JP2000253799A - ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器 - Google Patents

ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器

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JP2000253799A JP11060908A JP6090899A JP2000253799A JP 2000253799 A JP2000253799 A JP 2000253799A JP 11060908 A JP11060908 A JP 11060908A JP 6090899 A JP6090899 A JP 6090899A JP 2000253799 A JP2000253799 A JP 2000253799A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネズミとゴキブリとを共に一つの装置で捕獲
し処理することができる小動物捕獲器を得る。 【解決手段】 トンネル30の床面に落とし床11が設
けられ、この落とし床の下方に捕獲容器12が装着さ
れ、またこの落とし床11の側方には、その床面上を検
知ビーム13,14が横切るように2組の光センサが配
設され、その1組は検知ビーム13が床上10mm〜50
mmの範囲内の高さを横切る高位置光センサ15であり、
他は検知ビームが床上0.5mm〜2mmの範囲内の高さを
横切る低位置光センサ16であり、高位置光センサ15
または低位置光センサ16の少なくとも一方が小動物を
検知したとき、落とし床11が開いて小動物を捕獲容器
12に落下させ、落下させた後は直ちに落とし床11が
閉じられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋施設内に棲息
するネズミ・ゴキブリ等の有害小動物を捕獲して一括処
理することができるネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器に
関する。
【0002】
【従来の技術】家屋、ビル、倉庫などの施設に棲息する
有害生物の中で、特に繁殖力が強くかつ駆除が困難なも
のにネズミとゴキブリがある。そこで従来から、これら
を捕獲し駆除する手段が種々工夫されている。例えばネ
ズミの捕獲には、毒餌や、いわゆるネズミ捕りと称する
罠または罠付きの捕獲容器や、粘着板などが多く用いら
れている。しかし、ネズミはヒトの臭いに敏感で学習能
力も高いので、ヒトが手で触ったり、また危険を感じる
ような器具には近づかなくなり、効果が持続しないこと
が多い。そこで最近では、ネズミの隅行性(隅を走行す
る習性)や暗いところに好んで棲息し営巣する習性など
を利用して、例えば中央部に毒物プレートを配した長い
トンネル状の人為通路を壁隅などに設けたり(実公昭4
9−2519号公報)、例えばエアシューターのダクト
内にネズミを誘導し、空圧差を利用してダクト内にボー
ル状の搬送子を送り込み、この搬送子によってネズミを
処理装置に圧送して処理する装置(特許第263072
4号)なども開発されている。一方、ゴキブリの駆除に
は従来、薬物の薫蒸、噴霧、毒餌、粘着板などが多く用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこれら
駆除手段は、ネズミまたはゴキブリをそれぞれ別途に捕
獲しまたは処理するものであるから、これらの双方を共
に駆除するためには、家屋施設の各所にこれらの駆除手
段を別々に設置しなければならず、また薬物の薫蒸、噴
霧、毒餌、粘着板などは一時的な効果しかないので、交
換や回収が煩雑であるばかりでなく、これらの駆除手段
が相互に干渉してかえってネズミとゴキブリのどちらに
対しても駆除効果が上がらない場合もあった。本発明
は、上記の課題を解決するためになされたものであっ
て、従ってその目的は、ネズミとゴキブリとを共に一つ
の装置で捕獲し一括処理することができるネズミ・ゴキ
ブリ等小動物捕獲器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはネズミおよ
びゴキブリが、前記の隅行性、暗所を好む習性など共通
した習性を有している点に着目し、これら双方を一つの
装置で捕獲し一括処理する手段を鋭意研究した結果、本
発明に到達したものであって、本発明の請求項1は、少
なくともネズミが通行し得る内径を有するトンネルの内
部床面に、ネズミ・ゴキブリ等の小動物が落下し得る落
とし床が設けられ、この落とし床の下方には捕獲容器が
装着され、またこの落とし床の側方には、落とし床の床
面上を検知ビームが横切るように少なくとも2組の光セ
ンサが配設され、この光センサのうち少なくとも1組
は、その検知ビームが床上10mm〜50mmの範囲内の高
さを横切るように配設された高位置光センサであり、他
の少なくとも1組は、その検知ビームが床上0.5mm〜
2mmの範囲内の高さを横切るように配設された低位置光
センサであり、前記高位置光センサまたは低位置光セン
サの少なくともいずれか一方がネズミ・ゴキブリ等の小
動物を検知したとき、前記の落とし床が開いて前記小動
物を前記捕獲容器に落下させ、落下させた後は直ちに落
とし床が閉じられるようにしたネズミ・ゴキブリ等小動
物捕獲器を提供する。
【0005】この請求項1のネズミ・ゴキブリ等小動物
捕獲器は、少なくともネズミが通行し得るトンネルを有
