JP2000224141A - 同一周波数ネットワークにおける同期方式及びこれに用いる送信装置 - Google Patents

同一周波数ネットワークにおける同期方式及びこれに用いる送信装置

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JP2000224141A
JP2000224141A JP11026752A JP2675299A JP2000224141A JP 2000224141 A JP2000224141 A JP 2000224141A JP 11026752 A JP11026752 A JP 11026752A JP 2675299 A JP2675299 A JP 2675299A JP 2000224141 A JP2000224141 A JP 2000224141A
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Japan
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signal
broadcast wave
ground
circuit
station
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JP11026752A
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Nobuaki Takahashi
宣明 高橋
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、地上に送信装置と中継装置が設けら
れる場合のSFNにおける同期方式であり、高度20k
m程度の成層圏に中継装置が設置され、地上送信装置と
のSFNの同期方式は提案されていない。 【解決手段】 地上送信局10と成層圏に滞留する飛行
船20に搭載された中継装置21からの両受信信号レベ
ルがほぼ等しくなる地上の受信点にモニタ局30を設置
し、両受信信号間の遅延時間差をこのモニタ局30で計
測し、その計測結果を地上送信局10に有線又は無線に
よりフィードバックする。地上送信局10は変調する情
報信号を必要な時間遅延し、さらに、送信される変調波
自体の時間差も所定の期間に抑える。その時間単位はシ
ンボル期間で、マルチパス歪補償用に設定されるガード
インターバル期間内に抑えるための遅延時間の微調整を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同一周波数ネットワ
ークにおける同期方式及びこれに用いる送信装置に係
り、特に直交周波数分割多重信号を送受信する同一周波
数ネットワークにおける同期方式及びこれに用いる送信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サービスエリア内の異なる地
点のすべての地上送信局より同一周波数で同一内容の信
号を送信し、これを地上の受信装置で受信させる同一周
波数ネットワーク(SFN:Single Frequency Networ
k)が知られている。隣接するサービスエリアに設置さ
れる地上送信局は、両者からの信号が受信されるサービ
スエリアの重なる地点における受信が正常に行われるよ
うに、所要信号対不要信号比(D/U比)の検討、その
地点における遅延時間差の影響などが推定され、後述の
OFDM信号中にガードインターバル期間などが設定さ
れる。
【0003】上記のSFNは共通の周波数で複数のエリ
アにサービスできるため、周波数の利用効率が高い配信
方式である。一方、将来は多くの情報を必要とする無線
型のマルチメディアの利用が益々促進され、利用可能な
周波数が不足すると予測されるため、少しでも周波数の
利用効率の高い通信方式の実現が望まれる。そのため、
これから実現されるディジタル方式による地上波放送方
式は、ガードインターバル期間という冗長期間を設ける
ことが可能であることから、マルチパスに強いという特
徴のあるOFDM(Orthogonal Frequency Division Mu
ltiplexing:直交周波数分割多重)方式を採用し、SF
Nを構成できるようにしている。
【0004】OFDMによるSFNの検討は従来からな
されているが、SFNでは異なる地点の複数の地上波送
信局(一つの送信所と一又は二以上の中継装置)からそ
れぞれ同一内容の放送波が発射され、受信装置は受信電
界強度が最も強い放送波を受信復調する。ここで、各受
信装置が一つの放送波を受信できるようにするために
は、異なる送信局からの受信電波(一つの送信所から送
信された電波の受信電波と、一又は二以上の中継装置か
ら再送信された電波の受信電波)の間の遅延時間差がガ
