JP2000218261A - 重金属除去方法 - Google Patents
重金属除去方法Info
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- JP2000218261A JP2000218261A JP11018233A JP1823399A JP2000218261A JP 2000218261 A JP2000218261 A JP 2000218261A JP 11018233 A JP11018233 A JP 11018233A JP 1823399 A JP1823399 A JP 1823399A JP 2000218261 A JP2000218261 A JP 2000218261A
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- heavy metal
- electrode
- heavy metals
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 様々な地域の汚染土壌に対して直接的か
つ簡易的に適用でき、経済的にも大きな負担を伴うこと
なく、また、汚泥に含まれる重金属をも効率的に除去で
きる方法を提供する。 【解決手段】 重金属で汚染された土壌2に土壌用電極
9を配置し、吸着材7で周囲を覆われた誘引用電極8を
土壌2と隣接するように配置し、錯化剤を土壌2へ混入
することで重金属を錯化させた状態にし、土壌用電極9
と誘引用電極8との間に電位差を与えることにより、土
壌2中の錯化された重金属を誘引用電極8方向に移動を
促進させ、吸着材7で捕捉するようにした。
つ簡易的に適用でき、経済的にも大きな負担を伴うこと
なく、また、汚泥に含まれる重金属をも効率的に除去で
きる方法を提供する。 【解決手段】 重金属で汚染された土壌2に土壌用電極
9を配置し、吸着材7で周囲を覆われた誘引用電極8を
土壌2と隣接するように配置し、錯化剤を土壌2へ混入
することで重金属を錯化させた状態にし、土壌用電極9
と誘引用電極8との間に電位差を与えることにより、土
壌2中の錯化された重金属を誘引用電極8方向に移動を
促進させ、吸着材7で捕捉するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌中に含まれる
重金属を除去する方法に関するものである。
重金属を除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 土壌を汚染する有害金属としてPb、
Cr、Cd、Cuなどの重金属が挙げられる。これら重
金属は、工場排水、生活排水等が土壌へ流入したり、上
下水道の汚泥や湖沼の底泥等を還元使用したりすること
で、土壌中に残留し、自然賦存量を越えた重金属濃度と
なる場合がある。このように多量な重金属が残留する
と、土壌の生態系を破壊し、土壌に生息する植物、土壌
生物、ひいては人体までに悪影響を及ぼすものといわれ
ている。
Cr、Cd、Cuなどの重金属が挙げられる。これら重
金属は、工場排水、生活排水等が土壌へ流入したり、上
下水道の汚泥や湖沼の底泥等を還元使用したりすること
で、土壌中に残留し、自然賦存量を越えた重金属濃度と
なる場合がある。このように多量な重金属が残留する
と、土壌の生態系を破壊し、土壌に生息する植物、土壌
生物、ひいては人体までに悪影響を及ぼすものといわれ
ている。
【0003】そのため、重金属による土壌汚染対策の一
つとして、土壌中の重金属を、植物や土壌生物に摂取さ
れないような金属化合物に変える方法が採られている。
即ち、重金属を不溶化状態にするために、生石灰やリン
酸塩を土壌に投与するものである。この対策では重金属
が不溶化状態となっているので植物等の摂取は防止され
るものの、重金属自体は土壌中から除去されないため、
汚染前の状態に土壌を回復させるものではない。
つとして、土壌中の重金属を、植物や土壌生物に摂取さ
れないような金属化合物に変える方法が採られている。
即ち、重金属を不溶化状態にするために、生石灰やリン
酸塩を土壌に投与するものである。この対策では重金属
が不溶化状態となっているので植物等の摂取は防止され
るものの、重金属自体は土壌中から除去されないため、
