JP2000291992A - 建物もしくは蓄熱槽のエネルギー評価装置 - Google Patents

建物もしくは蓄熱槽のエネルギー評価装置

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JP2000291992A
JP2000291992A JP11241604A JP24160499A JP2000291992A JP 2000291992 A JP2000291992 A JP 2000291992A JP 11241604 A JP11241604 A JP 11241604A JP 24160499 A JP24160499 A JP 24160499A JP 2000291992 A JP2000291992 A JP 2000291992A
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building
energy
storage tank
temperature
heat storage
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Toshihiro Ohashi
敏宏 大橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の室内の温熱環境をつくり出すために必
要なエネルギー使用量やその料金を出力することのでき
る建物のエネルギー評価装置を提供する。 【解決手段】 建物の形状,建物を構成する部材の物性
値と気密度,外気条件,初期条件,評価したい期間とを
初期データとして入力するキーボードやマウス等からな
る入力部Xと、上記データを解析し、エネルギー移動
量,エネルギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯油
使用量,電気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー
料金のうち、少なくとも1つ以上を算出して出力する解
析部Yと、算出結果を表示する表示部Zとから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のエネルギー
評価装置及び蓄熱槽のエネルギー評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の室内環境評価装置として
は、例えば特開平3−291445号公報において、建
物形状,室内使用条件,空調設備の運転条件等の各デー
タを入力部から入力し、解析部で熱回路網,換気回路網
を設定して解析し、空間温度分布,表面温度分布,湿
度,気流を算出する装置が記載されている。
【0003】また、蓄熱槽の中の液体の温度分布を計算
するには、熱回路網を設定して解析する熱伝達の効果に
加えて、計算流体力学等を用いて温度差のある液体の自
然対流の効果を入れて解析していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−291445号公報における室内環境評価装置
の場合、以下の問題点があった。上記従来技術によれ
ば、室内の温度分布等の温熱環境評価尺度を出力するこ
とはできるが、その温熱環境をつくり出すために必要な
エネルギー使用量やその料金に関しては出力できなかっ
た。
【0005】また、入力部から入力するデータは膨大な
量となり、解析に多大な時間と費用が必要であった。
【0006】また、蓄熱槽の中の液体の温度分布を、熱
回路網を設定して解析する熱伝達の効果に加えて、計算
流体力学等を用いて温度差のある液体の自然対流の効果
を入れて解析すると、特に自然対流の効果を入れるため
に計算に多大な時間と費用とが必要であった。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、建物内の温熱環境をつくり出すために必要
なエネルギー使用量やその料金を出力することのできる
建物のエネルギー評価装置を提供することを目的として
いる。また、少ないデータ量で必要な出力が得られる建
物のエネルギー評価装置を提供することを目的としてい
る。さらに、簡単に蓄熱槽の中の液体の温度分布を計算
できる蓄熱槽のエネルギー評価装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、建物の形状と、建物を構成する
部材の物性値と気密度と、外気条件と、室内生活条件
と、評価したい期間とを初期データとして入力する入力
部と、上記データを解析し、エネルギー移動量,エネル
ギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電
気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のう
ち、少なくとも1つ以上を算出して出力する解析部とか
らなることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
おいて、前記建物が、建物ユニットから構成されるユニ
ット建物であり、建物の形状と建物を構成する部材の物
性値と気密度のデータを予め建物ユニット単位で持ち、
上記データを前記入力部から入力することを特徴とす
る。
【0010】本発明における入力部とは、データの入力
が行えるキーボードやマウス等のハードウエアが挙げら
れる。また、必要に応じて各種データベースを含めても
よい。
【0011】また、解析部とは、例えば演算処理装置で
あって、熱,換気,湿気,汚染物質等の回路網や数値流
体力学等による解析プログラムを備えるものである。解
析の方法は、熱,換気回路網を用いたものであっても、
数値流体力学(CFD)であってもよい。
【0012】また、本発明の建物のエネルギー評価装置
は、解析部の算出結果を表示できるようにCRTやLC
D等のディスプレイの表示部を備えてもよい。
【0013】本発明における建物の形状とは、建物の外
形と面積,建築されている方位、及び、建物内部の間取
りや建物部材の大きさと位置等を示す。
【0014】また、建物を構成する部材の物性値と気密
度とは、部材の大きさ,密度,比熱,熱伝導率等の物性
値、及び、建物部材と建物本体との気密度等を示す。
【0015】また、外気条件とは、対象となる地域,時
刻,日,月毎の外気の温度,湿度,風向,風速,日射の
方向,日射の強さ等建物外の気象条件に係わるデータを
示す。
【0016】また、室内生活条件とは、家族構成,季節
や気候や時刻毎の在宅状況と空調,換気,給湯,調理機
器の運転状況,器具や人の発熱,水分蒸発,タバコの煙
等汚染物質の発生等の状況等建物内の人に係わるデータ
を示す。また、建物が太陽電池等の自家発電設備を備え
る場合、太陽電池等の自家発電設備の稼働状況等のデー
タを用いることもできる。
【0017】また、評価したい期間とは、対象となる解
析の時間の幅を差し、例えば、1日の変化を見たい場合
には24時間となる。
【0018】ユニット建物とは、複数の建物ユニットを
縦横に連結して構成される建物である。建物ユニットと
は、4本の柱,4本の床梁,4本の天井梁とで直方体を
形成し、これに外壁パネルや屋根を取付けて構成するも
のや、床パネルや壁パネルで構成するものが広く知られ
ている。
【0019】本発明における建物が建物ユニットから構
成されるユニット建物の場合、建物の形状,建物を構成
する部材の物性値と気密度等のデータは建物ユニットの
属性データとして建物ユニット単位で予めデータベース
化しておくことが好ましい。
【0020】さらに、解析部の算出結果としては、エネ
ルギー移動量の他にも各部屋の温度,部材の温度,換気
量,湿度移動量,湿度,汚染物質濃度を算出するように
してもよい。
【0021】また、請求項3記載の発明は、建物の形状
と、建物を構成する部材の物性値と気密度と、建物内に
設置される熱機器の性能と、前記熱機器の使用条件と、
外気条件と、室内生活条件と、評価したい期間とを初期
データとして入力する入力部と、上記データを解析し、
エネルギー移動量,エネルギー使用量,電力使用量,ガ
ス使用量,灯油使用量,電気料金,ガス料金,灯油料
金,総エネルギー料金のうち、少なくとも1つ以上を算
出して出力する解析部とからなることを特徴とする建物
のエネルギー評価装置である。
【0022】本発明における熱機器とは、電気,ガス,
石油,太陽熱等を熱源とし、温熱や冷熱を発生する機器
である。このような熱機器としては、給湯機器,暖房機
器,調理機器,冷房機器等が挙げられる。熱機器の性能
とは、熱量の発生能力や消費エネルギーのことである。
熱機器の使用条件とは、熱機器の使用時間等である。
【0023】また、請求項4記載の発明は、初期データ
を入力する入力部と、上記データを解析して蓄熱槽の中
の液体の温度分布を算出して出力する解析部とからなる
蓄熱槽のエネルギー評価装置であって、上記解析部にお
いて、上記蓄熱槽の中の液体を水平な複数の層に区分
し、互いに接する二つの層の下の層の液体の温度が上の
層の液体の温度より高くなったら両層の液体を混ぜ合わ
せて均一な温度になるとみなし、常に上の層の温度が下
の層の温度以上であり、液体の流れがないとして垂直方