ードインターバル期間内に収まるようにするために、送
信波に対して時間合わせ(送信時刻の同期)が必要であ
り、そのためのいくつかの提案がなされている。
【0005】例えば、特開平10−75262号公報
(発明の名称:単一周波数網の同期方式とその記録装置
及び送信装置)記載の同一周波数ネットワークにおける
同期方式では、送信信号を送信するデータパケット列に
各送信所の送信時刻と基準時刻の時間情報を多重したパ
ケット形式とし、複数の送信所から送信される送信時刻
の情報と受信される信号より得た基準時刻の情報とから
時間差を求め、送信すべき信号に必要な遅延を施した後
に送信する構成が開示されている。
【0006】また、特開平10−32557号公報(発
明の名称:中継方式およびこれに用いる送信装置および
中継装置)記載の同一周波数ネットワークにおける同期
方式では、送信装置からは受信装置へ直接送信するため
の放送用信号と中継装置に受信させて利用させるための
中継装置用信号の2種類の信号で階層変調方式により個
別に送信し、放送用信号は、あらかじめ中継装置用信号
に対して、送信装置から中継装置への電波伝搬時間と中
継装置自体の信号処理に必要な時間の和の時間遅延させ
ることにより、送信装置から受信装置へ直接送信される
放送用信号と、中継装置から受信装置へ再送信される信
号との送信タイミングをほぼ一致させる構成が開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の同一周波数ネットワークにおける同期方式は、いずれ
も地上に送信装置と中継装置が設けられる場合のSFN
における同期方式であり、高度20km程度の成層圏に
中継装置が設置され、地上送信装置とのSFNの同期方
式は提案されていない。
【0008】地上に送信装置とすべての中継装置が設け
られるSFNでは複数の送信装置と中継装置は固定して
配されるため、送信装置と各中継装置から送信される混
合波の受信は固定される条件の上で解決すればよい。こ
れに対し、上記の成層圏に設置される中継装置は、滞空
位置、高度が偏西風等の条件により不定のタイミングで
変わる、飛行船あるいは気球等の飛翔体(以下、飛行船
を例にとって説明する)に搭載されており、地上に設置
された中継装置とは条件が異なるので、それに対応した
中継が必要である。
【0009】例えば、成層圏に滞留する飛行船への送出
すべき信号の供給(アップリンク)は他の周波数を用い
る無線方式によりなされるが、そのために必要とされる
地上送信装置への配信時間に対する遅延時間差の補償も
必要である。また、地上の送信装置と成層圏に配される
中継装置とのSFNでは、高度差に対する遅延時間の補
償の他に飛行船の移動に対する遅延時間の補償も必要と
なる。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
地上に配置された送信装置からの電波と、成層圏に滞留
する飛翔体に設置されて送信装置からの電波を再送信す
る中継装置からの電波とを同期し得る同一周波数ネット
ワークにおける同期方式及びこれに用いる送信装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、所望の情報信号で変調された第1の直交周
波数分割多重信号を第1の周波数帯の第1の放送波とし
て、所定のシンボル期間に同期して地上の受信装置へ送
信すると共に、所望の情報信号で変調された信号を第2
の周波数帯の第2の放送波として所定高度位置に滞留す
る飛翔体へ送信する地上送信局と、飛翔体に搭載されて
おり、第2の放送波を受信した後、所望の情報信号と同
一内容の情報信号で変調され、かつ、第1の直交周波数
分割多重信号と同一キャリア数で、対応する各キャリア
同士が同一周波数である第2の直交周波数分割多重信号
を生成して第1の周波数帯の第3の放送波として再送信
する中継装置と、第1の放送波と第3の放送波とがそれ
ぞれ略同一受信電界強度で受信される地上位置に設置さ
れ、第1の放送波の受信信号と第3の放送波の受信信号
の遅延時間差を計測して、その計測結果を地上送信局へ
送信して遅延時間差が最小になるように地上送信局から
送信される第1の放送波を時間調整させるモニタ局とを
有する構成としたものである。
【0012】この発明では、地上送信局からの第1の放
送波と中継装置からの第3の放送波とがそれぞれ干渉し
合う、第1の放送波と第3の放送波とがそれぞれ略同一
受信電界強度で受信される地上位置にモニタ局を設置
し、このモニタ局で第1の放送波の受信信号と第3の放
送波の受信信号の遅延時間差を計測して、その計測結果
を地上送信局へ送信して遅延時間差が最小になるように
地上送信局から送信される第1の放送波を時間調整させ
るようにしたため、モニタ局では第1の放送波と第3の
