JP2000224122A - 情報配布システム及び端末装置 - Google Patents

情報配布システム及び端末装置

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JP2000224122A
JP2000224122A JP2237399A JP2237399A JP2000224122A JP 2000224122 A JP2000224122 A JP 2000224122A JP 2237399 A JP2237399 A JP 2237399A JP 2237399 A JP2237399 A JP 2237399A JP 2000224122 A JP2000224122 A JP 2000224122A
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JP2237399A
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Koji Yura
浩司 由良
Toshiaki Saishiyo
敏明 才所
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、受信の回避又は電波の偽造があっ
たとしても、端末装置がもつ情報の真正性の保証を図
る。 【解決手段】 受信用端末30が、放送局20から送信
される配布情報を受信してその時間情報を更新記憶する
機能を有し、現在記憶した時間情報と新たに受信した時
間情報とが同期するとき、配布情報を利用し、非同期の
とき、利用を停止し、契約情報サーバ10が、外部から
受けた送信要求に基づいて、受信用端末における現在記
憶した時間情報を新たに受信した時間情報と同期させる
ための修正情報を受信用端末宛に送信するので、受信の
回避又は電波の偽造があっても、受信用端末内に更新記
憶された時間情報と放送局から受信した時間情報とが非
同期となって配布情報の利用が停止されるか、送信要求
に基づく修正情報の受信により受信用端末内の時間情報
を修正する情報配布システム及び端末装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正常時には互いに
時刻同期性を有する放送局等の放送局と受信用の端末装
置とを備えた情報配布システム及び端末装置に係り、特
に、端末装置がもつ情報の真正性を保証し得る情報配布
システム及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、契約期間や現在の時刻といった時
間に関する情報を含んだ電波(又は有線信号)を送信す
る放送局と、受信した電波内の情報を適宜保持して利用
する端末装置とを備えた情報配布システムが知られてい
る。
【0003】この種の情報配布システムとしては、例え
ば有料放送システム及び時刻証明システムがある。有料
放送システムの場合、視聴者及び番組を特定するための
限定受信情報を番組内容及び関連情報等をもつ放送波に
多重化させ、各端末装置による受信を制御している。限
定受信情報は、端末ID、番組情報ID及び有効期限を
含んでいる。また、関連情報は、番組情報ID及び放送
年月日を含んでいる。
【0004】これにより、各端末装置では、限定受信情
報内の番組情報ID及び有効期限が保存され、関連情報
内の放送年月日が有効期限内のとき、番組情報IDの示
す番組が視聴可能となっている。また、毎年1回、年度
末などに受信契約が更新されると、限定受信情報内の有
効期限も更新されて放送される。各端末装置では、更新
後の限定受信情報が受信され、自己の保存する有効期限
が更新されると、更新後の受信契約内の番組が視聴可能
となる。
【0005】一方、時刻証明システムの場合、基準時刻
を示す電波が放送局から送信され、この電波に基づく時
計の示す時刻を正確な時刻の証明に用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな情報配布システムでは、有料放送システムの場合、
有効期限の更新が重なる例えば年度末毎に、加入者の端
末装置のリストに相当する大量の限定受信情報を送信す
る必要があり、送信される情報量が膨大なものとなって
いる。
【0007】ところで、係る情報量を低減させる観点か
ら、本発明者により、契約開始時と解約時にのみ契約情
報(契約済/解約済)を送信する方式が考えられてい
る。この方式によると、契約期間が1年間よりも長い場
合、従来の毎年更新する方式に比べ、送信される情報量
の少ないことが推測される。
【0008】しかしながら、この方式は、送信される契
約情報に対する受信の回避又は電波の偽造などにより、
実際の契約内容と一致しない情報が端末装置内に設定さ
れている可能性がある。このため、端末装置が持つ情報
の真正性を保証することが困難となっている。
【0009】例えば、解約時の契約情報(解約済)の受
信を回避すれば番組の視聴を継続可能であり、契約開始
時の契約情報(契約済)を端末装置に再送信すれば同様
に番組の視聴を再開可能となっている。
【0010】一方、時刻証明システムにおいても、基準
時刻を示す電波が偽造可能であるので、基準時刻の電波
に基づく時計が必ずしも正確な時刻を示すことは保証し
得ない。
【0011】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、受信の回避又は電波の偽造があったとしても、端末
装置がもつ情報の真正性を保証し得る情報配布システム
及び端末装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、時間情報を含む配布情報を連続的に送信する放送局
と、前記放送局から送信される配布情報を受信してその
時間情報を更新記憶する機能を有し、現在記憶されてい
る時間情報と新たに受信した時間情報とが一定範囲内で
同期するとき、前記配布情報を利用可能とする端末装置
とを備えた情報配布システムである。
