JP2000286656A - 無線装置のレベル検出回路および無線装置 - Google Patents

無線装置のレベル検出回路および無線装置

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JP2000286656A
JP2000286656A JP11087165A JP8716599A JP2000286656A JP 2000286656 A JP2000286656 A JP 2000286656A JP 11087165 A JP11087165 A JP 11087165A JP 8716599 A JP8716599 A JP 8716599A JP 2000286656 A JP2000286656 A JP 2000286656A
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level
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signal
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JP11087165A
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Yoshifusa Tateno
吉英 立野
Kazuhiko Ikeda
和彦 池田
Yasushi Kosaka
裕史 小坂
Naoki Matsubara
直樹 松原
Tomoaki Shimizu
智章 清水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックレンジが広く、レベル検出誤差
を小さく温度補償のできる無線装置のレベル検出回路お
よび高い送受信信号レベル検出精度の得られる無線装置
を得る。 【解決手段】 信号のレベルを自乗検波する自乗検波器
1と、自乗検波器1の出力を積分する積分器2と、積分
器2の出力を対数的に対数増幅する対数増幅素子を備え
た対数増幅器3とを有する構成を採る。例えば、送信信
号の出力を、レベル検出器1と、積分器2と、対数増幅
器3で構成された無線装置のレベル検出回路に入力す
る。このことで、包絡線の落ち込みやピークに影響され
ることなく、送信信号の平均電力に応じたレベル検出信
号101を得ることがで、送信信号が符号分割多重信号
のように包絡線変動がある場合においても、その出力レ
ベルを精度良く検出することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線装置へ適用さ
れ信号レベルを検出する無線装置のレベル検出回路およ
びこのレベル検出回路を用いた無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信機器においては、送信出力レ
ベルの精度を向上するために特開平9−148864号
公報に示されるように、送信レベルをレベル検出回路を
用いて検出し、所定の出力レベルとなるようにフィード
バック制御を行う方法が用いられている。また、受信信
号においてもレベル検出回路を用いてRSSI(Receiv
ed Signal Strength Indicator)信号を得ることで、受
信電界レベルを検出している。また、受信電界レベル検
出信号を用いて増幅器の利得制御を行い信号の歪みの防
止などに利用されている。
【0003】従来のレベル検出回路には、ダイオード検
波回路が用いられている。図20は、ダイオード検波回
路の従来の構成例を示すブロック図である。このダイオ
ード検波回路は、検波用ダイオード80と積分回路81
で構成され、入力信号120を検波し、積分回路で平滑
されたレベル検出信号121を出力する。このダイオー
ド検波回路は、図21に示すような入出力特性を持ち、
入力信号の電力レベルを電圧で得ることができる。
【0004】また、検出レベルのダイナミックレンジを
拡大するためには、入力信号を対数的に増幅する対数増
幅器が用いられる。図22は、対数増幅器を用いた検出
回路の従来の構成例を示すブロック図である。本図22
において、対数増幅器を用いたレベル検出回路は、対数
増幅器82と積分回路81で構成され、入力信号120
を対数検波し、積分回路で平滑されたレベル検出信号1
21を出力する。この検出回路は、図23に示すような
入出力特性を持ち、入力の対数換算値に比例したレベル
検出信号を電圧値で得ることができる。
【0005】また、従来は、これらの検波出力をA/D
変換器でディジタル化し、ディジタル化した検出値を用
いて、例えば、通信機器においては送受信レベル制御等
を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、図21で示したダイオード検波回路の特
性において、点線215以下の出力電圧を現状のA/D
変換器の分解能で検出することは困難である。このた
め、レベル検出を行うことができるのは、点線215以
上の出力電圧レベルで理想的な検波特性(図21の点線
210)を示す約10dBと狭くなる欠点がある。
【0007】図24は、スペクトラム拡散を用いた符号
分割多重信号生成部の一例を示すブロック図である。本
図24において、n系統ある入力信号90と、それぞれ
の入力信号に対して異なる拡散信号を発生するn系統の
1次拡散信号発生部91と、入力信号90を拡散信号発
生部91で発生した拡散信号で拡散するn系統の1次拡
散部92と、n系統の1次拡散された信号を多重する多
重部93と、2次拡散信号を発生する2次拡散信号発生
部94と、多重部で多重した信号を2次拡散信号で拡散
する2次拡散部95と、2次拡散された信号を帯域制限
する帯域通過フィルタ96とで構成されている。
【0008】図25に、1次拡散に直交符号を用いてQ
PSK変調波を多重した場合の、多重数n=1、2、1
5における包絡線変動を表した図を示す。本図25に示
されるように、n=2の場合は、n=1に比して大きく
包絡線のレベルが落ち込む場合が生じる。このように、
符号分割多重信号では、符号の多重数によって包絡線の
変動の様子が大きく変化する。
【0009】また、上記の対数増幅器を用いた検波回路
においては、ダイオード検波回路に比してダイナミック
レンジを大きく取れるものの、入力の対数換算値に比例
して電圧が出力されるため、電力の検出誤差が生じる欠
点がある。例えば、入力電力が単位時間あたり0.5、
4、0.5、1mWと変化した場合、入力信号の平均電
力は、(0.5+4+0.5+1)/4=1.5mW=
1.8dBmである。これに対して、出力電圧の入力換
算値は、−3、6、−3、0dBmとなり、積分回路出
力の入力換算値は、(−3+6−3+0)/4=0dB
mとなる。このため、1.8dBの誤差が発生する。こ
のように例えば、包絡線変動がある変調波では、電力の
検出誤差が発生し、通信機器の制御の精度が劣化する。
【0010】さらに、従来の通信方式での通信装置で
は、送信電力を固定して使用されているが、一の次世代
通信方式であるCDMA方式等においては、40dB以
上の範囲で可変的に送信電力制御を行うことが要求され
ている。
【0011】さらに、携帯通信機器等での利用には、小
型軽量であり、且つ幅広い温度環境下での正常動作が必
要となる。従来例には、上記の各問題点を伴う。
【0012】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところはダイナミックレンジ
が広く、レベル検出誤差を小さく温度補償のできる無線
装置のレベル検出回路および高い送受信信号レベル検出
精度の得られる無線装置を提供することにある。なお、
ここでの無線装置とは、送信装置、受信装置、無線端末
