JP2000215853A - 無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ装置 - Google Patents

無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ装置

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JP2000215853A
JP2000215853A JP11015197A JP1519799A JP2000215853A JP 2000215853 A JP2000215853 A JP 2000215853A JP 11015197 A JP11015197 A JP 11015197A JP 1519799 A JP1519799 A JP 1519799A JP 2000215853 A JP2000215853 A JP 2000215853A
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discharge lamp
frequency power
electrodeless discharge
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Yosuke Hirao
洋佐 平尾
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NIPPON PHOTO SCIENCE KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 誘導性負荷をなくし、給電する高周波電力の
反射を防ぎ、無電極放電ランプに有効に高周波電力を給
電する。 【解決手段】 水銀を封入ガスの1構成要素とした放電
管1と、放電管の外周に巻回した複数個のコイル2a〜
2cと、複数個のコイルを並列に接続する1対の導体3
a,3bと、複数個のコイルの1個以上に並列に接続し
たl個または複数個のコンデンサ4aとを具備して、1
対の導体の任意の1対の給電点5a,5bへ高周波電力
を給電して点灯するについて、1対の給電点において高
周波電力の周波数を共振させる。更に、1対の導体にお
ける1対の給電点に出力端を接続した整合装置7と、整
合装置の入力端に出力端を接続した高周波電源装置11
とを具備し、l対の導体の任意のl対の給電点へ高周波
電力を給電して点灯するについて、1対の給電点におい
て高周波電力の周波数を共振させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水銀を封入ガスの
1構成要素とした放電管に複数個のコイルを巻回し、放
電管を点灯させる無電極放電ランプおよび無電極放電ラ
ンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水銀を封入ガスの1構成要素とし
た放電管に複数個のコイルを巻回した無電極放電ランプ
および無電極放電ランプ装置としては、特開昭62−1
63297号に示すように、放電管に外周に巻回して並
列に接続した複数個のコイルから成る無電極放電ランプ
に高周波電力を高周波電源から直接給電しているものが
あった。
【0003】この無電極放電ランプおよび無電極放電ラ
ンプ装置では、高周波電力の周波数は明記されていない
が、工業、科学、医療用途等に割り当てられた13.5
6MHzの使用が周知であり、この場合、無電極放電ラ
ンプを前述したような周波数で用いると、誘導性負荷と
なり、給電された高周波電力は反射して、無電極放電ラ
ンプに有効に給電されないという間題があった。
【0004】他の従来の無電極放電ランプおよび無電極
放電ランプ装置としては、特開平10−134777号
に示すように、1個の放電管に複数個のコイルを巻回し
た無電極放電ランプであって、放電管内に各々複数個の
コイルと結合している複数個の発光領域が存在し、この
ような発光領域分離は無電極放電ランプの発光効率を抑
制するものであるので、放電管内に1個の発光領域を生
じさせるようにして発光効率を向上させようとするもの
であったが、高周波電力を無電極放電ランプへ高効率に
給電するという課題は達成できなかった。
【0005】さらに、前述した後者の例においては、高
周波電力はリード線を経由して放電管に巻回され全数並
列に接続された複数個のコイルに給電しており、高周波
電力は等価的に、リード線のインダクタンスと複数個の
コイルのインダクタンスとの直列接続に給電されている
ために、高周波電力はリード線のインダクタンスと複数
個のコイルのインダクタンスとで分割逓減されて放電管
に給電されるために、高効率な給電がなされていない間
題があった。
【0006】さらに、前述した後者の例では、高周波電
力はリード線を経由して、全数並列に接続された複数個
のコイルと、複数個のコイルの少なくとも両端のコイル
に並列または直列に接続された複数個のコンデンサとか