【0013】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する情報配布システムにおいて、外部から受け
た送信要求に基づいて、前記端末装置内に現在記憶され
ている時間情報を、新たに受信した時間情報と同期する
ように修正するための修正情報を前記端末装置宛に送信
するサーバ装置を備えたことを特徴とする情報配布シス
テム。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1又は請求項2に対応する情報配布システムにおい
て、前記配布情報としては、利用可能な端末装置と番組
情報とを示す契約情報及び前記時間情報を含んでおり、
前記時間情報としては、前記放送局により配布情報が送
信された時期を示す送信時期情報であり、前記現在記憶
されている時間情報としては、前記契約情報が自己の端
末装置を示すか否かに関わらずに更新記憶された送信時
期情報であり、前記新たに受信した時間情報としては、
前記受信と前記更新記憶との間で一時的に保持された送
信時期情報であり、前記端末装置としては、前記現在記
憶されている送信時期情報と前記新たに受信した送信時
期情報との差分に基づいて、前記同期又は非同期を判定
する同期判定手段を備えた情報配布システムである。
【0015】また、請求項4に対応する発明は、請求項
3に対応する情報配布システムにおいて、前記同期判定
手段としては、前記非同期のときで且つ現在記憶されて
いる送信時期情報よりも新たに受信した送信時期情報の
方が過去を示すとき、前記受信した契約情報を端末装置
内部の情報に反映させない情報配布システムである。
【0016】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項3に対応する情報配布システムにおいて、前記同期判
定手段としては、前記非同期のときで且つ前記現在記憶
されている送信時期情報と前記新たに受信した送信時期
情報との差が一定範囲を越えるとき、契約の更新に関す
るメッセージ表示信号を発生する情報配布システムであ
る。
【0017】また、請求項6に対応する発明は、請求項
2に対応する情報配布システムにおいて、前記時間情報
としては、現在の時刻を示す基準時刻情報であり、前記
修正情報としては、前記基準時刻情報及び前記サーバ装
置の識別情報を含んでおり、前記端末装置としては、設
定された時刻から逐次、計時を行なう計時手段と、前記
放送局から送信された配布情報を受信して前記基準時刻
情報を更新記憶するための受信手段と、前記受信手段に
より更新記憶された基準時刻情報と前記計時手段の計時
内容とを比較し、両者の差が一定範囲内のとき、前記計
時内容を有効と証明する時刻証明手段と、前記両者の差
が一定範囲を超えるとき、あるいは前記基準時刻情報が
一定時間以上受信されない状態又は前記計時手段による
計時が停止した状態のいずれかの状態から復帰したと
き、前記送信要求を前記サーバ装置に送信する情報要求
手段と、前記サーバ装置から送信された修正情報内の基
準時刻情報に基づいて、前記計時手段の時刻を設定する
時刻設定手段と、前記時刻設定手段による設定をしても
前記両者の差が一定範囲を超えるとき、前記受信手段に
より基準時刻情報が一定時間以上受信されないとき、あ
るいは前記計時手段による計時が停止したとき、前記時
刻証明手段を停止させる証明停止手段とを備えた情報配
布システムである。
【0018】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項6に対応する情報配布システムにおいて、前記情報要
求手段としては、自己の端末装置のデジタル署名を含む
前記送信要求を前記サーバ装置に与え、前記サーバ装置
としては、自己のデジタル署名を含む前記修正情報を送
信する情報配布システムである。
【0019】また、請求項8に対応する発明は、時間情
報を含んで連続的に送信される配布情報を受信するため
の端末装置であって、前記配布情報を受信してその時間
情報を更新記憶する時間情報記憶手段と、前記時間情報
記憶手段により現在記憶されている時間情報と新たに受
信した時間情報とに基づいて、両者の同期又は非同期を
判定する同期判定手段と、前記同期判定手段による判定
結果が同期を示すとき、前記配布情報の利用を許可する
利用許可手段とを備えた端末装置である。
【0020】さらに、請求項9に対応する発明は、請求
項8に対応する端末装置において、前記配布情報として
は、利用可能な端末装置本体と番組情報とを示す契約情
報及び前記時間情報を含んでおり、前記時間情報として
は、前記配布情報が送信された時期を示す送信時期情報
であり、前記現在記憶されている時間情報としては、前
記契約情報が自己の端末装置を示すか否かに関わらずに
更新記憶された時間情報であり、前記新たに受信した時
間情報としては、前記受信と前記更新記憶との間で一時
的に保持された送信時期情報であり、前記同期判定手段
としては、前記判定を、前記現在記憶されている送信時
期情報と前記新たに受信した送信時期情報との差分に基
づいて行なう端末装置である。
【0021】また、請求項10に対応する発明は、請求
項9に対応する端末装置において、前記同期判定手段と
しては、前記非同期のときで且つ前記現在記憶されてい
る送信時期情報よりも前記新たに受信した送信時期情報
の方が過去を示すとき、前記受信した契約情報を端末装
置本体内部の情報に反映させない端末装置である。
【0022】さらに、請求項11に対応する発明は、請
求項9に対応する端末装置において、前記同期判定手段
としては、前記非同期のときで且つ前記現在記憶されて
いる送信時期情報と前記新たに受信した送信時期情報と
の差が一定範囲を越えるとき、契約の更新に関するメッ
セージ表示信号を発生する端末装置である。(作用)従
って、請求項1に対応する発明は以上のような手段を講
じたことにより、放送局が時間情報を含む配布情報を連
続的に送信し、端末装置が、放送局から送信される配布
情報を受信してその時間情報を更新記憶する機能を有
