JP2000244910A - ビットストリーム変換装置 - Google Patents

ビットストリーム変換装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り発生率の低い有線回線で用いられる動画
像符号化方式と、誤り発生率の高い無線回線で用いられ
る動画像符号化方式との間で、回線状況に応じて効果的
変換を行うことができないなどの課題があった。 【解決手段】 回線品質監視手段を実現する回線品質監
視部4と、シンタックス構成規則判定手段を実現する誤
り耐性シンタックス決定部5とを備えたため、誤り率の
高い回線に流す動画像符号化ビットストリームの誤り耐
性の度合いと、トータルの伝送効率とのバランスをと
り、回線状況に応じて効率的なビットストリームに変換
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種国際標準の
動画像符号化方式に準拠した符号化ビットストリームを
他の動画像符号化方式に変換する方式変換技術におい
て、誤り発生率の低い回線で用いられる動画像符号化方
式と、誤り発生率の高い回線で用いられる動画像符号化
方式との間で、回線状況に応じて誤り耐性シンタックス
の効果的変換を行うことができるビットストリーム変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル伝送路の広帯域化、マ
ルチメディア通信技術の発展に伴い、動画像(ビデオ)
信号が様々な伝送路上で伝送可能になってきている。特
に、通信の分野ではISDNを対象とするITU−T
H.320端末上でのH.261動画像符号化方式を用
いたテレビ会議・テレビ電話システムが広く用いられて
いる。また、アナログ公衆網を想定したH.324端末
では、H.261のほか、H.261の符号化効率を上
回るH.263動画像符号化方式がサポートされてい
る。
【0003】また、インターネットなどのIP網を想定
した端末としては、H.324と同様、H.261/
H.263をサポートするH.323が勧告されてい
る。したがって、これら有線系の端末では、ITU勧告
に準拠した限定された動画像符号化方式のセットがサポ
ートされているため、限定された用途での異なるプロト
コルの端末間の相互接続はある程度保証されていた。
【0004】一方、ITUでは無線回線を用いたマルチ
メディア通信方式の規格化としてIMT−2000が検
討されており、その動画像符号化方式としてIS0のM
PEG−4が有力視されている。現在の移動携帯端末
(PDC,PHSなど)の普及率は極めて高く、IMT
−2000に準拠するマルチメディア端末が現在の携帯
電話などを置き換える形になれば莫大な需要が見込まれ
る。その際、既存の有線系マルチメディア端末との相互
接続が重要となるが、これは既存の有線系回線同士の接
続ではなく、誤り発生率の異なる回線間での相互接続と
なる。
【0005】MPEG−4は無線回線で用いられること
を想定して、ビデオデータレベルでの誤り耐性強化のた
めの機能が含まれており、この機能を相互接続の際に効
果的に変換する技術はこれまで確立されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のビットストリー
ム変換装置は以上のように構成されているので、誤り発
生率の低い回線で用いられる動画像符号化方式と、誤り
発生率の高い回線で用いられる動画像符号化方式との間
で、回線状況に応じて効果的変換を行うことができない
などの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、誤り発生率の低い回線で用いられ
る動画像符号化方式と、誤り発生率の高い回線で用いら
れる動画像符号化方式との間で、回線状況に応じて誤り
耐性シンタックスの効果的変換を行うことができるビッ
トストリーム変換装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビットス
トリーム変換装置は、符号化ビットストリームシンタッ
クスの構成規則を変化させるシンタックス構成規則判定
手段を備え、このシンタックス構成規則判定手段によっ
て、複数のシンタックス構成規則のうち所定の構成規則
を選択して変換するようにしたものである。
【0009】この発明に係るビットストリーム変換装置
は、シンタックス構成規則判定手段において、変換先の
第2のビットストリームを伝送する回線の品質に基づい
てシンタックス構成規則を選択するようにしたものであ
る。
【0010】この発明に係るビットストリーム変換装置
は、入力されるビットストリームの誤り検出を行う回線
品質監視手段を備え、この回線品質監視手段によって回
線品質を求めるようにしたものである。
【0011】この発明に係るビットストリーム変換装置
は、シンタックス構成規則判定手段において、再同期デ
ータ単位・ヘッダ重複多重・データ分割・双方向復号可
能な符号語の4種のMPEG−4の誤り耐性シンタック
スから所定の組み合わせのシンタックスを段階的に選択
するようにしたものである。
【0012】この発明に係るビットストリーム変換装置
は、シンタックス解析手段において変換元のビットスト
リームを所定の規則に従って解析して符号化データに分
離するとともに、解析上の誤りを検出し、符号化データ
変換手段において解析上の誤りにより損失した符号化デ
ータを、変換先の動画像符号化方式に基づくシンタック
ス上で解析誤りを生じない値に変換するようにしたもの
である。
【0013】この発明に係るビットストリーム変換装置
は、シンタックス解析手段において変換元のビットスト
リームを所定の規則に従って解析して符号化データに分
離するとともに、解析上の誤りを検出し、符号化データ
変換手段において解析上の誤りを検出した位置もしくは
その近辺の符号化データを、変換先の動画像符号化方式
に基づくシンタックス上でも解析誤りとして認識可能な
データに変換するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるビ
ットストリーム変換装置が対象とするシステムを示す構
成図である。本実施の形態では、ISDN回線A1に接
続された端末Aと、無線回線B1に接続されたマルチメ
ディア端末Bとの間で動画像通信を行うシステムについ
て説明する。図において、1は端末Aを送信側、マルチ
メディア端末Bを受信側とするケースで動画像符号化方
式を相互変換する方式変換装置、2はITU−TH.2
21などのISDN用メディア多重方式に基づいてパケ
ット化されたマルチメディア多重化ストリームとしての
H.263符号化ビットストリーム(第2のビットスト
リーム)である。3はITU−TH.223などの無線
回線用メデイア多重方式に基づいてパケット化されたマ
ルチメディア多重化ストリームとしてのMPEG−4符
号化ビットストリーム(第1のビットストリーム)であ
り、図2に示すように、上りのMPEG−4符号化ビッ
トストリーム3aと下りのMPEG−4符号化ビットス
トリーム3bとからなる。
【0015】なお、それぞれ動画像に付随する音声情報
