JP2000232664A - デジタル加入者線(dsl)通信方法および複数のdsl通信チャネルにおいて通信を交換する方法 - Google Patents

デジタル加入者線(dsl)通信方法および複数のdsl通信チャネルにおいて通信を交換する方法

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アラバムダン ムラリ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DSL通信システムにおける通信故障からダ
イナミックに回復する技術を提供すること。 【解決手段】 1つまたは2つ以上の通信チャネルにお
ける故障からのダイナミックな回復を有利に促進する技
術を提供する。通信チャネルにおけるDSL帯域幅割当
ておよび/または対称性のダイナミックな調節は、ダイ
ナミックなボンディングメカニズムと組み合わされる。
ダイナミックなボンディングメカニズムは、単数または
複数のループ故障の場合、依然として利用可能な物理的
な通信チャネルにおいて通信トラフィックを結合および
/または分配することにより単一の広帯域幅チャネルの
外見を作る。このようにして、チャネルボンディング技
術は、対称的なバンド幅チャネル割当てを維持しつつ、
1つまたは2つ以上の通信チャネルにおける故障からの
ダイナミックな回復を有利に促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信に係り、特
に、多様な通信ネットワークにおける高速データ伝送に
関する。
【0002】
【従来の技術】通信技術の進歩およびパワフルなデスク
トップコンピュータハードウェアの利用可能性は、多様
な公衆に利用可能なコンピュータネットワークへのアク
セスのためにコンピュータを使用することを増大させ
た。例えば、モデム、即ちデジタルビットストリームを
アナログ信号に変換するために使用されるよく知られた
通信デバイスのスピードが大幅に向上し、通信ネットワ
ーク、例えば公衆交換電話網(PSTN)における情報
の高速交換を可能にした。
【0003】今日、膨大な量の情報が、公衆通信ネット
ワーク、例えばPSTNおよびインターネットを介し
て、世界中の個々のユーザ間で交換されている。PST
Nにおける通信トラフィックの量の増大に加えて、通信
ネットワークにおいて利用可能な今日のアプリケーショ
ンのコンテンツフィーチャーにおける二重の増大があ
る。コンテンツリッチなアプリケーションは、プロバイ
ダーとアプリケーションのユーザとの間の広帯域幅およ
び高速の通信伝送を必要とする。
【0004】そのような高速通信は、現在のPSTNお
よび電話インフラストラクチャー全体に非常に大きな重
荷となってきた。特に、よく知られたローカルループ、
即ち加入者から地域電話会社(LEC)のローカル中央
局への接続が、その加入者ベースの今までに増大してき
た通信需要を満たすことにおける電話サービスプロバイ
ダーについての主な焦点およびボトルネックとなってき
た。ローカルサービスプロバイダーに対する重要なチャ
レンジは、通常のローカルループインフラストラクチャ
が、広帯域幅伝送要求を容易にサポートすることができ
ない標準的な銅ケーブル、即ち銅ループを含むことであ
る。
【0005】したがって、通信サービスプロバイダー、
例えばLECまたはインターチェンジキャリア(IX
C)は、その現行の銅ループネットワークインフラスト
ラクチャの帯域幅容量を増大させるための多数の技術を
探求している。標準的な銅ループにおける高速デジタル
データ伝送を可能にする1つの出現した技術は、いわゆ
るデジタル加入者線(DSL)通信である。即ち、DS
Lは、現行の銅ローカルループインフラストラクチャを
使用して、サービスプロバイダとその加入者との間にお
ける広帯域幅容量の伝送を提供する。
【0006】特に、DSLは、デジタルデータストリー
ムを重鍛された高速アナログ信号を交換するために、送
信および受信位置においてDSL構成のデバイスを必要
とするモデムに類似する技術である。この方法におい
て、DSLは、現行の電話ネットワークインフラストラ
クチャにおける音声、データ、映像およびマルチメディ
アの同時伝送を提供する。DSLおよびその可能性のあ
るアプリケーションは、例えば、D.L. Waring等によるD
igital Subscriber Line Technology Facilitates a Gr
aceful Transition From Copper to Fiber, IEEE Commu
nications Magazine, March, 1991, により詳細に説明
されている。
【0007】好都合なことに、DSLは、対称および非
対称の帯域幅構成の両方をサポートする。よく知られて
いるように、対称帯域幅アプリケーションは、提供され
るチャネル帯域幅が双方向で同じであるような、例えば
通常のプレインオールドテレホンサービス(POTS)
のようなものである。逆に、非対称帯域幅アプリケーシ
ョンは、一方の方向に(例えば、中央局から加入者へ)
他方の方向よりも広い帯域幅が送信されるものである。
【0008】特に、いわゆる非対称デジタル加入者線
(ADSL)は、インターネットアクセスの加入におけ
る現在の爆発的増加を解決するための先導的な技術とし
て現れてきた。ADSLは、帯域幅の意味で通信の性質
が、本来的に非対称であるので、インターネットアクセ
スに対して理想的である。例えば、加入者が周知のワー
ルドワイドウェブ(WWW)を閲覧するとき、WWWへ
のそのアップストリーム接続は、交換を促進するために
狭い帯域幅を必要とする。しかし、WWWから加入者へ
のダウンストリーム伝送は、WWWからの所望のコンテ
ンツ、例えばマルチメディアを交換するために遙かに広
い帯域幅を必要とする。
【0009】したがって、DSLは、通信産業およびネ
ットワークインフラストラクチャにおいてより浸透する
技術であることが分かった。しかし、通常のタイプのD
SLの1つの欠点は、アナログ音声およびデジタルデー
タをフィルタする、即ち分離するために、DSL接続の
各端において、いわゆる「スプリッタ」が必要とされる
ことである。これは、加入者およびサービスプロバイダ
が、そのようなスプリッタを備えることに関連する様々
なコストを負担することを必要とする。
【0010】これに応じて、新しいタイプのDSL技術
が開発された。いわゆる“ADSL lite”または“splitte
rless ADSL”であり、加入者構内設備におけるスプリッ
タの必要性を除去して、加入者ベースにより負担される
関連設備コストを低減させる。サービスプロバイダの通
信ネットワークインフラストラクチャにおけるスプリッ
タレスADSLの期待される展開が、今日の増大する非
対称通信の要求に対するコスト的に有効な解決を提供す
るそれらの能力を大幅に強化することになる。
【0011】しかし、そのような強化された非対称帯域
幅能力と共にであっても、ADSL技術は、全てのサー
ビスプロバイダの帯域幅アクセス要求を解決するための
万能薬ではない。特に、いくつかの重要なアプリケーシ
ョン、例えばインターネット音声ビデオ電話、およびサ
ーバホスティングは、対称帯域幅通信を必要とする。ま
た、現在のDSLトランシーバは、加入者サイトまたは
サービスプロバイダ設備において製造されまたはインス
トールされる場合、アップストリーム/ダウンストリー
ム帯域幅割当てを含む例えば同期または非同期の単一の
動作モードに対して構成される。
【0012】そのような通常のDSLトランシーバは、
ローカルループ条件に適応するために、その利用可能な
帯域幅を調節することができる。しかし、これは、ロー
カルループの故障または品質低下誤り率により必要とさ
れたDSLトランシーバの初期化または再トレーニング
手順の間に典型的には行われる。したがって、全ての実
際的な目的のために、通常のDSLトランシーバは、そ
の最初の構成に依存して非同期的または同期的のいずれ
かであり、その後のその動作モードを典型的には変化さ
せない。
【0013】通常のDSL通信に関連する上記の問題点
を改善する同日出願に係る本出願人に承継された“Dyna
mic Bandwidth and Symmetry Allocation of Digital S