し、現在記憶されている時間情報と新たに受信した時間
情報とが一定範囲内で同期するとき、配布情報を利用可
能とするので、受信の回避又は電波の偽造があったとし
ても、端末装置内に更新記憶された時間情報と放送局か
ら受信した時間情報とが非同期となって配布情報の利用
が停止されるので、端末装置がもつ情報の真正性を保証
することができる。
【0023】また、請求項2,8に対応する発明は、サ
ーバ装置が、外部から受けた送信要求に基づいて、端末
装置における前回の更新内容を今回の受信内容と同期す
るように修正するための修正情報を端末装置宛に送信す
るので、受信の回避又は電波の偽造があったとしても、
請求項1に対応する作用に加え、送信要求に基づく修正
情報の受信により端末装置内の時間情報を修正するの
で、より確実に、端末装置がもつ情報の真正性を保証す
ることができる。
【0024】また、請求項3,9に対応する発明は、配
布情報が、利用可能な端末装置と番組情報とを示す契約
情報及び時間情報を含んでおり、時間情報が、放送局に
より配布情報が送信された時期を示す送信時期情報であ
り、現在記憶されている時間情報が、契約情報が自己の
端末装置を示すか否かに関わらずに更新記憶された時間
情報であり、新たに受信した時間情報が、受信と更新記
憶との間で一時的に保持された送信時期情報であり、端
末装置としては、同期判定手段が、現在記憶されている
送信時期情報と前記新たに受信した送信時期情報との差
分に基づいて、同期又は非同期を判定するので、請求項
2,8に対応する作用に加え、例えば契約した者のみ配
布情報を利用し得る有料放送システムに好適な情報配布
システム及び端末装置を提供することができる。
【0025】さらに、請求項4,10に対応する発明
は、同期判定手段としては、非同期のときで且つ現在記
憶されている送信時期情報よりも新たに受信した送信時
期情報の方が過去を示すとき、受信した契約情報を端末
装置内部の情報に反映させないので、請求項3,9に対
応する作用に加え、電波の偽造(再送信)等の不正な操
作による配布情報の利用を阻止することができる。
【0026】また、請求項5,11に対応する発明は、
同期判定手段としては、非同期のときで且つ現在記憶さ
れている送信時期情報と新たに受信した送信時期情報と
の差が一定範囲を越えるとき、契約の更新に関するメッ
セージ表示信号を発生するので、請求項3,9に対応す
る作用に加え、長期間に亘って配布情報を利用しなかっ
たユーザあるいは受信の回避による不正を試みた者に対
し、契約の更新を促すことができる。
【0027】さらに、請求項6に対応する発明は、時間
情報としては、現在の時刻を示す基準時刻情報であり、
修正情報としては、基準時刻情報及びサーバ装置の識別
情報を含んでおり、端末装置としては、計時手段が、設
定された時刻から逐次、計時を行ない、受信手段が、放
送局から送信された配布情報を受信して基準時刻情報を
更新記憶し、時刻証明手段が、受信手段により更新記憶
された基準時刻情報と計時手段の計時内容とを比較し、
両者の差が一定範囲内のとき、計時内容を有効と証明
し、情報要求手段が、両者の差が一定範囲を超えると
き、あるいは基準時刻情報が一定時間以上受信されない
状態又は計時手段による計時が停止した状態のいずれか
の状態から復帰したとき、送信要求をサーバ装置に送信
し、時刻設定手段が、サーバ装置から送信された修正情
報内の基準時刻情報に基づいて、計時手段の時刻を設定
し、証明停止手段が、時刻設定手段による設定をしても
両者の差が一定範囲を超えるとき、受信手段により基準
時刻情報が一定時間以上受信されないとき、あるいは計
時手段による計時が停止したとき、時刻証明手段を停止
させるので、請求項2に対応する作用に加え、例えば電
波時計を用いた時刻保証システムに好適な情報配布シス
テムを提供することができる。
【0028】また、請求項7に対応する発明は、情報要
求手段としては、自己の端末装置のデジタル署名を含む
送信要求をサーバ装置に与え、サーバ装置としては、自
己のデジタル署名を含む修正情報を送信するので、請求
項6に対応する作用に加え、署名されたデータの送受信
により、時刻を確実に補正することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る情報配布システムの適用された有料放送システムの構
成を示す模式図である。この有料放送システムは、契約
情報サーバ10、放送局20及び受信用端末30から構
成されている。
【0030】ここで、契約情報サーバ10は、加入者と
の契約内容を示す契約情報を保存し、且つ定期的に更新
するデータベース機能と、契約開始時と解約時の所定期
間中及び送信要求を受けたときに契約情報を放送局20
に送信する情報送信機能とを有している。
【0031】契約情報は、各端末の契約に関する情報
を、受信用端末30の識別用の端末IDと、その受信用
端末30の契約した番組情報の識別用の番組情報IDと
の組により表現した個別契約情報のリストから構成され
ている。この契約情報は、例えば1ヶ月毎等の定期的に
更新され、契約開始時及び解約時の所定期間中、繰返し
送信される。
【0032】放送局20は、契約情報サーバ10から与
えられた契約情報などを放送内容に多重させて配布情報
を作成し、この配布情報を放送する機能を備えている。
なお、放送局20としては、地上局のみでも実現可能で
あり、地上局と放送衛星との組としても実現可能であ
る。
【0033】配布情報は、図2に示すように、利用され
る番組情報、送信時期情報、契約情報(端末ID,番組
情報ID及びその契約済/解約済)及び放送局20のデ
ジタル署名(契約情報に対し)からなり、夫々が暗号化
され、互いに多重化されて電波として放送される。送信
時期情報は、この配布情報を送信した時期、例えば「1
998年12月期」を示している。
【0034】受信用端末30は、時期情報記憶部31、
同期判定部32、利用許可部33及び番組表示部34を
備えており、図示しないが実際には加入者に応じた台数