放送波とを遅延時間差が殆ど無く受信できる。
【0013】ここで、地上送信局は、所望の情報信号を
モニタ局からの計測結果に応じた時間遅延する遅延器
と、遅延器により遅延された情報信号で変調され、か
つ、モニタ局からの計測結果に応じたシンボル期間に調
整した第1の直交周波数分割多重信号を第1の放送波と
して地上の受信装置へ送信する第1の送信機と、所望の
情報信号で変調された信号を第2の放送波として飛翔体
へ送信する第2の送信機からなり、中継装置は、第2の
放送波を受信する第1の受信機と、第1の受信機から取
り出された受信信号で変調された第2の直交周波数分割
多重信号を生成して第3の放送波として再送信する第3
の送信機とからなり、モニタ局は、第1の放送波を受信
する第2の受信機と、第3の放送波を受信する第3の受
信機と、第2及び第3の受信機からそれぞれ取り出され
た受信信号の遅延時間差を計測して、その計測結果を地
上送信局へ送信する遅延量計測部とからなることを特徴
とする。
【0014】また、本発明の送信装置は、所望の情報信
号が直列に入力されて内蔵のメモリ回路に一時蓄積した
後、必要に応じて誤り訂正符号を付加して並列に出力す
る直並列変換回路と、直並列変換回路の出力信号からシ
ンボル期間を設定するシンボル期間設定回路と、シンボ
ル期間設定回路からの信号に基づいて、直並列変換回路
の出力信号に対してIFFT演算するIFFT回路と、
直並列変換回路、シンボル期間設定回路及びIFFT回
路に、動作基準となるクロック信号を供給して統括的に
制御するクロック信号発生回路と、IFFT回路の出力
信号から所望の情報信号で変調された直交周波数分割多
重信号を生成する信号生成回路と、直交周波数分割多重
信号を第1の周波数帯の第1の放送波として、所定のシ
ンボル期間に同期して地上の受信装置へ送信する送信手
段と、所望の情報信号で変調された信号を第2の周波数
帯の第2の放送波として送信する中継用送信機とを有
し、モニタ局からの遅延時間差の計測結果に応じてクロ
ック信号発生回路の出力クロック信号の周期と直並列変
換回路の内蔵メモリ回路から読み出す並列信号の時間を
可変することにより、遅延時間差を最小にすることを特
徴とする。
【0015】この発明では、地上の送信装置と中継装置
の両放送波の受信電界強度がほぼ同一となる地上位置に
おいて、遅延時間差の無い同一の放送波が到来するよう
に、情報信号、シンボル期間の遅延時間を、直交周波数
分割多重信号に変調する以前の低周波数成分で調整す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる同一周波数
ネットワークにおける同期方式の一実施の形態のシステ
ム構成図を示す。同図に示す同一周波数ネットワーク
は、地上に設置されている送信装置である地上送信局1
0と、高度20km程度の成層圏に滞留されている飛行
船20に搭載されている中継装置21と、地上送信局1
0から第1の周波数帯F1で送信された放送波41と中
継装置21から第1の周波数帯F1で送信された放送波
42とが、ほぼ同一のレベルで受信される地上位置に設
置されたモニタ局30とから構成されている。
【0017】地上にある地上送信局10は従来の送信装
置と同様に、送信すべき番組情報信号に対してOFDM
方式によるディジタル変調を行い、電力増幅を行い、空
中線を用いて第1の周波数帯F1(例えばUHF帯)の
放送波41として地上の各受信装置(モニタ局30を含
む)に無線送信すると共に、放送波41と同一番組情報
信号に対してOFDM方式によるディジタル変調を行
い、電力増幅を行い、空中線を用いて第2の周波数帯F
2(例えばミリ波帯)の放送波43として飛行船20に
向けて別系統で送信する。
【0018】飛行船20に搭載されている中継装置21
は、上記の放送波43を受信して復号し、地上送信局1
0が送信するOFDM信号と同一のOFDM信号を生成
し、増幅して中継装置21の空中線より地上へ向けて第
1の周波数帯F1(例えばUHF帯)の放送波42とし
て再送信する。
【0019】地上の受信装置は、地上送信局10からの
放送波41と飛行船20上の中継装置21からの放送波
42をそれぞれ受信する。ここで、地上送信局10から
の放送波41の受信電界強度は、障害物がない場所では
自由空間における減衰特性に従った値を示すが、地上送
信局10の送信アンテナから遠い地点においては仰角も
低下するため、障害物の影響を受け易くなり、距離に対
する受信電界強度の低下はさらに大きくなる。
【0020】一方、飛行船20に搭載された中継装置2
1から再送信される放送波42の、地上の受信装置によ
る受信電界強度は、自由空間における減衰特性に近い値
が得られる。すなわち、飛行船20の真下における受信
電界強度はあまり大きな値を示さなく、飛行船20から
