JP2000287656A - 容器入り乳飲料の高温保存期間を推定する方法 - Google Patents

容器入り乳飲料の高温保存期間を推定する方法

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JP2000287656A
JP2000287656A JP11102197A JP10219799A JP2000287656A JP 2000287656 A JP2000287656 A JP 2000287656A JP 11102197 A JP11102197 A JP 11102197A JP 10219799 A JP10219799 A JP 10219799A JP 2000287656 A JP2000287656 A JP 2000287656A
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casein
milk
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milk beverage
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JP11102197A
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Yoshio Aoyama
好男 青山
Masashi Asaga
昌志 朝賀
Ritsuko Nakanishi
律子 中西
Keiko Murai
恵子 村井
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器入り乳飲料の高温保存期間を、乳飲料の種
類や商品の銘柄によらず共通して、比較的に簡便な方法
でありながら充分明確に推定する方法を提供する。 【解決手段】乳飲料中の乳タンパク質のα−カゼインと
β−カゼインの濃度比を測定し、測定値を予め高温保存
期間既知の乳飲料の乳タンパク質のα−カゼインとβ−
カゼインの濃度比と比較することにより、高温保存期間
未知の容器入り乳飲料の高温保存期間を推定する。この
濃度比は、乳タンパク質の電気泳動パターンの染色度合
いをデンシトグラム上の濃度曲線に変換し、この濃度曲
線からα−カゼインとβ−カゼインのピーク面積比を算
出することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶入りミルクコー
ヒー、缶入りミルクテイー、ココア飲料等の容器入り乳
飲料が加温タイプの自動販売機等において高温で保存さ
れた期間を推定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】缶入りミルクコーヒー、缶入りミルクテ
イー、ココア飲料等の容器入り乳飲料は、近年、加温タ
イプの自動販売機やコンビニエンスストアの普及等商品
の流通形態の変化に伴なって、自動販売機や店頭で加温
して販売することが広く行われるようになっている。
【0003】容器入り乳飲料が、本来設定されている保
存期間以上に長期間加温されて保存された場合、フレー
バーの変化さらには乳脂肪の分離や凝集物が発生し、著
しく品質が劣化してしまう場合がある。また、これが微
生物による変敗と誤認されることもある。
【0004】したがって、容器入り乳飲料の提供者(製
造者または販売者)としては、容器入り乳飲料が受けた
熱履歴や高温保存期間をなんらかの方法により推定する
必要が生じる場合がある。
【0005】従来このような容器入り食品が受けた熱履
歴や高温保存期間を推定する方法としては、熱履歴によ
り変色するインクを用いた表示物を容器外面に設け、こ
の表示物の変色度合いから推定する方法が提案されてい
る。
【0006】また、容器入り乳飲料の熱履歴を当該乳飲
料自身から直接推定する方法として、高温中では糖が経
時的に変質することを利用して、乳飲料中の糖の含有量
の変化から推定する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記熱履歴により変色
するインクを用いる方法は簡便ではあるが、目視による
判定のため、変色の微妙なところでは必ずしも熱履歴が
明瞭に推定できないという問題があった。また、表示を
設けるためには、特殊なインクを準備する必要があり、
コスト高となる難点があった。
【0008】また、糖含有量の経時的変化から高温保存
期間を推定する方法は、乳飲料中の糖の含有量がそれぞ
れの乳飲料の種類、各メーカーの飲料の調合具合によっ
て異なるため、各々の商品の銘柄ごとに熱履歴による糖
の変化を調べなければならず、手間がかかるという問題
があった。
【0009】本発明は、上記従来の方法の問題点にかん
がみなされたものであって、容器入り乳飲料の高温保存
期間を、乳飲料の種類や商品の銘柄によらず共通して、
比較的に簡便な方法でありながら充分明確に推定するこ
とができる方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記本発
明の目的を達成するため、研究と実験を重ねた結果、高
温保存した乳飲料の電気泳動パターンは、乳飲料の種類
や商品の銘柄によって異なる乳分含有量に応じてタンパ
ク質バンドの濃淡に差はあるが、ほぼ同様な経時的変化
を示すこと、特に乳タンパク質のα−カゼインとβ−カ
ゼインの濃度を表すデンシトグラム上の二つのピークの
中β−カゼインの濃度を表すピークはα−カゼインの濃
度を表すピークにくらべて急速に減少し消失すること、
すなわちα−カゼインとβ−カゼインの濃度比は乳飲料
の種類や商品の銘柄によらずほぼ共通して経時的に変化
することを発見し、本発明に到達した。