ubscriber Line Channels”という名称の米国特許出願
がある。この発明によれば、DSL通信チャネルの属性
は、変化する帯域幅および/または対称性条件を満足す
るようにダイナミックに調節される。特に、その発明に
よれば、通信チャネル、例えばローカルループにおける
対称性および/または帯域幅割当ては、特定の通信伝送
条件の関数としてダイナミックに調節される。
【0014】その発明の様々な実施形態によれば、対称
性および/または帯域幅割当てのダイナミックな調節
は、通信チャネルにおけるリアルタイム使用パターンの
監視の関数としてまたは通信チャネルを使用する特定の
アプリケーションから受信される要求の関数として成さ
れる。勿論、そのようなダイナミックな調節は、通信チ
ャネルがそれ自体伝送誤りを受けない限りにおいて有効
であるにすぎない。即ち、チャネル自体が故障すると、
そのチャネルにおいて交換される全ての通信が故障す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、DSL通
信システムにおける通信誤りからダイナミックに回復す
るための技術に対するニーズが存在する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信チャネ
ル、例えばローカルループにおいて完全な対称チャネル
を作るために、非対称チャネルが共に結合される技術を
提供する。当業者により理解されるように、より高い皮
相通信速度を得るために、複数の低ビットレートチャネ
ルを結合すること、即ちいわゆる逆多重化することはよ
く知られている。
【0017】しかし、通信チャネルの対称性および/ま
たは帯域幅割当てのダイナミックな調節を結合と組み合
わせることは、それにより完全な対称チャネル、例えば
標準的なT1キャリアデジタル伝送ラインが非対称チャ
ネルの結合から作られ得る洗練された技術を提供するこ
とを、本発明者等は認識していた。好都合なことに、ダ
イナミックな帯域幅および/または対称性チャネル調節
と結合との組み合わせは、DSL通信システムにおける
通信事故からのダイナミックな回復を容易にする。
【0018】特に、本発明によれば、1つまたは2つ以
上の通信チャネルにおける事故からのダイナミックな回
復を好都合に容易にする事実が提供される。即ち、本発
明の好ましい実施形態によれば、通信チャネルにおける
DSL帯域幅割当ておよび/または対称性のダイナミッ
クな調節が、上述した同時に係属中の米国特許出願の発
明の様々な側面により容易化される。
【0019】同時に係属中の米国出願では、単一または
複数のループ事故の場合に、依然として利用可能な物理
的通信チャネルにおいて、通信トラフィックを結合およ
び/または分配することにより、単一の広帯域幅チャネ
ルの外観を作るダイナミックな結合メカニズムと組み合
わされる。このようにして、本発明は、対称的な帯域幅
チャネル割当てを維持しつつ、1つまたは2つ以上の通
信チャネルにおける事故からのダイナミックな回復を好
都合に容易化する技術を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、非対称チャネルが共に
結合されて、通信チャネル、例えばローカルループにお
いて、完全な対称チャネルを作る技術を提供する。本発
明によれば、通信チャネルの対称性および/または帯域
幅割当てのダイナミックな調節は、非対称チャネルから
完全な対称チャネルを作るために結合と組み合わされ
る。好都合なことに、帯域幅および/または対称性チャ
ネル調節および結合の組み合わせは、単数または複数の
ループにおける通信事故からのダイナミックな回復を容
易にする。
【0021】説明の明瞭化のために、ここに示された例
示的な実施形態は、個別の機能ブロックまたは機能ブロ
ックの組み合わせを含むものとして示されている。これ
らのブロックが表す機能は、ソフトウェアを実行するこ
とができるハードウェアを含むがこれに限定されない共
有のまたは専用のハードウェアのいずれかを使用するこ
とにより提供されうる。図示された実施形態は、以下に
説明する動作を実行するデジタルシグナルプロセッサ
(DSP)ハードウェアおよび/またはソフトウェアを
含みうる。
【0022】また、特許請求の範囲において、特定の機
能を実行するための手段として表現されたいかなる構成
要素も、例えば、a)その機能を実行する回路構成要素
の組み合わせ、またはb)その機能を実行するためのソ
フトウェアを実行する適切な回路と組み合わされたいず
れかの形式におけるソフトウェア(したがって、ファー
ムウェア、オブジェクトコード、マイクロコード等を含
む)にも及ぶことが意図されている。そのような請求項
により定義された発明は、それらの請求項が求める方法
で結合されかつ一緒にされた様々な規定された手段によ
り提供される機能にある。したがって、本出願人は、こ
こに開示されたものと均等な機能を提供することができ
るいかなる手段も重要視している。
【0023】本発明は、変化する帯域幅および対称性の
要求を満足するために、DSL通信チャネルの属性をダ
イナミックに調節することとの組み合わせで結合を使用
する。本発明の好ましい実施形態によれば、通信チャネ
ルにおける帯域幅および/または対称性の要求のダイナ
ミックな調節は、上述した同時に継続中の米国特許出願
における我々の発明の様々な側面により容易化される。
本発明の理解を容易にするために、その発明の様々な側
面をここで説明する。
【0024】図1は、本発明の原理により構成された単
一ループDSL通信システム100を示す。特に、加入
者構内装置170は、特定のアプリケーション、例えば
アプリケーション111の実行をサポートするクライア
ント190およびクライアント195を含む。そのよう
なアプリケーションはWWWの閲覧、インターネット電
話、ビデオコンファレンス等を含む。図示されているよ
うに、クライアント195は、標準的なイーサネット接
続103を介してDSLルータ175に接続されたパー
ソナルコンピュータであり、クライアント190は、標
準的なPOTS電話回線109を介して通信チャネル1
65に接続された通常の電話機である。
【0025】そのようなクライアントデバイスは、いく
つかのアプリケーションのサポートにおいて情報を交換
することを要求するいずれの情報装置であってもよい。
加入者構内装置170は、通信チャネル165、例えば
ローカル銅ループにおいて入ってくる/出ていく通信を
経路選択するDSLルータ175をさらに含む。DSL
ルータ175は、リモートアクセス機能185およびD
SLトランシーバ180をさらに含む。
【0026】リモートアクセス機能185は、加入者構
内装置170とサービスプロバイダ構内装置101との
間の通信を確立しかつ位置するために必要な多様な高レ
ベルプロトコルオペレーション、例えばパケット多重化
および認証を実行する。本発明によれば、DSLトラン
シーバ180は、変化する帯域幅要求を満足させるため
に、通信チャネル(例示的には、通信チャネル165)
の属性をダイナミックに調節することを容易にする。
【0027】特に、本発明によれば、通信チャネル16
5における対称性および/または帯域幅割当ては、加入
者構内装置170とサービスプロバイダ構内装置101
との間の特定の通信伝送要求を満足させるために、ダイ
ナミックに調節させる。本発明によるDSLトランシー
バ180の構成および対称性および/または帯域幅割当
てのダイナミックな調節を達成するための動作は、以下
に説明する。
【0028】前述したように、DSL通信は、通信チャ
ネルの両端においてDSL通信デバイス、例えば、DS
Lトランシーバ180およびDSLトランシーバ120
を必要とする。したがって、サービスプロバイダ構内装
置101、例えば、LEC中央局は、DSLトランシー
バ120およびDSLアクセスマルチプレクサ110の
統合部を形成するリモートアクセス機能115と共に構
成される。
【0029】これから分かるように、DSLトランシー
バ180および120のそれぞれが、ハードウェアブロ
ックダイアグラムの形式で図示されているが、そのよう
なDSLトランシーバは、ここに説明された発明による
通信チャネルの通信属性のダイナミックな調節を送出す
るためのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェ
ア/ソフトウェアの組み合わせにおいて具現化されう
る。
【0030】サービスプロバイダ構内装置101は、通
常のメインディストリビューションフレーム(MDF)
125、通信交換機105およびIPルータ130をさ
らに含む。よく知られているように、DMF125およ
び通信交換機105は、それらの加入者からの通信トラ
フィックを分配しかつ確立するために通信サービスプロ
バイダにより使用される。
【0031】例えば、電話機190を使用する加入者
は、トランク104を介してインターイクスチェンジキ
ャリアネットワーク135へ、サービスプロバイダ構内
装置101により経路選択される長距離呼びを成す。イ
ンターイクスチェンジキャリアネットワーク135は、
通常の方法でその最終的な宛先へ、ツールスイッチ14
0および145を使用してその長距離呼びを接続する。
【0032】また、IPルータ130は、チャネル10
6および108を介する公衆コンピュータネットワー
ク、例えばインターネット150への通信を容易にする
ために、サービスプロバイダ構内装置101により使用
される。したがって、例えば、クライアント195、例
えばパーソナルコンピュータは、アプリケーション11
1、例えばウェブブラウザを使用してWWW上の所定の
ウェブページをアクセスすることができる。
【0033】ウェブブラウザは、よく知られたソフトウ
ェアアプリケ−ションプログラム(例えば、Netscape C
ommunications から入手可能な Netscape(R)v.5.0 )で
あり、ユーザがWWWをあちこち動き回って、WWWを
通して入手可能な膨大な量の情報にアクセスすることを
可能にする。ように理解できるように、この実施形態に
おいて交換される通信ストリームは、通常のトランスフ
ァーコントロールプロトコル/インターネットプロトコ
ル(TCP/IP)接続を介する。
【0034】よく知られているように、TCP/IP
は、情報がインターネットを介して転送される方法を記
述することに使用されるプロトコルである。本質的に、
TCP/IPは、情報を個々のパケットに分離し、これ
らのパケットを送信コンピュータ、例えばサーバと、受
信コンピュータ、例えばクライアントとの間で経路選択
する。TCP/IPおよびインターネット通信は、D. C
omerによるInternetworking with TCP/IP, Third editi
on, Prentice-Hall, Englewood Cliffs, NJ, 1995 によ
り詳細に示されている。
【0035】したがって、アプリケーション111は、
クライアント195のユーザから入力要求を受信し、イ
ンターネット150を通して、適切なWWW資源、例え
ばアプリケーションサーバ155にあるアプリケーショ
ン160との接続を確立することにより、WWW上の情
報の位置を突き止めようと試みる。そのような例示的な
ダウンストリーム集中的通信において、本発明によれ
ば、チャネル165における対称性および/または帯域
幅割当てが、加入者構内装置170とサービスプロバイ
ダ構内装置101との間の特定の通信伝送条件を満足す
るためにダイナミックに調節される。
【0036】本発明の好ましい実施形態によれば、ADSL
lite (代替的に、ここではスプリットレスADSLと
呼ぶ)が、加入者構内装置170とサービスプロバイダ
構内装置101との間で通信を交換するための単一の通
信チャネルを形成するために、チャネル165に適応さ
れる。本発明の原理は、通信チャネルの帯域幅割当てお
よび/または対称性のダイナミックな、即ち「オンザフ
ライ」の調節が望ましいいかなるDSLタイプ伝送にも
適用される。
【0037】典型的に、好ましい実施形態によれば、チ
ャネル165がADSL lite チャネルとして構成される場
合、いわゆる「ハイスピード」方向(即ち、サービスプ
ロバイダ構内装置101から加入者構内装置170への
ダウンストリーム)のデータレート帯域幅は、1メガビ
ット/秒から2メガビット/秒の範囲であり、いわゆる
「スロースピード」方向(即ち、加入者構内装置170
からサービスプロバイダ構内装置101へのアップスト
リーム)のデータレート帯域幅は、64キロビット/秒
から384キロビット/秒の範囲である。
【0038】本発明によれば、これが、帯域幅レート
(即ち、一方または両方の帯域幅を増大または減少させ
ること)および対称性(即ち、チャネルの対称性を増大
または減少させること)の両方の検知からダイナミック
に調節されるアップストリームおよびダウンストリーム
の帯域幅である。例えば、クライアント195のユーザ
は、アプリケーションサーバ155から、所定のファイ
ル、例えば大量のビデオコンテンツを含むファイルのダ
ウンロードに関わっている可能性がある。アプリケーシ
ョンサーバ155は、その大きなファイルサイズのため
に、連続的な広いダウンストリーム帯域幅を必要とす
る。
【0039】同じ時間インターバルにおいて、加入者構
内装置170からのアップストリーム通信、例えば音声
電話の量は小さい。好都合なことに、本発明の一実施形
態によれば、DSLトランシーバ180は、通信チャネ
ル165においてDSLルータ175へ出ていく通信ト
ラフィックおよびDSLルータ175から入ってくる通
信トラフィックを連続的に監視する。このようにして、
DSLトランシーバ180は、通信チャネル165の特
定の特性、例えばDSLルータ175のトラフィック入
力/出力を測定または観察し、通信チャネル165の帯
域幅割当てに対するダイナミック、即ちリアルタイムの
調節を開始して、チャネルの全体的な性能を最適化する
ことができる。
【0040】図2は、DSLトランシーバ120および
180の拡張された構成をそれぞれ示し、さらに本発明
の原理を示す。特に、本発明のこの実施形態によれば、
DSLトランシーバ120およびDSLトランシーバ1
80による通信チャネル165のリアルタイムの測定お
よび観察は、それぞれ対称性/帯域幅アジャスタ210
および対称性/帯域幅アジャスタ250により容易化さ
れる。
【0041】即ち、対称性/帯域幅アジャスタ210
は、例えば、本発明にしたがってDSL送信器200お
よびDSL受信機205との組み合わせで、通信チャネ
ル165を観察し、かつ帯域幅割当ておよび/または対
称性調節をダイナミックに実行することをDSLトラン
シーバ180に可能にするための特定のファームウェア
を含むデジタルシグナルプロセッサである。同様にし
て、DSLトランシーバ180は、通信チャネル165
において帯域幅割当ておよび/または対称性調節を適用
するために、対称性/帯域幅アジャスタ250、DSL
受信機240およびDSL送信器245を使用する。
【0042】図2の実施形態は、それらのそれぞれのD
SLトランシーバに内蔵された対称性/帯域幅アジャス
タ210および対称性/帯域幅アジャスタ250を示す
が、本発明のさらなる実施形態が、対称性/帯域幅アジ
ャスタがDSLトランシーバから分離されて具現化され
る、例えば独立のDSPまたはプロセッサ中で実行され
るソフトウェアにおいて具現化される構成を含むことが
理解されるであろう。
【0043】図2において、本発明の対称性/帯域幅制
御の側面を説明する。説明の明瞭化のために、図2に示
された例示的な構成は、以下に説明される本発明の原理
が複数の通信チャネルを含むさらなる実施形態に同様に
適用されるが、単一の通信チャネル、即ち通信チャネル
165を含む。本発明の好ましい実施形態によれば、D
SL送信器200および245は、それぞれ、通信チャ
ネル165上および2つのロケーション間、例えば加入
者構内装置170とサービスプロバイダ構内装置101
との間で送信されるべきデータを変調する。
【0044】逆に、DSL受信機205および240
は、それぞれ、通信チャネル165においてかつ2つの
ロケーション間で送信される信号を復調して、送信され
たデータを復元する。本発明の好ましい実施形態によれ
ば、送信待ち行列/モニタ215および260は、それ
ぞれ、DSL送信器200および245によりそれぞれ
送信されるべく現在待機しているアプリケーション、例
えばアプリケーション111からのデータを格納する。
【0045】また、送信待ち行列/モニタ215および
260は、それらのそれぞれのDSLトランシーバから