向の温度分布を計算することを特徴とする蓄熱槽のエネ
ルギー評価装置である。
【0024】本発明の初期データとは、蓄熱槽と蓄熱槽
に接続された配管の形状と、それらを構成する部材の物
性値と、蓄熱槽が接する雰囲気の条件と、蓄熱槽へのエ
ネルギー又は液体の流入,流出条件と、評価したい期間
等のことである。
【0025】ここで、蓄熱槽は、十分に断熱されたもの
であれば、蓄熱槽からの放熱が少なく温度分布が正確に
計算できるので好ましい。また、蓄熱槽へのエネルギー
又は液体の流入,流出条件としては、請求項1又は2の
建物のエネルギー評価装置の解析結果を利用することが
できる。つまり、蓄熱槽を有する太陽熱集熱装置の集熱
量を利用したり、太陽熱集熱装置を使ったときの、空調
機器や給湯装置のエネルギーや温水の移動量を利用する
と効果的である。
【0026】
【作用】請求項1記載の発明の建物のエネルギー評価装
置においては、建物の形状と、建物を構成する部材の物
性値と気密度と、外気条件と、室内生活条件と、評価し
たい期間の初期データから、エネルギー移動量,エネル
ギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電
気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のう
ち、少なくとも1つ以上を出力するので、建物内の温熱
環境をつくり出すためのエネルギー量やそれに必要なエ
ネルギー料金を出力することができる。
【0027】請求項2記載の発明の建物のエネルギー評
価装置においては、建物の形状と建物を構成する部材の
物性値と気密度のデータを予め建物ユニット単位で持
ち、そのデータを前記入力部から入力するので、入力デ
ータの量を少なくすることができる。
【0028】請求項3記載の発明の建物のエネルギー評
価装置においては、建物の形状と、建物を構成する部材
の物性値と気密度と、建物内に設置される熱機器の性能
と、熱機器の使用条件と、外気条件と、室内生活条件
と、評価したい期間の初期データから、エネルギー移動
量,エネルギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯油
使用量,電気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー
料金のうち、少なくとも1つ以上を出力するので、建物
内の温熱環境をつくり出すためのエネルギー量やそれに
必要なエネルギー料金を出力することができる。
【0029】請求項4記載の発明の蓄熱槽のエネルギー
評価装置においては、蓄熱槽の中の液体を水平な複数の
層に区分し、互いに接する二つの層の下の層の液体の温
度が上の層の液体の温度より高くなったら両層の液体を
混ぜ合わせて均一な温度になるとみなし、常に上の層の
温度が下の層の温度以上であり、液体の流れがないとし
て垂直方向の温度分布を計算する。つまり、解析部にお
いて、液体の流れの効果を入れずに計算するので、短時
間で費用をかけずに液体の垂直方向の温度分布を計算す
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の
建物のエネルギー評価装置の実施例を示すブロック図で
ある。図2は評価対象であるユニット建物の平面図であ
り、図3は図2のユニット建物のダイニングキッチンと
寝室との間の換気回路網であり、図4は前記ユニット建
物の外壁の構成を示す断面図であり、図5は前記ユニッ
ト建物の外壁の熱回路網であり、図6は等価熱抵抗を使
った図5の熱回路網であり、図7は図2の評価対象であ
るユニット建物の換気回路網であり、図8は図2の評価
対象であるユニット建物の熱回路網であり、図9は外気
条件である1日の外気温の変化を示すグラフであり、図
10は1時間当たりのエネルギー移動量を示すグラフで
ある。
【0031】図2に示すユニット建物Uを評価対象とし
て、詳細に説明する。
【0032】図2のユニット建物Uは建物ユニットU
1,U2から構成されている。建物ユニットU1により
ダイニングキッチン1が形成され、建物ユニットU2に
より寝室2が形成されている。
【0033】以下、ユニット建物Uの上下に同じ間取り
の建物があり、上下の対応する各部屋は同じ温度、気圧
とされているので、天井と床からの熱や物質の移動は無
いものとする。
【0034】ダイニングキッチン1は外壁11を介して
外気に接しており、外壁11には玄関引き戸14,窓1
5,窓16,換気扇24が設けられている。また、ダイ
ニングキッチン1内には、エアコン21,ガスこんろ2