汚染前の状態に土壌を回復させるものではない。
【0004】また、汚染土壌から重金属を除去する方法
としては、例えば、金属イオン補足剤を混入した水溶液
中に、汚染土壌を投入し撹拌することで重金属を沈殿除
去したり、汚染土壌を水性スラリーとし、その中に金属
イオン補足剤を混合して、重金属を沈殿除去するものが
ある。しかしながら、このような除去方法では、基本的
に所定量の土壌を採取して処理槽内で行うため、処理対
象である汚染土壌を除去設備まで運搬するか、汚染され
ている地域ごとに除去設備を設ける必要があり、様々な
地域で汚染されている土壌を処理する場合には必ずしも
好ましいものとはいえない。そして、この除去方法で
は、水溶液中で沈殿処理を行うものであるため大量の汚
染土壌を処理するには、大規模な除去設備を必要とし、
経済的にも好ましいものとはいえない。
としては、例えば、金属イオン補足剤を混入した水溶液
中に、汚染土壌を投入し撹拌することで重金属を沈殿除
去したり、汚染土壌を水性スラリーとし、その中に金属
イオン補足剤を混合して、重金属を沈殿除去するものが
ある。しかしながら、このような除去方法では、基本的
に所定量の土壌を採取して処理槽内で行うため、処理対
象である汚染土壌を除去設備まで運搬するか、汚染され
ている地域ごとに除去設備を設ける必要があり、様々な
地域で汚染されている土壌を処理する場合には必ずしも
好ましいものとはいえない。そして、この除去方法で
は、水溶液中で沈殿処理を行うものであるため大量の汚
染土壌を処理するには、大規模な除去設備を必要とし、
経済的にも好ましいものとはいえない。
【0005】更に、上下水道の汚泥や都市ゴミ処理の結
果生じるコンポストにも、比較的多量な重金属を含んで
いることが指摘されており、これらが畑地等に還元使用
されることにより重金属による土壌汚染が拡散する問題
がある。このような上下水道の汚泥から重金属を除去す
る技術については、本発明者の知る限りにおいても効率
的なものがなく、湖沼等の底泥における重金属除去と同
様に早期に解決すべき課題とされている。
果生じるコンポストにも、比較的多量な重金属を含んで
いることが指摘されており、これらが畑地等に還元使用
されることにより重金属による土壌汚染が拡散する問題
がある。このような上下水道の汚泥から重金属を除去す
る技術については、本発明者の知る限りにおいても効率
的なものがなく、湖沼等の底泥における重金属除去と同
様に早期に解決すべき課題とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情を背景になされたもので、様々な地域の汚染土壌
に対して直接的かつ簡易的に適用でき、経済的にも大き
な負担を伴うことなく、また、汚泥に含まれる重金属を
も効率的に除去できる方法を提供せんとするものであ
る。
な事情を背景になされたもので、様々な地域の汚染土壌
に対して直接的かつ簡易的に適用でき、経済的にも大き
な負担を伴うことなく、また、汚泥に含まれる重金属を
も効率的に除去できる方法を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、重金属で汚染された土壌に土壌用電
極を配置するとともに吸着材で周囲を覆われた誘引用電
極を該土壌と隣接するように配置し、錯化剤を該土壌へ
混入することで重金属を錯化させた状態にし、土壌用電
極と誘引用電極との間に電位差を与えることにより、土
壌中の錯化された重金属を誘引用電極方向に移動を促進
させ、吸着材で捕捉するようにした。
めに、本発明では、重金属で汚染された土壌に土壌用電
極を配置するとともに吸着材で周囲を覆われた誘引用電
極を該土壌と隣接するように配置し、錯化剤を該土壌へ
混入することで重金属を錯化させた状態にし、土壌用電
極と誘引用電極との間に電位差を与えることにより、土
壌中の錯化された重金属を誘引用電極方向に移動を促進
させ、吸着材で捕捉するようにした。
【0008】通常、土壌中の重金属は自由に移動できる
状態ではないが、本発明のように重金属を錯体にして土
壌へ電位差を与えると、比較的容易に土壌内を移動でき
るようになる。即ち、錯体の極性と電位差とにより、土
壌中での重金属の移動を促進し、吸着材により錯体とな
った重金属を捕捉することができるのである。本発明で
は、土壌中の重金属を直接移動させ、吸着材で捕捉する
