JP2000315430A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2000315430A
JP2000315430A JP11125541A JP12554199A JP2000315430A JP 2000315430 A JP2000315430 A JP 2000315430A JP 11125541 A JP11125541 A JP 11125541A JP 12554199 A JP12554199 A JP 12554199A JP 2000315430 A JP2000315430 A JP 2000315430A
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JP
Japan
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conductor
fixed
switch device
resistor
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JP11125541A
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Keiichi Shimizu
敬一 清水
Yasuhide Tanaka
康英 田中
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点間のアークの発生を十分に抑制又は阻止
できるスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 スライド式の可動接点K1が電源側の固
定接点NO1aに対する導通状態から非導通状態に(図
中右方に)移動する途中で、可動接点K1が固定接点N
O1b及び抵抗器21を介して固定接点NO1aに導通
する半導通状態が実現される構成とし、この半導通状態
で流れる電流が、可動接点K1と固定接点NO1a,N
O1bとの間に過度なアークを生じさせない小電流とな
るように、抵抗器21の抵抗値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路の開閉を行う
スイッチ装置に係り、特に大電流通電回路を開閉する場
合に、アークの発生を抑制することができて、耐久性や
信頼性向上と同時にコスト低減が実現できるスイッチ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、モータの正逆転駆動回路は、図
3の回路図に示すようなスイッチ装置1により構成され
る。このスイッチ装置1は、モータMの各コイル端子に
それぞれ接続されたコモン端子COM1,COM2と、
グランドラインに接続された常閉接点NC1,NC2
(固定接点)と、電源ライン(+B)に接続された常開
接点NO1,NO2(固定接点)と、コモン端子COM
1,COM2にそれぞれ接続されて各固定接点に対する
導通状態が切り換わる可動接点K1,K2とを有する。
そして、図示省略した操作部(例えば、操作ノブなど)
が中立位置(モータの停止を指令する位置)にあると、
各可動接点K1,K2がいずれも常閉接点NC1,NC
2と導通した状態に維持され、モータMのコイルに電流
が流れずにモータMは停止している。しかし、操作部が
モータの正転側に動作すると、例えば一方の可動接点K
1のみが常開接点NO1と導通して一方の通電ライン
(常開接点NO1とコモン端子COM1とで形成される
通電ライン)が閉じた状態となり、モータMのコイルに
正転方向の電流が流れてモータMが正転する。また、操
作部がモータの逆転側に動作すると、例えば他方の可動
接点K2のみが常開接点NO2と導通して他方の通電ラ
イン(常開接点NO2とコモン端子COM2とで形成さ
れる通電ライン)が閉じた状態となり、モータMのコイ
ルに逆転方向の電流が流れてモータMが逆転するように
なっている。
【0003】なお図4は、上述したようなスイッチ装置
1の従来の構造例を示す図であり、このうち図4(a)
は非通電状態(モータ停止状態)を示し、図4(b)は
通電状態(例えばモータ正転状態)を示している。この
場合、各端子や接点はベース2上に取り付けられてお
り、まずコモン端子COM1,COM2は、中央部がベ
ース2上に山形に突出するように折れ曲がった形状の帯
板状導電体3a,3bにより構成されて、ベース2上の
中央の前後に並んで配置されている。また、常閉接点N
C1,NC2は、一端側がベース2上から斜め上方外側
に伸びるように折れ曲がった形状の帯板状導電体4a,
4bにより構成されて、帯板状導電体3a,3bのそれ
ぞれ右側又は左側に配置されている。また、常開接点N
O1,NO2は、この場合直方体状の導電体5a,5b
