JP2000221174A - コーティング状態把握検査装置及び方法 - Google Patents

コーティング状態把握検査装置及び方法

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JP2000221174A
JP2000221174A JP11022227A JP2222799A JP2000221174A JP 2000221174 A JP2000221174 A JP 2000221174A JP 11022227 A JP11022227 A JP 11022227A JP 2222799 A JP2222799 A JP 2222799A JP 2000221174 A JP2000221174 A JP 2000221174A
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JP
Japan
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transfer function
substrate
coated sheet
coating
output
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Application number
JP11022227A
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English (en)
Inventor
Junichi Honma
淳一 本間
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コーティングを施したシート状基材全体が所望
のコーティング状態になっているのか否かを、非破壊か
つ数値で正確に把握検査できる装置と方法を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】信号発生器の出力に応じて加振器によって
コーティングを施したシート状基材に振動を与え、その
振動によって生ずるコーティングを施したシート状基材
の変位および加速度を非接触型もしくは接触型変位セン
サによって測定し、信号発生器の出力と非接触型もしく
は接触型変位センサの測定出力とをFFT処理し比較し
て求められた伝達関数を、基本データと比較して、コー
ティングを施したシート状基材のコーティング状態を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティングを施
したシート状基材のコーティング状態を把握検査するコ
ーティング状態把握検査装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コーティングを施したシート状基材のコ
ーティング状態が所望する状態になっているかを否かを
判定する把握検査は、従来、前記コーティングを施した
シート状基材の1部を切り取って得た片の断面を顕微
鏡、X線分析、赤外分光分析などを用いて、コーティン
グ材の含浸の状態や浸透深さ又は塗布厚を測定したり、
切り取ったコーティングを施したシート状基材のコーテ
ィング面の表面状態を測定することによって行われてい
た。
【0003】従って、従来の把握検査では、被測定物で
あるコーティングを施したシート状基材の1部を切り取
って得た片を測定しているので、次の2つの問題があ
る。第1に、コーティングを施したシート状基材全体が
所望のコーティング状態になっているか否かの判断をす
ることは不可能である。第2に、非破壊で把握検査が行
えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためのもので、コーティングを施したシート状
基材全体が所望のコーティング状態になっているのか否
かを、非破壊かつ数値で正確に把握検査できる装置と方
法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を達成するために、まず請求項1の発明では、信号を
発生させる信号発生器と、信号発生器からの出力に応じ
てコーティングを施したシート状基材に振動を与える加
振器と、コーティングを施したシート状基材の変位およ
び加速度を測定する非接触型もしくは接触型変位センサ
と、信号発生器の出力と非接触型もくは接触型変位セン
サの測定出力とをFFT処理し比較して伝達関数を求め
るFFTアナライザとを備える測定システムと、求めら
れた伝達関数を、基本データと比較して、コーティング
を施したシート状基材のコーティング状態を判定する比
較手段とを備える解析システムと、を具備することを特
徴とするコーティシグ状態把握検査装置としたものであ
る。
【0006】また請求項2の発明では、上記基本データ
が、所望のコーティング状態を持つコーティングを施し
たシート状基材に対して、上記測定システムによって得
られた伝達関数であることを特徴とする請求項1記載の
コーティング状態把握検査装置としたものである。
【0007】また請求項3の発明では、信号発生器の出
力に応じて加振器によってコーティングを施したシート
状基材に振動を与え、その振動によって生ずるコーティ
ングを施したシート状基材の変位および加速度を非接触
型もしくは接触型変位センサによって測定し、信号発生
器の出力と非接触型もしくは接触型変位センサの測定出
力とをFFT処理し比較して伝達関数を求める測定工程
と、求められた伝達関数を、基本データと比較して、コ
ーティングを施したシート状基材のコーティング状態を
判定する解析工程と、を具備することを特徴とするコー
ティング状態把握検査方法としたものである。
【0008】また請求項4の発明では、上記基本データ
が、所望のコーティング状態を持つコーティングを施し
たシート状基材に対して、上記測定工程よって得られた
伝達関数であることを特徴とする請求項3記載のコーテ
ィング状態把握検査方法としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0010】図1は、本発明装置の構成図である。但
し、図1の中で、点線の部分は、本発明装置に含まれな
い。すなわち、点線で表されたコーティングを施された
