JP2000299702A - パケットストリームの分割および結合方法、装置、およびその方法を記録した記録媒体 - Google Patents
パケットストリームの分割および結合方法、装置、およびその方法を記録した記録媒体Info
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- JP2000299702A JP2000299702A JP10470999A JP10470999A JP2000299702A JP 2000299702 A JP2000299702 A JP 2000299702A JP 10470999 A JP10470999 A JP 10470999A JP 10470999 A JP10470999 A JP 10470999A JP 2000299702 A JP2000299702 A JP 2000299702A
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- packet stream
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Abstract
(57)【要約】
【課題】動画像等の配信すべきコンテンツに対して、低
い伝送回線により高いビットレートのパケットストリー
ムを配信する。 【解決手段】パケットストリーム生成サーバ102で生
成したストリームを分割装置101のパケット受信手段
103でパケット単位に受信し、ヘッダ情報付加手段1
06でパケットのヘッダ情報として通し番号と時刻情報
を付加し、パケット割り当て手段107で各パケットを
複数のパケットストリームに割り当て送出手段108か
らLANに送出し、パケットストリームサーバ109か
ら複数のパケットストリームをネットワークを介して別
のLANに送信する。対応するレシーバ110で受信
し、結合装置111では、ヘッダ情報から通し番号を抽
出して通し番号の小さいパケットからパケットをバッフ
ァに蓄積し、1つのストリームとして送出する。
い伝送回線により高いビットレートのパケットストリー
ムを配信する。 【解決手段】パケットストリーム生成サーバ102で生
成したストリームを分割装置101のパケット受信手段
103でパケット単位に受信し、ヘッダ情報付加手段1
06でパケットのヘッダ情報として通し番号と時刻情報
を付加し、パケット割り当て手段107で各パケットを
複数のパケットストリームに割り当て送出手段108か
らLANに送出し、パケットストリームサーバ109か
ら複数のパケットストリームをネットワークを介して別
のLANに送信する。対応するレシーバ110で受信
し、結合装置111では、ヘッダ情報から通し番号を抽
出して通し番号の小さいパケットからパケットをバッフ
ァに蓄積し、1つのストリームとして送出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットストリー
ムを分割して複数の伝送路を用いて伝送する際に、パケ
ットの途中で分割することなく、パケット単位で異なる
伝送路へ割り振って伝送した後、分割伝送されたパケッ
トストリームを受信して1つのストリームに結合する方
法、装置およびその方法を記録した記録媒体に関し、特
にLANやインターネットにおいて、リアルタイムに流
れる動画像や音声等の1本のパケットストリームをその
伝送媒体を複数本使用することにより、本来の伝送速度
と同等ないしそれに近い品質を維持することができるパ
ケットストリームの分割および結合方法、装置、および
その方法を記録した記録媒体に関する。
ムを分割して複数の伝送路を用いて伝送する際に、パケ
ットの途中で分割することなく、パケット単位で異なる
伝送路へ割り振って伝送した後、分割伝送されたパケッ
トストリームを受信して1つのストリームに結合する方
法、装置およびその方法を記録した記録媒体に関し、特
にLANやインターネットにおいて、リアルタイムに流
れる動画像や音声等の1本のパケットストリームをその
伝送媒体を複数本使用することにより、本来の伝送速度
と同等ないしそれに近い品質を維持することができるパ
ケットストリームの分割および結合方法、装置、および
その方法を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを使用した動画像等のパ
ケットストリームへのアクセスが、28.8kbpsや
56kbpsのモデム、ISDN(64kbps(1回
線使用)や128kbps(2回線使用))、あるいは
専用線のように多様な伝送媒体が使用されるようにな
り、動画像をエンコードするための符号化ビットレート
をそれぞれの伝送媒体毎にパラメータを設定し、複数の
パケットストリームを生成しなければばらなかった。な
お、これに関しては、例えば、秦泉寺等による『分散適
応型VODシステムの性能評価』(1996年電子情報
通信学会総合大会D−324)、および同『インターネ
ット用スケーラブル映像配信システム』(1996年テ
レビジョン学会年次大会24−2)に記載されたものが
ある。
ケットストリームへのアクセスが、28.8kbpsや
56kbpsのモデム、ISDN(64kbps(1回
線使用)や128kbps(2回線使用))、あるいは
専用線のように多様な伝送媒体が使用されるようにな
り、動画像をエンコードするための符号化ビットレート
をそれぞれの伝送媒体毎にパラメータを設定し、複数の
パケットストリームを生成しなければばらなかった。な
お、これに関しては、例えば、秦泉寺等による『分散適
応型VODシステムの性能評価』(1996年電子情報
通信学会総合大会D−324)、および同『インターネ
ット用スケーラブル映像配信システム』(1996年テ
レビジョン学会年次大会24−2)に記載されたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、インターネッ
ト上で動画像等のパケットストリームによるデータ配信
を行う場合に、IP(インターネット・プロトコル)マ
ルチキャストと呼ばれるプロトコルが使用されており、
UDP(ユーザ・データグラム・プロトコル)によって
実現される。ただし、このUDPは、インターネット上
で頻繁に使用されるTCP(トランスミッション・コン
トロール・プロトコル)に対して、データの受け取りが
確実でないという問題を有している。すなわち、UDP
で実現されるIPマルチキャストにおいては、伝送の信
頼性が低く、受信できない可能性がある。そのために、
IPマルチキャストを使用したパケットストリームにお
いては、ある程度データを受信できなくても動画の再生
が継続されるようなデータ送信方式を採用している。そ
こで、本出願人は、本願より先にパケットストリームを
分割して複数の伝送路を用いて伝送することにより、本
来の伝送速度と同等、ないしそれに近い品質を維持する
ことが可能なパケットストリーム分割、結合および削減
装置を提案した(特願平10−221435号明細書お
よび図面参照)。上記出願においては、ストリームを分
割する際にパケット長を考慮して、伝送路の負荷分散を
図ることに重点を置いていた。
ト上で動画像等のパケットストリームによるデータ配信
を行う場合に、IP(インターネット・プロトコル)マ
ルチキャストと呼ばれるプロトコルが使用されており、
UDP(ユーザ・データグラム・プロトコル)によって