しているので、暗所を好む性質や隅を往来する習性など
の共通した習性を有するネズミとゴキブリはいずれも好
んでこのトンネルに進入する。このトンネル内には落と
し床が設けられ、この落とし床の床面上には少なくとも
2本の検知ビームが横切っている。この検知ビームは高
低2段に設けられていて、高い方はネズミを検知し得る
高さ、低い方は少なくともゴキブリを検知し得る高さに
配設されているので、ネズミまたはゴキブリのいずれが
検知されても落とし床が開き、これらの小動物を捕獲容
器に落として捕獲することができる。小動物が落下する
と落とし床は直ちに閉じるので捕獲された小動物は脱出
できず、装置は次の捕獲のための準備が完了する。
【0006】このネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器は、
トンネルの入口部に扉が設けられ、かつトンネル内部の
前記扉の近傍に、トンネルの床面上10mm〜50mmの範
囲内の高さを検知ビームが横切るように入口部光センサ
が配設され、前記の扉は、常時は開放され、前記の入口
部光センサが小動物を検知したときに閉じ、かつ前記の
落とし床が開いたときに前記の扉が開くようになってい
ることが好ましい。
【0007】この入口部光センサは、検知ビームが、ゴ
キブリは検知せずネズミのみを検知する高さに配設され
ているので、扉は、ネズミがトンネルに進入したときの
み閉じる。これによって、トンネル内に進入したネズミ
が危険を感じて引き返そうとしても、入口部の扉が閉ま
り退路が断たれるので、落とし床に向けて前進する。そ
して、このネズミが落とし床の上に至って高位置光セン
サまたは低位置センサに検知され、落とし床が開閉した
とき入口部の扉が開いて次の捕獲に備えることになる。
ゴキブリが入口部に進入しても扉は閉じないので、ゴキ
ブリが先に進入していてもネズミは進入することができ
る。
【0008】前記のトンネルは、少なくともその一部分
の内壁に、壁面を伝って走行するゴキブリ等の小動物を
落下させる手段が設けられていることが好ましい。ゴキ
ブリはトンネルの壁面を伝って走行し得るので、低位置
光センサに検知されずに通過する可能性がある。壁面を
伝って走行するゴキブリを落下させる手段が設けられて
いれば、前記低位置光センサに検知される確率が増大
し、捕獲率が向上する。この小動物を落下させる手段
は、トンネルの少なくとも一部分の内壁に設けた電撃用
配線、または鋭利な尖端を有するブラシ状の突起群であ
ることができる。電撃用配線を用いる場合は、ゴキブリ
を殺すのではなく単に落下させればよいのであるから、
電圧は数ボルト程度の低圧でよく、また直流でも交流で
もよい。
【0009】前記のトンネルは、落とし床を挟んで双方
向に直線的にまたは屈曲して延び、双方向の先端は共に
開口していることが好ましい。ネズミやゴキブリは家屋
施設内で暗所を好み隅を往来する習性があるので、トン
ネルを家屋施設の隅に設置して双方向に開口させれば、
往復いずれの方向からも進入することができ、またネズ
ミはトンネルに好んで進入する習性があるので捕獲の機
会が増加する。更にこのトンネルが直線的にまたは屈曲
して長く延びていると、トンネル入口部と落とし床との
距離を離すことができ、小動物の警戒心の排除に役立
つ。
【0010】前記トンネルは、その少なくとも一部が、
前記落とし床の水準から垂直管を形成して垂下し、その
下方に入口部が形成され、この垂直管の内部には、索条
または鎖が装着されたものであってもよい。特にネズミ
は垂直通路を好んで登る習性があり、また遊戯性もある
ので、索条または鎖が装着された垂直トンネルを形成す
ることで家屋施設内のネズミを屋根裏などに誘導し捕獲
率を向上させることができる。
【0011】前記トンネルの入口部の外側には、ネズミ
・ゴキブリ等の小動物がこの入口部に到達しやすいよう
に、傾斜または垂下する誘導路が装着されていてもよ
い。特に前記捕獲容器を地上に設置する場合などには、
落とし床の水準と地面との落差が大きいので、前記トン
ネルを下降または垂下させて落とし床と地上とを結んで
もよいが、トンネル外に前記の誘導路を装着して前記小
動物がトンネルの入口部に到達しやすいようにしてもよ
い。
【0012】前記トンネルの外周には、ネズミ返しの遮
蔽板が装着されていてもよい。ネズミは、前記トンネル
の設置状況によっては、トンネル内に進入せず跳び乗っ
てその上を走行する可能性もある。この可能性を回避す
るためにはネズミ返しの遮蔽板が有効である。
【0013】前記の捕獲容器は、容器内にネズミ・ゴキ
ブリ等の小動物処理手段を有することができる。ここで
「小動物処理」とは、例えば前記小動物を逃げないよう
に集めて生きたまま取出す方法、および殺して取出す方
法を含む。捕獲容器が容器内に前記小動物処理手段を有
していれば、生死に係わらず捕獲された小動物をまとめ
て捕獲容器から取出し、廃棄処分することができる。小
動物を生きたまま取出す場合には、小動物処理手段は捕
獲容器内に設置されたケージ、袋または粘着板などであ
り得る。殺して取出す場合には、冷却、加熱、例えば水
やガスによる窒息、接触毒、毒飼、電撃のうちの少なく
とも一つの手段を含むものであることが好ましい。冷
却、特に冷凍による方法は、殺された小動物を腐敗せず
に取出せるので好都合である。
【0014】また前記の捕獲容器は、外部の小動物処理
装置に向けて捕獲した小動物を搬出する小動物搬出手段
を有するものであってもよい。捕獲容器自体が小動物処
理手段を有する前記の場合は、捕獲したネズミ・ゴキブ
リ等の小動物を捕獲容器から取出すのに人手を要すると