【0011】すなわち、上記本発明の目的を達成する本
発明の容器入り乳飲料の高温保存期間を推定する方法
は、乳飲料中の乳タンパク質のα−カゼインとβ−カゼ
インの濃度比を測定し、測定値を予め高温保存期間既知
の乳飲料の乳タンパク質のα−カゼインとβ−カゼイン
の濃度比と比較することにより、高温保存期間未知の容
器入り乳飲料の高温保存期間を推定するものである。
【0012】本発明の一側面においては、上記方法にお
いて、電気泳動法により乳タンパク質の泳動パターンを
測定し、得られた泳動パターンを染色液で染色し、泳動
パターンの染色パターンの染色度合いをデンシトグラム
上の濃度曲線に変換し、得られた濃度曲線からαーカゼ
インとβーカゼインのピーク面積比を算出することによ
り、αーカゼインとβーカゼインの濃度比を得る。
【0013】本発明によれば、高温保存期間未知の容器
入り乳飲料の乳タンパク質のα−カゼインとβ−カゼイ
ンの濃度比を測定し、この濃度比を既知の両者の濃度比
と比較することにより、既知の濃度比の中で一致するも
のを見出せば、この既知の濃度比に該当する保存期間が
求める乳飲料の保存期間であることが判る。したがっ
て、本発明によれば、容器入り乳飲料の高温保存期間
を、乳飲料の種類や商品の銘柄によらず共通して、比較
的に簡便な方法で当該乳飲料自身の分析結果から充分明
確に推定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】乳飲料中の乳タンパク質のα−カゼインと
β−カゼインの濃度比を測定するには電気泳動法のほか
液体クロマトグラフィーなどのクロマトグラフィーを使
用することができる。以下1実施形態として、電気泳動
法による濃度比の測定法について説明する。
【0016】(1)まず、測定しようとする高温保存さ
れた乳飲料から、遠心分離により乳脂肪を除去する。 (2)残液について、電気泳動法(未変性電気泳動Nati
ve PAGE (ポリアクリルアミドゲル))により、7.5
%アクリルアミドスラブケルを使用して、泳動パターン
を測定する。 (3)得られたパターンにクマシーブリリアントブルー
などの染色液でタンパク染色を施す。 (4)泳動パターンの染色度合いを、デンシトメータに
より、デンシトグラム上の濃度曲線に変換する。 (5)得られた濃度曲線から、α−カゼインとβ−カゼ
インのピーク面積比を算出する。 (6)一方、予め、乳飲料を40〜80℃の各種温度で
各種期間保存したものについて、上記(1)〜(5)の
方法によって、α−カゼインとβ−カゼインの各ピーク
面積比を測定しておく。 (7)上記(6)において測定しておいた一連の高温保
存期間既知サンプルのα−カゼインとβ−カゼインのピ
ーク面積比の値と保存期間未知の乳飲料サンプルのα−
カゼインとβ−カゼインのピーク面積比の値をを比較
し、値が一致する既知サンプルの高温保存期間を未知サ
ンプルの高温保存期間として推定する。
【0017】
【実施例】(実施例1)乳タンパク質の電気泳動パター
ン作成 牛乳、ミルクコーヒーおよび乳タンパク質標準品につい
てそれぞれ乳タンパク質の電気泳動パターンを測定し
た。乳タンパク質標準品としては、シグマ社製のα−カ
ゼイン、β−カゼイン、κ−カゼイン、α−ラクトアル
ブミン(α−LA)、β−ラクトグロブリン(β−L
G)、牛血清アルブミン(BSA)の6種の試薬を用い
た。これらのサンプルを3500回転で20分間遠心分
離して乳脂肪を除いた残液を7.5%ポリアクリルアミ
ドスラブゲルを使用し未変性電気泳動法Native PAGEに
より電気泳動し、得られた泳動パターンに染色液でタン
パク染色を施した。染色後の泳動パターンを図1に示
す。ミルクコーヒーでは調合時には多くの乳タンパク質
のバンドがあるが、レトルト殺菌すると乳清タンパク質
は変性し、α−カゼインとβ−カゼインは残存した。こ
れは牛乳および乳タンパク質標準品でも同様であった。
市販の缶入り、ペットボトル入り、紙容器入り各種乳飲
料についても同一条件で電気泳動解析したところ、乳飲
料の種類や商品の銘柄によってバンドの濃淡はあるが、
電気泳動パターンとしては、上記と同様に、レトルト殺
菌後はα−カゼインとβ−カゼインの二つが未変性の状
態で残存し、他の乳タンパク質は変性してバンドから消
失していることが判った。
【0018】(実施例2)α−カゼインとβ−カゼイン
の濃度比の測定 市販の缶入りミルクコーヒーについて、55℃で高温保
存した場合の乳タンパク質の経時的変化を調べた。高温
保存開始時、1週間後、2週間後、3週間後、5週間後
の缶入りミルクコーヒーを実施例1の方法により電気泳
動し、タンパク染色して得られた各電気泳動パターンの
染色度合いをデンシトメータによって、デンシトグラム
上の濃度曲線に変換した。その結果を図2に示す。図2
において、55℃で1週間保存後α−カゼインのピーク
はそれほど減少していないのに対しβ−カゼインのピー
クは著しく減少し、2週間保存後α−カゼインのピーク
がまだ充分残存しているのに対しβ−カゼインのピーク
はほとんど消失している.これからα−カゼインとβ−
カゼインの濃度を表すデンシトグラム中の二つのピーク
の中β−カゼインの濃度を表すピークは、α−カゼイン
の濃度を表すピークにくらべて急速に消失すること、す
なわち、β−カゼインのα−カゼインに対する濃度比は
経時的に減少することが判る。
【0019】図3は保存温度37℃、55℃、75℃で
上記缶入りミルクコーヒーを保存した場合におけるβ−
カゼインのα−カゼインに対する濃度比を両者のピーク
面積比で示すグラフである。図3から、37℃保存の場
合は、両者の濃度比は経時的に変化しないが、55℃ま
たは75℃の高温保存の場合は、いずれも両者の濃度比
