JP2000264749A - 廃スラリーの再利用方法 - Google Patents

廃スラリーの再利用方法

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waste slurry
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Masaaki Ozawa
賢明 小澤
Taku Mita
卓 三田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃スラリーを有効に再利用することができる
廃スラリーの再利用方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、気泡コンクリート製品の製造
において発生した廃スラリー12Aを脱水して含水率20〜5
0wt%の廃スラリーとし、この脱水した廃スラリー12Aを
気泡コンクリートスラリー12の副原料として使用する廃
スラリーの再利用方法であって、気泡コンクリートスラ
リー12の副原料となる廃スラリー12A中にナフタレン系
分散剤等の分散剤を投入し、この分散剤によってスラリ
ーの流動性を調整する。または、廃スラリー12A中にグ
ルコン酸ナトリウム等の凝結遅延剤を投入し、この凝結
遅延剤によってセメントの水和を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃スラリーの再利
用方法に関し、気泡コンクリート製品の製造に利用でき
る。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物を構成する居室等を建物
ユニットとして作製しておき、これらの建物ユニットを
現場に輸送して建築するようにしたユニット式建物が施
工されている。このようなユニット式建物において、外
壁材として気泡コンクリート製外壁パネルが用いられて
いる。
【0003】この種の気泡コンクリート製外壁パネル
は、セメントとケイ砂を主原料とし、気泡が混入された
コンクリートスラリーとケイ砂を主原料とし、気泡が混
入された気泡コンクリートスラリーを成型用型枠内に打
設し、一次的に養生硬化させた後、成形されたパネルを
高温高圧のオートクレーブ内で蒸気養生させることによ
り製造されている(特開平7-96505号公報、特開平8-253
3575号公報等)。なお、気泡コンクリート製品の例は、
前記外壁パネルに限られず、ブロック等の他の建築用部
材であってもよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記気泡コンクリート
製外壁パネルの製造において、ミキサー等に付着した廃
スラリーや成型用型枠からオーバーフローした廃スラリ
ーは、従来、廃棄物処理業者に委託して処分してもらう
ことが多かった。しかし、廃棄物処理業者による廃スラ
リーの処理には、高いコストが掛かるうえ、資源の有効
利用という点からも問題があった。しかも、廃スラリー
は適当な処理を受けないでそのまま投棄されることもあ
り、場所によっては環境問題を引き起こす虞れもあっ
た。
【0005】このような問題点を解決するため、廃スラ
リーの再利用方法、即ち廃スラリーのリサイクルが検討
され始めている。廃スラリーを再利用する際の問題点
は、そのまま通常の気泡コンクリート製品の製造工程に
おいて添加した場合、セメントの水和が完了して水硬性
を喪失しているため、オートクレーブ後の物性の低下、
流動性(流し込み性、キャスティング性)の低下、初期
強度の低下に起因する脱型時間の低下、等の問題点を引
き起こすことである。
【0006】具体的なリサイクル手段としては、廃スラ
リーを乾燥させ、粉末にして利用する乾式手段と、廃ス
ラリーをスラリー状のまま利用する湿式手段とが挙げら
れる。なお、乾式手段によれば、湿式手段と比べて、物
性や流動性が悪く、しかも初期凝結のスピードの点で劣
るが、廃スラリーの経時安定性(保存性)が良いことが
利点として挙げられる。
【0007】そこで、本発明は、廃スラリーを有効に再
利用することができる廃スラリーの再利用方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、本発明の第1発明は、気泡コンクリート製品の製造
において発生した廃スラリー12Aを脱水して含水率20〜5
0wt%の廃スラリーとし、この脱水した廃スラリー12Aを
気泡コンクリートスラリー12の副原料として使用する廃
スラリーの再利用方法であって、前記気泡コンクリート
スラリー12の副原料となる廃スラリー12A中に分散剤を
投入し、この分散剤によってスラリーの流動性を調整す
ることを特徴とする。前記気泡コンクリート製品の種類
は任意であり、例えばパネル、ブロック、等が挙げられ
る。
【0009】前記廃スラリーを脱水するのは、廃スラリ
ー中の余剰水が水和反応に影響を与えるからである。ま