共に臭気などが問題となる可能性がある。この観点か
ら、捕獲した小動物を人手を介さずに外部の小動物処理
装置に向けて搬出する小動物搬出手段が設けられている
ことが好ましい。
【0015】この小動物搬出手段は、空圧差によってネ
ズミ・ゴキブリ等の小動物を搬出するエアシュータであ
ることが好ましい。エアシュータによれば、小動物が捕
獲容器内に長時間保留されることなく、捕獲後直ちにエ
アシュータに送風するかまたは吸引することにより小動
物は外部の小動物処理装置に搬送されるので、例えば捕
獲されたネズミが超音波の警戒音を発して他のネズミと
通信することを防ぐこともでき、捕獲率を向上させると
共に、捕獲〜処理の自動化が可能となる。
【0016】前記のエアシュータは、その搬送管内に前
記小動物を押し運ぶ搬送子を有し、この搬送子を加圧ま
たは減圧によって移送することにより前記小動物を搬送
管の一方または双方の端部に設けられた前記小動物処理
装置に搬送するものであることが好ましい。これによっ
てネズミもゴキブリも、1回の搬送子の移送により、一
括して確実に小動物処理装置に搬送することができる。
また加圧または減圧によってその搬送管に適合した搬送
子を移送するほうが、形の不定なネズミやゴキブリを直
接加圧または減圧によって搬送するより搬送効率がよ
い。この場合、エアシュータの搬送管の片側にのみ小動
物処理装置を設置し、搬送子の1往復で1度だけ小動物
を小動物処理装置に押し運ぶようにしてもよいし、エア
シュータの搬送管の両側に小動物処理装置を設けて搬送
子のそれぞれの片道移送の都度、小動物をそれぞれの小
動物処理装置に押し運ぶようにしてもよい。
【0017】前記エアシュータは、搬送管が家屋施設の
天井部に沿って配設され、前記のトンネルは前記落とし
床の水準から垂直下方に延び、家屋施設の床面に入口部
が開口されていることが好ましい。エアシュータの搬送
管を家屋施設の天井部に沿って配設することによって、
配管やこのネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器による家屋
施設の利用効率の低下を防ぐことができ、また入口部を
家屋施設の床面に開口することによって、床上で餌を漁
るネズミやゴキブリを、その隅行性、暗所を好む性質、
垂直駆け登り習性を利用して天井部に誘導して捕獲する
ことができる。特に1本のエアシュータに複数個の小動
物捕獲器を連結することができるので、大規模なビルや
倉庫施設などで恒久的な小動物自動捕獲設備を構築する
ことができるようになる。
【0018】本発明のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器
は、トンネルが電線に沿って配設されていてもよい。ネ
ズミやゴキブリは電線などを伝って走行することも好む
ので、この電線に沿ってトンネルを配設し、電線の途中
に入口部を設けておけば、ネズミやゴキブリは容易にこ
のトンネル内に進入して捕獲され、またネズミによる電
線の食害が防止できる。
【0019】本発明のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器
は、前記の捕獲容器が家屋施設の床下に埋設されていて
もよい。この場合にはトンネルを家屋施設の床面に沿っ
て配設することができるので、例えば厨房設備の隅など
にも邪魔にならずに設置することができる。
【0020】前記のいずれかのネズミ・ゴキブリ等小動
物捕獲器において、少なくとも前記高位置光センサが小
動物を検知したとき、この検知情報または捕獲数積算情
報を表示する表示手段が設けられていることが好まし
い。本発明のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器は、光セ
ンサを用いる電気的手段で小動物を検知するものである
から、この検知情報を電気的に処理して現場で、または
集中管理パネル上で捕獲場所、捕獲時刻、捕獲頭数など
の捕獲情報を表示することができる。ネズミは多産であ
るから、少ない頭数を捕獲しても大きな鼠害の防止につ
ながる。また、ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器の設置
場所の適不適の判断も重要である。この観点から、捕獲
したネズミの頭数を把握することは家屋施設の管理上き
わめて重要である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。以下の説明において
「小動物」とは、特に断りない限りネズミとゴキブリと
を含むものとする。 (実施例1)図1に示すネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲
器は概略、捕獲ユニット10と、コンピュータ20と、
トンネル30A,30Bと、エアシュータ50と、小動
物処理装置70A、70Bとからなっている。このエア
シュータ50は、搬送管51が家屋施設の天井部に沿っ
て配設され、前記の捕獲ユニット10は、この搬送管5
1の中間部に装着されている。
【0022】捕獲ユニット10は、図2に断面斜視図を
示すように、ネズミが通行し得る内径を有するトンネル
30の内部に、小動物が落下し得るように下方に向けて
観音開きに開口する落とし床11,11が設けられてい
る。この落とし床11,11の下方には捕獲容器12が
装着され、この捕獲容器12は、両端部がこの捕獲容器
と同等の内径を有するエアシュータ50の搬送管51と
無段差で連結されている。また、トンネル30は、両端