の実際の送信データレートを測定する。同様に、本発明
の好ましい実施形態によれば、受信待ち行列/モニタ2
20および255は、それぞれ、アプリケーションによ
り処理されるべく現在待機しているアプリケーション、
例えばアプリケーション111のためのデータを格納す
る。また、受信待ち行列/モニタ220および255
は、それらのそれぞれのDSLトランシーバにおける実
際の受信データレ−トを測定する。
【0046】本発明の好ましい実施形態によれば、通信
チャネル165の初期化において、チャネルは、チャネ
ルの測定された特性およびよく知られたインストレーシ
ョンパラメータの関数として決定されるデフォルトの対
称性の値にセットされる。例えば、そのような通信チャ
ネルに対する商業的な加入者は、50%のアップストリ
ームおよび50%のダウンストームのデフォルトの対称
性の設定を有する可能性があり、即ち対称チャネルであ
る。
【0047】典型的には、そのような商業的な加入者
は、通信チャネルを介してほぼ等しい量のデータを送受
信するそれらの使用パターンのために、対称チャネルを
使用する。対照的に、そのような通信チャネルに対する
住民の加入者は、これらの加入者が典型的には彼らが送
信するよりもチャネルを介してより多くのデータをダウ
ンロードする、例えばウェブサーフィングをすることが
期待されるので、80%のダウンストリームおよび20
%のアップストリームのデフォルトの対称性設定を有す
ることがある。
【0048】デフォルトの対称性設定は、チャネル初期
化中のソフトウェア命令またはDSLトランシーバ内の
いわゆる「ハード」構成入力、例えばスイッチにより、
関連する対称性/帯域幅コントローラ、例えば対称性/
帯域幅コントローラ210または250に対して通信さ
れ得る。好ましい実施形態によれば、対称性/帯域幅コ
ントローラ210は、デフォルトの対称性構成を確立す
るために、DSL送信器200およびDSL受信機20
5における必須の通信チャネルパラメータを設定する。
同様に、対称性/帯域幅コントローラ250は、DSL
トランシーバ180におけるデフォルトの対称性構成を
確立するために、DSL送信器245およびDSL受信
機240における必須の通信チャネルパラメータを設定
する。
【0049】勿論、通信チャネル165の実際の動作の
間に、チャネルにおける送信負荷は、劇的に変化するこ
とがあり、例えば加入者は、少ないデータを受信してい
る一方で予測よりも多いデータを送信することがある。
即ち、通信チャネルの望ましい対称性は、現在構成され
ている対称性とは異なる。本発明の様々な側面は、変化
する帯域幅および対称性の条件を満足するために、通信
チャネルの属性をダイナミックに調節する技術を提供す
ることにより、この状態を緩和するものである。
【0050】特に、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、送信待ち行列/モニタ215および260は、それ
ぞれ、それらのそれぞれの待ち行列のいわゆる満杯のレ
ベルを連続的に測定する。即ち、この満杯のレベルは、
特定のアプリケーションによる送信を現在待機している
データ、例えばアプリケーション225からの送信デー
タまたはアプリケーション275からの送信データによ
りインパクトを受ける。
【0051】これらの送信待ち行列の満杯のレベルが所
定のしきい値レベルを超える場合、対称性/帯域幅コン
トローラ210および250は、それらの関連する受信
待ち行列/モニタ、即ち受信待ち行列/モニタ220お
よび255のデータレートを検査することになる。この
しきい値レベルは、いわゆる「ハイウォータ」レベルお
よび/または「ローウォータ」レベルの関数として決定
されうる。ここで、ハイウォータレベルは、典型的には
待ち行列の全容量の75%を超え、ローウォータレベル
は、典型的には、待ち行列の全容量の25%以下であ
る。
【0052】現在の受信レート(例えば、アプリケーシ
ョン235に対する受信データまたはアプリケーション
265に対する受信データ)が現在の通信チャネルレー
トよりも小さい、即ち受信チャネルが完全に利用されて
いないと、決定された場合、本発明に従って、対称性/
帯域幅コントローラ210および/または250は、そ
れらの各DSL送信器、即ちDSL送信器200および
/または245、およびDSL受信機、即ちDSL受信
機205および/または240を、通信チャネル165
のより効率的な使用のために再構成することになる。
【0053】好ましい実施形態によれば、そのような再
構成は、DSL送信器および受信機において、新しいパ
ラメータ値、例えばアップストリームおよび/またはダ
ウンストリーム対称性の設定をすることを含む。好都合
なことに、本発明によれば、対称および非対称の両方の
DSLアプリケーションは、通信チャネルの利用可能な
帯域幅および/または対称性をダイナミックに調節する
ことにより、同じ通信チャネルにおいて満足される。
【0054】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、スラッシング(即ち、パラメータの急激な短時間変
化)、よく知られたフィードバックおよび制御問題は、
平均化およびフィルタリングの使用により防止される。
即ち、待ち行列フィルレベルおよびデータレートは、対
称性/帯域幅コントローラに通知される前に、平均化さ
れ/フィルタされる。
【0055】従って、好ましい実施形態によれば、対称
性/帯域幅コントローラ210および250は、それら
の各送信待ち行列レベルがしきい値レベルを超えるたび
に、通信チャネル165の再構成を試みることはしな
い。その変わりに、通信チャネル165の再構成が本発
明の原理に従って開始される前に、フィルレベルおよび
データレートの平均化/フィルタリングは、そのレベル
がいくらかの連続的な時間間隔、例えば数秒間超えるこ
とを規定する。
【0056】上述した実施形態によれば、通信チャネル
の再構成のきっかけは、DSLトランシーバ自体からで
あり、即ちフィルレベルおよびデータレートの監視から
である。しかし、本発明のさらなる実施形態において
は、対称性/帯域幅コントローラからの再構成動作は、
特定のアプリケーションから直接的にトリガされる。特
に、アプリケーション、例えばアプリケーション111
は、通信チャネル165の現在の構成およびステータス
を決定するために、対称性/帯域幅コントローラに対し
て直接的に命令を出すことができる。アプリケーション
230からの対称性制御信号またはアプリケーション2
70からの対称性制御信号を参照のこと。
【0057】要求されたステータス情報の受信の後に、
アプリケーションは、通信チャネルの望ましい再構成に
影響を与えるためにさらなる命令を出すことができる。
このさらなる実施形態は、特別な送信特性を有するもの
として知られている特定の動作、例えばビデオカンファ
レンスまたは電話のアプリケーションの実行に先立っ
て、十分な帯域幅が必須の方向、即ちアップストリーム
またはダウンストリームに割当てられることを保証する
能力を備えたアプリケーションを提供する。
【0058】例えば、このさらなる実施形態において、
チャネル165の帯域幅割当ておよび/または対称性の
ダイナミックな調節は、アプリケーション、例えばクラ
イアント195において実行されているアプリケーショ
ン111からの特定の要求の関数としてリアルタイムで
起きる。例えば、図1において、クライアント195に
おけるアプリケーション111の実行の間、アプリケー
ション111は、DSLトランシーバ180の動作パラ
メータの変化を要求することができ、これは、通信チャ
ネル165の帯域幅割当ておよび/または対称性のダイ
ナミックな調節をトリガする。
【0059】特に、アプリケーション111からのその
ような要求は、インタフェースをプログラムするDSL
アプリケ−ションを具現化するクライアント195によ
りアクセス可能なライブラリルーチン(即ち、ファンク
ションまたはサブルーチン)により容易化される。よく
知られているように、アプリケーションプログラムイン
タフェース(API)は、定義されたセットのファンク
ションであり、典型的には、所望の機能、例えば電話ま
たはメッセージングの実行において、アプリケーション
により使用するために、オペレーティングシステムまた
