JP2000228493A - 温度安定化回路 - Google Patents
温度安定化回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CMOS ゲート・アレイで構成されるタイ
ミング発生器のジャンクション温度を安定化させ、ジッ
タ値を減少させる。 【解決手段】 基準温度検出手段11は、LSI1のジ
ャンクション温度の最高値を基準パルス数に変換して記
憶する。動作温度検出手段12は、動作時のLSIのジ
ャンクション温度を動作パルス数に変換して記憶する。
電流制御手段13は、上記動作パルス数と上記基準パル
ス数を比較し、基準パルス数に一致するように、CMO
Sゲート・アレイT.G.10への動作電流を増減して
ジャンクション温度を制御する。この結果、CMOS
ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器のジッタ
値が 大幅に減少する。
ミング発生器のジャンクション温度を安定化させ、ジッ
タ値を減少させる。 【解決手段】 基準温度検出手段11は、LSI1のジ
ャンクション温度の最高値を基準パルス数に変換して記
憶する。動作温度検出手段12は、動作時のLSIのジ
ャンクション温度を動作パルス数に変換して記憶する。
電流制御手段13は、上記動作パルス数と上記基準パル
ス数を比較し、基準パルス数に一致するように、CMO
Sゲート・アレイT.G.10への動作電流を増減して
ジャンクション温度を制御する。この結果、CMOS
ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器のジッタ
値が 大幅に減少する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの回路に関
し、特にLSIのジャンクション温度を安定化させる温
度安定化回路に関する。
し、特にLSIのジャンクション温度を安定化させる温
度安定化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOSゲート・アレイで構成さ
れたタイミング発生器(以下、T.G.と呼ぶ)は、L
SIテスタに使用された場合、測定時に動作周波数を1
サイクル毎にユーザが任意に変化できるようになってい
る。
れたタイミング発生器(以下、T.G.と呼ぶ)は、L
SIテスタに使用された場合、測定時に動作周波数を1
サイクル毎にユーザが任意に変化できるようになってい
る。
【0003】以下、図面を用いて詳細に説明する。図1
8は、従来のCMOSゲートアレイで構成されたT.
G.を示すブロック図である。図19は、従来のT.
G.におけるジャンクション温度とtpdとを示す概念
図である。なお、tpdとは、図18に示すT.G.61
に入力される入力信号と、T.G.61から出力される出
力信号との時間差である。また、パッケージの熱抵抗は
7.5℃/W、消費電力は1W、周囲温度は25℃であ
るとする。
8は、従来のCMOSゲートアレイで構成されたT.
G.を示すブロック図である。図19は、従来のT.
G.におけるジャンクション温度とtpdとを示す概念
図である。なお、tpdとは、図18に示すT.G.61
に入力される入力信号と、T.G.61から出力される出
力信号との時間差である。また、パッケージの熱抵抗は
7.5℃/W、消費電力は1W、周囲温度は25℃であ
るとする。
【0004】まず、図19に示す時刻t60において、
LSIの電源電圧が任意の電圧になる。次に、時刻t6
2で1μsで動作開始させると、25℃であったジャン
クション温度は、時刻t63で32.5℃になる。一
方、tpdは770psから810psになり、40p
s増加する。次に、時刻t64で100nsで動作させ
ると、時刻t65でジャンクション温度が47.5℃、
tpdが850psになる。さらに、時刻t66で10
nsで動作させると、時刻t67でジャンクション温度
が100℃、tpdが1nsになる。
LSIの電源電圧が任意の電圧になる。次に、時刻t6
2で1μsで動作開始させると、25℃であったジャン
クション温度は、時刻t63で32.5℃になる。一
方、tpdは770psから810psになり、40p
s増加する。次に、時刻t64で100nsで動作させ
ると、時刻t65でジャンクション温度が47.5℃、
tpdが850psになる。さらに、時刻t66で10
nsで動作させると、時刻t67でジャンクション温度
が100℃、tpdが1nsになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術で
は、上述したように、CMOSゲート・アレイで構成さ
れたT.G.61は、LSIテスタに搭載され、ユーザ
が1テスト内で動作周波数を変化させると、消費電力が
変化し、ジャンクション温度が変化し、tpdが大きく
変化する。そして、tpdが時刻と共に大きく変化する
と、ジッタ値が大きくなり、LSIテスタの規格を悪く
するという問題があった。例えば、図19において、動
作周期が1μsと10nsとでは、230psのジッタ
値になる。このように、該T.G.61の動作周波数が
変化すると、動作電流が変化し、ジャンクション温度が
変化する。そして、T.G.61のtpdが変化し、L
SIテスタで重要なジッタ値が規格以上に大きくなると
いう問題があった。
は、上述したように、CMOSゲート・アレイで構成さ
れたT.G.61は、LSIテスタに搭載され、ユーザ
が1テスト内で動作周波数を変化させると、消費電力が
変化し、ジャンクション温度が変化し、tpdが大きく
変化する。そして、tpdが時刻と共に大きく変化する
と、ジッタ値が大きくなり、LSIテスタの規格を悪く
するという問題があった。例えば、図19において、動
作周期が1μsと10nsとでは、230psのジッタ
値になる。このように、該T.G.61の動作周波数が
変化すると、動作電流が変化し、ジャンクション温度が
変化する。そして、T.G.61のtpdが変化し、L
SIテスタで重要なジッタ値が規格以上に大きくなると
いう問題があった。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、CMOS ゲート・アレイで構成されるタイミ
ング発生器のジャンクション温度を安定化させることが
でき、ジッタ値を減少させることができる温度安定化回
路を提供することを目的とする。
もので、CMOS ゲート・アレイで構成されるタイミ
ング発生器のジャンクション温度を安定化させることが
でき、ジッタ値を減少させることができる温度安定化回
路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、LSIのジャンク
ション温度が最高値に達している状態で、前記ジャンク
ション温度に応じた基準パルス数を取得する基準温度取
得手段と、LSIの通常動作状態でのジャンクション温
度に応じた動作パルス数を取得する動作温度取得手段
と、LSIの通常動作時、前記動作温度取得手段による
動作パルス数が前記基準温度取得手段による基準パルス
数に一致するように、LSIの動作電流を制御する電流
制御手段とを具備することを特徴とする。
るために、請求項1記載の発明では、LSIのジャンク
ション温度が最高値に達している状態で、前記ジャンク
ション温度に応じた基準パルス数を取得する基準温度取
得手段と、LSIの通常動作状態でのジャンクション温
度に応じた動作パルス数を取得する動作温度取得手段
と、LSIの通常動作時、前記動作温度取得手段による
動作パルス数が前記基準温度取得手段による基準パルス
数に一致するように、LSIの動作電流を制御する電流
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の温度安定化回路において、前記基準温度取得手段
は、ジャンクション温度が最高値に達している状態で、
前記LSIに入力される一定周期のパルス信号をカウン
トする第1のカウンタからなり、前記動作温度取得手段
は、LSIの通常動作状態で、前記一定周期のパルス信
号をカウントする第2のカウンタからなり、前記温度安
定化回路は、さらに、LSIのジャンクション温度に応
じた周期の信号を生成する信号生成手段と、前記信号生
成手段により生成された信号をカウントし、所定のカウ
ント値に達すると、前記第1のカウンタおよび前記第2
のカウンタによるカウント動作を停止させる第3のカウ
ンタとを具備することを特徴とする。
記載の温度安定化回路において、前記基準温度取得手段
は、ジャンクション温度が最高値に達している状態で、
前記LSIに入力される一定周期のパルス信号をカウン
トする第1のカウンタからなり、前記動作温度取得手段
は、LSIの通常動作状態で、前記一定周期のパルス信
号をカウントする第2のカウンタからなり、前記温度安
定化回路は、さらに、LSIのジャンクション温度に応
じた周期の信号を生成する信号生成手段と、前記信号生
成手段により生成された信号をカウントし、所定のカウ
ント値に達すると、前記第1のカウンタおよび前記第2
のカウンタによるカウント動作を停止させる第3のカウ
ンタとを具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載の温度安定化回路において、前記電流制御
手段は、前記基準温度取得手段による基準パルスと前記
動作温度取得手段による動作パルス数とを比較する比較
回路と、前記比較回路によって得られる基準パルス数と
動作パルス数との差分に応じて、LSIへの動作電流を
増減制御する電流制御回路とを具備することを特徴とす
る。
または2記載の温度安定化回路において、前記電流制御
手段は、前記基準温度取得手段による基準パルスと前記
動作温度取得手段による動作パルス数とを比較する比較
回路と、前記比較回路によって得られる基準パルス数と
動作パルス数との差分に応じて、LSIへの動作電流を
増減制御する電流制御回路とを具備することを特徴とす
る。
【0010】この発明では、基準温度取得手段で、LS
Iのジャンクション温度が最高値に達している状態で、
前記ジャンクション温度に応じた基準パルス数を取得す
る。また、通常動作状態では、動作温度取得手段が、通
常動作時のLSIのジャンクション温度に応じた動作パ
ルス数を取得する。そして、電流制御手段は、通常動作
時、前記動作温度取得手段による動作パルス数が前記基
準温度取得手段による基準パルス数に一致するように、
LSIの動作電流を制御する。すなわち、動作パルス数
が多ければ、電流制御回路の電流量を減少しジャンクシ
ョン温度を低下させる。一方、動作パルス数が少なけれ
ば、電流制御回路の電流量を増加しジャンクション温度
を増加させる。したがって、ジャンクション温度を安定
化させることが可能となり、ジッタ値を減少させること
が可能となる。
Iのジャンクション温度が最高値に達している状態で、
前記ジャンクション温度に応じた基準パルス数を取得す
る。また、通常動作状態では、動作温度取得手段が、通
常動作時のLSIのジャンクション温度に応じた動作パ
ルス数を取得する。そして、電流制御手段は、通常動作
時、前記動作温度取得手段による動作パルス数が前記基
準温度取得手段による基準パルス数に一致するように、
LSIの動作電流を制御する。すなわち、動作パルス数
が多ければ、電流制御回路の電流量を減少しジャンクシ
ョン温度を低下させる。一方、動作パルス数が少なけれ
ば、電流制御回路の電流量を増加しジャンクション温度
を増加させる。したがって、ジャンクション温度を安定
化させることが可能となり、ジッタ値を減少させること
が可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、温度安定化回路に
おいて、LSIのジャンクション温度のが最高値に達し
ている状態で、該LSIの内部回路の出力信号の立ち上
がり時間を計測し、所定の周期の基準パルスの基準パル
ス数に変換し記憶する基準立ち上がり時間検出手段と、
動作状態の該回路の立ち上がり時間を動作パルス数に変
換し記憶する動作時立ち上がり時間検出手段と、前記L
SIの動作時における動作パルス数と前記基準パルス数
とを比較し、基準パルス数に一致するようジャンクショ
ン温度を制御する電流制御手段とを具備することを特徴
とする。
おいて、LSIのジャンクション温度のが最高値に達し
ている状態で、該LSIの内部回路の出力信号の立ち上
がり時間を計測し、所定の周期の基準パルスの基準パル
ス数に変換し記憶する基準立ち上がり時間検出手段と、
動作状態の該回路の立ち上がり時間を動作パルス数に変
換し記憶する動作時立ち上がり時間検出手段と、前記L
SIの動作時における動作パルス数と前記基準パルス数
とを比較し、基準パルス数に一致するようジャンクショ
ン温度を制御する電流制御手段とを具備することを特徴
とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の温
度安定回路において、前記基準立ち上がり時間検出手段
が、前記LSIのパワーオン検出回路と、パワーオン後
の時間を計測するタイマと、インバ−タ回路と、該イン
バ−タ回路の出力信号の所定レベルまでの立ち上がりを
検出し、検出結果として検出信号する第1のコンパレ−
タと、該LSIに入力される前記基準パルスを計数し、
前記検出信号が入力されることにより計数を停止する機
能を有する第1のカウンタとを具備することを特徴とす
る。
度安定回路において、前記基準立ち上がり時間検出手段
が、前記LSIのパワーオン検出回路と、パワーオン後
の時間を計測するタイマと、インバ−タ回路と、該イン
バ−タ回路の出力信号の所定レベルまでの立ち上がりを
検出し、検出結果として検出信号する第1のコンパレ−
タと、該LSIに入力される前記基準パルスを計数し、
前記検出信号が入力されることにより計数を停止する機
能を有する第1のカウンタとを具備することを特徴とす
る。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載の温度安定回路において、前記動作時立ち上
がり時間検出手段が、前記LSIに入力される基準パル
スを計数し、前記検出信号が入力されることにより計数
を停止する機能を有する第2のカウンタを具備すること
を特徴とする。
求項5記載の温度安定回路において、前記動作時立ち上
がり時間検出手段が、前記LSIに入力される基準パル
スを計数し、前記検出信号が入力されることにより計数
を停止する機能を有する第2のカウンタを具備すること
を特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項4ないし請
求項6のいずれかに記載の温度安定回路において、前記
電流制御手段が、前記第1のカウンタの計数値と前記第
2のカウンタの計数値とを比較し、比較結果として比較