ら構成された複合回路に接続されているので、この複数
個のコンデンサは、複数個のコイルのうちで隣接する片
方のコイルとしか電磁結含をしていない両端のコイルの
インダクタンスを、隣接する両方のコイルと電磁結合を
している他のコイルのインダクタンスに合わせた値に調
整し、各コイルから発生する電磁力を均一にし、放電管
内に1個の発光領域を有する放電を生じさせて、発光効
率を向上させようとしている。
【0007】したがって、この複合回路は誘導性であっ
て、等価的なインダクタンスを有しており、高周波電力
は等価的にリード線のインダクタンスと複合回路の等価
インダクタンスとの直列接続に給電されているために、
高周波電力はリード線のインダクタンスと複合回路の等
価インダクタンスとの直列接続で分割逓減されて放電管
に給電されて高効率な給電がなされていない問題があっ
た。
【0008】さらに、前述した双方の従来例では、前述
のような間題があるため、リード線を短くしてインダク
タンスを少なくする必要があり、リード線の長さを必要
に応じて任意に設定することが困難であるという間題も
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水銀を封入
ガスの1構成要素とした放電管に複数個のコイルを巻回
した無電極放電ランプまたは無電極放電ランプ装置に対
して高周波電力を高効率に給電することに目的がある。
【0010】また、本発明は、無電極放電ランプおよび
無電極放電ランプ装置で用いる周波数の誘導性負荷をな
くし、給電する高周波電力の反射を防ぎ、無電極放電ラ
ンプに有効に高周波電力を給電することに目的がある。
【0011】さらに、本発明は、高周波電力をリード線
のインダクタンスと複数個のコイルのインダクタンスと
の直列接続で分割逓減することなく、1対の導体の任意
の1対の給電点へ給電して高効率な高周波電力の給電を
行うことに目的がある。
【0012】さらに、本発明は、リード線を短くしてイ
ンダクタンスを少なくすることなく、リード線の長さを
必要に応じて任意の長さに設定することに目的がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、無電極放電ラ
ンプに関するもので、水銀を封入ガスの1構成要素とし
た放電管と、放電管の外周に巻回された複数個のコイル
と、複数個のコイルを並列に接続する1対の導体と、複
数個のコイルの1個以上に並列に接続されたl個または
複数個のコンデンサとを具備しており、1対の導体の任
意の1対の給電点へ高周波電力を給電して点灯するにつ
いて、1対の給電点において高周波電力の周波数に共振
させることに特徴がある。
【0014】また、本発明は、前述した無電極放電ラン
プの高周波電力の周波数を13MHz以上14MHz未
満とし、電力を複数個のコイルの数に40を乗じた数値
以上でかつ220を乗じた数値以下の値にすることに特
徴がある。
【0015】さらに、本発明は、無電極放電ランプ装置
に関するもので、水銀を封入ガスの1構成要素とした放
電管と、放電管の外周に巻回された複数個のコイルと、
複数個のコイルを並列に接続する1対の導体と、複数個
のコイルの1個以上に並列に接続した1個または複数個
のコンデンサと、1対の導体における1対の給電点に出
力端を接続した整合装置と、整合装置の入力端に出力端
を接続した高周波電源装置とを具備し、l対の導体の任
意のl対の給電点へ高周波電力を給電して点灯するにつ
いて、1対の給電点において高周波電力の周波数に共振
させることに特徴がある。
【0016】さらに、本発明は、前述した無電極放電ラ
ンプ装置の整含装置として、入力端と出力端の間に、整
合コンデンサ、または整合コンデンサと整合コイルの直
列接続を具備することに特徴がある。
【0017】さらに、本発明は、前述した無電極放電ラ
ンプ装置の高周波電力の周波数を13MHz以上14M
Hz未満とし、電力を複数個のコイルの数に40を乗じ
た数値以上でかつ220を乗じた数値以下の値にするこ
とに特徴がある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の無電極放電ランプの実施
態様の一例を図面にしたがって説明すると、図1に示す
ように、放電管1と複数個のコイル2a、b、c、d、
eと1対の導体3a、bと1個のコンデンサ4と1対の
給電点5a、bとによって無電極放電ランプ6を構成す
るが、コイル2の数は目的に応じて適宜選択すればよ
い。
【0019】図1では、1個のコンデンサ4をコイル2
aに並列に接続して、1対の給電点5a、bをコイル2
aの近傍に設定しているが、図2に示すように、1個の
コンデンサ4をコイル2eに並列に接続してもよく、そ
の他、1個のコンデンサ4を複数個のコイル2a、b、
c、d、eのうち、何れのl個のコイルに接続してもよ
い。
【0020】図3では複数個のコイル2a、b、c、
d、e全部に、コンデンサ4a、b、c、d、eを接続
しており、図4では両端のコイル2aおよび2eにコン
