JP2000283619A - 液体空気を利用した空調装置 - Google Patents

液体空気を利用した空調装置

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JP2000283619A
JP2000283619A JP11088926A JP8892699A JP2000283619A JP 2000283619 A JP2000283619 A JP 2000283619A JP 11088926 A JP11088926 A JP 11088926A JP 8892699 A JP8892699 A JP 8892699A JP 2000283619 A JP2000283619 A JP 2000283619A
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air
liquid air
heat exchanger
liquid
cooled
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JP11088926A
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Kazuo Ejiri
和夫 江尻
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で大きな冷却能力を有する冷却装置を提
供すること。 【解決手段】 液体空気製造装置(1)が空気を冷却し
て製造した−190℃の極低温の液体空気は液体空気タ
ンク(3)内に貯蔵される。液体空気タンクに貯蔵され
た液体空気はポンプ(15)により熱交換器(6)に向
けて圧送され、熱交換器に送られた液体空気は冷媒とし
て熱交換器の冷媒通路(6a)内を通過する。送風ファ
ン(7)により冷却すべき空間の空気が冷媒通路の外表
面に当たって循環するように熱交換器に向けて送風され
冷媒と空気が熱交換され、空気は冷却され、冷媒は空気
の熱を吸収して温度が上昇する。熱交換器を通過した液
体空気は気化し、第3パイプ(9)の先端の吹き出し口
(10)から新鮮冷風として冷却すべき空間中に放出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空調装置、特に液体空気を利
用した空調装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】夜間に冷凍機にて水を冷却して氷を生成
して氷畜熱槽に貯蔵しておき、昼間に空調用水ポンプに
て氷畜熱槽から冷水を熱交換器に送り、冷水を冷媒とし
て空調をおこなう空調装置が公知である。ところが、上
記の装置は冷媒として用いるのが0℃の氷であるので大
きなの氷畜熱槽が必要で装置が大型になるという問題点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、小型で大きな冷却能力を有する冷却装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、液体空気を製造する液体空気製造装置と、製造され
た液体空気を貯蔵する液体空気貯蔵装置と、冷却すべき
空気を冷媒である液体空気と熱交換する熱交換器と、液
体空気貯蔵装置から熱交換器に液体空気を送給する液体
空気送給手段と、熱交換器に冷却すべき空気を送風する
送風手段と、熱交換器を通過し液体空気が気化した冷気
を冷却すべき空気中に吹き出す吹き出し口と、を具備す
る空調装置が提供される。この様に構成された空調装置
では、液体空気製造装置で製造され液体空気送給手段で
熱交換器に送給された液体空気が空気と熱交換して、空
気が冷却されるとともに熱交換された後の液体空気も新
鮮冷気として空気中に排出される。
【0005】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、液体空気送給手段が液体空気貯蔵装置に付設
され液体空気を熱交換で加熱して蒸発した空気により液
体空気貯蔵装置内圧を高める自己加熱型熱交換器である
空調装置が提供される。この様に構成された空調装置で
は、液体空気貯蔵装置内に貯蔵された液体空気は自己加
熱型熱交換器で加圧されて熱交換器に送られる。
【0006】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、液体空気を断熱膨張させて作動する膨張ター
ビンを備え、該膨張タービンで送風手段を駆動するよう
にした空調装置が提供される。この様に構成された空調
