd:Nb”と称されるスクリーンを使
用した。スクリーンを後述のようにして作った。
【0074】燐光体被覆組成物を下記成分をしっかり混
合することによって製造した: YTaO:Gd:Nb 200g セルロースアセトブチレート(2ブタノールにおける30%) 1.72g ポリエチルアクリレート(酢酸エチルにおける30%) 15.46g 酢酸エチル 10.70g メチルグリコール 8.72g メトキシプロパノール 26.7g 分散剤 DISPERSE AYD(商標) 1.02g
【0075】組成物を下塗りされた200μm厚の着色
されたポリエチレンテレフタレート支持体上にドクター
ブレードコートした。
【0076】ロールコーターによって乾燥された燐光体
含有層上へ10μmの乾燥厚さを有するセルロースアセ
トブチレート層を保護層として適用した。被覆された燐
光体の全量は50mg/cmであった。スクリーン/
フィルム組合せをカセット内に使用し、カセットは各実
験フィルムに対して同じものとした。
【0077】フィルム 臭化銀に富む平板状{111}粒子を含むフィルム材料
は下記のとおりである。
【0078】臭沃化銀平板状粒子乳剤の製造: 下記溶液を製造した: − 243mlの臭化カリウム0.1M及び5.5gの
不活性ゼラチンを含有する2.753lの分散媒体
(C)を51℃でpH=1.8,pBr=2.17に設
定した; − 1.96mol硝酸銀溶液(A); − 1.96mol/lの臭化カリウムを含有する溶液
(B); 開始前にpHを2.5の値に調整した。
【0079】溶液A及び溶液Bを同時に分散媒体(C)
に16ml/分の流速で30秒間導入することによって
核形成工程を行った。7分の物理熟成時間後、温度を2
5分間で70℃に上昇させ、別の7分後2molの水酸
化ナトリウムの溶液を使用してpHを5.0の値に調整
した。
【0080】ゼラチンの溶液(10重量%)の537m
lの添加後、5.5分間反応容器において分散液を均質
化し、148秒間7.5ml/分の速度での溶液Bの添
加によって第1中和工程を行った。
【0081】60秒間7.5ml/分の速度で溶液A
を、10mV(飽和Ag/AgCl参照電極に対するm
V)のUAg値を得るための速度で溶液Bを添加するこ
とによって第2中和工程を行った。
【0082】10mVの一定UAg値を得るための速度
で溶液Bを添加しながら、2675秒で502mlの溶
液Aを7.5ml/分から15ml/分に一次的に増加
する速度で添加することによって粒子生長を行った。
【0083】263秒間7.5ml/分の一定速度で溶
液Aを添加することによって第3中和工程を行った。
【0084】100秒間7.5ml/分の速度で溶液A
を、60mVのUAg値を得るための速度で溶液Bを添
加することによって第4中和工程を行った。
【0085】60mVの一定UAg値を得るための速度
で溶液Bを添加しながら、2518秒で930mlの溶
液Aを7.5ml/分から36.8ml/分に一次的に
増加する速度で添加することによって第2生長工程にお
いて粒子生長を行った。
【0086】4分後、6.4gの100%沃化銀リップ
マン乳剤(kgあたり硝酸銀の当量として表示すると7
9gを含有する)を添加し、別の20分間撹拌を続け
た。
【0087】約40℃に冷却した後、2分間で56ml
のポリスチレンスルホン酸の添加を開始し、前記分酸媒
体のpH値を硫酸で3.5の値に調整し、20℃に冷却
した後、得られた凝集塊をデカントし、存在する可溶性
塩を除去するために4lの脱イオン水(11℃)で3回
洗浄した。2lの体積にデカントした後、洗浄手順を2
回繰り返し、最後の洗浄工程後、沈降に続いてデカンテ
ーションを行い、乳剤体積をできるだけ小さくした。か
くして0.1mol%の量で存在する添加物を有する
{111}臭沃化銀平板状粒子を有する乳剤を得た。2
35g/kgの硝酸銀の当量として表示される濃度の乳
剤に対して0.5のgesiを得るためにゼラチンを添加す
ることによってペプチゼーションをさらに行った。
【0088】前記臭沃化銀平板状乳剤は下記粒子特性を
示した: − 0.72μmの平均等価体積直径E.V.D.; − 0.15μmの平均厚さ; − 9.0の平均アスペクト比AR; − 95%以上の平板状六角体の数量百分率。
【0089】アスペクト比AR及び厚さt、及び六角体
の百分率量についてのデータを電子顕微鏡写真から得
た:粒子の直径は前記写真で見たときの粒子の投影面積
に等しい面積を有する円の直径として規定された。
【0090】減少(reduction)前の各粒子の体積につ
いて表しかつ個々の粒子の減少から得られた信号を計算
した後にE.V.D.についてのデータを得た。
【0091】化学熟成の開始前、乳剤のUAg値を(銀
/塩化銀参照電極に対して)+100mVで調整し、水
酸化ナトリウムでpH値を6.0に調整した。化学熟成
剤を乳剤の結晶サイズに適応させた。量を後掲する表1
に与える。
