JP2000235385A - パノラマ画像表示システム,作成システムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

パノラマ画像表示システム,作成システムおよびそのプログラム記録媒体

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JP2000235385A JP3669999A JP3669999A JP2000235385A JP 2000235385 A JP2000235385 A JP 2000235385A JP 3669999 A JP3669999 A JP 3669999A JP 3669999 A JP3669999 A JP 3669999A JP 2000235385 A JP2000235385 A JP 2000235385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パノラマ画像を表示するシステムにおいて,
表示変更指示に対応してパノラマ表示を拡大・縮小する
際に,劣化の少ないパノラマ画像を表示する。 【解決手段】 表示対象を撮影倍率が異なるように撮影
した複数階層の画像を入力し(11),パノラマ情報データ
の特定の表示対象から,階層ごとの中心からの距離を計
算し(12),パノラマ情報データとその階層の距離情報と
を対応付けたパノラマ画像情報を記憶する(20)。パノラ
マ画像の表示では,入力装置40から拡大・縮小表示,旋
回・仰視角調整の指示があると,入力指示から求めた焦
点距離とパノラマ画像情報の距離情報とを用いて,表示
すべきパノラマ情報データの階層を選択し拡大率を設定
し(32),旋回角・仰視角を変更し(33),パノラマ画像を
表示装置50に表示する(34)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,パノラマムービー
と呼ばれるパノラマ画像を作成し,表示するシステムに
関し,特に多階層画像を使用したパノラマ画像表示シス
テム,作成システムおよびそのプログラム記録媒体に関
する。
【0002】近年のインターネット技術,マルチメディ
ア技術の普及により動画像情報を取り扱う量が増えてき
ている。その中でもパノラマムービーを作成する技術
は,静画像からインタラクティブな動画像が作成できる
点で注目されているが,このようなシステムにおいて,
表示する画像の精度および表示のための操作性を向上さ
せる技術が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図11は,従来の技術を説明する図であ
る。従来のパノラマムービーの作成方法は,図11
(A)に示すように,カメラ100によって,一つの視
点から予め定められた角度で表示対象を複数枚撮影し,
それらの原画像P1〜P5を合成することによってパノ
ラマイメージ101を作成し,そのパノラマイメージ1
01をもとにソフトウェアによってパノラマムービーを
作成し,表示していた。すなわち,図11(B)に示す
ように,原画像P1〜P5が格納された原画像ファイル
111の画像を,必要に応じて歪み補正を行い合成する
ことによって,パノラマイメージ情報ファイル112を
作成し,それをもとにパノラマムービーファイル113
を作成していた。パノラマムービーを表示する際には,
パノラマムービーファイル113から読み出したイメー
ジ情報を必要に応じて拡大・縮小して表示していた。
【0004】なお,地図などのイメージデータを所定の
倍率で拡大・縮小表示するときに,品質の劣化を防止す
る技術としては,例えば特開平5−282410号公報
に示されている「イメージデータ管理方式」が知られて
いる。しかし,これはメッシュと呼ばれる図面のある範
囲をイメージデータの蓄積の単位として管理するもので
あり,パノラマムービーのような動きのあるイメージの
表示を行うものとは異なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパノラマ画像の
表示方法では,一つのパノラマイメージ情報だけをもと
に,パノラマムービーのさまざまな拡大・縮小画像を作
成しなければならず,拡大・縮小後のパノラマ画像が粗
