JP2000204883A - 地中掘削装置 - Google Patents

地中掘削装置

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JP2000204883A JP1006499A JP1006499A JP2000204883A JP 2000204883 A JP2000204883 A JP 2000204883A JP 1006499 A JP1006499 A JP 1006499A JP 1006499 A JP1006499 A JP 1006499A JP 2000204883 A JP2000204883 A JP 2000204883A
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俊光 野津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端部分に設置される地中レーダ装置への地上
からの給電とこの地中レーダ装置から地上への信号の取
り出しに適した構成の伝送線路を備えた地中掘削装置を
提供する。 【解決手段】本発明の地中掘削装置は、螺合によって継
ぎ足される複数の管状体(P1,P2,P3,P4) から成りかつ根
元側が結合された駆動装置(Q) によって軸線のまわりに
回転され地中に推進される細長の中空体(R) と、この中
空体(R) の先端部に取付けられた掘削工具(B) 及び地中
探査部(AT,E)と、ある軸線のまわりにの回転対称性を有
すると共にこの回転対称軸を前記各管状体の中心軸に一
致させながら各管状体の螺合部に取付けられる非一体型
の電磁結合器などから成るコネクタ(C1,C2,C3,C4) を有
し上記中空体(R) の先端部に設置された探査部(ET)から
出力される電気信号をこの中空体の根元側に伝送する伝
送線路(L) とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドマシンなどと
称される地中掘削機に関するものであり、特に、先端部
分に障害物探知用のレーダ装置を搭載した地中掘削機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地上からの開削を行うことなく地
中にトンネルを形成する非開削工法としてシールド掘削
工法が知られている。最近、超小型のシールド掘削シス
テムとして、ロッドなどと称される可撓性を有する長尺
体の先端に直径50mm〜60mm程度の寸法の掘削刃を取
付け、このロッドの根元側を地上に設置した駆動装置に
よって回転、推進させることにより、地中に配管敷設用
の小径のトンネルを形成する工法が採用されてきてい
る。このようなシールド掘削工法は、非開削ドリリング
工法などと称されている。
【0003】このような非開削ドリリング工法では、形
成中のトンネルの長さの増加に合わせて、一定長のパイ
プが次々と継ぎ足されてゆくことにより、ロッド長が増
加せしめられる。パイプの継ぎ足しは作業現場において
迅速に行う必要があり、このため、各パイプの端部にネ
ジ溝を形成しておきこれらのネジ溝を螺合させることに
よって上記パイプの継ぎ足しが行われる。また、先端の
掘削刃の冷却と、掘削対象の土壌の軟化を図るという目
的から、地上の根元部分からロッド内を通して40気圧
程度の高圧の水を送水し、その先端部から地中に吐出す
ることが行われている。
【0004】上記従来の非開削ドリリング工法では、ト
ンネルの形成に先立って、形成対象の地中のガス管、水
道管、電力ケーブル等の既設の設備の埋設状況が地上か
ら地中レーダ装置を操作することによって探査され、既
設の埋設物への接触を回避できるようなトンネルの形成
ルートが決定される。しかしながら、実際には、測定誤
差などによって形成途中のトンネルが地中の埋設物に接
触したりすることも起こり得る。このような事態を回避
するために、ロッドの先端部分に小型の地中レーダ装置
を取付け、前方の障害物の有無を確認しながら掘削を行
うことが考えられるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記地中レーダの設置