部がそれぞれトンネル30A,30Bに連結されてい
る。
【0023】前記トンネル30の側壁には、落とし床1
1,11の床面上を検知ビーム13,14が横切るよう
に、2組の光センサ15,16が配設され、この光セン
サの一方(光センサ15)は、その検知ビーム13が落
とし床の床上10mm〜50mmの範囲内の高さHを横切る
ように配設されている。この光センサ15を以後「高位
置光センサ」という。また、他方の光センサ16は、そ
の検知ビーム14が落とし床の床上0.5mm〜2mmの範
囲内の高さLを横切るように配設されている。この光セ
ンサ16を以後「低位置光センサ」という。これらの高
位置光センサ15と低位置光センサ16、および図示し
ない落とし床駆動装置は、いずれもコンピュータ20に
接続されている。
【0024】また、捕獲ユニット10の半筒状に形成さ
れた壁面には、横断方向に電撃用電線17がアース線と
平行して配設され、常時、ゴキブリを落下させる程度の
電圧(12ボルト)が印加されている。
【0025】この捕獲ユニット10は、コンピュータ2
0および図示しない落とし床駆動装置によって、前記高
位置光センサ15または低位置光センサ16の少なくと
もいずれか一方が小動物を検知したとき、前記の落とし
床11,11が下方に開いて小動物を前記捕獲容器12
に落下させ、落下させた後は直ちに落とし床11,11
が閉じられるようになっている。
【0026】この捕獲ユニット10は、ネズミが前記の
トンネル30Aまたは30Bを通ってトンネル30に進
入し、落とし床11の上を通過しようとすると、床上1
0mm〜50mmの範囲内の高さ(H)を横切る検知ビーム
13または床上0.5mm〜2mmの範囲内の高さ(L)を
横切る検知ビーム14を遮断するので高位置光センサ1
5または低位置センサ16がこれを検知し、コンピュー
タ20が落とし床11,11を開き、ネズミは捕獲容器
12内に落下する。このネズミが開口からはい上がろう
としても、落とし床11,11がコンピュータ20の指
令または図示しない落とし床駆動装置の自己復帰力によ
り直ちに閉じられるので、脱出することはできない。捕
獲容器12内に落下したネズミは、後で詳しく説明する
エアシュータ50の作用によって直ちに小動物処理装置
70Aまたは70Bに搬送され、冷凍処理される。
【0027】ゴキブリがトンネル30内に進入し、落と
し床11上を走行すると、床上0.5mm〜2mmの範囲内
の高さ(L)を横切る検知ビーム14を遮断するので低
位置光センサ16がこれを検知する。これにより落とし
床11,11が開くのでゴキブリは捕獲容器12内に落
下し捕獲される。一方、トンネル30の壁面を伝って走
行するゴキブリは、電撃用電線17と接触し電撃を受け
て落とし床11上に落下する。このときゴキブリは死ん
でいないので落下した後は落とし床11上を這い回り検
知ビーム14を遮断し低位置光センサ16により検知さ
れ、落とし床11,11が開いて捕獲容器12内に捕獲
される。いずれの場合も落とし床11,11は直ちに閉
じられるので、ゴキブリが捕獲容器12から脱出するこ
とはできない。また、捕獲容器12内のゴキブリはエア
シュータ50の作用によって小動物処理装置70Aまた
は70Bに搬送され、冷凍処理される。
【0028】図1に示すように、トンネル30A,30
Bは捕獲ユニット10のトンネル30に連続してそれぞ
れの方向に延び、それぞれの先端は開口している。トン
ネル30Aは、エアシュータの搬送管51の上面に沿っ
てトンネル30から直線的に延び、この搬送管51の上
に入口部31を開口している。この入口部31には電動
の扉32が設けられていると共に、トンネル30A内部
の前記入口部31の近傍に、トンネルの床面上10mm〜
50mmの範囲内の高さ(H)を検知ビームが横切るよう
に入口部光センサ33が配設されている。
【0029】この扉32は、常時は開放されているが、
ネズミが入口部31からトンネル30Aに進入し検知ビ
ームを遮断すると入口部光センサ33がこれを検知し、
この入口部光センサ33に接続されたコンピュータ20
の指令により閉じられるようになっている。またこの扉
32は、落とし床11,11が開いて閉じると、これを
検知したコンピュータ20の指令により直ちに開かれ
る。
【0030】入口部31からトンネル30Aに進入した
ネズミは入口部光センサ33に検知され、後方で扉32
が閉じるので引き返すことができず前進し、高位置光セ
ンサ15または低位置センサ16に検知され、落とし床
11,11が開いて捕獲容器12に落下する。落とし床
11,11が閉じると直ちにコンピュータ20が扉32
を開き、次の捕獲のための待機状態となる。入口部光セ
ンサ33は検知ビームが高位置にあるので、ゴキブリが
進入しても検知せず、従ってゴキブリの進入によって扉
32が閉じることはない。
【0031】トンネル30Aの外周には、入口部31の
近傍にネズミ返しの遮蔽板34が装着されている。この
遮蔽板34があるために、エアシュータの搬送管51上
を走行してきたネズミがトンネル30Aの上に跳び移っ
て走行することができず、入口部31からトンネル30
A内に進入することになる。
【0032】トンネル30Bは、トンネル30から延び
て水平面内で一旦屈曲し、次に落とし床11の水準から
垂直管35となって垂下し、その下端は家屋施設の床面
に設置された誘導箱40に連結されている。この誘導箱
40には入口部41が開口され、この入口部41には、
コンピュータ20の指令により開閉する電動の扉42が
設けられていると共に、入口部41の近傍に、床面上1
