JP2000319694A - ドライクリーニング組成物並びに方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ペルクロロアルカンも石油系溶剤も使用しな
い新規ドライクリーニング組成物及びドライクリーニン
グ方法の提供。 【解決手段】 環状シロキサンとシロキサン界面活性剤
と任意には水を含んでなるドライクリーニング組成物並
びに当該組成物を衣類と接触させることからなるドライ
クリーニング方法に関して開示する。本発明の方法は衣
類のような洗浄すべき物品から油溶性の汚れと水溶性の
汚れの両方を除去するのに有効であるとともに、物品に
汚れが再付着するのを抑制する。
い新規ドライクリーニング組成物及びドライクリーニン
グ方法の提供。 【解決手段】 環状シロキサンとシロキサン界面活性剤
と任意には水を含んでなるドライクリーニング組成物並
びに当該組成物を衣類と接触させることからなるドライ
クリーニング方法に関して開示する。本発明の方法は衣
類のような洗浄すべき物品から油溶性の汚れと水溶性の
汚れの両方を除去するのに有効であるとともに、物品に
汚れが再付着するのを抑制する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術の分野】本発明は組成物に関するも
のであり、さらに具体的には、ドライクリーニングに使
用するためのシロキサン流体系組成物並びに該組成物を
使用したドライクリーニング方法に関する。
のであり、さらに具体的には、ドライクリーニングに使
用するためのシロキサン流体系組成物並びに該組成物を
使用したドライクリーニング方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在のドライクリーニング技術ではクリ
ーニング溶剤としてペルクロロエチレン（以下、「ＰＥ
ＲＣ」と略す。）又は石油系材料が使われている。石油
系生成物は衣類の洗濯にＰＥＲＣほど有効ではない。
ーニング溶剤としてペルクロロエチレン（以下、「ＰＥ
ＲＣ」と略す。）又は石油系材料が使われている。石油
系生成物は衣類の洗濯にＰＥＲＣほど有効ではない。
【０００３】環状シロキサンが染み抜き液として報告さ
れている（米国特許第４６８５９３０号参照。）。別の
特許には、石油系溶剤中でのシリコーン系ソープの使用
（特開平９−２９９６８７号公報参照）、並びに超臨界
二酸化炭素溶液中のシリコーン界面活性剤の使用（米国
特許第５６７６７０５号及びChem. Mark. Rep., 15 Dec
1997, 252(24), p. 15参照。）が開示されている。非
揮発性シリコーンオイルもクリーニング溶剤として使用
されているが、シリコーンオイルを除去するためにペル
フルオロアルカンで二度目の洗浄を行う必要がある（特
開平６−３２７８８８号公報参照。）。
れている（米国特許第４６８５９３０号参照。）。別の
特許には、石油系溶剤中でのシリコーン系ソープの使用
（特開平９−２９９６８７号公報参照）、並びに超臨界
二酸化炭素溶液中のシリコーン界面活性剤の使用（米国
特許第５６７６７０５号及びChem. Mark. Rep., 15 Dec
1997, 252(24), p. 15参照。）が開示されている。非
揮発性シリコーンオイルもクリーニング溶剤として使用
されているが、シリコーンオイルを除去するためにペル
フルオロアルカンで二度目の洗浄を行う必要がある（特
開平６−３２７８８８号公報参照。）。
【０００４】ＰＥＲＣ又は石油系ドライクリーニング溶
剤中の追加成分としてシロキサン類又は有機改質シリコ
ーン類を存在させている特許はその他数く発行されてい
る（例えば、国際公開ＷＯ９４／０１５０１０号公報、
並びに米国特許第４９１１８５３号、同第４００５２３
１号及び同第４０６５２５８号参照。）。
剤中の追加成分としてシロキサン類又は有機改質シリコ