がある。
【0035】時期情報記憶部31は、配布情報を受信す
ると、配布情報のうちの契約情報、送信時期情報及びデ
ジタル署名の復号化の後、契約情報内の端末IDが自己
の受信用端末30を示すか否かに関わらずに送信時期情
報を更新記憶する機能と、同期判定部により送信時期情
報の同期が確認されたとき、受信した端末IDが自己の
受信用端末30を示す契約情報のうち、番組情報ID及
びその契約済/解約済を保存する機能とをもっている。
【0036】同期判定部32は、契約情報内の端末ID
が自己の受信用端末30を示すとき、現在記憶されてい
る送信時期情報(以下、前回の更新内容という)と、新
たに受信した送信時期情報(以下、今回受信した送信時
期情報又は今回の受信内容(配布情報全体の場合)とい
う)との差分に基づいて、同期又は非同期を判定する機
能をもっている。具体的には、前回の更新内容と今回の
受信内容とが同じか又は今回の受信内容が後の時期を示
し、且つ前回と今回との各送信時期情報の差分が所定期
間以内のとき、同期と判定する機能をもっている。な
お、前回の更新内容は、契約情報が自己の端末装置を示
すか否かに関わらずに時期情報記憶部31に更新記憶さ
れた送信時期情報であり、今回の受信内容は、受信と更
新記憶との間で一時的に保持された送信時期情報を含む
配布情報である。所定期間は、解約済を示す契約情報
(解約情報)の送信期間に相当する値であり、予め受信
用端末30に設定される情報であるが、契約情報に付加
されて送信されてもよい。また、同期/非同期の判定
は、上述した判定内容と同様の結果を得る処理であれ
ば、各送信時期情報の差分に限らず、数学的又は論理的
に異なる手順を用いてもよい。例えば、前回と今回との
各送信時期情報の差分が所定期間以内か否かを判定する
処理に代えて、前回の送信時期情報が(今回の送信時期
情報−所定期間)より前か否かを判定する処理を実行し
てもよい。
【0037】また、同期判定部32は、非同期のときで
且つ前回の更新内容よりも今回の受信内容の方が過去
(前の時期)を示すとき、利用を停止させるための停止
信号を発生する機能と、非同期のときで且つ前回の更新
内容と今回の送信時期情報との差が所定期間を越えると
き、メッセージ表示信号を番組表示部34に送出する機
能をもっている。
【0038】利用許可部33は、時期情報記憶部31に
より更新記憶された前回の更新内容と今回の受信内容と
が所定期間以内で同期するとき、配布情報の利用を許可
し、この配布情報内の番組情報を番組表示部34に与え
る機能をもっている。また、利用の許可とは、単なる転
送機能でも良いが、ここでは、暗号化されて送信された
番組情報に対し、この番組情報を復号化する機能を使用
している。なお、暗号化及び複合化の構成は、周知のス
クランブル方式などが適宜使用可能であるため、説明を
省略する。
【0039】番組表示部34は、同期判定部32により
同期と判定され、利用許可部33を通して今回の受信内
容における番組情報を受けたとき、この番組情報を利用
して番組表示や音声出力を行なう機能と、同期判定部3
2から受けたメッセージ表示信号に基づいて、契約の更
新に関するメッセージを表示する機能とをもっている。
【0040】次に、以上のように構成された有料放送シ
ステムの動作を図3及び図4のフローチャートを用いて
説明する。いま、契約情報サーバ10は、加入者との契
約内容を示す契約情報を定期的に更新しながら保存する
と共に、契約開始時及び解約時の所定期間中、契約情報
を放送局20に送出している。また、放送局20は、契
約情報サーバ10から与えられる契約情報などを放送内
容に多重させて配布情報を作成し、この配布情報を放送
している。さらに、受信用端末30は、現在、電源がオ
フ状態であり、時期情報記憶部31が前回の電源のオン
状態時に受信した送信時期情報を前回の更新内容として
更新記憶しているとする。
【0041】ここで、受信用端末30は、図3に示すよ
うに、ユーザの操作により、電源がオン状態にされると
(ST1)、時期情報記憶部31により、現在受信した
配布情報のうち、契約情報、送信時期情報及びデジタル
署名が復号化され、デジタル署名が放送局20を示す旨
を確認した後、送信時期情報を今回の受信内容として取
得する(ST2)。
【0042】次に、同期判定部32は、時期情報記憶部
31内の契約情報の有/無を判定し(ST3)、契約情
報が無のときにはステップST7に進むが、契約情報が
有のとき、前回更新された送信時期情報と今回受信した
送信時期情報との差分に基づいて、前回更新された送信
時期情報が今回受信した送信時期情報よりも前の時期を
示すか否かを判定する(ST4)。
【0043】なお、ステップST4は、契約解約に伴う
契約情報(解約済)を受信して番組を視聴できなくなっ
た受信用端末30に対し、不正なユーザにより加入時の
契約情報(契約済)が再生されて送信される場合を想定
し、その再生された契約情報を検出して排除するための
処理である。よって、ステップST4の結果が“否”の
とき、同期判定部32は、今回受信した契約情報を含む
配布情報を一時的な記憶領域から削除して(時期情報記
憶部内の情報に反映させることなく)処理を終了する。
【0044】一方、ステップST4の結果が“前の時
期”を示すとき、同期判定部32は、前回と今回との両
送信時期情報の差分が所定期間以内にあるか否かを判定
し(ST5)、この判定結果が“否”のとき、一定時間
後に契約情報を無効化する設定と契約更新に関するメッ
セージ表示信号を発生して番組表示部34に送出する
(ST6)。
【0045】このステップST6は、長期間、受信用端
末30が契約情報を受信しないときの処理である。送信
時期情報を長期間にわたって受信しないとき、受信用端
末30への契約情報(解約済)の受信を回避した可能性
が高いので、前述したように、一定時間の後に契約情報
を無効化する。
【0046】また、番組表示部34は、メッセージ表示
信号に基づいて、例えば“契約を更新しますか”等の契