ものであるから、汚染土壌に直接的に適用して除去処理
を行うことができる。本発明における重金属除去方法を
行う場合、土壌用電極及び誘引用電極の配置と土壌への
錯化剤の混入との順序は、特に前後しても構わない。そ
れは、順序が異なったとしても、土壌中の重金属が錯化
された状態で、土壌に電位差が与えらる状態が実現され
ておれば、重金属の除去が行えるからである。
状態ではないが、本発明のように重金属を錯体にして土
壌へ電位差を与えると、比較的容易に土壌内を移動でき
るようになる。即ち、錯体の極性と電位差とにより、土
壌中での重金属の移動を促進し、吸着材により錯体とな
った重金属を捕捉することができるのである。本発明で
は、土壌中の重金属を直接移動させ、吸着材で捕捉する
ものであるから、汚染土壌に直接的に適用して除去処理
を行うことができる。本発明における重金属除去方法を
行う場合、土壌用電極及び誘引用電極の配置と土壌への
錯化剤の混入との順序は、特に前後しても構わない。そ
れは、順序が異なったとしても、土壌中の重金属が錯化
された状態で、土壌に電位差が与えらる状態が実現され
ておれば、重金属の除去が行えるからである。
【0009】そして、本発明の重金属除去方法は、汚泥
のような多量の水分を含んでいる土壌に適用すると、水
分除去をも合わせて行うことが可能となる。即ち、汚泥
に電位差を与えることは、水の一部を電気分解すること
にもなるためである。従って、汚泥のような比較的水分
量の多い土壌に対して本発明の重金属除去方法を適用す
ると、重金属を除去すると共に水分量を減少できるの
で、除去処理後の汚泥の取り扱いも容易にすることがで
きる。
のような多量の水分を含んでいる土壌に適用すると、水
分除去をも合わせて行うことが可能となる。即ち、汚泥
に電位差を与えることは、水の一部を電気分解すること
にもなるためである。従って、汚泥のような比較的水分
量の多い土壌に対して本発明の重金属除去方法を適用す
ると、重金属を除去すると共に水分量を減少できるの
で、除去処理後の汚泥の取り扱いも容易にすることがで
きる。
【0010】本発明において、吸着材で覆われた誘引用
電極を土壌と隣接するように配置するとは、土壌と吸着
材との境界で錯化された重金属の移動を阻止したり、土
壌用電極と誘引用電極との導通性を妨げることないよう
に配置されること意味するものである。そして、本発明
における吸着材とは、錯化された重金属を吸着できる機
能を有しているものをいい、例えば、多孔質な鉱物や木
質材等が挙げられる。
電極を土壌と隣接するように配置するとは、土壌と吸着
材との境界で錯化された重金属の移動を阻止したり、土
壌用電極と誘引用電極との導通性を妨げることないよう
に配置されること意味するものである。そして、本発明
における吸着材とは、錯化された重金属を吸着できる機
能を有しているものをいい、例えば、多孔質な鉱物や木
質材等が挙げられる。
【0011】本発明において用いる錯化剤は、重金属を
錯体とすることができる溶液であり、キレート溶液も含
むものである。土壌を汚染している重金属がPb、C
r、Cd、Cuである場合には、錯化剤としてアンモニ
ア溶液やエチレンジアンミン四酢酸(EDTA)溶液を
用いることができる。特に、自然環境への影響を配慮す
る場合には、アンモニア溶液を用いることが好ましい。
アンモニアは、土壌中に残留しても土壌微生物によって
分解され硝酸化したり、植物や土壌微生物に吸着され再
び有機窒素化合物に変化されるので、土壌生態系への影
響が少ないためである。
錯体とすることができる溶液であり、キレート溶液も含
むものである。土壌を汚染している重金属がPb、C
r、Cd、Cuである場合には、錯化剤としてアンモニ
ア溶液やエチレンジアンミン四酢酸(EDTA)溶液を
用いることができる。特に、自然環境への影響を配慮す
る場合には、アンモニア溶液を用いることが好ましい。
アンモニアは、土壌中に残留しても土壌微生物によって
分解され硝酸化したり、植物や土壌微生物に吸着され再
び有機窒素化合物に変化されるので、土壌生態系への影
響が少ないためである。
【0012】本発明の重金属除去方法では、吸着材とし
て木炭を用いることが好ましく、特に、針葉樹を用いて
熱変換(炭化)した木炭を用いることがより好ましい。
木炭は多孔質で優れた吸着機能を有するものであり、さ
