JP2000291576A - Egrポンプの構造 - Google Patents

Egrポンプの構造

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JP2000291576A
JP2000291576A JP11099697A JP9969799A JP2000291576A JP 2000291576 A JP2000291576 A JP 2000291576A JP 11099697 A JP11099697 A JP 11099697A JP 9969799 A JP9969799 A JP 9969799A JP 2000291576 A JP2000291576 A JP 2000291576A
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JP
Japan
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egr
pump
exhaust gas
housing
vane
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JP11099697A
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Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 このEGRポンプは,ベーンの遠心力を拘束
し,フリクション,摩耗を低減する。 【解決手段】 EGRポンプ50は,円形の中空部71
を備えたハウジング61,及びハウジング61内の偏心
位置に配置された回転軸60を有する。回転軸60に
は,対向位置に形成されたスリット66と,対向するス
リット66を互いに連通する通孔67とが形成されてい
る。スリット66にはベーン63が配置され,通孔67
には対向したベーン63を連結する連結ロッド64が摺
動自在に配置されている。ベーン66の先端面に形成さ
れた溝79には,ハウジング61の被覆層77に接触す
るシール部材65が摺動自在に配置されている。ポンプ
室70は,ベーン66の間に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,燃焼室
から排出される排気ガスを燃焼室に再循環させるための
ディーゼルエンジン等におけるEGRポンプの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年,ディーゼルエンジン等から排出さ
れる排気ガス中に含まれる有害物質による公害は深刻な
問題になっており,その解消の一貫として窒素酸化物即
ちNO X やパティキュレート物質を削減する要求は年々
厳しさを増している。排気ガス中に含まれるパティキュ
レート物質を排気ガスから除去するにはフィルタを用い
ればある程度簡単に除去できるが,燃焼時に発生するN
X を低減することは簡単には達成できない。最近で
は,排気ガス中に含まれるNOX を触媒等を用いて分解
させる技術も開発されているが,ディーゼルエンジンの
ようにO2 を多量に含む排気ガス中に含まれるNOX
低減することは困難であるのが現状である。
【0003】従来,隔壁ベーンがリング内を回転するベ
ーンポンプは知られている。ベーンポンプは,ベーンの
摩擦抵抗によりベーンポンプを作動させるモータやエン
ジンの出力を大きく消費し,動力損失が大きいので,そ
れを防止するため,ベーンの先端にクロムと窒素とを主
体とした硬質セラミック皮膜を設けたものが知られてい
る。該ベーンポンプにおけるベーンの先端に設けた硬質
セラミック皮膜は,カムリングの内壁面での摩擦係数を
減少させる形さと面粗度が平滑であるので,ベーンの動
摩擦力を低減させることができる(例えば,特開平7−
310675号公報参照)。
【0004】また,本発明者は,固定ケーシングの内周
面とその固定ケーシングの内周面上を摺動する隔壁ベー
ンとを,多孔質セラミックスとその多孔部に含浸させた
ポリフッ化エチレンや油脂等の硬質グリースから成る複
合材から作製し,潤滑油の使用を避けて圧縮されるガス
体に潤滑油が混入することを防止した回転ポンプを開発
し,先に出願した。該回転ポンプは,外側ケースの内壁
面に配置されたセラミックスと油脂とから成る低摩擦係
数の複合材から成る固定ケーシング,該固定ケーシング
の軸心から回転軸心がオフセットして設定された回転
軸,該回転軸に固定された回転ケーシング,該回転ケー