実現される。ただし、このUDPは、インターネット上
で頻繁に使用されるTCP(トランスミッション・コン
トロール・プロトコル)に対して、データの受け取りが
確実でないという問題を有している。すなわち、UDP
で実現されるIPマルチキャストにおいては、伝送の信
頼性が低く、受信できない可能性がある。そのために、
IPマルチキャストを使用したパケットストリームにお
いては、ある程度データを受信できなくても動画の再生
が継続されるようなデータ送信方式を採用している。そ
こで、本出願人は、本願より先にパケットストリームを
分割して複数の伝送路を用いて伝送することにより、本
来の伝送速度と同等、ないしそれに近い品質を維持する
ことが可能なパケットストリーム分割、結合および削減
装置を提案した(特願平10−221435号明細書お
よび図面参照)。上記出願においては、ストリームを分
割する際にパケット長を考慮して、伝送路の負荷分散を
図ることに重点を置いていた。
【0004】本発明の第1の目的は、従来の問題点を解
決し、動画像等の配信すべきコンテンツに対して、高い
ビットレートで符号化し、対応できない低いビットレー
トを要求する伝送媒体に対しては、高いビットレートで
符号化されたパケットストリームをある程度の割合で分
割し、新たなパケットストリームを生成することにより
対応可能にしたパケットストリームの分割および結合方
法、装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、分割した各々のパケットストリームを、複数の低速
回線で別々に伝送し、受信側で元のパケットストリーム
を生成することが可能であり、かつ元のパケットストリ
ームと全く同じタイミングで再生することが可能なパケ
ットストリームの分割および結合方法、装置を提供する
ことにある。本発明の第3の目的は、パケットストリー
ムを分割、結合する方法を記録した記録媒体を提供する
ことにある。
決し、動画像等の配信すべきコンテンツに対して、高い
ビットレートで符号化し、対応できない低いビットレー
トを要求する伝送媒体に対しては、高いビットレートで
符号化されたパケットストリームをある程度の割合で分
割し、新たなパケットストリームを生成することにより
対応可能にしたパケットストリームの分割および結合方
法、装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、分割した各々のパケットストリームを、複数の低速
回線で別々に伝送し、受信側で元のパケットストリーム
を生成することが可能であり、かつ元のパケットストリ
ームと全く同じタイミングで再生することが可能なパケ
ットストリームの分割および結合方法、装置を提供する
ことにある。本発明の第3の目的は、パケットストリー
ムを分割、結合する方法を記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパケットストリームの分割方法および装置
では、パケットストリームをパケット単位に受信し、受
信した各パケットのヘッダ情報として通信番号を付加
し、かつ受信した時刻に関連する時刻情報を付加し、こ
れらの通し番号と時刻情報が付加された各々のパケット
を複数のパケットストリームに順次割り当てて送出する
ことを特徴としている。すなわち、パケットストリーム
を分割して複数の伝送路(例えば、ISDNの複数のB
チャネル)を用いて伝送する際に、従来技術のようにパ
ケットの途中で分割せずに、パケット単位で異なる伝送
路に割り振りパケットストリームの分割を行うととも
に、分割処理の際にパケット通し番号とともに時刻スタ
ンプ情報を付加することを要点としている。また、本発
明のパケットストリームの結合方法および装置では、複
数のパケットストリームを各々パケット単位で受信し、
受信したパケットのヘッダ情報から通し番号を抽出し
て、通し番号の小さいパケットから順次パケットをバッ
ファリングし、パケットのヘッダ情報から抽出した時刻
情報に基づいて、バッファリングされたパケットを順次
取り出し、通し番号と時刻情報を除去して1つのパケッ
トストリームとして送出することを特徴としている。す
なわち、分割伝送されたパケットストリームを再生して
1つのストリームにする際に、ストリーム分割時に付加
された時刻スタンプ情報を参照し、再生したパケットを
送出するタイミング(パケット間インターバル)をも再
現することを要点としている。さらに、本発明の記録媒
体は、パケットストリーム分割または結合方法を実現す
るためのプログラムを格納することで、商品として流通
させるとともに、任意のコンピュータにローディングす
るか、他のコンピュータからネットワークを介して任意
のコンピュータにローディングすることにより、本発明
を任意の時刻に実施することを特徴としている。
め、本発明のパケットストリームの分割方法および装置
では、パケットストリームをパケット単位に受信し、受
信した各パケットのヘッダ情報として通信番号を付加
し、かつ受信した時刻に関連する時刻情報を付加し、こ
れらの通し番号と時刻情報が付加された各々のパケット
を複数のパケットストリームに順次割り当てて送出する
ことを特徴としている。すなわち、パケットストリーム
を分割して複数の伝送路(例えば、ISDNの複数のB
チャネル)を用いて伝送する際に、従来技術のようにパ
ケットの途中で分割せずに、パケット単位で異なる伝送
路に割り振りパケットストリームの分割を行うととも
に、分割処理の際にパケット通し番号とともに時刻スタ
ンプ情報を付加することを要点としている。また、本発
明のパケットストリームの結合方法および装置では、複
数のパケットストリームを各々パケット単位で受信し、
受信したパケットのヘッダ情報から通し番号を抽出し
て、通し番号の小さいパケットから順次パケットをバッ
ファリングし、パケットのヘッダ情報から抽出した時刻
情報に基づいて、バッファリングされたパケットを順次
取り出し、通し番号と時刻情報を除去して1つのパケッ
トストリームとして送出することを特徴としている。す
なわち、分割伝送されたパケットストリームを再生して
1つのストリームにする際に、ストリーム分割時に付加
された時刻スタンプ情報を参照し、再生したパケットを
送出するタイミング(パケット間インターバル)をも再
現することを要点としている。さらに、本発明の記録媒
体は、パケットストリーム分割または結合方法を実現す
るためのプログラムを格納することで、商品として流通
させるとともに、任意のコンピュータにローディングす
るか、他のコンピュータからネットワークを介して任意
のコンピュータにローディングすることにより、本発明
を任意の時刻に実施することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
パケットストリームの分割および結合装置のブロック図
である。図1において、102は動画像等のストリーム
コンテンツを提供するための、エンコーダ部分を含んだ
パケットストリームを生成し、送出するパケットストリ
ーム生成サーバ、101はパケットストリーム分割装
置、109はパケットストリーム分割装置101から送
出された各々対応するパケットストリームをネットワー
クを介して別のLANに送信するパケットストリームサ
ーバ(1)〜(n)である。上記パケットストリーム装
置101は、パケットストリーム生成サーバ102から
送出されたパケットストリームを、LANを介してパケ