約更新に関するメッセージを表示し、設定によっては音
声ガイドを音声出力する。
【0047】契約情報の無効化を受信用端末30の表示
装置や音声出力で知ったユーザは、電話等により、現在
の契約情報の送信をシステム管理者に要求する。システ
ム管理者は、この要求に従い、現在の契約情報の送信要
求を契約情報サーバ10に入力する。なお、システム管
理者に代えて、電話機等により公衆回線を介して遠隔操
作可能な周知の入力装置を適用してもよい。
【0048】契約情報サーバ10は、入力された送信要
求を受けると、この受信用端末30の現在の契約情
報(;修正情報)を放送局20に送信する。放送局20
は、契約情報サーバ10から受けた契約情報を送信す
る。これらの処理により、受信用端末30では、現在の
契約情報を受信すると、後述するステップST13によ
り、保持する契約情報が現在の内容に更新されて有効に
なる。
【0049】一方、ステップST5の結果が“所定期間
以内にある”旨を示すとき、今回受信した送信時期情報
を“前回の更新内容”として更新記憶する(ST7)。
【0050】続いて、受信用端末30では、図4に示す
ように、受信終了か否かを判定し(ST8)、受信終了
のときには処理を終了し、否のときには契約情報を受信
して(ST9)、契約情報内の端末IDが自己の端末を
示すか否かを判定し(ST10)、否のときにはステッ
プST8に戻る。
【0051】また、ステップST10の結果が“自己の
端末”を示すとき、契約情報の内容が解約情報(解約
済)を示すか否(契約済)かを判定し(ST11)、解
約情報を示すときにはステップST13に進むが、否の
ときには同期判定部32が、前回更新された送信時期情
報が今回受信した送信時期情報よりも前の時期を示すか
否かを判定する(ST12)。
【0052】ここで、同期判定部32は、“否”のとき
には今回受信した契約情報を削除してステップST8に
戻るが、ステップST12の結果が“前の時期”を示す
とき、時期情報記憶部31が、今回受信した送信時期情
報を“前回の更新内容”として更新記憶すると共に(S
T13)、契約情報を保存する。
【0053】なお、ステップST12とステップST5
とは、同等の趣旨で実行されるので、一般にはいずれか
一方を省略しても不正を防止することができる。
【0054】また、ステップST13の完了後、利用許
可部33は、今回受信した配布情報の利用を許可し、配
布情報内の番組情報を復号化して番組表示部34に与え
る。番組表示部34は、この番組情報を利用して番組表
示や音声出力を行なう。
【0055】上述したように第1の実施形態によれば、
受信の回避又は電波の偽造があったとしても、受信用端
末30内に更新記憶された送信時期情報と放送局20か
ら受信した送信時期情報とが非同期となって番組情報の
利用が停止されるか、又は送信要求に基づく現在の契約
情報の受信により受信用端末30内の送信時期情報を修
正するので、受信用端末30がもつ情報の真正性を保証
することができる。
【0056】例えば、非同期のときで且つ前回の更新内
容よりも今回の受信内容の方が過去を示すとき、今回受
信した契約情報を削除するので、電波の偽造(再送信)
等の不正な操作による配布情報の利用を阻止することが
できる。また、非同期のときで且つ前回の更新内容と今
回の送信時期情報との差が所定期間を越えるとき、契約
の更新に関するメッセージ表示信号を発生するので、長
期間に亘って配布情報を利用しなかったユーザあるいは
受信の回避による不正を試みた者に対し、契約の更新を
促すことができる。
【0057】このように、受信用端末30では、受信し
た配布情報の連続性を監視することにより、受信用端末
30に更新記憶された最新の送信時期情報と受信した現
在の送信時期情報とが一定期間内で同期しているとき、
受信用端末30にて受信/保持する情報の真正性を保証
することができる。
【0058】一方、受信用端末30に更新記憶された最
新の送信時期情報と受信した現在の送信時期情報とが非
同期のとき、契約情報サーバ10から受信用端末30個
別の更新情報を受けて、受信用端末30内の契約情報や
送信時期情報を最新の内容に更新するので、所定期間を
越えて放送を視聴しなかった場合であっても、情報の真
正性の保証機能を復活させることができる。
【0059】このように、受信の回避又は電波の偽造な
どがあっても、解約時の契約情報(解約済)を受信用端
末30に確実に受信させることができるので、契約開始
時と解約時にのみ契約情報(契約済/解約済)を送信す
る有料放送システムを実現させることができる。
【0060】また、係る有料放送システムは、従来とは
異なり、年度末毎の更新情報の送信無しに受信用端末3
0を制御できるため、従来よりも送信される情報量を低
減させることができる。
【0061】また、電波を用いた有料放送システムに限
らず、電波などの如き、偽造や記録/再送信の容易な媒
体を通じて、時刻情報や時刻依存の情報を多数の受信用
端末30に確実に反映させるシステムを実現することが
できる。 (第2の実施形態)図5は本発明の第2の実施形態に係
る情報配布システムの適用された時刻保証システムの構
成を示す模式図である。この時刻保証システムは、基準
時放送局40と、基準時放送局40から離間して配置さ
れ、互いにネットワークを介して接続された時刻証明端
末50及び時刻保証サーバ60とを備えている。
【0062】ここで、基準時放送局40は、現在の時刻
を示す基準時刻情報を連続的に送信するものである。時
刻証明端末50は、内部時計51、受信部52、時刻証
明部53、情報要求部54、時刻設定部55及び証明停
止部56を備えている。内部時計51は、時刻保証サー
バ60のサーバ内時刻に基づく時刻が設定されると、こ
の設定された時刻から逐次、自律的に計時を行なうもの
であり、入力電圧の低下など、計時に異常を生じる可能
性(入力電圧の低下など)を検出したときには計時を停
止する機能をもっている。
【0063】受信部52は、基準時放送局40から送信
された基準時刻情報を受信して逐次、更新記憶するもの