シングに放射方向に延び且つ周方向に隔置して形成され
た複数の溝穴内を出入して固定ケーシングの内周面に弾
性的に接する低摩擦係数の複合材から成る隔壁ベーン,
及び該隔壁ベーンを前記固定ケーシングに弾性的に押圧
するスプリングから構成されている(例えば,特願平1
0−193414号参照)。
【0005】また,ガスエンジンは,天然ガス等のガス
燃料を副室に導入し,主室で吸入空気のみを圧縮して圧
縮比を高めると共に,副室内の筒内圧を圧電素子等のセ
ンサで検出し,その情報を基にして燃料供給弁を作動さ
せて負荷と回転数とに見合った適正な燃料供給量を制御
し,主室内の空気を高温に上昇させた状態で連絡孔の連
絡孔弁を開放して主室の高圧縮空気を副室に流入させて
着火燃焼させ,副室内では過濃状態の混合気を燃焼させ
てNOX の発生を抑制し,火炎を副室から主室に噴き出
させて燃焼させる(特開平7−310550号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,ディーゼル
エンジン等のエンジンで発生するNOX は,燃焼室へ送
り込まれるO2 量に左右される現象があるので,燃焼室
に供給する吸気のO2 濃度を小さくする方法が有効であ
る。燃焼室に供給する吸気のO2 濃度を小さくするに
は,燃焼室から排出される排気ガスの一部を燃焼室に再
循環させるEGRを行うことが有効である。燃焼室にE
GRを実行して排気ガス量を空気量に対して多くして行
くと,O2 濃度が小さくなり,NOX の生成は抑制され
るが,着火が困難となり,圧縮端の温度を高くしない
と,燃焼室内の燃料が着火燃焼しないという問題が発生
する。
【0007】例えば,天然ガス等の気体燃料を燃焼室で
燃焼させようとするガスエンジンの場合に,50%以上
のEGR用の排気ガスを供給しなければ,ノッキングが
発生するという問題がある。即ち,メタンを主成分とす
る天然ガスは,着火温度が高く,一旦着火燃焼が起こる
と,天然ガスは燃焼のための気化期間や分解期間が不要
であるので,一気に燃焼が進展する特性がある。従っ
て,ガスエンジンは,主室から副室へ圧縮空気が流入し
て着火燃焼する時に,副室内の燃焼が激しくなってノッ
キングが発生することが多い。しかしながら,天然ガ
ス,CO,H2 のガス燃料は空気と混合し難く,着火燃
焼し難く,800℃以上でないと着火燃焼が発生しない
という現象がある。通常,空気におけるO2 濃度は21
%であるが,例えば,空気過剰率λ=1.2〜1.3程
の燃焼条件では,50%のEGRを行うと,O2 濃度を
17%に低減させることができる。また,吸気へガス燃
料を供給して予混合気を作る場合,そのガス燃料の含有
率が余り多いと,自発火してノッキングを起こすので,
全負荷では吸気に混合させるガス燃料の流量を50%〜
80%,即ち,当量比を0.5〜0.8にする必要があ
る。
【0008】また,エンジンにおいて,多量のEGRを
実施するためには,容量の大きいポンプが必要である
が,排気ガス中にはカーボン,HC,SOX 等の成分が
多量に含まれているため,ポンプにはフリクション,摩
耗等が発生する可能性がある。また,大型のポンプで
は,シーリングの問題が発生すると共に,ベーンの回転
遠心力により,フリクションが増加するという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決するため,高速回転する時,ベーンの先端
に作用する過大な遠心力を減らして摩擦摺動を簡単な構
造で低減すると共に,フリクション,摩耗等の発生を低
減させることができ,また,エンジンについてノッキン
グの発生を低減し且つNOX の発生を抑制するため多量
のEGRを実行しても着火に必要な十分な圧力を与える
ことができるEGRポンプの構造を提供することであ
る。
【0010】この発明は,燃焼室から排出される排気ガ
スの一部を前記燃焼室に再循環させるため作動するEG
Rポンプを備えたEGR装置を有するエンジンにおい
て,前記EGRポンプは,前記排気ガスを導入する入口
と該入口とは周方向の隔置位置に設けた圧縮された前記
排気ガスを送り出す出口を備えた内周面が円形の中空部
を備えたハウジング,該ハウジングに回転可能に支持さ
れた駆動軸と一体構造に構成され且つ前記ハウジングの
前記中空部に対して偏心位置に配置された回転軸,該回
転軸に周方向に隔置すると共に径方向に対向した位置に
形成された軸方向に延びるスリット,前記径方向に対向
した前記スリットを互いに連通し且つ軸方向に隔置して
前記回転軸に複数形成された通孔,前記スリットにそれ