よりなり、帯板状導電体3a,3bのそれぞれ左側又は
右側に配置されている。また、可動接点K1,K2は、
真っ直ぐに伸びた長尺な帯板状導電体6a,6bにより
構成され、図示省略した支持機構によって、帯板状導電
体3a,3bの山形状突出部の頂点に下面側が接触した
状態で、この頂点を支点としてシーソーのように揺動し
つつ左右に移動可能に設けられている。
【0004】そして、図4に例示したスイッチ装置1で
は、操作部が中立位置からモータの正転を指令する正転
方向へ、或いはモータの逆転を指令する逆転方向へスラ
イド操作されることによって、以下のように導通状態が
切り換えられて、図3に示した回路によるモータMの正
転又は逆転、或いは停止が実現される。すなわち、操作
部が中立位置にあると、図4(a)に示すように、帯板
状導電体6a,6b(各可動接点K1,K2)がいずれ
も帯板状導電体4a,4b(常閉接点NC1,NC2)
と導通した状態に維持され、モータMのコイルに電流が
流れずにモータMは停止している。しかし、操作部が例
えばモータの正転側にスライド操作されると、図4
(b)に示すように、帯板状導電体6a(可動接点K
1)のみが帯板状導電体3aの頂点を越えるようにスラ
イドしつつ傾動して、導電体5a(常開接点NO1)と
導通した状態となり、モータMのコイルに正転方向の電
流が流れてモータMが正転する。また、操作部がモータ
の逆転側にスライド操作されると、帯板状導電体6b
(可動接点K2)のみが帯板状導電体3bの頂点を越え
るようにスライドしつつ傾動して、導電体5b(常開接
点NO2)と導通した状態となり、モータMのコイルに
逆転方向の電流が流れてモータMが逆転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のスイッチ装置では、上述したモータの駆動回
路のような比較的大電流を流す回路の開閉用に使用され
た場合、接点の開離の際などにアークが発生することが
避けられない。例えば、図4に示したスイッチ装置1で
は、図4(b)に示す状態(モータ正転状態)から図4
(a)に示す状態(モータ停止状態)に切り換わる際、
即ち、帯板状導電体6a(可動接点K1)が帯板状導電
体3aの頂点を越えるようにスライドしつつ傾動して、
導電体5a(常開接点NO1)から開離する際には、帯
板状導電体6aと導電体5aとの間にアークが生じる。
このため、このようなスイッチ装置の動作が繰り返され
る度に、接点(図4では、例えば導電体5a及び帯板状
導電体6a)が消耗し、その周囲には絶縁劣化(端子間
リーク)の原因となるカーボンが堆積する。そして、こ
の接点の消耗やカーボンの堆積が過度に進行すれば、接
触信頼性の低下や接触抵抗上昇による発熱、或いは端子
間リークによる機器の誤動作などの不具合が発生する可
能性が高まる。
【0006】そこで、従来のスイッチ装置では、必要に
応じて、接点を構成する材料(母材又は被覆材料)とし
て、耐アーク性の高い高価で特殊な材料を使用したり、
接点の容量(面積や体積)を増やしたりして、スイッチ
装置の所望の信頼性や寿命を確保していた。しかし、こ
のように特殊な材料を使用したり、接点の容量を増加さ
せたりすれば、材料コストがアップするとともに、接点
の構造を例えばリベット接点とするなどの必要が生じ
て、生産コスト(組立作業コストや組立設備コストな
ど)もアップするという問題がある。また、このような
コストのかかる対策を講じても、アークに起因する上述
した不具合を完全には解消できないという限界もあっ
た。例えば、アークが発生すると、接点の消耗スピード
のばらつきが大きくなるため、コストをかけても必ずし
も安定的に所望の寿命が確保できないという問題があっ
た。また、接点材料として耐アーク性の高い材料を使用
するなどしても、カーボンの発生は避け難く、カーボン
堆積による上述の不具合を避けることにも限界があっ
た。そこで本発明は、アークの発生を十分に抑制又は阻
止できるスイッチ装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のスイッチ装置は、通電ラインの開閉
のための可動接点と固定接点を有し、前記可動接点の動
作により、前記可動接点が前記固定接点に対して導通し
通電ラインに所定の電流が流れている導通状態と、前記
可動接点が前記固定接点に対して導通しておらず通電ラ
インに電流が流れていない非導通状態とに切り換わるス
イッチ装置において、前記可動接点が前記導通状態から
前記非導通状態に動作する途中で、前記可動接点が前記
固定接点に対して抵抗を介して導通する半導通状態が実
現される構成とし、前記半導通状態で通電ラインに流れ
る電流が過度なアークを生じさせない小電流となるよう
に、前記抵抗の抵抗値を設定したことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載のスイッチ装置は、前