デンサ4aおよび4eが接続されており、図5では両端
のコイル2aおよび2eにコンデンサ4aおよび4eを
接続し、1対の給電点5a、bは複数個のコイル2a、
b、c、d、eの中央部に設定しているが、複数個のコ
イル2と1個または複数個のコンデンサ4との組み合わ
せおよび1対の導線3上の1対の給電点5の位置は任意
にしてよい。
【0021】前述した図1〜5のいずれの場合にも、1
対の給電点5a、bにおいて高周波電力の周波数に共振
しているため、高周波電力を給電するリード線(図示し
ていない)のインダクタンスと前記複数個のコイル2
a、b、c、d、eの等価インダクタンスとの直列接続
で分割逓減されて放電管1に給電されることはないの
で、無電極放電ランプ6の放電管1ヘ高周波電力を高効
率に給電する。
【0022】図1と2の場合においては、1対の導体3
a、bが長いと、複数個のコイル2a、b、c、d、e
の個々が1個のコンデンサ4と接続される長さが順次長
くなり、1対の導体3a、bのインダクタンスが直列に
挿入されて高周波電力を分割逓減する量が順次多くなる
ために、損失が順次漸増して、放電が順次暗くなること
も起こり得る。
【0023】前述したようなことが想定される場合に
は、図3や4に示すように、複数個のコイル2ab、
c、d、eの両端部、あるいは何れか複数部に、並列に
複数個のコンデンサ4a、b、c、d、eの何れかを接
続して、個別に共振回路を構成することによって、高周
波電力が1対の導体3a、bのインダクタンスと複数個
のコイル2a、b、c、d、eの何れかのコイルのイン
ダクタンスとの直列接続で分割逓減されて放電管1に給
電されることを阻止して、無電極放電ランプの放電管1
ヘ高周波電力を一段と高効率に給電でき、特に、図4の
場合にはコンデンサ4の数が少なくて済み実用的であ
る。
【0024】図1〜4の場合は、無電極放電ランプの放
電管1の端部に1対の給電点5a、bを具備するが、図
5に示すように、1対の給電点5a、bを放電管1の中
央部から給電してもかまわないし、また、図1〜5の場
合において、1個または複数個のコンデンサ4a、b、
c、d、eの何れかには、可変容量コンデンサ、または
可変容量コンデンサと固定容量コンデンサとの組み合わ
せを用いることによって、無電極放電ランプの放電管1
の1対の給電点5a、5bにおける共振の状態を最適に
調整してもよい。
【0025】本発明の無電極放電ランプ装置の実施態様
の一例を図6にしたがって説明すると、無電極放電ラン
プ6の1対の給電点5a、bと整合装置7は、出力端子
8a、bにおいて、リード線9a、bによって接続され
ており、整合装置7は入力同軸端子10において高周波
電源装置11と同軸ケーブル12によって接続されてお
り、整合装置7により無電極放電ランプ6の1対の給電
点5a、bと高周波電源装置11とのインピーダンス整
合をして、高周波電力が1対の給電点5a、bにおいて
反射しない、放電管ヘ高周波電力を一層高効率に給電す
る簡便な構成にする。
【0026】図7は、本発明で使用する整合装置の実施
態様の一例であって、整合装置7の内部には、一端を入
力の同軸端子10の中心端子に接続され、他端を出力端
子8aに接続される整合コンデンサ13と、一端を入力
同軸端子10のア一ス端子に接続され、他端を出力端子
8bに接続される導線14とを具備しており、導線14
は整合装置7の金属ケースを利用してもよい。
【0027】図8は、本発明で使用する整合装置の実施
態様の他の一例であって、整合コンデンサ13と直列に
整合コイル15を具備しており、整合装置7により1対
のリード線9a、bのインダクタンスを打ち消するとと
もに無電極放電ランプ6のl対の給電点5a、bのイン
ピーダンスと高周波電源装置11の出力インピーダンス
との整合を簡単に調整する
【0028】なお、前述した整合コンデンサ13とし
て、可変容量コンデンサ、または可変容量コンデンサと
固定容量コンデンサとの組み合わせを用いてもよく、無
電極放電ランプ6の1対の給電点5a、bのインピーダ
ンスと高周波電源装置11の出力インピーダンスとの整
合を最適に調整できる。
【0029】また、図1〜5の無電極放電ランプ6の1
対の給電点5a、bにおいても高周波電力の周波数に共
振しており、かつ、整合装置7により、無電極放電ラン
プ6の1対の給電点5a、bのインピーダンスと高周波
電源装置11の出力インピーダンスとの整合がなされて
いるのでリード線9a、bの長さを任意に設定すればよ
い。
【0030】本発明の無電極放電ランプの一例である直
径60mm長さ500mmの放電管1を用いて、コイル
2の並列個数を5個とした無電極放電ランプの高周波入
力電力に対する出力特性を示すと、図9のように紫外線
発光の回路効率は460Wの時に最高になり、この最高
値に対して、入力電力を200Wに、または1100W
にした時の回路効率は相対的に71%になり、入力電力
1100Wの時、共振回路の温度上昇は200℃以下で
あり何ら危険性はなく、入力電力を増加していくと11
