JP2000237354A - ゴルフ用のパッティングラインチェック補助具 - Google Patents

ゴルフ用のパッティングラインチェック補助具

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JP2000237354A
JP2000237354A JP11046338A JP4633899A JP2000237354A JP 2000237354 A JP2000237354 A JP 2000237354A JP 11046338 A JP11046338 A JP 11046338A JP 4633899 A JP4633899 A JP 4633899A JP 2000237354 A JP2000237354 A JP 2000237354A
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shaft
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line
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Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリーン面の傾斜度を正確に判定してパッテ
ィングラインを読む。 【解決手段】 ゴルフ用のパッティングラインチェック
補助具1は、密閉状態で縦長の内部空間を形成するよう
に、天部たる栓体6と底部3と側部4により構成し、側
部4には反対側を透視可能な透視部を設ける一方、前記
栓体6内側に取り付け、前記内部空間内で揺動可能とな
した垂下体たる鎖体7を設けるとともに、前記内部空間
に、透視可能な液体たる水8をその液面8aが前記栓体
6に達しない程度の深さまで収容したものである。鎖体
7が正確な垂直線を示すうえ、水面8aが正確な水平線
を示すので、グリーン傾斜度を正確に判定することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブの一
つであるパターに付設し、パッティングラインの傾斜度
をチェックするためのパッティングラインチェック補助
具に関し、特に、正式競技会以外のプレー時に使用する
パッティングラインチェック補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフのローハンデプレーヤーが
グリーン上でパッティングラインの傾斜度をチェックす
る方法としては、例えば、プレーヤーが手でパターを垂
直に吊り下げ、このパターのシャフト側部を垂直線と見
なし、傾斜度を判定したいグリーン面とパターの前記垂
直線を交叉させるように目線をカップまで伸ばし、前記
交叉角度によって(例えば、直角ならば水平)グリーン
傾斜度を判定していた(図4参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法は、手
で吊り下げたパターは垂直になっているつもりでも、ヘ
ッドによりパターの重心がシャフト上からずれているた
め、正しい垂直線に対して傾斜しやすいほか、垂直方向
から水平方向をイメージすることに慣れていないと判断
が不正確になりやすく、前記傾斜度判定技術に熟練を要
するので、前記グリーン傾斜度を往々にして読み違え
る、という問題があった。また、初心者がこの方法によ
りグリーン傾斜度を読むことは不可能という問題があっ
た。
【0004】本発明は、前述の問題を解決することを課
題とし、パッティング時、吊り下げたパターによるパッ
ティングラインのグリーン面傾斜度判定技術を容易にす
るゴルフ用パッティングラインチェック補助具を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになされたもので、請求項1記載の本発明は、
密閉状態で縦長の内部空間を形成するように、天部と底
部と側部により構成し、側部には反対側を透視可能な透
視部を設ける一方、前記天部から吊り下げ、前記内部空
間内で揺動可能となした垂下体を設けるとともに、前記
内部空間に、透視可能な液体をその液面が前記天部に達
しない程度の深さまで収容したものである。
【0006】また、請求項2記載の本発明は、前記請求
項1記載の構成に加えて、透視部をパターのシャフトの
周面に対応した形状に形成し、この透視部が露出した状
態となるようにゴルフ用パターのシャフトに組み込んだ
ものである。
【0007】さらに、請求項3記載の本発明は、前記請
求項1記載の構成に加えて、パターのシャフトあるいは
グリップの周面の湾曲凸形状に対応する湾曲凹部を設け
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をパターに組み込
んで使用する第1実施形態を添付図面の図1〜図4に基