記可動接点を、基板上で摺動する摺動導体により構成
し、この摺動導体が一方向に摺動して導通位置に移動す
ると、この摺動導体に接触して前記導通状態を実現する
前記基板上の第1固定導体により、前記固定接点を構成
するとともに、前記基板上における前記第1固定導体に
隣接する位置には、前記第1固定導体に前記抵抗を介し
て接続され、前記摺動導体が前記導通位置から他方向に
移動する途中で前記摺動導体に接触して前記半導通状態
を実現する第2固定導体を設け、前記抵抗は前記基板上
に接続した抵抗器により構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は、本例のスイッチ装
置11の要部構成を示す斜視図であり、図2は、このス
イッチ装置11の動作を示す図である。なお、本例のス
イッチ装置11は、図3に示したモータ正逆転駆動回路
において前述のスイッチ装置1の代わりに使用されるス
イッチ装置である。本例のスイッチ装置11では、図1
に示すように、各端子や接点がプリント基板12上に設
けられており、特に可動接点K1,K2を除く接点や端
子は、プリント基板上に印刷配線技術により形成された
回路導体として設けられている。
【0010】まず、コモン端子COM1,COM2は、
プリント基板12上の左右方向の同一線上に並んで形成
された横長の回路導体13,14として構成され、回路
導体13a,14aや図示省略したコネクタなどを介し
て、モータMの各コイル端子にそれぞれ接続されてい
る。また、常閉接点NC1,NC2は、回路導体13の
右端部の手前側に形成された回路導体15、或いは、回
路導体14の左端部の手前側に形成された回路導体16
としてそれぞれ構成され、回路導体15a,16aを介
してそれぞれプリント基板12上のグランドラインに接
続されている。また、常開接点としては、常開接点NO
1a,NO2aと、常開接点NO1b,NO2bとが設
けられている。このうち、常開接点NO1a,NO2a
は、回路導体13の左端部の手前側に形成された回路導
体17(第1固定導体)、或いは、回路導体14の右端
部の手前側に形成された回路導体18(第1固定導体)
としてそれぞれ構成され、回路導体17a,18aを介
してそれぞれプリント基板12上の電源ライン(+B)
に接続されている。また、常開接点NO1b,NO2b
は、回路導体15と回路導体17の間の位置に形成され
た回路導体19(第2固定導体)、或いは、回路導体1
6と回路導体18の間の位置に形成された回路導体20
(第2固定導体)としてそれぞれ構成されている。そし
て、このうち回路導体19は、回路導体19a,19b
と、これら回路導体19a,19b間に接続された抵抗
器21(ディスクリート抵抗)とを介して、回路導体1
7に接続されている。また、回路導体20は、回路導体
20a,20bと、これら回路導体20a,20b間に
接続された抵抗器22(ディスクリート抵抗)とを介し
て、回路導体18に接続されている。
【0011】なお、回路導体15,16(NC1,NC
2)、回路導体17,18(NO1a,NO2a)、及
び回路導体19,20(NO1b,NO2b)は、回路
導体13,14(COM1,COM2)に平行な同一線
上に配置されている。また、可動接点K1,K2は、導
電材料により形成された断面コ字状の可動片23,24
(摺動導体)によりそれぞれ構成されている。これら可
動片23,24は、図示省略した単一のスライダ(スラ
イド式の操作部)に一定の間隔で組み付けられ、このス
ライダの操作に応じて、下面が基板12上に適度な圧力
で摺接しつつ左右に移動可能とされている。特に、これ
ら可動片23,24の前端側(図1における向こう側)
の端部下面は、常に回路導体13,14(COM1,C
OM2)の上面にそれぞれ摺接し、後端側(図1におけ
る手前側)の端部下面が、回路導体15,16(NC
1,NC2)、回路導体17,18(NO1a,NO2
a)、或いは回路導体19,20(NO1b,NO2
b)のいずれかの上面にそれぞれ摺接する構成となって
いる。そして、前記スライダの操作位置と、各可動片2
3,24の移動位置との対応関係は、以下のような動作
が実現されるように設定されている。
【0012】すなわち、前記スライダが中立位置(モー
タMの停止を指令する位置)にあると、図2(c)に示
すように、可動片23,24の接触位置23a,24a
がそれぞれ回路導体15,16の位置にあって、可動片
23,24の後端部下面が回路導体15,16に接触
し、回路導体13,14(COM1,COM2)と回路
導体15,16(NC1,NC2)とがそれぞれ導通し
た状態に維持され、モータMのコイルに電流が流れずに
モータMは停止する。そして、前記スライダが例えばモ
ータの正転側にスライド操作されると、図2(a)に示
