JP2000207355A - デ―タ転送制御装置 - Google Patents

デ―タ転送制御装置

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JP2000207355A
JP2000207355A JP11006456A JP645699A JP2000207355A JP 2000207355 A JP2000207355 A JP 2000207355A JP 11006456 A JP11006456 A JP 11006456A JP 645699 A JP645699 A JP 645699A JP 2000207355 A JP2000207355 A JP 2000207355A
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Masahiro Yamada
雅弘 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのバスの共用に際し、DMACの必要と
する帯域幅を保持したまま、ホストCPUの応答速度の
低下を防ぐことができるようにする。 【解決手段】 内部アービタA1において、プライオリ
ティエンコーダA14は、0〜3番端子(端子番号の小
さい順にアクセス権の優先度が高い)に与えられるリク
エスト信号をチェックし、アクセス権を与えるデバイス
を決定し、その指定信号S10をRAMCに出力する。
0〜3番端子にはそれぞれリクエストセレクタA15、
1番端子にホストCPU、2番端子に第1のDMAC、
3番端子に第2のDMACからのリクエスト信号S7、
S8、S9が与えられる。リクエストセレクタA15で
は、通常はリクエスト出力を停止して、ホストCPUの
優先度を高くし、DMACからのリクエスト信号S8、
S9を所定の頻度で出力してホストCPUの優先度より
高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル放
送受信装置に用いられ、ホストCPU、グラフィック処
理回路などの複数のデバイスでメモリ装置等のデバイス
を少なくとも一つのバスで共用するためのデータ転送制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送受信機などで
は、単に受信映像を画面上に映し出すだけでなく、画面
上にグラフィックデータを受信映像に重ねて表示するこ
とによって、ユーザに対してのメニュー表示などを行う
ことが一般的に行われている。ここで、受信映像の信号
処理は主にホストCPUによって行われるが、グラフィ
ックデータについてはホストCPUの負荷を軽減すると
共に処理速度を高速化するため、専用のグラフィック処
理回路が用いられる。
【0003】但し、それぞれの信号処理に必要なデータ
の格納に関しては、コスト軽減のため、アクセス可能な
バスを一つだけ備えた一つのメモリ装置が用いられ、ホ
ストCPU、グラフィック処理回路は共通のメモリバス
上に配置され、アービトレーション装置(以下、アービ
タ)により必要に応じて選択的にメモリ装置にアクセス
できるように制御される。このアービタは、ホストCP
U、グラフィック処理回路からのメモリアクセスを要求
するリクエスト信号を受け取り、予め設定された優先度
に基づいていずれかにメモリアクセス権を与える。
【0004】すなわち、ホストCPUの優先度をグラフ
ィック処理回路よりも高くした場合、ホストCPUの処
理に支障を来すことがないため、受信映像の表示その他
の処理が確実に行えるが、ホストCPUのメモリアクセ
スが頻繁に行われている状態では、グラフィック処理回
路が必要とするデータ帯域幅をメモリ装置が提供できな
くなるため、グラフィックデータの処理が間に合わなく
なり、その表示に支障を来す。逆に、グラフィック処理
回路の優先度をホストCPUより高くした場合、グラフ
ィックデータの処理・表示が確実に行えるようになる
が、ホストCPUの負荷が上がってくると、ホストCP
Uに対してWAIT処理が頻繁にかかるようになり、ホ
ストCPUの実行速度が低下してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のテレビジョン放送受信機のように、CPU、グラフ
ィック処理回路などの複数種のデバイスを共通のバス上
に配置し、これらのデバイスが少なくとも一つのバスを
通じてデータ転送するシステムに用いられるデータ転送
制御装置にあっては、一つ以上のバスを使用に際してし
てデバイス単位で画一的にアクセス権の優先度を設定し
ているため、優先度の低い側のデバイスの処理に破綻が
