JP2000253002A - 光無線送受信機 - Google Patents

光無線送受信機

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JP2000253002A
JP2000253002A JP4885099A JP4885099A JP2000253002A JP 2000253002 A JP2000253002 A JP 2000253002A JP 4885099 A JP4885099 A JP 4885099A JP 4885099 A JP4885099 A JP 4885099A JP 2000253002 A JP2000253002 A JP 2000253002A
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optical
signal
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multiplexed
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JP4885099A
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Keiji Nishimaki
恵児 西巻
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HITTSU KENKYUSHO KK
Hits Laboratories Inc
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HITTSU KENKYUSHO KK
Hits Laboratories Inc
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光無線送受信において、受信機側でのクロッ
ク再生を容易、若しくはクロック再生を不要とする。ま
た、複数の通信規格に対応可能な送受信機を提供する。 【解決手段】 IEEE1394のデータ信号とストロ
ーブ信号とを、それぞれ発光素子104により光信号に
変換し、偏向部105により直交偏向し、レンズ106
により多重化し、空間に送出し、分離受信部111によ
り分離し、光/電気変換部112によりデータ信号とス
トローブ信号に復号し、クロック再生を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光無線送受信機に
関し、特に光多重伝送可能な光無線送受信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronics Engineers)1394に使用
する光伝送装置としては、例えば、IEEE1394の
バス管理用の信号やデータ信号をmビットnビット符号
変換し、光ファイバで伝送可能にした光送受信機がある
(特開平10−41898)。また、アイソクロナスデ
ータとアシンクロナスデータに分離した後、RF(radi
o frequency)信号に変調して送信し、これを受信側で
復調してデータ伝送を行う装置がある(特開平10−1
74073)。
【0003】図8は、IEEE1394シリアルバスで
使用されるツイストペア線100の信号を光伝送する従
来例を示している。符号変換部101は、入力されたm
ビット信号をnビット信号に変換し、出力する(m、n
は整数:以下、mBnB符号変換と略す。)。また、光
伝送部102は、入力された電気信号を光信号に変換
し、出力する(以下、E/O変換と略す。)。
【0004】同図に示すように、ツイストぺア線100
から符号変換部101に入力されたデータ信号(DATA)と
ストローブ信号(Strobe)は、mBnB符号変換される。
なお、データ信号とストローブ信号の排他的論理和をと
ると、クロックが得られる。符号変換部101から出力
されたnビット信号は、光伝送部102へ入力され、光
伝送により通信相手に送信される。
【0005】この場合、受信側では、光信号を電気信号
に変換するO/E変換をし、nビット信号よりクロック
を再生し、さらに同期化させて、nビットデータをラッ
チしなければならない。クロック再生し、同期化させる
ためにには、PLL(phase-locked loop)やDigital-P
LLが必要になる。mBnB符号変換によって、クロッ
クを抽出しやすいデータ、例えばNRZI(Non-Return
to Zero Inversion)データ、マンチェスタデータ、FM
0符号データなどを出力し、送信したとしても、受信側
でクロックを再生する手段は必要不可欠である。
【0006】なお、ツイストペア線100に接続した端
末機器を、図示しない別のツイストペア線を介して、図
示しない別の端末機器に接続して、IEEE1394ネ
ットワークを構築していても良い。