ぞれ出入可能に配置された軸方向に延びるベーン,前記
径方向に対向した前記ベーンを互いに連結し且つ前記通
孔を摺動する連結ロッド,前記ハウジングの前記内周面
に接して回転するように前記ベーンの先端面に形成され
た軸方向に延びる溝に摺動自在に配置されたシール部
材,及び前記入口から導入された前記排気ガスを圧縮し
て前記出口から送り出すため周方向に隣接した前記ベー
ン間に形成されたポンプ室,から構成されていることを
特徴とするEGRポンプの構造に関する。
【0011】前記スリットには,前記回転軸の外周面か
ら所定の位置まで延びて前記ベーンの移動を阻止する底
面が形成されている。
【0012】前記連結ロッドで連結された前記径方向に
対向した前記ベーンは,前記回転軸の回転に応じて一体
的に前記スリット内を摺動するものである。
【0013】このEGRポンプでは,前記ハウジングの
前記出口を構成する出口管の外周には冷却フィンが設け
られ,前記冷却フィンによって前記ポンプ室から送り出
される圧縮された前記排気ガスが冷却されるように構成
されている。また,前記ハウジングの前記出口を構成す
る前記出口管内には,前記排気ガスに対する接触面積を
増大させるため前記排気ガスを通過させる複数の排気ガ
ス通路が形成されている。
【0014】周方向に隣接する前記ベーンは,前記回転
軸に60°〜90°の間隔で設けられている。また,前
記スリット内で摺動する前記ベーン及び前記通孔内で摺
動する前記連結ロッドを潤滑すると共にシール性を改善
するため,前記通孔及び前記スリットに潤滑油を供給す
る潤滑油供給手段が設けられている。前記潤滑油として
は,軽油等の可燃性オイルが使用することが好ましい。
即ち,潤滑油は,摩擦係数を小さくする作用をする他,
気体の気密性を保つことができる。しかしながら,潤滑
油の粘度が余り大きいと,摩擦力が増大するので,軽油
のような軽粘度のものを使用し,EGRガスと共に燃焼
室に侵入しても燃えてしまうものが最適である。
【0015】前記回転軸の回転に応じて前記シール部材
は,前記ベーンの前記溝内で摺動移動する。更に,前記
シール部材は,グラファイト等の耐摩擦性で摺動抵抗の
小さい材料から作製されている。また,前記ハウジング
の前記中空部の前記内周面には,グラファイト等の耐摩
擦性で摺動抵抗の小さい材料から成る被覆層が形成され
ている。更に,前記シール部材を前記被覆層に接触させ
るため,前記ベーンの前記溝内に前記シール部材を径方
向外向きに押圧するばねが配置されている。
【0016】このEGRポンプの構造は,上記のように
構成されているので,対向するベーンが互いに連結ロッ
ドで一体的に摺動することになり,ベーンに発生する遠
心力は両側のベーンで互いにバランスされ,たとえ回転
軸が高速で回転してもどちらか一方に作用する遠心力が
極めて小さな値になり,しかも,遠心力が小さいことに
よって,ベーンが回転軸に形成されたスリットの底面に
突き当たる衝突力が小さくなり,また,遠心力でハウジ
ングの内周面の被覆層に突き当たるシール部材は,シー
ル部材自体のマスが小さく,フリクション,摩耗等の発
生が極めて小さくなる。即ち,回転軸の回転によって一
対のベーンと連結ロッドに発生する遠心力は,回転軸に
形成されたスリットの底面に拘束され,遠心力によって
被覆層に突き当たらないので,遠心力によるハウジング
の被覆層に対するフリクションが発生せず,摩耗が発生
しない。また,回転軸の回転によってシール部材が遠心
力によって被覆層に突き当るが,シール部材自体はマス
が小さいので,被覆層とシール部材との間のフリクショ
ンは小さく,摩耗も小さくなり,しかも,シール部材を
被覆層に突き当ることによってポンプ室間のシール性を
向上させることができる。
【0017】また,エンジンに多量のEGRを実行して
も,EGRポンプによってEGRガス圧を上昇でき,圧
縮端温度を着火に必要な温度まで適正に上げることがで
きるので,着火ミスが無く,良好な燃焼状態を確保でき
る。更に,多量のEGRを実施することによってO2
度を小さくでき,ノッキングが発生する恐れが無く,更
にEGRに利用される排気ガスが冷却装置で冷却されて
いるので,温度が上がり過ぎずに圧力を上昇できるので
適正なEGR量を確保でき,多量のEGRを実行でき
る。また,このガスエンジンは,EGRと圧縮空気とは
それぞれ別通路によって燃焼室に供給されると共に供給
タイミングが冷却排気ガスが先に供給されるので,排気
ガスを吸気管へ導いて排気ガスと空気とのトータル量に
対してターボチャージャのコンプレッサで圧縮するのに