らに、針葉樹を炭化して得られる木炭は、広葉樹のもの
比較すると、木材繊維方向と直交する断面で均一な大き
さの細孔が形成され易く、錯体を吸着する能力が非常に
優れているからである。また、針葉樹を用いて熱変換
(炭化)して得られる木炭は、熱変換温度(炭化温度)
によって細孔サイズが変化するため、重金属の種類に応
じ、重金属を選別して吸着できる細孔を比較的容易に付
与することができる。従って、土壌中の重金属の種類に
合わせた細孔を付与した状態の木炭を使用すれば、土壌
中の特定の重金属を効率よく吸着して捕捉することが可
能となる。
て木炭を用いることが好ましく、特に、針葉樹を用いて
熱変換(炭化)した木炭を用いることがより好ましい。
木炭は多孔質で優れた吸着機能を有するものであり、さ
らに、針葉樹を炭化して得られる木炭は、広葉樹のもの
比較すると、木材繊維方向と直交する断面で均一な大き
さの細孔が形成され易く、錯体を吸着する能力が非常に
優れているからである。また、針葉樹を用いて熱変換
(炭化)して得られる木炭は、熱変換温度(炭化温度)
によって細孔サイズが変化するため、重金属の種類に応
じ、重金属を選別して吸着できる細孔を比較的容易に付
与することができる。従って、土壌中の重金属の種類に
合わせた細孔を付与した状態の木炭を使用すれば、土壌
中の特定の重金属を効率よく吸着して捕捉することが可
能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の重金属除去方法を
用いた最適と思われる発明の実施形態について説明す
る。
用いた最適と思われる発明の実施形態について説明す
る。
【0014】第一実施形態: 第一実施形態は、重金属
で汚染された土地に直接適用するのに好適な本発明の重
金属除去方法を示すものである。図1及び図2には、第
一実施形態における土壌断面図及び土壌平面図を示して
いる。先ず、重金属に汚染された土地Gに、約1m深さ
の直方体状の吸着区画部1となる穴を処理土壌2を挟む
ように対向して2箇所に形成した。吸着区画部1は、処
理土壌2から吸着区画部1へ液体の移動が可能な濾過板
3を処理土壌2側に配置され、吸着区画部1の底側には
排水室4が形成されるよう網板5を設けた。また、吸着
区画部1及び処理土壌2の外周及び底部には、防水材6
を配置することにより外側の土壌と隔離されるようにし
た。
で汚染された土地に直接適用するのに好適な本発明の重
金属除去方法を示すものである。図1及び図2には、第
一実施形態における土壌断面図及び土壌平面図を示して
いる。先ず、重金属に汚染された土地Gに、約1m深さ
の直方体状の吸着区画部1となる穴を処理土壌2を挟む
ように対向して2箇所に形成した。吸着区画部1は、処
理土壌2から吸着区画部1へ液体の移動が可能な濾過板
3を処理土壌2側に配置され、吸着区画部1の底側には
排水室4が形成されるよう網板5を設けた。また、吸着
区画部1及び処理土壌2の外周及び底部には、防水材6
を配置することにより外側の土壌と隔離されるようにし
た。
【0015】吸着区画部1には、針葉樹を約600℃、
2時間で熱変換(炭化)し、直径1mm程度の大きさに
粉砕した木炭7を充填した。吸着区画部1及び処理土壌
2には、網板5近傍深さまでの長さを有する金属板を電
極として挿入し、吸着区画部1の方が正極8、処理土壌
2の方が負極9となるように図示せぬ供給電源と接続し
た。
2時間で熱変換(炭化)し、直径1mm程度の大きさに
粉砕した木炭7を充填した。吸着区画部1及び処理土壌
2には、網板5近傍深さまでの長さを有する金属板を電
極として挿入し、吸着区画部1の方が正極8、処理土壌
2の方が負極9となるように図示せぬ供給電源と接続し
た。
【0016】錯化剤はアンモニア水(0.2N濃度)を
用い、土壌容量100部に対して錯化剤の容量で30部
相当を、処理土壌2上方のスプレー10により散布して
処理土壌2へ混入した。そして、電極間には、約3Vの
定電圧を与え、電位差が処理土壌2内に生じるようにし
た。錯化剤は4時間置きに散布し、この状態で約48時
間処理して重金属除去処理を行った。排水室4に流出し
てくる液体は、排水室4に接続した図示せぬ吸引ポンプ
を使用することにより回収した。48時間経過後、処理
土壌2上方のスプレー10より水を散布し、1日間放置