信号を出力する比較器と、この比較信号に基づき前記L
SIのジャンクション温度を検知し、この検知結果に応
じてLSIへの動作電流の電流値を制御する電流制御回
路とを具備することを特徴とする。
求項6のいずれかに記載の温度安定回路において、前記
電流制御手段が、前記第1のカウンタの計数値と前記第
2のカウンタの計数値とを比較し、比較結果として比較
信号を出力する比較器と、この比較信号に基づき前記L
SIのジャンクション温度を検知し、この検知結果に応
じてLSIへの動作電流の電流値を制御する電流制御回
路とを具備することを特徴とする。
【0015】この発明では、インバ−タ回路の出力信号
の立ち上がり時間を第1のコンパレ−タが検出した時点
で、LSIに入力される基準パルスの計数を行う第1の
カウンタの計数動作を停止し、第1のカウンタで演算し
た結果を第1のカウンタ内に前記出力信号の基準立ち上
がり時間の基準パルス数として記憶し、動作時において
はジャンクション温度によるインバ−タ回路の出力信号
の立ち上がり時間の変化を第2のカウンタ内に動作温度
の動作パルス数として記憶し、比較器によって基準パル
ス数と動作パルス数とを比較し、電流制御手段が動作パ
ルス数が多いことを検出すると電流制御回路により前記
LSIへ供給する電流量を減少させ、ジャンクション温
度を低下させる。一方、比較器によって基準パルス数と
動作パルス数とを比較した場合、電流制御手段が動作パ
ルス数の方が少ないことを検出すると電流制御回路によ
り前記LSIへ供給する電流量を増加させ、ジャンクシ
ョン温度を上昇させる。
の立ち上がり時間を第1のコンパレ−タが検出した時点
で、LSIに入力される基準パルスの計数を行う第1の
カウンタの計数動作を停止し、第1のカウンタで演算し
た結果を第1のカウンタ内に前記出力信号の基準立ち上
がり時間の基準パルス数として記憶し、動作時において
はジャンクション温度によるインバ−タ回路の出力信号
の立ち上がり時間の変化を第2のカウンタ内に動作温度
の動作パルス数として記憶し、比較器によって基準パル
ス数と動作パルス数とを比較し、電流制御手段が動作パ
ルス数が多いことを検出すると電流制御回路により前記
LSIへ供給する電流量を減少させ、ジャンクション温
度を低下させる。一方、比較器によって基準パルス数と
動作パルス数とを比較した場合、電流制御手段が動作パ
ルス数の方が少ないことを検出すると電流制御回路によ
り前記LSIへ供給する電流量を増加させ、ジャンクシ
ョン温度を上昇させる。
【0016】また、請求項8記載の発明では、LSIの
ジャンクション温度が最高値に達している状態で、前記
ジャンクション温度に応じた基準Vf値を検出する基準
Vf検出手段と、LSIの通常動作状態でのジャンクシ
ョン温度に応じた動作Vf値を検出する動作Vf検出手
段と、LSIの通常動作時、前記動作Vf値が前記基準
Vf値に一致するようにLSIの動作電流を制御する電
流制御手段とを具備することを特徴とする。
ジャンクション温度が最高値に達している状態で、前記
ジャンクション温度に応じた基準Vf値を検出する基準
Vf検出手段と、LSIの通常動作状態でのジャンクシ
ョン温度に応じた動作Vf値を検出する動作Vf検出手
段と、LSIの通常動作時、前記動作Vf値が前記基準
Vf値に一致するようにLSIの動作電流を制御する電
流制御手段とを具備することを特徴とする。
【0017】さらに、請求項9記載の発明では、前記基
準Vf検出手段は、ジャンクション温度が最高値に達し
ている状態で、前記LSIに入力される定電流をジャン
クションに流したときの電圧値を検出するVf検出回路
と、検出された電圧値を記憶する記憶手段とを具備し、
前記動作Vf検出手段は、前記LSIの通常動作状態
で、前記LSIに入力される定電流をジャンクションに
流したときの電圧値を検出するVf検出回路を具備する
ことを特徴とする。
準Vf検出手段は、ジャンクション温度が最高値に達し
ている状態で、前記LSIに入力される定電流をジャン
クションに流したときの電圧値を検出するVf検出回路
と、検出された電圧値を記憶する記憶手段とを具備し、
前記動作Vf検出手段は、前記LSIの通常動作状態
で、前記LSIに入力される定電流をジャンクションに
流したときの電圧値を検出するVf検出回路を具備する
ことを特徴とする。
【0018】また、さらに請求項10記載の発明では、
前記電流制御手段は、前記基準Vf値と前記動作Vf値
とを比較する比較回路と、この比較回路によって得られ
る基準Vf値と動作Vf値との差分に応じて、LSIへ
の動作電流を増減制御する電流制御回路とを具備するこ
とを特徴とする。
前記電流制御手段は、前記基準Vf値と前記動作Vf値
とを比較する比較回路と、この比較回路によって得られ
る基準Vf値と動作Vf値との差分に応じて、LSIへ
の動作電流を増減制御する電流制御回路とを具備するこ
とを特徴とする。
【0019】加えて、この発明では、基準Vf検出手段
で、LSIのジャンクション温度が最高値に達している
状態で、前記ジャンクション温度に応じた基準Vf値を
検出する。また、通常動作状態では、動作Vf検出手段
が、通常動作時のLSIのジャンクション温度に応じた
動作Vf値を検出する。そして、電流制御手段は、通常
動作時、前記動作Vf値が前記基準Vf値に一致するよ
うに、LSIの動作電流を制御する。すなわち、動作V
f値が小さければ(ジャンクション温度が高ければ)、
電流制御回路の電流量を減少しジャンクション温度を低
下させる。一方、動作Vf値が大きければ(ジャンクシ
ョン温度が低ければ)、電流制御回路の電流量を増加し
ジャンクション温度を増加させる。したがって、ジャン
クション温度を安定化させることが可能となり、ジッタ
値を減少させることが可能となる。
で、LSIのジャンクション温度が最高値に達している
状態で、前記ジャンクション温度に応じた基準Vf値を
検出する。また、通常動作状態では、動作Vf検出手段
が、通常動作時のLSIのジャンクション温度に応じた
動作Vf値を検出する。そして、電流制御手段は、通常
動作時、前記動作Vf値が前記基準Vf値に一致するよ
うに、LSIの動作電流を制御する。すなわち、動作V
f値が小さければ(ジャンクション温度が高ければ)、
電流制御回路の電流量を減少しジャンクション温度を低
下させる。一方、動作Vf値が大きければ(ジャンクシ
ョン温度が低ければ)、電流制御回路の電流量を増加し
ジャンクション温度を増加させる。したがって、ジャン
クション温度を安定化させることが可能となり、ジッタ
値を減少させることが可能となる。
【0020】また、請求項11に記載の発明は、温度安
定化回路において、LSIのジャンクション温度が最高
値に達している状態で、電圧発生回路が前記ジャンクシ
ョン温度に応じて発生する電圧を測定し、デジタルデー
タに変換し、変換結果を基準電圧データとして記憶する
基準電圧検出手段と、前記LSIの通常動作状態で、前
記電圧発生回路が通常動作状態でのジャンクション温度
に応じて発生する電圧を測定し、アナログ値からデジタ
ル値へ変換し、変換結果を動作電圧データとして記憶す
る動作電圧検出手段と、前記LSIが通常動作時におい
て、前記基準電圧検出手段と前記動作電圧データとを比
較し、この動作電圧データが前記基準電圧データに一致
するジャンクション温度となるように、前記LSIへの
駆動電流を制御する電流制御手段とを具備することを特
徴とする。
定化回路において、LSIのジャンクション温度が最高
値に達している状態で、電圧発生回路が前記ジャンクシ
ョン温度に応じて発生する電圧を測定し、デジタルデー
タに変換し、変換結果を基準電圧データとして記憶する
基準電圧検出手段と、前記LSIの通常動作状態で、前
記電圧発生回路が通常動作状態でのジャンクション温度
に応じて発生する電圧を測定し、アナログ値からデジタ
ル値へ変換し、変換結果を動作電圧データとして記憶す
る動作電圧検出手段と、前記LSIが通常動作時におい
て、前記基準電圧検出手段と前記動作電圧データとを比
較し、この動作電圧データが前記基準電圧データに一致
するジャンクション温度となるように、前記LSIへの
駆動電流を制御する電流制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0021】さらに、請求項12に記載の発明は、請求
項11記載の温度安定化回路において、前記基準電圧検
出手段が前記LSIの電源投入を検出するパワーオン検
出回路と、このパワーオン検出回路が電源投入を検出し
てからの時間を計測するタイマと、このタイマの所定時
間経過後に前記電圧発生回路の発生する電圧をサンプリ
ングしてアナログ値からデジタル値へ変換するA/D変
換器と、このデジタル値を前記基準電圧データとして記
憶する第一のレジスタとを具備することを特徴とする。
項11記載の温度安定化回路において、前記基準電圧検
出手段が前記LSIの電源投入を検出するパワーオン検
出回路と、このパワーオン検出回路が電源投入を検出し
てからの時間を計測するタイマと、このタイマの所定時
間経過後に前記電圧発生回路の発生する電圧をサンプリ
ングしてアナログ値からデジタル値へ変換するA/D変
換器と、このデジタル値を前記基準電圧データとして記
憶する第一のレジスタとを具備することを特徴とする。
【0022】また、さらに、請求項13記載の発明は、
請求項11または請求項12に記載の温度安定化回路に
おいて、前記動作時電圧検出手段が、前記LSIの動作
時に前記A/Dコンバータの出力するデジタル値を、前
記動作電圧データとして記憶する第2のレジスタを有す
ることを特徴とする。
請求項11または請求項12に記載の温度安定化回路に
おいて、前記動作時電圧検出手段が、前記LSIの動作
時に前記A/Dコンバータの出力するデジタル値を、前
記動作電圧データとして記憶する第2のレジスタを有す
ることを特徴とする。
【0023】さらに、また、請求項14に記載の発明
は、請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の温
度安定化回路において、前記電流制御手段が前記第1の
レジスタに記憶されている基準電圧データと、前記第2
のレジスタに記憶されている動作電圧データとを比較す
るコンパレータと、このコンパレータの比較結果に基づ
き前記LSIに流す駆動電流を複数のトランジスタによ
り制御する電流制御回路とを有することを特徴とする。
は、請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の温
度安定化回路において、前記電流制御手段が前記第1の
レジスタに記憶されている基準電圧データと、前記第2
のレジスタに記憶されている動作電圧データとを比較す
るコンパレータと、このコンパレータの比較結果に基づ
き前記LSIに流す駆動電流を複数のトランジスタによ
り制御する電流制御回路とを有することを特徴とする。
【0024】加えて、請求項15に記載の発明は、請求
項11ないし請求項14のいずれかに記載の温度安定化
電源において、前記電圧発生回路がMOSトランジスタ
のゲートとドレインとを電源に接続し、このMOSトラ
ンジスタのソースを出力端子及び抵抗の一端へ接続し、
この抵抗の他端を接地して構成されることを特徴とす
る。
項11ないし請求項14のいずれかに記載の温度安定化
電源において、前記電圧発生回路がMOSトランジスタ
のゲートとドレインとを電源に接続し、このMOSトラ
ンジスタのソースを出力端子及び抵抗の一端へ接続し、
この抵抗の他端を接地して構成されることを特徴とす
る。
【0025】また、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の温度安定化電源において、前記抵抗が前記
LSI内部に設けられていることを特徴とする。
15に記載の温度安定化電源において、前記抵抗が前記
LSI内部に設けられていることを特徴とする。
【0026】さらに、請求項17に記載の発明は、請求
項15に記載の温度安定化電源において、前記抵抗が前
記LSI外部に設けられていることを特徴とする。
項15に記載の温度安定化電源において、前記抵抗が前
記LSI外部に設けられていることを特徴とする。
【0027】図19において、ジャンクション温度の最
高値における電圧発生回路205の出力をA/D変換器
209が検出した電圧をレジスタ210内に基準電圧デ
ータVRとして記憶する。そして、LSI200の通常
動作時には、ジャンクション温度に応じて電圧発生回路
205が発生する電圧を、A/D変換器209により変
換したデジタル値をレジスタ211へ動作電圧データV
Oとして記憶する。次に、コンパレータ212は、前記
基準電圧データVRと前記動作電圧データVOとを比較
し、この動作電圧データVOが基準電圧データVRより
低い場合、電流制御回路208の電流量を減少させ、ジ
ャンクション温度を低下させる。一方、コンパレータ2
12は、動作電圧データVOが基準電圧データVRより
高い場合、電流制御回路212の電流量を増加させ、ジ
ャンクション温度を上昇させる。
高値における電圧発生回路205の出力をA/D変換器
209が検出した電圧をレジスタ210内に基準電圧デ
ータVRとして記憶する。そして、LSI200の通常
動作時には、ジャンクション温度に応じて電圧発生回路
205が発生する電圧を、A/D変換器209により変
換したデジタル値をレジスタ211へ動作電圧データV
Oとして記憶する。次に、コンパレータ212は、前記
基準電圧データVRと前記動作電圧データVOとを比較
し、この動作電圧データVOが基準電圧データVRより
低い場合、電流制御回路208の電流量を減少させ、ジ
ャンクション温度を低下させる。一方、コンパレータ2
12は、動作電圧データVOが基準電圧データVRより
高い場合、電流制御回路212の電流量を増加させ、ジ
ャンクション温度を上昇させる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の第1
の実施形態を説明する。 <第1の実施形態> A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態によるLSIの構成を示すブ
ロック図である。図において、基準温度検出手段11
は、LSI1のジャンクション温度の最高値を基準パル
ス数に変換して記憶する。動作温度検出手段12は、動
作時のLSIのジャンクション温度を動作パルス数に変
換して記憶する。電流制御手段13は、上記動作パルス
数と上記基準パルス数を比較し、動作パルス数が基準パ
ルス数に一致するように、T.G.(タイミングジェネ
レータ、CMOSゲート・アレーで構成されている)1
0への動作電流を増減してジャンクション温度を制御す
る。
の実施形態を説明する。 <第1の実施形態> A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態によるLSIの構成を示すブ