はライブラリにより提供される。
【0060】この実施形態によれば、クライアント19
5に提供されるDSL APIは、本発明に従って、通
信チャネル165における帯域幅割当ておよび/または
対称性のリアルタイムの調節のために、DSLトランシ
ーバ180の動作パラメータの変化を開始する能力を備
えたクライアント195において実行されるアプリケー
ションを提供する。
【0061】上述した本発明の様々な側面をさらに例示
するために、加入者構内装置170とサービスプロバイ
ダ構内装置101との間の例示的なADSL lite 通信交換
を説明する。図3は、加入者構内装置170とサービス
プロバイダ構内装置101との間で通信チャネル165
において時間的に交換される通信シナリオ300,31
0および320のセットを示す。
【0062】図示されているように、通信シナリオ30
0は、通常のADSL lite データレートに従って、最初に
非対称的に割当てられている。ダウンストリーム通信レ
ート301(即ち、サービスプロバイダ構内装置101
から加入者構内装置170へ)は、1.5メガビット/
秒であり、アップストリーム通信レート302(即ち、
加入者構内装置170からサービスプロバイダ構内装置
101へ)は、128キロビット/秒である。
【0063】本発明によれば、加入者構内装置170と
サービスプロバイダ構内装置101との間で通信が時間
的に継続するとき、DSLトランシーバ180は、前述
したように、通信の交換を監視し、観測された条件に従
って帯域幅の割当てを調節するために使用される。例え
ば、DSLトランシーバ180は、送信待ち行列がほぼ
容量一杯であることを観察する可能性があり、これは、
加入者構内装置170からサービスプロバイダ構内装置
101への大量の連続的な送信が現在存在することを示
している。
【0064】即ち、アップストリーム通信レート302
が容量一杯またはほぼ容量近くにある。DSLトランシ
ーバ180は、サービスプロバイダ構内装置101から
実際に受信される通信レートが極めて低いことをさらに
観察する。即ち、ダウンストリーム通信レート301
が、容量よりも遙かに低い。したがって、本発明によれ
ば、DSLトランシーバ180は、通信の交換を改善し
利用可能な帯域幅のより効率的な使用をするために、通
信チャネル165における帯域幅割当てをダイナミック
に調節することになる。
【0065】例えば、DSLトランシーバ180は、シ
ナリオ300に示された非対称割当てを、通信シナリオ
310に示されたような完全な対称割当てに調節するこ
とができる。通信シナリオ310において、通信チャネ
ル165は、本発明にしたがって、ダウンストリーム通
信レート311およびアップストリーム通信レート31
2が等しく814キロビット/秒を有するようにダイナ
ミックに調節された。好都合なことに、本発明は、ダイ
ナミックな帯域幅および/または対称性の調節により、
通信チャネルの利用を増大させる。
【0066】図3に示された例示的なシナリオにおい
て、通信シナリオ320は、本発明の重要性をさらに示
している。即ち、通信チャネル165は、例えばDSL
トランシーバ180により、リアルタイムの通信観察お
よび調節の関数としてさらにダイナミックに調節され
た。通信チャネル165は非対称割当てに割当てられて
おり、ダウンストリーム通信レート321は、128キ
ロビット/秒に減少され、アップストリーム通信レート
322は1.5メガビット/秒まで増大されている。し
たがって、通信チャネル165は、通信シナリオ300
の初期割当ての場合と比べて、いわゆる逆非対称割当て
を有している。
【0067】上記の説明は、加入者構内装置170およ
びDSLトランシーバ180に焦点を当てていたが、本
発明の原理は、前述した本発明により動作するDSLト
ランシーバ120と共に構成されたサービスプロバイダ
構内装置101においても同じように適用可能である。
【0068】図4は、本発明に従って、通信チャネルの
帯域幅の割当てをダイナミックに制御するために実行さ
れる例示的な動作のフローチャートを示す。特に、通信
チャネルは、前述したように、例えば加入者構内装置と
サービスプロバイダ構内装置との間のリアルタイムの帯
域幅割当ておよび対称性の条件を決定するために、連続
的に監視される(ブロック410)。通信パラメータの
変化要求が、特定のアプリケーションから受信される場
合(ブロック420)、変化要求は、本発明に従って、
帯域幅割当ておよび/または対称性をダイナミックに調
節するために、即座に処理される(ブロック440)。
【0069】変化要求が受信されない場合、通信チャネ
ルは、通信チャネルにおける通信条件の変化を検出する
ために連続的に監視される(ブロック430)。本発明
に従って、チャネルにおける通信負荷が、帯域幅および
/または対称性に対する所定の調節が、チャネルの容量
をより効率的に使用するようなものである場合、これら
の調節は、前述したように、例えばDSLトランシーバ
180によりダイナミックに成される(ブロック44
0)。
【0070】好都合なことに、同時に継続中の米国特許
出願による発明は、通信チャネルにおける対称性および
/または帯域幅割当てを、特定の通信伝送条件の関数と
してダイナミックに調節する。したがって、通信チャネ
ルの全体の容量は、そのようなリアルタイムの帯域幅調
節によりより効率的に使用される。勿論、そのような調
節は、通信チャネルがそれ自体伝送誤りを受けない限り
においてのみ有効である。即ち、チャネル自体が故障す
ると、そのチャネルにおいて交換される全ての通信も故
障する。これは、本発明が向けられたそのようなチャネ
ル故障からの回復および他の側面である。
【0071】特に、本発明によれば、1つまたは2つ以
上の通信チャネルにおける故障からのダイナミックな回
復を有利に容易化する技術が提供される。即ち、本発明
の好ましい実施形態によれば、同時に継続中の米国特許
出願の発明のDSL帯域幅割当ておよび/または対称性
の側面のダイナミックな調節は、単数または複数のルー
プ故障の場合において、なお利用可能な物理的な通信チ
ャネルにおける通信トラフィックを結合および/または
分配することにより単一の高帯域幅チャネルの外観を作
り出すダイナミックな結合メカニズムと組み合わせられ
る。前述したように、高い外見上の通信スピードを得る
ための複数の低ビットレートチャネルの結合、即ちいわ
ゆる逆多重化はよく知られている。
【0072】例えば、William A. Flanagan, T-1 Netwo
rking, Telcom Books, 1997, p. 129 を参照のこと。し
かし、通信チャネルにおける対称性および/または帯域
幅割当てを特定の通信伝送条件の関数としてダイナミッ
クに調節するための本発明を非対称チャネルの結合と組
み合わせることにより、完全に対称なチャネルを作るた
めに、非対称チャネルのリアルタイム結合のための新規
な技術を見いだした。このようにして、本発明は、以下
にさらに詳細に説明するように、1つまたは2つ以上の
通信チャネルにおける故障からのダイナミックな回復を
好都合に容易化する技術を本発明は提供する。
【0073】特に、図5は、変化する帯域幅および対称
性の条件を満足するようにDSL通信チャネルの属性を
ダイナミックに調節するための、本発明の原理により構
成された複数ループDSL通信システム500を示す。
第1の通信チャネル545、例えばサービスプロバイダ
構内装置101と加入者構内装置170を接続するロー
カルループは、アップストリーム帯域幅、例えば128
キロビット/秒よりも大きいダウンストリーム帯域幅、
例えば1.5メガビット/秒を有する標準的なADSL
チャネルとして当初構成される。
【0074】第2の通信チャネル550は、ダウンスト
リーム帯域幅、例えば128キロビット/秒よりも大き
いアップストリーム帯域幅、例えば1.5メガビット/
秒を有するいわゆる逆ADSLチャネルとして当初構成
される。図5の実施形態にしたがって、2つの通信チャ
ネルは、サービスプロバイダ構内装置101と加入者構
内装置170にそれぞれ存在するDSL端末505およ
びDSL端末525を接続する。
【0075】図5に示されているように、DSL端末5
05およびDSL端末525は、上記したようにかつ図