など他のメディア情報がある場合には、これらマルチメ
ディア情報を多重化して1本のストリームにした形で回
線へ伝送されるが、ここでは説明の簡単化のため、各回
線ごとに決められた所定のメディア多重方式に基づいて
動画像符号化データのみが多重化されることを前提とし
て説明を行う。
【0016】図2はこの発明の実施の形態1によるビッ
トストリーム変換装置の内部構成を示す構成図、図3は
この発明の実施の形態1によるビットストリーム変換装
置の回線品質監視部の内部構成を示す構成図である。図
において、4は無線回線B1の誤り状況を監視する回線
品質監視部(回線品質監視手段)であり、無線回線B1
を介して下りのMPEG−4符号化ビットストリーム3
bを受信し、変換対象となるメディア多重用のパケット
単位(AL−PDU)に分離するメディア多重分離手段
4aと、このメディア多重分離手段4aにより分離され
たパケット単位に付加されたCRCフィールド(このパ
ケットの中のデータを用いて作成された固定長のビッ
ト)にビット誤りがあるか否かの検出を行い、ビット誤
りの数をカウントし、このビット誤りのカウント値に基
づいて所定の時間間隔で平均的な誤り発生率を算出し、
内部信号8として誤り耐性シンタックス決定部5に出力
するビット誤り検出手段4bとから構成される。
【0017】5は誤り耐性シンタックス決定部であり、
回線品質監視部4からの誤り発生率を示した内部信号8
を入力し、この誤り発生率に応じて、下記に示すISO
で標準化予定のMPEG−4の誤り耐性シンタックスに
ついて段階的に1つまたは複数の組み合わせを選択し、
回線状況に応じて誤り耐性シンタックスを変更するタイ
ミングを決定する誤り耐性シンタックス変更周期7を外
部装置から取り込み、この誤り耐性シンタックス変更周
期7に基づいて、誤り耐性シンタックスの選択結果9を
シンタックス変換部6に出力するものである。
【0018】誤り耐性シンタックス変更周期7は、たと
えば、この変更周期を1フレームと設定すれば、誤り耐
性シンタックスを1フレームおきに変更可能となる。ま
た、15フレームと設定すれば、誤り耐性シンタックス
を15フレームおきに変更可能となる。なお、誤り耐性
シンタックス変更周期7は、上記では外部から適当なフ
レーム周期などを設定する旨を説明したが、誤り率が極
端に変動するような瞬間など、与えられた周期が適当で
ない場合はその設定値を無視してシンタックス選択を行
うように構成することもできる。
【0019】6は誤り耐性シンタックス決定部5からの
誤り耐性シンタックスの選択結果9を入力すると、下り
のH.263符号化ビットストリーム3bのシンタック
スを上りのMPEG−4符号化ビットストリーム3aに
変換するシンタックス変換部である。このシンタックス
変換部6における変換処理は、H.263の符号化方式
に基づいて符号化されたビットストリームを一旦符号化
データ領域に解析し、それらを改めてMPEG−4シン
タックスの規定に基づいてビット列に変換して、選択さ
れた誤り耐性シンタックスに基づいて、MPEG−4ビ
デオ符号化ビットストリームのシンタックスに再構成す
る処理に相当する(その変換の過程では様々な処理が必
要であるが、本稿では細かいシンタックス変換に関わる
処理は範囲外とする)。
【0020】次に、ISOで標準化予定のMPEG−4
の4つの誤り耐性シンタックスを説明する。MPEG−
4では、以下の4つの誤り耐性シンタックスをビデオ符
号化ビットストリームシンタックスレベルでサポートし
ている。
【0021】(1)ビデオパケット構造(第1の誤り耐
性シンタックス) 図4はMPEG−4のビデオパケットの構成を示す構成
図である。図4に示すように、ビデオパケット構造と
は、ビデオパケットヘッダと、ビデオパケットヘッダか
ら始まり、次のビデオパケットヘッダの直前までのビッ
トストリームに含まれるマクロブロックデータとから構
成されるデータ単位である。ビットストリームの任意の
位置で再同期マーカ(再同期をとるためのユニークワー
ド)から始まるビデオパケットヘッダを挿入することが
できる。このように、ビットストリーム中の任意の位置
に挿入可能であることから、再同期マーカを等ビット長
間隔で挿入するなどして、再同期マーカの位置を検出し
やすくしたり、動きの激しい領域での画質劣化を抑える
ことができるなどの効果が期待できる。
【0022】(2)HECフィールド(第4の誤り耐性
シンタックス) ビデオパケットヘッダの中にオプション的にVOPヘッ
ダの重婁情報を重ねて多重化する仕組みである。これを
挿入することにより、VOPヘッダなど上位レイヤの復
号状況の信頼性が低い場合でも、HECフィールドの情
報を使って復号を継続するなどの処置が可能である。な
お、VOPとはビデオ・オブジェクト・プレーンの略
で、MPEG−4ではビデオシーケンスを任意形状のオ
ブジェクト(人物、背景など)ごとに個別に符号化する
ことが可能となっており、従来の画像符号化の時間サン
プリング単位であるフレームやピクチャに相当する。フ
レームやピクチャは、矩形でかつ時間的にサイズが変化
しない特殊なVOPと位置づけられている。
【0023】(3)データパーティショニング(第2の
誤り耐性シンタックス) 図5はMPEG−4のデータパーティショニングシンタ
ックスを示す構成図である。ビデオパケット内に含まれ
るマクロブロックデータを、重要度の高いデータ(動き
ベクトルなど)と重要度の低いデータ(DCT係数デー
タ)とに分割して、それぞれまとめて符号化するシンタ
ックスである。図5に示すように、重要度の高いデータ
領域と重要度の低いデータ領域の間にはユニークワード
が挟まれ、これによってデータの境界を判別することが
できる。これにより、復号側では重要度の低いデータ領
域に誤りが検出された場合に、重要度の高いデータを用
いて効果的なエラーコンシールメント処理を行うことが
できるなどの効果がある。
【0024】(4)リバーシブルVLC(第3の誤り耐
性シンタックス) データパーティショニングシンタックスを前提とし、重
要度の低いデータ領域に多重化されるDCT係数データ
の可変長符号を、前からも後ろからも一意に復号可能な
(リバーシブルな)VLCを用いて符号化するシンタッ
クスである。このリバーシブルVLCを用いて符号化さ
れたデータ領域では、誤りを検出しても逆方向から復号
を行うことによって、誤りにおかされていないデータを
正常に復号することができる効果がある。
【0025】これらの誤り耐性シンタックスは、(1)
と(3)、または(3)と(4)などの相互依存関係を
除き、柔軟に組み合わせて選択することができる。ま
た、その選択の結果として、シンタックスパスが変化す
る。一般に、これらの機能の数を増やすほど誤り耐性は
強化されるが、一方で、(1)の機能ではビデオパケッ
トヘッダ分の伝送効率低下を伴い、(2)の機能ではH
ECフィールド分の伝送効率低下を伴い、(3)の機能
では復号時の所要メモリの増加を伴い、(4)の機能で
はリバーシブルVLCによる通常VLCと比較しての伝
送効率低下などの負荷を伴う。
【0026】したがって、本実施の形態1における方式