ロック図である。図において、基準温度検出手段11
は、LSI1のジャンクション温度の最高値を基準パル
ス数に変換して記憶する。動作温度検出手段12は、動
作時のLSIのジャンクション温度を動作パルス数に変
換して記憶する。電流制御手段13は、上記動作パルス
数と上記基準パルス数を比較し、動作パルス数が基準パ
ルス数に一致するように、T.G.(タイミングジェネ
レータ、CMOSゲート・アレーで構成されている)1
0への動作電流を増減してジャンクション温度を制御す
る。
【0029】次に、図2は、図1に示すLSI1の詳細
な構成を示すブロック図である。図において、CPU2
3は、LSI全体を制御する。タイマ24は、パワーオ
ン後の時間経過を計測する。パワーオン検出回路25
は、LSIの電源投入を検出し、CPU23に所定の信
号を供給することにより通知する。ROSC27は、所
定の周期を有するパルス信号を生成し、第2の分周回路
29へ供給する。該ROSC27は、LSIの温度依存
性があるので、そのパルス信号の周期は、LSIのジャ
ンクション温度に応じて変化する。第1の分周器28
は、テスタのCOSC15の信号を2048倍に分周
し、第1のカウンタ30および第2のカウンタ31に供
給する。第2の分周器29は、ROSC27からのパル
ス信号を512倍に分周し、第3のカウンタ32に供給
する。
な構成を示すブロック図である。図において、CPU2
3は、LSI全体を制御する。タイマ24は、パワーオ
ン後の時間経過を計測する。パワーオン検出回路25
は、LSIの電源投入を検出し、CPU23に所定の信
号を供給することにより通知する。ROSC27は、所
定の周期を有するパルス信号を生成し、第2の分周回路
29へ供給する。該ROSC27は、LSIの温度依存
性があるので、そのパルス信号の周期は、LSIのジャ
ンクション温度に応じて変化する。第1の分周器28
は、テスタのCOSC15の信号を2048倍に分周
し、第1のカウンタ30および第2のカウンタ31に供
給する。第2の分周器29は、ROSC27からのパル
ス信号を512倍に分周し、第3のカウンタ32に供給
する。
【0030】第1のカウンタ30は、最高速動作におい
て、第1の分周器28で分周された、テスタのCOSC
15からの信号をカウントし、基準パルス数CRとして
記憶する。言い換えると、該基準パルス数CRは、LS
Iのジャンクション温度が最高値に達した状態における
パルス数である。第2のカウンタ31は、通常の動作状
態において、第1の分周器28で分周された、テスタの
COSC15からの信号をカウントし、動作パルス数C
Oとして記憶する。言い換えると、該動作パルス数CO
は、ユーザによる動作周波数の変更に応じて変化する。
第3のカウンタ32は、第2の分周器29で分周され
た、ROSC27からの信号をカウントし、「128」
に達した時点で、第1のカウンタ30または第2のカウ
ンタ31によるカウント動作を停止する。
て、第1の分周器28で分周された、テスタのCOSC
15からの信号をカウントし、基準パルス数CRとして
記憶する。言い換えると、該基準パルス数CRは、LS
Iのジャンクション温度が最高値に達した状態における
パルス数である。第2のカウンタ31は、通常の動作状
態において、第1の分周器28で分周された、テスタの
COSC15からの信号をカウントし、動作パルス数C
Oとして記憶する。言い換えると、該動作パルス数CO
は、ユーザによる動作周波数の変更に応じて変化する。
第3のカウンタ32は、第2の分周器29で分周され
た、ROSC27からの信号をカウントし、「128」
に達した時点で、第1のカウンタ30または第2のカウ
ンタ31によるカウント動作を停止する。
【0031】コンパレータ33は、第1のカウンタ30
と第2のカウンタ31とのパルス数を比較し、比較結果
を電流制御回路26に供給する。本実施の形態では、コ
ンパレータ33は、10ビットのデジタルデータで電流
制御回路26へ供給する。電流制御回路26は、上記比
較結果(基準パルス数と動作パルス数の差分)に応じて
T.G.10の電流量を制御する。
と第2のカウンタ31とのパルス数を比較し、比較結果
を電流制御回路26に供給する。本実施の形態では、コ
ンパレータ33は、10ビットのデジタルデータで電流
制御回路26へ供給する。電流制御回路26は、上記比
較結果(基準パルス数と動作パルス数の差分)に応じて
T.G.10の電流量を制御する。
【0032】また、図3は、上述した電流制御回路の一
構成例を示す回路図である。図において、電流制御回路
26は、電源電圧Vccと接地間に並列接続された、F
ETQ1、Q2、…、Q10から構成されており、上記
第1のカウンタ30と第2のカウンタ31とのパルス数
の差分に応じてFETQ1〜Q10をオン/オフ制御す
ることで、図示しないチップ温度制御回路の電流を制御
する。この結果、LSIのジャンクション温度が変化
し、tpdが所定の範囲で変化する。
構成例を示す回路図である。図において、電流制御回路
26は、電源電圧Vccと接地間に並列接続された、F
ETQ1、Q2、…、Q10から構成されており、上記
第1のカウンタ30と第2のカウンタ31とのパルス数
の差分に応じてFETQ1〜Q10をオン/オフ制御す
ることで、図示しないチップ温度制御回路の電流を制御
する。この結果、LSIのジャンクション温度が変化
し、tpdが所定の範囲で変化する。
【0033】B.第1の実施形態の動作 次に、図4に示すフローチャート、および図5に示すタ
イミングチャートを参照して本実施形態の全体の動作に
ついて詳細に説明する。図5に示す時刻t50で、LS
Iの電源が投入されると、パワーオン検出回路25が動
作し、CPU23に信号を送信する。CPU23は、タ
イマ24に10分間の計測を指示するとともに、T.
G.10を最高速動作させる(ステップS1)。これよ
り、タイマ24での計測により10分経過した時点、す
なわち図5に示す時刻t51で、LSIのジャンクショ
ン温度が最高温度100℃に達する。ここで、CPU2
3で、第1のカウンタ30と第3のカウンタ32の動作
を開始し、第1のカウンタ30で、第1の分周器28で
分周された、テスタのCOSC15からの信号をカウン
トする(ステップS2)。そして、図5に示す時刻t5
2、すなわち第3のカウンタ32のカウント値が「12
8」となった時点(これはジャンクション温度の0.1
度の変化を検出できるタイミング)で、第1のカウント
動作を停止し、基準パルス数(6.5ns×128/2
ns=416)CRとして記憶する(ステップS3)。
イミングチャートを参照して本実施形態の全体の動作に
ついて詳細に説明する。図5に示す時刻t50で、LS
Iの電源が投入されると、パワーオン検出回路25が動
作し、CPU23に信号を送信する。CPU23は、タ
イマ24に10分間の計測を指示するとともに、T.
G.10を最高速動作させる(ステップS1)。これよ
り、タイマ24での計測により10分経過した時点、す
なわち図5に示す時刻t51で、LSIのジャンクショ
ン温度が最高温度100℃に達する。ここで、CPU2
3で、第1のカウンタ30と第3のカウンタ32の動作
を開始し、第1のカウンタ30で、第1の分周器28で
分周された、テスタのCOSC15からの信号をカウン
トする(ステップS2)。そして、図5に示す時刻t5
2、すなわち第3のカウンタ32のカウント値が「12
8」となった時点(これはジャンクション温度の0.1
度の変化を検出できるタイミング)で、第1のカウント
動作を停止し、基準パルス数(6.5ns×128/2
ns=416)CRとして記憶する(ステップS3)。
【0034】次に、時刻t52でT.G.10を通常の
動作速度で動作させる(ステップS4)。通常の高速動
作になると、ジャンクション温度が0.1℃低下して9
9.9℃になる。ジャンクション温度が99.9℃まで
低下することにより、ROSC28の周期は、6.45
nsになる。ここで、CPU23で、第2のカウンタ3
1と第3のカウンタ32の動作を開始し、第2のカウン
タ31で、第1の分周器28で分周された、テスタのC
OSC15からの信号をカウントする(ステップS
5)。そして、図5に示す時刻t53、すなわち第3の
カウンタ32のカウント値が「128」となった時点
で、第2のカウンタ31の動作を停止し、動作パルス数
(6.45ns×128/2ns=413)CRとして
記憶する(ステップS6)。また、このときのT.G.
10のtpdは、0.99nsになる
動作速度で動作させる(ステップS4)。通常の高速動
作になると、ジャンクション温度が0.1℃低下して9
9.9℃になる。ジャンクション温度が99.9℃まで
低下することにより、ROSC28の周期は、6.45
nsになる。ここで、CPU23で、第2のカウンタ3
1と第3のカウンタ32の動作を開始し、第2のカウン
タ31で、第1の分周器28で分周された、テスタのC
OSC15からの信号をカウントする(ステップS
5)。そして、図5に示す時刻t53、すなわち第3の
カウンタ32のカウント値が「128」となった時点
で、第2のカウンタ31の動作を停止し、動作パルス数
(6.45ns×128/2ns=413)CRとして
記憶する(ステップS6)。また、このときのT.G.
10のtpdは、0.99nsになる
【0035】コンパレータ33では、第1のカウンタ3
0の基準パルス数「416」と第2のカウンタ31の動
作パルス数「413」とを比較し(ステップS7)、そ
の差分に応じた信号を電流制御回路26に供給する。電
流制御回路26では、基準パルス数CRと動作パルス数
COとの差分の正負を判断し(ステップS8)、負(≦
0)であれば、チップ温度調整回路の電流を増加し(ス
テップS9)、正(>0)であれば、チップ温度調整回
路の電流を減少する(ステップS10)。具体的には、
時刻t53で、基準パルス数CRと動作パルス数COと
の差分に応じた信号(517/1024(10bi
t))により、チップ温度調整回路の電流を制御する。
0の基準パルス数「416」と第2のカウンタ31の動
作パルス数「413」とを比較し(ステップS7)、そ
の差分に応じた信号を電流制御回路26に供給する。電
流制御回路26では、基準パルス数CRと動作パルス数
COとの差分の正負を判断し(ステップS8)、負(≦
0)であれば、チップ温度調整回路の電流を増加し(ス
テップS9)、正(>0)であれば、チップ温度調整回
路の電流を減少する(ステップS10)。具体的には、
時刻t53で、基準パルス数CRと動作パルス数COと
の差分に応じた信号(517/1024(10bi
t))により、チップ温度調整回路の電流を制御する。
【0036】すなわち、10bitのデータは、図3に
示す電流制御回路26の各Φ1〜Φ10に対応してお
り、この場合、Φ1、Φ2、Φ10の信号が供給される
FETQ1、Q2、Q10がオン状態となり、LSIへ
の動作電流が増加する。そして、時刻t54で、LSI
のジャンクション温度が100℃に戻ると、第2のカウ
ンタ31の動作パルス数COが「416」になって、第
1のカウンタ30の基準パルス数CRと同一になり、
T.G.10のtpdも1.0nsに戻る。双方のパル
ス数が同一となると、コンパレータ33の出力は、51
2/1024となり、10bitのデータのうち、Φ1
0に対応したFETQ10のみがオン状態となり、LS
Iへの動作電流が減少する。
示す電流制御回路26の各Φ1〜Φ10に対応してお
り、この場合、Φ1、Φ2、Φ10の信号が供給される
FETQ1、Q2、Q10がオン状態となり、LSIへ
の動作電流が増加する。そして、時刻t54で、LSI
のジャンクション温度が100℃に戻ると、第2のカウ
ンタ31の動作パルス数COが「416」になって、第
1のカウンタ30の基準パルス数CRと同一になり、
T.G.10のtpdも1.0nsに戻る。双方のパル
ス数が同一となると、コンパレータ33の出力は、51
2/1024となり、10bitのデータのうち、Φ1
0に対応したFETQ10のみがオン状態となり、LS
Iへの動作電流が減少する。
【0037】上述したように、本実施の形態では、基準
パルス数CRと動作パルス数COとを比較し、パルス数
の差に応じて電流制御回路の電流を10bitの分解能
を有するデータで制御するようにしたので、図18に示
すように、従来技術のCMOS T.G.10では、動
作周期によってジャンクション温度が大きく変化するこ
とによりtpdが変化し、ジッタ値が230psも発
生したのを、図5に示すようにジャンクション温度を
0.1℃で検出して電流を制御し、tpdの変動範囲を
10psに抑制できる。本実施の形態による結果を、図
19に示す従来技術のジャンクション温度とtpdとの
関係に照らし合わせると、ユーザが動作周波数を変化さ
せても、ジャンクション温度およびtpdが大きく変化
せず、安定していることが分かる。そして、tpdが大
きく変化しないことからジッタ値が減少する。
パルス数CRと動作パルス数COとを比較し、パルス数
の差に応じて電流制御回路の電流を10bitの分解能
を有するデータで制御するようにしたので、図18に示
すように、従来技術のCMOS T.G.10では、動
作周期によってジャンクション温度が大きく変化するこ
とによりtpdが変化し、ジッタ値が230psも発
生したのを、図5に示すようにジャンクション温度を
0.1℃で検出して電流を制御し、tpdの変動範囲を
10psに抑制できる。本実施の形態による結果を、図
19に示す従来技術のジャンクション温度とtpdとの
関係に照らし合わせると、ユーザが動作周波数を変化さ
せても、ジャンクション温度およびtpdが大きく変化
せず、安定していることが分かる。そして、tpdが大
きく変化しないことからジッタ値が減少する。
【0038】以上、本発明の第1の実施形態を図面を参
照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計変更等があっても本発明に含まれる。
照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0039】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について図面を参照して説明する。図6は第2
の実施形態のLSIの構成を示すブロック図である。な
お、図中において、第1の実施形態と同一の構成には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図において、C
PU103は、LSI100全体の動作の制御を行う。
基準立ち上がり時間検出手段112は、LSI100の
ジャンクション温度の最高時の回路の出力の立ち上がり
時間を基準パルス数に変換して記憶する。
実施形態について図面を参照して説明する。図6は第2