くなってしまうという問題があった。
【0006】本発明は,パノラマイメージを多階層に持
ち,拡大・縮小表示の指示に対応して,その中の一つの
階層を選択し,そのパノラマ情報データをもとにパノラ
マムービーを生成することによって拡大・縮小に伴うパ
ノラマ画像の劣化を少なくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め,本発明は図1に示すような各手段を持つ。図1は,
本発明の構成例を示す図である。本発明は,パノラマ画
像作成システム10,パノラマ画像情報格納部20,パ
ノラマ画像表示システム30,入力装置40,表示装置
50からなる。
【0008】パノラマ画像作成システム10は,表示対
象を異なる撮影倍率で撮影した複数階層の画像を入力
し,複数階層のパノラマ情報データを作成する多階層画
像入力部11と,複数階層のパノラマ情報データに含ま
れる特定の表示対象物の大きさをもとに各階層の中心か
らの距離を計算する距離算出部12と,複数階層のパノ
ラマ情報データと距離算出部12で算出した各階層ごと
の距離情報とを対応させたパノラマ画像情報を作成する
パノラマ画像情報作成部13を持つ。
【0009】パノラマ画像情報格納部20は,パノラマ
画像作成システム10により作成された複数階層のパノ
ラマ情報データと各階層の距離情報とを記憶する。
【0010】パノラマ画像表示システム30は,パノラ
マ画像の表示拡大・縮小または移動の指示を入力装置4
0から入力する表示指示入力部31と,パノラマ画像の
表示拡大・縮小指示に対して複数階層のパノラマ情報デ
ータの一つを選択する表示データ層選択部321および
選択したパノラマ情報データをもとにその階層に応じた
拡大率を設定しパノラマ画像の拡大・縮小を行う拡大・
縮小処理部322を備えるズーム処理部32と,パノラ
マ画像の表示移動指示に対して,表示すべきパノラマ画
像を切り出すための旋回角または仰視角を変更する旋回
・仰視角変更処理部33と,拡大・縮小または旋回・仰
視角を変更したパノラマ画像を表示装置50に表示する
処理を実行するパノラマ画像表示部34を持つ。
【0011】表示指示入力部31は,パノラマ画像の表
示拡大・縮小指示を入力するためのズーム指示図形およ
びパノラマ画像の表示移動指示を入力するための移動指
示図形を表示し,ズーム指示図形または移動指示図形に
対するポインティングデバイスを用いた操作により表示
拡大・縮小指示または表示移動指示を入力する。また
は,パノラマ画像の表示画面におけるポインティングデ
バイスによる特定方向へのドラッグ操作によって,パノ
ラマ画像の表示拡大・縮小指示を入力する。
【0012】本発明の作用を,図2を用いて説明する。
パノラマ画像作成システム10は,パノラマ表示しよう
としている表示対象を,例えば,カメラ60を中心に,
第一層63,第二層64,…というように,異なる撮影
倍率で予め設定された角度に分割して撮影した複数階層
の画像を入力し,これらをそれぞれ合成して複数のパノ
ラマイメージ61,62,…を生成する。次に,各パノ
ラマイメージ61,62,…のパノラマ情報データに含
まれる特定の表示対象物の大きさをもとに各階層ごとに
中心(視点基準位置)からの距離を計算し,各階層のパ
ノラマ情報データとその距離情報とを対応させたパノラ
マ画像情報を作成しパノラマ画像情報格納部20に記憶
しておく。
【0013】パノラマ画像表示システム30は,例え
ば,入力装置40からパノラマ画像の「表示拡大」の指
示があると,その拡大指示に対して,パノラマ画像情報
格納部20に記憶したパノラマ情報データの距離情報を
用いて,表示すべきパノラマ画像に近いパノラマイメー
ジを探す。もし,例えばパノラマイメージ62がもっと
も近い場合には,パノラマイメージ62に対応する第二
層64のパノラマ情報データを選択し,拡大率を設定し
て第二層64のパノラマ情報データをもとにパノラマ画
像を拡大する。また,表示移動指示があれば,表示すべ
きパノラマ画像を切り出すための旋回角/仰視角を変更
し,旋回・仰視角を変更したパノラマ画像を,表示装置
50に表示する。
【0014】このように,撮影倍率が異なるようなパノ
ラマイメージに対応する複数階層のパノラマ情報データ
を予め用意しておき,表示すべき画像に近いパノラマ情