装置および無線基地局装置等の無線関連機器を含む総称
として用いている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、以下の構成を採る。
【0014】請求項1に記載の発明の無線装置のレベル
検出回路は、信号のレベルを自乗検波および積分し、こ
の出力を対数的に対数増幅する。本構成によれば、自乗
検波および積分後に対数増幅を行うため、ダイナミック
レンジを広く、またレベル検出誤差を小さくすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1記載の無線装置のレベル
検出回路に関する発明は、信号のレベルを自乗検波する
自乗検波手段と、自乗検波手段の出力を積分する積分手
段と、積分手段の出力を対数的に対数増幅する対数増幅
素子を備えた対数増幅手段とを有する構成を採る。
【0016】上記の自乗検波手段とは、入力の信号電力
に対して直流電圧または電流を出力するレベル検出器に
相当するものであり、例えばダイオードやトランジスタ
等が利用できる。
【0017】積分手段とは、例えば入力値を積分して出
力する低域通過フィルタに相当するものである。
【0018】対数増幅器とは、入力の信号レベルの対数
値に比例した直流電圧を出力する対数増幅器に相当する
ものである。
【0019】従って、本発明における請求項1に記載の
無線装置のレベル検出回路によれば、自乗検波手段の出
力を積分手段によって積分した後に対数増幅を行うた
め、ダイナミックレンジが広く、またレベル検出誤差を
小さくできる。
【0020】請求項2記載の発明において、請求項1に
記載の無線装置のレベル検出回路は、対数増幅素子と略
同一の温度特性を持つ補償素子を備えた補償手段と、対
数増幅手段の後段に温度により特性の変化する感温素子
を備えた増幅手段と、をさらに有する構成とする。
【0021】上記の対補償素子を有した補償手段とは、
例えば帰還回路部に非線形特性を有するトランジスタを
接続したオペアンプである時の、オペアンプ出力端に接
続するトランジスタと略同一の特性を持つトランジスタ
に相当するものである。
【0022】感温素子とは、例えばサーミスタに相当す
るものである。
【0023】従って、本発明における請求項2に記載の
無線装置のレベル検出回路によれば、対数増幅素子の温
度特性と電流誤差の補償を行ない、対数増幅器の後段の
感温素子を有する増幅手段によって温度補償を行う。こ
のため、周囲温度によらずレベル検出誤差を小さくする
ことができる。
【0024】請求項3記載の発明において、請求項1ま
たは2に記載の対数増幅手段は、オペアンプを用いた回
路であり、オペアンプの入力オフセット電圧を調整する
電圧調整手段を備えた構成とする。
【0025】従って、本発明における請求項3に記載の
無線装置のレベル検出回路によれば、対数増幅手段に用
いるオペアンプのオフセット電圧を調整できる。このた
め、ダイナミックレンジを広くすることができる。
【0026】請求項4記載の発明において、請求項3に
記載の電圧調整手段は、温度により特性の変化する感温
素子を備えた構成とする。
【0027】感温素子とは、例えばサーミスタに相当す
るものである。
【0028】従って、本発明における請求項4に記載の
無線装置のレベル検出回路によれば、オペアンプの温度
特性をオフセット電圧の変化で相殺できる。このため、
周囲温度によらずダイナミックレンジを広くすることが
できる。
【0029】請求項5記載の無線装置に関する発明は、
変調波信号を送信する送信回路と、信号のレベルを自乗
検波する自乗検波手段、自乗検波手段の出力を積分する
積分手段、および積分手段の出力を対数的に対数増幅す
る対数増幅素子を備えた対数増幅手段を有して構成さ
れ、送信回路の出力信号の一部を取り出してレベル検出
を行うレベル検出回路と、レベル検出回路の出力を用い
て送信回路に対してフィードバック制御を行う制御手段
と、を有する構成を採る。
【0030】従って、本発明における請求項5に記載の
送信装置によれば、包絡線変動のある変調波を送信する
場合においても送信レベルを精度良く検出し、さらに送
信電力制御を行うことができる。
【0031】請求項6記載の発明において、請求項5に
記載の無線装置は、符号分割多重信号を送信する構成と
する。
【0032】従って、本発明における請求項6に記載の
送信装置によれば、符号分割多重による包絡線変動が生
じた場合においても送信レベルを精度良く検出し、送信
電力制御を行うことができる。
【0033】請求項7記載の発明において、請求項5ま
たは6に記載の無線装置において、送信回路は複数の変
調波信号を送信し、レベル検出回路は送信回路の出力信
号の一部を取り出しレベル検出を行い、制御手段はレベ
ル検出回路の出力を用いて送信回路に対してフィードバ
ック制御を行う構成とする。
【0034】従って、本発明における請求項7に記載の
送信装置によれば、複数の包絡線変動が生じる変調波を
送信する場合においても送信レベルを精度良く検出し、
送信電力制御を行うことができる。
【0035】請求項8記載の発明において、請求項5か
ら7の何れかに記載の無線装置において、レベル検出回
路は、対数増幅素子と略同一の温度特性を持つ補償素子
を備えた補償手段と、対数増幅手段の後段に温度により
特性の変化する感温素子を備えた増幅手段とをさらに有
する。上記の対数増幅手段は、温度により特性の変化す
る感温素子およびオペアンプを用いた回路に構成されオ
ペアンプの入力オフセット電圧を調整する電圧調整手段
を備え、制御手段は、レベル検出回路の入力に減衰量が
複数の変調信号間の最大送信電力の差に相当すべく減衰
手段と、レベル検出回路の出力を用いて複数の変調波信
号を送信すべく送信回路に対してフィードバック制御を
行う構成とする。
【0036】複数の変調波信号とは、例えばQAM変調
波や直接拡散CDMA信号等であり、同じ種類の複数の
変調波信号または、異なる複数種類の変調波信号に相当
する。
【0037】減衰手段とは、例えば抵抗器で構成される
減衰器に相当する。
【0038】従って、本発明における請求項8に記載の
送信装置によれば、送信レベルの異なる複数種類の包絡
線変動が生じる変調波を送信する場合においても、それ
ぞれの変調波の送信レベルを精度良く検出し、それぞれ
の変調波に対して送信電力制御を行うことができる。
【0039】請求項9記載の発明において、請求項5か
ら7の何れかに記載の無線装置は、複数の変調波信号を
送信する送信回路の出力の一部を取り出し異なる変調波
信号毎に整合回路を切換える整合回路選択手段をさらに
有し、レベル検出回路は整合回路の出力信号のレベル検
出を行い、制御手段はレベル検出回路の出力を用いて複
数の変調波信号を送信する送信回路に対してフィードバ
ック制御を行う構成とする。
【0040】整合回路とは、例えばコンデンサやコイル
等によって構成される整合回路に相当する。
【0041】従って、本発明における請求項9に記載の
送信装置によれば、周波数の異なる複数種類の包絡線変
動が生じる変調波の、それぞれの変調波について送信レ
ベルを精度良く検出し、それぞれの変調波に対して送信
電力制御を行うことができる。
【0042】請求項10記載の発明において、請求項5
から9の何れかに記載の無線装置の制御回路は、レベル
検出回路の出力を受信電界レベル検出信号として用いる
構成とする。
【0043】従って、本発明における請求項10に記載
の受信装置によれば、包絡線変動のある変調波を受信す
る場合においても受信レベルを精度良く検出し、受信電
界レベル検出信号を得ることができる。
【0044】請求項11記載の発明において、請求項5
から10の何れかに記載の無線装置は、変調波信号を受