【0007】また、例えば10BASE−T、100B
ASE−T、ATM(AsynchronousTransfer Mode)とい
ったLAN分野において、個別に対応した光無線装置を
用意し、互いに向き合わせ光軸を調整し光伝送路を確保
することによって光通信を実現する場合、複数種類のネ
ットワークの光無線通信を行うには、各通信規格に対応
した光無線送受信機が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来技
術では、いずれの場合もクロック成分を並行して伝送し
ない単一データの通信方法を使用するため、受信側では
受信データからクロックを再生し、同期化させる技術が
必要となる。特に、IEEE1394で規定する高速デ
ータ転送レートを扱う場合には、データに同期したクロ
ックを再生するには高度な技術が要求される。
【0009】そこで、本発明は、受信側でのクロック再
生を容易にする、若しくはクロック再生を不要とするた
めに鑑みてなされたものである。
【0010】また近年では、IEEE1394やUSB
(Universal Serial Bus)で規定されるディジタル・イ
ンターフェースが、パーソナルコンピュータ、パーソナ
ルコンピュータ周辺機器、AV機器に普及し、家庭内で
使用するネットワークとして、これらのディジタルイン
ターフェースに期待が寄せられている。
【0011】しかしながら、異なるインターフェース毎
に光無線送受信機が必要なため、送受信機を設置するた
めに大きなスペースが必要となり、またユーザの機器購
入負担も増大する。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、入力された電気信号を光信号に変換する
電気/光変換手段と、この電気/光変換手段から発光さ
れた複数の光信号を多重化し、空間に送出する光多重化
手段と、を有する光無線送信機と、この空間に送出され
た多重化光信号を受信し分離する手段と、分離された複
数の光信号を電気信号に変換する光/電気変換手段と、
を有する光無線受信機と、を具備することを特徴とす
る。
【0013】また、送信機にデータ信号とストローブ信
号を入力し、これらの信号に対応する光信号を多重化し
て送出し、受信機がこの多重化光信号を受信し、分離
し、光/電気変換してデータ信号とストローブ信号を復
号する構成とすることが好ましい。データ信号とストロ
ーブ信号を受信することにより、受信側でのデータ期間
中のクロック再生が容易になる。
【0014】また、送信機にバス管理信号を入力し、こ
れを符号変換し、符号変換データと、符号変換データに
同期するクロック成分とを、それぞれ光信号に変換し、
これら光信号を多重化し、空間に送出し、受信機がこの
多重化光信号を受信し、分離し、光/電気変換してクロ
ック成分と符号変換データとを復号する構成とすること
が好ましい。
【0015】受信側では伝送されたクロック成分により
符号変換データをラッチし、逆符号変換することによ
り、クロック再生手段を必要とすることなく、バス管理
信号を復号できる。
【0016】また、送信機にデータ信号とストローブ信
号を入力し、これらの信号からクロック成分を抽出し、
このクロック成分とデータ信号とを、それぞれ光信号に
変換し、これら光信号を多重化し、空間に送出し、受信
機がこの多重化光信号を受信し、分離し、光/電気変換
してクロック成分とデータ信号とを復号する構成とする
ことが好ましい。
【0017】受信側では伝送されたクロック成分により
データ信号をラッチ可能であり、クロック再生手段が不
要となる。
【0018】また、電気/光変換手段としてレーザを使
用することが好ましい。レーザを使用することにより、
送信機の光偏向手段の一層の簡略化、またデータ転送の
高速化が可能となる。
【0019】また、規格の異なる通信データを、多重化
し、送受信することが好ましい。規格の異なる複数の通
信データが単一の送受信機によって送受信可能となり、
送受信機の設置スペース等を低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(光無線送信機の構成)以下、図
面を参照して本発明の実施の形態を説明する。まず、図
1を用いて、第1の実施形態を説明する。IEEE13
94シリアルバスでは、大別すると、バス管理用の信号
が伝送されている期間と、データ信号が伝送されている
期間の2種類の期間が存在する。
【0021】図1は、第1の実施形態においてデータ信
号転送期間中の光多重伝送に使用される光無線送信機の
構成を説明するための図である。光無線送信機80は、
データ期間検出部123、光多重部103等から構成さ
れる。端末機器90から、ツイストペア線100を介し
て、データ期間検出部123にデータ信号とストローブ
信号が入力されると、データ期間検出部123は、デー
タ転送期間中であることを認識する。そして、データ期
間検出部123から出力されたデータ信号とストローブ