である。
【0064】時刻証明部53は、受信部52に更新記憶
された基準時刻情報と内部時計51の計時内容とを比較
し、両者の差が一定範囲以内のとき、計時内容を有効と
証明するものである。
【0065】情報要求部54は、時刻証明部53による
比較の結果、両者の差が一定範囲を超えるとき、あるい
は基準時刻情報が一定時間以上受信されない状態又は内
部時計51による計時が停止した状態のいずれかの状態
から復帰したとき、時刻保証要求データ(送信要求)を
時刻保証サーバ60に送信するものである。なお、時刻
保証要求データは、図6に示すように、端末ID、内部
時計時刻、及び端末のデジタル署名(内部時計時刻に付
す)を含んで構成されている。
【0066】時刻設定部55は、時刻保証サーバ60か
ら受けた時刻保証データ内の基準時刻情報に基づいて、
内部時計51の時刻を設定するものである。
【0067】証明停止部56は、時刻設定部55による
設定をしても両者の差が一定範囲を超えるとき、受信部
52により基準時刻情報が一定時間以上受信されないと
き、あるいは内部時計51による計時が停止したとき、
時刻証明部53を停止させるものである。
【0068】一方、時刻保証サーバ60は、放送局から
送信された基準時刻情報を受信し、この基準時刻情報を
示すサーバ内時刻を逐次更新して保持する受信機能と、
時刻証明端末50から時刻保証要求データを受けると、
このサーバ内時刻を含む時刻保証データ(修正情報)を
時刻証明端末50に送信する応答機能とをもっている。
【0069】時刻保証データは、図7に示すように、時
刻証明端末50から受けた時刻保証要求データ、放送局
から送信された基準時刻情報を示すサーバ内時刻デー
タ、及びサーバのデジタル署名(サーバ内時刻データに
付す)から構成されている。
【0070】次に、以上のような時刻保証システムの動
作を図8のフローチャートを用いて説明する。いま、基
準時放送局40では、基準時刻情報を連続的に送信して
いる。時刻証明端末50では、内部時計51が逐次、計
時を行なっている。また、時刻保証サーバ60では、基
準時刻情報を受信して逐次、サーバ内時刻を更新してい
る。
【0071】このとき、時刻証明端末50では、情報要
求部54が、内部時計51の異常からの復帰か否かを判
定し(ST21)、否のときには基準時刻の受信不能状
態からの復帰か否かを判定し(ST22)、否のときに
は内部時計51の補正失敗からの復帰か否かを判定し
(ST23)、否のときには、時刻証明部53が、受信
部52に更新記憶された基準時刻情報と内部時計51の
計時内容とを比較して両者の差が一定範囲以内か否かを
判定する(ST24)。
【0072】ここで、時刻証明端末50では、ステップ
ST21〜ST23のいずれかにて“復帰”と判定した
とき又はステップST24にて“時刻の差が一定値を越
える”と判定したとき、情報要求部54が、現在の内部
時計51の時刻に端末のデジタル署名を付加した時刻保
証要求データを時刻保証サーバ60に送信する。
【0073】時刻証明端末50は、時刻保証要求データ
の送信後、内部時計51の計時停止しないことを監視し
つつ、時刻保証データの受信を待つ。計時が停止した場
合は時刻修正を中止する。
【0074】時刻保証サーバ60では、この時刻保証要
求データを受けると、時刻保証要求データ内のデジタル
署名が時刻証明端末50を示す旨を確認した後、時刻保
証要求データに対してサーバ内時刻とサーバのデジタル
署名を付加した時刻保証データを作成し、この時刻保証
データを時刻証明端末50に返信する。時刻証明端末5
0では、この時刻保証データを受けると、受信した時刻
保証データのデジタル署名が時刻保証サーバ60を示す
旨を確認した後、時刻保証要求データ内の内部時計時刻
と、時刻保証データ受信時の内部時計51の計時内容と
を比較し、両者の差が一定範囲以内であれば、真正の時
刻保証データを受信した可能性が高いため、この受信し
た時刻保証データのサーバ内時刻に基づいて、時刻設定
部55が、内部時計51の時刻を補正する(ST2
5)。
【0075】内部時計51の補正の後、時刻証明端末5
0では、証明停止部56が、前述同様に受信部52内の
基準時刻情報と内部時計51の計時内容とを比較して両
者の差が一定範囲以内か否かを判定し(ST26)、否
のとき、すなわち補正しても両者の差が一定範囲以内に
入らないとき、時刻証明部53の時刻証明機能を停止さ
せる。
【0076】また、ステップST26にて両者の差を一
定範囲以内と判定したとき、ステップ24に戻り、両者
の差が一定範囲以内であることを再度確認する。
【0077】次に、補正の有無によらず、ステップST
24にて両者の差が一定範囲以内であるとき、時刻証明
端末50では、証明停止部56が、内部時計51の計時
機能が正常か停止したかを判定し(ST27)、内部時
計51の計時機能が停止したときには時刻証明の機能を
停止するが、計時機能が正常のとき、基準時刻情報が受
信可能状態にあるか否かを判定する(ST28)。
【0078】ステップST28にて基準時刻情報が受信
不可能状態にあると判定したとき、時刻証明の機能を停
止するが、基準時刻情報を受信可能状態にあると判定し
たとき、電源オフか否かにより(ST29)、電源オフ
のときには時刻証明の機能を停止し、電源オフでないと
きにはステップST24に戻り、時刻証明部53の時刻
証明機能を継続させる。
【0079】上述したように第2の実施形態によれば、
第1の実施形態と同様に、受信の回避又は電波の偽造が
あったとしても、受信の回避に伴う基準時刻情報の受信
不可能状態により時刻証明部53が停止されるか、又は
電波の偽造に伴い、基準時放送局40から受信した基準
時刻情報と時刻証明端末50内に更新記憶された内部時
計時刻とが非同期となって時刻証明部53が停止される
ので、時刻証明端末50がもつ情報の真正性を保証する
ことができる。
【0080】すなわち、受信の回避又は電波の偽造など
があっても、基準時刻情報の受信の有無及び受信した基