報データを選択して,これをもとに拡大・縮小表示する
ことにより,より解像度の高いパノラマムービーを提供
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0016】〔1〕パノラマ画像作成 まず,多階層画像入力部11は,パノラマ表示すべき対
象を,カメラを中心に360度を予め設定した異なる角
度で分割して撮影した画像を入力する。これらの画像の
各階層を,第一層,第二層,…とする。これらを各階層
別にそれぞれ合成することによって,複数階層のパノラ
マ情報データを,後述する形式に従って生成する。
【0017】図3は,生成されたパノラマ情報データの
例を示す図である。図3(A)は,第一層のパノラマ情
報データの例,図3(B)は第二層のパノラマ情報デー
タの例を示す。第二層は,第一層より撮影倍率が大きく
撮影の際の分割角度を小さくして撮影した画像をもとに
して生成されており,第一層に比べて表示対象までの距
離が近いイメージのものとなっている。図3(C)は第
三層のパノラマ情報データの例を示す。第三層は,第二
層より撮影倍率が大きい画像をもとに生成され,さらに
表示対象までの距離が近いイメージのものとなってい
る。
【0018】距離算出部12は,図3に示すようなパノ
ラマ情報データから,各階層に共通して存在するターゲ
ットイメージとして,例えば「三日月」を選択し,この
三日月の領域を用いて,階層ごとに,カメラの中心から
そのパノラマイメージの表示対象までの距離を計算す
る。例えば,第二層の三日月の領域の大きさ(長さ)
が,第一層の三日月の領域の大きさの2倍であるとする
と,大きさと距離は反比例の関係にあることから,第二
層のカメラ中心との距離は,第一層の距離の1/2とす
る。
【0019】パノラマ画像情報作成部13は,多階層画
像入力部11から渡されたパノラマ情報イメージに,距
離算出部12から渡されたパノラマ情報イメージの各階
層の距離情報を対応させてパノラマ画像情報(パノラマ
ムービーデータ)を生成し,パノラマ画像情報格納部2
0に格納する。図4は,パノラマ画像情報格納部20の
構造例を示す図である。
【0020】パノラマ画像情報格納部20は,データヘ
ッダ部21,距離情報格納領域22,画像情報格納領域
23からなる。データヘッダ部21では,中心位置(カ
メラの撮影位置),距離データ格納バイト数(L),パ
ノラマ情報データ数(N),パノラマ情報形式を記憶す
る。距離情報格納領域22では,各階層ごとの中心から
の距離,パノラマ情報データ格納先頭アドレス(A1,
A2,…),パノラマ情報データ格納領域バイト数(B
1,B2,…)を記憶する。画像情報格納領域23で
は,各階層のパノラマ情報データ(イメージデータ)を
記憶する。
【0021】図5は,パノラマ画像情報のデータ作成処
理フローチャートである。まず,多階層画像入力部11
により,パノラマ画像情報格納部20に格納するパノラ
マ情報データの形式を設定する(ステップS1)。パノ
ラマ形式は,パノラマムービーを表示するアプリケーシ
ョンソフトウェアに応じて,任意に設定することができ
る。次に,入力した多階層画像から各階層ごとにパノラ
マ情報データファイルを作成し(ステップS2),最後
の階層までステップS2の処理を繰り返す(ステップS
3)。
【0022】その後,距離算出部12により,パノラマ
情報データからターゲットイメージ,すなわち各階層の
距離を計算するための比較対象となる物体を選択し(ス
テップS4),最後の階層までステップS4の処理を繰
り返す(ステップS5)。各階層について,選択したタ
ーゲットイメージを用いて中心からの距離を計算し(ス
テップS6),最後の階層までステップS6の処理を繰
り返す(ステップS7)。パノラマ画像情報作成部13
により,生成したパノラマ情報データと距離情報を対応
付けた多階層パノラマムービーデータ(パノラマ画像情
報)を作成し,図4に示したデータ構造に従ってパノラ
マ画像情報格納部20に保存する(ステップS8)。
【0023】〔2〕パノラマ画像の表示と変更 次に,パノラマ画像の表示について説明する。パノラマ
画像表示システム30は,パノラマ表示中に,入力装置
40からの表示変更指示が入力されると,表示指示入力