信号は、光多重部103にて多重化され、伝送される。
【0022】(光多重部および光無線受信機の構成)図
2は、第1の実施形態における光多重部103および光
無線受信機115の一例を示す図である。光多重部10
3は、例えば図2に示すように、ドライブ回路107、
発光素子104、偏向部105、アイソレーション10
8、レンズ106等から構成される。発光素子104と
しては、LED(発光ダイオード)、レーザ等が使用で
きる。
【0023】図1のデータ期間検出部123から出力さ
れたデータ信号とストローブ信号はドライブ回路107
に入力され、ドライブ回路107は発光素子104を駆
動し、発光素子104はドライブ回路107に入力され
たデータ信号又はストローブ信号に対応する光を発光す
る。発光素子104から出力された2つの光は、偏向部
105を通過し、互いに略直交偏向され、レンズ106
によって多重化され、伝送される。アイソレーション1
08は、発光素子104から出力された2つの光の干渉
を防止する。
【0024】偏向部105は、例えば、偏向フィルター
や複屈折性波長板、反射ミラーを利用した偏向手段、も
しくは複数のガラス板の屈折を利用した偏向手段などに
よって、2つの光を略直交偏向する。他にも、薄膜光導
波路を伝搬する表面弾性波と音響光学相互作用(ブラッ
グ回折)する周知の光偏向器を用いて略直交偏向しても
よい。さらには、可動部を備えた回転ミラーによって光
を照射し反射させる方法や、特に発光素子としてレーザ
を使用する場合には1/2波長板を利用して略直交偏向
することが好ましい。
【0025】受信機115では、送信側で略直交偏向さ
れ多重化されて送出された光信号を、レンズ110を介
し、分離受信部111によって分離受信する。分離受信
部111は、例えば多層膜偏向ビームスプリッタやプリ
ズムなどの偏向分離手段で構成される。さらに分離受信
した後、光/電気変換部112により、電気信号に復元
し、図示しないアンプ回路により増幅し、データ信号と
ストローブ信号を得る。両信号のEXOR(排他的論理
和)をとってクロックを抽出すれば、ラッチ回路113
により同期化することができる。PLL等を必要としな
いため、同期化が容易になる。
【0026】ここで、光多重部103は、光偏向による
多重化手段のみならず、異なる波長を用いる多重化手段
を利用するものであってもよい。この場合、偏向部10
5の代替として、例えば反射型回折格子やアレイ導波路
構造を有する光波長多重化手段を使用する。一方、受信
側の分離受信部111は、例えば送信部と同様に反射型
回折格子の構造をもつ分離手段で構成してもよいし、分
光器、三角プリズム、干渉フィルタ、多層膜反射フィル
タなどの波長分離手段で構成してもよい。
【0027】次に本発明の第2の実施形態について説明
する。IEEE1394シリアルバス上にはデータ転送
期間と、アービトレーション、データエンド、アイドル
などのバス管理期間とがある。第1の実施形態は、デー
タ転送期間において、データ信号とストローブ信号を多
重化して伝送するものである。一方、第2の実施形態で
は、バス管理期間中において、バス管理信号を特定の符
号変換を用いて変換した符号変換データと、これと同期
するクロック成分とを多重化して伝送するものである。
【0028】なお、データ転送期間中は、送信側でデー
タ信号とストローブ信号のEXORをとることによっ
て、クロック成分を抽出し、データ信号とクロック成分
を多重化して送信してもよく、また第1の実施形態と同
様に、データ信号とストローブ信号を多重化して送信し
てもよい。
【0029】図3は、第2の実施形態の光無線送信機の
構成を説明するための図である。131はクロック発生
部、132はmBnB符号変換部、133は光多重部を
示す。クロック発生部131は、mBnB符号変換部1
32が出力する符号変換データに同期するクロックを生
成する。mBnB符号変換部132は、例えばFDDI
( Fiber Distributed Data Interface )や100BAS
E−TといったLANで規定の4B5B符号変換におい
て、禁則部分にIEEE1394バスの状態を割り当て
る符号変換を行うものとしてもよい。光多重部133の
構成は、前述の光多重部103と同様である。
【0030】まず、バス管理信号転送期間中について説
明する。クロック発生部131が生成するローカルクロ
ックにて、バス状態を監視し、バスの状態に応じた符号
変換を行う。そして、光多重部133において、ローカ
ルクロックと、これに同期した符号変換シリアルデータ
とが、多重化され、光多重伝送が行われる。このローカ
ルクロックは、バス(ネットワーク)に非同期である必
要はなく、例えばIEEE1394規格のサイクルスタ
ートパケットに含まれるタイムレジスタを参照して、バ
ス(ネットワーク)に同期化してもよい。
【0031】一方、データ信号転送期間においては、ク
ロック発生部131において、データ信号とストローブ