づいて詳細に説明する。ここにおいて、添付図面の図1
は正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の
B−B線断面図、図4は使用状態図である。
【0009】図1〜図3に示すように、チェック補助具
1は、ゴルフクラブの一つであるパター2のシャフト2
aの途中部分に嵌合して該シャフト2aの一部となるよ
うに組み込みうるもので、透明なプラスチックで構成
し、内部空間を形成するように底部3と透視可能な側部
4とよりなる上端を開放した筒体5と、前記開放端を閉
塞し前記内部空間を密閉する天部たる栓体6と、前記栓
体6の内側にその端部を取り付け、前記内部空間内で揺
動可能となした垂下体たる鎖体7とを設けるものであ
る。また、前記内部空間には、透視可能な液体たる水8
をその水面8aが前記栓体6に達しない程度の深さにま
で収容してある。
【0010】図2に明示したように、前記筒体5の側部
4は、一方の対向する2面を、パターのシャフト2aの
円筒状凸面形状と同一の曲面をもつ湾曲側部4a、4a
となす一方、対向する他の2面を平面形状の平坦側部4
b,4bとなす。前記湾曲側部4a,4aが透視部を構
成する。また、前記平坦側部4b,4b外面の隅部に
は、複数の係止片9が一体形成してある。
【0011】また、天部たる栓体6の裏面(内面)は、
側部4上端の開口部を密閉するように構成され、その中
央には前記鎖体7の上端が取り付けてある。この鎖体7
は、下端には重り7aを有し、筒体5の縦方向の長さよ
り若干短く、筒体5の起立状態において前記水8に浸っ
た状態となる。
【0012】図1〜図3に示したように、上記チェック
補助具1は、前記シャフト2aに一体化するように組み
込むもので、前記シャフト2aには、グリップ2b近傍
部分を、筒体5の縦方向の長さと、各湾曲側部4a,4
aの各幅とにそれぞれ対応する四角形状に切り欠いた対
向する切欠部10,10を設ける。そして、チェック補
助具1をシャフト2aに組み込むには、チェック補助具
1を、一方の湾曲側部4a側から嵌め込み、各湾曲側部
4a,4aがシャフト2aの外周面の一部となる状態に
て、平坦側部4b,4bの各係止片9が切欠部10の切
り欠き縁に係止して離脱不能に固定するのである。この
ようにチェック補助具1をシャフト2aに一体化するよ
うに組み込むと、透視部である前記湾曲側部4a,4a
がシャフト2a外周の一部となって露出状態となる。
【0013】このように構成したチェック補助具1は、
図4に示すように、グリップ2bを摘むようにしてパタ
ー2を吊り下げ、目線eを両湾曲側部4a,4aを通し
て筒体5内の鎖体7とグリーン上のカップ中央部(図示
せず)の交叉部分に合わせ、この交叉角度によってグリ
ーン面の傾斜度を判断するとともに、鎖体7内の水8の
水面8aとグリーン面の傾斜度を比較して、さらにその
傾斜度を正確に判定することが可能である。
【0014】そして、鎖体7と水面8aとによる正確な
傾斜度の判定ができたところで、目線eをずらし、パタ
ー2のシャフト2a外線とグリーン面との交叉角度を見
て判断したものと、正確な前記傾斜度とを比較し、パタ
ー2のみによる傾斜度の判定を修正する練習を積めば、
チェック補助具1なしで正しい傾斜度判定技術を身に付
けることができるようになる。
【0015】上記チェック補助具1は、パター2を吊り
下げた際に垂下体たる鎖体7が正確な垂直線を示すとと
もに、水面8aが正確な水平線を示すので、湾曲側部4
a,4aを通してカップ中央部に目線eを合わせれば、
グリーンの傾斜度を正確に判定することができるととも
に、この判定と比較するパター2のみによる判定力を向
上させることが可能であるという利点がある。また、パ
ター2に組み込んであるので、グリーン上では何時でも
利用することが可能である。さらに、鎖体7の下端には
重り7aが設けてあるので、鎖体7が正確な直線状態を
保つとともに、該鎖体7は水中に沈んだ状態にあるの
で、パター2を吊り下げた後、水8の抵抗によって揺れ
が短時間で収まり使用しやすいという利点がある。
【0016】次に、本発明を、使用時にのみパターと一
体化する第2実施形態を添付図面の図5〜図7に基づい
て詳細に説明する。ここにおいて、添付図面の図5は斜
視図、図6は縦断面図、図7は使用状態図である。
【0017】図5〜図7に示すように、チェック補助具
21は、パター22のシャフト22aに着脱可能に取り
付けるもので、透明なプラスチック製で構成し、内部空
間を形成するように底部23と透視可能な側部24とよ
りなる上端を開放した筒体25と、前記開放端を閉塞し
前記内部空間を密閉する天部たる栓体26と、前記栓体
26内側にその端部を取り付け、前記内部空間内で揺動
可能となした垂下体たる棒体27とを有する。また、前
記内部空間には、透視可能な液体たる水28をその水面
28aが前記栓体26に達しない程度の深さまで収容し
てある。