の実施形態のLSIの構成を示すブロック図である。な
お、図中において、第1の実施形態と同一の構成には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図において、C
PU103は、LSI100全体の動作の制御を行う。
基準立ち上がり時間検出手段112は、LSI100の
ジャンクション温度の最高時の回路の出力の立ち上がり
時間を基準パルス数に変換して記憶する。
【0040】動作立ち上がり時間検出手段113は、動
作時の立ち上がり時間を動作パルス数に変換して記憶す
る。電流制御手段114は、動作パルス数と基準パルス
数とを比較し、動作パルス数が基準パルス数に一致する
ようにCMOSゲート・アレーのT.G.110への動
作電流を増減してジャンクション温度の制御を行う。
作時の立ち上がり時間を動作パルス数に変換して記憶す
る。電流制御手段114は、動作パルス数と基準パルス
数とを比較し、動作パルス数が基準パルス数に一致する
ようにCMOSゲート・アレーのT.G.110への動
作電流を増減してジャンクション温度の制御を行う。
【0041】図7は、図6に示すLSI100の詳細な
構成を示すブロック図である。図において、CPU10
3は、LSI100全体の動作の制御を行う。タイマ1
04は、パワーオン後の経過時間の計測を行う。パワー
オン検出回路105は、LSI100への電源投入を検
出し、CPU103へ所定の信号を出力することにより
通知する。
構成を示すブロック図である。図において、CPU10
3は、LSI100全体の動作の制御を行う。タイマ1
04は、パワーオン後の経過時間の計測を行う。パワー
オン検出回路105は、LSI100への電源投入を検
出し、CPU103へ所定の信号を出力することにより
通知する。
【0042】インバ−タ107は、CPU103から入
力端子へ入力される入力信号を反転して出力端子から出
力信号として出力する。また、インバ−タ107は、立
ち上がり時間変動の検出精度を高くするため、立ち上が
り時間を約800nsに設定する容量を出力端子に付加
されている。
力端子へ入力される入力信号を反転して出力端子から出
力信号として出力する。また、インバ−タ107は、立
ち上がり時間変動の検出精度を高くするため、立ち上が
り時間を約800nsに設定する容量を出力端子に付加
されている。
【0043】第1のコンパレータ102Bは、インバ−
タ107の出力信号の電圧レベルと所定の電圧値Vohと
の比較を行う。また、 第1のコンパレータ102B
は、例えば、インバ−タ107の出力信号の電圧レベル
が所定の電圧値Vohより高い場合、検出信号を出力す
る。つまり、第1のコンパレ−タ108は、インバータ
107に入力された入力信号が遅延されて出力される、
インバ−タ107の出力立ち上がりのタイミングを検出
する。
タ107の出力信号の電圧レベルと所定の電圧値Vohと
の比較を行う。また、 第1のコンパレータ102B
は、例えば、インバ−タ107の出力信号の電圧レベル
が所定の電圧値Vohより高い場合、検出信号を出力す
る。つまり、第1のコンパレ−タ108は、インバータ
107に入力された入力信号が遅延されて出力される、
インバ−タ107の出力立ち上がりのタイミングを検出
する。
【0044】第1のカウンタ109は、インバ−タ10
7の出力信号の基準立ち上がり時間用のカウンタであ
り、CPU100からの起動信号の入力時点から第1の
コンパレータ102Bからの制御信号の入力時点までの
所定時間の間、テスタのCOSC(水晶発振器)122
からLSI100に入力するパルス信号をカウントす
る。また、第1のカウンタ109は、所定時間の間に計
数したパルス信号の数を記憶する。
7の出力信号の基準立ち上がり時間用のカウンタであ
り、CPU100からの起動信号の入力時点から第1の
コンパレータ102Bからの制御信号の入力時点までの
所定時間の間、テスタのCOSC(水晶発振器)122
からLSI100に入力するパルス信号をカウントす
る。また、第1のカウンタ109は、所定時間の間に計
数したパルス信号の数を記憶する。
【0045】第2のカウンタ102Aは、インバ−タ1
07の出力信号の動作時立ち上がり時間用のカウンタで
あり、CPU100からの起動信号の入力時点から第1
のコンパレータ102Bからの制御信号の入力時点まで
の所定時間の間、テスタのCOSC122からLSI1
00に入力するパルス信号をカウントする。また、第2
のカウンタ102Aは、所定時間の間に計数したパルス
信号の数を記憶する。
07の出力信号の動作時立ち上がり時間用のカウンタで
あり、CPU100からの起動信号の入力時点から第1
のコンパレータ102Bからの制御信号の入力時点まで
の所定時間の間、テスタのCOSC122からLSI1
00に入力するパルス信号をカウントする。また、第2
のカウンタ102Aは、所定時間の間に計数したパルス
信号の数を記憶する。
【0046】コンパレータ102Bは、デジタル数値の
コンパレータであり、第1カウンタ109に記憶されて
いるパルス信号の計数値(基準パルス数)と、第2カウ
ンタ102Aに記憶されているパルス信号の計数値との
比較を行う。また、コンパレータ102Bは、前述した
比較の結果、第1カウンタ109に記憶されているパル
ス信号の計数値(動作パルス数)と、第2カウンタ10
2Aに記憶されているパルス信号の計数値との差を出力
する。
コンパレータであり、第1カウンタ109に記憶されて
いるパルス信号の計数値(基準パルス数)と、第2カウ
ンタ102Aに記憶されているパルス信号の計数値との
比較を行う。また、コンパレータ102Bは、前述した
比較の結果、第1カウンタ109に記憶されているパル
ス信号の計数値(動作パルス数)と、第2カウンタ10
2Aに記憶されているパルス信号の計数値との差を出力
する。
【0047】電流制御回路106は、基準パルス数と動
作パルス数とのパルス数差に応じて、T.G.110へ
の駆動電流量の制御を行う。T.G.110は、CMO
S(相補型MOSトランジスタ)で構成されたゲートア
レー回路であり、電流制御回路106から駆動電力の供
給を受ける。
作パルス数とのパルス数差に応じて、T.G.110へ
の駆動電流量の制御を行う。T.G.110は、CMO
S(相補型MOSトランジスタ)で構成されたゲートア
レー回路であり、電流制御回路106から駆動電力の供
給を受ける。
【0048】次に、図8及び図9を用い、図7に示すL
SI100の動作を説明する。図8は、図7に示すLS
I100における立ち上がり時間検出回路の動作を示す
フローチャートである。図9は、図7に示すLSI10
0における立ち上がり時間検出回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。この図9に示すタイミ
ングチャートの時刻は、第1の実施形態で用いた図5の
タイミングチャートの時刻とは必ずしも一致していな
い。
SI100の動作を説明する。図8は、図7に示すLS
I100における立ち上がり時間検出回路の動作を示す
フローチャートである。図9は、図7に示すLSI10
0における立ち上がり時間検出回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。この図9に示すタイミ
ングチャートの時刻は、第1の実施形態で用いた図5の
タイミングチャートの時刻とは必ずしも一致していな
い。
【0049】ステップS101において、LSI100
の電源が時刻t50に投入される。そして、パワーオン
検出回路105は、この電源の投入を検出する。そし
て、パワーオン検出回路105は、CPU103へ検出
信号を送る。
の電源が時刻t50に投入される。そして、パワーオン
検出回路105は、この電源の投入を検出する。そし
て、パワーオン検出回路105は、CPU103へ検出
信号を送る。
【0050】次に、ステップS102において、CPU
103は、例えばタイマー104に10分間の計測を指
示する。同時に、CPU103は、T.G.110を最
高速において動作させる。この結果、10分経過する
と、LSI100のジャンクション温度は、最高温度1
00℃に達する。
103は、例えばタイマー104に10分間の計測を指
示する。同時に、CPU103は、T.G.110を最
高速において動作させる。この結果、10分経過する
と、LSI100のジャンクション温度は、最高温度1
00℃に達する。
【0051】そして、時刻t51において、CPU10
3は、インバ−タ107の入力端子へ「L」レベルの入
力信号を出力し、第1のカウンタ109へ起動信号を出
力する。これにより、第1のカウンタ109は、テスタ
のCOSC122からのパルス信号の計数を開始する。
そして、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルは、
徐々に「H」レベルへ向かい上昇していく。
3は、インバ−タ107の入力端子へ「L」レベルの入
力信号を出力し、第1のカウンタ109へ起動信号を出
力する。これにより、第1のカウンタ109は、テスタ
のCOSC122からのパルス信号の計数を開始する。
そして、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルは、
徐々に「H」レベルへ向かい上昇していく。
【0052】次に、ステップS103において、時刻t
52に、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルが所
定の電圧値Vohに達すると、コンパレ−タ108は、例
えば検出信号を「H」レベルにより出力する。そして、
第1のカウンタ109は、この検出信号が入力されるこ
とにより、パルス信号の計数を停止する。
52に、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルが所
定の電圧値Vohに達すると、コンパレ−タ108は、例
えば検出信号を「H」レベルにより出力する。そして、
第1のカウンタ109は、この検出信号が入力されるこ
とにより、パルス信号の計数を停止する。
【0053】次に、ステップS104において、第1の
カウンタ109は、計数が停止したときの計数値、例え
ば基準パルス数400(800ns/2ns)を内部に記憶
する。ここで、「2ns」は、パルス信号の周期であ
る。同時に、CPU103は、インバ−タ107へ出力
している入力信号を「H」レベルから「L」レベルへ変
更する。
カウンタ109は、計数が停止したときの計数値、例え
ば基準パルス数400(800ns/2ns)を内部に記憶
する。ここで、「2ns」は、パルス信号の周期であ
る。同時に、CPU103は、インバ−タ107へ出力
している入力信号を「H」レベルから「L」レベルへ変
更する。
【0054】次に、ステップS105において、時刻t
53に、CPU103は、T.G.110に通常の高速
動作を開始させる。これにより、CPU103は、例え
ばLSI100のジャンクション温度が0.1℃低下し
99.9℃になると、インバ−タ107の入力端子へ
「L」レベルの入力信号を出力し、第2のカウンタ10
2Aへ起動信号を出力する。これにより、第2のカウン
タ102Aは、テスタのCOSC122からのパルス信
号の計数を開始する。そして、インバ−タ107の出力
信号の電圧レベルは、「H」レベルへ向かい徐々に上昇
していく。
53に、CPU103は、T.G.110に通常の高速
動作を開始させる。これにより、CPU103は、例え
ばLSI100のジャンクション温度が0.1℃低下し
99.9℃になると、インバ−タ107の入力端子へ
「L」レベルの入力信号を出力し、第2のカウンタ10
2Aへ起動信号を出力する。これにより、第2のカウン
タ102Aは、テスタのCOSC122からのパルス信
号の計数を開始する。そして、インバ−タ107の出力
信号の電圧レベルは、「H」レベルへ向かい徐々に上昇
していく。
【0055】次に、ステップS106において、時刻t
54に、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルが所
定の電圧値Vohに達すると、第1のコンパレ−タ108
は、例えば検出信号を「H」レベルにより出力する。そ
して、第2のカウンタ102Aは、この検出信号が入力
されることにより、パルス信号の計数を停止する。
54に、インバ−タ107の出力信号の電圧レベルが所
定の電圧値Vohに達すると、第1のコンパレ−タ108
は、例えば検出信号を「H」レベルにより出力する。そ
して、第2のカウンタ102Aは、この検出信号が入力
されることにより、パルス信号の計数を停止する。
【0056】次に、ステップS107において、第2の
カウンタ102Aは、計数が停止したときの計数値、例
えば動作パルス数396(792ns/2ns)を内部に記
憶する。ここで、「2ns」は、パルス信号の周期であ
る。このとき、インバータ107の出力信号の立ち上が
り時間は、例えば792nsである。また、T.G.1
10における論理回路のゲートのtpdは、0.99ns
になる。同時に、CPU103は、インバ−タ107へ
出力している入力信号を「H」レベルから「L」レベル
へ変更する。
カウンタ102Aは、計数が停止したときの計数値、例
えば動作パルス数396(792ns/2ns)を内部に記
憶する。ここで、「2ns」は、パルス信号の周期であ
る。このとき、インバータ107の出力信号の立ち上が
り時間は、例えば792nsである。また、T.G.1
10における論理回路のゲートのtpdは、0.99ns
になる。同時に、CPU103は、インバ−タ107へ
出力している入力信号を「H」レベルから「L」レベル
へ変更する。
【0057】次に、ステップS108において、第2の
コンパレータ102Cは、時刻t55に第1のカウンタ
109の基準温度パルス数CRと第2のカウンタ102
Aの動作温度パルス数COとの比較を開始する。
コンパレータ102Cは、時刻t55に第1のカウンタ
109の基準温度パルス数CRと第2のカウンタ102
Aの動作温度パルス数COとの比較を開始する。
【0058】次に、ステップS109において、第2の
コンパレータ102Cは、第1のカウンタ109の基準
温度パルス数CR「400」と、第2のカウンタ102
Aの動作温度パルス数CO「396」とを比較する。こ
のとき、基準温度パルス数CRの方が大きいため、処理
はステップS110へ進められる。
コンパレータ102Cは、第1のカウンタ109の基準
温度パルス数CR「400」と、第2のカウンタ102
Aの動作温度パルス数CO「396」とを比較する。こ
のとき、基準温度パルス数CRの方が大きいため、処理
はステップS110へ進められる。
【0059】次に、ステップS110において、第2の