0mm〜50mmの範囲内の高さ(H)を検知ビームが横切
るように入口部光センサ43が配設されている。この入
口部光センサ43は前記コンピュータ20に連結されて
いる。また前記の垂直管35の内部には鎖36が装着さ
れている。
【0033】前記の扉42は、常時は開放されている
が、ネズミが入口部41から誘導箱40に進入し検知ビ
ームを遮断すると入口部光センサ43が検知し、コンピ
ュータ20の指令により閉じられる。またこの扉42
は、落とし床11,11が開閉するとコンピュータ20
の指令により直ちに開かれる。
【0034】ネズミが入口部41から誘導箱40内に進
入すると、ネズミは入口部光センサ43に検知され、後
方で扉42が閉じるので引き返すことができず前進し、
鎖36を伝って垂直管35内を上昇し、トンネル30に
進入して高位置光センサ15または低位置センサ16に
検知され、落とし床11,11が開いて捕獲容器12に
落下する。この落とし床11,11の開閉によって直ち
にコンピュータ20が扉42を開き、次の捕獲のための
待機状態となる。入口部光センサ43は検知ビームが高
位置にあるので、ゴキブリが入口部41から進入しても
検知せず、従ってゴキブリの進入によって扉42が閉じ
ることはない。
【0035】エアシュータ50は、その搬送管51の両
端部51A,51Bにそれぞれ冷凍容器からなる小動物
処理装置70A,70Bが連結されている。また搬送管
51の内部にはボール状の搬送子53が流通自由に挿入
されている。この搬送子53は、搬送管の両端部51
A,51Bにそれぞれ形成されたストッパ54によって
進行を停止され、搬送管51の内部のみを往復して流通
し得るようになっている。ストッパ54は小動物の流通
を阻止しないように搬送管51の内壁に環状に設けられ
ている。そして搬送子53が搬送管51のそれぞれの端
部51A,51Bのストッパ54によって進行を停止さ
れた位置に光センサ55A,55Bが取付けられ、それ
ぞれ搬送子53の存在の有無が検知され、その情報がコ
ンピュータ20に送られるようになっている。
【0036】搬送管51の端部51A,51Bはそれぞ
れ前記小動物処理装置70A,70Bに接続されてい
る。この小動物処理装置70A,70Bは、それぞれ手
動の開閉扉71を有する冷凍容器であり、内部に小動物
受器72が取出し自由に挿入されている。また、この小
動物処理装置の天部からはそれぞれ排気管73A,73
Bが延びて、これら排気管73A,73Bの双方が、コ
ンピュータ20により制御される切替弁74を介して、
図示しない真空ポンプにより減圧された真空タンク75
に接続されている。また、前記排気管73A,73Bは
それぞれ、コンピュータ20により制御される開放弁7
6A,76Bを介して大気に開放されるようになってい
る。
【0037】コンピュータ20は、表示装置21を有し
ている。この表示装置21は、落とし床11,11の開
閉の積算回数を表示すると共に、高位置光センサ15が
小動物を検知しかつ落とし床11,11が開閉したとき
をネズミの落下と判断し、ネズミ捕獲頭数としてその積
算値を表示するようになっている。
【0038】このエアシュータ50において、待機状態
では搬送子53は搬送管51の一方の端部、例えば51
B側に置かれている。ここで高位置光センサ15が小動
物を検知しかつ落とし床11,11が開閉すると、コン
ピュータ20は、ネズミが捕獲容器12に落下したもの
と判断し、表示装置21にネズミ捕獲頭数を加算表示す
ると共に、開放弁76Bを開き(開放弁76Aは閉じら
れている)、切替弁74を小動物処理装置70Aと真空
タンク75とが導通するように駆動する。これによって
小動物処理装置70Aは減圧状態となるので、開放弁7
6Bから流入した空気が搬送子53を搬送管51の端部
51Aに向けて移送する。
【0039】搬送子53は移動の途中で捕獲容器12を
通過し、この捕獲容器12に落下したネズミを押し運ぶ
状態でストッパ54に至り停止する。このとき搬送され
たネズミはストッパ54を越えて小動物処理装置70A
の小動物受器72内に落下しこの中で冷凍処理される。
【0040】搬送子53がストッパ54の位置に停止し
たとき、光センサ55Aはこれを検知して搬送子53の
到着をコンピュータ20に伝達する。コンピュータ20
は、この到着情報によって、切替弁74を、排気管73
A,73Bのいずれにも導通しない中立位置に戻し、開
放弁76Bを閉じて待機状態となる。この間に真空タン
ク75の減圧は回復される。
【0041】その後再びネズミが捕獲容器12に落下す
ると、コンピュータ20は、表示装置21にネズミ捕獲
頭数を加算表示し、開放弁76Aを開き開放弁76Bは
閉じたままで、切替弁74を小動物処理装置70Bと真
空タンク75とが導通するように駆動する。これによっ
て搬送子53はネズミを伴って搬送管51の端部51B
に移動し、ネズミは小動物処理装置70B内に落下しこ
の中で冷凍処理される。
【0042】前記により捕獲容器12内に捕獲されたネ
ズミは1頭ずつ搬送子53によって搬送され、小動物処
理装置70Aまたは70Bのいずれかに投入され冷凍処
理される。一方、捕獲容器12内にゴキブリが捕獲され
たときは、その都度搬送子53が駆動されることはな
い。捕獲されたゴキブリは、ネズミが捕獲されたときに
流通する搬送子53に押されて小動物処理装置70Aま
たは70Bのいずれかに運ばれて冷凍処理される。また
搬送子53はネズミの捕獲に係わらず定期的に流通して
捕獲されたゴキブリを押し運ぶようにしてもよい。ゴキ
ブリの捕獲数は、表示装置21において、落とし床1