【0018】図6に明示したように、前記筒体25の側
部24は、透視部となる湾曲突部24aと、前記パター
22のシャフト22aの外周面の湾曲凸形状に対応する
湾曲凹部24bとからなり、横断面形状を三日月状に構
成してある。また、この湾曲突部24aと湾曲凹部24
bの境界縁には、前記シャフト22aを挟み付けうるよ
うに弾力性を有する材料で構成した係止爪29が上下一
対ずつ突設されている。
【0019】また、天部たる栓体26は、その平面形状
が前記筒体25の横断面形状と同様の三日月形状をな
し、筒体25上端の開口部を密閉するように構成され、
その裏面(内面)には前記棒体27上端が揺動可能に取
り付けてある。この棒体27は、下端に重り27aを設
け、前記筒体25の縦方向の長さより若干短く、筒体2
5の起立状態において水28に浸った状態となるように
構成する。
【0020】上記チェック補助具21は、図7に示した
ように、使用に際しては、シャフト22aの外周面にそ
の湾曲凹部24bを押し当て、シャフト22aを各係止
爪29で抱えるようにして挟んで取り付ける。そして、
目線eを筒体25の側部24の湾曲凸部24aを通して
棒体27とグリーン上のカップ中央部(図示せず)の交
叉部分に合わせ、この交叉角度によってグリーン面の傾
斜度を判定するとともに、筒体25内の水28の水面2
8aとグリーン面を比較して前記傾斜度をより正確に判
定することが可能である。
【0021】そして、棒体27と水面28aとによる正
確な傾斜度の判定ができたところで、目線eをずらし、
パター22のシャフト22a外線とパッティングライン
との交叉角度を見て判定したものと、正確な前記傾斜度
とを比較し、パター22のみによる前記判定を修正する
練習を積めば、チェック補助具21なしでパッティング
ラインの傾斜度判定技術を身に付けることができるので
ある。
【0022】上記チェック補助具21は、垂下体たる棒
体27が正確な垂直線を示すとともに、水面28aが正
確な水平線を示すので、側部24を通してパッティング
ラインに目線を合わせれば、その部分のグリーンの傾斜
度を正確に判定することができ、かつ、パター22のみ
による判定技術を向上させることが可能であるという利
点がある。また、パター22から取り外せるので、複数
のプレーヤーが利用できるという利点がある。さらに、
棒体27は、水中に沈んだ状態にあるので、水の抵抗に
よって揺れが短時間で収まり使用しやすいという利点が
ある。
【0023】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば、筒体5,25を構成するプラ
スチックには透視可能な程度の着色を施してもよいほ
か、透視部以外は透視不能であってもよい。また、第2
実施形態におけるチェック補助具21は、上記のように
シャフト22aに取り付けるのではなく、グリップに取
り付けて使用してもよいほか、筒体25の湾曲側部24
aを角形に形成してもよいとともに、係止爪29を設け
ず、例えば図8に示したように、パターとともに手で持
って使用するようにしてもよい。さらに、筒体5,25
に収容する液体は、水8,28とは異なるものを用いて
もよいほか、透視可能な程度に着色を施したり、金粉な
どを混合してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した本発
明は、垂下体が正確な垂直線を示すうえ、液面が正確な
水平線を示すので、グリーン面の傾斜度を正確に判定し
てパッティングラインを読むことができるとともに、こ
の判定と比較するパターのみによる判定技術を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0025】また、請求項2に記載した本発明は、前記
請求項1の発明の効果に加えて、パターに組み込んであ
るので、グリーン上では何時でも利用することが可能で
あるという効果を奏する。
【0026】さらに、請求項3に記載した本発明は、パ
ターから取り外し可能なので、複数のプレーヤーが使用
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】使用状態図。
【図5】斜視図。
【図6】縦断面図。
【図7】使用状態図。
【図8】他の実施形態における使用状態図。
【符号の説明】
1 チェック補助具 2 パター 3 底部 4 側部 4a 湾曲側部 4b 平坦側部 5 筒体 6 栓体 7 鎖体 7a 重り 8 水 8a 水面 9 係止片 10 切欠部 21 チェック補助具 22 パター 23 底部 24 側部 24a 湾曲凸部 24b 湾曲凹部 25 筒体 26 栓体 27 棒体 27a 重り 28 水 28a 水面 29 係止爪
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ゴルフ用のパッティングラインチェッ