には、これをいかにして小型化するかという問題に加え
て、地中レーダ装置の探査結果をどのようにして地上に
送信するかというという問題と、地中レーダ装置にどの
ようにして動作電力を供給するかという問題を解決する
必要がある。何故ならば、地上と地中レーダ装置との間
を電気ケーブルで接続しようとする場合にはパイプの継
ぎ足しに伴ってケーブルの継ぎ足しも必要になる。しか
しながら、このケーブルの継ぎ足しを作業現場で迅速に
行うことが意外に困難であるからである。
【0006】そこで、地上と地中レーダ装置との間を電
気ケーブルで接続することなく、この地中レーダ装置の
測定結果を別途設置した交信用送信アンテナ装置から地
表に向けて土中に送信し、これを地表に配置した受信器
で受信するワイヤレスの方式が検討されてきた。このワ
イヤレスの方式では、地中レーダ装置の動作電力の供給
は、ロッドの先端部に収納した蓄電池から行われる。
【0007】しかしながら、このワイヤレス方式では、
地中から地表に向けて送信された電気信号の減衰は極め
て大きいため、その受信用アンテナを地中の交信用送信
アンテナに近接させて、すなわち、ロッドの先端部分に
近接させて配置することが必要になる。しかしながら、
地中とは異なり地表には民家などの構築物が存在するた
め、送信アンテナの近傍に何時でも受信アンテナを配置
できるとは限らず、そのような場合、地中の交信用アン
テナから送信された電波を受信できなくなる。
【0008】また、地中レーダは、地中の電波の大きな
減衰量のもとで一定のSN比を確保するため、大電力の
電波を送信する必要がある。このため、地中レーダの消
費電力は大きなものとなり、この大きな消費電力をまか
なうための大容量の蓄電器を小径のロッド内に設置する
ことが困難になる。この結果、蓄電器の頻繁な交換が必
要となり、掘削作業全体の能率が低下するという問題が
ある。また、ワイヤレス方式では、交信用送信アンテナ
やその前段の送信回路などを併設しなければならないた
め、装置全体の小型化と低消費電力化が困難になるとい
う問題もある。
【0009】従って、本発明の目的は、ロッド先端部に
設置される地中レーダ装置と、地上装置との間の電気信
号や電源電力の伝達を安価な構造のもとに確実に行える
非開削ドリリング工法の地中掘削装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する本発明の地中掘削装置は、ある軸のまわりの回転
対称性を有すると共にこの回転対称軸を各管状体(パイ
プ)の中心軸に一致させながら各管状体の螺合部に取付
けられるコネクタを有し、上記複数の管状体によって構
成される細長の中空体(ロッド)の先端部に設置された
探査部から出力される電気信号をこの中空体の根元側に
伝送する伝送線路を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態によれ
ば、上記コネクタは双方向伝送が可能な構成を有し、上
記中空体の根元側から上記探査部に対しても電気信号が
伝送される。
【0012】本発明の他の好適な実施の形態によれば、
上記コネクタは非一体型の電磁結合器であり、例えば、
互いに対向して配置される1対の円形ポットコアと、こ
れらポットコアのそれぞれに巻回された捲線を備えた変
成器から構成される。更に好適には、電気信号の中心周
波数を上記変成器の伝達特性に最適の周波数に変換する
ための周波数変換器がこの変成器の前段に配置されてい
る。
【0013】本発明の更に好適な実施の形態によれば、
上記中空体の内部にはその根元側から供給されてその先
端部から地中に吐出される高圧の水の送水経路が形成さ
れると共に、上記コネクタは上記高圧の水への耐性を備
えている。
【0014】本発明の他の好適な実施の形態によれば、
上記中空体の根元側から上記探査部に対して伝送される
電気信号にはこの探査部に供給される電源電力成分が含
まれており、好適には、この電源電力成分は他の信号成
分と時分割多重化されて伝送される。
【0015】本発明の他の好適な実施の形態によれば、
上記中空体の先端部には、この中空体の回転運動を電力
に変換する発電機が内蔵されるか、あるいは、この中空