生じたり、実行速度が低下してしまうことが多い。
【0006】本発明は、上記の問題を解決し、複数のデ
バイスのバスへのアクセス権優先度をそれぞれの処理状
態に応じて適応的に調整し、バス使用の効率を高めるこ
とのできるデータ転送制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、少なくとも一つのバスを通じてデータ転
送を行う複数のデバイスを備え、そのうち少なくともひ
とつは前記データ転送において所定の帯域を必要とする
データ処理装置に用いられるデータ転送制御装置におい
て、前記複数のデバイスからのデータ転送要求に応じ
て、どのデバイスにデータ転送する権限を与えるかを決
定するアービトレーション装置を備え、前記アービトレ
ーション装置は、前記データ転送において所定の帯域を
必要とするデバイスに対して所定の頻度で最高位の優先
順位を与え、前記所定の頻度以外の期間にはその優先度
を下げるように制御を行うことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、一つのデバイスをデー
タ転送に必要な帯域が異なる複数のデバイスがアクセス
する場合でも、データ転送に一定の帯域幅のデバイスの
必要とする帯域幅を保持したまま、他のデバイスの応答
速度の低下を防ぐことができる。また、通常使用するデ
バイスのアクセス頻度が低い場合には、そのデバイスが
アクセスのために待たされることはなく、そのデバイス
のアクセス頻度が高い場合でも、その合間を有効に利用
して所定の帯域幅の必要なデバイスがアクセスするた
め、結果的に通常使用するデバイスがアクセスのために
待たされる確率が低くなり、実行速度を向上させること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明が適用されるデジタル放送受
信機の構成を示すものである。ここでは、デジタル放送
の内容として、映像と音声だけでなく、番組案内等の付
加データの放送も行われるものとし、受信機側で受信し
た付加データをグラフィックとして画面に表示する機能
を有するものとする。
【0011】図1において、端子11には図示しないチ
ューナにより復調された放送信号が供給される。この放
送信号はトランスポート処理部12で映像信号、音声信
号、付加データに分離される。このうち、映像信号は映
像処理部13へ、音声信号は音声処理部14へ、付加デ
ータはホスト処理部15へ送られ、それぞれ再生処理さ
れる。尚、トランスポート処理部12、映像処理部1
3、音声処理部14の処理はホスト処理部15で管理さ
れる。
【0012】上記映像処理部13から出力される映像信
号はホスト処理部15に送られる。このホスト処理部1
5は、その内部で付加データからグラフィック映像を再
生し、映像処理部13からの受信映像に重ね合わせて出
力する。この合成映像信号は端子16から図示しない映
像表示装置に出力され、表示される。また、上記音声処
理部14から出力される音声信号は端子17から図示し
ない音響再生装置に出力され、音響再生される。
【0013】図2は上記ホスト処理部15の具体的な構
成を示すもので、ホストCPU151はトランスポート
処理部12からの付加データを解読し、グラフィックデ
ータを作成する。ここで作成されたグラフィックデータ
は、RAMコントローラ(以下、RAMC)152を通
してRAM18に書き込まれる。このとき、ホストCP
U151は後述のアービタ159にメモリ装置18をア
クセスするためのリクエスト信号S7を送る。
【0014】一方、第1及び第2のDMAC(Direct M
emory Access Controller)153、154は、それぞれ
対応的に設けられた第1及び第2のFIFO155、1
56からの要求に応じてRAM18からグラフィックデ
ータを読み出すもので、ここで読み出されたグラフィッ
クデータはそれぞれ第1及び第2のFIFO155、1
56に蓄積され、順次、第1及び第2の表示制御部15
7、158に出力されて、映像処理部13からの受信映
像信号に重ねて端子16に出力する。このとき、FIF
O155、156は、空き容量が一回のDMA転送のサ
イズよりも大きくなった時点でDMAC153、154
にリクエスト信号を出力するように指示し、DMAC1
53、154はその指示を受けてリクエスト信号S8、
S9をアービタ159に出力する。
【0015】このアービタ159は、RAM18へのア
クセスが可能になったタイミング(S11)をRAMC
152経由で知り、ホストCPU151、DMAC15
3、154からのリクエスト信号S7、S8、S9をチ
ェックし、どれにRAM18のアクセス権を与えるかを