距離の離れた地点での受信電界強度の減衰は自由空間に
おける減衰特性に従っており、受信レベルの変化は緩や
かである。
【0021】従って、地上送信局10に近いところで
は、受信装置は地上送信局10からの放送波41を大な
る受信信号強度で受信するが、地上送信局10から離れ
るに従って受信電界強度は低下し、所定の距離以上離れ
た地点では飛行船20に搭載された中継装置21から再
送信される放送波42の受信電界強度の方が大きくな
り、遠方では中継装置21からの信号を受信することに
なる。
【0022】ここで、放送波41と放送波42の両受信
信号の干渉については、受信装置は受信電界強度が強い
方の放送波を受信するため、地上送信局10の近く、お
よび、非常に遠方な地点では両者の信号レベル比を大き
くとれるため、問題なく一方の放送波のみを受信でき
る。両者の受信信号が干渉し合うのは、地上送信局10
からの放送波41と、飛行船20に搭載されている中継
装置21からの放送波42の両受信電界強度がほぼ等し
くなる受信点においてである。
【0023】この受信点ではDU比(desired vs.undes
ired)がとれないこととなり、お互いの信号が干渉し合
う。この干渉を最小限に抑える手段の一つとして、両信
号間の遅延量を少なく保つ方法がある。OFDM信号波
の場合、遅延時間差が設定されるガードインターバル以
内であるとき干渉歪量は小さく抑えられる特徴を有して
いる。
【0024】そこで、この実施の形態では、地上送信局
10と中継装置21からの両受信信号レベルがほぼ等し
くなる地上の受信点にモニタ局30を設置し、両受信信
号間の遅延時間差をこのモニタ局30で計測し、その計
測結果を地上送信局10に有線又は無線により、図1に
44で示すようにフィードバックし、遅延時間差が設定
されるガードインターバル以内となるように補正するよ
うに構成する。
【0025】すなわち、この実施の形態では、異なる高
度に配される飛行船20と地上送信局10との同期を確
保するため、地上送信局10において変調する情報信号
を必要な時間遅延させ、さらに、送信される変調波自体
の時間差も所定の期間に抑える。その時間単位はシンボ
ル期間で、マルチパス歪補償用に設定されるガードイン
ターバル期間内に抑えるための遅延時間の微調整を行
う。
【0026】図2は本発明になる同一周波数ネットワー
クにおける同期方式及びこれに用いる送信装置の一実施
の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付してある。図2において、地上送信
局10は遅延器11、地上波送信機12及び中継用送信
機13とから構成されており、遅延器11の遅延時間と
地上波送信機12の送信OFDM信号のシンボル期間と
は、モニタ局30からの遅延量計測結果に応じて可変制
御される。
【0027】また、中継装置21は、地上送信局10が
送信する中継用放送波43を受信するための中継用受信
機22と、中継用受信機22からの信号を第1の周波数
帯F1のOFDM信号として送信する成層波送信機23
とより構成されている。更に、モニタ局30は、地上波
受信機31、成層波受信機32及び遅延量計測部33と
より構成されている。
【0028】本発明になる送信装置の一実施の形態は、
地上送信局10の構成を示している。図2において、送
信すべき送信用情報信号は、地上送信局10内の遅延器
11と中継用送信機13にそれぞれ供給される。遅延器
11により所定時間遅延されて取り出された送信用情報
信号は、OFDM方式変調器、周波数変換器、電力増幅
器よりなる地上波送信機12を経て空中線より第1の周
波数帯F1の図1に示した放送波41として放射され
る。一方、これと同時に、送信用情報信号は、OFDM
方式変調器、周波数変換器及び電力増幅器よりなる中継
用送信機13により、地上波送信機22とは異なる第2
の周波数帯F2の図1に示した中継用放送波43とされ
て飛行船20に向けて放射される。
【0029】飛行船20に搭載された中継装置21は、
地上送信局10から送信された上記の中継用放送波を図
2の中継用受信機22で受信し、その受信信号を周波数
変換器と電力増幅器より構成される成層波送信機23に
供給して、ここで第1の周波数帯F1に周波数変換した
後、所要レベルに電力増幅して飛行船20に設置される
空中線より図1に示した放送波42として放射する。こ
の放送波42は、前記放送波41と同一情報内容で、同
一周波数帯で、同一キャリア数で、各キャリアの周波数
も対応するキャリア同士がそれぞれ同一周波数であるO
FDM信号である。
【0030】モニタ局30は地上送信局10と中継装置
21から放射された放送波41及び42を、指向性を有
する空中線などで個別に受信し、放送波41は地上波受