ーン類を存在させている特許はその他数く発行されてい
る（例えば、国際公開ＷＯ９４／０１５０１０号公報、
並びに米国特許第４９１１８５３号、同第４００５２３
１号及び同第４０６５２５８号参照。）。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、第一の態様において、環状シ
ロキサンとシロキサン界面活性剤とを含んでなるドライ
クリーニング組成物に関する。
ロキサンとシロキサン界面活性剤とを含んでなるドライ
クリーニング組成物に関する。
【０００６】本発明は、第二の態様において、物品をド
ライクリーニングする方法であって、該物品を環状シロ
キサンとシロキサン界面活性剤とを含んでなる組成物と
接触させることを含んでなる方法に関する。
ライクリーニングする方法であって、該物品を環状シロ
キサンとシロキサン界面活性剤とを含んでなる組成物と
接触させることを含んでなる方法に関する。
【０００７】本発明の方法は、例えば衣類のような洗浄
すべき物品から油溶性の汚れと水溶性の汚れの両方を除
去するのに有効であるとともに、物品に汚れが再付着す
るのを抑制する。
すべき物品から油溶性の汚れと水溶性の汚れの両方を除
去するのに有効であるとともに、物品に汚れが再付着す
るのを抑制する。
【０００８】
【発明の実施の形態】好ましい実施形態では、本発明の
組成物は、当該組成物１００重量部（以下、「ｐｂｗ」
と略す。）を基準にして、８０ｐｂｗ〜９９．９９ｐｂ
ｗ、さらに好ましくは９０ｐｂｗ〜９９．９ｐｂｗ、さ
らに一段と好ましくは９２ｐｂｗ〜９９．５ｐｂｗの環
状シロキサンと、０．０１ｐｂｗ〜２０ｐｂｗ、さらに
好ましくは０．１ｐｂｗ〜１０ｐｂｗ、さらに一段と好
ましくは０．５ｐｂｗ〜８ｐｂｗのシロキサン界面活性
剤を含んでなる。
組成物は、当該組成物１００重量部（以下、「ｐｂｗ」
と略す。）を基準にして、８０ｐｂｗ〜９９．９９ｐｂ
ｗ、さらに好ましくは９０ｐｂｗ〜９９．９ｐｂｗ、さ
らに一段と好ましくは９２ｐｂｗ〜９９．５ｐｂｗの環
状シロキサンと、０．０１ｐｂｗ〜２０ｐｂｗ、さらに
好ましくは０．１ｐｂｗ〜１０ｐｂｗ、さらに一段と好
ましくは０．５ｐｂｗ〜８ｐｂｗのシロキサン界面活性
剤を含んでなる。
【０００９】好ましい実施形態では、本発明の組成物
は、さらに、当該組成物１００ｐｂｗを基準にして、１
０ｐｂｗ以下、さらに好ましくは０．０１ｐｂｗ〜１０
ｐｂｗ、さらに一段と好ましくは０．１ｐｂｗ〜５ｐｂ
ｗ、さらに一段と好ましくは０．５ｐｂｗ〜２ｐｂｗの
水を含む。
は、さらに、当該組成物１００ｐｂｗを基準にして、１
０ｐｂｗ以下、さらに好ましくは０．０１ｐｂｗ〜１０
ｐｂｗ、さらに一段と好ましくは０．１ｐｂｗ〜５ｐｂ
ｗ、さらに一段と好ましくは０．５ｐｂｗ〜２ｐｂｗの
水を含む。
【００１０】本発明の環状シロキサン成分として好適な
化合物は、環に２〜２０のケイ素原子が含まれるポリシ
ロキサン環構造を含んでいるものである。好ましくは、
環状シロキサンは比較的揮発性の物質、例えば圧力７６
０ミリ水銀柱（ｍｍＨｇ）で沸点が約２５０℃未満のも
のである。
化合物は、環に２〜２０のケイ素原子が含まれるポリシ
ロキサン環構造を含んでいるものである。好ましくは、
環状シロキサンは比較的揮発性の物質、例えば圧力７６
０ミリ水銀柱（ｍｍＨｇ）で沸点が約２５０℃未満のも
のである。
【００１１】好ましい実施形態では、環状シロキサンは
下記構造式の化合物を１種類又はそれ以上含んでなる。
下記構造式の化合物を１種類又はそれ以上含んでなる。
【００１２】
【化１】
【００１３】式中、Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3、Ｒ4は各々独立に一
価炭化水素基であり、ｘ及びｙは３≦（ｘ＋ｙ）≦１０
であることを条件として各々独立に０〜１０の整数であ
る。