求める。アクセス権をどれに与えるかを決定した後、そ
の選択信号S10をRAMC152に返すと共に、ホス
トCPU151、DMAC153、154のいずれかに
アクセスを許可するアクノリッジ信号S4、S5、S6
を返す。RAMC152は、アービタ159からの選択
信号S10を元に、ホストCPU151、DMAC15
3、154からのアドレス/データ信号S1、S2、S
3のいずれかを選択し、RAM18へのアクセスを行
う。
【0016】図3は上記アービタ159の内部構成を示
すもので、内部アービタA1は、端子A2からのタイミ
ング信号を元に、ホストCPU151、第1及び第2の
DMAC153、154からのリクエスト信号S7、S
8、S9をチェックし、アクセス権を与えるデバイスを
決定して、その指定信号S10をRAMC152に出力
する。アクノリッジ処理回路A3は、RAMC152か
らのタイミング信号S11に基づき、ホストCPU15
1、第1及び第2のDMAC153、154のいずれか
にアクノリッジ信号S4、S5、S6を出力し、これに
基づきホストCPU151及びはDMAC153、15
4動作する。
【0017】ここで、図4に上記内部アービタA1の従
来の構成例を示し、その問題点について説明する。
【0018】図4において、(a)はホストCPU15
1の優先度をDMAC153、154の優先度より高く
場合、(b)はDMAC153、154の優先度をホス
トCPU151の優先度より高くした場合の構成を示
す。内部アービタA1はプライオリティエンコーダA1
1を備える。このエンコーダA11は、0番端子、1番
端子、2番端子に与えられるリクエスト信号をチェック
し、アクセス権を与えるデバイスを決定し、その指定信
号S10をRAMC152に出力する。ここでは、端子
番号の小さい順にアクセス権の優先度が高いものとす
る。
【0019】図4(a)では、0番端子にホストCPU
151からのリクエスト信号S7が与えられ、1番端子
にDMAC153からのリクエスト信号S8が与えら
れ、2番端子にDMAC154からのリクエスト信号S
9が与えられており、ホストCPU151、DMAC1
53、DMAC154の順に優先度が高くなっている。
図4(b)では、0番端子にDMAC153からのリク
エスト信号S7が与えられ、1番端子にDMAC154
からのリクエスト信号S8が与えられ、2番端子にホス
トCPU151からのリクエスト信号S9が与えられて
おり、ホストCPU151、DMAC153、DMAC
154の順に優先度が高くなっている。
【0020】図5乃至図8にFIFO155、156の
データ容量の推移とメモリーサイクルとの関係を示す。
ここで、RAM18は、150Mbyte/secの転
送能力を持つと仮定する。また、表示制御部157は5
0Mbyte/secのデータ帯域幅が必要と仮定す
る。また、表示制御部158は30Mbyte/sec
のデータ帯域幅を必要とすると仮定する。この場合、D
MAC153は、平均的には3サイクルに一回のアクセ
スが必要である。また、DMAC154は、平均的には
5サイクルに一回のアクセスが必要である。
【0021】尚、図5乃至図8において、(a)はFI
FO155のデータ容量の推移、(b)はFIFO15
6のデータ容量の推移、(c)はDMAC153、15
4、ホストCPU151のアクセスしたいタイミング
(図中A、BがDMAC153、154のアクセス要求
タイミング、CがホストCPU151のアクセス要求タ
イミング、C′はホストCPU151の実際のアクセス
タイミング)を示す。
【0022】図5の例は、内部アービタA11を図4
(b)の構成とした場合であり、ホストCPU151の
アクセスが7回に3回となっている。この場合、ホスト
CPU151はDMAC153、154がアクセスして
いない期間にしかアクセスできない。DMAC153、
154はその必要帯域幅が満たされ、FIFO155、
156のデータが空になることはない。しかし、ホスト
CPU151のアクセスは、第4、第5サイクルにおい
てDMAC153、154のアクセスと競合し、優先順
位の低いホストCPU151のアクセスは2サイクル遅
延してしまう。結局、15サイクル目まででは、DMA
C153、154のアクセスがない場合なら7回アクセ
スできたはずのものが、DMAC153、154のアク
セスがある場合には5回しかアクセスできない。ホスト
CPU153の実行はこの15サイクルの間に6サイク
ル遅延したことになる。
【0023】図6の例は、内部アービタA11を図4
(a)の構成とした場合であり、ホストCPU151の
アクセスが7回に3回となっている。この場合、ホスト