3が設置してある。
【0035】寝室2は外壁12を介して外気に接してお
り、外壁12には窓17,窓18が設けられている。寝
室2はダイニングキッチン1と間仕切り壁13で仕切ら
れており、間仕切り壁13には引き戸19が設けられて
いる。また、寝室2内には、エアコン22が設置してあ
る。
【0036】図1において、本発明の建物のエネルギー
評価装置は入力部X,解析部Y,表示部Zからなる。こ
の建物のエネルギー評価装置の入力部Xはキーボード及
びマウスからなるハードウエアとデータベースとから構
成され、建物の形状,建物を構成する部材の物性値と気
密度,外気条件,室内生活条件,及び評価したい期間か
らなる初期データが入力できるようになされている。
【0037】データベースは、建物の形状と上記建物を
構成する部材の物性値,気密度とエアコンやガスこんろ
等からなる設備データとから構築されている。オペレー
ターがマウスで建物の形状を選択すると自動的に上記建
物を構成する部材の物性値,気密度が選ばれて入力され
る。ここで、建物を構成する部材の物性値,気密度は、
建物の形状の属性データとしてデータベースに格納され
ている。また、外気条件としては、図9に示す1日の外
気温の変化をデータとしてキーボードから入力する。ま
た、室内生活条件としては、家族の行動パターン及びエ
アコン21,エアコン22,ガスこんろ23,換気扇2
4の運転条件をキーボードからデータとして入力する。
評価したい期間は任意に設定可能であり、オペレーター
がキーボードから入力する。
【0038】続いて、解析部Yは、解析プログラムが内
蔵された中央演算処理装置であり、入力された前記初期
データから、熱,換気,湿気等の回路網や数値流体力学
等によりエネルギー移動量又はエネルギー使用量を算出
し、エネルギー移動量又はエネルギー使用量を、初期デ
ータの室内生活条件に基づいて、電気によるエネルギ
ー,ガスによるエネルギー又は灯油によりエネルギーで
あるかを判断し、電力使用量,ガス使用量,灯油使用量
を算出し、出力する。また、電気料金,ガス料金,灯油
料金,総エネルギー料金は、単位使用料当たりの料金を
予め設定しておくことで、電力使用量,ガス使用量,灯
油使用量から求められる。
【0039】続いて、表示部Zは、CRTやLCD等の
ディスプレイであり、解析部Yが出力したエネルギー移
動量,エネルギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯
油使用量,電気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギ
ー料金のうち、少なくとも1つを表示するようになされ
ている。
【0040】次に、評価対象であるユニット建物Uの換
気回路網と熱回路網とについて説明する。
【0041】図3で図2のダイニングキッチン1と寝室
2との間の換気回路網について説明する。ダイニングキ
ッチン1と寝室2との間には隙間を持つ引き戸19があ
り、両室間に気圧差があると空気が移動する。その隙間
を空気が移動するときの通気抵抗を19aとすると、換
気回路網は図3として示すことができる。以後ある部位
の隙間を空気が移動するときの通気抵抗は、上記のよう
に部位の数字に添字aを付けて表示することとする。
【0042】図4〜図6で図2の外壁11の熱回路網に
ついて説明する。図4は図2の外壁11の断面を示し、
室内側から石膏ボード111,グラスウール112,木
片セメント板113の順に構成されている。また、外壁
11が空気に接する面には室内側の熱抵抗114rと室
外側の熱抵抗115rとが存在する。
【0043】石膏ボード111,グラスウール112,
木片セメント板113の熱抵抗111r,112r,1
13rと室内側の熱抵抗114r,室外側の熱抵抗11
5rとを用いると外壁11の熱回路網は図5として示す
ことができる。以後ある部位の熱抵抗は、上記のように
部位の数字に添字rと付けて表示することとする。ここ
で、図5の熱抵抗111r,112r,113r,11
4r,115rの合計を等価な熱抵抗11rとすること
により図6に示す等価熱回路網が得られる。このように
すると、熱回路網が単純になり、解析も容易になる。
【0044】図7に図2に示す評価対象であるユニット
建物Uに対する換気回路網を示す。図3のダイニングキ
ッチン1と寝室2との間の引き戸19の通気抵抗19a
と同様に、ユニット建物Uの各部位の通気抵抗を使って
換気回路網が作成できる。
【0045】ダイニングキッチン1と外気との間には、
外壁11,玄関引き戸14,窓15,窓16,換気扇2