価炭化水素基であり、ｘ及びｙは３≦（ｘ＋ｙ）≦１０
であることを条件として各々独立に０〜１０の整数であ
る。
【００１４】好ましい一価炭化水素基は一価アルキル
基、一価アリール基及び一価アラルキル基であり、さら
に好ましくは一価炭化水素基は一価（Ｃ1〜Ｃ6）アルキ
ル基であり、最も好ましくはメチル基である。
基、一価アリール基及び一価アラルキル基であり、さら
に好ましくは一価炭化水素基は一価（Ｃ1〜Ｃ6）アルキ
ル基であり、最も好ましくはメチル基である。
【００１５】本明細書中で用いる「（Ｃ1〜Ｃ6）アルキ
ル」という用語は、１基当たりの炭素原子数が１〜６の
線状又は枝分れアルキル基を意味し、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ｎ−ブチル、イソブ
チル、ｓｅｃ−ブチル、ｔｅｒｔ−ブチル、ペンチル、
ヘキシル等であり、好ましくはメチルである。
ル」という用語は、１基当たりの炭素原子数が１〜６の
線状又は枝分れアルキル基を意味し、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ｎ−ブチル、イソブ
チル、ｓｅｃ−ブチル、ｔｅｒｔ−ブチル、ペンチル、
ヘキシル等であり、好ましくはメチルである。
【００１６】本明細書中で用いる「アリール」という用
語は、１基当たり１以上の芳香族環を有する一価不飽和
炭化水素環系を意味し、任意には１以上の芳香族環が好
ましくは１以上の（Ｃ1〜Ｃ6）アルキル基で置換された
ものでもよく、２以上の環の場合には縮合環であっても
よく、例えばフェニル、２，４，６−トリメチルフェニ
ル、２−イソプロピルメチルフェニル、１−ペンタレニ
ル、ナフチル、アントリル等があり、好ましくはフェニ
ルである。
語は、１基当たり１以上の芳香族環を有する一価不飽和
炭化水素環系を意味し、任意には１以上の芳香族環が好
ましくは１以上の（Ｃ1〜Ｃ6）アルキル基で置換された
ものでもよく、２以上の環の場合には縮合環であっても
よく、例えばフェニル、２，４，６−トリメチルフェニ
ル、２−イソプロピルメチルフェニル、１−ペンタレニ
ル、ナフチル、アントリル等があり、好ましくはフェニ
ルである。
【００１７】本明細書中で用いる「アラルキル」という
用語は、アルキル基、好ましくは（Ｃ2〜Ｃ6）アルキル
基のアリール誘導体を意味し、アリール誘導体のアルキ
ル部分には任意には酸素原子が介在していてもよく、例
えば、フェニルエチル、フェニルプロピル、２−（１−
ナフチル）エチル等があり、好ましくはフェニルプロピ
ル、フェニルオキシプロピル、ビフェニルオキシプロピ
ルである。
用語は、アルキル基、好ましくは（Ｃ2〜Ｃ6）アルキル
基のアリール誘導体を意味し、アリール誘導体のアルキ
ル部分には任意には酸素原子が介在していてもよく、例
えば、フェニルエチル、フェニルプロピル、２−（１−
ナフチル）エチル等があり、好ましくはフェニルプロピ
ル、フェニルオキシプロピル、ビフェニルオキシプロピ
ルである。
【００１８】好ましい実施形態では、環状シロキサン
は、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシ
ロキサン、テトラデカメチルシクロへプアシロキサンの
うちの１種類又はそれ以上を含んでなる。さらに好まし
い実施形態では、本発明の環状シロキサンはデカメチル
シクロペンタシロキサンを含んでなる。非常に好ましい
実施形態では、本発明の組成物の環状シロキサン成分は
本質的にデカメチルシクロペンタシロキサンからなる。
は、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシ
ロキサン、テトラデカメチルシクロへプアシロキサンの
うちの１種類又はそれ以上を含んでなる。さらに好まし
い実施形態では、本発明の環状シロキサンはデカメチル
シクロペンタシロキサンを含んでなる。非常に好ましい