CPU151のアクセスしていない期間にDMAC15
3、154がアクセスすることで、それぞれの必要帯域
幅が満たされ、FIFO155、156のデータが空に
なることはない。
【0024】図7の例は、内部アービタA11を図4
(a)の構成とする場合であり、ホストCPU151の
アクセスが7回に5回となっている。この場合、ホスト
CPU151のアクセスしていない期間にDMAC15
3、154がアクセスするが、DMAC153、154
それぞれの必要帯域幅が満たされず、FIFO155、
156のデータが空になり、表示グラフィック画面に破
綻が生じる。
【0025】図8の例は、内部アービタA11を図4
(b)の構成とする場合であり、ホストCPU151の
アクセスは7回に5回となっている。この場合、DMA
C153、154のアクセスしていない期間にしかホス
トCPU151はアクセスできない。DMAC153、
154は、その必要帯域幅が満たされ、FIFO15
5、156のデータが空になることはない。しかし、ホ
ストCPU151のアクセスは、DMAC153、15
4のアクセスと競合し、優先順位の低いホストCPU1
51のアクセスは遅延される。
【0026】以上の説明から明らかなように、内部アー
ビタA11の構成として、図4(a)を採用すればホス
トCPU151の実行遅延は生じないが、ホストCPU
151のアクセス頻度が多くなると、グラフィック画像
が破綻する。これに対し、図4(b)を採用すれば、ホ
ストCPU151のアクセス頻度が低い場合であって
も、ホストCPU151の実行速度の低下が生じる。
【0027】そこで、本発明では、内部アービタA11
の構成として、通常はホストCPU151の優先度を高
くし、DMAC153、154(FIFO155、15
6)からのリクエストを、所定の頻度でホストCPU1
51の優先度より高くする機構を備えるようにした。こ
の構成によれば、通常はホストCPU151の優先度が
高いので、ホストCPU151のアクセス応答を向上さ
せることができる。ホストCPU151のリクエストの
頻度が低いときには、DMAC153、154はその合
間を縫ってアクセスを行い、ホストCPU151のリク
エストの頻度が上がってその合間がDMAC153、1
54の必要とする帯域を下回った場合には、所定の頻度
で最高位に挙げられたタイミングでデータにアクセスで
きるので、DMAC153、154の必要な帯域を確保
することができる。
【0028】以下、図9乃至図14を参照して、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】図9は本発明に係るデータ転送制御装置を
上記ホスト処理部15のアービタ159における内部ア
ービタA1に適用した場合の構成を示すものである。こ
の内部アービタA1は、4つのリクエスト信号を受付可
能なプライオリティエンコーダA14と2つのリクエス
ト信号を選択的に導出するリクエストセレクタA15を
備える。
【0030】上記プライオリティエンコーダA14は、
0番端子、1番端子、2番端子、3番端子に与えられる
リクエスト信号をチェックし、アクセス権を与えるデバ
イスを決定し、その指定信号S10をRAMC153に
出力する。ここでは、端子番号の小さい順にアクセス権
の優先度が高いものとする。この実施形態では、0番端
子にリクエストセレクタA15からのリクエスト信号が
与えられ、1番端子にホストCPU151からのリクエ
スト信号S7が与えられ、2番端子に第1のDMAC1
53からのリクエスト信号S8が与えられ、3番端子に
第2のDMAC154からのリクエスト信号S9が与え
られる。
【0031】すなわち、上記プライオリティエンコーダ
A14は、リクエストセレクタA15で選択されたリク
エスト信号が最も高く、次にホストCPU151のリク
エスト信号S7、その次に第1のDMAC153のリク
エスト信号S8、その次に第2のDMAC154のリク
エスト信号S9の優先順位でリクエスト信号の判定を行
い、RAMC152にその判定結果を出力する。
【0032】上記リクエストセレクタA15の具体的な
構成を図10に示す。カウンタA151はRAMC15
2からのメモリアクセスタイミング信号S11でカウン
トアップし、レジスタA152からのリセット信号によ
り初期値に戻るもので、そのカウント出力はアドレスと
してレジスタA152に供給される。
【0033】このレジスタA152は、カウンタA15
1からのカウント値によりアドレッシングされるもの
で、図11に示すように、カウント値それぞれに対応付
けられたリクエスト選択肢(Aは第1のDMAC153
のリクエスト選択、Bは第2のDMAC154のリクエ