後、処理土壌2内の水分(液体)を排水室4に流出さ
せ、その後、吸着区画部1の木炭7を回収し、処理土壌
2中の重金属濃度を測定した。
用い、土壌容量100部に対して錯化剤の容量で30部
相当を、処理土壌2上方のスプレー10により散布して
処理土壌2へ混入した。そして、電極間には、約3Vの
定電圧を与え、電位差が処理土壌2内に生じるようにし
た。錯化剤は4時間置きに散布し、この状態で約48時
間処理して重金属除去処理を行った。排水室4に流出し
てくる液体は、排水室4に接続した図示せぬ吸引ポンプ
を使用することにより回収した。48時間経過後、処理
土壌2上方のスプレー10より水を散布し、1日間放置
後、処理土壌2内の水分(液体)を排水室4に流出さ
せ、その後、吸着区画部1の木炭7を回収し、処理土壌
2中の重金属濃度を測定した。
【0017】第一実施形態で用いた汚染土壌の重金属初
期濃度は、Cr 53mg/kg乾土、Cu 68mg
/kg乾土、Cd 7mg/kg乾土の状態であった。
そして、第一実施形態での重金属除去処理を行った結
果、処理土壌2中の重金属濃度は、Cr6mg/kg乾
土、Cu10mg/kg乾土、Cd0.5mg/乾土ま
で減少していることが確認された。
期濃度は、Cr 53mg/kg乾土、Cu 68mg
/kg乾土、Cd 7mg/kg乾土の状態であった。
そして、第一実施形態での重金属除去処理を行った結
果、処理土壌2中の重金属濃度は、Cr6mg/kg乾
土、Cu10mg/kg乾土、Cd0.5mg/乾土ま
で減少していることが確認された。
【0018】第二実施形態: 第二実施形態は、比較的
大量の土壌を処理する場合或いは汚泥のような比較的水
分量の多い土壌を処理する場合に好適な本発明の重金属
除去方法である。第二実施形態は、図3に示すような土
壌充填槽11と木炭吸着槽12とを交互に複数連結して
なる重金属除去装置13を用いるものである。土壌充填
槽11は約3m3の容量で、土壌充填槽11に隣接して
設置される木炭吸着槽12は約1m3の容量の各槽を交
互に配置されるよう形成した。各土壌充填槽11と各木
炭吸着槽12の壁面14及び底面15は防水材を内張り
したコンクリートによって形成されており、土壌充填槽
11と木炭吸着槽12との隣接する境界は、液体が両槽
間を移動できるように濾過板16で仕切るものとした。
また、木炭吸着槽12の底側には、液体の流下できる網
板17を設け、排水室18が形成されるようにした。土
壌充填槽11には重金属を含む処理土壌19を充填し、
木炭吸着槽12には第一実施形態のものと同様の木炭2
0を充填した。さらに、土壌充填槽11と木炭吸着槽1
2の各々には、金属板の電極を各一枚づつ挿入し、図3
のように交互に負極21、正極22となるようにし、図
示せぬ供給電源と接続して配置した。
大量の土壌を処理する場合或いは汚泥のような比較的水
分量の多い土壌を処理する場合に好適な本発明の重金属
除去方法である。第二実施形態は、図3に示すような土
壌充填槽11と木炭吸着槽12とを交互に複数連結して
なる重金属除去装置13を用いるものである。土壌充填
槽11は約3m3の容量で、土壌充填槽11に隣接して
設置される木炭吸着槽12は約1m3の容量の各槽を交
互に配置されるよう形成した。各土壌充填槽11と各木
炭吸着槽12の壁面14及び底面15は防水材を内張り
したコンクリートによって形成されており、土壌充填槽
11と木炭吸着槽12との隣接する境界は、液体が両槽
間を移動できるように濾過板16で仕切るものとした。
また、木炭吸着槽12の底側には、液体の流下できる網
板17を設け、排水室18が形成されるようにした。土
壌充填槽11には重金属を含む処理土壌19を充填し、
木炭吸着槽12には第一実施形態のものと同様の木炭2
0を充填した。さらに、土壌充填槽11と木炭吸着槽1
2の各々には、金属板の電極を各一枚づつ挿入し、図3
のように交互に負極21、正極22となるようにし、図
示せぬ供給電源と接続して配置した。
【0019】錯化剤としては、第一実施形態と同様のア
ンモニア水(0.2N濃度)を用い、土壌容量100部
に対して錯化剤の容量で30部相当を、土壌充填槽11
上方のスプレー23より散布することで処理土壌19に
混入させた。電極間には、約5Vの定電圧を与え、電位
差が生じるようにした。錯化剤は4時間置きに散布し、