準時刻情報と内部時計時刻との同期の確認により、受信
した基準時刻情報の連続性を監視するので、不正を容易
に検出して時刻証明機能を停止できると共に、時刻証明
端末50にて受信/保持する情報の真正性を保証でき、
もって、不正な操作をし難い時刻保証システムを実現さ
せることができる。
【0081】一方、内部時計51に更新記憶された内部
時計時刻と受信した現在の基準時刻情報とが非同期のと
き、時刻保証要求データに基づく時刻保証データ内のサ
ーバ内時刻の受信により時刻照明端末50内の内部時計
の設定時刻を修正するので、ステップST21〜ST2
3に示すように異常から復帰した際に、情報の真正性の
保証機能(時刻証明機能)を復活させることができる。
【0082】また、時刻保証要求データ及び時刻保証デ
ータは、デジタル署名が付加されて送信され、受信の際
にはデジタル署名による認証処理が行われるので、両デ
ータの改ざんによる不正を阻止でき、時刻を確実に補正
することができる。 (他の実施形態)上記第1の実施形態では、ステップS
T5にて前回と今回との各送信時期情報の差分が所定期
間以内にあるか否かを判定する処理を実行したが、これ
に代えて、ステップST5にて前回の送信時期情報が
(今回の送信時期情報−所定期間)より前か否かを判定
する処理を実行しても、本発明を同様に実施して同様の
効果を得ることができる。
【0083】また、上記第1の実施形態では、ステップ
ST12及びステップST5の両者を実行する場合につ
いて説明したが、これに限らず、両者のいずれか一方を
省略した構成としても、本発明を同様に実施して同様の
効果を得ることができる。
【0084】また、上記第1の実施形態では、送信要求
の送出機能を持たない構成の受信用端末30について説
明したが、これに限らず、送信要求の送出機能を持つ構
成の受信用端末30としても、本発明を同様に実施して
同様の効果を得ることができる。
【0085】また、上記第2の実施形態では、ステップ
ST21〜ST23の順に処理を実行したが、これに代
えて、任意の順序で各ステップST21〜ST23を実
行しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得るこ
とができる。なお、各ステップST27〜ST29も同
様に任意の順序で実行できる。
【0086】また、上記第2の実施形態では、ステップ
ST26の後にステップST24に戻る場合を説明した
が、これに代えて、ステップST26の後にステップS
T27に進む動作としても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
【0087】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信の回避又は電波の偽造があったとしても、端末装置が
もつ情報の真正性を保証し得る情報配布システム及び端
末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報配布システ
ムの適用された有料放送システムの構成を示す模式図
【図2】同実施形態における配布情報の構成を示す模式
【図3】同実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート
【図4】同実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート
【図5】本発明の第2の実施形態に係る情報配布システ
ムの適用された時刻保証システムの構成を示す模式図
【図6】同実施形態における時刻保証要求データを示す
模式図
【図7】同実施形態における時刻保証データを示す模式
【図8】同実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート
【符号の説明】
10…契約情報サーバ 20…放送局 30…受信用端末 31…時期情報記憶部 32…同期判定部 33…利用許可部 34…番組表示部 40…基準時放送局 50…時刻証明端末 51…内部時計 52…受信部 53…時刻証明部 54…情報要求部 55…時刻設定部 56…証明停止部 60…時刻保証サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J104 AA01 AA09 AA11 BA03 EA26 NA38 PA05 5K030 HA08 HB01 HB02 HC01 JL01 JT01 JT04 LD07 LD18 5K047 AA18 DD01 DD02 JJ00 9A001 JJ19 JJ27 KK60

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間情報を含む配布情報を連続的に送信
    する放送局と、 前記放送局から送信される配布情報を受信してその時間
    情報を更新記憶する機能を有し、現在記憶されている時
    間情報と新たに受信した時間情報とが一定範囲内で同期
    するとき、前記配布情報を利用可能とする端末装置とを
    備えたことを特徴とする情報配布システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報配布システムにお
    いて、 外部から受けた送信要求に基づいて、前記端末装置内に
    現在記憶されている時間情報を、新たに受信した時間情
    報と同期するように修正するための修正情報を前記端末
    装置宛に送信するサーバ装置を備えたことを特徴とする
    情報配布システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の情報配布
    システムにおいて、 前記配布情報は、利用可能な端末装置と番組情報とを示
    す契約情報及び前記時間情報を含んでおり、 前記時間情報は、前記放送局により配布情報が送信され
    た時期を示す送信時期情報であり、 前記現在記憶されている時間情報は、前記契約情報が自