スト選択、−は出力停止(あるいは「0」出力選択を意
味する)及びカウンタリセットのテーブルを格納し、カ
ウント値に対応するリクエスト選択肢情報をセレクタA
153に送り、カウント値「14」でリセット信号をカ
ウンタA151に送る。
【0034】尚、上記レジスタA152に格納されるテ
ーブルの内容は、詳細は図示しないが、ホストCPU1
51を通じて適宜変更可能となっている。
【0035】レジスタA152から読み出された選択肢
情報はセレクタA153に与えられる。このセレクタA
153は、第1及び第2のDMAC153、154のリ
クエスト信号S8、S9の他、「0」信号(リクエスト
なし)を入力し、レジスタA152からの選択肢情報に
基づいていずれかの信号を出力する。
【0036】図11に示すテーブルによれば、選択肢デ
ータは3回に一回の割合でAが、5回に一回の割合でB
を示すようになっている。したがって、第1、第2のD
MAC153、154からリクエスト信号がくれば、必
ずこの頻度でリクエストに応じることができる。
【0037】図12、図13は、本発明を使用した場合
のFIFO155、156のデータ容量の推移とメモリ
ーサイクルとの関係を示すものである。ここで、RAM
18は、150Mbyte/secの転送能力を持つと
仮定する。また、表示制御部157は50Mbyte/
secのデータ帯域幅が必要と仮定する。また、表示制
御部158は30Mbyte/secのデータ帯域幅を
必要とすると仮定する。この場合、DMAC153は、
平均的には3サイクルに一回のアクセスが必要であり、
DMAC154は、平均的には5サイクルに一回のアク
セスが必要である。
【0038】尚、図12、図13において、(a)はF
IFO155のデータ容量の推移、(b)はFIFO1
56のデータ容量の推移、(c)はDMAC153、1
54、ホストCPU151のアクセスしたいタイミング
(図中A、BがDMAC153、154のアクセス要求
タイミング、CがホストCPU151のアクセス要求タ
イミング)を示す。
【0039】図12の場合は、ホストCPU151のア
クセスは7回に5回である。DMAC153、154の
要求する帯域は、それぞれ1/3、1/5であるのに対
し、ホストCPU151が必要とする帯域が5/7で、
その合計は1を超えるため、ホストCPU151はメモ
リアクセス要求を待たなければならない。ホストCPU
151は待たされることにより、結果的に使用帯域が7
/15に押さえ込まれる。
【0040】図12の場合は、ホストCPU151のア
クセスは、DMACがなければ7回に5回の頻度で発生
する。DMAC153、154の要求があれば、その優
先度が最高値になった場合に限ってその瞬間にDMAC
153、154はメモリーアクセスを行う。これによ
り、DMAC153、154が必要とする帯域幅が満た
される。これとホストCPU151のアクセスタイミン
グが同じときには、ホストCPU151のアクセスは待
たされる。これは、ホストCPU151がアクセスする
タイミングであるかどうかに関わらない。DMAC15
3、154の要求がない場合とホストCPU151の要
求がない場合とが重なる場合があり、この瞬間はメモリ
サイクルは使用されず、無駄となる。FIFO155、
156のサイズを大きくとってもこの状況に差はない。
【0041】図13の場合は、ホストCPU151のア
クセスは7回に3回である。ホストCPU151のアク
セスしていない期間にDMAC153、154がアクセ
スすることでき、それぞれの必要帯域幅が満たされ、F
IFO155、156のデータが空になることはない。
ホストCPU151がDMAC153、154のアクセ
スのために待たされることはない。
【0042】図14は上記内部アービタA1の他の構成
例を示すもので、プライオリティエンコーダA14及び
リクエストセレクタA15で構成される点は図9の場合
と同じである。この例では、DMAC153、154か
ら、FIFO155、156の空き容量が一回のメモリ
アクセスでアクセスするデータ量より大きくなったとき
に発生するリクエスト信号S81、S91(この閾値を
閾値1と呼ぶことにする。)と、FIFO155、15
6の残りのデータ量がある閾値より低くなったときに発
生するリクエスト信号S82、S92(この閾値は、こ
の閾値以上のデータがFIFO中に存在すれば、次にメ
モリアクセス権が回ってくる最大待ち時間の時間の間に
はFIFO中のデータが空になることがない、という条
件で設定される。この閾値を閾値2と呼ぶことにす
る。)が与えられる。
【0043】この内部アービタA1では、リクエストセ
レクタA15にDMAC153、154からのリクエス