信号からクロック成分を抽出し、次に、符号変換部13
2において、データ信号とクロック成分から、符号変換
データを生成し、さらに、光多重部133において、ク
ロック成分と符号変換データを多重化して、光多重伝送
をしてもよく、また、第1の実施形態と同様に、クロッ
ク成分を抽出することなく、データ信号とストローブ信
号を多重化して、光多重伝送をしてもよい。
【0032】受信側では、多重化された光データを受信
し、前述の分離受信部111と同様の手段によって2つ
の光データに分離する。そして、各光データを光電気変
換部によって電気信号に変換し、符号変換データとクロ
ック成分を得る。クロック成分が光多重によって送信さ
れるため、受信側ではクロック再生機能を必要とせず、
そのままラッチ回路などでデータをラッチすることが可
能となる。また、受信側ではnBmB符号変換すること
でIEEE1394バスの状態やデータ信号を復号する
ことも可能である。
【0033】図2の発光素子104としては、レーザを
使用することが好ましい。レーザを使用することによっ
て、転送速度をより高速にすることができる。また、図
4に示すようにレーザダイオード144の一方を横置き
とし、他方を縦置きとすることによって、レーザの直線
偏波出力を略直交偏向させるができる。つまり、ほぼ直
交する2つの光を簡易に得ることが可能になる。2つの
レーザの配置方向を変えることのみによって直交偏向光
を得ることも可能ではあるが、レーザ出力が直線偏波成
分以外の成分を含みうるので、1/2波長板を挿入する
ことがより好ましい。
【0034】以上の図面において、説明を簡略化するた
めに送信機と受信機を別々に記述したが、同一ユニット
内に両方を実装することが好ましい。
【0035】図5は、第3の実施形態における光無線送
信機の構成を説明するための図である。図5において、
コネクタ部200は、IEEE1394シリアルバス及
びUSB(Universal Serial Bus)の2つのディジタル
・インターフェースが接続可能なコネクタである。コネ
クタ部200は有線信号が各々個別に接続できる構成で
も良いし、IEEE1394とUSBとを併用するデバ
イスベイ規格に準拠するコネクタであってもよい。つま
り、筐体サイズやコネクタ部200のサイズ・ピン配置
並びに制御端子の使用方法はデバイスベイ規格に従う構
成でもよい。このデバイスベイ規格とは、コンピュータ
の周辺機器やAV機器をパーソナルコンピュータなどの
拡張ユニットに挿入可能な筐体に関する規格であり、ま
だ確定したものではなく今後修正がなされる可能性があ
る(デバイスベイ規格:Device BAY Interface Specific
ation Revision 0.90:November 6,1998)。
【0036】符号変換部201では、IEEE1394
とUSBのそれぞれに応じて光多重伝送に適切な符号変
換を行う。例えば、IEEE1394ならば、バス管理
用の信号やデータ信号をmビットnビット符号変換
(m、nは整数)したり、USBならばマンチェスタ符
号やFM0符号に変換する。
【0037】また、USBの場合、パケットデータの前
後にプリアンブルやポストアンブルを付加してもよい
し、USBで規定のNRZI信号を流用して送信しても
よい。もしくはIEEE1394と同様にmビットnビ
ット符号変換を用いてもよい。
【0038】さらに、セキュリティ問題があるネットワ
ークに関して使用する場合、符号変換部201に、スク
ランブルやデスクランブル機能を付加してもよい。
【0039】IEEE1394信号は、符号変換部20
1によって、例えばバス管理用信号やデータ信号がmビ
ットnビット符号変換され、シリアルデータとして出力
される。一方、USBのNRZI信号は、例えばマンチ
ェスタ符号に変換される。符号変換部201は、これら
2つの符号変換データを光多重部203へ出力する。
【0040】(光無線送受信機を用いたシステム300
の全体構成)図6は、光無線送受信機を用いた光伝送シ
ステム300の全体構成を示す説明図である。同図にお
いて、光伝送システム300は、光無線デバイスベイユ
ニット(光無線送受信機)302及び303によって、
例えばパーソナルコンピュータ301とAV機器(TV
受像機305やビデオカメラ装置306等)との間の光
無線通信によるデータ伝送を可能とするものである。
【0041】パーソナルコンピュータ301は、CD−
ROMやMO、DVD、FDD等種々の拡張ユニット3
11を抜き差し自在に収納するデバイスベイ302aを
備えており、本実施形態における光無線デバイスベイユ
ニット302は、かかるデバイスベイ302aに収納さ
れるものである。
【0042】なお、本実施形態に係る拡張ユニット31
1は、IEEE1394とUSBの両者を含んだデバイ
スベイ規格に沿った筐体である。従って、筐体サイズ
や、後述するコネクタ部200、230のサイズ・ピン