信機31で受信し、放送波42は成層波受信機32で受
信する。地上波受信機31及び成層波受信機32のそれ
ぞれで受信して復号されたOFDM信号は、ガードイン
ターバル期間等の位置の時間誤差が遅延量計測部33に
て計測される。
【0031】計測された時間誤差は、遅延器11及び地
上波送信機12にそれぞれフィードバックされ、モニタ
局30における両放送波の到達時間、すなわち、地上送
信局10からモニタ局30に到達する電波伝搬時間と、
地上送信局10から中継装置21を経由してモニタ局3
0に到達する電波伝搬時間(中継装置21での信号処理
時間を含む)が等しくなるように遅延量の調整がなされ
る。
【0032】次に、遅延器11、地上波送信機12及び
中継用送信機13の構成について更に詳細に説明する。
地上波送信機12は、OFDM方式により変調信号を発
生させる変調器である。地上波ディジタルTV信号の送
信装置として用いられているものである。遅延器11
は、OFDM信号を発生させるIFFT回路を駆動する
と同程度のクロック信号により駆動されるFIFO、な
いしは、類似の機能を有する遅延時間を可変できる遅延
回路である。
【0033】中継用送信機13は地上波送信機12と同
様の構成の、OFDM信号を発生させる変調器である。
ただし、送信周波数は中継用の周波数F2で、地上波デ
ィジタル放送用の周波数F1とは異なった値のものが使
用される。
【0034】送出用情報信号は、動画像符号化標準規格
であるMPEG−2システムで規定するトランスポート
ストリームによっている。トランスポートストリームに
おけるヘッダの位置と、変調器より発生されるOFDM
信号を構成する各キャリア信号に対する情報信号のマッ
ピングの位置関係は一義的に定められてはいなく、自由
である。
【0035】しかし、この実施の形態においては、中継
用送信機13における位置関係情報は地上波送信機12
に供給されるように構成する。従って、地上波送信機1
2における情報信号とOFDM信号を構成する各キャリ
ア信号へのマッピングは、中継用送信機13で行われた
と同じ関係でなされる。これは、地上送信局10から送
出されるOFDM信号と全く同一のOFDM信号を中継
装置21より送出する上で重要なことである。
【0036】次に、遅延器11と地上波送信機12の構
成について、更に説明する。図3は遅延器11と地上波
送信機12の一例のブロック図を示す。この遅延器11
と地上波送信機12は、本発明者が先に特開平7−32
7023号公報で提案した直交周波数分割多重信号送信
装置を利用できる。
【0037】図3において、MPEG−2により圧縮符
号化されたディジタル情報信号は、入力端子51を介し
て直並列変換回路52に直列に供給され、ここで内蔵の
メモリ回路に一時的に蓄積されて、必要に応じて誤り訂
正符号の付与がなされると共に例えば256QAM変調
用信号として配列されて、クロック信号発生回路53か
らのクロック信号に同期して、1シンボル期間中に4ビ
ットずつ2つで1組の1バイトデータが全部で複数組
(248のキャリアで情報を伝送する場合は248組、
計248バイト)並列に出力されてIFFT,パイロッ
ト信号生成回路54及びシンボル期間設定回路55にそ
れぞれ供給される。
【0038】シンボル期間設定回路55は、シンボル期
間情報、QAM復号用基準振幅レベル及び基準角度レベ
ルを共通の参照キャリアにより、IFFT,パイロット
信号生成回路54の入力を切り換えながら発生させるた
めの設定信号を生成してIFFT,パイロット信号生成
回路54に供給する。
【0039】IFFT,パイロット信号生成回路54
は、クロック信号発生回路53から供給されるクロック
信号により動作し、例えば248波のキャリアに対して
256QAM変調を行い、各出力信号をリアル部分R
(実数部信号)、イマジナル部分I(虚数部信号)とし
て出力する。また、IFFT,パイロット信号生成回路
54の離散周波数点情報は、周期NのIFFTにおける
1/2の値であるナイキスト周波数情報として伝送さ
れ、受信装置でこのナイキスト周波数情報を復号、逓倍
することでFFT回路を動作させるための標本化位置信
号を生成させる。このナイキスト周波数情報は、IFF
T,パイロット信号生成回路54のN/2番目の実数部
入力端子と虚数部入力端子に一定レベルの信号を印加す
ることにより得られる。
【0040】直並列変換回路52、IFFT,パイロッ
ト信号生成回路54、シンボル期間設定回路55はクロ
ック信号発生回路53により統合的に制御されており、
OFDM信号出力を同一のまま、所定の時間遅延させる
ことができる。すなわち、直並列変換回路52に内蔵さ
れているメモリ回路の容量を大きめに設定することで前
記遅延器11の機能を兼ね持たせることができる。
【0041】IFFT,パイロット信号生成回路54の