部31は,パノラマ画像の表示拡大・縮小の指示をズー
ム処理部32へ渡し,旋回角・仰視角の指示を旋回・仰
視角変更処理部33に渡す。
【0024】ズーム処理部32では,表示データ層選択
部321により,表示拡大・縮小の指示にもとづいて,
パノラマ画像情報格納部20に格納されたパノラマ画像
情報の複数階層のパノラマ情報データの一つを選択す
る。次に,拡大・縮小処理部322により,選択したパ
ノラマ情報データをもとに,その階層に応じた拡大率・
縮小率を設定する。一方,旋回・仰視角変更処理部33
では,表示移動指示(旋回角・仰視角の指示)にもとづ
いて,表示すべきパノラマ画像を切り出すための旋回角
または仰視角を変更する。
【0025】パノラマ画像表示部34では,ズーム処理
部32からの選択されたパノラマ情報データおよび拡大
・縮小率,旋回・仰視角変更処理部33からの旋回角お
よび仰視角をもとに表示するパノラマ画像を生成して表
示装置50に表示する。
【0026】図6は,パノラマ画像の表示を説明するた
めの図である。図6(A)に示すような,画廊にたくさ
んの絵画等が展示されているパノラマムービーを見てい
る際に,例えば,その展示絵画の1つを拡大して見たい
場合や,左右の様子を見たい場合には,パノラマ表示画
面の右下に表示した移動パレットおよびズームダイアル
で構成される移動操作ユニットにより,パノラマ表示の
拡大/縮小および旋回・仰視角の変更の指示を行う。
【0027】図6(B)は移動パレットの例を示す図で
ある。移動パレットは,視点を旋回し,仰視角を調整す
るための指示入力アイコンである。移動パレットで,ア
イコン上の左右の三角点をマウスで押下することにより
旋回角を調整し,同様に,上下の三角点を押下すること
により仰視角の調整を行う。
【0028】図6(C)はズームダイアルの例を示す図
である。ズームダイアルは,ズームイン・ズームアウト
のための指示入力アイコンである。ズームダイアル上で
マウスを上下にドラッグすることにより画面のズームイ
ン/ズームアウトを行う。
【0029】この場合には,指示されたズームダイアル
の位置と,各階層の距離情報とに基づき,各階層のパノ
ラマ画像が選択される(図9で後述)。具体的には,ズ
ームダイアルの1目盛り(図6(C))が単位移動焦点
距離に対応づけられ,指定されたズームダイアルの目盛
り位置から,指示される焦点距離が算出される。
【0030】図6(D)に,図6(A)に示すパノラマ
画像の表示中に,図6(C)のズームダイアル上でマウ
スを上にドラッグして,ズームインした場合のパノラマ
表示の例を示す。図6(D)の表示では,ズームインに
よって中央部が拡大されて表示されている。
【0031】なお,移動パレットの中心の四角点をピッ
ク・アンド・ドロップすることにより,移動操作ユニッ
トを表示画面上の任意の場所に移動させることもでき
る。
【0032】また,移動操作ユニットを表示画面上に表
示させる以外にも,キーボード上の特定のキーを移動パ
レットの4つの三角点およびズームダイアルのズームイ
ン,ズームアウトに対応させるようにして,視点の旋回
・仰視角の変更および表示の拡大・縮小を調整するよう
にしてもよい。
【0033】この場合には,ズームインまたはズームア
ウトの処理に割り当てられた特定のキーの押下時間また
は押下回数と,各階層の距離情報とに基づき,各階層の
パノラマ画像が選択される(図9で後述)。具体的に
は,当該特定キーの単位押下時間が単位移動焦点距離に
対応づけられ,当該特定キーの総押下時間から,指示さ
れる焦点距離が算出される。また,当該特定キーの単位
押下回数が単位移動焦点距離に対応づけられ,当該特定
キーの総押下回数から,指示される焦点距離が算出され
る。
【0034】また,表示画面上で移動カーソルを表示さ
せて,マウスの左ボタンを押下しながら移動カーソルを
左右にドラッグすることにより旋回を調整し,上下にド
ラッグすることにより仰視角を調整し,マウスの右ボタ
ンを押下しながら手前(画面下方)へドラッグするとズ
ームアウトし,先方へ(画面上方)へドラッグするとズ
ームインするというような操作手段を設けてもよい。
【0035】この場合には,パノラマ画像上におけるポ
インティングデバイス(例えば,マウス)のドラッグす
る距離と,各階層の距離情報とに基づき,各階層のパノ