信する受信回路と、受信回路の受信信号の出力の利得を
制御する利得制御手段とをさらに有し、レベル検出回路
は利得制御手段の出力の一部を取り出し、制御回路はレ
ベル検出回路の出力を用いて利得制御手段に対しフィー
ドバック制御を行う構成とする。
【0045】従って、本発明における請求項11に記載
の受信装置によれば、包絡線変動のある変調波を受信す
る場合においても受信レベルを精度良く検出し、受信信
号のレベル制御を行うことができる。
【0046】請求項12記載の発明において、請求項1
0または11に記載の無線装置は、符号分割多重信号を
受信する構成とする。
【0047】符号分割多重信号とは、例えば直接拡散C
DMA信号に相当する。
【0048】従って、本発明における請求項12に記載
の受信装置によれば、符号分割多重による包絡線変動が
生じた場合においても受信レベルを精度良く検出し、受
信装置の制御を行うことができる。
【0049】請求項13記載の発明において、請求項1
0から12の何れかに記載の無線装置において、受信回
路は複数の変調波信号を受信し、利得制御手段は受信回
路の出力の利得を異なる変調波信号毎に制御し、レベル
検出回路は利得制御手段の出力の一部を取り出しレベル
検出を行い、制御手段はレベル検出回路の出力を用いる
構成とする。
【0050】複数の変調波信号とは、例えばQAM変調
波や直接拡散CDMA信号等であり、同じ種類の複数の
変調波信号または、異なる複数種類の変調波信号に相当
する。
【0051】従って、本発明における請求項13に記載
の受信装置によれば、複数種類の包絡線変動が生じる変
調波を受信する場合においても、それぞれの変調波の送
信レベルを精度良く検出し、受信装置の制御を行うこと
ができる。
【0052】請求項14記載の発明において、請求項1
0から13の何れかに記載の無線装置において、利得制
御手段は受信回路の出力の利得を異なる変調波信号毎に
制御し、整合回路選択手段は利得制御手段の出力の一部
を取り出し異なる変調波信号毎に整合回路を切換え、レ
ベル検出回路は整合回路の出力信号のレベル検出を行
い、制御手段はレベル検出回路の出力を用いる構成とす
る。
【0053】整合回路とは、例えばコンデンサやコイル
等によって構成される整合回路に相当する。
【0054】従って、本発明における請求項14に記載
の受信装置によれば、周波数の異なる複数種類の包絡線
変動が生じる変調波のそれぞれの変調波について受信レ
ベルを精度良く検出し、受信装置を制御することができ
る。
【0055】請求項15記載の発明において、請求項5
から14の何れかに記載の無線装置の送信装置、受信装
置の少なくとも一を有する無線端末機器および/または
無線基地局とした構成とする。
【0056】従って、本発明における請求項15に記載
の無線装置によれば、送信または受信信号のレベルのレ
ベル検出誤差を小さく、またダイナミックレンジを広く
取ることができる。
【0057】次に図面を参照して、本発明の実施の形態
に係る無線装置のレベル検出回路および無線装置を詳細
に説明する。図1〜図19は、本発明の実施形態に係る
無線装置のレベル検出回路および無線装置の構成を説明
するための図である。
【0058】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の構成例を示す無線装置のレベル検出回
路のブロック図である。
【0059】図1に示す無線装置のレベル検出回路は、
入力信号100の電力レベルに応じて直流電圧を出力す
る自乗検波器1と、自乗検波器1から出力される電圧を
積分する積分器2と、積分器2の出力の対数換算値に比
例したレベル検出信号101を出力する対数増幅器3と
を有している。
【0060】自乗検波器1には、例えばダイオードやト
ランジスタがあり、ダイオードについては他の検波器に
比べ部品点数が少なくなるという点で好ましい。
【0061】上記構成の無線装置のレベル検出回路の動
作を図1および図2および図3を用いて説明する。
【0062】図2は、自乗検波器1の入力電力と出力電
圧の関係を示した図であり、自乗検波器1は入力信号1
00の電力に比例した電圧を出力する。積分回路2は、
自乗検波器1の出力電圧を積分し、平均値を出力する。
この際、自乗検波器1の出力電圧と入力信号100の電
力レベルは、比例の関係にある。このため、従来の対数
増幅器を用いた検波手段のような誤差は生じない。しか
しながら、積分器2の出力からA/D変換器等でレベル
情報を得ることは、図中点線200以下の電圧レベルで
は分解能等の問題から困難である。対数増幅器3は、積
分器2の出力の対数換算値に比例したレベル検出信号1
01を出力する。図3(a)は、入力信号100の電力
レベルとレベル検出信号101の電圧レベルの関係を示
した図であり、レベル検出信号101の電圧レベルは、
A/D変換器等でレベル情報を得ることができる電圧と
なる。
【0063】図3(b)は、入力信号100の電力レベ
ルとレベル検出信号101の電圧レベルの関係を、入力
電力レベルをデシベルで示したものであり、入力電力の
デシベル値に対して直線的な電圧特性を持っている。
【0064】上記構成によれば、無線装置のレベル検出
回路において、レベル検出誤差が小さく、ダイナミック
レンジが広いレベル検出ができる。つまり、包絡線変動
のある信号や大きく電力レベルの変動する符号分割多重
信号等のレベル検出を、高い精度で行うことができる。
【0065】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、図1の対数増幅器3に温度特性や電流誤差を
補償する補償手段を有し、さらに対数増幅器3の後段に
温度により特性の変化する感温素子を有する増幅器を有
した構成である。
【0066】図4は、対数増幅器3をオペアンプを用い
て構成した例であり、オペアンプ4の反転入力(−)側
に積分器2の出力を入力し、オペアンプ4の帰還回路部
に配置する非線形特性を有するトランジスタ5と、オペ
アンプ4の出力端に接続したトランジスタ6と、トラン
ジスタ6にバイアス電流を供給する電源部7とを有した
構成である。
【0067】上記構成の無線装置のレベル検出回路の動
作例を、図4および図5を用いて説明する。オペアンプ
4の帰還回路部に非線形特性を持つトランジスタ5を接
続したことで、トランジスタ5のベース−エミッタ間電
圧VCEは下記の「数1」となり、入力電圧の対数値に比
例した電圧が出力される。
【数1】
【0068】また、トランジスタ6はトランジスタ5と
略同一の特性を持つものであり、トランジスタ5のベー
ス−エミッタ間電圧の温度特性は、概ねトランジスタ6
によって相殺される。ただし、トランジスタ5のコレク
タ電流は入力電圧によって大きく変動するのに対し、ト
ランジスタ6のコレクタ電流はほぼ一定であり、温度特
性の十分な補償ができない。このため、対数増幅器3の
後段に感温素子を有する増幅器を配置する。例えば、図
5に示すオペアンプ8の帰還回路部に、サーミスタ9を
有した構成とする。このサーミスタ9の抵抗値の変化
は、オペアンプ8の増幅率を変化させる。本構成によれ
ば、トランジスタ5およびトランジスタ6での不十分な
温度補償を補うことや、更には自乗検波器1の温度特性
など無線装置のレベル検出回路全体の温度特性の補償を
行うことができる。
【0069】図6は、本発明の第2の実施の形態の無線
装置のレベル検出回路を作成し、入出力特性を測定した
結果である。図6から、周囲温度の変化によらず、約4
0dBのダイナミックレンジでレベル検出値(出力電
圧)がほぼ一致していることが分かる。上記構成によれ
ば、周囲温度の変化がある場合のレベル検出誤差を小さ
くすることができる。