4のそれぞれに対する通気抵抗11a,14a,15
a,16a,24aがある。また、寝室2と外気との間
には、外壁12,窓17,窓18のそれぞれに対する通
気抵抗12a,17a,18aがある。寝室2とダイニ
ングキッチン1との間には、間仕切り壁13,引き戸1
9のそれぞれに対する通気抵抗13a,19aがある。
これらの空気抵抗から、ユニット建物Uに対する換気回
路網は図7として示すことができる。
【0046】図8に等価熱回路網を用いて、図2に示す
評価対象であるユニット建物Uに対する熱回路網を示
す。
【0047】ダイニングキッチン1と外気との間には、
外壁11,玄関引き戸14,窓15,窓16のそれぞれ
に対する熱抵抗11r,14r,15r,16rがあ
る。また、寝室2と外気との間には、外壁12,窓1
7,窓18のそれぞれに対する熱抵抗12r,17r,
18rがある。寝室2とダイニングキッチン1との間に
は、間仕切り壁13,引き戸19のそれぞれに対する熱
抵抗13r,19rがある。これらの熱抵抗から、ユニ
ット建物Uに対する熱回路網は図8として示すことがで
きる。
【0048】入力部Xから、横軸に時刻t,縦軸に外気
温Tをとった図9に示すような外気温のデータ等を入力
し、図7の換気回路網や図8の等価熱回路網をつかって
解析部Yで解析する。その結果、表示部Zに、横軸に時
刻t,縦軸にエネルギー移動量Fをとった図10のよう
なユニット建物Uの内部から外気へのエネルギー移動量
を出力することができる。
【0049】次に、建物のエネルギー評価を建物ユニッ
トの属性データを使って簡便に行う方法の実施例を説明
する。建物のエネルギー評価を簡便に行う方法として、
熱損失係数と相当隙間面積を用いる方法がある。熱損失
係数とは、建物内と外気との間に温度差がある場合の熱
(エネルギー)の損失のし易さの指標である。相当隙間
面積とは、隙間を空気が通過する際の通り易さを、単純
な隙間の面積として表現するものである。
【0050】ここで、建物の形状と建物を構成する部材
の物性値と気密度のデータは建物ユニットの属性データ
として予め求めておき、図2のユニット建物Uを構成す
る建物ユニットU1とU2の単位で入力部から入力す
る。つまり、入力部から、建物の形状として建物ユニッ
トの床面積と気積、建物を構成する部材の物性値として
は建物ユニットの外気に接する面からの熱損失量、外気
条件と室内生活条件としては温度差1°C、気密度とし
ては換気回数、初期条件としては外気温と室内の温度差
1°C、期間は1時間としてキーボードからデータを入
力する。
【0051】建物ユニットU1の床面積をS1m2 ,熱
損失量をQ1kcal/h・°C,換気回数をn1/
h,気積をB1m3 ,通気量をV1m3 /h・mmAq
とし、建物ユニットU2の床面積をS2m2 ,熱損失量
をQ2kcal/h・°C,換気回数をn2/h,気積
をB2m3 ,通気量をV2m3 /h・mmAqとする
と、ユニット建物Uの熱損失係数Qkcal/m2 ・h
・°Cは数式1で解析され、相当隙間面積Cは数式2で
解析され、熱損失係数Qと相当隙間面積Cを算出するこ
とができる。
【0052】
【数1】
【0053】
【数2】
【0054】以上、説明したように、初期データのう
ち、建物の形状と建物を構成する部材の物性値と気密度
のデータを建物ユニット毎に入力することにより、解析
が非常に簡単になり、短時間で簡単に建物のエネルギー
評価及び室内環境評価を行うことができる。
【0055】次に、本発明の蓄熱槽のエネルギー評価装
置の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明
する。図11は、評価対象である蓄熱槽の利用形態を示
す配管図であり、図12は、評価対象である蓄熱槽の他
の利用形態を示す配管図である。図11の蓄熱槽3は、
建物Aの屋外に設置されている。この蓄熱槽3は配管4
2で太陽熱集熱器41に結ばれており、太陽熱集熱器4
1で集熱されたエネルギーは、配管42の中の不凍液を
循環させることにより熱交換機42aを通して蓄熱槽3
の中の水(液体)に伝達され、温水として蓄えられる。
この温水は配管44から蛇口25を通して不図示の浴槽
等に供給される。ここで、浴槽等に供給された温水と同
量の水が市水管45から供給される。図12の他の利用
形態について、図11と異なる点を中心に説明する。蓄
熱槽3の温水から熱交換機43aを通してエネルギーが
冷媒配管43の中の冷媒に伝達され、エアコン21から
室内に供給される。この際、蓄熱槽3の中の水は流出し
ないので、水を供給する必要はない。