配置並びにデバイスベイ制御方法に関してはデバイスベ
イ規格に従うものとする。
【0043】一方、光無線デバイスベイユニット303
は、AV機器に接続されるものであり、外部接続用の外
付け用アタッチメント331を備えている。この外付け
用アタッチメント331には、ケーブル341を介して
1394HUB304が接続されており、この1394
HUB304から、ケーブル351、361を介してT
V受像機305やビデオカメラ装置306が接続されて
いる。なお、本実施形態では、この光無線デバイスベイ
ユニット303のコネクタ部のIEEE1394シリア
ルバス・ベイ(図示せず)にアタッチメント331が接
続されている。
【0044】そして、これらの光無線デバイスベイユニ
ット302及び303は、光伝送によって、パーソナル
コンピュータ301と、AV機器(TV受像機305又
はビデオカメラ装置306)との間で、相互にデータの
送受を行う。
【0045】図7は、第3の実施形態における光多重部
203および光無線受信機220の構成を説明するため
の図である。光多重部203は、例えば2つの発光用ド
ライブ回路207、光学系発光素子204、アイソレー
ション208、偏向部205さらにレンズ206などで
構成され、符号変換部201が出力する符号変換データ
を多重化し、空間へ送出する。
【0046】光多重部203は、IEEE1394符号
変換データおよびUSB符号変換データの各々に対応し
た2つの発光用ドライブ回路207により2つの発光素
子204を駆動して、発光する。偏向部205は、発光
された2つの光信号を略直交偏向するような偏向器で構
成される。例えば、偏向フィルターや複屈折性波長板、
反射ミラーを利用した偏向手段、もしくは複数のガラス
板の屈折を利用した偏向手段などによって略直交偏向す
る。他にも、薄膜光導波路を伝搬する表面弾性波と音響
光学相互作用(ブラッグ回折)する周知の光偏向器を用
いて略直交偏向してもよい。さらには、可動部を備えた
回転ミラーによって光を照射し反射させる方法や、特に
発光素子204としてレーザダイオードを使用する場合
には1/2波長板を利用して略直交偏向してもよい。こ
の偏向部205にて互いに略直交偏向された光は、レン
ズ206により多重化され、空間へ送出される。
【0047】光無線受信機220は、レンズ210、分
離受信部211、受光用PD(Photo Diode)212、
フィルタ213、アンプ214などで構成される。光多
重部203の発光素子204としてレーザダイオードを
使用する場合には、光無線受信機220において、拡散
受光が可能なように、例えばアクリル樹脂にマイクロビ
ーズを添加した透過散乱膜を使用してもよい。なお、マ
イクロビーズとは、直径がマイクロオーダーであるプラ
スチック製ビーズをいう。
【0048】レンズ210を介して受信した多重光信号
は、分離受信部211によって、分離される。分離受信
部211は、例えば多層膜偏向ビームスプリッタやプリ
ズムなどで構成される。分離された2つの光信号は、受
光用PD212によって電気信号に変換され、帯域を制
限するフィルタ213、受信用アンプ214に入力さ
れ、IEEE1394符号変換データおよびUSB符号
変換データとして出力される。なお、フィルタ213と
受信用アンプ214は、符号変換部201が出力する符
号変換データのデータ転送帯域に応じて、それぞれの伝
送特性が選択される。
【0049】このようにして得られた2つの符号変換デ
ータは、2つの符号変換部215によって、IEEE1
394の信号はnビットmビット符号変換され、USB
の信号はマンチェスタ符号からNRZI信号へ変換され
る。このようにしてIEEE1394バス、USBバス
の各々のバス管理信号やデータ信号が復号される。
【0050】従って、これらの復号信号を基にコネクタ
部230に接続されるIEEE1394バス(図示せ
ず)とUSBバス(図示せず)を制御することが可能と
なり、同一筐体内で2つの光伝送を提供することができ
る。
【0051】ここで、光多重部203は、光偏向器によ
って光を略直交偏向する手段を使用するもののみなら
ず、異なる波長を用いた多重伝送手段を使用するもので
あってもよい。この場合、偏向部205の代替として、
例えば反射型回折格子やアレイ導波路さらに光波長フィ
ルタなどによって構成した多重化手段を使用する。一
方、受信側の分離受信部211は、例えば送信部と同様
に反射型回折格子の構造をもつ分離手段を使用する構成
としてもよいし、分光器、三角プリズム、干渉フィル
タ、多層膜反射フィルタなどの波長分離手段を使用する
構成としてもよい。
【0052】なお、説明を簡略化するために、図面上で
は送信部と受信部が別々に記載されているが、無論、光
通信を実現するために送信部と受信部は同一装置内に収
容されるものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光無線送