【0070】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、図1の対数増幅器3をオペアンプを用いて構
成したものであり、オペアンプのオフセット電圧を調整
ができる無線装置のレベル検出回路である。例えば、図
7は対数増幅器3を表したものであり、オペアンプ4の
帰還回路に非線形特性を有するトランジスタ5を接続
し、非反転入力(+)側に入力オフセット電圧調整回路
10を有した構成である。
【0071】上記構成の無線装置のレベル検出回路の動
作例を図7を用いて説明する。
【0072】オペアンプ4に入力オフセット電圧より小
さいレベルの信号が入力すると、オペアンプ4は正常に
対数増幅を行わない。このため、電圧調整回路10を用
いて入力オフセット電圧を調整することで、オペアンプ
4は小さい入力信号レベルからも動作する。
【0073】上記構成によれば、無線装置のレベル検出
回路において、小さな信号レベルにおいてもレベル検出
を行うことができ、ダイナミックレンジが広くできる。
【0074】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、本発明の第3の実施の形態の入力オフセット
電圧調整回路10に温度により特性の変化する感温素子
を有した検出回路である。例えば、図8は、対数増幅器
3を表したものであり、オペアンプ4の帰還回路に非線
形特性を有するトランジスタ5を接続し、非反転入力
(+)側にサーミスタ11を接続した入力オフセット電
圧調整回路10を有した構成である。
【0075】サーミスタ11は、温度によって抵抗値を
変化させるため、オペアンプ4の入力オフセット電圧の
温度特性を相殺することができる。
【0076】上記構成によれば、周囲温度の変化がある
場合でも小さな信号レベルにおいてもレベル検出を行う
ことができ、ダイナミックレンジが広くできる。
【0077】(第5の実施の形態)図9は、本発明の第
5の実施の形態を示す送信装置のブロック図である。
【0078】図9に示す送信装置は、変調波信号を出力
する送信回路12と、送信回路12の出力信号を利得制
御信号110によって利得を変化させる可変利得増幅器
13と、可変利得増幅器13の出力信号を所定の増幅率
で増幅する増幅器14と、増幅器14の出力の一部を自
乗検波する自乗検波器1と、自乗検波器1の出力電圧を
積分する積分器2と、積分器2の出力の対数値に比例し
たレベル検出信号101を出力する対数増幅器3と、レ
ベル検出信号101を判読し利得制御信号110を出力
する制御部15とを有した構成である。
【0079】上記構成の送信装置の動作例を、図9を用
いて説明する。
【0080】先ず、送信回路12から出力された送信信
号は、可変利得増幅器13と増幅器14によって増幅さ
れ送信出力が得られる。送信出力の一部は、自乗検波器
1と積分器2と対数増幅器3とによってレベル検出が行
われ、検出されたレベル検出信号101を制御部15に
出力する。制御部15は、送信出力に対応したレベル検
出信号101の値を記憶しており、希望の送信出力が得
られていないならば可変利得増幅器13に対し利得を上
げるよう利得制御信号110を出力する。反対に、希望
の送信出力を超えていたなら可変利得増幅器13に対し
利得を下げるよう利得制御信号110を出力する。
【0081】上記構成によれば、送信出力のレベルの制
御を高い精度で行う送信装置を実現できる。つまり、無
線装置のレベル検出回路を用いたことで、送信信号に包
絡線変動がある場合においても送信出力を高い精度で制
御する送信装置を実現できる。
【0082】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、図9の送信装置の送信回路12が、例えば符
号分割多重信号を出力するものである。
【0083】符号分割多重信号を送信する送信回路12
は、例えば図24に示すスペクトラム拡散を用いた符号
分割多重信号生成部を有する。
【0084】符号分割多重信号は、図25に示すように
多重数によって大きく包絡線が変動するが、無線装置の
レベル検出回路では広いダイナミックレンジで精度の高
いレベル検出ができる。このため、制御部15は、送信
出力に対応したレベル検出信号101の値を記憶してお
くことで、利得制御信号110を可変利得増幅器15に
出力し、希望の送信出力レベルを得ることができる。
【0085】上記構成によれば、送信装置において、送
信信号が符号分割多重信号である場合においても送信出
力のレベル制御を高い精度で行うことができる。
【0086】(第7の実施の形態)図10は、本発明の
第7の実施の形態を示す送信装置のブロック図である。
【0087】図10に示す送信装置は、変調波信号を出
力する第1送信回路16および第2送信回路17と、送
信回路の出力を第1利得制御信号111によって利得を
変化させる第1可変利得増幅器18および第2利得制御
信号112によって利得を変化させる第2可変利得増幅
器19と、可変利得増幅器の出力を所定の増幅率で増幅
する第1増幅器20および第2増幅器21と、増幅器の
出力を2方向に分配する第1方向性結合器22および第
2方向性結合器23と、第1方向性結合器22または第
2方向性結合器23の何れかの出力信号を選択する送信
回路選択スイッチ24と、第1方向性結合器22と第2
方向性結合器23からの出力信号を自乗検波する自乗検
波器1と、自乗検波器1の出力電圧を積分する積分器2
と、積分器2の出力の対数換算値に比例したレベル検出
信号101を出力する対数増幅器3と、レベル検出信号
101を判読し第1利得制御信号111および第2利得
制御信号112を出力する制御部15とを有した構成で
ある。
【0088】第1送信回路16および第2送信回路17
は、それぞれが異なる変調モードの変調信号を出力する
ものでも、それぞれ同じ変調モードの変調信号を出力す
るものであっても構わない。
【0089】送信回路選択スイッチ24は、例えば高周
波スイッチに相当する。
【0090】上記構成の送信装置の動作を図10を用い
て説明する。
【0091】第1送信回路16または第2送信回路17
から出力された変調波信号は、第1可変利得増幅器18
と第1増幅器20または第2可変増幅器19と第2増幅
器21によって増幅され、送信回路選択スイッチ24に
よって選択され出力される。方向性結合器22または方
向性結合器23によって分配された増幅器出力の一部か
ら、自乗検波器1と積分器2と対数増幅器3によって構
成された無線装置のレベル検出回路によってレベル検出
信号101が出力され、制御部15が判読する。無線装
置のレベル検出回路は、広いダイナミックレンジで高い
精度のレベル検出が行える。このため、異なった変調モ
ードであってもダイナミックレンジ内であればレベル検
出を行うことができる。制御部15は、送信出力に対応
したレベル検出信号101の値を記憶しており、希望の
送信出力となるように第1利得制御信号111または第
2利得制御信号112を出力し、第1可変利得増幅器1
8または第2可変利得増幅器19を制御する。
【0092】上記構成によれば、複数種の変調波信号を
送信する送信装置において、それぞれの信号成分を1つ
の無線装置のレベル検出回路でレベル検出し、それぞれ
の変調波信号に対して高い精度で送信出力のレベル制御
を行うことができる。また、各変調信号ごとにレベル検
出器を必要としないため、軽量化や小型化を図ることが
できる。
【0093】(第8の実施の形態)図11は、本発明の
第8の実施の形態を示す送信装置のブロック図である。
【0094】図11に示す送信装置は、変調波信号を出
力する第1送信回路16および第2送信回路17と、送
信回路の出力を第1利得制御信号111によって利得を
変化させる第1可変利得増幅器18および第2利得制御