2に示したように、特定の通信伝送条件の関数として通
信チャネルにおける対称性および/または帯域幅割当て
をダイナミックに調節するために各々構成された、一対
のDSLトランシーバ、即ち120−1,120−2,
180−1および180−2(図2のDSLトランシー
バ120およびDSLトランシーバ180と同じに構成
されたもの)をそれぞれ含む。
【0076】また、本発明のダイナミックなチャネル構
成の側面によれば、DSL端末505は、送信ボンディ
ングユニット510、受信ボンディングユニット520
およびボンディングコントローラ515をさらに含み、
DSLトランシーバ120−1およびDSLトランシー
バ120−2と共に動作し、1つまたは2つ以上の通信
チャネル、例えば通信チャネル545または通信チャネ
ル550における故障からのダイナミックな回復を有利
に促進する。
【0077】特に、通信チャネル545または通信チャ
ネル550が例えば我々が注意を向けるDSL端末50
5において、故障した場合、送信ボンディングユニット
510、受信ボンディングユニット520およびボンデ
ィングコントローラ515は、故障したチャネルが動作
可能となるような時点まで、伝送を担うように単一の論
理的な、より広帯域幅チャネルをダイナミックに再構成
するために、利用可能なチャネルにおいて通信トラフィ
ックの結合および/または分配を促進する。
【0078】例えば、図5および図6の例示的な実施形
態において示されているように、通信チャネル545
は、1.3メガビット/秒を受信し、かつ325キロビ
ット/秒を送信するように構成され(80/20の非対
称性を有する図6のチャネルコンフィグレーション60
0を参照のこと)、通信チャネル550は、325キロ
ビット/秒を受信しかつ1.3メガビット/秒を送信す
るように構成される(20/80の非対称性を有する図
6のチャネルコンフィグレーション610を参照のこ
と)。
【0079】しかし、望ましい結合されたコンフィグレ
ーションは、50%のアップストリームと50%のダウ
ンストリーム、即ち完全に対称的であることと思う。本
発明によれば、ボンディングコントローラ515は、通
信チャネル545を90%ダウンストリーム/10%ア
ップストリームに再構成する(図6のチャネルコンフィ
グレーション620を参照のこと)ために、DSLトラ
ンシーバ120−1に命令を出す。また、ボンディング
コントローラ515は、通信チャネル550を、10%
ダウンストリーム/90%アップストリームに再構成す
る(図6のチャネルコンフィグレーション630を参照
のこと)ために、DSLトランシーバ120−2へ命令
を出す。
【0080】その後、ボンディングコントローラ515
は、送信ボンディングユニット510および受信ボンデ
ィングユニット520との組み合わせで、望ましい完全
な対称的な帯域幅を備えた単一のチャネル(図6のチャ
ネルコンフィグレーション640を参照のこと)を得る
ために、逆多重化を使用して、再構成されたチャネルを
結合することになる。本発明のチャネルボンディングお
よびDSLトランシーバを使用するそのようなダイナミ
ックな再構成の詳細を、以下に説明する。
【0081】前述したように、結合されるべき通信チャ
ネル、例えば通信チャネル545および550の各々
は、デフォルトの対称性のコンフィグレーションで初期
化される。チャネルの初期化の後に、ボンディングコン
トローラ515は、DSLトランシーバ120−1およ
び120−2に対してそれぞれ接続501および502
を介してチャネル545およびチャネル550の状態を
尋ねる。
【0082】本発明の好ましい実施形態によれば、質問
の結果を受信した後に、ボンディングコントローラ51
5は、結合された動作に対する通信チャネルの再構成の
ための命令を、DSLトランシーバに対して出す。初期
の構成およびチャネル545および550のボンディン
グ(結合)が確立された後、ボンディングコントローラ
515は、各チャネルの状態を監視し続ける。チャネル
のうちの1つが故障した場合、または他の方法で部分的
に害されるようになった場合、ボンディングコントロー
ラ515は、本発明に従って、望ましい対称性を維持す
るために、残りの通信チャネル、例えばチャネル550
を、より低い帯域幅で再構成する。
【0083】特に、図6の例において、通信チャネル5
45が90%ダウンストリーム/10%アップストリー
ムに対して構成され、通信チャネル550が10%ダウ
ンストリーム/90%アップストリームに対して構成さ
れたとする。また、例えば、通信チャネル545が完全
な故障となったとする。そのような例示的なシナリオに
おいて、ボンディングコントローラ515は、本発明に
従って、通信チャネル550を50%ダウンストリーム
/50%アップストリーム(図6のチャネルコンフィグ
レーション640を参照のこと)に再構成し、有効な帯
域幅を低くするが対称性を維持するために、DSLトラ
ンシーバ120−2へ命令を出すことになる。
【0084】また、本発明のさらなる実施形態によれ
ば、ボンディングコントローラ515は、再構成/チャ
ネル回復動作が起こったことを、現在実行中の特定のア
プリケーションに、アプリケーションインタフェース5
01を介して通知することができる。したがって、この
アプリケ−ションは、その後、通信チャネルにおける低
減された帯域幅の認識においてその実行を調節するため
のいかなる必要なステップもとることができる。
【0085】図5および図6の上記の説明は、加入者構
内装置101およびDSL端末505に特に焦点を当て
たが、本発明の原理は、DSLトランシーバ180−1
および180−2、送信ボンディングユニット530、
ボンディングコントローラ535および受信ボンディン
グユニット540を有するDSL端末525と共に構成
され、前述したように単一の完全な対称的な通信チャネ
ルをダイナミックに作るために、非対称チャネルを共に
ボンディングするために、構内装置170においても同
様に適用可能である。
【0086】本発明のさらなる実施形態において、ダイ
ナミックな対称性およびボンディング(結合)の制御
は、いわゆる「ループ」独立形式で提供される。即ち、
前述した送信待ち行列/モニタおよび受信待ち行列/モ
ニタは、アプリケーションと送信および受信ボンディン
グユニットとの間にそれぞれ配置される。特に、図7
は、本発明のさらなる実施形態に従って構成されたDS
L端末700を示す。DSL端末700は、DSLトラ
ンシーバ730およびDSLトランシーバ735と分離
された送信待ち行列/モニタ705および受信待ち行列
/モニタ710と共に構成される。
【0087】この実施形態によれば、送信待ち行列/モ
ニタ705は、実行中のアプリケーションから送信され
るべきデータを受信し(相互接続740を参照のこ
と)、受信待ち行列/モニタ710は、実行中のアプリ
ケーションに対して宛られたデータを保持する(相互接
続745を参照のこと)。このように構成されるので、
送信待ち行列/モニタ705および受信待ち行列/モニ
タ710は、それぞれ送信ボンディングユニット715
および受信ボンディングユニット725を通して、ボン
ディングコントローラ720により直接的にアクセスさ
れる。
【0088】したがって、この実施形態によれば、ボン
ディングコントローラ720は、特定の通信チャネル、
例えば通信チャネル755または760のダイナミック
な再構成/ボンディング(結合)に影響を与えるため
に、送信待ち行列/モニタ705および受信待ち行列/
モニタ710の状態を監視する。監視に加えて、ボンデ
ィングコントローラ710は、本発明の原理に従って、
ダイナミックな再構成/ボンディング(結合)をトリガ
するためにも、アプリケーション(アプリケーションイ
ンタフェース750を参照のこと)から直接的に命令を
受信することができる。
【0089】以上に詳細に説明したように、本発明は、
方法およびこれらの方法を実施するための装置の形式で
具現化することができる。本発明は、フロッピーディス
ク、CD−ROM、ハードドライブまたは他の機械的に
読み出し可能な記憶媒体のような有形の媒体中に具現化
されるプログラムコードの形式で具現化されうる。ここ
で、プログラムコードがコンピュータのような機械によ
りロードされかつ実行される場合、その機械は、この発
明を実施するための装置になる。