比較してターボチャージャの仕事量が増加することが無
い。また,吸気弁は,ピストン下死点後50度位まで開
弁しておれば,燃焼室へは十分な空気が供給される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
によるEGRポンプの構造の実施例を説明する。このE
GRポンプの構造は,コージェネレーションシステム或
いは自動車用エンジン等のエンジンに適用して好ましい
ものである。図1はこの発明によるEGRポンプの構造
の一実施例を示し,図2のA−A断面における断面図,
図2は図1のEGRポンプの構造を示し,図1のB−B
断面における断面図,図3は図1のEGRポンプの構造
が組み込まれたガスエンジンの一実施例を示す断面図,
及び図4は図3のガスエンジンの各弁の作動を示す線図
である。
【0019】図面を参照して,この発明によるEGRポ
ンプの構造の一実施例を説明する。この発明によるEG
Rポンプ50の構造は,燃焼室即ち主室1と副室2とか
ら排出される排気ガスの一部を主室1に再循環させるE
GRを実行するため作動するEGRポンプ50を備えた
EGR装置を有するガスエンジン等のエンジンに適用し
て好ましいものである。例えば,図3に示すように,E
GRポンプ50は,EGR管25にEGRポンプ50の
入口管80と出口管81を接続することによってガスエ
ンジンのEGR系に組み込むことができる。
【0020】図1及び図2に示すように,EGRポンプ
50は,排気ガスを導入する入口管80の入口68と,
入口68とは周方向の隔置位置に設けた圧縮された排気
ガスを送り出す出口管81の出口69を備えた内周面の
被覆層77が円形の中空部71を備えたハウジング6
1,及びハウジング61に軸受76を介して回転可能に
支持されたモータ82(図3)で駆動される駆動軸62
と一体構造に構成され且つハウジング61の中空部71
に対して偏心位置に配置された回転軸60を備えてい
る。回転軸60の軸心は,ハウジング61の中空部71
の軸心から偏心した位置に設定されている。回転軸60
には,その周方向に隔置すると共に径方向に対向した位
置に軸方向に延びる複数のスリット66と,径方向に対
向したスリット66を互いに連通し且つ軸方向に隔置し
て通孔67が複数形成されている。スリット66は,回
転軸60の軸心に向かって対向するように対になって形
成されている。従って,通孔67は回転軸60の軸心を
通るように形成されている。
【0021】スリット66には,回転軸60の軸方向に
延びるベーン63が複数個がそれぞれ摺動自在に出入可
能に配置されている。図1に示すように,EGRポンプ
50には,周方向に隣接するベーン63が回転軸60に
90°の間隔で設けられ,ベーン63が4個設けられて
いる。ベーン63の先端面には,軸方向に延びる溝79
が形成されている。また,ベーン63の軸心側には,軸
方向に隔置し且つ通孔67に対応した位置に取付孔8
3,86が形成されている。連結ロッド64は,通孔6
7に摺動自在に貫通され,連結ロッド64の両端はベー
ン63に形成された取付孔83にそれぞれ嵌入固定さ
れ,径方向に対向したベーン63を互いに連結してい
る。具体的には,連結ロッド64は,一端部がヘッド8
4に形成され,他端部がベーン63にねじ込まれるねじ
85に形成され,その中間部が回転軸60に形成された
通孔67に遊嵌されるストレート状ロッドに形成されて
いる。この場合には,連結ロッド64を一方のベーン6
3に形成された貫通した取付孔83と回転軸60に形成
された通孔67に挿通し,他方の対向するベーン63に
形成された取付孔86に形成されたねじ孔87に螺入す
れば,一対のベーン63と連結ロッド64が一体構造に
固定され,一体の剛体となって回転軸60の通孔67と
スリット66とに対して摺動するようになる。
【0022】また,ハウジング61の中空部71の内周
面には,被覆層77が形成されている。ベーン63の先
端に形成された溝79には,ハウジング61の内周面6
1Aに接して回転するようにシール部材65が摺動自在
に配置されている。更に,ハウジング61の被覆層7
7,回転軸60及びベーン63によって形成される中空
部71には,入口68から導入された排気ガスを圧縮し
て出口69から送り出すため,周方向に隣接したベーン
63の間にポンプ室70がそれぞれ形成されている。図
示していないが,シール部材65をハウジング61の被
覆層77の面に確実に接触させてシール性を向上させる
ため,ベーン63の溝79内にシール部材65を径方向
外向きに押圧する板ばね,コイルスプリング等のばねを