【0092】化学熟成剤は硫黄源としてチオシアン酸
金、チオ硫酸ナトリウム、セレン源としてN−(カルボ
キシエチル)−2−セレノ−ベンゾチアゾール(以下の
式VI参照)であり、トルエンチオスルホン酸(式VII参
照)が予備熟成剤として使用された。化学熟成中の安定
化剤としてp−カルボキシ−フェニル−メルカプトテト
ラゾール(式VIII参照)が添加された。各化学熟成剤の
量(乳剤に存在する硝酸銀の当量の500mlあたりで
表1に与えられる)を最適化して54℃、2時間後の最
適なかぶり−感度関係を得た。
【化16】
【0093】色素(その式を以下に与える)を添加する
前にトルエンチオスルホン酸予備熟成溶液(銀1mol
あたり1.29×10−6mol)の添加後に5分の予
備熟成時間をとった:
【化17】 色素Bは脱イオン水の1lあたり4gを含有する溶液と
して添加された。色素Aはメタノールの1lあたり10
gを含有する溶液として添加された。
【0094】前記色素の添加後、銀の1molあたり
8.75×10−4molの量でのKSCN溶液(脱イ
オン水における10重量%)の添加前に30分の熟成時
間を繰り返した。前記添加後、硫黄(Na
5aq.:銀1molあたり8.59×10−6mo
l)、セレン(化合物VI:銀1molあたり4.39×
10−6mol)及び金(HAuCl.4HO:銀
1molあたり3.22×10−6mol)を与える化
合物の添加前に5分の別の時間待った。安定化合物VIII
は銀1molあたり1.28×10−4molの量で最
後の溶液として添加された。表1に与えられる全ての量
は添加された溶液のmlで与えられる。
【0095】
【表1】 =は同じ量が各乳剤のために使用されていることを示
す;色素の最高量は100%の表面粒子被覆面積に相当
し、銀の1molあたり添加される色素のmolとして
表示される下記量に一致する: − 色素B:1.49×10−3 − 色素A:1.66×10−3
【0096】フィルム材料の製造 各乳剤への通常の被覆添加剤の添加後、175μmの厚
さを有するポリエチレンテレフタレートフィルム支持体
の両側上に片側あたり1.3g/mのゼラチンを含有
する保護層とともに同時に溶液を被覆した。上記表1の
乳剤と同じ方法で以下の表2の材料に番号を付けた。
【0097】生じた写真材料は3.5g/mのAgN
に相当するハロゲン化銀の量及び2.8g/m
相当するゼラチンの量を片側あたり含有していた。
【0098】処理を現像液G138(登録商標)で行っ
た後、定着液G335(登録商標)で定着し、45秒の
全処理時間で35℃の示された温度でリンスした。
【0099】センシトメトリーデータは下記のものにつ
いて表示される: − フィルム支持体の濃度及び最小濃度範囲において測
定された濃度の差として計算された“かぶり”レベル
F:得られた数字は1000倍で計算される; − 最小濃度範囲における最小濃度及び最小濃度範囲に
おいて測定された濃度の間の差として計算された“最小
濃度”Dmax:得られた数字は100倍で計算され
る; − 最小濃度の上に0.2及び1.0の濃度で測定され
たスピード値S0.2及びS1.0(前記値(対数値)
は100倍に増大されている):30単位の減少はスピ
ードの倍増を示す; − 最小濃度の上に0.2及び1.0の濃度の間で測定
される階調レベル:得られた数字は100倍で計算され
ている。
【0100】表2において上述のような処理及び露光後
の異なるフィルム材料のための結果をまとめる。
【表2】 材料No.1は比較材料である。“”を有する数字は得ら
れた最良結果である。
【0101】表2に与えられたデータから明らかになる
ように、フィルム材料が臭化銀に富む{111}平板状
粒子乳剤から被覆され、前記粒子が前に与えたような色
素の組合せでスペクトル増感され、色素Aと色素Bの組
合せ(材料No.3参照)が許容可能な階調で最高スピード
を与え、色素Aの存在が色素Bを低量(−25%)で被
覆することを可能にするフィルム/スクリーン組合せを
使用するとき、必要な、さらには改良されたスピードを
達成することができる。試験されたフィルム材料の外観
を悪化する色素汚れは全くなかった。
【0102】実施例2 実施例1と同じ乳剤を下記方法で化学熟成した。
【0103】化学熟成剤は硫黄源としてチオシアン酸
金、チオ硫酸ナトリウム、セレン源としてN−(カルボ
キシエチル)−2−セレノ−ベンゾチアゾール(式VI参
照)であり、トルエンチオスルホン酸(式VII参照)が
予備熟成剤として使用された。化学熟成中の安定化剤と
してp−カルボキシ−フェニル−メルカプトテトラゾー
ル(実施例1中の式VIII参照)が添加された。各化学熟
成剤の量(乳剤に存在する硝酸銀の当量の500mlあ
たりで表1に与えられる)を最適化して54℃、2時間
後の最適なかぶり−感度関係を得た。色素B及びA(そ
の式は実施例1中に与えられる)を添加する前にトルエ
ンチオスルホン酸予備熟成溶液(銀1molあたり1.