コンパレータ102Cは、電流制御回路106へ10ビ
ットの電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を出力す
る。ここで、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ2、電
流制御信号Φ3〜電流制御信号Φ10は、図3に示す各
々MOSトランジスタQ1〜MOSトランジスタQ10
のゲートに供給される。このMOSトランジスタQ1、
MOSトランジスタQ2、MOSトランジスタQ3〜M
OSトランジスタQ10流す電流量に各々「1/102
4」、「2/1024」、「4/1024」、……、
「512/1024」の重み付けがなされている。
コンパレータ102Cは、電流制御回路106へ10ビ
ットの電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を出力す
る。ここで、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ2、電
流制御信号Φ3〜電流制御信号Φ10は、図3に示す各
々MOSトランジスタQ1〜MOSトランジスタQ10
のゲートに供給される。このMOSトランジスタQ1、
MOSトランジスタQ2、MOSトランジスタQ3〜M
OSトランジスタQ10流す電流量に各々「1/102
4」、「2/1024」、「4/1024」、……、
「512/1024」の重み付けがなされている。
【0060】また、第2のコンパレータ102Cは、電
流制御回路106に対して、この時の動作温度パルス数
COと基準温度パルス数CRとの差が「−4」であるた
め、「5/1024」の割合の電流量を増加させる制御
を行う。すなわち、第2のコンパレータ102Cは、
「(400/396)×512≒517」の演算結果か
ら、電流制御回路106に現在の「512/1024」
の割合の電流量に「5/1024」の割合の電流量を加
えた、「517/1024」の割合の電流量を流させる
制御を行う。
流制御回路106に対して、この時の動作温度パルス数
COと基準温度パルス数CRとの差が「−4」であるた
め、「5/1024」の割合の電流量を増加させる制御
を行う。すなわち、第2のコンパレータ102Cは、
「(400/396)×512≒517」の演算結果か
ら、電流制御回路106に現在の「512/1024」
の割合の電流量に「5/1024」の割合の電流量を加
えた、「517/1024」の割合の電流量を流させる
制御を行う。
【0061】このため、第2のコンパレータ102C
は、電流制御回路106内のMOSトランジスタQ1、
MOSトランジスタQ3、及びトランジスタQ10をオ
ンさせるため、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ3、
電流制御信号Φ10の信号をそれぞれ対応するMOSト
ランジスタQ1、MOSトランジスタQ3、及びトラン
ジスタQ10へ出力する。この結果、電流制御回路10
6は、「517/1024」の割合の電流をT.G.1
10へ供給する。そして、処理は、ステップS106へ
戻る。
は、電流制御回路106内のMOSトランジスタQ1、
MOSトランジスタQ3、及びトランジスタQ10をオ
ンさせるため、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ3、
電流制御信号Φ10の信号をそれぞれ対応するMOSト
ランジスタQ1、MOSトランジスタQ3、及びトラン
ジスタQ10へ出力する。この結果、電流制御回路10
6は、「517/1024」の割合の電流をT.G.1
10へ供給する。そして、処理は、ステップS106へ
戻る。
【0062】そして、ステップS106〜ステップS1
08が繰り返され、ステップS109において、時刻t
57で、例えば、LSI100のジャンクション温度が
100℃に戻ると、第2のカウンタ102Aの動作パル
ス数COが第1のカウンタ109の基準パルス数CRと
同一の「400」になる。この結果、T.G.110の
tpdも1.0nsに戻る。
08が繰り返され、ステップS109において、時刻t
57で、例えば、LSI100のジャンクション温度が
100℃に戻ると、第2のカウンタ102Aの動作パル
ス数COが第1のカウンタ109の基準パルス数CRと
同一の「400」になる。この結果、T.G.110の
tpdも1.0nsに戻る。
【0063】次に、ステップS110において、第2の
コンパレータ102Cは、電流制御信号出力Φ10のみ
出力する。これにより、電流制御回路106は、「51
2/1024」の割合の電流をT.G.110へ供給す
る。
コンパレータ102Cは、電流制御信号出力Φ10のみ
出力する。これにより、電流制御回路106は、「51
2/1024」の割合の電流をT.G.110へ供給す
る。
【0064】また、ステップS109において、第2の
コンパレータ102Cは、第1のカウンタ109の基準
温度パルス数CRと、第2のカウンタ102Aの動作温
度パルス数COとを比較し、基準温度パルス数COの方
が大きい場合、処理はステップS111へ進められる。
コンパレータ102Cは、第1のカウンタ109の基準
温度パルス数CRと、第2のカウンタ102Aの動作温
度パルス数COとを比較し、基準温度パルス数COの方
が大きい場合、処理はステップS111へ進められる。
【0065】そして、ステップS111において、第2
のコンパレータ102Cは、電流制御回路106に対し
て、基準温度パルス数CRと動作温度パルス数COとの
差に応じて、電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を
出力する。このとき、第2のコンパレータ102Cは、
T.G.110へ供給する電流量を減少させる制御を行
う。
のコンパレータ102Cは、電流制御回路106に対し
て、基準温度パルス数CRと動作温度パルス数COとの
差に応じて、電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を
出力する。このとき、第2のコンパレータ102Cは、
T.G.110へ供給する電流量を減少させる制御を行
う。
【0066】上述したように、本発明は、第2のコンパ
レータ102Cが基準立ち上がり時間の基準温度パルス
数CRと動作時立ち上がり時間の動作温度パルス数CO
とを比較し、パルス数の差に応じて電流制御回路106
の電流を10bitデータの電流制御信号Φ1〜電流制御
信号Φ10により制御する。このため、本発明は、図1
8に示すように、従来のT.G.61では動作周期によ
って、ジャンクション温度が大きく変化することにより
tpdが変化し、例えばジッタ値が230psも発生した
のを図8に示すようにジャンクション温度0.1℃の検
出により電流を制御し、tpdを10psの変動幅に抑制
できるという結果が得られる。
レータ102Cが基準立ち上がり時間の基準温度パルス
数CRと動作時立ち上がり時間の動作温度パルス数CO
とを比較し、パルス数の差に応じて電流制御回路106
の電流を10bitデータの電流制御信号Φ1〜電流制御
信号Φ10により制御する。このため、本発明は、図1
8に示すように、従来のT.G.61では動作周期によ
って、ジャンクション温度が大きく変化することにより
tpdが変化し、例えばジッタ値が230psも発生した
のを図8に示すようにジャンクション温度0.1℃の検
出により電流を制御し、tpdを10psの変動幅に抑制
できるという結果が得られる。
【0067】<第3の実施形態>次に、図面を用いて本
発明の第3の実施形態を説明する。なお、図中におい
て、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付
し、その説明を省略する。図10は、本発明の第3実施
形態によるLSIの構成を示すブロック図である。図に
おいて、基準温度検出手段11は、LSI1のジャンク
ション温度の最高値を基準Vf値に変換して記憶する。
動作温度検出手段12は、動作時のLSIのジャンクシ
ョン温度を動作Vf値に変換して記憶する。電流制御手
段13は、上記動作Vf値と上記基準Vf値を比較し、
動作Vf値が基準Vf値に一致するように、T.G.1
0への動作電流を増減してジャンクション温度を制御す
る。
発明の第3の実施形態を説明する。なお、図中におい
て、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付
し、その説明を省略する。図10は、本発明の第3実施
形態によるLSIの構成を示すブロック図である。図に
おいて、基準温度検出手段11は、LSI1のジャンク
ション温度の最高値を基準Vf値に変換して記憶する。
動作温度検出手段12は、動作時のLSIのジャンクシ
ョン温度を動作Vf値に変換して記憶する。電流制御手
段13は、上記動作Vf値と上記基準Vf値を比較し、
動作Vf値が基準Vf値に一致するように、T.G.1
0への動作電流を増減してジャンクション温度を制御す
る。
【0068】図11は、図10に示すLSI1の詳細な
構成を示すブロック図である。Vf検出回路47は、定
電流源16からの定電流を基に、Vf値を出力する。こ
のVf値は、A/D変換器48に入力され、ディジタル
信号に変換される。このディジタル信号は、レジスタ4
9およびコンパレータ43に入力される。レジスタ49
の出力もまた、コンパレータ43に入力される。
構成を示すブロック図である。Vf検出回路47は、定
電流源16からの定電流を基に、Vf値を出力する。こ
のVf値は、A/D変換器48に入力され、ディジタル
信号に変換される。このディジタル信号は、レジスタ4
9およびコンパレータ43に入力される。レジスタ49
の出力もまた、コンパレータ43に入力される。
【0069】コンパレータ43は、前記A/D変換器4
8の出力と、前記レジスタ49の出力とを比較し、比較
結果を電流制御回路26に供給する。本実施形態では、
コンパレータ43は、10ビットのディジタルデータ
で、前記比較結果を電流制御回路26へ供給する。電流
制御回路26は、前記比較結果(基準Vf値と動作Vf
値の差分)に応じてT.G.10の電流量を制御する。
8の出力と、前記レジスタ49の出力とを比較し、比較
結果を電流制御回路26に供給する。本実施形態では、
コンパレータ43は、10ビットのディジタルデータ
で、前記比較結果を電流制御回路26へ供給する。電流
制御回路26は、前記比較結果(基準Vf値と動作Vf
値の差分)に応じてT.G.10の電流量を制御する。
【0070】電流制御回路26の詳細な構成は、第1の
実施形態の図3に示したものと同一であり、上記基準V
f値と動作Vf値の差分に応じてFETQ1〜Q10を
オン/オフ制御することで、図示しないチップ温度制御
回路の電流を制御する。この結果、LSIのジャンクシ
ョン温度が変化し、tpdが所定の範囲で変化する。
実施形態の図3に示したものと同一であり、上記基準V
f値と動作Vf値の差分に応じてFETQ1〜Q10を
オン/オフ制御することで、図示しないチップ温度制御
回路の電流を制御する。この結果、LSIのジャンクシ
ョン温度が変化し、tpdが所定の範囲で変化する。
【0071】次に、図12に示すフローチャート、およ
び図13に示すタイミングチャートを参照して本実施形
態の動作を説明する。この図13に示すタイミングチャ
ートの時刻は、第1の実施形態で用いた図5のタイミン
グチャートの時刻とは必ずしも一致していない。図13
に示す時刻t50で、LSIの電源が投入されると、パ
ワーオン検出回路25が動作し、CPU23に信号を送
信する。CPU23は、タイマ24に10分間の計測を
指示するとともに、T.G.10を最高速動作させる
(ステップS11)。これより、タイマ24での計測に
より10分経過した時点、すなわち図13に示す時刻t
51で、LSIのジャンクション温度が最高温度100
℃に達する。ここで、CPU23は、Vf検出回路47
の動作を開始させ、このVf検出回路47は、Vf値
(600mV)を検出する(ステップS12)。そし
て、検出されたVf値は、A/D変換器48によってデ
ィジタル信号3000/4096に変換され、基準Vf
値としてレジスタ49に記憶される(ステップS1
3)。
び図13に示すタイミングチャートを参照して本実施形
態の動作を説明する。この図13に示すタイミングチャ
ートの時刻は、第1の実施形態で用いた図5のタイミン
グチャートの時刻とは必ずしも一致していない。図13
に示す時刻t50で、LSIの電源が投入されると、パ
ワーオン検出回路25が動作し、CPU23に信号を送
信する。CPU23は、タイマ24に10分間の計測を
指示するとともに、T.G.10を最高速動作させる
(ステップS11)。これより、タイマ24での計測に
より10分経過した時点、すなわち図13に示す時刻t
51で、LSIのジャンクション温度が最高温度100
℃に達する。ここで、CPU23は、Vf検出回路47
の動作を開始させ、このVf検出回路47は、Vf値
(600mV)を検出する(ステップS12)。そし
て、検出されたVf値は、A/D変換器48によってデ
ィジタル信号3000/4096に変換され、基準Vf
値としてレジスタ49に記憶される(ステップS1
3)。
【0072】次に、時刻t52でT.G.10を通常の
動作速度で動作させる(ステップS14)。通常の高速
動作になると、ジャンクション温度が0.1℃低下して
99.9℃になる。ジャンクション温度が99.9℃ま
で低下することにより、Vf検出回路47の出力、すな
わち動作Vf値は600.2mVになり(ステップS1
5)、この値はA/D変換器48でディジタル値300
1/4096に変換される(ステップS16)。また、
このときのT.G.10のtpdは、0.99nsにな
る。
動作速度で動作させる(ステップS14)。通常の高速
動作になると、ジャンクション温度が0.1℃低下して
99.9℃になる。ジャンクション温度が99.9℃ま
で低下することにより、Vf検出回路47の出力、すな
わち動作Vf値は600.2mVになり(ステップS1
5)、この値はA/D変換器48でディジタル値300
1/4096に変換される(ステップS16)。また、
このときのT.G.10のtpdは、0.99nsにな
る。
【0073】そして、図13に示す時刻t53に、コン
パレータ43は、ディジタル信号化された基準Vf値3
000と動作Vf値3001とを比較し(ステップS1
7)、その差分に応じた信号を電流制御回路26に供給
する。電流制御回路26は、基準Vf値と動作Vf値と
の差分の正負を判断し(ステップS18)、正(≧0)
であれば、チップ温度調整回路の電流を増加させ(ステ
ップS19)、負(<0)であれば、チップ温度調整回
路の電流を減少させる(ステップS20)。さらに、基