ット単位で受信するパケット受信手段103と、パケッ
ト受信手段103で受信した各パケットに通し番号を付
与する通し番号付加手段104と、パケット受信手段1
03で受信した各パケットの受信時刻に関連する時刻情
報を検出する時刻情報検出手段105と、通し番号付加
手段104により付与された通し番号および時刻情報検
出手段105により検出された時刻情報を、各パケット
毎にヘッダ情報として付加するヘッダ情報付加手段10
6と、通し番号および時刻情報が付加されたパケットを
複数のパケットストリームに割り当てるパケット割り当
て手段107と、パケット割り当て手段107により割
り当てられた各々のパケットストリームをLANに送出
するパケットストリーム送出手段(1)〜(n)とを具
備している。ここで、本発明により新たに設けられた手
段は、パケットストリーム分割装置101内の時刻情報
検出手段105とヘッダ情報付加手段106である。以
上が送信側の構成である。
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
パケットストリームの分割および結合装置のブロック図
である。図1において、102は動画像等のストリーム
コンテンツを提供するための、エンコーダ部分を含んだ
パケットストリームを生成し、送出するパケットストリ
ーム生成サーバ、101はパケットストリーム分割装
置、109はパケットストリーム分割装置101から送
出された各々対応するパケットストリームをネットワー
クを介して別のLANに送信するパケットストリームサ
ーバ(1)〜(n)である。上記パケットストリーム装
置101は、パケットストリーム生成サーバ102から
送出されたパケットストリームを、LANを介してパケ
ット単位で受信するパケット受信手段103と、パケッ
ト受信手段103で受信した各パケットに通し番号を付
与する通し番号付加手段104と、パケット受信手段1
03で受信した各パケットの受信時刻に関連する時刻情
報を検出する時刻情報検出手段105と、通し番号付加
手段104により付与された通し番号および時刻情報検
出手段105により検出された時刻情報を、各パケット
毎にヘッダ情報として付加するヘッダ情報付加手段10
6と、通し番号および時刻情報が付加されたパケットを
複数のパケットストリームに割り当てるパケット割り当
て手段107と、パケット割り当て手段107により割
り当てられた各々のパケットストリームをLANに送出
するパケットストリーム送出手段(1)〜(n)とを具
備している。ここで、本発明により新たに設けられた手
段は、パケットストリーム分割装置101内の時刻情報
検出手段105とヘッダ情報付加手段106である。以
上が送信側の構成である。
【0007】次に、受信側の構成を説明する。110は
パケットストリームサーバ(1)〜(n)109から送
信されたパケットストリームをネットワークを介して受
信し、LAN上に配信するパケットストリームレシーバ
(1)〜(m)(ここで、m≦n)であり、111はパ
ケットストリーム結合装置であり、119はパケットス
トリーム結合装置111で結合されたパケットストリー
ムをLANを介して受信し、動画像や音楽等のストリー
ムコンテンツとして再生するパケットストリーム再生ツ
ールである。パケットストリーム結合装置111は、パ
ケットストリームレシーバ(1)〜(m)110により
LAN上に配信されたパケットストリームを受信するパ
ケットストリーム受信手段(1)〜(m)112と、パ
ケットストリーム受信手段112から受信したパケット
のヘッダ情報から通し番号を抽出する通し番号抽出手段
113と、通し番号抽出手段113により抽出された通
し番号の小さいパケットから順にパケットをバッファリ
ングするバッファ手段114と、パケットのヘッダ情報
から時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段115と、時
刻情報抽出手段115により抽出した時刻情報に基づい
て、各パケットの送出時刻を決定する送出時刻決定手段
116と、バッファ手段114からパケットを順次取り
出し、パケットのヘッダ情報から通し番号と時刻情報を
除去するヘッダ情報除去手段117と、ヘッダ情報除去
手段117により通し番号と時刻情報が除去されたパケ
ットを送出時刻決定手段116により決定された時刻
に、1つのパケットストリームとして送出するパケット
ストリーム送出手段118とを具備している。ここで、
本発明により新しく設けられた手段は、バッファ手段1
14と、時刻情報抽出手段115と、送出時刻決定手段
116と、ヘッダ情報除去手段117である。
パケットストリームサーバ(1)〜(n)109から送
信されたパケットストリームをネットワークを介して受
信し、LAN上に配信するパケットストリームレシーバ
(1)〜(m)(ここで、m≦n)であり、111はパ
ケットストリーム結合装置であり、119はパケットス
トリーム結合装置111で結合されたパケットストリー
ムをLANを介して受信し、動画像や音楽等のストリー
ムコンテンツとして再生するパケットストリーム再生ツ
ールである。パケットストリーム結合装置111は、パ
ケットストリームレシーバ(1)〜(m)110により
LAN上に配信されたパケットストリームを受信するパ
ケットストリーム受信手段(1)〜(m)112と、パ
ケットストリーム受信手段112から受信したパケット
のヘッダ情報から通し番号を抽出する通し番号抽出手段
113と、通し番号抽出手段113により抽出された通
し番号の小さいパケットから順にパケットをバッファリ
ングするバッファ手段114と、パケットのヘッダ情報
から時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段115と、時
刻情報抽出手段115により抽出した時刻情報に基づい
て、各パケットの送出時刻を決定する送出時刻決定手段
116と、バッファ手段114からパケットを順次取り
出し、パケットのヘッダ情報から通し番号と時刻情報を
除去するヘッダ情報除去手段117と、ヘッダ情報除去
手段117により通し番号と時刻情報が除去されたパケ
ットを送出時刻決定手段116により決定された時刻
に、1つのパケットストリームとして送出するパケット
ストリーム送出手段118とを具備している。ここで、
本発明により新しく設けられた手段は、バッファ手段1
14と、時刻情報抽出手段115と、送出時刻決定手段
116と、ヘッダ情報除去手段117である。
【0008】図2は、図1におけるパケットストリーム
分割装置のパケットストリーム分割処理の動作フローチ
ャートであり、図4は、本発明により生成されたパケッ
トの構成図である。以下、パケットストリーム分割装置
の動作を、図1および図2に従って説明する。図1のパ
ケットストリーム生成サーバ102は、配信すべき動画
像のストリームコンテンツを192kbpsで符号化
し、UDP/IPを実装するLANにIPマルチキャス
トとして送出する。このときのマルチキャストアドレス
を、例えば239.10.8.1としてこれ以降の説明
を行う。マルチキャストアドレスを、このように設定す
ることは、IPマルチキャストに対応した一般的なスト
リーム配信サーバで容易に実現されており、符号化の値
も用途に合わせて設定できるものが多い。パケットスト
リーム分割装置101のパケット受信手段103は、パ
ケットストリーム生成サーバ102の送出した239.