1,11の開閉積算回数とネズミ捕獲頭数との差として
概略表示される。
【0043】小動物受器70A,70B内のネズミやゴ
キブリは冷凍されているので、保存期間中に腐敗するこ
とはない。そこで定期的に、または表示装置21に表示
された捕獲数に応じて、開閉扉71を開き、小動物受器
72を取り出して焼却など別途処理すればよい。
【0044】前記のエアシュータ50は、1本の搬送管
51に複数の捕獲ユニット10を直列に装着配備するこ
とができるので、広い倉庫などで効率的な小動物捕獲シ
ステムを構築することができる。前記実施例の小動物捕
獲システムにおいては、搬送管51の双方の端部51
A,51Bにそれぞれ小動物処理装置70A,70Bが
設けられているが、小動物処理装置を一方の端部のみに
設置し、ネズミなどの小動物を搬送するたびに搬送子5
3が他方の端部に戻り、待機状態となるようにしてもよ
いことはいうまでもない。
【0045】(実施例2)図3に示すネズミ・ゴキブリ
等小動物捕獲器80は、両端部が開かれたトンネル81
の入口部82A,82Bの外側に、小動物がこのトンネ
ル81に進入できるように、表面に凹凸が形成された傾
斜面83または鎖84からなる誘導路がそれぞれ装着さ
れている。
【0046】トンネル81の内部床面には、下方に観音
開きとなる落とし床85が設けられ、この落とし床の下
方には捕獲容器86が装着されている。この捕獲容器8
6内には、内側に、小動物処理手段として粘着剤を塗布
した段ボール製の内箱87が嵌挿されている。また、ト
ンネル81の中央部側壁には高位置光センサ88が設け
られ、この高位置光センサ88の両側下方に2組の低位
置光センサ89,89が設けられている。そして、高位
置光センサ88または低位置光センサ89,89の少な
くともいずれかが小動物を検知したとき、落とし床85
が下方に開いて小動物を捕獲容器の内箱87内に落下さ
せ、落下させた後は直ちに落とし床を閉じるようになっ
ている。
【0047】このネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器80
を部屋の壁面に沿って、または厨房の台下などに設置
し、必要なら落とし床85の表面にネズミやゴキブリの
餌を塗り付けて放置すると、ネズミやゴキブリは好んで
傾斜面83または鎖84を登り、トンネル81に進入
し、高位置光センサ88または低位置光センサ89の検
知ビームを遮断することで検知され、落とし床85が下
方に開いて内箱87内に落下し、粘着剤により捕捉され
る。粘着剤に捕捉された小動物は、段ボール製の内箱8
7のまま捕獲容器86から取出して例えば焼却処分する
ことができる。この実施例の場合は、トンネル81の長
さが短いので入口部に開閉扉は必要ない。
【0048】(実施例3)図4に示すこの実施例のネズ
ミ・ゴキブリ等小動物捕獲器90は、電線Wに取付ける
型のものであって、両側に入口部93,93を有するト
ンネル91は、上側の天蓋部91aと下側の床部91b
とに分割できるようになっている。天蓋部91aの中央
部には電線Wを挟んで下方に垂下する仕切り板91cが
設けられている。一方、床部91bの両端部にはクリッ
プ92,92が装着されている。トンネル91の天蓋部
91aと床部91bとを分割し、先ず天蓋部91aの仕
切り板91cに形成された縦溝91dに電線Wを挟み込
み、次にこの状態で天蓋部91aと床部91bとを組み
合わせ、クリップ92,92で電線Wを把持する。これ
によって、電線Wがトンネル91に挿通された状態で、
このネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器90の全体が電線
Wに懸垂されるようになる。
【0049】床部91bの中央部は下方に屈曲し、仕切
り板91cを挟んで双方の入口部93,93と通じる通
路94が形成されている。そしてこの通路94の床面
に、下方に観音開きに開く落とし床95が設けられ、こ
の落とし床95の下方に、小動物処理手段として粘着剤
を塗布した段ボール製の内箱96が嵌挿された捕獲容器
97が装着されている。また通路94の仕切り板91c
下方の壁面には前記実施例1と同様な高位置光センサ9
8および低位置光センサ99が配設されている。また入
口部93,93の外周には、ネズミがトンネル91を乗
り越えて進まないようにネズミ返しの遮蔽板91e,9
1eがそれぞれ装着されている。
【0050】ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器90は、
電線を伝って走行するネズミやゴキブリなどの小動物を
捕獲することを目的とするものであって、小動物が電線
Wを伝っていずれかの入口部93に達すると、ネズミ返
しの遮蔽板91eによってトンネル91を乗り越えて進
めないので、トンネル91内に進入する。進入した小動
物は、仕切り板91cによって進路を遮られ下方の通路
94に下り、高位置光センサ98または低位置光センサ
99のいずれか一方または双方の検知ビームを遮断す
る。これによって落とし床95が開き、小動物は捕獲容
器97の内箱96内に落下し粘着剤によって捕捉され
る。粘着剤に捕捉された小動物は、段ボール製の内箱9
6のまま捕獲容器97から取出して焼却処分することが
できる。
【0051】(実施例4)図5に示す実施例のネズミ・
ゴキブリ等小動物捕獲器100は、捕獲容器101が、
家屋施設の床面Gの下に埋設された型のものである。こ
の捕獲容器101は流水管からなり、その一方は注水弁
102に連結され、他方は排水溝103に突出し先端に