準Vf値と動作Vf値との差分に応じた信号(513/
1024(10bit))により、チップ温度調整回路
の電流を制御する。
パレータ43は、ディジタル信号化された基準Vf値3
000と動作Vf値3001とを比較し(ステップS1
7)、その差分に応じた信号を電流制御回路26に供給
する。電流制御回路26は、基準Vf値と動作Vf値と
の差分の正負を判断し(ステップS18)、正(≧0)
であれば、チップ温度調整回路の電流を増加させ(ステ
ップS19)、負(<0)であれば、チップ温度調整回
路の電流を減少させる(ステップS20)。さらに、基
準Vf値と動作Vf値との差分に応じた信号(513/
1024(10bit))により、チップ温度調整回路
の電流を制御する。
【0074】すなわち、10bitのデータは、図3に
示す電流制御回路26の各Φ1〜Φ10に対応してお
り、この場合、Φ1、Φ10の信号が供給されるFET
Q1、Q10がオン状態となり、LSIへの動作電流が
増加する。そして、LSIのジャンクション温度が10
0℃に戻ると、動作Vf値が512になって基準Vf値
と同一になり、T.G.10のtpdも1.0nsに戻
る。双方のVf値が同一となると、コンパレータ43の
出力は、512/1024となり、10bitのデータ
のうち、Φ10に対応したFETQ10のみがオン状態
となり、LSIへの動作電流が減少する。
示す電流制御回路26の各Φ1〜Φ10に対応してお
り、この場合、Φ1、Φ10の信号が供給されるFET
Q1、Q10がオン状態となり、LSIへの動作電流が
増加する。そして、LSIのジャンクション温度が10
0℃に戻ると、動作Vf値が512になって基準Vf値
と同一になり、T.G.10のtpdも1.0nsに戻
る。双方のVf値が同一となると、コンパレータ43の
出力は、512/1024となり、10bitのデータ
のうち、Φ10に対応したFETQ10のみがオン状態
となり、LSIへの動作電流が減少する。
【0075】上述したように、本実施形態では、基準V
f値と動作Vf値とを比較し、これらの値の差に応じて
電流制御回路26の電流を10bitの分解能を有する
データで制御するようにしたので、図19に示すよう
に、従来技術のCMOS T.G.では、動作周期によ
ってジャンクション温度が大きく変化することによりt
pdが変化し、ジッタ値が230psも発生したのを、
図13に示すようにジャンクション温度を0.1℃単位
で検出して電流を制御し、tpdの変動範囲を10ps
に抑制できる。本実施形態による結果を、図19に示す
従来技術のジャンクション温度とtpdとの関係に照ら
し合わせると、ユーザが動作周波数を変化させても、ジ
ャンクション温度およびtpdが大きく変化せず、安定
していることが分かる。そして、tpdが大きく変化し
ないことからジッタ値が減少する。
f値と動作Vf値とを比較し、これらの値の差に応じて
電流制御回路26の電流を10bitの分解能を有する
データで制御するようにしたので、図19に示すよう
に、従来技術のCMOS T.G.では、動作周期によ
ってジャンクション温度が大きく変化することによりt
pdが変化し、ジッタ値が230psも発生したのを、
図13に示すようにジャンクション温度を0.1℃単位
で検出して電流を制御し、tpdの変動範囲を10ps
に抑制できる。本実施形態による結果を、図19に示す
従来技術のジャンクション温度とtpdとの関係に照ら
し合わせると、ユーザが動作周波数を変化させても、ジ
ャンクション温度およびtpdが大きく変化せず、安定
していることが分かる。そして、tpdが大きく変化し
ないことからジッタ値が減少する。
【0076】<第4の実施形態>次に、本発明の第4の
実施形態について図面を参照して説明する。図14は第
4の実施形態のLSIの構成を示すブロック図である。
なお、図中において、第1の実施形態と同一の構成には
同一の符号を付し、その説明を省略する。図において、
CPU202は、図示しないテスタのCPU201とデ
ータの送受信を行い、かつ、LSI200全体の動作の
制御を行う。基準電圧検出手段220は、LSI200
のジャンクション温度の最高時の電圧発生回路205
(図15参照)の出力電圧を基準デジタル電圧に変換し
て記憶する。
実施形態について図面を参照して説明する。図14は第
4の実施形態のLSIの構成を示すブロック図である。
なお、図中において、第1の実施形態と同一の構成には
同一の符号を付し、その説明を省略する。図において、
CPU202は、図示しないテスタのCPU201とデ
ータの送受信を行い、かつ、LSI200全体の動作の
制御を行う。基準電圧検出手段220は、LSI200
のジャンクション温度の最高時の電圧発生回路205
(図15参照)の出力電圧を基準デジタル電圧に変換し
て記憶する。
【0077】動作時電圧検出手段221は、動作時の電
圧発生回路205(図15参照)の出力電圧を動作デジ
タル電圧に変換して記憶する。電流制御手段222は、
動作デジタル電圧と基準デジタル電圧とを比較し、動作
デジタル電圧が基準デジタル電圧に一致するようにCM
OSゲート・アレーのT.G.213への動作電流を増
減してジャンクション温度の制御を行う。
圧発生回路205(図15参照)の出力電圧を動作デジ
タル電圧に変換して記憶する。電流制御手段222は、
動作デジタル電圧と基準デジタル電圧とを比較し、動作
デジタル電圧が基準デジタル電圧に一致するようにCM
OSゲート・アレーのT.G.213への動作電流を増
減してジャンクション温度の制御を行う。
【0078】図15は、図14に示すLSI200の詳
細な構成を示すブロック図である。図において、CPU
202は、LSI200全体の動作の制御を行う。タイ
マ203は、パワーオン後の経過時間の計測を行う。パ
ワーオン検出回路204は、LSI200への電源投入
を検出し、CPU202へ所定の信号を出力することに
より、電源が投入されたことを通知する。
細な構成を示すブロック図である。図において、CPU
202は、LSI200全体の動作の制御を行う。タイ
マ203は、パワーオン後の経過時間の計測を行う。パ
ワーオン検出回路204は、LSI200への電源投入
を検出し、CPU202へ所定の信号を出力することに
より、電源が投入されたことを通知する。
【0079】電圧発生回路205は、NMOSトランジ
スタQ0とLSI200の外部に設けられた外部抵抗R
とで構成されている。NMOSトランジスタQ0のドレ
インとNMOSトランジスタQ0のゲートとが電源Vcc
へ接続されており、定電流源を構成している。また、N
MOSトランジスタQ0のソースは、外部(または内
部)に設けられた抵抗Rの一端へ接続されており、この
抵抗Rの他端は接地されている。
スタQ0とLSI200の外部に設けられた外部抵抗R
とで構成されている。NMOSトランジスタQ0のドレ
インとNMOSトランジスタQ0のゲートとが電源Vcc
へ接続されており、定電流源を構成している。また、N
MOSトランジスタQ0のソースは、外部(または内
部)に設けられた抵抗Rの一端へ接続されており、この
抵抗Rの他端は接地されている。
【0080】このNMOSトランジスタQ0のソースか
ら定電流が抵抗Rを流れることで、NMOSトランジス
タQ0のソースは電流に対応した検出電圧となる。この
検出電圧は、LSI200のジャンクション温度の変動
に応じて、NMOSトランジスタQ0の電圧−電流特性
が変化することにより変動する。
ら定電流が抵抗Rを流れることで、NMOSトランジス
タQ0のソースは電流に対応した検出電圧となる。この
検出電圧は、LSI200のジャンクション温度の変動
に応じて、NMOSトランジスタQ0の電圧−電流特性
が変化することにより変動する。
【0081】また、電圧発生回路205は、生成した前
記検出電圧をA/D変換器209へ出力する。A/D変
換器209は、電圧発生回路205から入力されるアナ
ログ値の検出電圧を、デジタル値のデジタル検出電圧へ
変更する。また、A/D変換器209は、アナログ値か
らデジタル値へ変換したデジタル検出電圧をレジスタ2
10及びレジスタ211へ出力する。
記検出電圧をA/D変換器209へ出力する。A/D変
換器209は、電圧発生回路205から入力されるアナ
ログ値の検出電圧を、デジタル値のデジタル検出電圧へ
変更する。また、A/D変換器209は、アナログ値か
らデジタル値へ変換したデジタル検出電圧をレジスタ2
10及びレジスタ211へ出力する。
【0082】レジスタ210は、LSI200のジャン
クション温度が100℃の時の電圧発生回路205の出
力する検出電圧を、A/D変換器209によりデジタル
検出電圧に変更した基準電圧データVRが記憶される。
クション温度が100℃の時の電圧発生回路205の出
力する検出電圧を、A/D変換器209によりデジタル
検出電圧に変更した基準電圧データVRが記憶される。
【0083】レジスタ211は、CPU202が指定す
る所定の時刻において、LSI200のジャンクション
温度に応じた電圧発生回路205の出力する検出電圧
を、A/D変換器209によりデジタル検出電圧に変更
した動作電圧データVOが記憶される。
る所定の時刻において、LSI200のジャンクション
温度に応じた電圧発生回路205の出力する検出電圧
を、A/D変換器209によりデジタル検出電圧に変更
した動作電圧データVOが記憶される。
【0084】コンパレータ202は、デジタル数値のコ
ンパレータであり、レジスタ210に記憶されている基
準電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている
動作電圧データVOとの比較を行う。また、コンパレー
タ212は、前述した比較の結果、レジスタ210に記
憶されている基準電圧データVRと、レジスタ211に
記憶されている動作電圧データVOとの差を制御信号Φ
1〜制御信号Φ10として出力する。
ンパレータであり、レジスタ210に記憶されている基
準電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている
動作電圧データVOとの比較を行う。また、コンパレー
タ212は、前述した比較の結果、レジスタ210に記
憶されている基準電圧データVRと、レジスタ211に
記憶されている動作電圧データVOとの差を制御信号Φ
1〜制御信号Φ10として出力する。
【0085】電流制御回路208は、第1の実施形態の
電流制御回路26(図3)と同様な構成であり、基準電
圧データVRと動作電圧データVOとの数値差に応じ
て、コンパレータ212から出力される制御信号Φ1〜
制御信号Φ10に基づいて、T.G.213への駆動電
流量の制御を行う。T.G.213は、CMOS(相補
型MOSトランジスタ)で構成されたゲートアレー回路
であり、電流制御回路208から駆動電力の供給を受け
る。
電流制御回路26(図3)と同様な構成であり、基準電
圧データVRと動作電圧データVOとの数値差に応じ
て、コンパレータ212から出力される制御信号Φ1〜
制御信号Φ10に基づいて、T.G.213への駆動電
流量の制御を行う。T.G.213は、CMOS(相補
型MOSトランジスタ)で構成されたゲートアレー回路
であり、電流制御回路208から駆動電力の供給を受け
る。
【0086】次に、図16及び図17を用い、図15に
示すLSI100の動作を説明する。図16は、図15
に示すLSI200における立ち上がり時間検出回路の
動作を示すフローチャートである。図17は、図15に
示すLSI200における立ち上がり時間検出回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。この図
17に示すタイミングチャートの時刻は、第1の実施形
態〜第3の実施形態で用いた図5,図9,図13のタイ
ミングチャートの時刻とは必ずしも一致していない。
示すLSI100の動作を説明する。図16は、図15
に示すLSI200における立ち上がり時間検出回路の
動作を示すフローチャートである。図17は、図15に
示すLSI200における立ち上がり時間検出回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。この図
17に示すタイミングチャートの時刻は、第1の実施形
態〜第3の実施形態で用いた図5,図9,図13のタイ
ミングチャートの時刻とは必ずしも一致していない。
【0087】ステップS201において、LSI200
の電源が時刻t50に投入される。そして、パワーオン
検出回路204は、この電源の投入を検出する。そし
て、パワーオン検出回路204は、CPU202へ検出
信号を送る。このとき、電流制御回路208は、A/D
変換器209の出力する制御データ「512/102
4」が入力され、対応する電流をT.G.213へ供給
している。
の電源が時刻t50に投入される。そして、パワーオン
検出回路204は、この電源の投入を検出する。そし
て、パワーオン検出回路204は、CPU202へ検出
信号を送る。このとき、電流制御回路208は、A/D
変換器209の出力する制御データ「512/102
4」が入力され、対応する電流をT.G.213へ供給
している。
【0088】次に、ステップS202において、CPU
202は、例えばタイマー203に10分間の計測を指
示する。同時に、CPU202は、T.G.213を外
部に設けられているCOSC230から供給されるの最
高速のクロックにより、動作させる。この結果、10分
経過すると、LSI200のジャンクション温度は、最
高温度100℃に達する。
202は、例えばタイマー203に10分間の計測を指
示する。同時に、CPU202は、T.G.213を外
部に設けられているCOSC230から供給されるの最
高速のクロックにより、動作させる。この結果、10分
経過すると、LSI200のジャンクション温度は、最
高温度100℃に達する。
【0089】そして、時刻t51において、CPU20
2は、A/D変換器209へ制御信号を出力し、電圧発
生回路205の出力する検出電圧の変換処理を行う。例
えば、このとき、電圧発生回路205の出力する検出電
圧が「2.0V」で維持されるとする。この結果、A/
D変換器209は、「512」のデジタル検出データを
出力する。
2は、A/D変換器209へ制御信号を出力し、電圧発
生回路205の出力する検出電圧の変換処理を行う。例
えば、このとき、電圧発生回路205の出力する検出電
圧が「2.0V」で維持されるとする。この結果、A/
D変換器209は、「512」のデジタル検出データを
出力する。
【0090】次に、ステップS203において、レジス
タ210は、このデジタル検出データ「512」を基準
電圧データVRとして保持する。このとき、電流制御回
路208は、コンパレータ212の出力する制御信号に
基づき、この制御信号の数値に対応する電流をT.G.