この状態で約48時間の重金属除去処理を行った。網板
17を通過して排水室18に流出してくる液体は、排水
室18に接続した図示せぬ吸引ポンプを使用することに
より回収した。48時間経過後、土壌充填槽11上方の
スプレー23より水を散布し、1日間放置して土壌充填
槽11内の水分(液体)を排水室18へ流出させ、その
後、土壌充填槽11内にある処理土壌19の重金属濃度
を測定した。
ンモニア水(0.2N濃度)を用い、土壌容量100部
に対して錯化剤の容量で30部相当を、土壌充填槽11
上方のスプレー23より散布することで処理土壌19に
混入させた。電極間には、約5Vの定電圧を与え、電位
差が生じるようにした。錯化剤は4時間置きに散布し、
この状態で約48時間の重金属除去処理を行った。網板
17を通過して排水室18に流出してくる液体は、排水
室18に接続した図示せぬ吸引ポンプを使用することに
より回収した。48時間経過後、土壌充填槽11上方の
スプレー23より水を散布し、1日間放置して土壌充填
槽11内の水分(液体)を排水室18へ流出させ、その
後、土壌充填槽11内にある処理土壌19の重金属濃度
を測定した。
【0020】第二実施形態で用いた汚染土壌の重金属初
期濃度は、Cr53mg/kg乾土、Cu68mg/k
g乾土、Cd7mg/kg乾土の状態であった。そし
て、第二実施形態による重金属除去処理を行った結果、
処理土壌中の重金属濃度は、Cr6mg/kg乾土、C
u10mg/kg乾土、Cd0.5mg/乾土まで減少
していることが確認された。
期濃度は、Cr53mg/kg乾土、Cu68mg/k
g乾土、Cd7mg/kg乾土の状態であった。そし
て、第二実施形態による重金属除去処理を行った結果、
処理土壌中の重金属濃度は、Cr6mg/kg乾土、C
u10mg/kg乾土、Cd0.5mg/乾土まで減少
していることが確認された。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明による重金属
除去方法によると、重金属で汚染された様々な地域の土
壌に対して、その場所で直接的且つ簡易的に適用でき、
経済的にも大きな負担を伴わず、土壌中から重金属を除
去することができる。そして、汚泥のような水分を多く
含む土壌からも効率的に重金属を除去することができ、
汚泥の水分をも同時に減少させることが可能となる。
除去方法によると、重金属で汚染された様々な地域の土
壌に対して、その場所で直接的且つ簡易的に適用でき、
経済的にも大きな負担を伴わず、土壌中から重金属を除
去することができる。そして、汚泥のような水分を多く
含む土壌からも効率的に重金属を除去することができ、
汚泥の水分をも同時に減少させることが可能となる。
【図1】第一実施形態における土壌断面図。
【図2】第一実施形態における土壌平面図。
【図3】第二実施形態における重金属除去装置の断面概
略図。
略図。
1 吸着区画部 2 処理土壌 3 濾過板 4、18 排水室 5、17 網板 6 防水材 7、20 木炭 8、22 正極 9、21 負極 10、23 スプレー 11 土壌充填槽 12 木炭吸着槽 G 土地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA02 AA41 AB03 AC07 CA34 CA44 CA47 CC03 CC06
Claims (2)
- 【請求項1】 重金属で汚染された土壌に土壌用電極を
配置するとともに吸着材で周囲を覆われた誘引用電極を
該土壌と隣接するように配置し、錯化剤を該土壌へ混入
することで重金属を錯化させた状態にし、土壌用電極と
誘引用電極との間に電位差を与えることにより、土壌中
の錯化された重金属を誘引用電極方向に移動を促進さ
せ、吸着材で捕捉するようにしたものである重金属除去
方法。 - 【請求項2】 吸着材は、木炭である請求項1に記載の
重金属除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1999
- 1999-01-27 JP JP11018233A patent/JP2000218261A/ja active Pending
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