ケージ104が連結されている。この捕獲容器101と
ケージ104は排水溝103の水面下に配設されてい
る。
【0052】床面Gの上には複数のトンネル105…が
配設され、各トンネル105の内部床面にはそれぞれ、
小動物が落下し得る落とし床106が設けられ、この落
とし床の下方は空洞となって前記捕獲容器101に連結
されている。またこの落とし床の側方には、実施例1と
同様な高位置光センサ107および低位置光センサ10
8が配設されている。ネズミやゴキブリなどの小動物が
高位置光センサ107または低位置光センサ108のい
ずれか一方または双方の検知ビームを遮断すると落とし
床106が開き、小動物が捕獲容器101内に落下する
と直ちに閉じるようになっている。
【0053】小動物がトンネル105内に進入し、高位
置光センサ107または低位置光センサ108のいずれ
か一方または双方がこれを検知すると落とし床106が
開き、小動物は捕獲容器101内に落下する。捕獲容器
101内には水が満たされているので小動物は溺死す
る。適当な時期に注水弁102を開くと、溺死して捕獲
容器101内に浮遊している小動物(またはその遺骸)
は、水圧に流されてケージ104内に捕集される。この
ケージ104内では小動物は完全に死んでいるので、ケ
ージを排水溝103から取出し容易に処分することがで
きる。このネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器100は、
トンネル105以外は床上に露出していないので、有効
でありながら室内の外観を損なわない小動物捕獲システ
ムを構築することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲
器は、落とし床の床面上を検知ビームが横切るように高
位置光センサと低位置光センサとが配設されているの
で、ネズミまたはゴキブリがトンネル内に進入して検知
ビームを遮断すると落とし床が開き、ネズミとゴキブリ
とを共に一つの装置で捕獲し一括処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】 前記実施例の一部分を示す断面斜視図
【図3】 本発明の他の一実施例を示す側面図
【図4】 本発明の更に他の一実施例を示す断面図
【図5】 本発明の更に他の一実施例を示す断面図
【符号の説明】
10:捕獲ユニット 11:落とし床 12:捕獲容器 13,14:検知ビーム 15:高位置光センサ 16:低位置光センサ 17:電撃用電線 20:コンピュータ 21:表示装置 30,30A,30B:トンネル 31:入口部 32:扉 33:入口部光センサ 34:遮蔽板 35:垂直管 36:鎖 40:誘導箱 41:入口部 42:扉 43:入口部光センサ 50:エアシュータ 51:搬送管 51A,51B:端部 53:搬送子 54:ストッパ 55A,55B:光センサ 70A,70B:小動物処理装置 71:開閉扉 72:小動物受器 73A,73B:排気管 74:切替弁 75:真空タンク 76A,76B:開放弁 80:ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器 81:トンネル 82A,82B:(トンネル)入口部 83:傾斜面 84:鎖 85:落とし床 86:捕獲容器 87:内箱 88:高位置光センサ 89:低位置光センサ 90:ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器 91:トンネル 91a:天蓋部 91b:床部 91
c:仕切り板 91d:縦溝 91e:遮蔽板 92:クリップ 93:入口部 94:通路 95:落とし床 96:内箱 97:捕獲容器 100:ネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器 101:捕獲容器 102:注水弁 103:排水溝 104:ケージ 105:トンネル 106:落とし床

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともネズミが通行し得る内径を有
    するトンネルの内部床面に、ネズミ・ゴキブリ等の小動
    物が落下し得る落とし床が設けられ、この落とし床の下
    方には捕獲容器が装着され、またこの落とし床の側方に
    は、落とし床の床面上を検知ビームが横切るように少な
    くとも2組の光センサが配設され、この光センサのうち
    少なくとも1組は、その検知ビームが床上10mm〜50
    mmの範囲内の高さを横切るように配設された高位置光セ
    ンサであり、他の少なくとも1組は、その検知ビームが
    床上0.5mm〜2mmの範囲内の高さを横切るように配設
    された低位置光センサであり、 前記高位置光センサまたは低位置光センサの少なくとも
    いずれか一方がネズミ・ゴキブリ等の小動物を検知した
    とき、前記の落とし床が開いて前記小動物を前記捕獲容
    器に落下させ、落下させた後は直ちに落とし床が閉じら
    れるようにしたことを特徴とするネズミ・ゴキブリ等小
    動物捕獲器。
  2. 【請求項2】 前記トンネルの入口部に扉が設けられ、
    かつトンネル内部の前記扉の近傍に、トンネルの床面上
    10mm〜50mmの範囲内の高さを検知ビームが横切るよ
    うに入口部光センサが配設され、 前記の扉は、常時は開放され、入口部光センサがネズミ
    等の小動物を検知したときに閉じ、かつ前記の落とし床