体の内部を送水される高圧の水の流動エネルギーを電力
に変換する発電機が内蔵されることにより、地上からの
給電が不要にせしめられる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の地中掘削装置の
構成を示す模式図である。この地中掘削装置は、地上に
設置される駆動装置Qと、複数の管状体(パイプ)P
o,P1,P2,P3,P4から成る細長の中空体(ロ
ッド)Rと、この中空体Rの先端部分に取付けられた掘
削刃B及び高圧水吐出用ノズルNとを備えている。
【0017】中空体Rの先端部の掘削刃Bの裏面には地
中レーダ装置のアンテナATが取付けられており、この
アンテナATは地中探査部を含む地中側装置Eに接続さ
れている。この地中側装置Eと地上に設置された地上側
装置Dとは、管状体の接続部に形成されるコネクタC
1,C2,C3,C4を介在させながら中空体Rの内部
を延長されるケーブルLによって接続されている。
【0018】管状体Po,P1,P2,P3,P4の接
続部に形成されるコネクタC1,C2,C3.C4は全
て同一の構造を有している。図2と図3は、これらのコ
ネクタの構成を管状体P1とP2の接続部に形成される
コネクタC2で代表して示す断面図である。図2は管状
体P1,P2の中心軸を含む面で切断して示す縦断面図
であり、図3は管状体P1,P2の中心軸と直交する面
で切断して示す横断面図である。
【0019】このコネクタC2は、互いに対向して配置
される1対のフェライトを素材とする円形ポットコア1
a,1bと、これらポットコア1a,1bのそれぞれに
巻回された捲線2a,2bとを備えた変成器から成る非
一体型の電磁結合器である。円形のポットコア1aと1
bのそれぞれは回転対称性を有しており、それぞれの回
転対称軸を円形断面の管状体P1,P2のそれぞれの中
心軸に一致させるように、管状体P1,P2のそれぞれ
の端部に固定される。この固定を行うために、管状体P
1,P2の端部に保持具7a,7bが嵌合され、これら
の保持具7a,7bの内部にポットコア1aと1bが保
持される。
【0020】保持具7a内に保持されたポットコア1a
は、同じくこの保持具7a内に保持されているバネ6a
と6bとによって、図示しないストッパによって制限さ
れる位置まで前方に押し出され、その前端面が対向する
ポットコア1bの前端面に押圧される。ポットコア1a
の前端面には、4弗化エチレンなどの摩擦の小さな誘電
体の薄片3が介在せしめられ、対向するポットコア1b
との間で滑らかな回転動作が確保される。
【0021】保持具7aと7bの外周部には、40気圧
程度の高圧の水を中空体Rの先端部に向けて流すための
開口8a,8b,8c,8d・・・が形成されている。
この高圧水の圧力によるポットコアの機械的な破壊を防
止すると共に、これに巻回された捲線2a,2bの短絡
を防止するために、ポットコア1a,1bの内部の空隙
部分4a,4bと、保持具7a,7bの空隙部分5a,
5bには、ドットを付して図示するように、予め樹脂が
充填されている。
【0022】このコネクタC2は、管状体P1とP2が
それぞれの端部の外周面に形成されたネジ溝Xによって
互いに螺合される際に、この管状体どうしの螺合と同時
に形成される。このことは、ポットコア7a,7bの回
転対称軸を管状体P1,P2の中心軸と一致させたこと
によって可能になる。従って、現場の作業者は、コネク
タの存在を意識することなく、管状体の螺合によるその
継ぎ足し作業のみを意識することによって、管状体の延
長に伴って必要になるケーブルの延長を無意識のうちに
自動的に行うことが可能になる。
【0023】図4は、図1中の地上側装置Dと地中側装
置Eの構成の一例を示す機能ブロック図である。地上側
装置Dは、信号処理部D1、表示部D2、給電部D3及
び多重化/分離部D4を備えている。また、地中側装置
Eは、地中探査部E1、周波数変換部E2、整流・給電
部E3及び多重化/分離部E4とを備えている。
【0024】地上側装置D内の給電部は、図5の波形図
に例示するように、変成器の通過帯域内の周波数のバー
スト状の大振幅の交流電力Tを一定の周期で発生し、こ
れを多重化/分離部D4に供給する。多重化/分離部D