【0056】図13は本発明の蓄熱槽のエネルギー評価
装置を説明するための配管図であり、図14は本発明の
蓄熱槽のエネルギー評価装置の実施例を示すブロック図
である。図13の蓄熱槽3、太陽熱集熱器41、エアコ
ン21の構成は図12と同じである。図14において、
本発明の蓄熱槽のエネルギー評価装置は入力部x,解析
部y,表示部zからなる。この蓄熱槽のエネルギー評価
装置の入力部xはキーボード及びマウスからなるハード
ウエアとデータベースとから構成され、蓄熱槽の形状と
蓄熱槽を構成する部材の物性値と気温や風や矢印で示し
た日射S等の外気条件と蓄熱槽へのエネルギーの流入,
流出条件と評価したい期間等からなる初期データが入力
できるようになされている。ここで、蓄熱槽には、配管
や熱交換器も含まれる。
【0057】データベースは、蓄熱槽の形状と蓄熱槽を
構成する部材の物性値,外気条件等から構築されてい
る。オペレーターがマウスで蓄熱槽の形状を選択すると
自動的に蓄熱槽を構成する部材の物性値が選ばれて入力
される。ここで、蓄熱槽を構成する部材の物性値は、蓄
熱槽の形状の属性データとしてデータベースに格納され
ている。また、外気条件としては、図9に示す1日の外
気温の変化や風や日射のデータをキーボードで選択して
入力する。ここで、外気条件は、評価しようとする時期
の標準データをデータベース化しておくと有効である。
評価したい期間は任意に設定可能であり、オペレーター
がキーボードから入力する。
【0058】続いて、解析部yは、解析プログラムが内
蔵された中央演算処理装置であり、入力された前記初期
データから、熱回路網によりエネルギー移動量を算出
し、水の温度分布を計算する。その際、図13に示すよ
うに、上記蓄熱槽3の中の水を水平な5つの層31,3
2,33,34,35に区分し、互いに接する二つの層
の下の層の水の温度が上の層の水の温度より高くなった
ら両層の水を混ぜ合わせて均一な温度になるとみなす。
このようにすると、常に上の層の温度が下の層の温度以
上であり、自然対流による水の流れがないとできるの
で、水の流れを解く必要がない。つまり、図15に示す
熱回路網により蓄熱槽3の中の水の温度分布が計算でき
る。ここで、蓄熱槽の中の水の水平な5つの層31,3
2,33,34,35の厚さを同じにしてあり、互いに
接する水の層間の熱抵抗を3rと同じにしてある。つま
り、水の層31と32との間の熱抵抗3r、水の層32
と33との間の熱抵抗3r,・・・・と同じにしてあ
る。
【0059】続いて、表示部zは、CRTやLCD等の
ディスプレイであり、解析部yが出力した蓄熱槽の中の
水の温度分布を表示するようになされている。
【0060】このようにして計算された蓄熱槽3の中の
水の温度分布を初期データの一つとして入力して、エア
コンの運転条件を本発明の建物のエネルギー評価装置で
計算することにより、エネルギー使用料や電気料金等が
簡単、正確に算出できる。つまり、太陽熱集熱器41を
使用したときの省エネルギー効果を評価することが短時
間に費用をかけずに可能となる。
【0061】図16は図12の蓄熱槽3の水の温度分布
を本発明の蓄熱槽のエネルギー評価装置で計算した結果
を示すグラフであり、図17は図12の蓄熱槽の水の温
度分布を実測した結果を示すグラフである。図16にお
いて、t0は配管42を循環する不凍液の温度であり、
t1,t2,t3,t4,t5は蓄熱槽3の中の5つの
層31,32,33,34,35に区分された水の温度
である。図17において、ta0は配管42を循環する
不凍液の実測した温度であり、ta1,ta2,ta
3,ta4,ta5は蓄熱槽3の中の5つの層31,3
2,33,34,35に区分された水の実測した温度で
ある。計算結果は、実測値とよい一致を示している。
【0062】次に、上述の蓄熱槽3のエネルギーを利用
して熱源機器であるエアコン21を運転する場合の室温
やエネルギーの移動量の計算方法を説明する。まず、図
13に示した太陽熱集熱器41,蓄熱槽3,エアコン2
1の各部分を計算要素に分解し、それぞれの計算要素に
対して熱媒の流量による熱移動,伝熱,外部との熱伝
達,熱交換効率を入れた熱収支の方程式をたてる。未知
数としては、各計算要素の温度になる。これらは時間に
対する1次の微分方程式となり、これらを解くことによ
り、経時的に各計算要素の温度やエネルギーの移動量が
わかる。
【0063】次に、解析に必要な入力パラメーターと得
られる出力を説明する。解析に必要なパラメーターとし
ては、太陽熱集熱器41の集熱サイクルやエアコン21
の空調サイクルでの熱媒の流量やエアコン21運転の時