すように、可動片23,24の接触位置23a,24a
がそれぞれ回路導体17,16の位置にあって、可動片
23,24の後端部下面が回路導体17,16にそれぞ
れ接触し、回路導体13,14(COM1,COM2)
と回路導体17,16(NO1a,NC2)とがそれぞ
れ導通した状態となり、モータMのコイルに正転方向の
電流が流れてモータMが正転する。また、前記スライダ
がモータの逆転側にスライド操作されると、可動片2
3,24の接触位置23a,24aがそれぞれ回路導体
15,18の位置にあって、可動片23,24の後端部
下面が回路導体15,18にそれぞれ接触し、回路導体
13,14(COM1,COM2)と回路導体15,1
8(NC1,NO2a)とがそれぞれ導通した状態とな
り、モータMのコイルに逆転方向の電流が流れてモータ
Mが逆転する構成となっている。
【0013】また、前記スライダがモータの正転側又は
逆転側から中立位置に戻される途中(即ち、可動片23
又は24が回路導体17又は18に導通している導通状
態から非導通状態に動作する途中)においては、可動片
23又は24が回路導体17又は18に対して抵抗器2
1又は22を介して導通する半導通状態が実現される構
成となっている。例えば、図2(a)に示す導通状態
(可動片23が回路導体17と直接に接触して導通し、
モータMが正転している状態)から、図2(c)に示す
非導通状態(可動片23が回路導体17と完全に導通し
ておらず、モータMが停止する状態)に切り換えられる
途中においては、図2(b)に示す半導通状態(可動片
23が回路導体19と接触して抵抗器21を介して回路
導体17と導通し、モータMのコイルに比較的小電流が
流れる状態)が実現される。なお、抵抗器21,22の
抵抗値は、上記半導通状態において可動接点23又は2
4と回路導体17又は18との間に流れる電流(即ち、
モータMのコイルの通電ラインに流れる電流)が、接点
間(可動片23又は24と回路導体17,19又は1
8,20との間)に過度なアークを生じさせない小さな
電流となるように、設定されている。
【0014】以上説明したように、本例のスイッチ装置
11によれば、上記導通状態から非導通状態に切り換え
られる際(即ち、可動接点K1,K2が通電ライン側の
固定接点NO1a,NO2aから開離する際)には、可
動接点である可動片23又は24が通電ライン側の固定
接点である回路導体17又は18に対して抵抗21又は
22を介して導通する半導通状態が実現され、この半導
通状態においては、回路の負荷としてモータMの抵抗に
加え抵抗器21又は22の負荷が加わって電流が小さく
なる。また逆に、上記非導通状態から導通状態に切り換
えられる際(即ち、可動接点K1,K2が通電ライン側
の固定接点NO1a,NO2aと接触する際)にも、同
様な半導通状態が実現される。このため、このような可
動接点の作動時(特に接点開離時)に通電ラインの接点
間に発生するアークが影響のない程度に十分抑制される
か、或いは完全に阻止されることになり、アーク発生に
起因する前述の問題点が解消される。すなわち、接点の
材料や構造として、特殊なものを使用する必要がなくな
り、抵抗21及び22等の追加によるコストアップ分を
考慮しても、従来と比較すればコスト低減が可能とな
る。また、アークに起因する接点の消耗やカーボンの発
生が回避されるため、低コストでありながら、高寿命及
び高信頼性を安定的に実現できるという優れた効果が得
られる。
【0015】なお、本発明は上記形態例に限られず、各
種の態様があり得る。例えば、上記形態例は、一つの可
動接点に対して固定接点が2種類(電源側とグランド
側)あるタイプであるが、一つの可動接点に対して固定
接点が一つあるだけの単なる開閉スイッチにも、本発明
が適用できることはいうまでもない。また、もちろん、
可動接点と固定接点の組を一組有するだけのスイッチで
もよい。また、可動接点は、操作部の手動操作によって
動作する態様に限られず、例えばソレノイドなどのアク
チュエータによって駆動される構成もあり得る。また、
可動接点(図1では可動片23,24)の開離動作時に
順次導通する第2固定導体(図1では回路導体19,2
0)や抵抗(図1では抵抗器21,22)を複数設け
て、本発明の半導通状態を多段階に実現し、電流値を段
階的に徐々に低下させるような態様もあり得る。
【0016】
【発明の効果】本発明のスイッチ装置によれば、通電ラ
イン開閉用の可動接点と固定接点とが導通している導通
状態から、前記可動接点が固定接点に対して導通してい
ない非導通状態に切り換えられる途中(即ち、前記可動
接点が固定接点から開離する際)に、前記可動接点が固
定接点に対して抵抗を介して導通する半導通状態が実現
され、この半導通状態においては、回路の負荷として前
記抵抗の負荷が加わって電流が小さくなる。また逆に、