10.8.1のマルチキャストアドレスによるパケット
ストリームをLANからパケット単位で受信する(ステ
ップ201)。ここでの処理は、パケットストリーム生
成サーバ102に対応するクライアントが実行するパケ
ットの受信形態と同じである。ここでパケットとは、パ
ケットストリームとしてLAN上に一連で流れるデータ
のうち、UDPのフォーマットで認識される一塊のデー
タのことである。
分割装置のパケットストリーム分割処理の動作フローチ
ャートであり、図4は、本発明により生成されたパケッ
トの構成図である。以下、パケットストリーム分割装置
の動作を、図1および図2に従って説明する。図1のパ
ケットストリーム生成サーバ102は、配信すべき動画
像のストリームコンテンツを192kbpsで符号化
し、UDP/IPを実装するLANにIPマルチキャス
トとして送出する。このときのマルチキャストアドレス
を、例えば239.10.8.1としてこれ以降の説明
を行う。マルチキャストアドレスを、このように設定す
ることは、IPマルチキャストに対応した一般的なスト
リーム配信サーバで容易に実現されており、符号化の値
も用途に合わせて設定できるものが多い。パケットスト
リーム分割装置101のパケット受信手段103は、パ
ケットストリーム生成サーバ102の送出した239.
10.8.1のマルチキャストアドレスによるパケット
ストリームをLANからパケット単位で受信する(ステ
ップ201)。ここでの処理は、パケットストリーム生
成サーバ102に対応するクライアントが実行するパケ
ットの受信形態と同じである。ここでパケットとは、パ
ケットストリームとしてLAN上に一連で流れるデータ
のうち、UDPのフォーマットで認識される一塊のデー
タのことである。
【0009】次に、通し番号付与手段104では、パケ
ット受信手段103で受信した各パケットの各々に受信
した順番に通し番号を付与する。また、時刻情報検出手
段105では、パケット受信手段103で受信した時刻
に関連する時刻情報を検出する。そして、通し番号付与
手段104で付与された通し番号と、時刻情報検出手段
105で検出した時刻情報とを、パケットのヘッダ情報
としてヘッダ情報付加手段106により各パケットに付
加する(ステップ202)。ヘッダ情報として付加する
方法としては、図4に示すように、UDPフォーマット
のヘッダ部401とデータ部404の間にヘッダ情報付
加部を設けて、ここに通し番号402と時刻情報403
とを設定すればよい。時刻情報検出手段105で検出す
る時刻情報としては、パケット受信手段103で各パケ
ットを受信した時点の絶対時刻、あるいはパケット受信
手段103で受信した最初のパケットを基準にした相対
時刻、あるいは該パケットと後続パケットの受信時刻の
差分、あるいは該パケットと前のパケットとの受信時刻
の差分のいずれを用いてもよい。パケット割り当て手段
107は、通し番号と時刻情報が付加されたパケットを
複数のパケットストリームに順次割り当てて、パケット
ストリーム送出手段(1)〜(n)108に転送するこ
とにより、パケットストリーム送出手段108はこれら
をLAN上に送出する(ステップ203)。
ット受信手段103で受信した各パケットの各々に受信
した順番に通し番号を付与する。また、時刻情報検出手
段105では、パケット受信手段103で受信した時刻
に関連する時刻情報を検出する。そして、通し番号付与
手段104で付与された通し番号と、時刻情報検出手段
105で検出した時刻情報とを、パケットのヘッダ情報
としてヘッダ情報付加手段106により各パケットに付
加する(ステップ202)。ヘッダ情報として付加する
方法としては、図4に示すように、UDPフォーマット
のヘッダ部401とデータ部404の間にヘッダ情報付
加部を設けて、ここに通し番号402と時刻情報403
とを設定すればよい。時刻情報検出手段105で検出す
る時刻情報としては、パケット受信手段103で各パケ
ットを受信した時点の絶対時刻、あるいはパケット受信
手段103で受信した最初のパケットを基準にした相対
時刻、あるいは該パケットと後続パケットの受信時刻の
差分、あるいは該パケットと前のパケットとの受信時刻
の差分のいずれを用いてもよい。パケット割り当て手段
107は、通し番号と時刻情報が付加されたパケットを
複数のパケットストリームに順次割り当てて、パケット
ストリーム送出手段(1)〜(n)108に転送するこ
とにより、パケットストリーム送出手段108はこれら
をLAN上に送出する(ステップ203)。
【0010】パケット割り当て手段107では、分割す
るパケットストリームの数と使用するネットワークの伝
送媒体の伝送速度に関する情報に基づき、通し番号付加
手段104により通し番号を付加したパケットを伝送速
度以下に保つように割り当てる。なお、伝送速度以下に
保つ方法としては、例えば、1秒に割り当てるデータ量
(ビット数)が伝送速度の値を超えないようにすればよ
く、もし伝送速度を超えてしまう場合には余分なパケッ
トを破棄する。例えば、192kbpsで符号化された
パケットストリームを、1回線当り64kbpsの伝送
速度を持つ3本のISDN回線に分割して伝送する場合
には、1秒当り64kbpsを超えないように配分す
る。パケットストリーム送出手段(1)〜(n)108
では、パケット割り当て手段107により割り当てら
れ、分割された各々のパケットストリームを独立に同時
的にLANに送出する。この場合、各パケットストリー
ムのマルチキャストアドレスは、パケットストリーム生
成サーバ102が配信に用いる元のマルチキャストアド
レスとは異なるアドレスを指定する。例えば、パケット
ストリーム生成サーバ102が239.10.8.1の
アドレスを使用していた場合には、239.10.8.
11、239.10.8.12、および239.10.
8.13をそれぞれ指定する。以上のようなパケットス
トリーム分割装置101の処理により、パケットストリ
ーム生成サーバ102が配信した高ビットレートのパケ
ットストリームを複数のパケットストリームに分割する
ことができる。
るパケットストリームの数と使用するネットワークの伝
送媒体の伝送速度に関する情報に基づき、通し番号付加
手段104により通し番号を付加したパケットを伝送速
度以下に保つように割り当てる。なお、伝送速度以下に
保つ方法としては、例えば、1秒に割り当てるデータ量
(ビット数)が伝送速度の値を超えないようにすればよ
く、もし伝送速度を超えてしまう場合には余分なパケッ
トを破棄する。例えば、192kbpsで符号化された
パケットストリームを、1回線当り64kbpsの伝送
速度を持つ3本のISDN回線に分割して伝送する場合
には、1秒当り64kbpsを超えないように配分す
る。パケットストリーム送出手段(1)〜(n)108
では、パケット割り当て手段107により割り当てら
れ、分割された各々のパケットストリームを独立に同時
的にLANに送出する。この場合、各パケットストリー
ムのマルチキャストアドレスは、パケットストリーム生
成サーバ102が配信に用いる元のマルチキャストアド
レスとは異なるアドレスを指定する。例えば、パケット
ストリーム生成サーバ102が239.10.8.1の
アドレスを使用していた場合には、239.10.8.