た、添加された起泡剤の再起泡性を抑えるためである。
この含水率20〜50wt%は、粉体と水との割合で表すと、
粉体100重量部に対して水が25〜100重量部となる。本発
明によれば、廃スラリー中への分散剤の投入によってス
ラリーの流動性を調整できるため、廃スラリーを気泡コ
ンクリートスラリーの副原料として支障なく再利用する
ことができる。
【0010】本発明の第2発明に係る廃スラリーの再利
用方法は、第1発明において、前記分散剤は、ナフタレ
ン系分散剤、ポリカルボン酸系分散剤及びリグニン系分
散剤より選ばれた一種以上であることを特徴とする。分
散剤の具体例としては、効果の点から特にこれらが好ま
しい。
【0011】本発明の第3発明は、気泡コンクリート製
品の製造において発生した廃スラリー12Aを脱水して含
水率20〜50wt%の廃スラリーとし、この脱水した廃スラ
リー12Aを気泡コンクリートスラリー12の副原料として
使用する廃スラリーの再利用方法であって、前記気泡コ
ンクリートスラリー12の副原料となる廃スラリー12A中
に凝結遅延剤を投入し、この凝結遅延剤によってセメン
トの水和を抑制することを特徴とする。含水率を上記範
囲に限定する理由は、第1発明に記載した通りである。
本発明によれば、廃スラリー中への凝結遅延剤の投入に
よってセメントの水和を抑制できるため、廃スラリーを
気泡コンクリートスラリーの副原料として支障なく再利
用することができる。
【0012】本発明の第4発明に係る廃スラリーの再利
用方法は、第3発明において、前記凝結遅延剤は、オキ
シカルボン酸類であることを特徴とする。凝結遅延剤と
しては、効果の点からオキシカルボン酸類の使用が好ま
しい。
【0013】本発明の第5発明に係る廃スラリーの再利
用方法は、第4発明において、前記オキシカルボン酸類
は、グルコン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酒石
酸ナトリウム及びリンゴ酸ナトリウムより選ばれた一種
以上であることを特徴とする。前記オキシカルボン酸類
の具体例としては、特にこれらが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1,2を参照して本発明の一実
施形態に係る廃スラリーの再利用方法を説明する。先
ず、本実施形態において使用する装置の構成を説明す
る。図1,2に示すように、本実施形態の装置は、気泡
コンクリートスラリーの撹拌機であるミキサー11と、こ
のミキサー11で撹拌した気泡コンクリートスラリー12を
成形用型枠13に移すためのとりべ14と、外壁パネルの成
形用型枠13と、この成形用型枠13からオーバーフローし
た気泡コンクリートスラリー12を回収する回収容器15
と、回収された廃スラリー12Aを一時的に貯めておく貯
留漕16と、廃スラリー12Aの脱水を行うフィルタープレ
ス17と、ボックスフィーダ18と、廃スラリー12Aの粉砕
を行うチューブミル19と、第1及び第2の水槽21,22
と、前記ミキサー11に廃スラリー12Aを供給する供給漕2
3と、を備えて構成されている。
【0015】前記ミキサー11は、中央に撹拌用の羽根24
を備え、側面部には気泡導入用の管11Bが形成されたも
のである。このミキサー11の下部のスラリー12の供給口
11Aには、図示しない開閉手段が設けられている。前記
とりべ14は、このとりべ14を成形用型枠13に移動させる
ための移動機構に付設されている。このとりべ14の下部
のスラリー12の供給口14Aには、図示しない開閉手段が
設けられている。前記成形用型枠13は、底板13Aと、こ
の底板の四側面に配置された4枚の側板13Bとを備えて
構成されている。この成形用型枠13は、図示しない移動
手段に載せられている。この型枠13は、ユニット式建物
の外壁パネルの成形用型枠である。
【0016】前記回収容器15は、皿形の底板15Aと、こ
の底板15Aの四側面に配置された4枚の側板15Bとを備え
て構成され、前記成形用型枠13の下側に配置されてい
る。この底板15Aは、成形用型枠13からオーバーフロー
した気泡コンクリートスラリー12を受けられるように、
前記成形用型枠13の底板13Aより広い面積を有してい
る。この底板13Aには、前記貯留漕16と連通する管路26
が接続され、この管路26の途中には廃スラリー12Aをフ
ィルタープレス17に圧送するポンプ27が設けられてい
る。なお、この回収容器15は、ミキサー11やとりべ14に
付着した気泡コンクリートスラリー12を洗浄した際に得
られる廃スラリー12Aの回収容器でもある。
【0017】前記フィルタープレス17は、具体的構造と
しては種々のものがあるが、例えば濾液の流路となる濾
板と、側面にフィルター25となる濾布を張った濾枠とが
交互に並べられ、これらが両端板間に配置されている。
そして、廃スラリーを濾枠の中に圧入し、両端板で濾枠