上記非導通状態から導通状態に切り換えられる途中(即
ち、前記可動接点が固定接点と接触する際)にも、同様
な半導通状態が実現される。このため、このような可動
接点の作動時(特に接点開離時)に通電ライン開閉用の
接点間に発生するアークが影響のない程度に十分抑制さ
れるか、或いは完全に阻止されることになり、アーク発
生に起因する前述の問題点が解消される。すなわち、接
点の材料や構造として、特殊なものを使用する必要がな
くなり、抵抗の追加等によるコストアップ分を考慮して
も、従来と比較すればコスト低減が可能となる。また、
アークに起因する接点の消耗やカーボンの発生が回避さ
れるため、低コストでありながら、高寿命及び高信頼性
を安定的に実現できるという優れた効果が得られる。
【0017】さらに、請求項2に記載のように、可動接
点が基板上を摺動する摺動導体により構成され、基板上
に形成された導体(第1固定導体)により固定接点が構
成され、また前記抵抗と可動接点との接続(即ち、前記
半導通状態)が、やはりこの基板上に形成された導体
(第2固定導体)により実現される構成であり、前記抵
抗が前記基板上に接続された抵抗器(例えばディスクリ
ート抵抗又はチップ抵抗など)よりなる構成であると、
スイッチ装置の全ての要部構成が基板上に設けられるこ
とになり、また、可動接点を除く主要な要素は通常の回
路基板(例えばプリント基板)を制作する技術で容易に
制作できることになる。このため、例えばスイッチ装置
が組み込まれる回路と同一基板上にスイッチ装置を構成
して回路全体の簡素化を図ることができる、或いは生産
コストをさらに低減できるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ装置の要部構成を示す斜視図である。
【図2】スイッチ装置の動作を示す平面図である。
【図3】モータ正逆転駆動回路を示す回路図である。
【図4】従来のスイッチ装置の要部構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 スイッチ装置 12 プリント基板 17,18 回路導体(第1固定導体) 19,20 回路導体(第2固定導体) 21,22 抵抗器 23,24 可動片(摺動導体) K1,K2 可動接点(通電ライン開閉用の可動接点) COM1,COM2 コモン端子 NO1a,NO2a 常開接点(通電ライン開閉用の固
定接点) NO1b,NO2b 常開接点 NC1,NC2 常閉接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電ラインの開閉のための可動接点と固
    定接点を有し、前記可動接点の動作により、前記可動接
    点が前記固定接点に対して導通し通電ラインに所定の電
    流が流れている導通状態と、前記可動接点が前記固定接
    点に対して導通しておらず通電ラインに電流が流れてい
    ない非導通状態とに切り換わるスイッチ装置において、 前記可動接点が前記導通状態から前記非導通状態に動作
    する途中で、前記可動接点が前記固定接点に対して抵抗
    を介して導通する半導通状態が実現される構成とし、 前記半導通状態で通電ラインに流れる電流が過度なアー
    クを生じさせない小電流となるように、前記抵抗の抵抗
    値を設定したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記可動接点を、基板上で摺動する摺動
    導体により構成し、この摺動導体が一方向に摺動して導
    通位置に移動すると、この摺動導体に接触して前記導通
    状態を実現する前記基板上の第1固定導体により、前記
    固定接点を構成するとともに、 前記基板上における前記第1固定導体に隣接する位置に
    は、前記第1固定導体に前記抵抗を介して接続され、前
    記摺動導体が前記導通位置から他方向に移動する途中で
    前記摺動導体に接触して前記半導通状態を実現する第2
    固定導体を設け、前記抵抗は前記基板上に接続した抵抗
    器により構成したことを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014154510A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Hioki Ee Corp 摺動式スイッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014154510A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Hioki Ee Corp 摺動式スイッチ装置

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