11、239.10.8.12、および239.10.
8.13をそれぞれ指定する。以上のようなパケットス
トリーム分割装置101の処理により、パケットストリ
ーム生成サーバ102が配信した高ビットレートのパケ
ットストリームを複数のパケットストリームに分割する
ことができる。
【0011】次に、受信側の説明を行う。パケットスト
リーム分割装置101により分割されたパケットストリ
ームは、パケットストリームサーバ(1)〜(n)によ
りネットワークを介して受信側LANに伝送される。パ
ケットストリームサーバ(1)〜(n)109は、パケ
ットストリーム送出手段(1)〜(n)108の各々に
対応してパケットストリームを受信し、ネットワークに
送出する。例えば、パケットストリームサーバ(1)1
09は、パケットストリーム送出手段(1)108から
送出された239.10.8.11のパケットストリー
ムを受け取り、パケットストリームサーバ(2)109
は、パケットストリーム送出手段(2)108から送出
された239.10.8.12のパケットストリームを
受け取り、パケットストリームサーバ(3)109は、
パケットストリーム送出手段(3)108から送出され
た239.10.8.13のパケットストリームを受け
取る。ネットワークの伝送媒体としては、ISDN回線
や専用線のような通信網の他に、IPマルチキャストの
伝送品質が保証されないことを考慮すれば、データ放送
等の片方向の伝送路にも適用することができる。
リーム分割装置101により分割されたパケットストリ
ームは、パケットストリームサーバ(1)〜(n)によ
りネットワークを介して受信側LANに伝送される。パ
ケットストリームサーバ(1)〜(n)109は、パケ
ットストリーム送出手段(1)〜(n)108の各々に
対応してパケットストリームを受信し、ネットワークに
送出する。例えば、パケットストリームサーバ(1)1
09は、パケットストリーム送出手段(1)108から
送出された239.10.8.11のパケットストリー
ムを受け取り、パケットストリームサーバ(2)109
は、パケットストリーム送出手段(2)108から送出
された239.10.8.12のパケットストリームを
受け取り、パケットストリームサーバ(3)109は、
パケットストリーム送出手段(3)108から送出され
た239.10.8.13のパケットストリームを受け
取る。ネットワークの伝送媒体としては、ISDN回線
や専用線のような通信網の他に、IPマルチキャストの
伝送品質が保証されないことを考慮すれば、データ放送
等の片方向の伝送路にも適用することができる。
【0012】パケットストリームレシーバ(1)〜
(m)110(ここでは、m≦n)は、パケットストリ
ームサーバ(1)〜(n)109よりネットワークを介
して伝送されたパケットを受信し、そのパケットをパケ
ットストリームとして各々のパケットストリームレシー
バ(1)〜(m)110で受信したIPマルチキャスト
アドレスによりLANに送出する。例えば、パケットス
トリームレシーバ(1)110はパケットストリームサ
ーバ(1)109が伝送したマルチキャストアドレスが
239.10.8.11のストリームパケットを受信
し、同じマルチキャストアドレス239.10.8.1
1でLANに送出する。他のパケットストリームレシー
バ(2)および(3)110とパケットストリームサー
バ(2)および(3)109との間でも、上記と全く同
じように、同じマルチキャストアドレス239.10.
8.12および239.10.8.13でそれぞれLA
Nに送出する。
(m)110(ここでは、m≦n)は、パケットストリ
ームサーバ(1)〜(n)109よりネットワークを介
して伝送されたパケットを受信し、そのパケットをパケ
ットストリームとして各々のパケットストリームレシー
バ(1)〜(m)110で受信したIPマルチキャスト
アドレスによりLANに送出する。例えば、パケットス
トリームレシーバ(1)110はパケットストリームサ
ーバ(1)109が伝送したマルチキャストアドレスが
239.10.8.11のストリームパケットを受信
し、同じマルチキャストアドレス239.10.8.1
1でLANに送出する。他のパケットストリームレシー
バ(2)および(3)110とパケットストリームサー
バ(2)および(3)109との間でも、上記と全く同
じように、同じマルチキャストアドレス239.10.
8.12および239.10.8.13でそれぞれLA
Nに送出する。
【0013】なお、同じマルチキャストアドレスを使用
するためには、例えば、パケットストリームサーバ
(1)109とパケットストリームレシーバ(1)11
0との間で、受信するマルチキャストアドレス、送信す
るマルチキャストアドレスを予め取り決めておけばよ
い。また他の方法としては、パケットストリーム分割装
置101のパケット割り当て手段107において、パケ
ットを割り当てた際に、割り当て先のマルチキャストア
ドレスを取得してパケットのヘッダ情報に設定してお
き、パケットストリームレシーバ(1)〜(m)110
では、このヘッダ情報からマルチキャストアドレスを抽
出してマルチキャストアドレスとすることもできる。ま
た、送信側で分割されたパケットストリームをパケット
ストリームサーバn個で伝送できる場合、パケットスト
リームレシーバは最大n個で足りる。パケットストリー
ムレシーバがn個よりも少ない場合には、パケットが完
全に伝送されないため、品質が低下することになるが、
パケットストリームの送出は可能である。
するためには、例えば、パケットストリームサーバ
(1)109とパケットストリームレシーバ(1)11
0との間で、受信するマルチキャストアドレス、送信す
るマルチキャストアドレスを予め取り決めておけばよ
い。また他の方法としては、パケットストリーム分割装
置101のパケット割り当て手段107において、パケ
ットを割り当てた際に、割り当て先のマルチキャストア
ドレスを取得してパケットのヘッダ情報に設定してお
き、パケットストリームレシーバ(1)〜(m)110
では、このヘッダ情報からマルチキャストアドレスを抽
出してマルチキャストアドレスとすることもできる。ま
た、送信側で分割されたパケットストリームをパケット
ストリームサーバn個で伝送できる場合、パケットスト
リームレシーバは最大n個で足りる。パケットストリー
ムレシーバがn個よりも少ない場合には、パケットが完
全に伝送されないため、品質が低下することになるが、
パケットストリームの送出は可能である。
【0014】図3は、図1におけるパケットストリーム
結合装置のパケットストリームの結合処理の動作フロー
チャートである。以下、パケットストリーム結合装置1
11の動作説明を、図1および図3に従って行う。パケ
ットストリーム受信手段(1)〜(m)112では、パ
ケットストリームレシーバ(1)〜(m)110からL
ANに送出したIPマルチキャストによるストリームパ
ケットをそれぞれ受信する(ステップ301)。例え
ば、パケットストリーム受信手段(1)112は、パケ
ットストリームレシーバ(1)110がIPマルチキャ
ストアドレス239.10.8.11で送出したパケッ
トストリームを受信する、というように、パケットスト
リーム受信手段112とパケットストリームレシーバ1
10とを1対1に対応させる。パケットストリーム受信
手段(1)〜(m)112により受信された各パケット
は、通し番号抽出手段113に送られることにより、通
し番号抽出手段113では各パケットのヘッダ情報付加