29×10−6mol)の添加後に5分の予備熟成時間
をとった:
【0104】色素Bは脱イオン水の1lあたり4gを含
有する溶液として添加された。色素Aはメタノールの1
lあたり10gを含有する溶液として添加された。
【0105】前記色素の添加後、銀の1molあたり
8.75×10−4molの量でのKSCN溶液(脱イ
オン水における10重量%)の添加前に30分の熟成時
間を繰り返した。前記添加後、硫黄(Na
5aq.:銀1molあたり8.59×10−6mo
l)、セレン(化合物VI:銀1molあたり4.39×
10−6mol)及び金(HAuCl.4HO:銀
1molあたり3.22×10−6mol)を与える化
合物の添加前に5分の別の時間待った。表3に与えられ
る全ての量は添加された溶液のmlで与えられる。
【0106】
【表3】
【0107】フィルム材料の製造、その露光及び処理は
実施例1と同じ条件で行った。センシトメトリーデータ
は下記のものについて表示される: − 最小濃度範囲で測定された全体濃度として計算され
た“かぶり”レベルFD:得られた数字は1000倍で
計算され、支持体の濃度を含む; − 最小濃度の上に0.2の濃度で測定されたスピード
値S0.2(前記値(対数値)は100倍に増大されて
いる):30単位の減少はスピードの倍増を示す; − 暗室光感度:フィルムの露光部と未露光部の間の濃
度差(測定濃度×1000で表示される)、露光部は暗
室フィルターGBX3で3分間暗室光に露光され、フィ
ルムの光強度は36ルクスである。
【0108】表4において上述のように異なる方法で化
学熟成された乳剤を有する材料から被覆された異なるフ
ィルム材料のための結果をまとめる。
【0109】
【表4】
【0110】色素B(青増感剤)に加えて乳剤に色素A
(アザシアニン色素)の増大した量での添加は化合物
(VI)の量が顕著に減少されたとしても、かぶりの減少
及びスピード(感度)の増大を与える。これは有効であ
ることが期待される“位置指向(site-directed)”又
は“エピタキシャル(epitiaxial)”化学熟成を示す。
得られた好ましい結果はさらに暗室感度の減少を伴い、
それは実行者に利点を提供する。
【0111】本発明の好ましい例を詳細に記載したが、
本発明の範囲はそれに限定されないことが当業者には理
解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 1/46 G03C 1/46 5/17 5/17 5/29 5/29 G21K 4/00 G21K 4/00 A (72)発明者 ポール・カラント ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 アン・ヴェルベーク ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)による少なくとも一つのスペク
    トル増感剤及び少なくとも一つのアザシアニン色素の存
    在によって420nmより短い波長範囲の放射線照射に
    スペクトル感受性の、臭化銀に富む{111}平板状ハ
    ロゲン化銀粒子を含む少なくとも一つの乳剤を有するフ
    ィルム材料: 【化1】 式(I)中、Xはベンゼン環と共役結合されているか否
    かにかかわらず、複素環式5−又は6−員環を形成する
    ために必要な原子を表し;QはS,NR,O,又は−
    (C=O)−N(R)−を表し;Mはカチオン、例
    えばLi,Na,K,HN(Cを表
    し;nは0,1又は2に等しく;pは0又は1に等し
    く;R,R,R及びRはそれぞれ独立して置換
    又は非置換C−Cアルキル鎖、又は置換又は非置換
    (5−又は6−員)芳香族環を表す(但し、R,R
    及びRの少なくとも一つが可溶性基又は潜可溶性基を
    有することが条件である)。
  2. 【請求項2】 前記アザシアニン色素が式(II.1)又は(I
    I.2)に相当する請求項1記載のフィルム材料: 【化2】 【化3】 式中、置換基R−Rの各々は独立して水素、アルキ
    ル、アリール又はアラルキルを表し;R及びR及び
    /又はR及びRはベンゾ環を形成してもよく、それ
    はもし置換されるなら、R−Rと同じ又は異なる置
    換基を有し;Rは置換又は非置換アルキル、置換又は非
    置換アリール又は置換又は非置換アラルキル基を表し;
    R′は水素、置換又は非置換アルキル、置換又は非置換
    アリール又は置換又は非置換アラルキル基を表し;カチ
    オン又はアニオンが電荷補償イオンとして存在する。
  3. 【請求項3】 前記臭化銀に富む{111}平板状ハロ
    ゲン化銀粒子が5以上の平均アスペクト比、最大0.2
    5μmの平均粒子厚さを有し、全ての粒子の全投影面積
    の少なくとも50%を占める請求項1又は2記載のフィ
    ルム材料。
  4. 【請求項4】 下記(i)及び(ii)を特徴とする1対
    の被支持又は自己支持X線増感スクリーンの間にはさま
    れた両面塗りフィルム材料を含む放射線写真スクリーン
    /フィルム組合せ: (i) 前記対の被支持又は自己支持X線増感スクリー
    ンは放出された放射線の少なくとも50%を420nm
    より短い波長範囲で放出するルミネセント燐光体粒子か
    ら本質的になる; (ii) 前記フィルム材料は請求項1〜3のいずれか記
    載の材料であり、前記乳剤はフィルム支持体の両側で少
    なくとも一つの感光性乳剤層に存在する。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の放射線写真スクリーン/
    フィルム組合せをX線に露光した後、現像、定着、リン
    ス及び乾燥の工程によって処理器中でフィルムを処理す
    る工程を連続的に実施することによって画像形成する方
    法。
JP2000113125A 1999-04-16 2000-04-14 放射線写真uv/青フィルム材料及び増感スクリーン−フィルム組合せ Pending JP2000321705A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99201189.0 1999-04-16