213へ供給している。
タ210は、このデジタル検出データ「512」を基準
電圧データVRとして保持する。このとき、電流制御回
路208は、コンパレータ212の出力する制御信号に
基づき、この制御信号の数値に対応する電流をT.G.
213へ供給している。
【0091】次に、ステップS204において、時刻t
53で、CPU202は、外部に設けられているCOS
C230から供給される周期「2nsec」のクロック
により、T.G.213に通常動作を開始させる。そし
て、CPU202は、A/D変換器209へ、電圧発生
回路205から入力される検出電圧の変換処理を、制御
信号により指示する。
53で、CPU202は、外部に設けられているCOS
C230から供給される周期「2nsec」のクロック
により、T.G.213に通常動作を開始させる。そし
て、CPU202は、A/D変換器209へ、電圧発生
回路205から入力される検出電圧の変換処理を、制御
信号により指示する。
【0092】次に、ステップS205において、例え
ば、LSI200のジャンクション温度が0.1℃低下
し99.9℃であるとする。このとき、電圧発生回路2
05の出力する検出電圧は、徐々に上昇し、時刻t54
において、「2.0003V(ボルト)」となる。これ
により、A/D変換器209は、例えば、電圧発生回路
205から入力される検出電圧を変換すると、変換結果
のデジタル検出電圧として、時刻t54において、
「2.0003V」をデジタル検出電圧「517」へ変
換する。
ば、LSI200のジャンクション温度が0.1℃低下
し99.9℃であるとする。このとき、電圧発生回路2
05の出力する検出電圧は、徐々に上昇し、時刻t54
において、「2.0003V(ボルト)」となる。これ
により、A/D変換器209は、例えば、電圧発生回路
205から入力される検出電圧を変換すると、変換結果
のデジタル検出電圧として、時刻t54において、
「2.0003V」をデジタル検出電圧「517」へ変
換する。
【0093】次に、ステップS206において、A/D
変換器209は、レジスタ211へ、変換結果のデジタ
ル検出電圧を「517」として出力する。そして、レジ
スタ211は、A/D変換器209から入力される動作
電圧データVO「517」を動作電圧データVOとして
保持する。
変換器209は、レジスタ211へ、変換結果のデジタ
ル検出電圧を「517」として出力する。そして、レジ
スタ211は、A/D変換器209から入力される動作
電圧データVO「517」を動作電圧データVOとして
保持する。
【0094】次に、ステップS207において、コンパ
レータ212は、時刻t55に、レジスタ210に記憶
されている基準電圧データVRと、レジスタ211に記
憶されている動作電圧データVOとの比較を開始する。
レータ212は、時刻t55に、レジスタ210に記憶
されている基準電圧データVRと、レジスタ211に記
憶されている動作電圧データVOとの比較を開始する。
【0095】次に、ステップS208において、コンパ
レータ212は、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている動
作電圧データVOとの比較結果、このとき、基準電圧デ
ータVRより動作電圧データVOの方が大きい。このた
め、処理はステップS209へ進められる。
レータ212は、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている動
作電圧データVOとの比較結果、このとき、基準電圧デ
ータVRより動作電圧データVOの方が大きい。このた
め、処理はステップS209へ進められる。
【0096】次に、ステップS209において、コンパ
レータ212は、電流制御回路208へ10ビットの電
流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10(図3参照)を出
力する。ここで、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ
2、電流制御信号Φ3〜電流制御信号Φ10は、図3に
示す各々MOSトランジスタQ1〜MOSトランジスタ
Q10のゲートに供給される。このMOSトランジスタ
Q1、MOSトランジスタQ2、MOSトランジスタQ
3〜MOSトランジスタQ10流す電流量に各々「1/
1024」、「2/1024」、「4/1024」、…
…、「512/1024」の重み付けがなされている。
レータ212は、電流制御回路208へ10ビットの電
流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10(図3参照)を出
力する。ここで、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ
2、電流制御信号Φ3〜電流制御信号Φ10は、図3に
示す各々MOSトランジスタQ1〜MOSトランジスタ
Q10のゲートに供給される。このMOSトランジスタ
Q1、MOSトランジスタQ2、MOSトランジスタQ
3〜MOSトランジスタQ10流す電流量に各々「1/
1024」、「2/1024」、「4/1024」、…
…、「512/1024」の重み付けがなされている。
【0097】また、コンパレータ212は、電流制御回
路208に対して、動作電圧データVOと基準電圧デー
タVRとの数値の差が「5」であるため、「5/102
4」の割合の電流量を増加させる制御を行う。すなわ
ち、コンパレータ212は、電流制御回路208に現在
の「512/1024」の割合の電流量に「5/102
4」の割合の電流量を加えた、「517/1024」の
割合の電流量を流させる制御を行う。
路208に対して、動作電圧データVOと基準電圧デー
タVRとの数値の差が「5」であるため、「5/102
4」の割合の電流量を増加させる制御を行う。すなわ
ち、コンパレータ212は、電流制御回路208に現在
の「512/1024」の割合の電流量に「5/102
4」の割合の電流量を加えた、「517/1024」の
割合の電流量を流させる制御を行う。
【0098】このため、コンパレータ212は、電流制
御回路208内のMOSトランジスタQ1、MOSトラ
ンジスタQ3、及びトランジスタQ10をオンさせるた
め、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ3、電流制御信
号Φ10の信号をそれぞれ対応するMOSトランジスタ
Q1、MOSトランジスタQ3、及びMOSトランジス
タQ10へ出力する。この結果、電流制御回路106
は、「517/1024」の割合の駆動電流をT.G.
213へ供給する。そして、処理は、ステップS205
へ戻る。
御回路208内のMOSトランジスタQ1、MOSトラ
ンジスタQ3、及びトランジスタQ10をオンさせるた
め、電流制御信号Φ1、電流制御信号Φ3、電流制御信
号Φ10の信号をそれぞれ対応するMOSトランジスタ
Q1、MOSトランジスタQ3、及びMOSトランジス
タQ10へ出力する。この結果、電流制御回路106
は、「517/1024」の割合の駆動電流をT.G.
213へ供給する。そして、処理は、ステップS205
へ戻る。
【0099】そして、ステップS205〜ステップS2
09が繰り返され、ステップS208において、時刻t
57で、例えば、LSI200のジャンクション温度が
100℃に戻ると、レジスタ211に記憶される動作電
圧データVOが、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと同一の「512」になる。これによ
り、T.G.213のtpdも1.0nsに戻る。
09が繰り返され、ステップS208において、時刻t
57で、例えば、LSI200のジャンクション温度が
100℃に戻ると、レジスタ211に記憶される動作電
圧データVOが、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと同一の「512」になる。これによ
り、T.G.213のtpdも1.0nsに戻る。
【0100】次に、ステップS209において、コンパ
レータ212は、電流制御回路208へ制御データ「5
12/1024」を出力する。そして、電流制御回路2
08は、「512/1024」の割合の電流をT.G.
213へ供給する。すなわち、コンパレータ212は、
制御信号として10ビット中の電流制御信号Φ10のみ
を電流制御回路208へ出力し、この電流制御信号Φ1
0によりMOSトランジスタQ10のみオン状態とし
て、駆動電流をT.G.213へ供給する。
レータ212は、電流制御回路208へ制御データ「5
12/1024」を出力する。そして、電流制御回路2
08は、「512/1024」の割合の電流をT.G.
213へ供給する。すなわち、コンパレータ212は、
制御信号として10ビット中の電流制御信号Φ10のみ
を電流制御回路208へ出力し、この電流制御信号Φ1
0によりMOSトランジスタQ10のみオン状態とし
て、駆動電流をT.G.213へ供給する。
【0101】一方、ステップS208において、コンパ
レータ212は、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている動
作電圧データVOとの比較を行い、基準電圧データVR
のほうが動作電圧データVOより大きい場合、処理はス
テップS210へ進められる。
レータ212は、レジスタ210に記憶されている基準
電圧データVRと、レジスタ211に記憶されている動
作電圧データVOとの比較を行い、基準電圧データVR
のほうが動作電圧データVOより大きい場合、処理はス
テップS210へ進められる。
【0102】そして、ステップS210において、コン
パレータ212は、電流制御回路208に対して、基準
電圧データVRと動作電圧データVOとの差に応じて、
電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を出力する。こ
のとき、コンパレータ212は、T.G.213へ供給
する電流量を減少させる制御を行う。
パレータ212は、電流制御回路208に対して、基準
電圧データVRと動作電圧データVOとの差に応じて、
電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10を出力する。こ
のとき、コンパレータ212は、T.G.213へ供給
する電流量を減少させる制御を行う。
【0103】上述したように、本発明は、コンパレータ
212が基準電圧データVRと動作電圧データVOとを
比較し、基準電圧データVRと動作電圧データVOとの
数値の差に応じて電流制御回路208の電流を10bit
データの電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10により
制御する。このため、本発明は、図19に示すように、
従来のT.G.61では動作周期によって、ジャンクシ
ョン温度が大きく変化することによりtpdが変化し、
例えばジッタ値が230psも発生したのを図17に示す
ようにジャンクション温度0.1℃の検出により電流を
制御し、tpdを10psの変動幅に抑制できるという結
果が得られる。
212が基準電圧データVRと動作電圧データVOとを
比較し、基準電圧データVRと動作電圧データVOとの
数値の差に応じて電流制御回路208の電流を10bit
データの電流制御信号Φ1〜電流制御信号Φ10により
制御する。このため、本発明は、図19に示すように、
従来のT.G.61では動作周期によって、ジャンクシ
ョン温度が大きく変化することによりtpdが変化し、
例えばジッタ値が230psも発生したのを図17に示す
ようにジャンクション温度0.1℃の検出により電流を
制御し、tpdを10psの変動幅に抑制できるという結
果が得られる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基準温度取得手段で、LSIのジャンクション温度が最
高値に達している状態で、前記ジャンクション温度に応
じた基準パルス数を取得し、動作温度取得手段により、
通常動作状態で、LSIのジャンクション温度に応じた
動作パルス数を取得し、電流制御手段により、通常動作
時、前記動作温度取得手段による動作パルス数が前記基
準温度取得手段による基準パルス数に一致するように、
LSIの動作電流を制御するようにしたので、CMOS
ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器のジャ
ンクション温度を安定化させることができ、ジッタ値を
減少させることができるという利点が得られる。
基準温度取得手段で、LSIのジャンクション温度が最
高値に達している状態で、前記ジャンクション温度に応
じた基準パルス数を取得し、動作温度取得手段により、
通常動作状態で、LSIのジャンクション温度に応じた
動作パルス数を取得し、電流制御手段により、通常動作
時、前記動作温度取得手段による動作パルス数が前記基
準温度取得手段による基準パルス数に一致するように、
LSIの動作電流を制御するようにしたので、CMOS
ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器のジャ
ンクション温度を安定化させることができ、ジッタ値を
減少させることができるという利点が得られる。
【0105】また、本発明によれば、基準立ち上がり時
間検出手段が基準立ち上がり時間の基準パルス数を検出
し、動作時立ち上がり時間検出手段が動作立ち上がり時
間の動作パルス数を検出し、電流制御手段が基準立ち上
がり時間の前記基準パルス数と、動作時立ち上がり時間
の前記動作パルス数を比較し、比較結果のパルス数の差
に応じて、LSIへ供給する電流量の制御を行うため、
CMOS ゲート・アレイで構成されるタイミング発生
器のジャンクション温度を高精度に安定化させることが
でき、ジッタ値を減少させることができるという利点が
得られる。
間検出手段が基準立ち上がり時間の基準パルス数を検出
し、動作時立ち上がり時間検出手段が動作立ち上がり時
間の動作パルス数を検出し、電流制御手段が基準立ち上
がり時間の前記基準パルス数と、動作時立ち上がり時間
の前記動作パルス数を比較し、比較結果のパルス数の差
に応じて、LSIへ供給する電流量の制御を行うため、
CMOS ゲート・アレイで構成されるタイミング発生
器のジャンクション温度を高精度に安定化させることが
でき、ジッタ値を減少させることができるという利点が
得られる。
【0106】さらに、本発明によれば、基準温度取得手
段または基準Vf検出手段で、LSIのジャンクション
温度が最高値に達している状態で、前記ジャンクション
温度に応じた基準パルス数または基準Vf値を取得し、
動作温度取得手段または動作Vf検出手段により、通常
動作状態で、LSIのジャンクション温度に応じた動作
パルス数または動作Vf値を取得し、電流制御手段によ
り、通常動作時、前記動作パルス数または動作Vf値
が、前記基準パルス数または基準Vf値に一致するよう
に、LSIの動作電流を制御するようにしたので、CM
OS ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器の
ジャンクション温度を安定化させることができ、ジッタ
値を減少させることができるという利点が得られる。
段または基準Vf検出手段で、LSIのジャンクション
温度が最高値に達している状態で、前記ジャンクション
温度に応じた基準パルス数または基準Vf値を取得し、
動作温度取得手段または動作Vf検出手段により、通常
動作状態で、LSIのジャンクション温度に応じた動作
パルス数または動作Vf値を取得し、電流制御手段によ
り、通常動作時、前記動作パルス数または動作Vf値
が、前記基準パルス数または基準Vf値に一致するよう
に、LSIの動作電流を制御するようにしたので、CM
OS ゲート・アレイで構成されるタイミング発生器の
ジャンクション温度を安定化させることができ、ジッタ
値を減少させることができるという利点が得られる。
【0107】加えて、本発明によれば、LSIのジャン
クション温度が最高値に達している状態で、電圧発生回
路が前記ジャンクション温度に応じて発生する電圧を測
定し、デジタルデータに変換し、変換結果を基準電圧デ
ータとして記憶する基準電圧検出手段と、前記LSIの
通常動作状態で、前記電圧発生回路が通常動作状態での
ジャンクション温度に応じて発生する電圧を測定し、ア
ナログ値からデジタル値へ変換し、変換結果を動作電圧
データとして記憶する動作電圧検出手段と、前記LSI
が通常動作時において、前記基準電圧検出手段と前記動
作電圧データとを比較し、この動作電圧データが前記基
準電圧データに一致するジャンクション温度となるよう
に、前記LSIへの駆動電流を制御する電流制御手段と
を具備するため、前記基準電圧データと前記動作電圧デ
ータとを比較し、この動作電圧データと前記基準電圧デ
ータとの数値差に応じて前記電流制御手段の出力する駆