00Wで紫外線出力は最大となり、これ以上の増加は無
意味である。
【0031】従って、入力電力の上限は1100Wであ
り、また、入力電力を200Wより減少させていくと、
回路効率と紫外線出力は激減を始め、実用上好ましくな
く、入力電力の下限は200Wであり、さらに、直径8
0mm、長さ600mmの放電管1を用いて、コイル3
の並列個数を6個とした無電極放電ランプは、高周渡入
力電力として最大1300Wまで使用することができ
る。
【0032】本発明の無電極放電ランプ6は、前述した
ように水銀を封入ガスの1構成要素とした放電管1と、
放電管1の外周に巻回された複数個のコイル2と、複数
個のコイル2を並列に接続する1対の導体3と、複数個
のコイル2の1個以上に並列に接続されたl個または複
数個のコンデンサ4とを具備するもので、1対の導体3
の任意の1対の給電点5へ高周波電力を給電して点灯
し、1対の給電点において高周波電力の周波数に共振さ
せることに特徴がある。
【0033】すなわち、リード線9を経由して1対の給
電点5に給電されている高周波電力は、リード線9のイ
ンダクタンスと複数個のコイル2の等価インダクタンス
との直列接続で分割逓減して放電管1に給電されること
はないので、放電管1ヘ高周波電力を高効率に給電でき
る。
【0034】しかし、複数個のコイル2の個数を多く設
定すると、1対の導体3の寸法を長くせざるを得なくな
ることもあるので、このような場合、必要に応じて、複
数個のコイル2の両端部、あるいは何れか複数部に、並
列に複数個のコンデンサ4を具備して、個別に共振回路
を構成すればよい。
【0035】1対の導体3のインダクタンスが、複数個
のコイル2に直列に接続する影響を無くすかあるいは低
減でき、高周波電力は1対の導体3のインダクタンスと
複数個のコイル2の何れかのコイル2のインダクタンス
との直列接続で分割逓減して放電管1に給電されること
はないので、放電管1ヘ高周波電力を高効率に給電でき
る。
【0036】なお、1個または複数個のコンデンサ4の
何れかとして、可変容量コンデンサ、または可変容量コ
ンデンサと固定容量コンデンサとの組み合わせを用いて
もよく、これによって無電極放電ランプ6のl対の給電
点5において共振の状態を最適に調整してもよい。
【0037】また、本発明は、前述した無電極放電ラン
プ6の高周波電力の周波数を13MHz以上14MHz
未満とし、電力を複数個のコイル4の数に40を乗じた
数値以上で、かつ、220を乗じた数値以下の値にする
ことに特徴がある。
【0038】さらに、本発明は、無電極放電ランプ装置
に関するもので、無電極放電ランプ6と、無電極放電ラ
ンプ6の1対の給電点5に出力端を接続された整合装置
7と、整合装置7の入力端に出力端を接続した高周波電
源装置11とを具備することに特徴があって、整合装置
7により、無電極放電ランプ6の1対の給電点5のイン
ピーダンスと高周波電源装置の出力インピーダンスとの
インピーダンス整合をするものであって、このような構
成により、高周波電源装置の出力端より出た高周波電力
を1対の給電点5で反射させることなく、無電極放電ラ
ンプ6に給電して、一層の高効率を得るものである。
【0039】さらに、本発明は、無電極放電ランプ装置
に関するものであり、入力端と出力端の間に、整合コン
デンサ13または整合コンデンサ13と整合コイル15
の直列接続を具備することに特徴があり、整合装置7の
出力端から無電極放電ランプ6の1対の給電点5へ接続
されるリード線9のインダクタンスは、整合コンデンサ
13に対して直列に挿入され、打ち消されるとととも
に、無電極放電ランプ6の1対の給電点5のインピーダ
ンスと高周波電源装置11の出力インピーダンスとのイ
ンピーダンス整合をして、放電管1ヘの高周波電力の給
電を一層の高効率を保ちながら簡便な構成にするもので
ある。
【0040】なお、無電極放電ランプ装置の整合コンデ
ンサ13としては、可変容量コンデンサ、または可変容
量コンデンサと固定容量コンデンサの組み合わせを用い
ることによって、無電極放電ランプ6の1対の給電点5
のインピーダンスと高周波電源装置の出力インピーダン
スとの整合を最適に調整してもよい。
【0041】また、無電極放電ランプ装置は、無電極放
電ランプ6の前記1対の給電点5において高周波電力の
周波数に共振しており、かつ、無電極放電ランプ6の1
対の給電点5のインピーダンスと高周波電源装置の出力
インピーダンスとのインピーダンス整合がなされている
ので、整合装置7の出力端から無電梅放電ランプ6の1
対の給電点5へ接続されるリード線9の長さを任意にで
きる。
【0042】さらに、本発明は無電極放電ランプ装置の
周波数を13MHz以上14MHz未満、電力を前記複
数個のコイル2の数に40を乗じた数値以上で、かつ、
220を乗じた数値以下の値である高周波電力で無電極
放電ランプ6へ給電することに特徴があって、水銀を封
入した放電管1の紫外線出力は、放電管1へ給電される
電力密度が大きくなるととともに増加の割合が減少して