信号112によって利得を変化させる第2可変利得増幅
器19と、可変利得増幅器の出力を所定の増幅率で増幅
する第1増幅器20および第2増幅器21と、増幅器の
出力を2方向に分配する第1方向性結合器25および第
2方向性結合器26と、方向性結合器25または方向性
結合器26の出力信号の何れかの出力信号を選択する送
信回路選択スイッチ24と、方向性結合器の出力を自乗
検波する自乗検波器1と、自乗検波器1の出力電圧を積
分する積分器2と、積分器2の出力を対数値に比例した
レベル検出信号101を出力する対数増幅器3と、レベ
ル検出信号101を判読し第1利得制御信号111およ
び第2利得制御信号112を出力する制御部15とを有
した構成である。
【0095】上記構成の送信装置の動作を図11を用い
て説明する。
【0096】第1方向性結合器25と第2方向性結合器
26の結合度の差が、それぞれの変調信号の送信回路に
おける最大送信出力の差に相当するものとする。例え
ば、第1送信回路16からの最大送信出力が+30dB
m、第2送信回路17からの最大送信出力が+10dB
mであったとする。この時、第1方向性結合器25の無
線装置のレベル検出回路への結合度を−30dB、第2
方向性結合器26の無線装置のレベル検出回路への結合
度を−10dBとすれば、何れの送信信号においても、
最大送信出力時の無線装置のレベル検出回路への入力レ
ベルは0dBmとなる。これにより、最大送信出力の異
なる変調波信号を送信する場合においても、等しいレベ
ル検出入力が得られ、無線装置のレベル検出回路のダイ
ナミックレンジを最小限にすることができる。
【0097】つまり、上記構成によれば、送信出力の異
なる複数の変調波信号を送信する送信装置において、そ
れぞれの変調波信号のレベルを検出し、それぞれの変調
波信号に対して高い精度のレベル制御を行うことができ
る。
【0098】(第9の実施の形態)図12は、本発明の
第9の実施の形態を示す送信装置のブロック図である。
【0099】図12に示す送信装置は、変調波信号を出
力する第1送信回路16および第2送信回路17と、送
信回路の出力を第1利得制御信号111によって利得を
変化させる第1可変利得増幅器18および第2利得制御
信号112によって利得を変化させる第2可変利得増幅
器19と、可変利得増幅器の出力を所定の増幅率で増幅
する第1増幅器20および第2増幅器21と、増幅器の
出力を2方向に分配する第1方向性結合器22および第
2方向性結合器23と、方向性結合器22および方向性
結合器23の出力信号を合成する混合器25と、方向性
結合器から特定の周波数帯の信号だけを通過させる整合
回路28と、整合回路28の周波数特性を変化させる整
合切換回路29と、整合回路28の出力からレベル検出
信号101を得る自乗検波器1と積分器2と対数増幅器
3から構成される無線装置のレベル検出回路と、レベル
検出信号101を判読し第1利得制御信号111および
第2利得制御信号112を出力する制御部15とを有し
た構成である。
【0100】第1送信回路16および第2送信回路17
は、それぞれ異なる周波数帯の変調波信号を送信する送
信回路である。
【0101】整合回路28は、例えばコイルやコンデン
サからなる特定の周波数成分のみを通過させる整合回路
に相当する。
【0102】整合切換回路29は、例えばコイルやコン
デンサとスイッチ等の切換手段によって整合回路28の
周波数特性を変化させる整合切換回路に相当する。図1
3は、整合回路28および整合切換回路29の例を示し
たものである。
【0103】上記構成の送信装置の動作を、図12およ
び図13を用いて説明する。
【0104】第1方向性結合器22および第2方向性結
合器23の出力は、整合回路28の入力端30に入力さ
れる。整合切換端子32に印加される電圧が低い場合
は、整合切換回路29中の回路33は無視することがで
きるので、整合回路28と整合切換回路29のコイル3
4とで特定の周波数のみを通過させる整合回路として機
能する。逆に、整合切換端子32が高い電圧の場合は、
整合回路28と整合切換回路29のコイル34と回路3
3とで1つの整合回路となり、整合切換端子32に低い
電圧が印加されている時とは異なる周波数特性を持つこ
とになる。
【0105】上記のように、整合切換端子32に印加す
る電位によって整合回路28の周波数特性が変化するの
で、第1送信回路16または第2送信回路17からの送
信信号の何れかの周波数帯に合わせて整合回路を切換え
ることができる。整合回路28の出力端31の出力か
ら、自乗検波器1と積分器2と対数増幅器3から構成さ
れるレベル検出手段によってレベル検出信号101が得
られる。制御部15は、レベル検出信号101を判読
し、希望の信号レベルが得られるよう第1利得制御信号
111および第2利得制御信号112を出力する。
【0106】上記構成によれば、複数の変調波信号を送
信する送信装置において、それぞれの変調信号のレベル
を検出し、それぞれの変調波成分に対して高い精度のレ
ベル制御を行うことができる。
【0107】(第10の実施の形態)図14は、本発明
の第10の実施の形態を示す受信装置のブロック図であ
る。
【0108】図14に示す受信装置は、変調波信号を受
信する受信回路40と、受信回路40の出力信号の一部
を自乗検波する自乗検波器1と、自乗検波器1の出力を
積分する積分器2と、積分器2の出力の対数値に比例し
たレベル検出信号101を出力する対数増幅器3と、レ
ベル検出信号101を判読する制御部15とを有した構
成である。
【0109】上記受信回路40は、変調された受信信号
を復調する回路であり、例えば受信信号を増幅する増幅
器41と、周波数変換を行うミキサ42と、不要受信成
分を抑圧する帯域通過フィルタ43とによって構成され
る。
【0110】増幅器41は、例えば低雑音増幅器に相当
する。
【0111】上記構成の送信装置の動作を図14を用い
て説明する。
【0112】先ず受信信号は、増幅器41によって所定
の増幅率で増幅され、ミキサ42で受信機内で扱い易い
周波数帯に周波数変換される。その後、帯域通過フィル
タ43で希望周波数以外の受信レベルを抑圧される。帯
域通過フィルタ43の出力の一部から、自乗検波器1と
積分器2と対数増幅器3とで構成される無線装置のレベ
ル検出回路によってレベル検出信号101が得られる。
このため、受信信号は、広いダイナミックレンジで誤差
が少なく検出される。制御部15は、受信レベルに対応
したレベル検出信号101の値を記憶しており、受信レ
ベルを小さい誤差で得ることができる。
【0113】上記構成によれば、変調波信号を受信する
受信装置において、受信信号に包絡線変動がある場合に
おいても、高い精度の受信電界レベル検出信号を得るこ
とができる。
【0114】(第11の実施の形態)図15は、本発明
の第11の実施の形態を示す受信装置のブロック図であ
る。
【0115】図15に示す受信装置は、変調波信号を受
信する受信回路40と、受信回路40の出力信号の一部
からレベル検出信号101を出力する自乗検波器1と積
分器2と対数増幅器3から構成される無線装置のレベル
検出回路と、レベル検出信号101を判読し、受信回路
40に対し利得制御信号110を出力する制御部15と
を有した構成である。
【0116】可変利得増幅器44は、利得制御信号11
0によって利得を変化させる可変利得増幅器に相当す
る。
【0117】上記構成の送信装置の動作を図15を用い
て説明する。
【0118】帯域通過フィルタ43の出力は、可変利得
増幅器44で増幅され、可変利得増幅器44の出力の一
部から、無線装置のレベル検出回路によってレベル検出
信号101が得られる。制御部15は、受信レベルに対
応したレベル検出信号101の値を記憶しており、受信