出力信号は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)5
7を内蔵するガードインターバル設定回路56に供給さ
れる。ガードインターバル設定回路56は、クロック信
号発生回路53よりのクロック信号により動作し、IF
FT,パイロット信号生成回路54より入力される窓区
間内の最後の部分を、窓区間信号の直前に配置すること
で、伝送路におけるマルチパス歪を軽減させるための所
定区間である、図4にgiで示すガードインターバルを
設定する。
【0042】このとき、RAM57に取り込んだ、IF
FT,パイロット信号生成回路54よりの信号を読み出
すときに、最後の期間(ガードインターバルに等しく設
定された期間)から読み出しては最初に戻り、有効シン
ボル期間tsを読み出して、シンボル期間taの信号を
送出するようにしている。前記ナイキスト周波数情報
は、ガードインターバル内でも伝送されるが、前後のI
FFT窓区間信号との連続性を保持させるため、ガード
インターバル内で伝送されるパイロット信号が整数波長
存在するようにさせる。なお、パイロット信号は、ナイ
キスト周波数が用いられるが、標本化位置信号と簡単な
整数比の関係にあれば、ナイキスト周波数でなくてもよ
い。
【0043】次に、図4と共にガードインターバルにつ
いて説明する。まず、使用帯域幅99kHz、周期Nを
256とすると、有効シンボル周波数fsと有効シンボ
ル期間tsとはそれぞれ次式で表される。
【0044】 fs=99000/256=387(Hz) ts=1/fs=2586(μsec) また、マルチパス歪除去用区間であるガードインターバ
ル期間giをキャリア6波長分に決定すると、ガードイ
ンターバル期間giは下記のように設定される。
【0045】 gi=(1/99000)×6=60.6(μsec) シンボル期間taは図4に示すように、ガードインター
バル期間giと有効シンボル期間tsの和の期間であ
り、このシンボル期間taとシンボル周波数faはそれ
ぞれ次のように表される。
【0046】 ta=ts+gi=2646.6(μsec) fa=1/ta=378(Hz) 上記のようにガードインターバルgiが設定された、実
数部信号と虚数部信号とパイロット信号は、D/A変換
器58に供給され、ここでクロック信号発生回路53よ
りのクロック信号に基づいて、アナログ信号に変換され
た後、低域フィルタ(LPF)54により必要な周波数
帯域の信号成分のみが濾波され、続いて直交変調器60
に供給されて、中間周波数発生回路61及び90°シフ
ト回路62よりなる回路部から供給される、互いに90
°位相の異なる2つの中間周波数を搬送波として直交変
調されOFDM信号が取り出される。
【0047】直交変調器60より取り出されたOFDM
信号は、例えば248本の情報伝送用キャリアとその他
パイロット信号用等のためのキャリアとからなる全部で
257本のキャリアが、それぞれ256QAM変調され
ており、伝送帯域幅100kHzの信号であり、周波数
変換器63により前述した第1の周波数帯F1に周波数
変換された後、送信部64より放送波41としてシンボ
ル期間に同期して送信される。
【0048】ここで、直並列変換回路52とクロック信
号発生回路53には図2に示したモニタ局30内の遅延
量計測部33から遅延量計測信号が入力される。これに
より、直並列変換回路52に内蔵されているメモリ回路
からの読み出しタイミングが上記の遅延量計測信号に応
じて可変制御されることにより、遅延器11の遅延時間
に相当する遅延時間が可変制御され、また、IFFT,
パイロット信号生成回路54、シンボル期間設定回路5
5がクロック信号発生回路53により統合的に制御さ
れ、送信部64から送信されるOFDM信号のシンボル
期間が上記の遅延量計測信号に応じて可変制御される。
【0049】この結果、モニタ局30において、図1に
示した地上送信局10からの放送波を受信、復調して得
たOFDM信号と、中継装置21からの放送波を受信、
復調して得たOFDM信号の両シンボル期間がほぼ同一
となるように、地上送信局10により送信されるOFD
M信号のシンボル期間の遅延量が調整される。
【0050】ここで、高い周波数成分を有するOFDM
信号の遅延時間を変えるには、それを蓄えるための大き
なメモリ回路が必要で、しかも回路は高速に動作させる
必要がある。しかし、この実施の形態では、OFDM信
号に変調する以前の低い周波数成分で構成される情報信
号に対して、直並列変換回路52で遅延時間を制御させ
るため、メモリの回路規模もそれほど大きくなくてす
み、回路の動作時間も必要以上に高くする必要はないと
いう特長がある。
【0051】なお、成層圏に滞留する飛行船20は、太