ク補助具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブの一
つであるパターに付設し、パッティングラインの傾斜度
をチェックするためのパッティングラインチェック補助
具に関し、特に、正式競技会以外のプレー時に使用する
パッティングラインチェック補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフのローハンデプレーヤーが
グリーン上でパッティングラインの傾斜度をチェックす
る方法としては、例えば、プレーヤーが手でパターを垂
直に吊り下げ、このパターのシャフト側部を垂直線と見
なし、傾斜度を判定したいグリーン面とパターの前記垂
直線を交叉させるように目線をカップまで伸ばし、前記
交叉角度によって(例えば、直角ならば水平)グリーン
傾斜度を判定していた(図4参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法は、手
で吊り下げたパターは垂直になっているつもりでも、ヘ
ッドによりパターの重心がシャフト上からずれているた
め、正しい垂直線に対して傾斜しやすいほか、垂直方向
から水平方向をイメージすることに慣れていないと判断
が不正確になりやすく、前記傾斜度判定技術に熟練を要
するので、前記グリーン傾斜度を往々にして読み違え
る、という問題があった。また、初心者がこの方法によ
りグリーン傾斜度を読むことは不可能という問題があっ
た。
【0004】本発明は、前述の問題を解決することを課
題とし、パッティング時、吊り下げたパターによるパッ
ティングラインのグリーン面傾斜度判定技術を容易にす
るゴルフ用パッティングラインチェック補助具を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためになされたもので、請求項1記載の本発明は、
密閉状態で縦長の内部空間を形成するように、天部と底
部と側部により構成し、側部には反対側を透視可能な透
視部を設ける一方、前記天部から吊り下げ、前記内部空
間内で揺動可能となした垂下体を設けるとともに、前記
内部空間に、透視可能な液体をその液面が前記天部に達
しない程度の深さまで収容し、前記透視部をパターのシ
ャフトの周面に対応した形状に形成し、この透視部が露
出した状態となるようにゴルフ用パターのシャフトに組
み込んだものである。
【0006】また、請求項2記載の本発明は、密閉状態
で縦長の内部空間を形成するように、天部と底部と側部
により構成し、側部には反対側を透視可能な透視部を設
ける一方、前記天部から吊り下げ、前記内部空間内で揺
動可能となした垂下体を設けるとともに、前記内部空間
に、透視可能な液体をその液面が前記天部に達しない程
度の深さまで収容し、パターのシャフトあるいはグリッ
プの周面の湾曲凸形状に対応する湾曲凹部を設けたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をパターに組み込
んで使用する第1実施形態を添付図面の図1〜図4に基
づいて詳細に説明する。ここにおいて、添付図面の図1
は正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の
B−B線断面図、図4は使用状態図である。
【0008】図1〜図3に示すように、チェック補助具
1は、ゴルフクラブの一つであるパター2のシャフト2
aの途中部分に嵌合して該シャフト2aの一部となるよ
うに組み込みうるもので、透明なプラスチックで構成
し、内部空間を形成するように底部3と透視可能な側部
4とよりなる上端を開放した筒体5と、前記開放端を閉
塞し前記内部空間を密閉する天部たる栓体6と、前記栓
体6の内側にその端部を取り付け、前記内部空間内で揺
動可能となした垂下体たる鎖体7とを設けるものであ
る。また、前記内部空間には、透視可能な液体たる水8
をその水面8aが前記栓体6に達しない程度の深さにま
で収容してある。
【0009】図2に明示したように、前記筒体5の側部
4は、一方の対向する2面を、パターのシャフト2aの
円筒状凸面形状と同一の曲面をもつ湾曲側部4a、4a
となす一方、対向する他の2面を平面形状の平坦側部4
b,4bとなす。前記湾曲側部4a,4aが透視部を構
成する。また、前記平坦側部4b,4b外面の隅部に
は、複数の係止片9が一体形成してある。
【0010】また、天部たる栓体6の裏面(内面)は、
側部4上端の開口部を密閉するように構成され、その中
央には前記鎖体7の上端が取り付けてある。この鎖体7
は、下端には重り7aを有し、筒体5の縦方向の長さよ
り若干短く、筒体5の起立状態において前記水8に浸っ
た状態となる。
【0011】図1〜図3に示したように、上記チェック
補助具1は、前記シャフト2aに一体化するように組み
込むもので、前記シャフト2aには、グリップ2b近傍