いき、ある電力密度を越えるとかえって減少するように
なる。
【0043】本発明の無電極ランプでは、最大1W/1
cmの電力密度まで給電することができ、この時、無
電極放電ランプ6の温度上昇を最高200℃までに抑え
ればよく、また、本発明の無電極放電ランプ6へは2k
Wまでの高周波電力を給電することができ、これによっ
て共振回路の損失電力を120W以下、すなわち、給電
される最大電力に対する比率を6%以下に抑えることが
できる。
【0044】周知のように、共振回路の損失電力(Pl
で表示する)は、共振回路固有の値である無負荷時のQ
(無負荷Qと称し、Quで表示する)と、負荷が接続さ
れた時すなわち放電動作時のQ(負荷Qと称し、Qlで
表示する)と、放電へ給電する電力すなわち共緩回路へ
の入力電力(Pinで表示する)とにより、次式で表され
る。 Pl=(Ql/Qu)Pin 本発明の無電極放電ランプは、前述のように、前記1対
の給電点において共振していて、この共振回路では、無
負荷Qとして100以上を容易に得ることができたの
で、損失電力を6%以下に抑えるためには負荷Qを6以
下に設定した。
【0045】図10の回路において、C0は共振コンデ
ンサL0は放電管に巻回された1次コイルのインダクタ
ンスであり、R0は共振回路の固有の抵抗でωL0/Qu
で定義され、Mは共振コイルと2次コイルの相互インダ
クタンスで結含係数kを用いてM2=k202で表さ
れ、放電は等価的に1次コイルに結合された1回巻のイ
ンダクタンスL2である2次コイルと、この2次コイル
に接続された抵抗R1である負荷抵抗で表される。
【0046】図10の回路は、その他に共振コンデンサ
0と、等価インダクタンスLと、等価抵抗R1を用い
た図11の回路に変換される。これにおいて負荷Qは次
式で表される。
【0047】
【数1】
【0048】ここで、1次コイルは、1対の導体3によ
り並列に接続された複数個のコイル2を等価的にl個の
コイルで表したものである。放電管1内の放電は等価的
に見て、複数個のコイル2と各々結合された複数個の1
回巻のコイルと、複数個の1回巻のコイルに各々接続さ
れた複数個の抵抗で表される。これらをさらに等価的に
見ると、1個の1回巻の2次コイルとそれに接続された
負荷抵抗とで表される。
【0049】本発明では、測定によると、複数個の1回
巻のコイル相互間の結合を無視することができ、2次コ
イルは複数個の1回巻のコイルの全数並列接続と等価で
あり、。また、負荷抵抗は複数個の1回巻のコイルに各
々接続された複数個の抵抗の全数並列接続と等価であっ
た。
【0050】複数個をn個とし、複数個の1回巻のコイ
ルのインダクタンスをL2Oで表すと、2次コイルの等価
インダクタンスL2は次式で表された。 L2 = L20 / n および、放電の半径をrで表すと、L20は次式で表され
た。ここでαとβを計算上の定数とした。 L20 = α(r/β)2 また、放電の電界強度は前記入力電力によらず一定であ
ると見なして差し支えなく、これにより負荷抵抗の抵抗
値R2は次式で表された。ここで、γを計算上の定数と
した。 R2 = γ(r2/Pin)
【0051】以上の基礎的回路の計算式と測定値を用い
て数値計算をした結果を図12に示すが、周波数は1
3.56MHzとし、13MHz以上14MHz未満で
あれば適用でき、また、図12の結果にランプの寸法、
および1次コイルのインダクタンスに対する依存性は現
れなかった。
【0052】図12の結果よりQL≦6の範囲を満たす
コイル並列個数と入力電力との関係を図13に示す。こ
れにより無電極放電装置のコイル並列個数nと入力電力
Pinの適正範囲は次式で表された。 40n ≧ Pin ≦ 220n すなわち、コイルの並列個数に40を乗じた数値以上
で、かつ、220を乗じた数値以下の入力電力が高効率
を得るための適正範囲であり、これは実際の動作とよく
一致し、無電極放電ランプに高周波電力を一層高効率に
給電することができた。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、無電極放電ランプは1
対の給電点において、高周波電力の周波数に共振してい
るので、給電のためにリード線を用いた場合、高周波電
力はリード線のインダクタンスと複数個のコイルの等価
インダクタンスとの直列接続で分割逓減されて放電管に
給電されることはないので、無電極放電ランプに高周波
電力を高効率に給電できる。
【0054】また、本発明によると、必要に応じて、複
数個のコイルの両端部、あるいは何れか複数部に、並列
に複数個のコンデンサを具備して、個別に共振回路を構
成することができるので、1対の導体のインダクタンス
は複数個のコイルに直列に接続する影響を無くすかある
いは低減できて、高周波電力は1対の導体のインダクタ
ンスと複数個のコイルの何れかのコイルのインダクタン
スとの直列接続で分割逓減されて放電管に給電されるこ
とはないので、無電極放電ランプに高周波電力を一段と
高効率に給電できる。