陽光発電の電力を用いて推進器(プロペラ)を駆動し、
偏西風に対抗して定点に停留しようとする。しかし、風
速が大きいときは定点に留まるための電力が不足し、定
位置から移動することがある。また、風速の小さい場所
を探して、さらに高度の高い位置に移動することもあ
る。
【0052】上記の原因による飛行船20の移動によ
り、中継装置21からの放送波と地上波との時間関係も
変動し、それに応じた遅延時間の調整が必要になる。モ
ニタ局30は、これらの原因で生じる時間誤差を検出す
ると共に、それを地上送信局10の遅延器11に伝送
し、上記のように誤差時間を小さくするように作動させ
る。
【0053】このようにして、この実施の形態では、常
に適正時間となるように、地上送信局10からの地上波
の受信信号と、中継装置21から再送信された放送波
(成層波)の受信信号との間の遅延時間が制御されてい
るため、広いエリアにわたって良好な放送を行うことが
できる。
【0054】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば飛行船20の代わりに気球等
の他の定点滞留用の飛翔体を用いることもできる。ま
た、遅延器11は中継装置21内に設けるようにしても
よい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地上送信局からの第1の放送波と中継装置からの第3の
放送波とがそれぞれ干渉し合う、第1の放送波と第3の
放送波とがそれぞれ略同一受信電界強度で受信される地
上位置にモニタ局を設置し、このモニタ局で第1の放送
波の受信信号と第3の放送波の受信信号の遅延時間差を
計測して、その計測結果を地上送信局へ送信して遅延時
間差が最小になるように地上送信局から送信される第1
の放送波を時間調整させることにより、モニタ局では第
1の放送波と第3の放送波とを遅延時間差が殆ど無く受
信できるようにしたため、地上送信局の近傍の受信者は
地上放送波(第1の放送波)を、遠方の受信者は飛翔体
の中継装置からの第3の放送波を受信でき、その中間の
受信者は両信号の受信がなされるが、同一時間関係にあ
るため両信号間の干渉を起こさせないで受信できるな
ど、広範囲に多数の受信者に、従来の多数の中継装置を
用いることなく、高品質の放送サービスを、周波数の利
用効率が高いSFNにより提供することができる。
【0056】また、本発明によれば、何らかの原因によ
り飛翔体の高度が変化したときでも、それの自動補償が
なされるため、広い範囲にわたり良好な放送のサービス
を行うことができる。
【0057】更に、本発明によれば、地上の送信装置と
中継装置の両放送波の受信電界強度がほぼ同一となる地
上位置において、遅延時間差の無い同一の放送波が到来
するように、情報信号、シンボル期間の遅延時間を、直
交周波数分割多重信号に変調する以前の低周波数成分で
調整するようにしたため、遅延回路として情報信号を一
時的に蓄える直並列変換回路を利用することでメモリ回
路の大きさ、回路の動作時間を必要以上に大きくしない
で上記の遅延時間の調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図3】図2中の地上送信局の要部の一例のブロック図
である。
【図4】シンボル期間とガードインターバル期間との関
係を示す図である。
【符号の説明】
10 地上送信局 11 遅延器 12 地上波送信機(第1の送信機) 13 中継用送信機(第2の送信機) 20 飛行船 21 中継装置 22 中継用受信機(第1の受信機) 23 成層波送信機(第3の送信機) 30 モニタ局 31 地上波受信機(第2の受信機) 32 成層波受信機(第3の受信機) 33 遅延量計測部 52 直並列変換回路 53 クロック信号発生回路 54 IFFT,パイロット信号生成回路 55 シンボル期間設定回路 56 ガードインターバル設定回路(信号生成回路) 60 直交変調器(信号生成回路) 63 周波数変換器(送信手段) 64 送信部(送信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 DD13 DD17 DD19 DD21 DD31 5K067 BB01 BB41 CC01 CC14 DD25 DD51 EE02 EE10 JJ32 5K072 AA12 BB03 BB04 BB14 BB22 BB25 CC05 CC12 GG12 GG13 GG37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の情報信号で変調された第1の直交
    周波数分割多重信号を第1の周波数帯の第1の放送波と
    して、所定のシンボル期間に同期して地上の受信装置へ
    送信すると共に、前記所望の情報信号で変調された信号