部分を、筒体5の縦方向の長さと、各湾曲側部4a,4
aの各幅とにそれぞれ対応する四角形状に切り欠いた対
向する切欠部10,10を設ける。そして、チェック補
助具1をシャフト2aに組み込むには、チェック補助具
1を、一方の湾曲側部4a側から嵌め込み、各湾曲側部
4a,4aがシャフト2aの外周面の一部となる状態に
て、平坦側部4b,4bの各係止片9が切欠部10の切
り欠き縁に係止して離脱不能に固定するのである。この
ようにチェック補助具1をシャフト2aに一体化するよ
うに組み込むと、透視部である前記湾曲側部4a,4a
がシャフト2a外周の一部となって露出状態となる。
【0012】このように構成したチェック補助具1は、
図4に示すように、グリップ2bを摘むようにしてパタ
ー2を吊り下げ、目線eを両湾曲側部4a,4aを通し
て筒体5内の鎖体7とグリーン上のカップ中央部(図示
せず)の交叉部分に合わせ、この交叉角度によってグリ
ーン面の傾斜度を判断するとともに、鎖体7内の水8の
水面8aとグリーン面の傾斜度を比較して、さらにその
傾斜度を正確に判定することが可能である。
【0013】そして、鎖体7と水面8aとによる正確な
傾斜度の判定ができたところで、目線eをずらし、パタ
ー2のシャフト2a外線とグリーン面との交叉角度を見
て判断したものと、正確な前記傾斜度とを比較し、パタ
ー2のみによる傾斜度の判定を修正する練習を積めば、
チェック補助具1なしで正しい傾斜度判定技術を身に付
けることができるようになる。
【0014】上記チェック補助具1は、パター2を吊り
下げた際に垂下体たる鎖体7が正確な垂直線を示すとと
もに、水面8aが正確な水平線を示すので、湾曲側部4
a,4aを通してカップ中央部に目線eを合わせれば、
グリーンの傾斜度を正確に判定することができるととも
に、この判定と比較するパター2のみによる判定力を向
上させることが可能であるという利点がある。また、パ
ター2に組み込んであるので、グリーン上では何時でも
利用することが可能である。さらに、鎖体7の下端には
重り7aが設けてあるので、鎖体7が正確な直線状態を
保つとともに、該鎖体7は水中に沈んだ状態にあるの
で、パター2を吊り下げた後、水8の抵抗によって揺れ
が短時間で収まり使用しやすいという利点がある。
【0015】次に、本発明を、使用時にのみパターと一
体化する第2実施形態を添付図面の図5〜図7に基づい
て詳細に説明する。ここにおいて、添付図面の図5は斜
視図、図6は縦断面図、図7は使用状態図である。
【0016】図5〜図7に示すように、チェック補助具
21は、パター22のシャフト22aに着脱可能に取り
付けるもので、透明なプラスチック製で構成し、内部空
間を形成するように底部23と透視可能な側部24とよ
りなる上端を開放した筒体25と、前記開放端を閉塞し
前記内部空間を密閉する天部たる栓体26と、前記栓体
26内側にその端部を取り付け、前記内部空間内で揺動
可能となした垂下体たる棒体27とを有する。また、前
記内部空間には、透視可能な液体たる水28をその水面
28aが前記栓体26に達しない程度の深さまで収容し
てある。
【0017】図6に明示したように、前記筒体25の側
部24は、透視部となる湾曲突部24aと、前記パター
22のシャフト22aの外周面の湾曲凸形状に対応する
湾曲凹部24bとからなり、横断面形状を三日月状に構
成してある。また、この湾曲突部24aと湾曲凹部24
bの境界縁には、前記シャフト22aを挟み付けうるよ
うに弾力性を有する材料で構成した係止爪29が上下一
対ずつ突設されている。
【0018】また、天部たる栓体26は、その平面形状
が前記筒体25の横断面形状と同様の三日月形状をな
し、筒体25上端の開口部を密閉するように構成され、
その裏面(内面)には前記棒体27上端が揺動可能に取
り付けてある。この棒体27は、下端に重り27aを設
け、前記筒体25の縦方向の長さより若干短く、筒体2
5の起立状態において水28に浸った状態となるように
構成する。
【0019】上記チェック補助具21は、図7に示した
ように、使用に際しては、シャフト22aの外周面にそ
の湾曲凹部24bを押し当て、シャフト22aを各係止
爪29で抱えるようにして挟んで取り付ける。そして、
目線eを筒体25の側部24の湾曲凸部24aを通して
棒体27とグリーン上のカップ中央部(図示せず)の交
叉部分に合わせ、この交叉角度によってグリーン面の傾
斜度を判定するとともに、筒体25内の水28の水面2
8aとグリーン面を比較して前記傾斜度をより正確に判
定することが可能である。
【0020】そして、棒体27と水面28aとによる正
確な傾斜度の判定ができたところで、目線eをずらし、
パター22のシャフト22a外線とパッティングライン
との交叉角度を見て判定したものと、正確な前記傾斜度
とを比較し、パター22のみによる前記判定を修正する
練習を積めば、チェック補助具21なしでパッティング