配置することができる。また,シール部材65は,グラ
ファイト等の耐摩擦性で摺動抵抗の小さい材料から作製
されている。また,ハウジング61の中空部71の内周
面61Aに配置した被覆層77は,グラファイト等の耐
摩擦性で摺動抵抗の小さい材料から作製されている。
【0023】EGRポンプ50では,スリット66に
は,回転軸60の外周面から所定の位置まで延び,ベー
ン63の径方向の移動を阻止する底面78が形成されて
いる。そこで,径方向に対向するベーン63は,連結ロ
ッド64によって互いに連結されているので,ベーン6
3の軸心側の端面がいずれかの一方の底面78に突き当
たって径方向の移動が阻止されるので,遠心力によって
ベーン63の先端面がハウジング61の内周面61Aに
配置された被覆層77に突き当たることはない。従っ
て,回転軸60の回転によってベーン63に発生する遠
心力がスリット66の底面78に拘束され,遠心力によ
って被覆層77に突き当たらないので,遠心力によるフ
リクションが発生せず,摩耗が発生しない。即ち,回転
軸60の回転によってシール部材65が遠心力によって
被覆層77に突き当るが,シール部材65自体はマスが
小さいので,被覆層77とシール部材65との間のフリ
クションは小さく,摩耗も小さくなり,しかも,シール
部材65を被覆層77に突き当ることによってポンプ室
70間のシール性が向上する。
【0024】EGRポンプ50において,連結ロッド6
4で連結された径方向に対向したベーン63は,回転軸
60の回転に応じて一体的にスリット66内を摺動し,
それによって,ベーン63の端面の溝79に配置された
シール部材65は,回転軸60の回転に従ってハウジン
グ61の内周面に被覆された被覆層77に接触してシー
ル状態で回転移動する。また,一対のベーン63と連結
ロッド64とのトータルの長さは,回転軸60の回転に
よって回転角度位置で回転軸60が偏心している分だけ
相違するが,EGRポンプ50では,回転軸60の回転
に応じてシール部材65がベーン63の溝79内で摺動
移動することによってその長さ差を吸収し,一対のベー
ン63と連結ロッド64との連結体がハウジング61内
でスムースな回転ができるようにしている。
【0025】EGRポンプ50では,ハウジング61の
出口69を構成する出口管81の外周には冷却フィン7
2が設けられており,冷却フィン72によってポンプ室
70から送り出される圧縮された排気ガスが冷却され
る。また,ハウジング61の出口69を構成する出口管
81内には,排気ガスに対する接触面積を増大させるた
め,排気ガスを通過させる複数の細孔から成る排気ガス
通路73が形成されている。更に,EGRポンプ50で
は,回転軸60に形成されたスリット66内で摺動する
ベーン63と通孔67内で摺動する連結ロッド64を潤
滑するため,回転軸60には,通孔67及びスリット6
6に潤滑油を供給する潤滑油通路74が形成されてい
る。潤滑油通路74には,潤滑油ポンプ75の作動によ
って潤滑油が供給される。
【0026】次に,図3及び図4を参照して,EGRポ
ンプ50を組み込んだガスエンジンについて説明する。
このガスエンジンは,例えば,図4に示すように,吸入
行程,圧縮行程,膨張行程及び排気行程の4サイクルを
繰り返すことによって駆動される。このガスエンジン
は,シリンダブロック19に取り付けられたシリンダヘ
ッド3,シリンダブロック19の孔部23に嵌合したシ
リンダ14を構成するシリンダライナ22,シリンダヘ
ッド3に形成されたキャビティ47に配置されたヘッド
ライナ10,及びシリンダライナ22に形成したシリン
ダ14内を往復動するピストン15を有している。ヘッ
ドライナ10は,ヘッド下部26とライナ上部27とが
一体構造の燃焼室部材から成り,シリンダ14の中央に
位置する副室2を備えている。主室1は,ヘッドライナ
10とピストン15とで囲まれるシリンダ14内に共働
して形成され,ピストン15の中央に形成されたキャビ
ティ4によって形成されている。
【0027】主室1と副室2とは,ヘッドライナ10に
形成された連絡口6によって連通されている。ヘッドラ
イナ10のヘッド下部26には,カム式で開閉駆動され
る吸気弁8が配置されたバルブシートを備えた吸気ポー
ト12,カム式で開閉駆動されるEGR弁9が配置され
たバルブシートを備えたEGRポート13,及びカム式
で開閉駆動される排気弁が配置されたバルブシートを備
えた排気ポート16とが形成されている。シリンダヘッ
ド3には,ヘッドライナ10に形成された吸気ポート1