系列データ、集熱サイクルや空調サイクルでの配管の径
や長さ、蓄熱槽の容量,形状、地域や月日に基づいた外
気条件や日射量、太陽熱集熱器の集熱効率、解析する期
間等である。また、出力としては、各計算要素間のエネ
ルギー移動量、エアコンへの投入熱量・温度、室温や蓄
熱槽3の蓄熱エネルギーでは不足するエネルギー(電
力)量、及びエネルギーコストがある。
【0064】次に、建物のエネルギー評価装置による建
物のエネルギー移動の式と蓄熱槽のエネルギー評価装置
等の設備のエネルギー移動の式とを同時に解く方法と効
果とを説明する。図13において、エアコン21の温度
制御方法として、室温とエアコン21の設定温度の差で
エアコン21の出力を制御する場合を例にとる。その
際、室温を決定する要因としては、エアコン21の動作
と建物のエネルギー移動による温度変化があるが、それ
らを同時に解かなければ正確なエネルギー使用量を計算
することは難しい。例えば、外気温が0℃、エアコン2
1の室温設定温度が22℃とし、エアコン21の動作と
して23℃よりも室温が高いときはエアコン21の動作
を停止するような制御をする場合を例として取り扱う。
このとき、室温の変化は、図18のように変化する。こ
の際、エアコン21の動作時間やその間隔は、建物の熱
的性能やエアコン21の能力に依存している。従って、
ある部屋をこのように暖房するのに必要なエネルギー量
は、建物のエネルギー移動の式と設備のエネルギー移動
の式とを同時に解かないと正確には求めることができな
い。ここで、建物のエネルギー移動の式と設備のエネル
ギー移動の式とを同時に解くとは、建物のエネルギー移
動の式の換気,熱,湿気回路網での接点と、設備のエネ
ルギー移動の式の計算要素を未知数にして、それぞれの
接点や計算要素に入ってくる熱媒の流量,熱量,水分量
の収支式を一度に解くことである。この際、エアコン2
1等の設備の動作条件に建物による影響が間接的に反映
されるので、正確なエネルギー消費量の計算が可能にな
る。さらに、このように解析することにより、最小なエ
ネルギー消費量になるような設備機器の制御方法を評価
したり、最適な機種の選択が可能になる。
【0065】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。
【0066】例えば、建物ユニットの熱損失係数は建物
ユニットを構成する部材の物性値と気密度から計算して
もよいし、実験によって求めてもよい。
【0067】さらに、建物ユニットの建物の形状と建物
を構成する部材の物性値と気密度のデータは予めデータ
ベース化しておき、間取りを決めたら自動的に熱損失係
数や相当隙間面積が計算されるようにしておくと便利で
ある。
【0068】また、蓄熱槽の中の液体は、水以外に不凍
液等を使用してもよい。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明の建物のエネルギー
評価装置においては、エネルギー移動量,エネルギー使
用量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電気料
金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のうち、少
なくとも1つ以上を出力するので、室内環境をつくり出
すためのエネルギー量やエネルギー料金を出力すること
ができる。従って、建物の省エネルギー性が容易かつ具
体的に評価できる。また、建物内の温熱環境をつくり出
すためのエネルギー料金を計算できるので、その建物に
住んだときに必要なエネルギーの料金を知ることができ
る。また、上述の建物の省エネルギー性により、建物の
購入者が自分に適した建物を選択することができる。
【0070】請求項2記載の発明の建物のエネルギー評
価装置においては、入力部から入力するデータの量を少
なくすることができるので、短い時間に費用をかけずに
建物のエネルギー評価を行うことができる。
【0071】請求項3記載の発明の建物のエネルギー評
価装置においては、エネルギー移動量,エネルギー使用
量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電気料金,
ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のうち、少なく
とも1つ以上を出力するので、熱源機器を備える建物の
室内環境をつくり出すためのエネルギー量やエネルギー
料金を出力することができる。従って、建物の省エネル
ギー性が容易かつ具体的に評価できる。また、熱源機器