ラマ画像が選択される(図9で後述)。具体的には,ポ
インティングデバイスの単位ドラッグ距離が単位移動焦
点距離に対応づけられ,ポインティングデバイスの総ド
ラッグ距離から,指示される焦点距離が算出される。
【0036】表示データ層選択部321では,複数階層
のパノラマ情報データの一つを選択する際に,ズームイ
ン/ズームアウトの指示により変更した焦点に近い階層
のパノラマ情報データを選択する。すなわち,ズームイ
ン/ズームアウトの指示に対して,中心点からその焦点
までの距離を計算し,計算した変更後の焦点距離および
中心点からパノラマ情報データの各階層までの距離を用
いて,表示すべきパノラマ情報データの階層(表示デー
タ層)を決める。
【0037】図7は,表示データ層の選択を説明するた
めの図である。図7において,中心点から焦点までの距
離を焦点距離r,中心点から第n層までの距離をXn ,
第n+1層までの距離をXn+1 ,中心点から表示データ
層を変更する境界となる距離を境界距離bとする。境界
距離bは, b=Xn +(Xn+1 −Xn )/2 である。ここで,ズームイン/ズームアウト後の焦点距
離rと境界距離bが,r≧bであれば,第n+1層を表
示データ層として選択し,r<bであれば,第n層を表
示データ層として選択する。
【0038】図8〜図10を用いて,パノラマ表示およ
び変更の処理の流れについて説明する。図8は,表示処
理フローチャートである。
【0039】入力装置からの入力を待ち(ステップS1
0),入力があればマウスポインタの位置を調べ(ステ
ップS11),マウスポインタの位置がズームダイアル
であればステップS12〜ステップS15の処理を行
い,移動パレットであればステップS16〜ステップS
21の処理を行う。
【0040】マウスポインタの位置がズームダイアルの
場合には,ドラッグの方向を調べ(ステップS12),
ドラッグ方向が上方向のときは移動フラグに“ズームイ
ン”を設定し(ステップS13),ドラッグ方向が下方
向のときは移動フラグに“ズームアウト”を設定して
(ステップS14),ズーム処理を行う(ステップS1
5)。
【0041】図9は,ズーム処理フローチャートであ
る。ズーム処理(図8:ステップS15)では,移動フ
ラグを調べて(ステップS22),移動フラグがズーム
アウトであれば焦点距離を減らし(ステップS23),
ズームインであれば焦点距離を増やす(ステップS2
4)。次に,焦点距離と階層の境界距離を調べて(ステ
ップS25),焦点距離が境界距離より長ければ,表示
データ層を焦点より外側の階層に設定し,それに応じた
拡大率を設定する(ステップS26)。焦点距離が境界
距離より長くなければ,表示データ層を焦点より内側の
階層に設定し,拡大率を設定する(ステップS27)。
次に,設定した拡大率に応じて該当する表示データ層の
パノラマ情報データを拡大/縮小し表示する(ステップ
S28)。
【0042】ステップS11の処理(図8)で,マウス
ポインタの位置が移動パレットの場合には,クリック位
置を調べ(ステップS16),右矢印であれば移動フラ
グに“右移動”を設定し(ステップS17),左矢印で
あれば移動フラグに“左移動”を設定し(ステップS1
8),上矢印であれば移動フラグに“上移動”を設定し
(ステップS19),下矢印であれば移動フラグに“下
移動”を設定して(ステップS20),旋回・仰視角変
更処理を行う(ステップS21)。
【0043】図10は,旋回・仰視角変更処理フローチ
ャートである。旋回・仰視角変更処理(図8:ステップ
S21)では,移動フラグを調べて(ステップS3
0),右移動であれば,旋回角を右方向にプラスし(ス
テップS31),左移動であれば,旋回角を左方向にプ
ラスし(ステップS32),上移動であれば,仰視角を
上方向にプラスし(ステップS33),下移動であれ
ば,仰視角を下方向にプラスする(ステップS34)。
そして,新しい旋回角/仰視角に基づいてパノラマ情報
データを表示する(ステップS35)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
従来のように一つのパノラマ画像データを用いてパノラ
マムービーの拡大・縮小表示を行うのではなく,複数階