2連通する吸気ポート12,ヘッドライナ10に形成さ
れたEGRポート13に連通するEGRポート13,及
びヘッドライナ10に形成された排気ポート16が連通
する排気ポート16が形成されている。吸気ポート12
は吸気管24に連通し,EGRポート13はEGR管2
5に連通し,また,排気ポート16は排気管28に連通
している。
【0028】EGRポンプ50は,EGR管25にEG
Rポンプ50の入口管80と出口管81が接続され,ガ
スエンジンのEGR系に組み込まれている。このガスエ
ンジンでは,EGRポンプ50の作動によって主室1に
供給されるEGRガスの圧力が上昇され,多量のEGR
ガスを主室1へ供給することができる。また,ヘッドラ
イナ10に形成された連絡口6には,連絡口6を開閉す
るための制御弁5が着座するバルブシートが形成されて
いる。制御弁5は,シリンダ14の中心に位置して連絡
口6を開閉する弁フェースを備えた弁ヘッド31と弁ヘ
ッド31と一体構造の副室2の中央を貫通する弁ステム
32から構成され,カム式又は電磁式の弁駆動装置によ
ってシリンダヘッド3に設けたバルブガイド33に弁ス
テム32がガイドされて連絡口6を開閉作動するように
リフトされる。
【0029】ヘッドライナ10は,Si3 4 等のセラ
ミックスや耐熱合金の耐熱材から形成されている。ヘッ
ドライナ10は,その外周面とキャビティ47との間に
遮熱空気層34を形成するように,ガスケット35が介
在してキャビティ47に配置され,主室1と副室2が遮
熱構造に構成されている。ガス燃料弁11が設けられて
いる弁本体36は,シリンダヘッド3に形成された孔部
に取り付けられている。ガス燃料弁11は,リフトして
副室2に形成されたガス燃料供給口を開放することによ
って,ガス燃料源からのガス燃料が副室2へ供給され
る。ガス燃料供給源のガス燃料は,ガス燃料ポンプの作
動によってガス燃料通路を通じて副室2へと供給され
る。
【0030】ピストン15は,Si3 4 等のセラミッ
クスや耐熱合金の耐熱材から形成されたピストンヘッド
20と,ピストンヘッド20に固定されたAl合金等の
金属材から形成されたピストンスカート21とから構成
されている。ピストンヘッド20とピストンスカート2
1との間には,ガスケット37が介在して遮熱空気層3
8が形成されている。ピストンヘッド20とピストンス
カート21とは,例えば,結合リング46によって固定
されている。主室1の一部は,ピストンヘッド20の上
面に形成されたリップ部を備えたリエントラント形のキ
ャビティ4で形成されると共に,ヘッドライナ10のヘ
ッド下部26の下面とピストンヘッド20の上面とで囲
まれるシリンダ14によって形成されている。
【0031】このガスエンジンは,燃焼室の主室1から
排出される排気ガスを流す排気通路を構成する排気管2
8に設けられたターボチャージャ18,ターボチャージ
ャ18のタービン(図示せず)を通った排気ガスを冷却
するためターボチャージャ18の後流の排気管28に設
けられた冷却装置7,冷却装置7で冷却された冷却排気
ガスを燃焼室の主室1へ供給するため開閉するEGR弁
9が配置されたEGRポート13に連通するEGR管2
5,及びターボチャージャ18のコンプレッサ(図示せ
ず)で圧縮された圧縮空気を燃焼室の主室1に供給する
ため開閉する吸気弁8が配置された吸気ポート12に連
通する吸気管24を備えている。冷却装置7は,例え
ば,冷却ファン等によって供給される冷却風や冷却ポン
プ等によって供給される冷却水によって,排気ガスから
熱を奪う構造を有する一種の熱交換器に構成されてい
る。
【0032】図4に示すように,EGR弁9は,吸入行
程の初期から吸入行程上死点後90°位までリフトして
EGRポート13を主室1に連通させ,EGR用冷却排
気ガスを主室1へ供給する。また,吸気弁8は,EGR
弁9の開放に次いで,吸入行程上死点後70°位から圧
縮行程下死点後50°位までリフトして吸気ポート12
を主室1に連通させ,圧縮空気を主室1へ供給する。制
御弁5は,図4に示すように,吸入行程後半から圧縮行
程の前半の期間に開放して副室2内のガス燃料の一部を
主室1に供給して主室1で予混合する。次に,圧縮行程
上死点近傍でリフトして連絡口6を開放し,主室1から
副室2へ混合気を送り込んで副室2で着火燃焼し,次い
で副室2から主室へ火炎,未燃混合気等のガスを噴出さ
せる。ガス燃料弁11は,例えば,吸入行程及び圧縮行
程初期にガス燃料口を開放してガス燃料源から副室2ヘ
ガス燃料を供給する。排気弁は,排気行程でリフトして