実施形態では、本発明の組成物の環状シロキサン成分は
本質的にデカメチルシクロペンタシロキサンからなる。
【００１９】好適な環状シロキサンは公知の方法、例え
ばジメチルジクロロシランの加水分解及び縮合によって
製造されており、市販されている。
ばジメチルジクロロシランの加水分解及び縮合によって
製造されており、市販されている。
【００２０】好ましい実施形態では、本発明のシロキサ
ン界面活性剤成分は下記構造式のポリエーテルシロキサ
ン化合物を１種類以上含んでなる。
ン界面活性剤成分は下記構造式のポリエーテルシロキサ
ン化合物を１種類以上含んでなる。
【００２１】ＭaＤeＤ* fＭ* 2-a (II) 式中、ＭはＲ5 3ＳｉＯ1/2であり、ＤはＲ6 2ＳｉＯ2/2で
あり、Ｍ*はＲ7 3ＳｉＯ1/2であり、Ｄ*はＲ8 2ＳｉＯ2/2
であり、各々のＲ5、Ｒ6は独立にＨ又は一価炭化水素基
であり、各Ｒ7は少なくとも１つのＲ7が(ＣＨ2)g-Ｏ-
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であるこ
とを条件として独立にＨ、一価炭化水素基又は(ＣＨ2)g
-Ｏ-(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であ
り、各Ｒ8は少なくとも１つのＲ8が(ＣＨ2)g-Ｏ-(Ｃ2Ｈ
4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であることを条
件として独立にＨ、一価炭化水素基又は(ＣＨ2)g-Ｏ-
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であり、
Ｒ11はＨ、一価炭化水素又はアルキルオキシであり、ｈ
＋ｉ＋ｊ＞０であることを条件として、０≦ａ≦２、０
≦ｅ≦１０００、０．１≦ｆ≦５０、１≦ｇ≦１６、０
≦ｈ≦３０、０≦ｉ≦３０、０≦ｊ≦３０、及び４≦ｎ
≦８である。
あり、Ｍ*はＲ7 3ＳｉＯ1/2であり、Ｄ*はＲ8 2ＳｉＯ2/2
であり、各々のＲ5、Ｒ6は独立にＨ又は一価炭化水素基
であり、各Ｒ7は少なくとも１つのＲ7が(ＣＨ2)g-Ｏ-
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であるこ
とを条件として独立にＨ、一価炭化水素基又は(ＣＨ2)g
-Ｏ-(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であ
り、各Ｒ8は少なくとも１つのＲ8が(ＣＨ2)g-Ｏ-(Ｃ2Ｈ
4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であることを条
件として独立にＨ、一価炭化水素基又は(ＣＨ2)g-Ｏ-
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)h-(Ｃ3Ｈ6Ｏ)i-(ＣnＯ2nＯ)j-Ｒ11であり、
Ｒ11はＨ、一価炭化水素又はアルキルオキシであり、ｈ
＋ｉ＋ｊ＞０であることを条件として、０≦ａ≦２、０
≦ｅ≦１０００、０．１≦ｆ≦５０、１≦ｇ≦１６、０
≦ｈ≦３０、０≦ｉ≦３０、０≦ｊ≦３０、及び４≦ｎ
≦８である。
【００２２】好ましい実施形態では、２≦ｈ≦２５、０
≦ｉ≦２５及び０≦ｊ≦２５であり、さらに好ましくは
ｊは０である。
≦ｉ≦２５及び０≦ｊ≦２５であり、さらに好ましくは
ｊは０である。
【００２３】本発明の組成物は、任意成分として他の成
分、例えばファブリックコンディショナー、増白剤、撥
水処理剤、帯電防止剤、香料及び洗剤並びに本発明のポ
リエーテルシロキサン成分に加えて他の界面活性剤をさ
らに含んでいてもよい。他の界面活性剤には、別のシリ
コーン系界面活性剤、並びに無機系又は有機系界面活性
剤、例えば陰イオン性、非イオン性、両性イオン性及び