EP99201189 1999-04-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000321705A true JP2000321705A (ja) 2000-11-24

Family

ID=8240105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113125A Pending JP2000321705A (ja) 1999-04-16 2000-04-14 放射線写真uv/青フィルム材料及び増感スクリーン−フィルム組合せ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2000321705A (ja)
DE (1) DE60000592T2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
DE60000592T2 (de) 2003-06-26
DE60000592D1 (de) 2002-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5998083A (en) System and method for radiological image formation
US6348293B1 (en) Radiographic film material exhibiting increased covering power and “colder” blue-black image tone
US5989799A (en) Radiographic UV/blue intensifying screen-film combination
EP0890873B1 (en) Radiographic UV/Blue intensifying screen-film combination
US6403276B1 (en) Radiographic UV/blue film material and intensifying screen-film combination
EP0412730B1 (en) An improved cassette and radiographic film combination
US6607876B2 (en) Radiographic film material and intensifying screen-film combination
US6342338B1 (en) Silver halide photographic material exhibiting increased covering power and “colder” blue-black image tone
US6346360B1 (en) Radiographic film material exhibiting increased covering power and “colder” blue-black image tone
EP1045282B1 (en) Radiographic UV/Blue-sensitive film material and intensifying screen-film combination
JP2000321705A (ja) 放射線写真uv/青フィルム材料及び増感スクリーン−フィルム組合せ
EP0862083B1 (en) System and method for radiological image formation
EP1103848B1 (en) Light-sensitive silver halide photographic film material and radiographic intensifying screen-film combination
US6472137B1 (en) Light-sensitive silver halide photographic film material and radiographic intensifying screen-film combination
EP0930527A1 (en) Radiographic intensifying screen-film combination
EP1217428A1 (en) Radiographic film material and intensifying screen-film combination
US6277551B1 (en) Emulsion, material and screen/film system for radiological image formation
EP1103850B1 (en) Radiographic film material exhibiting increased covering power and "colder" blue-black image tone
US6048096A (en) System and method for radiological image formation
EP1104893B1 (en) Processing method providing cold blue-black image tone for black-and white materials having silver halide tabular gain emulsions
EP1103847B1 (en) Silver halide photographic film material exhibiting increased covering power and "colder" blue-black image tone
JP3545680B2 (ja) 染料の固体微粒子分散物
EP1262824B1 (en) Film material exhibiting a "colder" blue-black image tone and improved preservation characteristics
EP1026544B1 (en) Emulsion, material and screen/film system for radiological image formation
US6432625B1 (en) Processing method providing cold blue-black image tone for black-and-white materials having silver halide grain emulsions