ト信号S82、S92が与えられ、その選択信号がエン
コーダA14の0番端子に与えられる。また、エンコー
ダA14の1番端子にはホストCPU151からのリク
エスト信号S7が与えられ、2番端子には第1のDMA
C153からのリクエスト信号S81が与えられ、3番
端子には第2のDMAC154からのリクエスト信号S
91が与えられる。
【0044】上記構成による内部アービタA1の処理
を、図12及び図13を参照して説明する。
【0045】図12(a)、(b)中、一点鎖線は閾値
1のレベルを示し、点線は閾値2のレベルを示す。ま
た、図12(a)で上の点線はFIFO155のサイズ
上限を示す。これを超えてデータを入力することはでき
ない。閾値1を下回った場合のリクエスト信号S81、
S91がエンコーダA14の2番端子、3番端子に与え
られ、閾値2を下回った場合のリクエスト信号S82、
S92がリクエストセレクタA15で選択され、エンコ
ーダA14の0番端子に与えられる。このため、閾値2
を下回った場合の選択されたリクエストに対しては最高
位の優先順位でメモリアクセス権が与えられる。
【0046】ホストCPU151からのリクエスト信号
S7は、リクエストセレクタA15によって選択された
リクエストのために遅延されるが、ホストCPU151
のアクセスが行われない第12,13番目のメモリーサ
イクルでもDMAC153、154のアクセスが行わ
れ、FIFO155、156が満たされるため、その後
のメモリーサイクルでDMAC153、154のリクエ
ストの優先度が高くなる確率が減少する。その結果、ホ
ストCPU151の優先度が高くなる頻度が上昇し、結
果的にホストCPU151の実行速度が向上する。図8
の場合と比較すると、21のメモリーサイクル中、図8
の場合は8回しかホストCPU151はアクセスできな
かったが、本発明の図12の場合には10回アクセスす
ることができている。
【0047】尚、FIFO155、156の保有データ
が中央の点線(閾値2)を下回った場合は、データ転送
に対する要求は逼迫しているが、下回らなくてもFIF
Oの容量の許す限りデータの転送は可能である。リクエ
ストはデータ残量が中央の点線を下回った場合のみ出す
場合と、中央の点線を下回ったときに出すリクエスト
と、まだデータ転送してもFIFOがあふれない場合と
で出すというように、2種類のリクエストを出す場合が
ある。これらの種類のリクエストをそれぞれ高優先リク
エスト、低優先リクエストと呼ぶことにする。
【0048】このような場合、高優先リクエストは図1
4においてリクエストセレクタA15に与えられ、低優
先リクエストはエンコーダA14の2番端子、3番端子
に与えられる。低優先リクエストは出る頻度が高くなる
が、ホストCPU151からのリクエストの優先度が高
いためにホストCPU151のリクエストが待たされる
ことはない。また、DMAC153、154は、ホスト
CPU151からのリクエストがない限り、その間隙を
衝いて早めにデータ転送しようとすることになり、メモ
リー帯域が無駄なく使用できる。その結果、ホストCP
U151がアクセスしたいときにアクセスできる確率が
高くなる。
【0049】したがって、上記実施形態の構成によれ
ば、一つのメモリ装置をホストCPUとDMACの両方
がアクセスする場合でも、DMACの必要とするメモリ
ーバンド幅を保持したまま、ホストCPUの応答速度の
低下を防ぐことができる。また、ホストCPUのアクセ
ス頻度が低い場合には、ホストCPUがメモリアクセス
のために待たされることはなく、ホストCPUのアクセ
ス頻度が高い場合でも、その合間を有効に利用してDM
ACがアクセスするため、結果的にホストCPUがメモ
リアクセスのために待たされる確率が低くなり、実行速
度を向上させることができる。
【0050】尚、本発明は上記実施形態のようなホスト
CPU、DMACのメモリアクセス制御に限定されるも
のではなく、少なくとも一つのバスを通じてデータ転送
を行う複数デバイスを備え、そのうち少なくともひとつ
はデータ転送において所定の帯域を必要とするデータ処
理装置に適用可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のデ
バイスのバスへのアクセス権優先度をそれぞれの処理状
態に応じて適応的に調整し、バス使用の効率を高めるこ
とのできるデータ転送制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるデジタル放送受信機の構
成を示すブロック図。
【図2】 図1の受信機に用いられるホスト処理部の具
体的な構成を示すブロック図。
【図3】 図2のホスト処理部に用いられるアービタの