【0090】本発明は、機械によりロードされおよび/
または実行される、または電気配線またはケーブル、光
ファイバ、電磁放射のような伝送媒体において送信され
る記憶媒体中のプログラムコードの形式でも具現化され
うる。ここで、プログラムコードが、コンピュータのよ
うな機械によりロードされかつ実行される場合、その機
械は、本発明を実施するための装置になる。汎用のプロ
セッサにおいて具現化される場合、プログラムコードの
セグメントは、特別な論理回路に似た動作をする独特な
デバイスを提供するように、プロセッサと結合する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DSL通信システムにおける通信故障からダイナミック
に回復する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理により構成された単一ループDS
L通信システムを示す図。
【図2】本発明の原理による図1のDSLトランシーバ
の構成を示す図。
【図3】図1および2に示された通信システムが本発明
に従ってダイナミックに調節される一連の通信シナリオ
を示す図。
【図4】通信チャネルの帯域幅割当ておよび/または対
称性をダイナミックに調節するための本発明により実行
される例示的な動作を示すフローチャート。
【図5】変化する帯域幅および対称性の条件を満足する
ために、DSL通信チャネルの属性をダイナミックに調
節するために、本発明の原理に従って構成された複数ル
ープDSL通信システムを示す図。
【図6】図5の複数ループDSL通信システムにおい
て、通信チャネル故障が生じた場合のダイナミックな通
信チャネル構成を示す図。
【図7】本発明に従って、ダイナミックな対称性および
ボンディングの制御を通信チャネルに対して与えるため
のDSL端末を示す図。
【符号の説明】
100 単一ループDSL通信システム 101 サービスプロバイダ構内装置 105 交換機 110 DSLアクセスMUX 111 アプリケーション 115 リモートアクセスファンクション 120 DSLトランシーバ 130 IPルータ 135 IXCネットワーク 140,145 トールスイッチ 150 インターネット 155 アプリケーションサーバ 160 アプリケーション 170 加入者構内装置 180 DSLトランシーバ 185 リモートアクセスファンクション 190,195 クライアント 200,245 DSL送信器 205,240 DSL受信機 210,250 対称性/帯域幅コントローラ 215,260 送信待ち行列/モニタ 220,255 受信待ち行列/モニタ 225,275 アプリケーションからの送信データ 230,270 アプリケーションからの対称性制御信
号 235,265 アプリケーションへの受信データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ムラリ アラバムダン アメリカ合衆国、07974 ニュージャージ ー、マーレイ ヒル、メルセアー ロード 6 (72)発明者 アラン ナラヤン ネトラバリ アメリカ合衆国、07090 ニュージャージ ー、ウエストフィールド、ビロン コート 10 (72)発明者 エドワード スタンリー スズルコウスキ ー アメリカ合衆国、07040 ニュージャージ ー、メイプルウッド、コリンウッド ドラ イブ 9

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 各々が初期の帯域幅割当ておよ
    び初期の対称性割当てを有する少なくとも2つのDSL
    通信チャネルを監視するステップと、 (B) 前記DSL通信チャネルのうちの少なくとも1
    つにおいて、通信を交換する通信レートの変化を検出す
    るステップと、 (C) 前記DSL通信チャネルのうちの少なくとも1
    つの初期の帯域幅割当てまたは初期の対称性割当てを、
    前記検出された通信レートの変化の関数としてダイナミ
    ックに調節するステップと、 (D) 単一のDSL通信チャネルを作るために、前記
    少なくとも2つのDSL通信チャネルを、前記検出され
    た変化の関数として結合するステップとを有するデジタ
    ル加入者線(DSL)通信方法。
  2. 【請求項2】 (E) 前記結合動作において使用され
    た少なくとも2つのDSL通信チャネルに、前記単一の
    DSL通信チャネルを再構成するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1記載のDSL通信方法。
  3. 【請求項3】 前記結合動作が、前記DSL通信チャネ
    ルのうちの特定の1つにおける故障の関数として起こる
    ことを特徴とする請求項1記載のDSL通信方法。
  4. 【請求項4】 前記DSL通信チャネルの各々の初期の
    対称性割当てが、非対称的であり、前記結合動作の結果
    の単一のDSL通信チャネルが対称的な割当てであるこ
    とを特徴とする請求項3記載のDSL通信方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの加入者構内装置を少な
    くとも1つの通信サービスプロバイダに接続する複数の
    DSL通信チャネルにおいて通信を交換するための方法
    において、 (A) 前記複数のDSL通信チャネルのうちの少なく
    とも2つのDSL通信チャネルをある帯域幅割当ておよ
    び対称性割当てで初期化するステップと、 (B) 前記少なくとも2つのDSL通信チャネルを使
    用して、加入者構内装置と通信サービスプロバイダとの
    間で、ある通信レートを有する通信を交換するステップ
    と、 (C) 前記加入者構内装置と通信サービスプロバイダ
    との間の通信を監視するステップと、 (D) 前記通信レートの変化を検出するステップと、 (E) 前記DSL通信チャネルのうちの少なくとも1
    つの初期の対称性割当てを、前記通信レートの検出され
    た変化の関数としてダイナミックに調節するステップ
    と、 (F) 前記少なくとも2つのDSL通信チャネルを、
    前記検出された変化の関数として、単一のDSL通信チ
    ャネルに結合するステップとを有することを特徴とする
    方法。
  6. 【請求項6】 (G) DSL通信チャネルのうちの特
    定の1つにおける故障を検出し、前記故障の検出に応答
    して結合動作を実行するステップをさらに含むことを特
    徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 (H) 前記単一のDSL通信チャネル
    を、前記結合動作において使用された前記少なくとも2
    つのDSL通信チャネルに再構成することを特徴とする
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも2つのDSL通信チャネ
    ルが、それぞれ前記再構成が起きた後に非対称性割当て
    を有することを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記結合動作が、前記加入者構内装置の
    中で、通信デバイスからの命令により初期化されること
    を特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記結合動作が逆多重化を使用するこ
    とを特徴とする請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記単一のDSL通信チャネルは、前
    記単一のDSL通信チャネルが結合された前記2つのD
    SL通信チャネルの各々よりも小さい帯域幅を有するこ
    とを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの帯域幅割当ておよび
    少なくとも1つの対称性割当てを含む複数の通信特性を
    それぞれ有する複数の通信チャネルのうちの特定の1つ
    の通信チャネルにおいて、DSL信号を送信するための
    送信器と、 前記DSL信号を前記通信チャネルから受信するための