を締め付けて脱水濾過する。前記ボックスフィーダ18
は、移動手段28を備え、フィルタープレス17で脱水した
廃スラリー12Aを前記チューブミル19に運ぶものであ
る。前記チューブミル19は、ボールミルに類似した構造
を有し、縦型又は横型があり、比較的長い円筒状本体内
に、この複数のディスクを有するシャフトが設けられ、
この本体内にボール等の粉砕媒体が入っている。このシ
ャフトを回転させ、ボールにより廃スラリー12Aの粉砕
を行うものである。
【0018】前記第1及び第2の水槽21,22は、それぞ
れ中央に撹拌用の羽根24を備え、第1の水槽21と第2の
水槽22の間には廃スラリー12Aの供給管路29が設けられ
ている。第1の水槽21は、スラリー濃度を調整するため
のものであり、第2の水槽22は廃スラリー12Aの流動性
や凝固性を調整するためのものである。第2の水槽22に
は、廃スラリー12Aの調整剤の供給容器31及び調整剤を
計量する計量器32が設けられている。なお、チューブミ
ル19から第1の水槽21への廃スラリー12Aの移送は、図
示しないベルトコンベアによって行われる。
【0019】前記供給漕23には、オーバフローした廃ス
ラリー12Aを第2の水槽22に戻す管路33が設けられてい
る。第2の水槽22とこの供給漕23の間には、廃スラリー
12Aの供給管路29が設けられている。このミキサー11
は、図1に係るミキサー11と同じものであり、結局上記
複数の装置が連関して廃スラリー12Aのサイクルを構成
していることになる。
【0020】次に、上記装置を使用した本実施形態に係
る廃スラリーの再利用方法を説明する。先ず、図1に示
すように、前記ミキサー11にセメントとケイ砂を主とす
る通常の主原料41を投入する。気泡導入用管11Bから
は、気泡42をスラリー12中に導入する。そして、本廃ス
ラリー12Aの再利用システムでは、図2に係るミキサー1
1とこのミキサー11とが同じものであるため、このミキ
サー11中には同時に再利用のために処理された廃スラリ
ー12Aも気泡コンクリートスラリー12の副原料として混
合される。この廃スラリー12Aは、粉体として全粉体中
に1〜10wt%を占めるように添加される。これらの原料
が撹拌用の羽根24によって均一に混合されて廃スラリー
12Aを含んだ気泡コンクリートスラリー12ができる。
【0021】次に、ミキサー11内の気泡コンクリートス
ラリー12をとりべ14に移し、このとりべ14を成形用型枠
13のある場所に移動させ、成形用型枠13内に気泡コンク
リートスラリー12を打設する。この打設の際、成形用型
枠13からオーバーフローした気泡コンクリートスラリー
12は廃スラリー12Aとして前記回収容器15に回収され
る。なお、この回収容器15に回収される廃スラリー12A
は、このオーバーフローした気泡コンクリートスラリー
12だけではなく、ミキサー11やとりべ14に付着した気泡
コンクリートスラリー12を洗浄した際に得られる廃スラ
リー12Aも含まれる。そして、この洗浄の際、工業用水
が用いられる。
【0022】気泡コンクリートスラリー12が打設された
成形用型枠13はオートクレーブ養生のための次の工程に
移動させ、空の成形用型枠13を打設位置に移動させて同
じようにとりべ14から成形用型枠13内に気泡コンクリー
トスラリー12を打設する。これを何回か繰り返し、とり
べ14内の気泡コンクリートスラリー12が空になると、前
記ミキサー11の位置に戻って新たな気泡コンクリートス
ラリー12をとりべ14に補充する。前記回収容器15内に所
定量の廃スラリー12Aが溜まると、この廃スラリー12Aは
管路26を介してポンプ27で貯留漕16に圧送されて、ここ
で一旦溜められる。
【0023】次に、この貯留漕16の廃スラリー12Aを順
にポンプ等でフィルタープレス17に送り、ここで廃スラ
リー12Aの含水率が20〜50wt%となるように脱水する。
次に、含水率20〜50wt%に脱水した廃スラリー12Aをボ
ックスフィーダ18に溜め、ここから前記チューブミル19
に所定量を供給し、このチューブミル19で廃スラリー12
Aを粉砕する。
【0024】次に、粉砕した廃スラリー12Aをベルトコ
ンベアで第1の水槽21に送り、ここで水44の添加により
廃スラリー12Aの濃度を所定濃度に調整する。この所定
濃度とは、廃スラリー12Aを気泡コンクリートスラリー1
2の副原料として使用する際に必要な濃度である。この
後、この第1の水槽21内の廃スラリー12Aを第2の水槽2
2に移し、ここで廃スラリー12Aの調整剤である分散剤又
は凝結遅延剤又は両者を調整剤供給容器31から廃スラリ
ー12A中に投入し、羽根24で均一に撹拌する。前記分散
剤は、スラリーの流動性を調整するものであり、具体的
にはナフタレン系分散剤、ポリカルボン酸系分散剤及び
リグニン系分散剤より選ばれた一種以上である。
【0025】前記凝結遅延剤は、セメントの水和を抑制