両性界面活性剤がある。かかる添加剤化合物は当技術分
野において周知であり、数多くの供給元から市販されて
いる。
分、例えばファブリックコンディショナー、増白剤、撥
水処理剤、帯電防止剤、香料及び洗剤並びに本発明のポ
リエーテルシロキサン成分に加えて他の界面活性剤をさ
らに含んでいてもよい。他の界面活性剤には、別のシリ
コーン系界面活性剤、並びに無機系又は有機系界面活性
剤、例えば陰イオン性、非イオン性、両性イオン性及び
両性界面活性剤がある。かかる添加剤化合物は当技術分
野において周知であり、数多くの供給元から市販されて
いる。
【００２４】好ましい実施形態では、本発明のドライク
リーニング組成物は、少量、好ましくは当該組成物１０
０ｐｂｗの５０ｐｂｗ未満、さらに好ましくは当該組成
物の１０ｐｂｗ未満の１種類又はそれ以上の非シロキサ
ン流体をさらに含んでなる。好適な非シロキサン流体に
は、例えば水のような水性流体、並びに例えば炭化水素
流体及びハロゲン化炭化水素流体のような有機流体があ
る。
リーニング組成物は、少量、好ましくは当該組成物１０
０ｐｂｗの５０ｐｂｗ未満、さらに好ましくは当該組成
物の１０ｐｂｗ未満の１種類又はそれ以上の非シロキサ
ン流体をさらに含んでなる。好適な非シロキサン流体に
は、例えば水のような水性流体、並びに例えば炭化水素
流体及びハロゲン化炭化水素流体のような有機流体があ
る。
【００２５】例えば繊維製品や皮革製品のような物品
（典型的には衣類）は、該物品を本発明の組成物と接触
させることによってドライクリーニングする。好ましい
実施形態では、クリーニングされる物品には、天然繊維
（綿、毛、亜麻、麻等）から作られた織物、及び合成繊
維（ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレ
ン繊維、弾性繊維等）から作られた織物、天然繊維と合
成繊維のブレンドから作られた織物、並びに天然又は合
成皮革又は天然又は合成毛皮がある。
（典型的には衣類）は、該物品を本発明の組成物と接触
させることによってドライクリーニングする。好ましい
実施形態では、クリーニングされる物品には、天然繊維
（綿、毛、亜麻、麻等）から作られた織物、及び合成繊
維（ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレ
ン繊維、弾性繊維等）から作られた織物、天然繊維と合
成繊維のブレンドから作られた織物、並びに天然又は合
成皮革又は天然又は合成毛皮がある。
【００２６】物品とドライクリーニング組成物は、例え
ば排液と遠心のうちの１以上の手段によって分離され
る。好ましい実施形態では、物品とドライクリーニング
組成物との分離に続いて、物品の加熱（好ましくは１５
℃〜１２０℃、さらに好ましくは２０〜１００℃の温度
への加熱）又は減圧（好ましくは１ｍｍＨｇ〜７５０ｍ
ｍＨｇの圧力）又は加熱と減圧の両方を実施する。
ば排液と遠心のうちの１以上の手段によって分離され
る。好ましい実施形態では、物品とドライクリーニング
組成物との分離に続いて、物品の加熱（好ましくは１５
℃〜１２０℃、さらに好ましくは２０〜１００℃の温度
への加熱）又は減圧（好ましくは１ｍｍＨｇ〜７５０ｍ
ｍＨｇの圧力）又は加熱と減圧の両方を実施する。
【００２７】本発明の方法は、例えば塩類や糖類や水溶
性生物流体のような水溶性の汚れと、例えば炭化水素
類、油分、グリース類、皮脂のような油溶性の汚れの双
方を衣類から除去し、油溶性及び水溶性の汚れが物品に
再付着するのを防止する。
性生物流体のような水溶性の汚れと、例えば炭化水素
類、油分、グリース類、皮脂のような油溶性の汚れの双
方を衣類から除去し、油溶性及び水溶性の汚れが物品に
再付着するのを防止する。
【００２８】
【実施例】実施例１〜５６並びに比較例Ｃ１〜Ｃ４ 実施例１〜５６及び比較例Ｃ１〜Ｃ４で用いた個々のド