層のパノラマ情報データを持ち,表示すべきパノラマイ
メージの焦点距離と最も距離が近いパノラマ情報データ
の階層を選択し,それをもとに拡大・縮小表示を行うよ
うにするので,解像度の高い高品質なパノラマムービー
を作成することができる。例えば,博物館や画廊など実
際に自分が移動しながら見ることができるようなコンテ
ンツの作成の場合に,より詳細な情報,より精密な情報
のコンテンツの作成が可能となるという効果を奏し,さ
らに,このような精密な表示が要求されるコンテンツの
作成を促進するという効果を奏し,マルチメディアコン
テンツの発展に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示す図である。
【図2】本発明の原理を説明するための図である。
【図3】パノラマ情報データの例を示す図である。
【図4】パノラマ画像情報格納部の構造例を示す図であ
る。
【図5】データ作成処理フローチャートである。
【図6】パノラマ画像の表示および変更を説明するため
の図である。
【図7】パノラマ情報データの選択を説明するための図
である。
【図8】表示処理フローチャートである。
【図9】ズーム処理フローチャートである。
【図10】旋回・仰視角変更処理フローチャートであ
る。
【図11】従来の技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 パノラマ画像作成システム 11 多階層画像入力部 12 距離算出部 13 パノラマ画像情報作成部 20 パノラマ画像情報格納部 30 パノラマ画像表示システム 31 表示指示入力部 32 ズーム処理部 321 表示データ層選択部 322 拡大・縮小処理部 33 旋回・仰視角変更処理部 34 パノラマ画像表示部 40 入力装置 50 表示装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G06F 15/70 350J (72)発明者 海藤 恒久 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目3番5号 株式会社富士通東北システムエンジニア リング内 Fターム(参考) 5B057 BA23 CD02 CD05 CE09 CH11 5B069 AA20 DD09 DD11 DD16 JA02 5C082 AA24 AA27 BA12 BA20 BA41 BA42 CA31 CA33 CA34 CA54 CB06 DA87 MM09 MM10 5L096 FA66 9A001 HH24 HH30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パノラマ画像を表示するシステムにおい
    て,複数階層のパノラマ情報データと各階層の距離情報
    とを記憶するパノラマ画像情報記憶手段と,パノラマ画
    像の表示拡大・縮小または移動を指示する表示指示入力
    手段と,パノラマ画像の表示拡大・縮小指示に対して,
    前記複数階層のパノラマ情報データの一つを選択する表
    示データ層選択手段と,選択したパノラマ情報データを
    もとに,その階層に応じた拡大率を設定し,表示するパ
    ノラマ画像の拡大・縮小を行う拡大・縮小処理手段と,
    パノラマ画像の表示移動指示に対して,表示すべきパノ
    ラマ画像を切り出すための旋回角または仰視角を変更す
    る旋回・仰視角変更処理手段と,前記拡大・縮小または
    旋回・仰視角を変更したパノラマ画像を表示するパノラ
    マ画像表示手段とを備えることを特徴とするパノラマ画
    像表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパノラマ画像表示システ
    ムにおいて,前記表示指示入力手段は,パノラマ画像の
    表示拡大・縮小指示を入力するためのズーム指示図形お
    よびパノラマ画像の表示移動指示を入力するための移動
    指示図形を表示し,前記ズーム指示図形または前記移動
    指示図形に対するポインティングデバイスを用いた操作
    により表示拡大・縮小指示または表示移動指示を入力す