信号が希望のレベルとなるように、可変利得増幅器44
に対し、レベル検出信号101を出力する。
【0119】上記構成によれば、変調波信号を受信する
受信装置において、受信レベルによって増幅率を変化さ
せ、安定した受信レベルを得ることができる。つまり、
無線装置のレベル検出回路を用いたことで、受信信号に
包絡線変動がある場合においても安定した受信レベルを
得ることができる。
【0120】(第12の実施の形態)本発明の第12の
実施の形態は、図14または図15の受信装置の受信回
路40が、例えば符号分割多重信号を受信するものであ
る。
【0121】符号分割多重信号を受信する受信回路40
は、例えばスペクトラム拡散を用いた符号分割多重信号
を受信して逆拡散を行い、復調するものである。
【0122】符号分割多重信号は、図25に示すように
多重数によって大きく包絡線が変動するが、無線装置の
レベル検出回路では広いダイナミックレンジで精度の高
いレベル検出ができる。このため、制御部15は、受信
レベルに対応したレベル検出信号101の値を記憶して
おくことで、小さい誤差で受信信号レベルを得ることが
できる。
【0123】上記構成によれば、受信信号が符号分割多
重信号である受信機においても、高い精度で受信電界レ
ベル検出信号を得ることができる。
【0124】(第13の実施の形態)図16は、本発明
の第13の実施の形態を示す受信装置のブロック図であ
る。
【0125】図16に示す受信装置は、変調波信号を受
信する第1受信回路45および第2受信回路46と、受
信回路中において利得制御信号によって利得を変化させ
る第1可変利得増幅器47および可変利得増幅器48
と、可変増幅器の出力を2方向ぬ分配する方向性結合器
49および方向性結合器50と、方向性結合器からの信
号からレベル検出信号101を出力する自乗検波器1と
積分器2と対数増幅器3から構成される無線装置のレベ
ル検出回路と、レベル検出信号101を判読し受信回路
に対して利得制御信号111および利得制御信号112
を出力する制御部15とを有した構成である。
【0126】第1受信回路45および第2受信回路46
は、それぞれが異なる変調モードの変調信号を受信する
ものでも、それぞれ同じ変調モードの変調信号を受信す
るものであっても構わない。
【0127】上記構成の受信装置の動作を図16を用い
て説明する。
【0128】第1受信回路45または第2受信回路46
に入力された受信信号は、第1可変利得増幅器47また
は第2可変増幅器48によって増幅され、その出力の一
部が第1方向性結合器49または第2方向性結合器50
へ分配され、自乗検波器1と積分器2と対数増幅器3に
よって構成される無線装置のレベル検出回路によってレ
ベル検出信号101が出力される。無線装置のレベル検
出回路は、広いダイナミックレンジで高い精度のレベル
検出が行える。このため、異なった変調モードであって
もダイナミックレンジ内であればレベル検出を行うこと
ができる。また制御部15は、受信レベルに対応したレ
ベル検出信号101の値を記憶しており、高い精度の受
信電界レベル検出信号を得ることができる。さらに、制
御部15は、希望の受信レベルが得られるように第1利
得制御信号111または第2利得制御信号112を出力
し、第1可変利得増幅器47または第2可変利得増幅器
48を制御することもできる。
【0129】上記構成によれば、複数種の変調波信号を
受信する受信装置において、それぞれの信号成分を1つ
の無線装置のレベル検出回路でレベル検出し、それぞれ
の変調波信号に対して高い精度の受信電界レベル検出信
号を得ることができ、受信レベル制御を行うこともでき
る。また、各変調信号ごとにレベル検出器を必要としな
いため、軽量化やコスト削減を図ることができる。
【0130】(第14の実施の形態)図17は、本発明
の第14の実施の形態を示す受信装置のブロック図であ
る。
【0131】図17に示す受信装置は、変調波信号を受
信する第1受信回路45および第2受信回路46と、利
得制御信号によって利得を変化させる第1可変利得増幅
器47および第2可変利得増幅器48と、可変増幅器の
出力を2方向に分配する第1方向性結合器49および第
2方向性結合器50と、方向性結合器から特定の周波数
帯の信号だけを通過させる整合回路28と、整合回路2
8の周波数特性を変化させる整合切換回路29と、整合
回路28の出力からレベル検出信号101を得る自乗検
波器1と積分器2と対数増幅器3から構成される無線装
置のレベル検出回路と、レベル検出信号101を判読し
第1利得制御信号111および第2利得制御信号112
を出力する制御部15とを有した構成である。
【0132】第1受信回路45および第2受信回路46
は、それぞれ異なる周波数帯の変調波信号を受信する受
信回路である。
【0133】図13は、整合回路28および整合切換回
路29の例を示したものである。
【0134】上記構成の受信装置の動作を図17および
図13を用いて説明する。
【0135】第1方向性結合器49および第2方向性結
合器50の出力は、整合回路28の入力端30に入力さ
れる。整合回路28と整合切換回路29は、整合切換端
子32に印加される電圧によって、周波数帯の異なる整
合回路として機能する。このため、第1受信回路の受信
信号と第2受信回路の受信信号の何れかの周波数帯に合
わせて整合回路を切換えることができる。整合回路28
の出力端31の出力から、自乗検波器1と積分器2と対
数増幅器3から構成されるレベル検出手段によってレベ
ル検出信号101が得られ、制御部15はレベル検出信
号101を判読し、精度の高い受信電界レベル検出信号
を得ることができる。また、第1利得制御信号111お
よび第2利得制御信号112を出力することで、受信レ
ベル制御も可能である。
【0136】上記構成によれば、複数の変調波信号を受
信する受信装置において、それぞれの変調信号のレベル
を検出し、それぞれの変調波成分について受信レベル検
出信号を高い精度で得ることができる。
【0137】(第15の実施の形態)図18は、本発明
の第15の実施の形態を示す無線端末装置のブロック図
である。
【0138】図18に示す無線端末装置は、アンテナ6
0と、アンテナ共用器61と、受信回路62と、送信回
路63と、自乗検波器1と、積分器2と、対数増幅器3
と、制御部15とを有した構成である。
【0139】受信回路62は、例えばアンテナ60で受
信しアンテナ共用器61から出力された受信信号を増幅
する増幅器64と、増幅器64の出力信号の周波数を変
換するミキサ65と、ミキサによって周波数変換された
信号の希望周波数以外の信号レベルを抑制する帯域通過
フィルタ66と、利得制御信号110によって利得が変
化する可変利得増幅器67と、可変利得増幅器67の出
力信号を復調する復調部から構成される。
【0140】上記構成の無線端末装置の動作を、図18
を用いて説明する。
【0141】アンテナ60で受信された信号は、受信回
路62で処理が行われる。可変利得増幅器67の出力信
号の一部を取り出し、自乗検波器1と積分器2と対数増
幅器3から構成される無線装置のレベル検出回路を用い
てレベル検出信号101を得る。制御部15は、レベル
検出信号101と受信レベルの対応を記憶しており、高
い精度の受信電界レベル検出信号を得ることができる。
また、利得制御信号110を可変利得増幅器67に出力
することで、希望の受信レベルが得ることができる。
【0142】送信回路63の送信出力レベルを無線装置
のレベル検出回路で検出し、送信出力を変化できるよう
に構成すれば、精度の高い送信レベル制御を行うことが
できることは言うまでもない。
【0143】上記構成によれば、変調信号を送受信する
無線端末機において、送信または受信信号のレベル制御
を高い精度で行うことができる。
