JP2000279298A - 寝返り防止枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝返りを始めた以降の乳幼児のおむつ替え
中、乳幼児に寝返りをされるとおむつ替えが非常に困難
になる。そのため、乳幼児の寝返りを防ぐ物を提供する
ことが目的である。 【解決手段】頭部を挟み込む板と肩部を押さえる棒を付
けた枕に乳幼児を寝かせることで乳幼児の寝返りを防止
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はおむつ替えなどの
一定の間、乳幼児が寝返りするのを防ぐ枕に関する物で
ある。

【０００２】

【従来の技術】寝返りを始めた以降の乳幼児のおむつ替
えは、その最中に乳幼児に寝返りをされると作業が非常
に困難になるという問題があった。そのため、従来は、
おもちゃなどで乳幼児の注意を引いたり、足で無理矢
理、乳幼児の身体を押さえつけるなどの寝返り防止策を
講じながらおむつ替えを行っており、おむつ替えをする
者にとって大きな負担となっていた。また、従来、寝返
りを防止する機能を持った枕は無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した問題
点を解消するため、おむつ替えの最中に乳幼児の寝返り
を防止することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の枕は乳幼児の頭部を挟み込む板と肩部を押さえる棒
を付けたことを特徴とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明は以上のような構成である
から、乳幼児が寝返りしようとしても頭部及び肩の動き
が規制されるため、寝返りを防ぐ作用をする。図１、２
は本発明の実施例を示し、図１は正面図で図２はそれを
上方から見た図である。これらの図において、１は乳幼
児の頭部をのせる枕部で頭部をのせる際の衝撃を緩和す
るためクッション材を付けてある。また、クッション材
の略中央部にくぼみを設けると頭部の座りが良くなり頭
部の動きを規制するのにより効果がある。２は頭部を挟
み込む形の側板で、これにも乳幼児が頭を動かした際の
衝撃を緩和するクッション材を用いている。３は肩部を
押さえる肩押さえ棒で棒の先端の肩が当たるところには
同じくクッション材を使っている。肩押さえ捧３の棒部
は、側板２にスライドして内蔵される構造になってい
る。これにより、乳幼児を枕部１に寝せる際、肩押さえ
棒３が乳幼児の身体に当たらずスムーズに寝せることが
できる。寝せた後、肩押さえ棒３を引き出して肩を押さ
えるようにする。４は側板台で、アリ溝を付け、側板２
をスライドさせてはめ込む構造になっている。また、側
板２より外側に張り出すことで本体の安定性が良化す
る。５は本体底面に付けるゴムなどの滑り止めで、同じ
く本体の安定性良化に効果がある。サイズ調節棒６は枕
部１にスライド可能な構造になっており、頭部の大きさ
に合わせて側板２同士の距離を調節可能。さらに、本体
から側板２を取り外し、肩押さえ棒３を側板２に収納さ
せ、サイズ調節棒６の調節を最小にすることにより大変
コンパクトになり、収納性や携帯性にも優れている。

【０００６】

【発明の効果】本発明は前記のような構成であるから乳
幼児の寝返りを防ぐことができ、おむつ替えが非常に手
早くできるようになった。これにより、育児の負担が大
幅に軽減され、乳幼児も押さえつけられる時間が短縮さ
れた。尚、本発明は一定時間寝返りを防止するための物
なので、乳幼児の着替え時や薬をつける時などにも効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例正面図である。

【図２】本発明の１実施例俯瞰図である。

【符号の説明】

１…枕部 ２…側板 ３…肩押さえ棒 ４…側板台 ５…滑り止め ６…サイズ調節棒

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】頭部を挟み込む板と肩部を押さえる棒を付
   けた枕。