変換装置1では、無線回線B1の状況によって、誤り率
が低い場合は伝送効率を稼ぎ、誤り率が高い場合に伝送
効率を犠牲にしても誤りに強くなるビットストリームシ
ンタックスに変更するものとするものである。
【0027】次に動作について説明する。図6はこの発
明の実施の形態1によるビットストリーム変換装置の動
作手順を示すフローチャートである。まず、方式変換装
置1は外部装置から取り込んだ誤り耐性シンタックス変
更周期7を誤り耐性シンタックス決定部5に設定する
(ステップST1)。次に、回線品質監視部4は、無線
回線B1を介して下りのMPEG−4符号化ビットスト
リーム3bを受信し、変換対象となるメディア多重用の
パケット単位(AL−PDU)に分離し、この分離され
たパケット単位に付加されたCRCフィールドにビット
誤りがあるか否かの検出を行うとともに、ビット誤りの
数をカウントし、このビット誤りのカウント値に基づい
て所定の時間間隔で平均的な誤り発生率を算出し、内部
信号8として誤り耐性シンタックス決定部5に出力する
(ステップST2)。
【0028】次に、誤り耐性シンタックス決定部5は、
無線回線B1に対応するため、最低限の誤り耐性シンタ
ックスとして(1)ビデオパケット構造を挿入する(ス
テップST3)。一方、無線回線B1の状態が極めて良
好である場合は、(1)ビデオパケット構造を全く挿入
しないか、(1)ビデオパケット構造の数を削減するな
どの選択を行うこともある。動画像符号化ビットストリ
ーム2(H.263符号化ビットストリーム)にはGO
B(グループ・オブ・ブロック)という単位で一再同期
マーカを付加できるようになっている。GOBは常に画
面上で位置が固定されてしまうため、画像の性質や誤り
特性に応じた再同期マーカの挿入は行えない。ビデオパ
ケットの挿入処理としては、GOBの再同期マーカをそ
のままの位置でビデオパケットの再同期マーカとして用
いるように変換する処理を行ってもよい。
【0029】次に、誤り耐性シンタックス決定部5は、
誤り耐性シンタックス変更周期7に基づいて変更タイミ
ングとなった時点で、回線の誤り率が所定の閾値EL1
よりも低いか否かを判断し(ステップST4)、YES
の場合には、すなわち、所定の閾値EL1よりも低い場
合には、誤り耐性シンタックスを一切使用せず、H.2
63符号化ビットストリーム2をMPEG−4符号化ビ
ットストリーム3に変換する(ステップST8)。一
方、ステップST4の判断の結果、NOの場合は、すな
わち、回線の誤り率が所定の閾値EL1よりも高い場合
は、(3)データパーティショニングのシンタックスを
採用し(ステップST5)、H.263符号化ビットス
トリーム2をMPEG−4符号化ビットストリーム3に
変換する。
【0030】次に、誤り耐性シンタックス変更周期7に
基づいて変更タイミングとなった時点で、さらに回線の
誤り率が所定の閾値EL2(>EL1)よりも低いか否
かを判断し(ステップST6)、YESの場合には、す
なわち、回線の誤り率が所定の閾値EL2(>EL1)
よりも低い場合は、他の誤り耐性シンタックスを使用せ
ず、H.263符号化ビットストリーム2をMPEG−
4符号化ビットストリーム3に変換する(ステップST
8)。一方、ステップST6の判断の結果、NOの場合
は、すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL2(>E
L1)よりも高い場合は、さらなる誤り耐性の強化が必
要であるため、(4)リバーシブルVLCを採用し(ス
テップST7)、H.263符号化ビットストリーム2
をMPEG−4符号化ビットストリーム3に変換する
(ステップST8)。
【0031】また、方式変換装置1の別の動作方法を説
明する。図7はこの発明の実施の形態1によるビットス
トリーム変換装置のその他の動作手順を示すフローチャ
ートである。図において、ステップST1からステップ
ST4の処理については、図6と同一であるため、説明
を省略する。ステップST4の判断の結果、NOの場合
は、すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL1よりも
高い場合は、(2)HECフィールドのシンタックスを
採用し(ステップST9)、H.263符号化ビットス
トリーム2をMPEG−4符号化ビットストリーム3に
変換する。
【0032】次に、誤り耐性シンタックス変更周期7に
基づいて変更タイミングとなった時点で、さらに回線の
誤り率が所定の閾値EL2(>EL1)よりも低いか否
かを判断し(ステップST10)、YESの場合には、
すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL2(>EL
1)よりも低い場合は、他の誤り耐性シンタックスを使
用せず、H.263符号化ビットストリーム2をMPE
G−4符号化ビットストリーム3に変換する(ステップ
ST8)。一方、ステップST10の判断の結果、NO
の場合は、すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL2
(>EL1)よりも高い場合は、さらなる誤り耐性の強
化が必要であるため、(3)データパーティショニング
のシンタックスを採用し(ステップST11)、H.2
63符号化ビットストリーム2をMPEG−4符号化ビ
ットストリーム3に変換する。
【0033】次に、誤り耐性シンタックス変更周期7に
基づいて変更タイミングとなった時点で、さらに回線の
誤り率が所定の閾値EL3(>EL2)よりも低いか否
かを判断し(ステップST12)、YESの場合には、
すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL3(>EL
2)よりも低い場合は、他の誤り耐性シンタックスを使
用せず、H.263符号化ビットストリーム2をMPE
G−4符号化ビットストリーム3に変換する(ステップ
ST8)。一方、ステップST12の判断の結果、NO
の場合は、すなわち、回線の誤り率が所定の閾値EL3
(>EL2)よりも高い場合は、さらなる誤り耐性の強
化が必要であるため、(4)リバーシブルVLCを採用
し(ステップST13)、H.263符号化ビットスト
リーム2をMPEG−4符号化ビットストリーム3に変
換する(ステップST8)。
【0034】さらに、方式変換装置1の別の動作方法を
説明する。図8はこの発明の実施の形態1によるビット
ストリーム変換装置のその他の動作手順を示すフローチ
ャートである。図において、ステップST1、2および
8の処理については、図6と同一であるため、説明を省
略する。誤り耐性シンタックス決定部5は、誤り耐性シ
ンタックス変更周期7に基づいて変更タイミングとなっ
た時点で、回線の誤り率が所定の閾値ELよりも高いか
否かを判断し(ステップST20)、YESの場合に
は、すなわち、所定の閾値よりも高い場合には、全ての
誤り耐性シンタックスを選択し(ステップST21)、
H.263符号化ビットストリーム2をMPEG−4符
号化ビットストリーム3に変換する(ステップST