    を第2の周波数帯の第2の放送波として所定高度位置に
    滞留する飛翔体へ送信する地上送信局と、 前記飛翔体に搭載されており、前記第2の放送波を受信
    した後、前記所望の情報信号と同一内容の情報信号で変
    調され、かつ、前記第1の直交周波数分割多重信号と同
    一キャリア数で、対応する各キャリア同士が同一周波数
    である第2の直交周波数分割多重信号を生成して前記第
    1の周波数帯の第3の放送波として再送信する中継装置
    と、 前記第1の放送波と前記第3の放送波とがそれぞれ略同
    一受信電界強度で受信される地上位置に設置され、前記
    第1の放送波の受信信号と前記第3の放送波の受信信号
    の遅延時間差を計測して、その計測結果を前記地上送信
    局へ送信して前記遅延時間差が最小になるように前記地
    上送信局から送信される前記第1の放送波を時間調整さ
    せるモニタ局とを有することを特徴とする同一周波数ネ
    ットワークにおける同期方式。
  2. 【請求項2】 前記地上送信局は、前記所望の情報信号
    を前記モニタ局からの前記計測結果に応じた時間遅延す
    る遅延器と、前記遅延器により遅延された情報信号で変
    調され、かつ、前記モニタ局からの前記計測結果に応じ
    たシンボル期間に調整した前記第1の直交周波数分割多
    重信号を前記第1の放送波として地上の受信装置へ送信
    する第1の送信機と、前記所望の情報信号で変調された
    信号を前記第2の放送波として前記飛翔体へ送信する第
    2の送信機からなり、 前記中継装置は、前記第2の放送波を受信する第1の受
    信機と、前記第1の受信機から取り出された受信信号で
    変調された前記第2の直交周波数分割多重信号を生成し
    て前記第3の放送波として再送信する第3の送信機とか
    らなり、前記モニタ局は、前記第1の放送波を受信する
    第2の受信機と、前記第3の放送波を受信する第3の受
    信機と、前記第2及び第3の受信機からそれぞれ取り出
    された受信信号の遅延時間差を計測して、その計測結果
    を前記地上送信局へ送信する遅延量計測部とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の同一周波数ネットワーク
    における同期方式。
  3. 【請求項3】 所望の情報信号で変調された直交周波数
    分割多重信号を第1の周波数帯の第1の放送波として、
    所定のシンボル期間に同期して地上の受信装置へ送信す
    ると共に、前記所望の情報信号で変調された信号を第2
    の周波数帯の第2の放送波として所定高度位置に滞留す
    る飛翔体に搭載された中継装置へ送信し、前記中継装置
    から再送信された第3の放送波と前記第1の放送波とが
    それぞれ略同一受信電界強度で受信される地上位置に設
    置されたモニタ局から前記第1の放送波の受信信号と前
    記第3の放送波の受信信号の遅延時間差の計測結果を受
    信して前記遅延時間差が最小になるように前記第1の放
    送波を時間調整する、同一周波数ネットワークに用いる
    送信装置であって、 前記所望の情報信号が直列に入力されて内蔵のメモリ回
    路に一時蓄積した後、必要に応じて誤り訂正符号を付加
    して並列に出力する直並列変換回路と、 前記直並列変換回路の出力信号からシンボル期間を設定
    するシンボル期間設定回路と、 前記シンボル期間設定回路からの信号に基づいて、前記
    直並列変換回路の出力信号に対してIFFT演算するI
    FFT回路と、 前記直並列変換回路、シンボル期間設定回路及びIFF
    T回路に、動作基準となるクロック信号を供給して統括
    的に制御するクロック信号発生回路と、 前記IFFT回路の出力信号から前記所望の情報信号で
    変調された直交周波数分割多重信号を生成する信号生成
    回路と、 前記直交周波数分割多重信号を第1の周波数帯の第1の
    放送波として、所定のシンボル期間に同期して地上の受
    信装置へ送信する送信手段と、 前記所望の情報信号で変調された信号を前記第2の周波
    数帯の第2の放送波として送信する中継用送信機と を有し、前記モニタ局からの前記遅延時間差の計測結果
    に応じて前記クロック信号発生回路の出力クロック信号
    の周期と前記直並列変換回路の内蔵メモリ回路から読み
    出す並列信号の時間を可変することにより、前記遅延時
    間差を最小にすることを特徴とする送信装置。
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