【0144】(第16の実施の形態)図19は、本発明
の第16の実施の形態を示す無線基地局装置のブロック
図である。
【0145】図19に示す無線基地局装置は、アンテナ
60と、アンテナ共用器61と、送信回路70と、受信
回路71と、自乗検波器1と積分器2と、対数増幅器4
と制御部15とを有した構成である。
【0146】送信回路70は、例えば符号分割多重信号
を出力する送信部72と、送信部72の出力信号を利得
制御信号110によって変化させる可変利得増幅器73
と、可変利得増幅器の出力を所定の増幅率で増幅する増
幅器74から構成される。
【0147】上記構成の無線基地局装置を、図19を用
いて説明する。
【0148】送信部72で出力される送信信号は、可変
利得増幅器73と増幅器74で増幅され、アンテナ60
から送信される。増幅器74の出力の一部から、自乗検
波器1と積分器2と対数増幅器3から構成される無線装
置のレベル検出回路によってレベル検出信号101を得
る。制御部15は、レベル検出信号101と送信レベル
の対応を記憶しており、希望の送信レベルとなるように
利得制御信号110を可変利得増幅器73に出力する。
【0149】無線装置のレベル検出回路は、広いダイナ
ミックレンジで高い精度のレベル検出を行うため、高い
精度の送信レベル制御を行うことができる。
【0150】受信回路71において、受信信号レベルを
無線装置のレベル検出回路を用いて検出すれば、高い精
度で受信電界レベル検出信号を得られることは言うまで
もない。
【0151】上記構成によれば、変調信号を送受信する
無線基地局装置において、送信または受信信号レベル制
御を高い精度で行うことが可能である。
【0152】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、請求項1
記載の発明の無線装置のレベル検出回路によれば、信号
のレベルを自乗検波および積分し、積分後の出力を対数
増幅を行う。この自乗検波とは入力の信号電力に対して
直流電圧または電流を出力するレベル検出器に相当する
ものであり、積分とは低域通過フィルタに相当し、対数
増幅とは入力の信号レベルの対数値に比例した直流電圧
を出力するものである。
【0153】従って、本発明における請求項1に記載の
無線装置のレベル検出回路によれば、無線装置のレベル
検出回路の検出誤差を小さくすることができ、無線装置
のレベル検出回路のダイナミックレンジを広くし、周囲
温度に変化があり包絡線変動がある場合においても、入
力信号をのレベル検出の検出誤差を小さくすることがで
きる。また、送信信号に包絡線変動があり、送信信号が
符号分割多重信号であり、異なる複数の変調モードを送
信する各場合においても、送信装置の出力レベルの精度
を高くすることがで、精度の高い受信電界レベル検出信
号を得ることができる。
【0154】さらに、受信信号のレベルを精度良く検出
し、受信装置の受信レベル制御の精度を高くし、受信信
号が符号分割多重信号であ場合でも受信装置のレベルを
精度良く検出し、異なる複数の変調モードを受信する場
合においても受信信号のレベルを精度良く検出し、受信
装置の受信レベル制御の精度を高くすることができる。
【0155】なお、異なる複数の変調モードを1つのレ
ベル検波回路で精度良くレベル検出できるため、送信装
置または受信装置の小型化や軽量化ができ、且つ無線端
末装置の送信または受信レベル制御の精度を高くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である無線装置のレ
ベル検出回路の構成例を示すブロック構成図
【図2】自乗検波器の入力電力と出力電圧の特性図
【図3】(a)第1の実施の形態における無線装置のレ
ベル検出回路の入力電力(ワット値)と出力電圧の特性
図 (b)同実施の形態における無線装置のレベル検出回路
の入力電圧(dB値)と出力電圧の特性図
【図4】第2の実施の形態に用いる対数増幅器を示す構
成図
【図5】同実施の形態に用いる感温素子を有した増幅器
を示す構成図
【図6】同実施の形態における無線装置のレベル検出回
路のレベル検出特性
【図7】第3の実施の形態に用いる対数増幅器を示す構
成図
【図8】第4の実施の形態に用いる感温素子を有した対
数増幅器を示す構成図
【図9】第5の実施の形態における送信装置を示す構成
【図10】第7の実施の形態における送信装置を示す構
成図
【図11】第8の実施の形態における送信装置を示す構
成図
【図12】第9の実施の形態における送信装置を示す構
成図
【図13】同実施の形態における整合回路と整合切換回
路を示す構成図
【図14】第10の実施の形態における受信装置を示す
構成図
【図15】第11の実施の形態における受信装置を示す
構成図
【図16】第13の実施の形態における受信装置を示す
構成図
【図17】第14の実施の形態における受信装置を示す
構成図
【図18】第15の実施の形態における無線端末装置を
示す構成図
【図19】第16の実施の形態における無線基地局を示
す構成図
【図20】従来のダイオード検波回路を示す構成図
【図21】従来のダイオード検波回路の入出力特性
【図22】従来の対数増幅器を用いた無線装置のレベル
検出回路を示す構成図
【図23】従来の対数増幅器を用いた無線装置のレベル
検出回路の入出力特性
【図24】スペクトラム拡散を用いた符号分割多重信号
生成部を示す構成図
【図25】符号分割多重信号の包絡線変動特性図
【符号の説明】
1 自乗検波器 2 積分器 3 定数増幅器 4、8 オペアンプ 5、6 非線形特性を有するトランジスタ 7 電源回路 9 サーミスタ 10 オペアンプの入力オフセット電圧調整回路 12 送信回路 13、44 可変利得増幅器 14、41 増幅器 15 制御部 22 方向性結合器 24 送信回路選択スイッチ 28 整合回路 29 整合切換回路 42 ミキサ 43 帯域通過フィルタ 60 アンテナ 61 アンテナ共用器 80 ダイオード 81 積分回路 82 対数増幅器 90 入力信号 1〜n 91 1次拡散信号発生器 1〜n 92 1次拡散部 1〜n 93 多重部 94 2次拡散信号発生器 95 2次拡散部 96 帯域通過フィルタ100 入力信号 101 レベル検出信号 110 利得制御信号 120 入力信号 121 レベル検出信号 200 A/D変換器の検出レベルの限界 210 ダイオードの理想特性 215 A/D変換器の検出レベルの限界
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 17/00 H04B 7/26 K (72)発明者 小坂 裕史 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 松原 直樹 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 清水 智章 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA50 CA02 CA32 CA92 CN04 FA15 FA17 FN10 HA02 HA19 HA25 HA26 HA29 HA33 HA43 KA01 KA23 KA29 KA31 KA34 KA42 KA44 KA55 KA68 MA11 SA14 TA01 TA02 5J100 JA01 KA05 LA00 LA02 QA01 SA01 5K042 BA00 BA11 CA02 CA12 CA13 CA18 CA19 CA23 DA19 EA02 FA06 FA11 FA23 FA24 GA13 GA15 GA16 5K060 CC04 CC11 DD04 HH06 HH09 HH39 JJ02 JJ08 JJ21 LL01 5K067 BB02 CC10 DD44 EE02 EE32 LL11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号のレベルを自乗検波する自乗検波手