主室1と排気ポート16とを連通し,主室1及び副室2
に存在する排気ガスを排気管28へと排出する。
【0033】EGR管25におけるEGRポート13
は,タンジェンシャルポートに形成され,また,吸気管
24における吸気ポート12はヘリカルポートに形成さ
れている。従って,EGR管25からEGRポート13
を通って主室1に供給された冷却排気ガスと,吸気管2
4から吸気ポート12を通って主室1に供給された圧縮
空気とは,主室1において冷却排気ガスの外周に圧縮空
気が存在するパターンで互いに交差して混合が促進され
るようになる。
【0034】また,このガスエンジンは,ターボチャー
ジャ18から排出される排気ガスを流す排気管28には
冷却装置7が設けられている。冷却装置7の後流の排気
管28には分岐部39の位置でEGR管25が分岐して
いる。また,分岐部39より後流の排気管28には,E
GR管25へ送り込むEGR量を調節するためEGR制
御弁29が設けられている。EGR制御弁29は,コン
トローラ30の指令でエンジン負荷等のエンジン運転状
態に応じて主室1へ供給するEGRガス量を調節するよ
うに制御される。また,コントローラ30は,エンジン
負荷等のエンジン運転状態に応じて副室2へ供給するガ
ス燃料量を調整するため,ガス燃料弁11の作動を制御
するように構成されている。
【0035】コントローラ30は,例えば,EGRポン
プ50の作動によって主室1に供給される排気ガス量を
吸気量の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従
って吸気に供給される排気ガス量を低減させ,全負荷時
には排気ガス量を供給の50%に低減させる制御を行う
ように設定されている。従って,コントローラ30は,
エンジン負荷が大きくなるに従って空気量を適正に増加
させる制御を行うため,EGR量の低減に見合った量だ
け吸入空気量を増加させる制御を行う。
【0036】
【発明の効果】この発明によるEGRポンプの構造は,
上記のように構成されているので,ベーンをハウジング
の被覆層に対して接触させることなく,重量の小さいシ
ール部材のみをハウジングの被覆層に遠心力で接触させ
るので,フリクションを極めて小さく構成でき,シール
部材や被覆層の摩耗を低減できる。また,EGRポンプ
を,EGR管に接続することによって,EGRガスの圧
力を上昇でき,多量の排気ガスをエンジンに供給でき,
それによって吸気のO2 濃度を低減でき,エンジンのノ
ッキングを防止すると共に,NOX の発生を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるEGRポンプの構造の一実施例
を示し,図2のA−A断面における断面図である。
【図2】図1のEGRポンプの構造を示し,図1のB−
B断面における断面図である。
【図3】図1のEGRポンプの構造が組み込まれたガス
エンジンの一実施例を示す断面図である。
【図4】図3のガスエンジンの各弁の作動を示す線図で
ある。
【符号の説明】
50 EGRポンプ 60 回転軸 61 ハウジング 62 駆動軸 63 ベーン 64 連結ロッド 65 シール部材 66 スリット 67 通孔 68 入口 69 出口 70 ポンプ室 71 中空部 72 冷却フィン 73 排気ガス通路 74 潤滑油通路 75 潤滑油ポンプ 76 軸受 77 被覆層 79 溝 80 入口管 81 出口管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G062 AA01 AA05 BA09 CA07 CA08 DA04 EA01 EB01 ED08 FA08 GA04 3G092 AA02 AA17 AA18 AB08 DA13 DC09 DC11 DD09 DG01 EA22 EC01 FA17 GA05 GA06 3H040 AA07 BB01 BB11 CC06 CC14 DD03 DD11 DD14 DD23 DD36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室から排出される排気ガスの一部を
    前記燃焼室に再循環させるため作動するEGRポンプを
    備えたEGR装置を有するエンジンにおいて,前記EG
    Rポンプは,前記排気ガスを導入する入口と該入口とは
    周方向の隔置位置に設けた圧縮された前記排気ガスを送
    り出す出口を備えた内周面が円形の中空部を備えたハウ
    ジング,該ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と