動電流を制御することができるので、CMOSゲート・
アレイで構成されるタイミング発生器のジャンクション
温度を安定化させることができ、ジッタ値を減少させる
ことができるという利点が得られる。
クション温度が最高値に達している状態で、電圧発生回
路が前記ジャンクション温度に応じて発生する電圧を測
定し、デジタルデータに変換し、変換結果を基準電圧デ
ータとして記憶する基準電圧検出手段と、前記LSIの
通常動作状態で、前記電圧発生回路が通常動作状態での
ジャンクション温度に応じて発生する電圧を測定し、ア
ナログ値からデジタル値へ変換し、変換結果を動作電圧
データとして記憶する動作電圧検出手段と、前記LSI
が通常動作時において、前記基準電圧検出手段と前記動
作電圧データとを比較し、この動作電圧データが前記基
準電圧データに一致するジャンクション温度となるよう
に、前記LSIへの駆動電流を制御する電流制御手段と
を具備するため、前記基準電圧データと前記動作電圧デ
ータとを比較し、この動作電圧データと前記基準電圧デ
ータとの数値差に応じて前記電流制御手段の出力する駆
動電流を制御することができるので、CMOSゲート・
アレイで構成されるタイミング発生器のジャンクション
温度を安定化させることができ、ジッタ値を減少させる
ことができるという利点が得られる。
【図1】 本発明の実施の形態によるLSIの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】 LSIの詳細な構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】 電流制御回路(電流制御回路106)の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】 温度安定化回路の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】 動作タイミングを説明するためのタイミング
チャートである。
チャートである。
【図6】 本発明の第2の実施形態のLSI100の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図7】 図6のLSI100の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】 図6の基準立ち上がり時間検出回路112及
び動作時立ち上がり時間検出回路113の動作を示すフ
ローチャートである。
び動作時立ち上がり時間検出回路113の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】 図6の基準立ち上がり時間検出回路112及
び動作時立ち上がり時間検出回路113の動作を示すタ
イミングチャートである。
び動作時立ち上がり時間検出回路113の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図10】 本発明の第3の実施形態によるLSIの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図11】 第3の実施形態によるLSIの詳細な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図12】 第3の実施形態による温度安定化回路の動
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 第3の実施形態による温度安定化回路の動
作タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
作タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図14】 本発明の第4の実施形態によるLSIの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図15】 第4の実施形態によるLSIの詳細な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図16】 第4の実施形態による温度安定化回路の動
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
【図17】 第4の実施形態による温度安定化回路の動
作タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
作タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図18】 従来技術によるLSIの構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図19】 従来技術によるLSIのジャンクション温
度とtpdとの関係を説明するための概念図である。
度とtpdとの関係を説明するための概念図である。
1 LSI 10 CMOSゲート・アレイT.G. 11 基準温度検出手段 12 動作温度検出手段 13 電流制御手段 14,201 テスタのCPU 15 テスタのCOSC 23 CPU 24 タイマ 25 パワーオン検出回路 26 電流制御回路(電流制御手段) 27 ROSC(信号生成手段) 28 第1の分周器 29 第2の分周器 30 第1のカウンタ(基準温度取得手段) 31 第2のカウンタ(動作温度取得手段) 32 第3のカウンタ 33 コンパレータ(比較回路) 43 コンパレータ 47 Vf検出回路 48,209 A/D変換器 49 レジスタ 112 基準立ち上がり検出回路 113 動作時立ち上がり検出回路 114 電流制御部 110,213 T.G. 100 LSI 121,202 CPU 122,230 COSC(水晶発振器) 103 CPU 104,203 タイマ 105,204 パワーオン検出回路 106,208 電流制御回路 107 インバ−タ 102B 第1のコンパレ−タ 109 第1のカウンタ 102A 第2のカウンタ 102C 第2のコンパレータ 210,211 レジスタ 212 コンパレータ Q1、Q2、〜、Q10 MOSトランジスタ(FE
T,電流制御手段) Q0 NMOSトランジスタ R 外部抵抗 Vcc 電源
T,電流制御手段) Q0 NMOSトランジスタ R 外部抵抗 Vcc 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−340820 (32)優先日 平成10年11月30日(1998.11.30) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 5F038 AZ08 BB02 BB05 BH16 CA04 CA08 CD09 DF01 DF03 DF04 DF14 EZ20
Claims (17)
- 【請求項1】 LSIのジャンクション温度が最高値に
達している状態で、前記ジャンクション温度に応じた基
準パルス数を取得する基準温度取得手段と、 LSIの通常動作状態でのジャンクション温度に応じた
動作パルス数を取得する動作温度取得手段と、 LSIの通常動作時、前記動作温度取得手段による動作
パルス数が前記基準温度取得手段による基準パルス数に
一致するように、LSIの動作電流を制御する電流制御
手段とを具備することを特徴とする温度安定化回路。 - 【請求項2】 前記基準温度取得手段は、ジャンクショ
ン温度が最高値に達している状態で、前記LSIに入力
される一定周期のパルス信号をカウントする第1のカウ
ンタからなり、 前記動作温度取得手段は、LSIの通常動作状態で、前
記一定周期のパルス信号をカウントする第2のカウンタ
からなり、 前記温度安定化回路は、さらに、 LSIのジャンクション温度に応じた周期の信号を生成
する信号生成手段と、前記信号生成手段により生成され
た信号をカウントし、所定のカウント値に達すると、前
記第1のカウンタおよび前記第2のカウンタによるカウ
ント動作を停止させる第3のカウンタとを具備すること
を特徴とする請求項1記載の温度安定化回路。 - 【請求項3】 前記電流制御手段は、 前記基準温度取得手段による基準パルスと前記動作温度
取得手段による動作パルス数とを比較する比較回路と、 前記比較回路によって得られる基準パルス数と動作パル
ス数との差分に応じて、LSIへの動作電流を増減制御
する電流制御回路とを具備することを特徴とする請求項
1または2記載の温度安定化回路。 - 【請求項4】 LSIのジャンクション温度のが最高値
に達している状態で、該LSIの内部回路の出力信号の
立ち上がり時間を計測し、所定の周期の基準パルスの基
準パルス数に変換し記憶する基準立ち上がり時間検出手
段と、 動作状態の該回路の立ち上がり時間を動作パルス数に変
換し記憶する動作時立ち上がり時間検出手段と、 前記LSIの動作時における動作パルス数と前記基準パ
ルス数とを比較し、基準パルス数に一致するようジャン
クション温度を制御する電流制御手段とを具備すること
を特徴とする温度安定化回路。 - 【請求項5】 前記基準立ち上がり時間検出手段が、 前記LSIのパワーオン検出回路と、 パワーオン後の時間を計測するタイマと、 インバ−タ回路と、 該インバ−タ回路の出力信号の所定レベルまでの立ち上
がりを検出し、検出結果として検出信号する第1のコン
パレ−タと、 該LSIに入力される前記基準パルスを計数し、前記検
出信号が入力されることにより計数を停止する機能を有
する第1のカウンタとを具備することを特徴とする請求
項4記載の温度安定回路。 - 【請求項6】 前記動作時立ち上がり時間検出手段が、
前記LSIに入力される基準パルスを計数し、前記検出
信号が入力されることにより計数を停止する機能を有す
る第2のカウンタを具備することを特徴とする請求項4
または請求項5記載の温度安定回路。 - 【請求項7】 前記電流制御手段が、 前記第1のカウンタの計数値と前記第2のカウンタの計
数値とを比較し、比較結果として比較信号を出力する比
較器と、 この比較信号に基づき前記LSIのジャンクション温度
を検知し、この検知結果に応じてLSIへの動作電流の
電流値を制御する電流制御回路とを具備する事を特徴と
する請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の温度安
定回路。 - 【請求項8】 LSIのジャンクション温度が最高値に
達している状態で、前記ジャンクション温度に応じた基
準Vf値を検出する基準Vf検出手段と、 LSIの通常動作状態でのジャンクション温度に応じた
動作Vf値を検出する動作Vf検出手段と、 LSIの通常動作時、前記動作Vf値が前記基準Vf値
に一致するようにLSIの動作電流を制御する電流制御
手段とを具備することを特徴とする温度安定化回路。 - 【請求項9】 前記基準Vf検出手段は、ジャンクショ
ン温度が最高値に達している状態で、前記LSIに入力
される定電流をジャンクションに流したときの電圧値を
検出するVf検出回路と、検出された電圧値を記憶する
記憶手段とを具備し、 前記動作Vf検出手段は、前記LSIの通常動作状態
で、前記LSIに入力される定電流をジャンクションに
流したときの電圧値を検出するVf検出回路を具備する
ことを特徴とする請求項8記載の温度安定化回路。 - 【請求項10】 前記電流制御手段は、 前記基準Vf値と前記動作Vf値とを比較する比較回路
と、 この比較回路によって得られる基準Vf値と動作Vf値
との差分に応じて、LSIへの動作電流を増減制御する
電流制御回路とを具備することを特徴とする請求項8ま
たは請求項9記載の温度安定化回路。 - 【請求項11】 LSIのジャンクション温度が最高値
に達している状態で、電圧発生回路が前記ジャンクショ
ン温度に応じて発生する電圧を測定し、デジタルデータ
に変換し、変換結果を基準電圧データとして記憶する基
準電圧検出手段と、 前記LSIの通常動作状態で、前記電圧発生回路が通常
動作状態でのジャンクション温度に応じて発生する電圧
を測定し、アナログ値からデジタル値へ変換し、変換結
果を動作電圧データとして記憶する動作電圧検出手段
と、 前記LSIが通常動作時において、前記基準電圧検出手
段と前記動作電圧データとを比較し、この動作電圧デー
タが前記基準電圧データに一致するジャンクション温度
となるように、前記LSIへの駆動電流を制御する電流
制御手段とを具備することを特徴とする温度安定化回
路。 - 【請求項12】 前記基準電圧検出手段が前記LSIの
電源投入を検出するパワーオン検出回路と、このパワー
オン検出回路が電源投入を検出してからの時間を計測す
るタイマと、このタイマの所定時間経過後に前記電圧発
生回路の発生する電圧をサンプリングしてアナログ値か
らデジタル値へ変換するA/D変換器と、このデジタル
値を前記基準電圧データとして記憶する第一のレジスタ
とを具備することを特徴とする請求項11記載の温度安
定化回路。 - 【請求項13】 前記動作時電圧検出手段が、前記LS
Iの動作時に前記A/Dコンバータの出力するデジタル
値を、前記動作電圧データとして記憶する第2のレジス
タを有することを特徴とする請求項11または請求項1
2に記載の温度安定化回路。 - 【請求項14】 前記電流制御手段が前記第1のレジス
タに記憶されている基準電圧データと、前記第2のレジ
スタに記憶されている動作電圧データとを比較するコン
パレータと、このコンパレータの比較結果に基づき前記
LSIに流す駆動電流を複数のトランジスタにより制御
する電流制御回路とを有することを特徴とする請求項1
1ないし請求項13のいずれかに記載の温度安定化回
路。 - 【請求項15】 前記電圧発生回路がMOSトランジス
タのゲートとドレインとを電源に接続し、このMOSト
ランジスタのソースを出力端子及び抵抗の一端へ接続
し、この抵抗の他端を接地して構成されることを特徴と
する請求項11ないし請求項14のいずれかに記載の温
度安定化電源。 - 【請求項16】 前記抵抗が前記LSI内部に設けられ
ていることを特徴とする請求項15に記載の温度安定化
電源。 - 【請求項17】 前記抵抗が前記LSI外部に設けられ
ていることを特徴とする請求項15に記載の温度安定化
電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120739A JP2000228493A (ja) | 1998-09-22 | 1999-04-27 | 温度安定化回路 |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26870198 | 1998-09-22 | ||
JP10-268701 | 1998-09-22 | ||
JP28183798 | 1998-10-02 | ||
JP33827298 | 1998-11-27 | ||
JP34082098 | 1998-11-30 | ||
JP10-340820 | 1998-11-30 | ||
JP10-338272 | 1998-11-30 | ||
JP10-281837 | 1998-11-30 | ||
JP11120739A JP2000228493A (ja) | 1998-09-22 | 1999-04-27 | 温度安定化回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228493A true JP2000228493A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=27526889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11120739A Pending JP2000228493A (ja) | 1998-09-22 | 1999-04-27 | 温度安定化回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228493A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287209A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-10-19 | Rohm Co Ltd | 熱保護回路及びこれを備えた半導体集積回路装置 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11120739A patent/JP2000228493A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287209A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-10-19 | Rohm Co Ltd | 熱保護回路及びこれを備えた半導体集積回路装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041001 |