内部構成を示すブロック図。
【図4】 図3のアービタに用いられる内部アービタの
従来の構成例を示すブロック図。
【図5】 図4に示す従来の内部アービタのFIFOの
データ容量の推移とメモリーサイクルとの関係(優先度
がA>B>Cの場合)を示す図。
【図6】 図4に示す従来の内部アービタのFIFOの
データ容量の推移とメモリーサイクルとの関係(優先度
がC>A>Bの場合)を示す図。
【図7】 図4に示す従来の内部アービタのFIFOの
データ容量の推移とメモリーサイクルとの関係(優先度
がC>A>BでホストCPUのアクセスが多い場合)を
示す図。
【図8】 図4に示す従来の内部アービタのFIFOの
データ容量の推移とメモリーサイクルとの関係(優先度
がA>B>CでホストCPUのアクセスが多い場合)を
示す図。
【図9】 本発明に係るデータ転送制御装置を上記ホス
ト処理部のアービタにおける内部アービタに適用した場
合の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図10】 同実施形態の内部アービタに用いられるリ
クエストセレクタの具体的な構成を示すブロック図。
【図11】 図10のリクエストセレクタのレジスタに
格納されるテーブル内容を示す図。
【図12】 本発明を使用した場合のFIFOのデータ
容量の推移とメモリーサイクルとの関係を示す図。
【図13】 本発明を使用した場合のFIFOのデータ
容量の推移とメモリーサイクルとの関係を示す図。
【図14】 上記内部アービタの本発明に係る他の構成
例を示す図。
【符号の説明】
12…トランスポート処理部、13…映像処理部、14
…音声処理部、15…ホスト処理部、18…RAM、1
51…ホストCPU、152…RAMC、153…第1
のDMAC、153…第2のDMAC、154…第1の
FIFO、155…第2のFIFO、157…第1の表
示制御部、158…第2の表示制御部、159…アービ
タ、A1…内部アービタ、A14…プライオリティエン
コーダ、A15…リクエストセレクタ、A151…カウ
ンタ、A152…レジスタ、A153…セレクタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つのバスを通じてデータ転送
    を行う複数のデバイスを備え、そのうち少なくともひと
    つは前記データ転送において所定の帯域を必要とするデ
    ータ処理装置に用いられるデータ転送制御装置におい
    て、 前記複数のデバイスからのデータ転送要求に応じて、ど
    のデバイスにデータ転送する権限を与えるかを決定する
    アービトレーション装置を備え、 前記アービトレーション装置は、前記データ転送におい
    て所定の帯域を必要とするデバイスに対して所定の頻度
    で最高位の優先順位を与え、前記所定の頻度以外の期間
    にはその優先度を下げるように制御を行うことを特徴と
    するデータ転送制御装置。
  2. 【請求項2】前記所定の頻度は可変であることを特徴と
    する請求項1記載のデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】前記アービトレーション装置は、前記デバ
    イスのデータ転送のタイミングに応じてカウントアップ
    するカウンタと、予め前記複数のデバイスの選択肢情報
    が格納され、前記カウンタの値に応じて前記選択肢情報
    の中から対応するデバイスを指定するレジスタと、この
    レジスタの出力に応じて前記複数のデバイスからのデー
    タ転送要求の中から最高位の優先順位となる要求を一つ
    選択するセレクタとを備えることを特徴とする請求項1
    記載のデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】前記レジスタは書き換え可能であることを
    特徴とする請求項3記載のデータ転送制御装置。
  5. 【請求項5】前記データ転送において所定の帯域を必要
    とするデバイスとして、転送データを一時的に格納する
    FIFO(ファーストインファーストアウト)メモリ装
    置を備え、前記FIFOメモリ装置がデータ保有量に応
    じた少なくとも二種類のデータ転送要求を発生すると
    き、前記アービトレーション装置は、前記二種類のデー
    タ転送要求のうちの一種類を取り込んで前記セレクタに
    送ることを特徴とする請求項3または4記載のデータ転
    送制御装置。
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