装置では、液体空気と熱交換する空気は液体空気を断熱
膨張させて作動する膨張タービンで駆動される送風手段
によって、熱交換器に送風される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態について説明する。図1が本発明の
第1の実施の形態の構成を示す図であって、液体空気製
造装置1は空気を吸い込んで液化して液体空気を製造す
る装置であって夜間電力を用いて作動させればコストが
低減できる。この液体空気製造装置1は空気を冷却して
液体空気を製造するが、この液体空気は−190℃の極
低温流体である。製造された液体空気は第1パイプ2を
介して液体空気タンク3に送られ液体空気タンク3内に
貯蔵される。
【0008】液体空気タンク3に貯蔵された液体空気は
ポンプ15により第2パイプ5を介して空調のための熱
交換器6に向けて圧送され、熱交換器6に送られた液体
空気は冷媒として熱交換器6の冷媒通路6a内を通過す
る。一方、モータ8により駆動される送風ファン7によ
って冷却すべき空間の空気が冷媒通路の外表面に当たっ
て循環するように熱交換器6に向けて送風される。した
がって、熱交換器6によって、冷媒と空気の熱交換がお
こなわれ、冷媒通路の外表面に当たった空気は冷媒によ
り熱が奪われて冷却され、冷媒は空気の熱を吸収して温
度が上昇する。熱交換器6を通過した液体空気は気化
し、第3パイプ9の先端の吹き出し口10から新鮮冷風
として冷却すべき空間中に放出される。したがって、冷
却すべき空間の空気は熱交換器5による冷却に加えて、
吹き出し口9から放出される新鮮冷風によっても冷却さ
れる。
【0009】本発明の第1の実施の形態は上記のように
構成され作用し、液体空気を冷媒として使用しており、
液体空気は−190℃の極低温のため、氷に比べて大き
な冷却量を有しており、従来技術の氷畜熱式のものに比
べて装置を小型にすることができる。また、水分を含ま
ない液体空気が気化した新鮮冷風が冷却すべき空間中に
放出されるので、冷却すべき空間中の空気を、速く冷却
することができ、また、温度を上げることなくフレッシ
ュ化することができる。
【0010】なお、夜間電力で液体空気製造装置1を駆
動して液体空気を製造すれば、昼間は殆ど電力を使用せ
ずに空調をおこなうことができコストを低減できる。ま
た、電力の使用が平準化されるので、電力を供給する電
力会社の発電能力を低く抑えることができ省エネルギ化
に貢献できる。
【0011】図2は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示していて、この第2の実施の形態においては、液体
空気タンク3には自己加圧型熱交換器4が付設されてい
て、この自己加圧型熱交換器4は液体空気タンク3に貯
蔵された液体空気を第2パイプ5を介して空調のための
熱交換器6に向けて圧送する点が第1の実施の形態と異
なるが、他の構成、および作用は第1の実施の形態と同
じである。
【0012】図3は、本発明の第3の実施の形態の構成
を示しており、第1の実施の形態と同様に、液体空気製
造装置1が空気を冷却して−190℃の液体空気を製造
し、製造された液体空気は第1パイプ2を介して液体空
気タンク3に送られ液体空気タンク3内に貯蔵される。
液体空気タンク3内に貯蔵された液体空気はポンプ15
により圧送されて第2パイプ5を通って第1熱交換器1
1に送られる。第1熱交換器11の冷媒通路11aを通
過する。そして第1送風ファン13により冷却すべき空
間の空気が冷媒通路11aの外表面に当たって循環する
ように第1熱交換器11に向けて送風されていて熱交換
がおこなわれる。
【0013】第1熱交換器11で熱交換して常温になっ
た空気は第2パイプ16を通って膨張タービン17に送
られ断熱膨張せしめられ再度低温にされて、第3パイプ
18を通って第2熱交換器12に送られ第2熱交換器1
2の冷媒通路12aを通過する。そして第2送風ファン
14により冷却すべき空間の空気が冷媒通路の外表面に
当たって循環するように第2熱交換器12に向けて送風
されていてこの第2熱交換器によっても熱交換がおこな
われる。そして、第2熱交換器12で熱交換した空気は
第4パイプ19先端に設けられた吹き出し口20から放
出される。
【0014】したがって、第1熱交換器11と第2熱交
換器12でそれぞれ熱交換により冷却されるとともに、
吹き出し口から吹き出される冷気によっても冷却され
る。したがって、第1の実施の形態よりも、速く、冷却
すべき空間の空気を冷却することができる。また、第1