ラインの傾斜度判定技術を身に付けることができるので
ある。
【0021】上記チェック補助具21は、垂下体たる棒
体27が正確な垂直線を示すとともに、水面28aが正
確な水平線を示すので、側部24を通してパッティング
ラインに目線を合わせれば、その部分のグリーンの傾斜
度を正確に判定することができ、かつ、パター22のみ
による判定技術を向上させることが可能であるという利
点がある。また、パター22から取り外せるので、複数
のプレーヤーが利用できるという利点がある。さらに、
棒体27は、水中に沈んだ状態にあるので、水の抵抗に
よって揺れが短時間で収まり使用しやすいという利点が
ある。
【0022】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば、筒体5,25を構成するプラ
スチックには透視可能な程度の着色を施してもよいほ
か、透視部以外は透視不能であってもよい。また、第2
実施形態におけるチェック補助具21は、上記のように
シャフト22aに取り付けるのではなく、グリップに取
り付けて使用してもよいほか、筒体25の湾曲側部24
aを角形に形成してもよいとともに、係止爪29を設け
ず、例えば図8に示したように、パターとともに手で持
って使用するようにしてもよい。さらに、筒体5,25
に収容する液体は、水8,28とは異なるものを用いて
もよいほか、透視可能な程度に着色を施したり、金粉な
どを混合してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した本発
明は、垂下体が正確な垂直線を示すうえ、液面が正確な
水平線を示すので、グリーン面の傾斜度を正確に判定し
てパッティングラインを読むことができるとともに、こ
の判定と比較するパターのみによる判定技術を向上させ
ることができ、また、パターに組み込んであるので、グ
リーン上では何時でも利用することが可能であるという
効果を奏する。
【0024】また、請求項2に記載した本発明は、垂下
体が正確な垂直線を示すうえ、液面が正確な水平線を示
すので、グリーン面の傾斜度を正確に判定してパッティ
ングラインを読むことができるとともに、この判定と比
較するパターのみによる判定技術を向上させることがで
き、また、パターから取り外し可能なので、複数のプレ
ーヤーが使用できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】使用状態図。
【図5】斜視図。
【図6】縦断面図。
【図7】使用状態図。
【図8】他の実施形態における使用状態図。
【符号の説明】 1 チェック補助具 2 パター2a シャフト 2b グリップ 3 底部 4 側部 4a 湾曲側部 4b 平坦側部 5 筒体 6 栓体 7 鎖体 7a 重り 8 水 8a 水面 9 係止片 10 切欠部 21 チェック補助具 22 パター22a シャフト 22b グリップ 23 底部 24 側部 24a 湾曲凸部 24b 湾曲凹部 25 筒体 26 栓体 27 棒体 27a 重り 28 水 28a 水面 29 係止爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉状態で縦長の内部空間を形成するよ
    うに、天部と底部と側部により構成し、側部には反対側
    を透視可能な透視部を設ける一方、前記天部から吊り下
    げ、前記内部空間内で揺動可能となした垂下体を設ける
    とともに、前記内部空間に、透視可能な液体をその液面
    が前記天部に達しない程度の深さまで収容したゴルフ用
    のパッティングラインチェック補助具。
  2. 【請求項2】 透視部をパターのシャフトの周面に対応
    した形状に形成し、この透視部が露出した状態となるよ
    うにゴルフ用パターのシャフトに組み込んだことを特徴
    とする請求項1に記載のゴルフ用のパッティングライン
    チェック補助具。
  3. 【請求項3】 パターのシャフトあるいはグリップの周
    面の湾曲凸形状に対応する湾曲凹部を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のゴルフ用のパッティングライン
    チェック補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013094679A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Daniel You ゴルフクラブヘッドのスイング速度を測定する方法及び装置
KR101569671B1 (ko) 2015-03-26 2015-11-27 주식회사 씨앤유 그린경사도의 경사각을 측정가능하도록 구성한 퍼터

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