は経時的にはっきりと低下していることが判る。
【0020】(実施例3)異種の乳飲料についての濃度
比測定 種類と銘柄の異なる3種の市販の容器入り乳飲料につい
て、55℃における保存開始時、1,2,3、4,5週
間保存後の各サンプルの電気泳動パターンを実施例1の
方法により作成し、そのデンシトグラム上のβ−カゼイ
ンのα−カゼインに対するピーク面積比すなわち濃度比
の経時的減少を調べた。その結果を下表1に示す。表に
おいて、「PET」は市販のペットボトル入りミルクテ
イー(C社製)、「缶A」は市販の缶入りミルクコーヒ
ー(A社製)、「缶B」は市販の缶入りカフェオーレ
(B社製)をそれぞれ示す。
【0021】 表1 ピーク面積比(β−カゼイン/α−カゼイン) PET 缶A 缶B 0週間 0.75 0.81 0.84 1週間 0.55 0.51 0.48 2週間 0.2 0.12 0.15 3週間 0.05 0.05 0 4週間 0 0 0 5週間 0 0 0 またこの結果を図4に示す。表1および図4において、
β−カゼインのα−カゼインに対するピーク面積比すな
わち濃度比は、乳飲料の種類や銘柄によらずほぼ共通し
て経時的に減少している。したがって、上記3種類の容
器入り乳飲料と種類や銘柄の異なる高温保存期間未知の
容器入り乳飲料であっても、上記の方法によりそのβ−
カゼインのα−カゼインに対するピーク面積比を測定す
ることにより、当該乳飲料の55℃において保存された
期間を推定することができる。たとえば、未知の乳飲料
のピーク面積比が0.15〜2.0付近にあることが判
れば、表1およ図4からその乳飲料は55℃で約2週間
保存されたものと推定することができる。
【0022】75℃その他の温度(40℃〜80℃)に
ついても上記と同様にしてβ−カゼインのα−カゼイン
に対する電気泳動パターンピーク面積比を予め測定して
おけば、保存期間未知の乳飲料についてその保存温度に
おける保存期間を推定することができる。
【0023】また被測定乳飲料の保存温度が不明の場合
でも、そのβ−カゼインのα−カゼインに対するピーク
面積比を測定することにより、当該乳飲料の高温保存に
より受けた熱履歴が特定の保存温度たとえば55℃にお
いて何週間の保存に相当するかということが判るから、
その結果によって当該乳飲料の販売禁止等の適当な措置
をとることができる。
【0024】なお、上記実施例においては、β−カゼイ
ンのα−カゼインに対する濃度比を算出しているが、α
−カゼインのβ−カゼインに対する濃度比を算出するよ
うにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、容
器入り乳飲料の高温保存期間を、乳飲料の種類や商品の
銘柄によらず共通して、比較的に簡便な方法で当該乳飲
料自身の分析結果から充分明確に推定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】牛乳、ミルクコーヒーおよび乳タンパク標準品
の乳タンパク質の電気泳動パターンを示す図である。
【図2】缶入りミルクコーヒーの電気泳動パターンの経
時的変化を示すデンシトグラムである。
【図3】各種保存温度についてのβ−カゼインのα−カ
ゼインに対するピーク面積比の経時的変化を示すグラフ
である。
【図4】各種容器入り乳飲料のβ−カゼインのα−カゼ
インに対するピーク面積比の経時的変化を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/14 G01N 27/26 301A Fターム(参考) 4B001 AC20 BC99 EC99 4B017 LC10 LE10 LG14 LK18 LP18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳飲料中の乳タンパク質のα−カゼイン
    とβ−カゼインの濃度比を測定し、測定値を予め高温保
    存期間既知の乳飲料の乳タンパク質のα−カゼインとβ
    −カゼインの濃度比と比較することにより、高温保存期
    間未知の容器入り乳飲料の高温保存期間を推定する方
    法。
  2. 【請求項2】 電気泳動法により乳タンパク質の泳動パ
    ターンを測定し、得られた泳動パターンを染色液で染色
    し、泳動パターンの染色パターンの染色度合いをデンシ
    トグラム上の濃度曲線に変換し、得られた濃度曲線から
    α−カゼインとβ−カゼインのピーク面積比を算出する
    ことにより、α−カゼインとβ−カゼインの濃度比を得
    る請求項1記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142230A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. 脂質代謝改善剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007142230A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. 脂質代謝改善剤
CN101410131B (zh) * 2006-06-09 2012-09-12 森永乳业株式会社 脂质代谢改善剂
US8921310B2 (en) 2006-06-09 2014-12-30 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. Method for accelerating mammalian body fat metabolism

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