JP2000316646A - 傾斜収納式本棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般に溢れている本棚は、書籍収納部が水平
であるため雑誌や週間誌などの「立たない本」の収納に
不向きであるばかりか、収納されている本の数が少なく
なると、本棚の余った空間に本が見苦しく倒れ込むとい
う事態を生じさせていた。 【解決手段】 本棚の書籍収納部に１０゜から２０゜程
の傾斜を加えた本棚を製造することによって、それらの
煩わしさを一挙に解消する。収納されている書籍の類
は、最初から重力に傾いて収納されているわけだから、
何冊本を抜き取っても、本棚に残された書籍類が倒潰す
ることは無い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 書籍収納部に傾斜をつけて製作する点以
外は、従来の本棚の製作過程を、ほぼ踏襲する。傾斜の
角度については、１０゜から２０゜程度の緩やかなもの
でよい。書籍の類は、わずかでも傾斜している方向に傾
くのであるから。また、あくまでも垂直に立つ本棚に対
し、左右いずれかに傾斜収納部、というデザインは本棚
自体に無駄な余白スペースを生む。それを逆用して、取
り外し可能な直角三角形型のはめ込み式木片アタッチメ
ントを設けることによって、傾斜する書籍収納部を従来
の水平型としても使用することを可能にし、傾斜式本棚
自体に他用途性を持たせる。

【発明の属する技術分野】

【０００２】 本棚

【発明が解決しようとする課題】

【０００３】 一般に溢れている本棚は、書籍収納部分
が水平であるため、端から端まできちんと書籍類を収め
きっていれば特に何の問題も無いが、必要な本を必要な
数だけ抜き取った場合、それによって生じた空間部に書
籍に残った本が見苦しく倒れ込んでしまい、書籍自体に
も悪く、書籍自体の使い勝手をも著しく損ねている。ま
た、週刊誌や雑誌などの立たない本の収納には特に不向
きである。

【課題を解決するための手段】

【０００４】 書籍収納部に１０゜、２０゜程の傾斜を
加えた本棚を製造することによって、収納された書籍自
体を左右いずれかに故意に傾かせ、書籍の倒潰自体を起
こらなくする。また、雑誌などの、元来は「立たない
本」の収納にも、何ら問題を生じさせない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の具体例を示す斜図である

【図２】本発明の書籍収納部の傾斜角度および、高さと
幅の対比を示した正面図

【図３】本発明の「直角三角形型の木片アタッチメン
ト」をいた場合の使用例を示す斜図

【符号の説明】 傾斜収納式本棚 書籍収納部 直角三角形型の木片アタッチメント

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本棚の収納部を左右いずれかに傾斜させ
   ることによって、整理された状態にある書棚の書籍類の
   中から数冊抜き取ることによって起こる、わずらわしい
   書籍の倒潰を防ぎ、収納のためだけの本棚よりも、収納
   と、それ以上に使い勝手の良い実用性の有る本棚を目指
   す。
2. 【請求項２】 請求項１記載の、書籍収納部の傾斜によ
   って生じる、本棚の余りのスペースを「直角三角形型の
   木片アタッチメント」として使用することにより、傾斜
   している書籍収納部を、従来の水平型として使用するこ
   とも可能とする。