    一体構造に構成され且つ前記ハウジングの前記中空部に
    対して偏心位置に配置された回転軸,該回転軸に周方向
    に隔置すると共に径方向に対向した位置に形成された軸
    方向に延びるスリット,前記径方向に対向した前記スリ
    ットを互いに連通し且つ軸方向に隔置して前記回転軸に
    複数形成された通孔,前記スリットにそれぞれ出入可能
    に配置された軸方向に延びるベーン,前記径方向に対向
    した前記ベーンを互いに連結し且つ前記通孔を摺動する
    連結ロッド,前記ハウジングの前記内周面に接して回転
    するように前記ベーンの先端面に形成された軸方向に延
    びる溝に摺動自在に配置されたシール部材,及び前記入
    口から導入された前記排気ガスを圧縮して前記出口から
    送り出すため周方向に隣接した前記ベーン間に形成され
    たポンプ室,から構成されていることを特徴とするEG
    Rポンプの構造。
  2. 【請求項2】 前記スリットには,前記回転軸の外周面
    から所定の位置まで延びて前記ベーンの移動を阻止する
    底面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のEGRポンプの構造。
  3. 【請求項3】 前記連結ロッドで連結された前記径方向
    に対向した前記ベーンは,前記回転軸の回転に応じて一
    体的に前記スリット内を摺動することを特徴とする請求
    項1に記載のEGRポンプの構造。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの前記出口を構成する出
    口管の外周には冷却フィンが設けられ,前記冷却フィン
    によって前記ポンプ室から送り出される圧縮された前記
    排気ガスが冷却されることを特徴とする請求項1に記載
    のEGRポンプの構造。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの前記出口を構成する前
    記出口管内には,前記排気ガスに対する接触面積を増大
    させるため前記排気ガスを通過させる複数の排気ガス通
    路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    EGRポンプの構造。
  6. 【請求項6】 周方向に隣接する前記ベーンは,前記回
    転軸に60°〜90°の間隔で設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のEGRポンプの構造。
  7. 【請求項7】 前記スリット内で摺動する前記ベーン及
    び前記通孔内で摺動する前記連結ロッドを潤滑すると共
    にシール性をこ改善するため,前記通孔及び前記スリッ
    トに潤滑油を供給する潤滑油供給手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のEGRポンプの構
    造。
  8. 【請求項8】 前記潤滑油としては,軽油等の可燃性オ
    イルが使用されることを特徴とする請求項7に記載のE
    GRポンプの構造。
  9. 【請求項9】 前記回転軸の回転に応じて前記シール部
    材は前記ベーンの前記溝内で摺動移動することを特徴と
    する請求項1に記載のEGRポンプの構造。
  10. 【請求項10】 前記シール部材は,グラファイト等の
    耐摩擦性で摺動抵抗の小さい材料から作製されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のEGRポンプの構造。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングの前記中空部の前記内
    周面には,グラファイト等の耐摩擦性で摺動抵抗の小さ
    い材料から成る被覆層が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のEGRポンプの構造。
  12. 【請求項12】 前記シール部材を前記被覆層に接触さ
    せるため,前記ベーンの前記溝内に前記シール部材を径
    方向外向きに押圧するばねが配置されていることを特徴
    とする請求項11に記載のEGRポンプの構造。
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