    ることを特徴とするパノラマ画像表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパノラマ画像表示シス
    テムにおいて,前記表示指示入力手段は,パノラマ画像
    の表示画面におけるポインティングデバイスによる特定
    方向へのドラッグ操作によって,パノラマ画像の表示拡
    大・縮小指示を入力することを特徴とするパノラマ画像
    表示システム。
  4. 【請求項4】 パノラマ画像を表示するためのパノラマ
    画像情報を作成するシステムにおいて,表示対象を撮影
    倍率を変えて撮影した複数階層の画像を入力し,複数階
    層のパノラマ情報データを作成する多階層画像入力手段
    と,前記複数階層のパノラマ情報データに含まれる特定
    の表示対象物の大きさをもとに各階層の中心からの距離
    を計算する距離算出手段と,前記複数階層のパノラマ情
    報データと前記算出した各階層ごとの距離情報とを対応
    させた情報を持つパノラマ画像情報を作成するパノラマ
    画像情報作成手段とを備えることを特徴とするパノラマ
    画像作成システム。
  5. 【請求項5】 計算機によってパノラマ画像を表示する
    ためのプログラムを記録したプログラム記録媒体であっ
    て,パノラマ画像の表示拡大・縮小または移動を指示す
    る表示指示を入力する処理と,パノラマ画像の表示拡大
    ・縮小指示に対して,複数階層のパノラマ情報データと
    各階層の距離情報とを記憶するパノラマ画像情報記憶手
    段の中から一つのパノラマ情報データを選択する処理
    と,選択したパノラマ情報データをもとに,その階層に
    応じた拡大率を設定し,表示するパノラマ画像の拡大・
    縮小を行う処理と,パノラマ画像の表示移動指示に対し
    て,表示すべきパノラマ画像を切り出すための旋回角ま
    たは仰視角を変更する処理と,前記拡大・縮小または旋
    回・仰視角を変更したパノラマ画像を表示する処理と
    を,計算機に実行させるプログラムを記録したことを特
    徴とするパノラマ画像表示プログラム記録媒体。
  6. 【請求項6】 計算機によってパノラマ画像を作成する
    ためのプログラムを記録したプログラム記録媒体であっ
    て,表示対象を撮影倍率を変えて撮影した複数階層の画
    像を入力し,複数階層のパノラマ情報データを作成する
    処理と,前記複数階層のパノラマ情報データに含まれる
    特定の表示対象物の大きさをもとに各階層の中心からの
    距離を計算する処理と,前記複数階層のパノラマ情報デ
    ータと前記算出した各階層ごとの距離情報とを対応させ
    た情報を持つパノラマ画像情報を作成する処理とを,計
    算機に実行させるプログラムを記録したことを特徴とす
    るパノラマ画像作成プログラム記録媒体。
  7. 【請求項7】 指定された視点方向から見たパノラマ画
    像を表示するシステムにおいて,複数階層のパノラマ情
    報データと各階層の距離情報とを記憶するパノラマ画像
    情報記憶手段と,パノラマ画像の表示拡大・縮小を指示
    する表示指示入力手段と,パノラマ画像の表示拡大・縮
    小の指示と各階層の距離情報に基づき,前記視点方向か
    ら見た当該階層のパノラマ画像を表示するパノラマ画像
    表示手段とを備えることを特徴とするパノラマ画像表示
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の表示指示入力手段による
    拡大・縮小の指示は,パノラマ画像の拡大・縮小を指示
    するアイコンの操作であることを特徴とする請求項7記
    載のパノラマ画像表示システム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の表示指示入力手段による
    拡大・縮小の指示は,パノラマ画像上におけるポインテ
    ィング・デバイスの特定方向へのドラッグ操作であるこ
    とを特徴とする請求項7記載のパノラマ画像表示システ
    ム。
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