8)。一方、ステップST20の判断の結果、NOの場
合は、すなわち、回線の誤り率が所定の閾値ELよりも
低い場合は、誤り耐性シンタックスを一切使用せず、
H.263符号化ビットストリーム2をMPEG−4符
号化ビットストリーム3に変換する(ステップST
8)。
【0035】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、回線品質監視手段を実現する回線品質監視部4と、
シンタックス構成規則判定手段を実現する誤り耐性シン
タックス決定部5とを備えたため、誤り率の高い回線に
流す動画像符号化ビットストリームの誤り耐性の度合い
と、トータルの伝送効率とのバランスをとり、回線状況
に応じて効率的なビットストリームに変換することがで
きるなどの効果がある。特に、無線回線に接続されたM
PEG−4ビデオをサポートする通信端末と、ISDN
や既存公衆網に接続されたITU−TH.263ビデオ
をサポートする通信端末との間での動画通信の実現にあ
たり効果を発揮するものである。なお、この実施の形態
1の方式変換装置1は動画像符号化ビットストリームに
関する変換であるため、H.263を用いる一般アナロ
グ公衆網またはISDN回線への接続を想定したH.3
24端末、もしくはインターネットヘの接続を想定した
H.323端末を端末Aとしても同様の効果を得ること
ができる。
【0036】実施の形態2.図9はこの発明の実施の形
態2によるビットストリーム変換装置の内部構成を示す
構成図であり、実施の形態1と同一の符号については、
同一または類似するため説明を省略する。実施の形態1
では、回線品質監視部4により方式変換装置1自体の回
線の誤り率を求めるように構成したが、誤り率を方式変
換装置1の外部から入力するような構成にすることもで
きる。たとえば、ネットワーク自体がQoS(Qual
ity of Service:サービス品質)を監視
して通知するようなシステムを考えることができる。こ
の場合、図9の方式変換装置22のように、図2での回
線品質監視部4を必要とせず、外部から誤り率23を入
力するような装置構成を考えることができる。
【0037】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、外部から入力される誤り率23に基づいて処理を行
うように構成したので、実施の形態1に相当する効果を
装置自身で回線品質の監視を行うことなく得ることがで
きるなどの効果が得られる。
【0038】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3によるビットストリーム変換装置を示す構成図で
ある。この実施の形態3では、マルチメディアコンテン
ツを蓄積し、要求に応じてコンテンツを配信するメディ
アサーバに含まれる方式変換装置について説明する。図
において、25は記憶装置26に記憶された動画像符号
化ビットストリームとしてのコンテンツであり、極めて
品質の高い処理系によりオフラインを用いて符号化され
たもの、もしくは誤りの影響をほとんど無視できる高品
質な回線で伝送されることを前提として作成されたもの
を含むものとする。つまり、コンテンツ25には、誤り
耐性を考慮した特別なシンタックスは含まれていないも
のとする。27はコンテンツ25を無線回線B1を介し
て伝送するためのコンテンツ28に変換する方式変換装
置24を含むメディアサーバである。
【0039】次に動作について説明する。図11はこの
発明の実施の形態3によるビットストリーム変換装置に
おいて方式変換装置の内部構成を示す構成図であり、図
において、実施の形態1と同一の符号については、同一
または類似するため説明を省略する。コンテンツ25の
動画像符号化をH.263、コンテンツ28の動画像符
号化をMPEG−4と考えれば、内部のシンタックス変
換部6、および誤り耐性シンタックス決定部5などは同
じ機能ブロックを用いることができる。また、誤り耐性
シンタックス決定部5は外部の誤り率23によってコン
テンツ28の動画像符号化ビットストリームの誤り耐性
シンタックスを選択するものである。また、実施の形態
1で述べたように、図6や図7のような選択を行うこと
もできるし、図8で示したように、誤り耐性シンタック
スのON/OFFという二者択一の選択を行うように構
成することも可能である。
【0040】さらに、コンテンツ25もコンテンツ28
もMPEG−4であるケースも特殊な例として扱うこと
が可能である。この時、コンテンツ25のMPEG−4
ビデオ符号化ビットストリームは蓄積用途でオフライン
で作成され、誤り耐性シンタックスを用いないで符号化
されているものとする。この時、シンタックス変換部6
は入力・出力ともMPEG−4ビデオ符号化ビットスト
リームであるので、符号化方式上のシンタックス変換は
行わず、選択された誤り耐性シンタックスを付加するだ
けの機能となる。
【0041】このような場合も選択的に誤り耐性シンタ
ックスを付加できるため、本来異なる用途で作成された
コンテンツを流用して品質の異なる回線に送出すること
ができる。なお、誤り耐性シンタックスの選択を判断す
るのに用いられる誤り率23は、必ずしも回線状況を正
確に伝える信号である必要はなく、サーバもしくはユー
ザの要求に応じてその値を指定できるようにしてもよ
い。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、無線回線B1に接続されたメディアサーバ27に方
式変換装置24を含むように構成したので、本来蓄積用
で誤り耐性シンタックスをあまりサポートしていないビ
デオコンテンツであっても、これらを無線回線への送出
の際に簡単に誤りに強いビットストリームに変換するこ
とができるなどの効果が得られる。
【0043】実施の形態4.図12はこの発明の実施の
形態4による方式変換装置の内部構造を示す構成図であ
り、図において、実施の形態1と同一の符号について
は、同一または類似するため説明を省略する。実施の形
態4では、図1と同様のシステムにおいて、無線回線B
1側のMPEG−4をISDN側のH.263に変換す
る方式変換装置10について説明する。また、この実施
の形態4では端末Bを送信端末、端末Aを受信端末とす
るケースである。11は入力したMPEG−4符号化ビ
ットストリーム3をMPEG−4規格に従って解析し、
解析の過程で復号誤りがあるか否かを検出し、復号誤り
が検出された場合には誤り検出信号15を出力するとと
もに、MPEG−4符号化ビットストリーム3を個々の
符号化データ16に分離し出力するMPEG−4シンタ
ックス解析部(シンタックス解析手段)である。
【0044】12はMPEG−4シンタックス解析部1
1からの誤り検出信号15を受信すると、同じくMPE
G−4シンタックス解析部11から入力した符号化デー
タ16を誤りデータ変換部13に出力し、誤り検出信号
15を受信しないと、符号化データ16をH.263シ
ンタックス構成部14に出力するスイッチである。13
はスイッチ12を介して入力した符号化データ16の正
常に解析できないビットストリーム部分を、画質劣化を