ライクリーニング組成物は、各々、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン（「Ｄ5」と略す。）をポリエーテルシ
ロキサン化合物と場合によって水と表Ｉ〜IVに示す割合
で混ぜることによって調製した。式（II）に従う下記の
ポリエーテルシロキサン化合物を使用した。
ライクリーニング組成物は、各々、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン（「Ｄ5」と略す。）をポリエーテルシ
ロキサン化合物と場合によって水と表Ｉ〜IVに示す割合
で混ぜることによって調製した。式（II）に従う下記の
ポリエーテルシロキサン化合物を使用した。
【００２９】
【表１】
【００３０】第１組の織物サンプル（２インチ×２イン
チのサテン織物）の各々の織物サンプルにピペットで８
ｗｔ％％の塩化ナトリウム水溶液の液滴を垂らすことに
よって水溶性の染みを付けた。第２組の織物サンプルの
各々にピペットで新しいモーターオイル（Ｑｕａｋｅｒ
Ｓｔａｔｅ社製、ＳＡＥ １０Ｗ−３０）の液滴を垂
らすことによって油溶性の染みを付けた。ドライクリー
ニング組成物の各々を４オンス瓶に入れた。各ドライク
リーニング組成物５０ｇ中に、染みを付けた織物サンプ
ルを浸漬することによって、染み付き織物サンプルを各
ドライクリーニング組成物と接触させた。各々の瓶を穏
やかに振盪することによって織物サンプルとドライクリ
ーニング組成物を攪拌した。攪拌に続いて、ドライクリ
ーニング組成物から各織物サンプルを取り出し、液切れ
させ、液を吸い取った後、サンプルを約５０℃に加熱し
て乾燥させた。乾燥した各織物サンプルの外観を視覚検
査で評価して以下の評価尺度に従って評点を付けた。
チのサテン織物）の各々の織物サンプルにピペットで８
ｗｔ％％の塩化ナトリウム水溶液の液滴を垂らすことに
よって水溶性の染みを付けた。第２組の織物サンプルの
各々にピペットで新しいモーターオイル（Ｑｕａｋｅｒ
Ｓｔａｔｅ社製、ＳＡＥ １０Ｗ−３０）の液滴を垂
らすことによって油溶性の染みを付けた。ドライクリー
ニング組成物の各々を４オンス瓶に入れた。各ドライク
リーニング組成物５０ｇ中に、染みを付けた織物サンプ
ルを浸漬することによって、染み付き織物サンプルを各
ドライクリーニング組成物と接触させた。各々の瓶を穏
やかに振盪することによって織物サンプルとドライクリ
ーニング組成物を攪拌した。攪拌に続いて、ドライクリ
ーニング組成物から各織物サンプルを取り出し、液切れ
させ、液を吸い取った後、サンプルを約５０℃に加熱し
て乾燥させた。乾燥した各織物サンプルの外観を視覚検
査で評価して以下の評価尺度に従って評点を付けた。
【００３１】
【表２】
【００３２】実施例１〜５６及び比較例Ｃ１〜Ｃ４の各
々で用いたＤ5、ポリエーテルシロキサン及び水の使用
量、染みのタイプ及び得られた結果を以下の表Ｉ〜IVに
示す。
々で用いたＤ5、ポリエーテルシロキサン及び水の使用
量、染みのタイプ及び得られた結果を以下の表Ｉ〜IVに
示す。
【００３３】
【表３】
【００３４】
【表４】
【００３５】
【表５】
【００３６】
【表６】
フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェー・ペリー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、ミラン・コート、１番
Claims (2)
- 【請求項１】 環状シロキサンとシロキサン界面活性剤
とを含んでなるドライクリーニング組成物。 - 【請求項２】 物品をドライクリーニングする方法であ
って、該物品を環状シロキサンとシロキサン界面活性剤
とを含んでなる組成物と接触させることを含んでなる方
法。
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