を備える建物内の温熱環境をつくり出すためのエネルギ
ー料金を計算できるので、その建物に住んだときに必要
なエネルギーの料金を知ることができる。また、上述の
建物の省エネルギー性により、建物の購入者が自分に適
した熱源機器を備える建物を選択することができる。
【0072】請求項4記載の発明の蓄熱槽のエネルギー
評価装置においては、解析部において、液体の流れの効
果を入れずに計算するので、短時間に費用をかけずに液
体の垂直方向の温度分布を計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物のエネルギー評価装置の実施例を
示すブロック図である。
【図2】評価対象であるユニット建物の平面図である。
【図3】図2のユニット建物のダイニングキッチンと寝
室との間の換気回路網である。
【図4】図2の外壁の構成を示す断面図である。
【図5】図4の外壁の熱回路網である。
【図6】等価熱抵抗を使った図5の熱回路網である。
【図7】図2の評価対象であるユニット建物の換気回路
網である。
【図8】図2の評価対象であるユニット建物の熱回路網
である。
【図9】外気条件である1日の外気温の変化を示すグラ
フである。
【図10】1時間当たりのエネルギー移動量を示すグラ
フである。
【図11】評価対象である蓄熱槽の利用形態を示す配管
図である。
【図12】評価対象である蓄熱槽の他の利用形態を示す
配管図である。
【図13】本発明の蓄熱槽のエネルギー評価装置を説明
するための配管図である。
【図14】本発明の蓄熱槽のエネルギー評価装置の実施
例を示すブロック図である。
【図15】本発明の蓄熱槽の熱回路網である。
【図16】図12の蓄熱槽の水の温度分布を本発明の蓄
熱槽のエネルギー評価装置で計算した結果を示すグラフ
である。
【図17】図12の蓄熱槽の水の温度分布を実測した結
果を示すグラフである。
【図18】エアコンにより温度制御された室温のグラフ
である。
【符号の説明】
X,x 入力部 Y,y 解析部 Z,z 表示部 3 蓄熱槽 31,32,33,34,35 水(液体)の層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の形状と、建物を構成する部材の物
    性値と気密度と、外気条件と、室内生活条件と、評価し
    たい期間とを初期データとして入力する入力部と、上記
    データを解析し、エネルギー移動量,エネルギー使用
    量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電気料金,
    ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のうち、少なく
    とも1つ以上を算出して出力する解析部とからなること
    を特徴とする建物のエネルギー評価装置。
  2. 【請求項2】 前記建物が、建物ユニットから構成され
    るユニット建物であり、建物の形状と建物を構成する部
    材の物性値と気密度のデータを予め建物ユニット単位で
    持ち、上記データを前記入力部から入力することを特徴
    とする請求項1記載の建物のエネルギー評価装置。
  3. 【請求項3】 建物の形状と、建物を構成する部材の物
    性値と気密度と、建物内に設置される熱機器の性能と、
    前記熱機器の使用条件と、外気条件と、室内生活条件
    と、評価したい期間とを初期データとして入力する入力
    部と、上記データを解析し、エネルギー移動量,エネル
    ギー使用量,電力使用量,ガス使用量,灯油使用量,電
    気料金,ガス料金,灯油料金,総エネルギー料金のう
    ち、少なくとも1つ以上を算出して出力する解析部とか
    らなることを特徴とする建物のエネルギー評価装置。
  4. 【請求項4】 初期データを入力する入力部と、上記デ
    ータを解析して蓄熱槽の中の液体の温度分布を算出して
    出力する解析部とからなる蓄熱槽のエネルギー評価装置
    であって、上記解析部において、上記蓄熱槽の中の液体
    を水平な複数の層に区分し、互いに接する二つの層の下
    の層の液体の温度が上の層の液体の温度より高くなった
    ら両層の液体を混ぜ合わせて均一な温度になるとみな
    し、常に上の層の温度が下の層の温度以上であり、液体
    の流れがないとして垂直方向の温度分布を計算すること
    を特徴とする蓄熱槽のエネルギー評価装置。
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