最小限に抑えつつ、かつ、変換先のH.263シンタッ
クス上で解析誤りを生じない代替値に変換する誤りデー
タ変換部である。14は誤りデータ変換部13からの符
号化データ16、または、スイッチ12を介したMPE
G−4シンタックス解析部11からの符号化データ16
をH.263符号化ビットストリーム2に再構成し出力
するH.263シンタックス構成部(符号化データ変換
手段)である。
【0045】次に動作について説明する。図13はこの
発明の実施の形態4によるビットストリーム変換装置の
動作手順を示すフローチャートである。まず、方式変換
装置10はMPEG−4シンタックス解析部11におい
て、入力したMPEG−4符号化ビットストリーム3を
MPEG−4規格に従って解析し(ステップST1
2)、解析の過程で復号誤りがあるか否かを判断し(ス
テップST13)、YESの場合には、すなわち、復号
誤りが検出された場合には誤り検出信号15を出力する
とともに、MPEG−4符号化ビットストリーム3を個
々の符号化データ16に分離し出力する。一方、ステッ
プST13の判断の結果、NOの場合には、すなわち、
復号誤りが検出されなかった場合には、ステップST1
5に進む。
【0046】次に、誤りデータ変換部13はスイッチ1
2を介して入力した符号化データ16の正常に解析でき
ないビットストリーム部分を画質劣化を最小限に抑えつ
つ、かつ、変換先のH.263シンタックス上で解析誤
りを生じない代替値(コンシールメント用データ)に変
換し(ステップST14)、H.263シンタックス構
成部14に出力する。次に、H.263シンタックス構
成部14では、誤りデータ変換部13からの符号化デー
タ17、または、スイッチ12を介したMPEG−4シ
ンタックス解析部11からの符号化データ16をH.2
63符号化ビットストリーム2に再構成し(ステップS
T15)、出力する。
【0047】ここで、正常に解析できないビットストリ
ーム部分を画質劣化を最小限に抑えつつ、かつ、変換先
のH.263シンタックス上で解析誤りを生じない代替
値に変換する方法について説明する。たとえば、MPE
G−4のあるビデオパケットが10個のマクロブロック
を含む場合、その7つ目のマクロブロックのDCT係数
領域で誤りが発生した場合を考える。ただし、次のビデ
オパケットで正常復号に復帰できるものとする。この
時、当該ビデオパケットの7つ目のマクロブロックのD
CT係数領域から、8,9,10個目のマクロブロック
の全てのデータが正常復号できなくなる。
【0048】したがって、このままではH.263のシ
ンクシクスに変換する場合にどのような値をもって変換
すればよいか不明であるので、実施の形態4の方式変換
装置10では、このような正常復号できなくなったMP
EG−4符号化ビットストリーム領域については、それ
による画質劣化を最小限に抑えるような代替値を設定
し、その値を解析データとしてH.263シンタックス
に変換するものとする。
【0049】代替値の例としては、解析不能となったマ
クロブロックがフレーム間動き補償予測符号化される可
能性があれば(=当該マクロブロックが含まれるVOP
が、フレーム間動き補償予測符号化によって符号化され
ている場合)、動きベクトルの値をゼロに設定し、DC
T係数の値もすべてゼロに設定する。当該マクロブロッ
クが含まれるVOPがフレーム間動き補償予測符号化に
よって符号化されているかどうかはVOPヘッダですで
に解析されて既知である。
【0050】これは、このVOPが予測に用いる参照画
像が、フレームメモリ中に格納されている状況であり、
動きベクトルをゼロにすることでVOP間に動きがない
場合は、十分に信頼できる予測画像を獲得することがで
き、DCT係数をゼロにすることで余分な予測残差成分
を含めずに予測画像をそのままH.263符号化ビット
ストリームに再構成することが可能となる。さらに、M
PEG−4のデータパーティショニングを用いたシンタ
ックスを解析している場合には、図5に示すユニークワ
ードの後で誤りを検出した場合、ユニークワードの前で
解析されている動きベクトルデータはそのまま用い、D
CT係数のみをゼロにセットするという手順にすること
もできる。
【0051】この場合、ユニークワードの前で解析され
た動きベクトルデータが信頼できるデータであれば、極
めて高い精度で信頼性の高い予測画像を得ることがで
き、それをH.263符号化ビットストリームに再構成
することが可能となる。なお、DCT係数をゼロにセッ
トすることで予測残差成分は無視されることになるが、
もともと低ビットレートでの符号化を行っているような
符号化ビットストリームでは、DCT係数のダイナミッ
クレンジは極めて狭く、ゼロ近辺に分布する傾向がある
ので、予測画像だけでも十分に復号画像を近似すること
が可能である場合が多い。
【0052】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、無線回線で伝送されるMPEG−4符号化ビットス
トリームにビット誤りが混入した場合でも、H.263
へのシンタックス変換の過程で誤りの影響を最小限に抑
えながら変換することができるので、接続される回線の
品質が高く、誤りに対する対策を十分に行っていない
H.263デコーダを用いても安定した復号動作を行わ
せることができるなどの効果がある。
【0053】なお、本実施の形態4では端末Aとして
H.320端末を対象としたが、実施の形態4の方式変
換装置は動画像符号化ビットストリームに関する変換で
あるため、H.263を用いる一般アナログ公衆網また
はISDN回線への接続を想定したH.324端末、も
しくはインターネットヘの接続を想定したH.323端
末を端末Aとしても、同様の効果を得ることができる。
特に、無線回線に接続されたMPEG−4ビデオサポー
トする端末と、ISDNや既存公衆網に接続されたIT
U−T,H.263ビデオをサポートする通信端末との
間での動画通信の実現にあたり効果を発揮するものであ
る。
【0054】実施の形態5.図14はこの発明の実施の
形態5によるビットストリーム変換装置の方式変換装置
の内部構成を示す構成図である。図において、11は入
力した下りのMPEG−4符号化ビットストリーム3b
をMPEG−4規格に従って解析し、解析の過程で復号
誤りがあるか否かを検出し、復号誤りが検出された場合
には誤り検出信号15を出力するとともに、下りのMP
EG−4符号化ビットストリーム3bを個々の符号化デ
ータ16に分離し出力するMPEG−4シンタックス解
析部である。
【0055】12はMPEG−4シンタックス解析部1
1からの誤り検出信号15を受信すると、同じくMPE
G−4シンタックス解析部11から入力した符号化デー
タ16を誤りデータ変換部13に出力し、誤り検出信号
15を受信しないと、符号化データ16をH.263シ
ンタックス構成部14に出力するスイッチである。13
はスイッチ12を介して入力した符号化データ16の正
常に解析できないビットストリーム部分を、画質劣化を
最小限に抑えつつ、かつ、変換先のH.263シンタッ
クス上で解析誤りを生じない代替値に変換する誤りデー