    段と、 前記自乗検波手段の出力を積分する積分手段と、 前記積分手段の出力を対数的に対数増幅する対数増幅素
    子を備えた対数増幅手段と、 を有して構成されたことを特徴とする無線装置のレベル
    検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線装置のレベル検出
    回路は、前記対数増幅素子と略同一の温度特性を持つ補
    償素子を備えた補償手段と、前記対数増幅手段の後段に
    温度により特性の変化する感温素子を備えた増幅手段
    と、をさらに有することを特徴とする無線装置のレベル
    検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の対数増幅手段
    は、オペアンプを用いた回路であり、前記オペアンプの
    入力オフセット電圧を調整する電圧調整手段を備えたこ
    とを特徴とする無線装置のレベル検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電圧調整手段は、温度
    により特性の変化する感温素子を備えたことを特徴とす
    る無線装置のレベル検出回路。
  5. 【請求項5】 変調波信号を送信する送信回路と、 信号のレベルを自乗検波する自乗検波手段、前記自乗検
    波手段の出力を積分する積分手段、および前記積分手段
    の出力を対数的に対数増幅する対数増幅素子を備えた対
    数増幅手段を有して構成され、前記送信回路の出力信号
    の一部を取り出してレベル検出を行うレベル検出回路
    と、 前記レベル検出回路の出力を用いて前記送信回路に対し
    てフィードバック制御を行う制御手段と、 を有することを特徴とする無線装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の無線装置は、符号分割
    多重信号を送信することを特徴とする無線装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の無線装置にお
    いて、送信回路は複数の変調波信号を送信し、レベル検
    出回路は前記送信回路の出力信号の一部を取り出しレベ
    ル検出を行い、制御手段は前記レベル検出回路の出力を
    用いて前記送信回路に対してフィードバック制御を行う
    ことを特徴とする無線装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から7の何れかに記載の無線装
    置において、 レベル検出回路は、対数増幅素子と略同一の温度特性を
    持つ補償素子を備えた補償手段と、対数増幅手段の後段
    に温度により特性の変化する感温素子を備えた増幅手段
    とをさらに有し、 対数増幅手段は、温度により特性の変化する感温素子お
    よびオペアンプを用いた回路に構成され前記オペアンプ
    の入力オフセット電圧を調整する電圧調整手段を備え、 制御手段は、前記レベル検出回路の入力に減衰量が前記
    複数の変調信号間の最大送信電力の差に相当すべく減衰
    手段と、前記レベル検出回路の出力を用いて前記複数の
    変調波信号を送信すべく送信回路に対してフィードバッ
    ク制御を行う、 ことを特徴とする無線装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から7の何れかに記載の無線装
    置は、前記複数の変調波信号を送信する送信回路の出力
    の一部を取り出し異なる変調波信号毎に整合回路を切換
    える整合回路選択手段をさらに有し、前記レベル検出回
    路は前記整合回路の出力信号のレベル検出を行い、前記
    制御手段は前記レベル検出回路の出力を用いて前記複数
    の変調波信号を送信する送信回路に対してフィードバッ
    ク制御を行うことを特徴とする無線装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から9の何れかに記載の無線
    装置の制御回路は、レベル検出回路の出力を受信電界レ
    ベル検出信号として用いることを特徴とする無線装置。
  11. 【請求項11】 請求項5から10の何れかに記載の無
    線装置は、変調波信号を受信する受信回路と、前記受信
    回路の受信信号の出力の利得を制御する利得制御手段と
    をさらに有し、レベル検出回路は前記利得制御手段の出
    力の一部を取り出し、制御回路は前記レベル検出回路の
    出力を用いて前記利得制御手段に対しフィードバック制
    御を行うことを特徴とする無線装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の無線装
    置は、符号分割多重信号を受信することを特徴とする無
    線装置。
  13. 【請求項13】 請求項10から12の何れかに記載の
    無線装置において、受信回路は複数の変調波信号を受信
    し、利得制御手段は前記受信回路の出力の利得を異なる
    変調波信号毎に制御し、レベル検出回路は前記利得制御
    手段の出力の一部を取り出しレベル検出を行い、制御手
    段は前記レベル検出回路の出力を用いることを特徴とす
    る無線装置。
  14. 【請求項14】 請求項10から13の何れかに記載の
    無線装置において、利得制御手段は受信回路の出力の利
    得を異なる変調波信号毎に制御し、整合回路選択手段は
    前記利得制御手段の出力の一部を取り出し異なる変調波
    信号毎に整合回路を切換え、レベル検出回路は前記整合
    回路の出力信号のレベル検出を行い、制御手段は前記レ
    ベル検出回路の出力を用いることを特徴とする無線装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項5から14の何れかに記載の無
    線装置において、送信装置、受信装置の少なくとも一を
    有する無線端末機器および/または無線基地局として構
    成されたことを特徴とする無線装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6608502B2 (en) 2001-04-18 2003-08-19 Alps Electric Co., Ltd. Compact transmitter detection circuit with a wide dynamic range
JP2012015860A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Univ Of Electro-Communications 歪補償回路
CN103095232A (zh) * 2013-01-08 2013-05-08 上海创远仪器技术股份有限公司 双斜率对数放大器电路结构

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JP2012015860A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Univ Of Electro-Communications 歪補償回路
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