【0055】さらに、本発明によると、1個または複数
個のコンデンサの何れかに、可変容量コンデンサまたは
可変容量コンデンサと固定容量コンデンサとの組み合わ
せたものを用いた場合、無電極放電ランプの1対の給電
点において共振の状態を最適に調整することができるの
で、無電極放電ランプに高周波電力をより高効率に給電
できる。
【0056】さらに、本発明によると、無電極放電ラン
プの1対の給電点と高周波電源装置との間に整合装置を
具備した場合、1対の給電点のインピーダンスと高周波
電源装置の出力インピーダンスとのインピーダンス整合
がなされることにより、高周波電源装置の出力端より出
た高周波電力は1対の給電点で反射されることなく、無
電極放電ランプへ給電されるので、無電極放電ランプに
高周波電力をより一層高効率に給電できる。
【0057】さらに、本発明によると、整含装置とし
て、入力端と出力端の間に、整合コンデンサまたは整合
コンデンサと整合コイルの直列接続を具備する場合、整
合装置の出力端から無電極放電ランプの1対の給電点へ
接続されるリード線のインダクタンスは前記整合コンデ
ンサに対して、直列に挿入され、打ち消されるとととも
に、無電極放電ランプの1対の給電点のインピーダンス
と高周波電源装置の出力インピーダンスとのインピーダ
ンス整合がなされ、無電極放電ランプに高周波電力を最
も高効率に給電できるとともに、簡便な構成が得られ
る。
【0058】さらに、本発明によると、無電極放電ラン
プの1対の給電点において高周波電力の周波数に共振し
ており、かつ、無電極放電ランプの1対の給電点のイン
ピーダンスと高周波電源装置の出力インピーダンスとの
インピ一ダンス整合がなされているので、整合装置の出
力端から無電極放電ランプの1対の給電点へ接続される
リード線の長さを任意に設定することができる。
【0059】さらに、本発明によると、周波数を13M
Hz以上14MHz未満であって、電力を複数個のコイ
ルの数に40を乗じた数値以上で、かつ、220を乗じ
た数値以下の値である高周波電力を、無電極放電ランプ
ヘ給電することによって、無電極放電ランプを1対の給
電点において、高周波電力の周波数に対して最適の共振
状態において作動しえるので、無電極放電ランプに高周
波電力を最高に高効率に給電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電管に巻回した複数個のコイルの一端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図2】放電管に巻回した複数個のコイルの他端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図3】放電管に巻回した複数個のコイルの各端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図4】放電管に巻回した複数個のコイルの両端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図5】放電管に巻回した複数個のコイルの両端に1個
のコンデンサを接続するとともに、1対の給電点を複数
個のコイルの中央部に設定した状態を示す無電極放電ラ
ンプの説明図である。
【図6】無電極放電ランプの1対の給電点と整合装置7
を出力端子においてリード線によって接続するととも
に、整合装置を入力同軸端子において高周波電源装置と
同軸ケーブルによって接続した状態を示す無電極放電ラ
ンプ装置の説明図である。
【図7】整合コンデンサを具備した状態を示す整合装置
の説明図である。
【図8】整合コンデンサと整合コイルとを具備した状態
を示す整合装置の説明図である。
【図9】無電極放電ランプの高周波入力電力に対する出
力特性を示すグラフである。
【図10】共振コンデンサと共振回路の固有の抵抗と1
次コイルのインダクタンスと1次コイルに結合された1
回巻のインダクタンスと2次コイルに接続された抵抗を
用いた共振回路の説明図である。。
【図11】共振コンデンサと共振回路の固有の抵抗と等
価インダクタンスと等価抵抗を用いた共振回路の説明図
である。
【図12】高周波入力電力に対する負荷を示すグラフで
ある。
【図13】QL≦6の範囲を満たすコイル並列個数と入
力電力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 放電管 2 コイル 3 1対の導体 4 コンデンサ 5 1対の給電点 6 無電極放電ランプ 7 整合装置 8 出力端子 9 リード線 10 入力同軸端子 11 高周波電源装置 12 同軸ケーブル 13 整合コンデンサ 14 導線 15 整合コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月13日(1999.7.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】1対の導体3のインダクタンスが、複数個
のコイル2に直列に接続する影響を無くすかあるいは低