シート状基材は、把握検査の対象である。実線の矢印は
電気的な信号またはデジタルな情報の流れを表し、点線
の矢印は物理的に及ぽされる力を表現している。本発明
装置は、測定システム1と解析システム2とを具備す
る。測定システム1は、信号発生器と、アンプと、加振
器と、変位センサと、FFTアナライザとを具備する。
解析システム2は、比較手段と記憶手段とを具備する。
【0011】以下、図2のフローチャートを用いて、本
発明装置が行う本発明方法の処理の流れを説明する中
で、本発明装置を構成する各部の詳細とその働きを明ら
かにする。なお、測定システム1は以下のSTEP1〜
4を、解析システム2は以下のSTEP5〜6を実行す
る.
【0012】S(STEP)1;信号発生器の出力をア
ンプに通して所望のレベルに増幅して加振器に入力す
る。これによって加振器は、コーティングを施されたシ
ート状基材を励起して振動させる。
【0013】S(STEP)2;コーティングを施され
たシート状基材の振動によって生じる変位と加速度を、
1カ所又は複数箇所について接触型又は非接触型変位セ
ンサで測定する。
【0014】S(STEP)3;接触型又非接触型セン
サの測定出力と信号発生器の出力とをFFTアナライザ
で同期をとり、比較することにより、信号発生器とコー
ティングを施されたシート状基材との間での伝達関数を
求める。
【0015】S(STEP)4;FFTアナライザは、
求めた伝達関数を、比較手段に渡す。
【0016】S(STEP)5;比較手段は、記憶手段
に保管されている基本データを、読み込む。この基本デ
ータは、予め、所望のコーティング状態を持つコーティ
ングを施されたシート状基材対して、測定システム1が
実行する上記STEPl〜4で得た伝達関数である。
【0017】S(STEP)6;比較手段は、FFTア
ナライザから受け取った伝達関数と、記憶手段から読み
込んだ基本データとを比較して、コーティングを施され
たシート状基材のコーティング状態を判定する。
【0018】ここで、把握検査の対象であるコーティン
グを施されたシート状基材について説明する。シート状
基材は、紙、プラスチックフィルム、金属箔など、シー
ト状であれば、何でも良い。また、コーティング材は、
シート状基材にコーティング可能ならば、その化学的組
成、物理的構造その他は問わない。さらに、コーティン
グ方法としては、エアドクタコーティング、ブレードコ
ーティング、ロッドコーティング、ナイフコーティン
グ、スクイズコーティング、含浸コーティング、リバー
スロールコーティング、トランスファコーティング、グ
ラビアコーティング、キスコーティング、キャストコー
ティング、スプレイコーティング、カレンダーコーティ
ング、押し出しコーティング、蒸着コーティングなど、
その方法は問わない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、本発明
は、コーティングを施したシート状基材全体が所望のコ
ーティング状態になっているのか否かを、非破壊かつ数
値で正確に把握検査できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成図。
【図2】本発明装置が実行する本発明方法の処理の流れ
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…測定システム 2…解析システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号を発生させる信号発生器と、信号発生
    器からの出力に応じてコーティングを施したシート状基
    材に振動を与える加振器と、コーティングを施したシー
    ト状基材の変位および加速度を測定する非接触型もしく
    は接触型変位センサと、信号発生器の出力と非接触型も
    くは接触型変位センサの測定出力とをFFT処理し比較
    して伝達関数を求めるFFTアナライザとを備える測定
    システムと、 求められた伝達関数を、基本データと比較して、コーテ
    ィングを施したシート状基材のコーティング状態を判定
    する比較手段とを備える解析システムと、 を具備することを特徴とするコーティシグ状態把握検査
    装置。
  2. 【請求項2】上記基本データが、所望のコーティング状
    態を持つコーティングを施したシート状基材に対して、
    上記測定システムによって得られた伝達関数であること
    を特徴とする請求項1記載のコーティング状態把握検査
    装置。
  3. 【請求項3】信号発生器の出力に応じて加振器によって
    コーティングを施したシート状基材に振動を与え、その
    振動によって生ずるコーティングを施したシート状基材
    の変位および加速度を非接触型もしくは接触型変位セン
    サによって測定し、信号発生器の出力と非接触型もしく
    は接触型変位センサの測定出力とをFFT処理し比較し
    て伝達関数を求める測定工程と、 求められた伝達関数を、基本データと比較して、コーテ
    ィングを施したシート状基材のコーティング状態を判定
    する解析工程と、 を具備することを特徴とするコーティング状態把握検査
    方法。
  4. 【請求項4】上記基本データが、所望のコーティング状
    態を持つコーティングを施したシート状基材に対して、
    上記測定工程よって得られた伝達関数であることを特徴
    とする請求項3記載のコーティング状態把握検査方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004026485A (ja) * 2001-08-21 2004-01-29 Canon Inc 信号出力装置、シート材の種類判別装置、画像形成装置、及びシート材の種類判別方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004026485A (ja) * 2001-08-21 2004-01-29 Canon Inc 信号出力装置、シート材の種類判別装置、画像形成装置、及びシート材の種類判別方法

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