するものであり、オキシカルボン酸類のグルコン酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム及びリ
ンゴ酸ナトリウムより選ばれた一種以上を使用する。そ
して、この実施形態の再利用方法で最初に説明したよう
に、ミキサー11内で気泡コンクリートスラリー12を製造
する際、第2の水槽22内の廃スラリー12Aを気泡コンク
リートスラリー12の副原料として供給漕23からミキサー
11内に投入して再利用する。
【0026】本実施形態によれば、含水率を20〜50wt%
とした廃スラリー12Aを気泡コンクリートスラリー12の
副原料として使用するため、廃スラリー12Aを再利用す
る場合の問題点、即ちオートクレーブ後の物性の低下、
流動性の低下、初期強度の低下に起因する脱型時間の低
下、及び添加された起泡剤の再発泡の問題点を解消する
ことができる。廃スラリー12A中への分散剤の投入によ
ってスラリーの流動性を調整できるため、廃スラリー12
Aを気泡コンクリートスラリー12の副原料として支障な
く再利用することができる。
【0027】また、廃スラリー12A中への凝結遅延剤の
投入によってセメントの水和を抑制できるため、廃スラ
リー12Aを気泡コンクリートスラリー12の副原料として
支障なく再利用することができる。また、廃スラリー12
Aを予め水槽21に貯留してスラリー濃度を所望の濃度に
調整しているため、気泡コンクリートスラリー12の製造
において、この濃度調整された廃スラリー12Aを気泡コ
ンクリートスラリー12の副原料として直ちに使用するこ
とができる。更に、廃スラリー12Aの洗浄水として工業
用水を使用するため、コストを安価に抑えることができ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る廃スラリーの再利用方法に
よれば、廃スラリーを有効に再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃スラリーの再利用
方法の一部を示す工程図である。
【図2】同実施形態に係る廃スラリーの再利用方法の一
部を示す工程図である。
【符号の説明】
11 ミキサー 12 気泡コンクリートスラリー 12A 廃スラリー 13 成形用型枠 15 回収容器 16 貯留漕 17 フィルタープレス 18 ボックスフィーダ 19 チューブミル 21 第1の水槽 22 第2の水槽 23 供給漕 24 羽根 25 フィルター 29 供給管路 31 調整剤供給容器 41 主原料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気泡コンクリート製品の製造において発
    生した廃スラリーを脱水して含水率20〜50wt%の廃スラ
    リーとし、この脱水した廃スラリーを気泡コンクリート
    スラリーの副原料として使用する廃スラリーの再利用方
    法であって、 前記気泡コンクリートスラリーの副原料となる廃スラリ
    ー中に分散剤を投入し、この分散剤によってスラリーの
    流動性を調整することを特徴とする廃スラリーの再利用
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の廃スラリーの再利用方
    法において、 前記分散剤は、ナフタレン系分散剤、ポリカルボン酸系
    分散剤及びリグニン系分散剤より選ばれた一種以上であ
    ることを特徴とする廃スラリーの再利用方法。
  3. 【請求項3】 気泡コンクリート製品の製造において発
    生した廃スラリーを脱水して含水率20〜50wt%の廃スラ
    リーとし、この脱水した廃スラリーを気泡コンクリート
    スラリーの副原料として使用する廃スラリーの再利用方
    法であって、 前記気泡コンクリートスラリーの副原料となる廃スラリ
    ー中に凝結遅延剤を投入し、この凝結遅延剤によってセ
    メントの水和を抑制することを特徴とする廃スラリーの
    再利用方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の廃スラリーの再利用方
    法において、 前記凝結遅延剤は、オキシカルボン酸類であることを特
    徴とする廃スラリーの再利用方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の廃スラリーの再利用方
    法において、 前記オキシカルボン酸類は、グルコン酸ナトリウム、ク
    エン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム及びリンゴ酸ナト
    リウムより選ばれた一種以上であることを特徴とする廃
    スラリーの再利用方法。
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