部(図4参照)から通し番号402を抽出し、ある時間
単位の間に抽出した通し番号の中から小さい順に、バッ
ファ手段114にバッファリングする(ステップ30
2)。
結合装置のパケットストリームの結合処理の動作フロー
チャートである。以下、パケットストリーム結合装置1
11の動作説明を、図1および図3に従って行う。パケ
ットストリーム受信手段(1)〜(m)112では、パ
ケットストリームレシーバ(1)〜(m)110からL
ANに送出したIPマルチキャストによるストリームパ
ケットをそれぞれ受信する(ステップ301)。例え
ば、パケットストリーム受信手段(1)112は、パケ
ットストリームレシーバ(1)110がIPマルチキャ
ストアドレス239.10.8.11で送出したパケッ
トストリームを受信する、というように、パケットスト
リーム受信手段112とパケットストリームレシーバ1
10とを1対1に対応させる。パケットストリーム受信
手段(1)〜(m)112により受信された各パケット
は、通し番号抽出手段113に送られることにより、通
し番号抽出手段113では各パケットのヘッダ情報付加
部(図4参照)から通し番号402を抽出し、ある時間
単位の間に抽出した通し番号の中から小さい順に、バッ
ファ手段114にバッファリングする(ステップ30
2)。
【0015】次に、時刻情報抽出手段115では、各パ
ケットのヘッダ情報付加部から時刻情報403を抽出
し、送出時刻決定手段116では、この抽出された時刻
情報403に基づいて各パケットを送出する時刻を決定
する。バッファ手段114にバッファリングされたパケ
ットは、ヘッダ情報除去手段117により通し番号40
2と時刻情報403が除去され、通し番号の小さい順に
パケットストリーム送出手段118に送られる。パケッ
トストリーム送出手段118では、送られてきた各パケ
ットを、送出時刻決定手段116により決定された時刻
に、順次LANに送出する(ステップ303)。送出時
刻決定手段116では、パケットストリーム分割装置1
01で設定した時刻情報の種別(絶対時刻、基準にした
相対時刻、後のパケットとの差分、前のパケットとの差
分)に応じて送出時刻を決定する。
ケットのヘッダ情報付加部から時刻情報403を抽出
し、送出時刻決定手段116では、この抽出された時刻
情報403に基づいて各パケットを送出する時刻を決定
する。バッファ手段114にバッファリングされたパケ
ットは、ヘッダ情報除去手段117により通し番号40
2と時刻情報403が除去され、通し番号の小さい順に
パケットストリーム送出手段118に送られる。パケッ
トストリーム送出手段118では、送られてきた各パケ
ットを、送出時刻決定手段116により決定された時刻
に、順次LANに送出する(ステップ303)。送出時
刻決定手段116では、パケットストリーム分割装置1
01で設定した時刻情報の種別(絶対時刻、基準にした
相対時刻、後のパケットとの差分、前のパケットとの差
分)に応じて送出時刻を決定する。
【0016】パケットストリーム送出手段118から送
出されるパケットストリームのIPマルチキャストアド
レスとしては、パケットストリーム生成サーバ102が
ストリームコンテンツの配信に用いたマルチキャストア
ドレスと同じアドレスを用いる。上記の場合には、23
9.10.8.1のマルチキャストアドレスを用いる。
同じマルチキャストアドレスを用いるためには、例え
ば、パケットストリーム生成サーバ102との間で、マ
ルチキャストアドレスを予め取り決めておくか、あるい
は、パケットストリーム分割装置101がパケットスト
リームをパケットストリーム生成サーバ102から受信
した際に、マルチキャストアドレスを取得してパケット
のヘッダ情報に設定しておき、パケットストリーム送出
手段118では、このヘッダ情報からマルチキャストア
ドレスを抽出してこれをマルチキャストアドレスとする
ことも可能である。
出されるパケットストリームのIPマルチキャストアド
レスとしては、パケットストリーム生成サーバ102が
ストリームコンテンツの配信に用いたマルチキャストア
ドレスと同じアドレスを用いる。上記の場合には、23
9.10.8.1のマルチキャストアドレスを用いる。
同じマルチキャストアドレスを用いるためには、例え
ば、パケットストリーム生成サーバ102との間で、マ
ルチキャストアドレスを予め取り決めておくか、あるい
は、パケットストリーム分割装置101がパケットスト
リームをパケットストリーム生成サーバ102から受信
した際に、マルチキャストアドレスを取得してパケット
のヘッダ情報に設定しておき、パケットストリーム送出
手段118では、このヘッダ情報からマルチキャストア
ドレスを抽出してこれをマルチキャストアドレスとする
ことも可能である。
【0017】以上のパケットストリーム結合装置111
の処理により、複数のパケットストリームレシーバ11
0が受信したパケットストリームを結合し、1つのパケ
ットストリームとして送出することが可能になるのみな
らず、時刻情報を用いることにより、パケットストリー
ム生成サーバ102が送出した時刻と全く同じタイミン
グでパケットストリームを送出することができる。その
結果、パケットストリーム生成サーバ102のクライア
ントとなるパケットストリーム再生ツール119では、
LANを介してパケットストリーム結合装置111によ
り送出されたパケットストリームを、パケットストリー
ム生成サーバ102が送出した時刻と全く同じタイミン
グで受信することができる。本実施例においては、本来
LANまたはインターネットを通じてパケットストリー
ム生成サーバ102からパケットストリーム再生ツール
119に送信される高ビットレートなパケットストリー
ムを、パケットストリーム分割装置101により分割し
てそれぞれ別々に伝送し、パケットストリーム結合装置
111により元のパケットストリームに結合することに
より、低い伝送回線による高ビットレートのパケットス
トリームの配信を実現することができる。
の処理により、複数のパケットストリームレシーバ11
0が受信したパケットストリームを結合し、1つのパケ
ットストリームとして送出することが可能になるのみな
らず、時刻情報を用いることにより、パケットストリー
ム生成サーバ102が送出した時刻と全く同じタイミン
グでパケットストリームを送出することができる。その
結果、パケットストリーム生成サーバ102のクライア
ントとなるパケットストリーム再生ツール119では、
LANを介してパケットストリーム結合装置111によ
り送出されたパケットストリームを、パケットストリー
ム生成サーバ102が送出した時刻と全く同じタイミン
グで受信することができる。本実施例においては、本来
LANまたはインターネットを通じてパケットストリー
ム生成サーバ102からパケットストリーム再生ツール
119に送信される高ビットレートなパケットストリー
ムを、パケットストリーム分割装置101により分割し
てそれぞれ別々に伝送し、パケットストリーム結合装置
111により元のパケットストリームに結合することに
より、低い伝送回線による高ビットレートのパケットス
トリームの配信を実現することができる。
【0018】なお、図1の実施例では、パケットストリ
ーム分割装置101のパケットストリーム送出手段
(1)〜(n)108は各パケットストリームをそれぞ
れLANに送出し、それに対応したパケットストリーム
サーバ(1)〜(n)109がLANよりパケットスト