タ変換部である。14は誤りデータ変換部13からの符
号化データ16、または、スイッチ12を介したMPE
G−4シンタックス解析部11からの符号化データ16
を上りのH.263符号化ビットストリーム2aに再構
成し出力するH.263シンタックス構成部である。
【0056】4は回線品質監視部であり、下りのMPE
G−4符号化ビットストリーム3bを受信し、変換対象
となるメディア多重用のパケット単位(AL−PDU)
に分離し、この分離されたパケット単位に付加されたC
RCフィールドにビット誤りがあるか否かの検出を行
い、ビット誤りの数をカウントし、このビット誤りのカ
ウント値に基づいて所定の時間間隔で平均的な誤り発生
率を算出し、内部信号8として誤り耐性シンタックス決
定部5に出力する。
【0057】5は誤り耐性シンタックス決定部であり、
回線品質監視部4からの誤り発生率を示した内部信号8
を入力し、この誤り発生率に応じて、MPEG−4の誤
り耐性シンタックスについて段階的に1つまたは複数の
組み合わせを選択し、回線状況に応じて誤り耐性シンタ
ックスを変更するタイミングを決定する誤り耐性シンタ
ックス変更周期7を外部装置から取り込み、この誤り耐
性シンタックス変更周期7に基づいて、誤り耐性シンタ
ックスの選択結果9をMPEG−4シンタックス構成部
6bに出力するものである。
【0058】6aは入力した下りのH.263符号化ビ
ットストリーム2bをH.263規格に従って解析し、
下りのH.263符号化ビットストリーム2bを個々の
符号化データ16に分離し出力するH.263シンタッ
クス解析部(シンタックス解析手段)である。6bは誤
り耐性シンタックス決定部5からの誤り耐性シンタック
スの選択結果9を入力すると、H.263シンタックス
解析部6aから出力された符号化データ16を上りのM
PEG−4符号化ビットストリーム3aに変換するMP
EG−4シンタックス構成部(符号化データ変換手段)
である。
【0059】次に動作について説明する。まず、MPE
G−4符号化ビットストリームをH.263符号化ビッ
トストリームに変換する手順から説明する。MPEG−
4シンタックス解析部11は、下りのMPEG−4符号
化ビットストリーム3bを入力し、MPEG−4規格に
従って解析し、解析の過程で復号誤りがあるか否かを検
出し、復号誤りが検出された場合には誤り検出信号15
を出力するとともに、下りのMPEG−4符号化ビット
ストリーム3bを個々の符号化データ16に分離し出力
する。
【0060】次に、スイッチ12はMPEG−4シンタ
ックス解析部11からの誤り検出信号15を受信する
と、同じくMPEG−4シンタックス解析部11から入
力した符号化データ16を誤りデータ変換部13に出力
し、誤り検出信号15を受信しないと、符号化データ1
6をH.263シンタックス構成部14に出力する。次
に、誤りデータ変換部13はスイッチ12を介して入力
した符号化データ16の正常に解析できないビットスト
リーム部分を、画質劣化を最小限に抑えつつ、かつ、変
換先のH.263シンタックス上で解析誤りを生じない
代替値に変換する。そして、H.263シンタックス構
成部14は誤りデータ変換部13からの符号化データ1
7、または、スイッチ12を介したMPEG−4シンタ
ックス解析部11からの符号化データ16を上りのH.
263符号化ビットストリーム2aに再構成し出力す
る。
【0061】次に、H.263符号化ビットストリーム
をMPEG−4符号化ビットストリームに変換する手順
を説明する。回線品質監視部4は下りのMPEG−4符
号化ビットストリーム3bを受信し、変換対象となるメ
ディア多重用のパケット単位(AL−PDU)に分離
し、この分離されたパケット単位に付加されたCRCフ
ィールドにビット誤りがあるか否かの検出を行い、ビッ
ト誤りの数をカウントし、このビット誤りのカウント値
に基づいて所定の時間間隔で平均的な誤り発生率を算出
し、内部信号8として誤り耐性シンタックス決定部5に
出力する。
【0062】次に、誤り耐性シンタックス決定部5は、
回線品質監視部4からの誤り発生率を示した内部信号8
を入力し、この誤り発生率に応じて、MPEG−4の誤
り耐性シンタックスについて段階的に1つまたは複数の
組み合わせを選択し、回線状況に応じて誤り耐性シンタ
ックスを変更するタイミングを決定する誤り耐性シンタ
ックス変更周期7を外部装置から取り込み、この誤り耐
性シンタックス変更周期7に基づいて、誤り耐性シンタ
ックスの選択結果9をMPEG−4シンタックス構成部
6bに出力する。
【0063】そして、H.263シンタックス解析部6
aは入力した下りのH.263符号化ビットストリーム
2bをH.263規格に従って解析し、下りのH.26
3符号化ビットストリーム2bを個々の符号化データ1
6に分離し出力する。次に、MPEG−4シンタックス
構成部6bは、誤り耐性シンタックス決定部5からの誤
り耐性シンタックスの選択結果9を入力すると、H.2
63シンタックス解析部6aから出力された符号化デー
タ16を上りのMPEG−4符号化ビットストリーム3
aに変換する。
【0064】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、MPEG−4、またはH.263をサポートするテ
レビ電話およびテレビ会議などの双方向動画通信端末間
で、接続された回線の誤り発生率に応じて、誤り耐性シ
ンタックスに関する変換を効率よく行うことができるな
どの効果が得られる。特に、無線回線に接続されたMP
EG−4ビデオサポートする端末と、ISDNや既存公
衆網に接続されたITU−T,H.263ビデオをサポ
ートする通信端末との間での動画通信の実現にあたり効
果を発揮するものである。
【0065】実施の形態6.図15はこの発明の実施の
形態6によるビットストリーム変換装置の方式変換装置
を示す構成図であり、図において、実施の形態1および
実施の形態2と同一の符号については、同一または類似
するため説明を省略する。この実施の形態6では、無線
回線側のMPEG−4をISDN側のH.263に変換
する方式変換装置19について説明する。これは図1で
端末Bを送信端末、端末Aを受信端末とするケースであ
る。
【0066】20は誤りデータ作成部であり、スイッチ
12を介して入力した符号化データ16の正常に解析で
きないビットストリーム領域については、同位置もしく
はその近辺のデータが、変換したH.263ビットスト
リームを受信する端末で、復号誤りとして同じように検
出されるように、故意に誤りを含むH.263のデータ
21を生成し、出力する。
【0067】ここで、誤りデータ作成部20におけるデ
ータ21の具体的な方法を説明する。たとえば、MPE
G−4のあるビデオパケットが10個のマクロブロック
を含む場合、その7つ目のマクロブロックのDCT係数
領域で誤りが発生した場合を考える。ただし、次のビデ
オパケットで正常復号に復帰できるものとする。この
時、当該ビデオパケットの7つ目のマクロブロックのD
CT係数領域から、8,9,10個目のマクロブロック