    が開閉したときに前記の扉が開かれるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のネズミ・ゴキブリ等小動物
    捕獲器。
  3. 【請求項3】 前記トンネルの少なくとも一部分の内壁
    に、壁面を伝って走行するゴキブリ等の小動物を落下さ
    せる手段が設けられたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  4. 【請求項4】 前記のゴキブリ等小動物を落下させる手
    段が電撃手段または突起群であることを特徴とする請求
    項3に記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  5. 【請求項5】 前記トンネルが、落とし床を挟んで双方
    向に直線的にまたは屈曲して延び、双方向の先端が共に
    開口していることを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれかに記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  6. 【請求項6】 前記トンネルの少なくとも一部が、前記
    落とし床の水準から垂直管を形成して垂下し、その下方
    に入口部が形成され、この垂直管の内部には、索条また
    は鎖が装着されたことを特徴とする請求項1〜請求項5
    のいずれかに記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  7. 【請求項7】 前記トンネルの入口部の外側に、ネズミ
    ・ゴキブリ等の小動物がこの入口部に到達しやすいよう
    に、傾斜または垂下する誘導路が装着されたことを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のネズミ・
    ゴキブリ等小動物捕獲器。
  8. 【請求項8】 前記トンネルの外周に、ネズミ返しの遮
    蔽板が装着されたことを特徴とする請求項1〜請求項7
    のいずれかに記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  9. 【請求項9】 前記の捕獲容器が、容器内にネズミ・ゴ
    キブリ等の小動物処理手段を有するものであることを特
    徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のネズミ
    ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  10. 【請求項10】 前記の小動物処理手段が冷却、加熱、
    粘着、窒息、接触毒、毒餌、電撃のうちの少なくとも一
    つの手段を含むものであることを特徴とする請求項9に
    記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  11. 【請求項11】 前記の捕獲容器が、外部の小動物処理
    装置に向けて捕獲した小動物を搬出する小動物搬出手段
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれ
    かに記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  12. 【請求項12】 前記の小動物搬出手段が、空圧差によ
    ってネズミ・ゴキブリ等の小動物を搬出するエアシュー
    タであることを特徴とする請求項11に記載のネズミ・
    ゴキブリ等小動物捕獲器。
  13. 【請求項13】 前記のエアシュータが、その搬送管内
    に前記小動物を押し運ぶ搬送子を有し、この搬送子を加
    圧または減圧によって移送することにより前記小動物を
    搬送管の一方または双方の端部に設けられた前記小動物
    処理装置に搬送することを特徴とする請求項12に記載
    のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  14. 【請求項14】 前記エアシュータの搬送管が家屋施設
    の天井部に沿って配設され、前記トンネルが前記落とし
    床の水準から垂直下方に延び家屋施設の床面に入口部が
    開口されたことを特徴とする請求項12または請求項1
    3に記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  15. 【請求項15】 前記トンネルが電線に沿って配設され
    たことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに
    記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  16. 【請求項16】 前記の捕獲容器が、家屋施設の床下に
    埋設されたことを特徴とする請求項1〜請求項15のい
    ずれかに記載のネズミ・ゴキブリ等小動物捕獲器。
  17. 【請求項17】 少なくとも前記高位置光センサが小動
    物を検知したとき、この検知情報または捕獲数積算情報
    を表示する表示手段が設けられたことを特徴とする請求
    項1〜請求項16のいずれかに記載のネズミ・ゴキブリ
    等小動物捕獲器。
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