リームを受取り、ネットワークを介してパケットストリ
ームレシーバ(1)〜(m)110に送信し、パケット
ストリームレシーバ(1)〜(m)110がLANを介
してパケットストリーム結合装置111内の対応するパ
ケットストリーム受信手段(1)〜(m)112に送出
している。実施例では、IPマルチキャストを用いて説
明したが、TCP/IPでも同様の効果がある。さら
に、本発明の他の実施例として、LANを使用せずに、
パケットストリーム分割装置101からネットワークを
介して直接、パケットストリーム結合装置111に送信
する構成にすることも可能である。すなわち、パケット
ストリーム分割装置101内に、各パケットストリーム
送出手段(1)〜(n)108に対応してパケットスト
リームサーバ(1)〜(m)109が配置されるととも
に、パケットストリーム結合装置110内には、各パケ
ットストリーム受信手段(1)〜(m)112に対応し
てパケットストリームレシーバ(1)〜(m)110が
配置される。そして、パケットストリーム送出手段10
8から対応するパケットストリームサーバ109にそれ
ぞれパケットストリームを転送することにより、各パケ
ットストリームサーバ109からネットワークを介して
パケットストリーム結合装置111内に配置された各パ
ケットストリームレシーバ110に直接パケットストリ
ームを送信し、各パケットストリームレシーバ110か
らパケットストリーム受信手段112にパケットストリ
ームをそれぞれ転送することができる。
ーム分割装置101のパケットストリーム送出手段
(1)〜(n)108は各パケットストリームをそれぞ
れLANに送出し、それに対応したパケットストリーム
サーバ(1)〜(n)109がLANよりパケットスト
リームを受取り、ネットワークを介してパケットストリ
ームレシーバ(1)〜(m)110に送信し、パケット
ストリームレシーバ(1)〜(m)110がLANを介
してパケットストリーム結合装置111内の対応するパ
ケットストリーム受信手段(1)〜(m)112に送出
している。実施例では、IPマルチキャストを用いて説
明したが、TCP/IPでも同様の効果がある。さら
に、本発明の他の実施例として、LANを使用せずに、
パケットストリーム分割装置101からネットワークを
介して直接、パケットストリーム結合装置111に送信
する構成にすることも可能である。すなわち、パケット
ストリーム分割装置101内に、各パケットストリーム
送出手段(1)〜(n)108に対応してパケットスト
リームサーバ(1)〜(m)109が配置されるととも
に、パケットストリーム結合装置110内には、各パケ
ットストリーム受信手段(1)〜(m)112に対応し
てパケットストリームレシーバ(1)〜(m)110が
配置される。そして、パケットストリーム送出手段10
8から対応するパケットストリームサーバ109にそれ
ぞれパケットストリームを転送することにより、各パケ
ットストリームサーバ109からネットワークを介して
パケットストリーム結合装置111内に配置された各パ
ケットストリームレシーバ110に直接パケットストリ
ームを送信し、各パケットストリームレシーバ110か
らパケットストリーム受信手段112にパケットストリ
ームをそれぞれ転送することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画像等のパケットストリームを低速回線を介して配信
する場合に、送信側では、パケットストリームを分割し
て複数の低速回線で別々に配信し、受信側では、分割し
て配信されたパケットストリームを結合して元のパケッ
トストリームを生成するので、低い伝送回線を用いて高
ビットレートのパケットストリームの配信を実現できる
とともに、時刻情報を用いているので、元のパケットス
トリームと全く同じタイミングで受信側で再生すること
ができる。
動画像等のパケットストリームを低速回線を介して配信
する場合に、送信側では、パケットストリームを分割し
て複数の低速回線で別々に配信し、受信側では、分割し
て配信されたパケットストリームを結合して元のパケッ
トストリームを生成するので、低い伝送回線を用いて高
ビットレートのパケットストリームの配信を実現できる
とともに、時刻情報を用いているので、元のパケットス
トリームと全く同じタイミングで受信側で再生すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例を示すパケットストリームの
分割および結合装置のブロック図である。
分割および結合装置のブロック図である。
【図2】図1におけるパケットストリーム分割装置の動
作フローチャートである。
作フローチャートである。
【図3】図1におけるパケットストリーム結合装置の動
作フローチャートである。
作フローチャートである。
【図4】本発明で用いられるパケットの構成図である。
101…パケットストリーム分割装置、103…パケッ
ト受信手段、102…パケットストリーム生成サーバ、
104…通し番号付与手段、105…時刻情報検出手
段、106…ヘッダ情報付加手段、107…パケット割
り当て手段、108…パケットストリーム送出手段、1
09…パケットストリームサーバ(1)〜(n)、11
0…パケットストリームレシーバ(1)〜(m)、11
1…パケットストリーム結合装置、113…通し番号抽
出手段、112…パケットストリーム受信手段、114
…バッファ手段、115…時刻情報抽出手段、116…
送出時刻決定手段、117…ヘッダ情報除去手段、11
8…パケットストリーム送出手段、119…パケットス
トリーム再生ツール、401…ヘッダ部、402…通し
番号、403…時刻情報、404…データ部。
ト受信手段、102…パケットストリーム生成サーバ、
104…通し番号付与手段、105…時刻情報検出手
段、106…ヘッダ情報付加手段、107…パケット割
り当て手段、108…パケットストリーム送出手段、1
09…パケットストリームサーバ(1)〜(n)、11
0…パケットストリームレシーバ(1)〜(m)、11
1…パケットストリーム結合装置、113…通し番号抽
出手段、112…パケットストリーム受信手段、114
…バッファ手段、115…時刻情報抽出手段、116…
送出時刻決定手段、117…ヘッダ情報除去手段、11
8…パケットストリーム送出手段、119…パケットス
トリーム再生ツール、401…ヘッダ部、402…通し
番号、403…時刻情報、404…データ部。
フロントページの続き (72)発明者 岸田 克己 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB05 BC16 BC20 BD07 BD08 5K030 HB15 HB21 HC01 HC14 HD07 JA01 JA05 KX11 LE06 5K033 BA15 CB08 CC01 DA05 DB13 DB19 9A001 BB01 BB03 BB04 CC04 CC06 CC07 CC08 EE04 HH27 HH30 JJ20 JJ25 JJ27
Claims (8)
- 【請求項1】 1つのパケットストリームを該パケット
ストリームとは異なる独立した複数のパケットストリー
ムに分割する方法であって、 前記1つのパケットストリームをパケット単位で受信
し、 受信した各パケットのヘッダ情報として、通し番号と、
受信した時刻に関連する時刻情報とを付加し、 通し番号と時刻情報が付加された各パケットを、受信し
た前記パケットストリームとは異なる2以上のパケット