    受信機と、 前記送信器による送信を待機するデータを格納するため
    の送信待ち行列と、 前記受信機により受信されるデータを格納するための受
    信待ち行列と、 前記複数の通信チャネルの特性を監視し、前記通信チャ
    ネルのうちの少なくとも1つの特性の変化の関数とし
    て、前記特定の1つの通信チャネルの帯域幅割当てまた
    は対称性割当てをダイナミックに調節し、前記複数の通
    信チャネルのうちの少なくとも2つの通信チャネルを、
    前記少なくとも1つの通信チャネルの特性の変化の関数
    として、単一の通信チャネルに結合するためのコントロ
    ーラとを有することを特徴とするDSLトランシーバ。
  13. 【請求項13】 前記コントローラは、前記通信チャネ
    ルのうちの特定の1つにおける故障を検出し、前記故障
    の検出に応答して結合動作を実行することを特徴とする
    請求項12記載のDSLトランシーバ。
  14. 【請求項14】 前記コントローラは、ダイナミックに
    調節する動作および結合動作を実行中に前記受信待ち行
    列のレベルを監視することを特徴とする請求項12記載
    のDSLトランシーバ。
  15. 【請求項15】 前記コントローラは、前記ダイナミッ
    クに調節する動作および結合動作の実行中に、前記送信
    待ち行列のレベルを監視することを特徴とする請求項1
    4記載のDSLトランシーバ。
  16. 【請求項16】 第1の通信デバイスおよび第2の通信
    デバイスを含む通信システムにおいて、 前記第1の通信デバイスは、トランシーバおよびコント
    ローラを有し、前記トランシーバは、複数の通信チャネ
    ルのうちの特定の1つの通信チャネルにおいて、DSL
    信号を送信するためのものであり、前記通信チャネルの
    各々は、複数の通信特性を有し、前記複数の特性は、少
    なくとも1つの帯域幅割当てと、少なくとも1つの対称
    性割当てを含み、前記コントローラは、前記通信チャネ
    ルのうちの特定の1つの特性を監視し、前記特定の1つ
    の通信チャネルの帯域幅割当てまたは対称性割当てを、
    前記通信チャネルのうちの特定のものの特性の変化の関
    数としてダイナミックに調節し、前記複数の通信チャネ
    ルのうちの少なくとも2つの通信チャネルを、前記通信
    チャネルのうちの特定のものの特性の変化の関数とし
    て、単一の通信チャネルに結合するためのものであり、 前記第2の通信デバイスは、トランシーバおよびコント
    ローラを有し、前記トランシーバは、複数の通信チャネ
    ルのうちの特定の1つの通信チャネルにおいて、DSL
    信号を受信するためのものであり、前記通信チャネルの
    各々は、複数の通信特性を有し、前記複数の特性は、少
    なくとも1つの帯域幅割当てと、少なくとも1つの対称
    性割当てを含み、前記コントローラは、前記通信チャネ
    ルのうちの特定の1つの特性を監視し、前記特定の1つ
    の通信チャネルの帯域幅割当てまたは対称性割当てを、
    前記通信チャネルのうちの特定のものの特性の変化の関
    数としてダイナミックに調節し、前記複数の通信チャネ
    ルのうちの少なくとも2つの通信チャネルを、前記通信
    チャネルのうちの特定のものの特性の変化の関数とし
    て、単一の通信チャネルに結合するためのものであるこ
    とを特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】 前記特定の1つの通信チャネルは、通
    信サービスプロバイダ構内装置と加入者構内装置を接続
    することを特徴とする請求項16記載の通信システム。
  18. 【請求項18】 前記第1の通信デバイスは、前記加入
    者構内装置に配置され、前記第2の通信デバイスは、前
    記通信サービスプロバイダ構内装置に配置されることを
    特徴とする請求項17記載の通信システム。
  19. 【請求項19】 前記第1の通信デバイスは、公衆ネッ
    トワークをアクセスするために加入者により使用される
    コンピュータに接続されることを特徴とする請求項18
    記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 前記第2の通信デバイスは、通信交換
    機に接続されることを特徴とする請求項19記載の通信
    システム。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの帯域幅割当ておよび
    少なくとも1つの対称性割当てを含む複数の通信特性を
    それぞれ有する複数の通信チャネルのうちの特定の1つ
    の通信チャネルにおいて、DSL信号を送信するための
    手段と、 前記DSL信号を前記通信チャネルから受信するための
    手段と、 前記送信器による送信を待機するデータを格納するため
    の第1の手段と、 前記受信機により受信されるデータを格納するための第
    2の手段と、 前記複数の通信チャネルの特性を監視する手段と、 前記通信チャネルのうちの少なくとも1つの特性の変化
    の関数として、前記特定の1つの通信チャネルの帯域幅
    割当てまたは対称性割当てをダイナミックに調節する手
    段と、 前記複数の通信チャネルのうちの少なくとも2つの通信
    チャネルを、前記少なくとも1つの通信チャネルの特性
    の変化の関数として、単一の通信チャネルに結合するた
    めの手段を有することを特徴とするDSLトランシー
    バ。
  22. 【請求項22】 前記変化は、少なくとも1つの通信チ
    ャネルにおける故障であることを特徴とする請求項21
    記載のDSLトランシーバ。
  23. 【請求項23】 前記結合するための手段が逆多重化を
    使用することを特徴とする請求項22記載のDSLトラ
    ンシーバ。
  24. 【請求項24】 前記単一の通信チャネルが、前記単一
    の通信チャネルがそれから結合された前記2つの通信チ
    ャネルの各々よりも小さい帯域幅を有することを特徴と
    する請求項23記載のDSLトランシーバ。
  25. 【請求項25】 複数のインストラクションを記憶させ
    る機械で読み出し可能な媒体において、前記複数のイン
    ストラクションは、機械により実行されるとき、それぞ
    れ初期の帯域幅割当ておよび初期の対称性割当てを有す
    る少なくとも2つのDSL通信チャネルを監視し、前記
    DSL通信チャネルのうちの少なくとも1つにおける通
    信の交換の通信レートにおける変化を検出し、前記DS
    L通信チャネルのうちの少なくとも1つの初期の帯域幅
    割当てまたは初期の対称性割当てを、前記通信レートの
    検出された変化の関数としてダイナミックに調節し、単
    一のDSL通信チャネルを作るために、前記少なくと2
    つのDSL通信チャネルを前記検出された変化の関数と
    して結合する通信方法を前記機械に実行させるインスト
    ランクションを含むことを特徴とする機械で読み出し可
    能な媒体。
  26. 【請求項26】 前記結合動作が、前記DSL通信チャ
    ネルの特定の1つにおける故障の関数として起こること
    を特徴とする請求項25記載の機械で読み出し可能な媒
    体。
  27. 【請求項27】 前記DSL通信チャネルの各々の初期
    対称性割当てが非対称であり、前記結合動作の結果の前
    記単一のDSL通信チャネルが対称的な割当てであるこ
    とを特徴とする請求項26記載の機械で読み出し可能な
    媒体。
  28. 【請求項28】 前記複数のインストラクションが、前
    記機械に、前記単一のDSL通信チャネルを、前記結合
    動作において使用された前記少なくとも2つのDSL通
    信チャネルに再構成する動作をさらに実行させることを
    特徴とする請求項25記載の機械で読み出し可能な媒
    体。
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