送風ファン13と第2送風ファン14はいずれも膨張タ
ービン17によって駆動されるので、エネルギの利用効
率が高い。
【0015】例えば、第1熱交換器11の入口で−19
0℃の液体空気は第1熱交換器11の出口では約15℃
の気体状の空気になり、この空気は膨張タービン17で
膨張されて約−85℃の空気になって第2熱交換器12
の冷媒通路12aに導入される。第2熱交換器12で熱
交換された空気は約15℃の冷気となり、第4パイプ1
9先端に設けられた吹き出し口20から放出される。
【0016】図4は従来技術の氷畜熱式の空調装置の概
略を示す図である。冷凍機21にて水を冷却してポンプ
24で氷畜熱槽22に送給して氷を生成して貯蔵する。
氷畜熱槽22からポンプ25で冷水を熱交換器23に送
り、冷水を冷媒としてモータ27で駆動されるファン2
6で送風される空気を冷却する。熱交換して温度の上昇
した水は冷凍機に還流される。
【0017】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、液体空
気を冷媒とした空調装置が提供されるが、液体空気は−
190℃の極低温のため、氷に比べて大きな冷却量を有
しており小さな装置で大容量の冷却をすることができ
る。例えば、従来技術の氷畜熱式のものに比べて装置を
格段に小型にすることができる。また、水分を含まない
液体空気が気化した新鮮冷風が冷却すべき空間中に放出
されるので、冷却すべき空間中の空気を、速く冷却する
ことができ、また、温度を上げることなくフレッシュ化
することができる。特に請求項2のようにすれば、液体
空気貯蔵装置から熱交換器への液体空気の送給を自己加
熱型熱交換器でおこなうので液体空気の送給のためのエ
ネルギ消費を節約できる。特に請求項3のようにすれ
ば、膨張タービンで送風手段を駆動することができエネ
ルギ消費を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置の第1の実施の形態の構成を
示す図である。
【図2】本発明の空調装置の第2の実施の形態の構成を
示す図である。
【図3】本発明の空調装置の第2の実施の形態の構成を
示す図である。
【図4】従来技術の空調装置の氷畜熱式の空調装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1…液体空気製造装置 3…液体空気タンク 5…自己加圧熱交換器 6、11、12…熱交換器 10、20…(新鮮冷風の)吹き出し口 17…膨張タービン 21…冷凍機(従来技術) 22…氷畜熱槽(従来技術) 23…熱交換器(従来技術)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体空気を製造する液体空気製造装置
    と、 製造された液体空気を貯蔵する液体空気貯蔵装置と、 冷却すべき空気を冷媒である液体空気と熱交換する熱交
    換器と、 液体空気貯蔵装置から熱交換器に液体空気を送給する液
    体空気送給手段と、 熱交換器に冷却すべき空気を送風する送風手段と、 熱交換器を通過し液体空気が気化した冷気を冷却すべき
    空気中に吹き出す吹き出し口と、 を具備することを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 液体空気送給手段が液体空気貯蔵装置に
    付設され液体空気を熱交換で加熱して蒸発した空気によ
    り液体空気貯蔵装置内圧を高める自己加熱型熱交換器で
    あることを特徴とする請求項1の空調装置。
  3. 【請求項3】 液体空気を断熱膨張させて作動する膨張
    タービンを備え、該膨張タービンで送風手段を駆動する
    ことを特徴とする請求項1の空調装置。
JP11088926A 1999-03-30 1999-03-30 液体空気を利用した空調装置 Withdrawn JP2000283619A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101957115A (zh) * 2010-08-24 2011-01-26 李蒙初 储能式制冷方法及制冷系统
CN105874210A (zh) * 2014-01-02 2016-08-17 宋在夏 具备冷风功能的电风扇
KR102340148B1 (ko) * 2020-08-31 2021-12-16 고등기술연구원연구조합 태양열을 이용한 공기 발전 및 전기차 충전 시스템

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