受信機によれば、クロック成分の抽出を容易にするスト
ローブ信号や、クロック成分そのものが、データ信号と
ともに光多重によって伝送されるため、受信側でデータ
信号をラッチする機能を簡略化したり、また、クロック
再生機能自体を不要とすることができる。
【0054】また、単一の送受信機によって、IEEE
1394やUSB等の複数の規定の信号を光多重によっ
て同時に伝送できるため、複数の送受信機を用意する必
要が無いので、送受信機設置スペースやユーザの購入負
担を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態においてデータ信号転送期間中
の光多重伝送に使用される光無線送信機の構成を示す説
明図。
【図2】第1の実施形態における光多重部103および
光無線受信機115の構成を示す説明図。
【図3】第2の実施形態の光無線送信機の構成を示す説
明図。
【図4】レーザダイオードの設置方向を示す説明図。
【図5】第3の実施形態における光無線送信機の構成を
示す説明図。
【図6】光無線送受信機を用いた光伝送システム300
の全体構成を示す説明図。
【図7】第3の実施形態における光多重部203および
光無線受信機220の構成を示す説明図。
【図8】従来のIEEE1394シリアルバスに係る光
無線送信機の構成を示す図。
【符号の説明】
80 光無線送信機 90 端末機器 100 ツイストペア線 103 光多重部 104 発光素子 105 偏向部 106 レンズ 107 ドライブ回路 108 アイソレーション 110 レンズ部 111 分離受信部 112 光/電気変換部 113 ラッチ回路 123 データ期間検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/10 10/22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電気信号を光信号に変換する
    電気/光変換手段と、前記電気/光変換手段から発光さ
    れた複数の光信号を多重化し、空間に送出する光多重化
    手段と、を有する光無線送信機と、 前記多重化光信号を受信し分離する手段と、分離された
    複数の光信号を電気信号に変換する光/電気変換手段
    と、を有する光無線受信機と、 を具備することを特徴とする光無線送受信機。
  2. 【請求項2】 前記光無線送信機が、IEEE1394
    のデータ信号とストローブ信号に対応する2つの光信号
    を多重化して空間に送出し、 前記光無線受信機が、前記多重化光信号を受信し、分離
    し、前記データ信号と前記ストローブ信号を復号可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の光無線送受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記光無線送信機が、IEEE1394
    のバス管理信号と、前記バス管理信号に同期したクロッ
    ク成分とを、2つの光信号に変換し多重化して送出し、 前記光無線受信機が、前記多重化光信号を受信し、分離
    し、前記バス管理信号と、前記クロック成分とを復号可
    能であることを特徴とする請求項1に記載の光無線送受
    信機。
  4. 【請求項4】 前記光無線送信機が、IEEE1394
    のデータ信号と、前記データ信号に同期したクロック成
    分とを、2つの光信号に変換し多重化して送出し、 前記光無線受信機が、前記多重化光信号を受信し、分離
    し、前記データ信号と、前記クロック成分とを復号可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の光無線送受信
    機。
  5. 【請求項5】 前記光無線送信機が、IEEE1394
    およびUSBの各信号を、各々光伝送に適したシリアル
    符号に変換し出力する符号変換部を有し、前記符号変換
    部を用いて得られた2つの前記シリアル符号を2つの光
    信号に変換し多重化して送出し、 前記光無線受信機が、前記多重化光信号を受信し、分離
    し、前記2つのシリアル符号を復号可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の光無線送受信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005112380A1 (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 National Institute Of Information And Communications Technology 無線通信方法及び無線通信システム

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