減でき、高周波電力は1対の導体3のインダクタンスと
複数個のコイル2の何れかのコイル2のインダクタンス
との直列接続で分割逓減して放電管1に給電されること
はないので、放電管1ヘ高周波電力を高効率に給電でき
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】しかし、複数個のコイル2の個数を多く設
定すると、1対の導体3の寸法を長くせざるを得なくな
ることもあるので、このような場合、必要に応じて、複
数個のコイル2の両端部、あるいは何れか複数部に、並
列に複数個のコンデンサ4を具備して、個別に共振回路
を構成すればよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】さらに、本発明は、無電極放電ランプ装置
に関するもので、無電極放電ランプ6と、無電極放電ラ
ンプ6の1対の給電点5に出力端を接続された整合装置
7と、整合装置7の入力端に出力端を接続した高周波電
源装置11とを具備することに特徴があって、整合装置
7により、無電極放電ランプ6の1対の給電点5のイン
ピーダンスと高周波電源装置の出力インピーダンスとの
インピーダンス整合をするものであって、このような構
成により、高周波電源装置11の出力端より出た高周波
電力を1対の給電点5で反射させることなく、無電極放
電ランプ6に給電して、一層の高効率を得るものであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】さらに、本発明は、無電極放電ランプ装置
に関するものであり、整合装置7の入力端と出力端の間
に、整合コンデンサ13または整合コンデンサ13と整
合コイル15の直列接続を具備することに特徴があり、
整合装置7の出力端から無電極放電ランプ6の1対の給
電点5へ接続されるリード線9のインダクタンスは、整
合コンデンサ13に対して直列に挿入され、打ち消され
るととともに、無電極放電ランプ6の1対の給電点5の
インピーダンスと高周波電源装置11の出力インピーダ
ンスとのインピーダンス整合をして、放電管1ヘの高周
波電力の給電を一層の高効率を保ちながら簡便な構成に
するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】なお、無電極放電ランプ装置の整合コンデ
ンサ13としては、可変容量コンデンサ、または可変容
量コンデンサと固定容量コンデンサの組み合わせを用い
ることによって、無電極放電ランプ6の1対の給電点5
のインピーダンスと高周波電源装置11の出力インピー
ダンスとの整合を最適に調整してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】また、無電極放電ランプ装置は、無電極放
電ランプ6の前記1対の給電点5において高周波電力の
周波数に共振しており、かつ、無電極放電ランプ6の1
対の給電点5のインピーダンスと高周波電源装置11
出力インピーダンスとのインピーダンス整合がなされて
いるので、整合装置7の出力端から無電梅放電ランプ6
の1対の給電点5へ接続されるリード線9の長さを任意
にできる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】本発明の無電極ランプでは、最大1W/1
cmの電力密度まで給電することができ、この時、無
電極放電ランプ6の温度上昇を最高200℃までに抑え
ればよかった。また、本発明の無電極放電ランプ6へは
2kWまでの高周波電力を給電することができ、このた
めに共振回路の損失電力を120W以下、すなわち、給
電される最大電力に対する比率を6%以下に抑え
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】周知のように、共振回路の損失電力(PL
で表示する)は、共振回路固有の値である無負荷時のQ
(無負荷Qと称し、QUで表示する)と、負荷が接続さ
れた時すなわち放電動作時のQ(負荷Qと称し、QL
表示する)と、放電へ給電する電力すなわち共緩回路へ
の入力電力(Pinで表示する)とにより、次式で表され
る。 PL=(QL/QU)Pin
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】図10の回路において、C0は共振コンデ
ンサL0は放電管に巻回された1次コイルのインダクタ
ンスであり、R0は共振回路の固有の抵抗でωL0/QU
で定義され、Mは共振コイルと2次コイルの相互インダ
クタンスで結含係数kを用いてM2=k202で表さ
れ、放電は等価的に1次コイルに結合された1回巻のイ
ンダクタンスL2である2次コイルと、この2次コイル
に接続された抵抗R 2 である負荷抵抗で表される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】図12の結果よりQL≦6の範囲を満たす
コイル並列個数と入力電力との関係を図13に示す。こ