の全てのデータが正常復号できなくなる。したがって、
このままでは、H.263のシンタックスに変換する場
合にどのような値をもって変換すればよいか不明であ
る。
【0068】よって、本実施の形態6の方式変換装置1
9では、このような正常復号できなくなったMPEG−
4符号化ビットストリーム領域については、同位置もし
くはその近辺のデータが、変換したH.263ビットス
トリームを受信する端末で復号誤りとして同じように検
出されるように、故意に誤りを含むH.263のデータ
を生成し、その値を解析データとしてH.263シンタ
ックスに変換するものとする。
【0069】代替値の例としては、解析不能となった個
所がDCT係数領域である場合、誤りデータ作成部20
は、故意にH.263用のDCT係数のVLCテーブル
に含まれない符号語を作成したり、係数が64個以上
(通常、DCTは8×8画素からなるブロックを単位に
実施されるので、64個以上の係数データが復号される
ことは正常復号状態では起こり得ない)含まれるように
識別される符号語を作成してH.263シンタックス構
成部14に受け渡すことが考えられる。
【0070】あるいは、動きベクトル領域で誤りが検出
された場合は、故意に画面の外にはみ出す動きベクトル
を生成したり、H.263用の動きベクトルのVLCテ
ーブルに含まれない符号語を生成するなどして、H.2
63シンタックス構成部14に受け渡すことが考えられ
る。
【0071】次に動作について説明する。図16はこの
発明の実施の形態6によるビットストリーム変換装置の
動作手順を示すフローチャートである。まず、方式変換
装置19はMPEG−4シンタックス解析部11におい
て、入力したMPEG−4符号化ビットストリーム3を
MPEG−4規格に従って解析し(ステップST1
6)、解析の過程で復号誤りがあるか否かを判断し(ス
テップST17)、YESの場合には、すなわち、復号
誤りが検出された場合には誤り検出信号15を出力する
とともに、MPEG−4符号化ビットストリーム3を個
々の符号化データ16に分離し出力する。一方、ステッ
プST17の判断の結果、NOの場合には、すなわち、
復号誤りが検出されなかった場合には、ステップST1
9に進む。
【0072】次に、誤りデータ作成部20は、スイッチ
12を介して入力した符号化データ16の正常に解析で
きないビットストリーム領域については、同位置もしく
はその近辺のデータが、変換したH.263ビットスト
リームを受信する端末で、復号誤りとして同じように検
出されるように、故意に誤りを含むH.263のデータ
21を生成し、出力する(ステップST18)。次に、
H.263シンタックス構成部14では、誤りデータ作
成部20からのデータ21、または、スイッチ12を介
したMPEG−4シンタックス解析部11からの符号化
データ16をH.263符号化ビットストリーム2に再
構成し(ステップST19)、出力する。
【0073】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、無線回線で伝送されるMPEG−4符号化ビットス
トリームにビット誤りが混入した場合でも、その誤りの
状況を保持したままH.263へのシンタックス変換を
行うことができるので、方式変換装置19自体に誤り対
策機能を持つ必要がなく、装置構成を簡略化でき、受信
側の誤り対策に応じて画像品質を確保することができる
などの効果が得られる。
【0074】また、高い誤り耐性シンタックスを持つ受
信端末は、高い画像品質を得ることができ、そうでない
端末はそれなりの画像品質になるなど、受信端末の機能
に応じた再生画質を得ることができるなどの効果が得ら
れる。
【0075】なお、本実施の形態6の方式変換装置19
を、H.263ストリームをMPEG−4に変換するケ
ースに用いることもできる。この場合、方式変換装置1
9は、MPEG−4シンタックス解析部11の代わりに
H.263シンタックス解析部、H.263シンタック
ス構成部14の代わりにMPEG−4シンタックス構成
部を備える。また、誤りデータ作成部20としては、
H.263シンタックス解析部11で誤りを検出した個
所について、上述した手順と同様に、MPEG−4受信
端末で同位置またはその近辺で誤りを検出できるよう故
意にデータを生成し、動作手順については図16に準じ
るものである。
【0076】また、本実施の形態6では端末Aとして
H.320端末を対象としたが、方式変換装置19は動
画像符号化ビットストリームに関する変換であるため、
H.263を用いる一般アナログ公衆網またはISDN
回線への接続を想定したH.324端末、もしくはイン
ターネットヘの接続を想定したH.323端末を端末A
としても同様の効果を得ることができる。特に、無線回
線に接続されたMPEG−4ビデオサポートする端末
と、ISDNや既存公衆網に接続されたITU−T,
H.263ビデオをサポートする通信端末との間での動
画通信の実現にあたり効果を発揮するものである。
【0077】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、符号
化ビットストリームシンタックスの構成規則を変化させ
るシンタックス構成規則判定手段を備え、このシンタッ
クス構成規則判定手段によって、複数のシンタックス構
成規則のうち所定の構成規則を選択して変換するように
構成したので、回線状況に応じた効率的なビットストリ
ームの変換が可能となる効果がある。
【0078】この発明によれば、シンタックス構成規則
判定手段において、変換先の第2のビットストリームを
伝送する回線の品質に基づいてシンタックス構成規則を
選択するように構成したので、変換先の符号化ビットス
トリームが伝送される伝送路の状況に応じて適切な符号
化ビットストリームを構成することができる効果があ
る。
【0079】この発明によれば、入力されるビットスト
リームの誤り検出を行う回線品質監視手段を備え、この
回線品質監視手段によって回線品質を求めるように構成
したので、回線の誤り状況を的確に反映した品質監視を
行うことができる効果がある。
【0080】この発明によれば、シンタックス構成規則
判定手段において、再同期データ単位・ヘッダ重複多重
・データ分割・双方向復号可能な符号語の4種のMPE
G−4の誤り耐性シンタックスから所定の組み合わせの
シンタックスを段階的に選択するように構成したので、
誤り率の高い回線に流す動画像符号化ビットストリーム
の誤り耐性の度合いと、トータルの伝送効率とのバラン
スをとり、回線状況に応じて効率的なビットストリーム
に変換することができる効果がある。
【0081】この発明によれば、シンタックス解析手段
において変換元のビットストリームを所定の規則に従っ
て解析して符号化データに分離するとともに、解析上の
誤りを検出し、符号化データ変換手段において解析上の
誤りにより損失した符号化データを、変換先の動画像符
号化方式に基づくシンタックス上で解析誤りを生じない
値に変換するように構成したので、変換先の動画像符号
化方式に基づく符号化ビットストリームを受信する端末
が高品質回線に接続されることを前提として動作し、特