ストリームに順に割り当てて、それぞれパケットストリ
ームとして送出することを特徴とするパケットストリー
ムの分割方法。 - 【請求項2】 独立した複数のパケットストリームを該
パケットストリームとは異なる1つのパケットストリー
ムに結合する方法であって、 複数のパケットストリームをそれぞれパケット単位で受
信し、 受信したパケットのヘッダ情報から通し番号を抽出し
て、該通し番号の小さいパケットから順にパケットをバ
ッファリングし、 受信したパケットのヘッダ情報から抽出した時刻情報に
基づき、バッファリングされたパケットを順次取り出
し、取り出したパケットから通し番号と時刻情報を除去
して、1つのパケットストリームとして送出することを
特徴とするパケットストリームの結合方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のパケットスト
リームの分割または結合方法において、 前記時刻情報は、各パケットを受信した時刻、最初のパ
ケット受信を基準にした相対時刻、または、該パケット
の直前あるいは直後のパケットとの受信時刻の差分のい
ずれかであることを特徴とするパケットストリームの分
割または結合方法。 - 【請求項4】 1つのパケットストリームを該パケット
ストリームとは異なる独立した複数のパケットストリー
ムに分割する装置であって、 前記1つのパケットストリームをパケット単位で受信す
るパケット受信手段と、 前記パケット受信手段により受信した各パケットに、通
し番号を付与する通し番号付与手段と、 前記パケット受信手段により受信した各パケットの受信
時刻に関連する時刻情報を検出する時刻情報検出手段
と、 前記通し番号付与手段により付与された通し番号と、前
記時刻情報検出手段により検出した時刻情報とを各パケ
ットのヘッダ情報として付与するヘッダ情報付加手段
と、 前記ヘッダ情報付加手段により通し番号と時刻情報が付
加された各パケットを、受信した前記パケットストリー
ムとは異なる2以上のパケットストリームに順に割り当
てるパケット割り当て手段と、 前記パケット割り当て手段により割り当てられたパケッ
トを、それぞれパケットストリームとして送出するパケ
ットストリーム送出手段とを有することを特徴とするパ
ケットストリーム分割装置。 - 【請求項5】 独立した複数のパケットストリームを該
パケットストリームとは異なる1つのパケットストリー
ムに結合する装置であって、 複数のパケットストリームをそれぞれパケット単位で受
信する複数のパケット受信手段と、 各パケット受信手段で受信したパケットのヘッダ情報か
ら通し番号を抽出する通し番号抽出手段と、 前記通し番号抽出手段により抽出した通し番号に基づ
き、通し番号の小さいパケットから順にパケットをバッ
ファリングするバッファ手段と、 受信したパケットのヘッダ情報から時刻情報を抽出する
時刻情報抽出手段と、 前記時刻情報抽出手段により抽出した時刻情報に基づ
き、各パケットの送出時刻を決定する送出時刻決定手段
と、 前記バッファ手段からパケットを順次取り出し、取り出
したパケットのヘッダ情報から通し番号と時刻情報を除
去するヘッダ情報除去手段と、 該ヘッダ情報除去手段により通し番号と時刻情報が除去
された各パケットを、前記送出時刻決定手段により決定
された時刻に、1つのパケットストリームとして送出す
るパケットストリーム送出手段とを有することを特徴と
するパケットストリーム結合装置。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載のパケットスト
リーム分割または結合装置において、 前記時刻情報は、各パケットを受信した時刻、最初のパ
ケット受信を基準にした相対時刻、または、該パケット
の直前あるいは直後のパケットとの受信時刻の差分のい
ずれかであることを特徴とするパケットストリーム分割
または結合装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載のパケットストリーム分
割装置と、請求項5に記載のパケットストリーム結合装
置の両方を具備してなることを特徴とするパケットスト
リーム分割および結合装置。 - 【請求項8】 請求項1,2または3のいずれかに記載
のパケットストリームの分割または結合方法の各ステッ
プをプログラムに変換し、変換されたプログラムを記録
したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10470999A JP2000299702A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | パケットストリームの分割および結合方法、装置、およびその方法を記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10470999A JP2000299702A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | パケットストリームの分割および結合方法、装置、およびその方法を記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000299702A true JP2000299702A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14388021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10470999A Pending JP2000299702A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | パケットストリームの分割および結合方法、装置、およびその方法を記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000299702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013500686A (ja) * | 2009-07-28 | 2013-01-07 | ジェネラル・インスツルメント・コーポレーション | フレキシブル・チャネル結合を使用したipビデオ配信 |
US8799022B1 (en) * | 2011-05-04 | 2014-08-05 | Strat ID GIC, Inc. | Method and network for secure transactions |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP10470999A patent/JP2000299702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013500686A (ja) * | 2009-07-28 | 2013-01-07 | ジェネラル・インスツルメント・コーポレーション | フレキシブル・チャネル結合を使用したipビデオ配信 |
US8799022B1 (en) * | 2011-05-04 | 2014-08-05 | Strat ID GIC, Inc. | Method and network for secure transactions |
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