れにより無電極放電装置のコイル並列個数nと入力電力
Pinの適正範囲は次式で表された。 40n Pin ≦ 220n
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】放電管に巻回した複数個のコイルの一端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図2】放電管に巻回した複数個のコイルの他端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図3】放電管に巻回した複数個のコイルの各端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図4】放電管に巻回した複数個のコイルの両端に1個
のコンデンサを接続した状態を示す無電極放電ランプの
説明図である。
【図5】放電管に巻回した複数個のコイルの両端に1個
のコンデンサを接続するとともに、1対の給電点を複数
個のコイルの中央部に設定した状態を示す無電極放電ラ
ンプの説明図である。
【図6】無電極放電ランプの1対の給電点と整合装置7
を出力端子においてリード線によって接続するととも
に、整合装置を入力同軸端子において高周波電源装置と
同軸ケーブルによって接続した状態を示す無電極放電ラ
ンプ装置の説明図である。
【図7】整合コンデンサを具備した状態を示す整合装置
の説明図である。
【図8】整合コンデンサと整合コイルとを具備した状態
を示す整合装置の説明図である。
【図9】無電極放電ランプの高周波入力電力に対する出
力特性を示すグラフである。
【図10】共振コンデンサと共振回路の固有の抵抗と1
次コイルのインダクタンスと1次コイルに結合された1
回巻のインダクタンスと2次コイルに接続された抵抗を
用いた共振回路の説明図である。。
【図11】共振コンデンサと共振回路の固有の抵抗と等
価インダクタンスと等価抵抗を用いた共振回路の説明図
である。
【図12】無電極放電ランプの高周波入力電力に対する
負荷を示すグラフである。
【図13】QL≦6の範囲を満たすコイル並列個数と
電極放電ランプの高周波入力電力との関係を示すグラフ
である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水銀を封入ガスの1構成要素とした放電
    管と、放電管の外周に巻回された複数個のコイルと、複
    数個のコイルを並列に接続する1対の導体と、複数個の
    コイルの1個以上に並列に接続した1個または複数個の
    コンデンサとを具備し、l対の導体の任意のl対の給電
    点へ高周波電力を給電して点灯するについて、1対の給
    電点において高周波電力の周波数に共振させることに特
    徴がある無電極放電ランプ。
  2. 【請求項2】 高周波電力の周波数を13MHz以上1
    4MHz未満とし、電力を複数個のコイルの数に40を
    乗じた数値以上で、かつ、220を乗じた数値以下の値
    にすることに特徴がある請求項1記載の無電極放電ラン
  3. 【請求項3】 水銀を封入ガスの1構成要素とした放電
    管と、放電管の外周に巻回された複数個のコイルと、複
    数個のコイルを並列に接続する1対の導体と、複数個の
    コイルの1個以上に並列に接続した1個または複数個の
    コンデンサと、1対の導体の任意の1対の給電点に出力
    端を接続した整合装置と、整合装置の入力端に出力端を
    接続した高周波電源装置とを具備し、l対の導体の任意
    のl対の給電点へ高周波電力を給電して点灯するについ
    て、1対の給電点において高周波電力の周波数に共振さ
    せることに特徴がある無電極放電ランプ装置。
  4. 【請求項4】 整含装置として、入力端と出力端の間
    に、整合コンデンサまたは整合コンデンサと整合コイル
    の直列接続を具備することに特徴がある請求項3記載の
    無電極放電ランプ装置。
  5. 【請求項5】 高周波電力の周波数を13MHz以上1
    4MHz未満とし、電力を複数個のコイルの数に40を
    乗じた数値以上で、かつ、220を乗じた数値以下の値
    にすることに特徴がある請求項3または請求項4記載の
    無電極放電ランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113875139A (zh) * 2019-05-24 2021-12-31 株式会社电装 电力转换装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113875139A (zh) * 2019-05-24 2021-12-31 株式会社电装 电力转换装置
CN113875139B (zh) * 2019-05-24 2023-09-05 株式会社电装 电力转换装置

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