に誤りに対応する対策が考慮されていない場合でも、画
質劣化を抑えつつ復号処理を行わせることができる効果
がある。
【0082】この発明によれば、シンタックス解析手段
において変換元のビットストリームを所定の規則に従っ
て解析して符号化データに分離するとともに、解析上の
誤りを検出し、符号化データ変換手段において解析上の
誤りを検出した位置もしくはその近辺の符号化データ
を、変換先の動画像符号化方式に基づくシンタックス上
でも解析誤りとして認識可能なデータに変換するように
構成したので、変換先の符号化ビットストリームが伝送
される伝送路の状況に応じて適切な符号化ビットストリ
ームを構成することができるだけでなく、変換先の動画
像符号化方式に基づく符号化ビットストリームを受信す
る端末が高品質回線に接続されることを前提として動作
し、特に誤りに対する対策が考慮されていない場合でも
画質劣化を抑えつつ復号処理を行わせることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置が対象とするシステムを示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置の内部構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置の回線品質監視部の内部構成を示す構成図
である。
【図4】 MPEG−4のビデオパケットの構成を示す
構成図である。
【図5】 MPEG−4のデータパーティショニングシ
ンタックスを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置のその他の動作手順を示すフローチャート
である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるビットストリ
ーム変換装置のその他の動作手順を示すフローチャート
である。
【図9】 この発明の実施の形態2によるビットストリ
ーム変換装置の内部構成を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるビットスト
リーム変換装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態3によるビットスト
リーム変換装置において方式変換装置の内部構成を示す
構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による方式変換装
置の内部構造を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態4によるビットスト
リーム変換装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】 この発明の実施の形態5によるビットスト
リーム変換装置の方式変換装置の内部構成を示す構成図
である。
【図15】 この発明の実施の形態6によるビットスト
リーム変換装置の方式変換装置を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態6によるビットスト
リーム変換装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 H.263符号化ビットストリーム(第2のビット
ストリーム)、3 MPEG−4符号化ビットストリー
ム(第1のビットストリーム)、4 回線品質監視部
(回線品質監視手段)、6a H.263シンタックス
解析部(シンタックス解析手段)、6b MPEG−4
シンタックス構成部(符号化データ変換手段)、11
MPEG−4シンタックス解析部(シンタックス解析手
段)、14H.263シンタックス構成部(符号化デー
タ変換手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 光太郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK41 MA00 ME01 RB02 RF02 RF07 RF09 SS10 TA17 TA76 TB03 TC22 TD12 UA39

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像符号化情報を含む第1のビットス
    トリームを第2のビットストリームに変換するビットス
    トリーム変換装置において、 符号化ビットストリームシンタックスの構成規則を変化
    させるシンタックス構成規則判定手段を備え、 このシンタックス構成規則判定手段によって、複数のシ
    ンタックス構成規則のうち所定の構成規則を選択して変
    換を行うことを特徴とするビットストリーム変換装置。
  2. 【請求項2】 シンタックス構成規則判定手段は、変換
    先の第2のビットストリームを伝送する回線の品質に基
    づいてシンタックス構成規則を選択することを特徴とす
    る請求項1記載のビットストリーム変換装置。
  3. 【請求項3】 入力されるビットストリームの誤り検出
    を行う回線品質監視手段を備え、この回線品質監視手段
    によって回線品質を求めることを特徴とする請求項2記
    載のビットストリーム変換装置。
  4. 【請求項4】 シンタックス構成規則判定手段は、再同
    期データ単位・ヘッダ重複多重・データ分割・双方向復
    号可能な符号語の4種のMPEG−4の誤り耐性シンタ
    ックスから所定の組み合わせのシンタックスを段階的に
    選択することを特徴とする請求項1から請求項3のうち
    のいずれか1項記載のビットストリーム変換装置。
  5. 【請求項5】 動画像符号化情報を含む第1のビットス
    トリームを第2のビットストリームに変換するビットス
    トリーム変換装置において、 変換元のビットストリームを所定の規則に従って解析し
    て符号化データに分離するとともに、解析上の誤りを検
    出するシンタックス解析手段と、 解析上の誤りにより損失した符号化データを、変換先の
    動画像符号化方式に基づくシンタックス上で解析誤りを
    生じない値に変換する符号化データ変換手段を備えるこ
    とを特徴とするビットストリーム変換装置。
  6. 【請求項6】 動画像符号化情報を含む第1のビットス
    トリームを第2のビットストリームに変換するビットス
    トリーム変換装置において、 変換元のビットストリームを所定の規則に従って解析し
    て符号化データに分離するとともに、解析上の誤りを検
    出するシンタックス解析手段と、 解析上の誤りを検出した位置もしくはその近辺の符号化
    データを、変換先の動画像符号化方式に基づくシンタッ
    クス上でも解析誤りとして認識可能なデータに変換する
    符号化データ変換手段を備えることを特徴とするビット
    ストリーム変換装置。
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