    己の端末装置を示すか否かに関わらずに更新記憶された
    送信時期情報であり、 前記新たに受信した時間情報は、前記受信と前記更新記
    憶との間で一時的に保持された送信時期情報であり、 前記端末装置は、前記現在記憶されている送信時期情報
    と前記新たに受信した送信時期情報との差分に基づい
    て、前記同期又は非同期を判定する同期判定手段を備え
    たことを特徴とする情報配布システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報配布システムにお
    いて、 前記同期判定手段は、前記非同期のときで且つ現在記憶
    されている送信時期情報よりも新たに受信した送信時期
    情報の方が過去を示すとき、前記受信した契約情報を端
    末装置内部の情報に反映させないことを特徴とする情報
    配布システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の情報配布システムにお
    いて、 前記同期判定手段は、前記非同期のときで且つ前記現在
    記憶されている送信時期情報と前記新たに受信した送信
    時期情報との差が一定範囲を越えるとき、契約の更新に
    関するメッセージ表示信号を発生することを特徴とする
    情報配布システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の情報配布システムにお
    いて、 前記時間情報は、現在の時刻を示す基準時刻情報であ
    り、 前記修正情報は、前記基準時刻情報及び前記サーバ装置
    の識別情報を含んでおり、 前記端末装置は、 設定された時刻から逐次、計時を行なう計時手段と、 前記放送局から送信された配布情報を受信して前記基準
    時刻情報を更新記憶するための受信手段と、 前記受信手段により更新記憶された基準時刻情報と前記
    計時手段の計時内容とを比較し、両者の差が一定範囲内
    のとき、前記計時内容を有効と証明する時刻証明手段
    と、 前記両者の差が一定範囲を超えるとき、あるいは前記基
    準時刻情報が一定時間以上受信されない状態又は前記計
    時手段による計時が停止した状態のいずれかの状態から
    復帰したとき、前記送信要求を前記サーバ装置に送信す
    る情報要求手段と、 前記サーバ装置から送信された修正情報内の基準時刻情
    報に基づいて、前記計時手段の時刻を設定する時刻設定
    手段と、 前記時刻設定手段による設定をしても前記両者の差が一
    定範囲を超えるとき、前記受信手段により基準時刻情報
    が一定時間以上受信されないとき、あるいは前記計時手
    段による計時が停止したとき、前記時刻証明手段を停止
    させる証明停止手段とを備えたことを特徴とする情報配
    布システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報配布システムにお
    いて、 前記情報要求手段は、自己の端末装置のデジタル署名を
    含む前記送信要求を前記サーバ装置に与え、前記サーバ
    装置は、自己のデジタル署名を含む前記修正情報を送信
    することを特徴とする情報配布システム。
  8. 【請求項8】 時間情報を含んで連続的に送信される配
    布情報を受信するための端末装置であって、 前記配布情報を受信してその時間情報を更新記憶する時
    間情報記憶手段と、 前記時間情報記憶手段により現在記憶されている時間情
    報と新たに受信した時間情報とに基づいて、両者の同期
    又は非同期を判定する同期判定手段と、 前記同期判定手段による判定結果が同期を示すとき、前
    記配布情報の利用を許可する利用許可手段とを備えたこ
    とを特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の端末装置において、 前記配布情報は、利用可能な端末装置本体と番組情報と
    を示す契約情報及び前記時間情報を含んでおり、 前記時間情報は、前記配布情報が送信された時期を示す
    送信時期情報であり、 前記現在記憶されている時間情報は、前記契約情報が自
    己の端末装置を示すか否かに関わらずに更新記憶された
    時間情報であり、 前記新たに受信した時間情報は、前記受信と前記更新記
    憶との間で一時的に保持された送信時期情報であり、 前記同期判定手段は、前記判定を、前記現在記憶されて
    いる送信時期情報と前記新たに受信した送信時期情報と
    の差分に基づいて行なうことを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の端末装置において、 前記同期判定手段は、前記非同期のときで且つ前記現在
    記憶されている送信時期情報よりも前記新たに受信した
    送信時期情報の方が過去を示すとき、前記受信した契約
    情報を端末装置本体内部の情報に反映させないことを特
    徴とする端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の端末装置において、 前記同期判定手段は、前記非同期のときで且つ前記現在
    記憶されている送信時期情報と前記新たに受信した送信
    時期情報との差が一定範囲を越えるとき、契約の更新に
    関するメッセージ表示信号を発生することを特徴とする
    端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002063823A1 (fr) * 2001-02-08 2002-08-15 Sega Corporation Procede de communication de donnees confidentielles
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