4は、一定の周期で切り替えられるスイッチなどから構
成され、給電部D3から供給される大振幅の一定周期の
バースト状の交流電力Tを一定の期間にわたってケーブ
ルL上に転送すると共に、ケーブルL上に同一の周期で
ずれたタイミングで出現するバースト状の信号Sを一定
の期間にわたって信号処理部D1に転送することによ
り、時分割多重化と、多重分離とを行う。
【0025】同様に、地中側装置E内の多重化/分離部
E4は、地中探査部E1から周波数変換部E2を介して
供給される一定周期のバースト状の信号SをケーブルL
上に転送すると共に、ケーブルL上に同一の周期でずれ
たタイミングで出現する大振幅のバースト状の交流電力
Tを整流・給電部E3に転送することにより、時分割多
重化と、多重分離とを行う。
【0026】整流・給電部E3は、多重化/分離部E4
から供給されるバースト状の交流電力を整流することに
より一定電圧の直流電力に変換し、この直流電力を地中
探査部E1と周波数変換部E2と多重化/分離部E4に
供給する。なお、多重化/分離部E4は、整流・給電部
E3からの直流電力の給電が開始されるまでは、ケーブ
ルLに出現する全ての電気信号を整流・給電部E3に転
送するように初期設定されている。
【0027】地中探査部E1は、整流・給電部E3から
直流電力の供給を受けて動作を開始し、送信アンテナか
ら一定の周期で地中にパルス状の電波を放射し、地中で
生じた反射波を受信アンテナを介して受信する。地中探
査部は、電波の送信から反射波の受信までに要した時間
に関する情報を含む信号Sを周波数変換部E2を介して
多重化/分離部E4に供給する。この周波数変換部E2
は、地中探査部E1から供給された信号を、図2に例示
した変成器の通過損失や帯域特性などの電気特性に関し
て最適の周波数に変換して多重化/分離部E4に供給す
る。
【0028】上記信号Sは、ケーブルLによって地上側
装置Dに転送され、その多重化/分離部D4を介して信
号処理部D1に転送される。信号処理部D1は、地中探
査部E1から転送されてきた信号を処理することによ
り、レーダ画面を作成し、これを表示部D2に転送す
る。このレーダ画面は、ブラウン管や高輝度の液晶装置
などで構成される表示部D2に表示される。作業者は、
この表示部D2に表示中のレーダ画面を観察することに
よって障害物を監視しながら掘削作業を進めることがで
きる。
【0029】このように、信号成分と電力成分とが時分
割多重化されるため、振幅多重化の場合に比べて磁気回
路の飽和に伴う信号成分の歪みが小さくなり、そのぶん
S/N比が向上する。また、信号成分と電力成分とが周
波数多重化される場合に比べて、両成分について変成器
内の通過損失の低減が可能になり、信号成分のS/N比
の向上や、電力成分の高効率の伝送が可能になる。
【0030】図6は、本発明の他の実施例を示す断面図
である。この実施例では、先端の管状体Po内に発電機
が設置される。この発電機は、管状体Poと同軸の状態
でこの管状体Po内に保持されて管状体Poと一緒に回
転する中心軸Zと、この中心軸ZにベアリングUを介し
て吊り下げられた永久磁石Mと、管状体Poの内周面に
はめ込まれたヨークYから等角度間隔で突出する4個の
磁極(ポール)PL1〜PL4と、これらの磁極に巻回
された捲線Wとを備えている。
【0031】中心軸ZからベアリングUを介して吊り下
げられた永久磁石Mは、管状体Poが地上装置から伝達
される回転力によって回転し、従って中心軸Zが回転し
ても自重とベアリングUによる滑りとによって静止状態
を保つ。この結果、管状体Poと共に回転する4個の磁
極PL1〜PL4が次々に、永久磁石Mの真下を通過し
てゆき、この通過の際に、永久磁石Mから出て磁極に巻
回された捲線Wと交差する磁束密度が変化し、端子w
1,w2間に交流電圧が誘起され、これが整流されて直
流電力となり地中側装置内の各部に動作電力として供給
される。
【0032】中心軸Zと永久磁石Mとの間にベアリング
を設置する代わりに、これを管状体Poと中心軸との間
に設置することにより、管状体Poが回転しても中心軸
Zがこの管状体poとの間に設置されたベアリングと永
久磁石の自重とによって静止状態を保つ構成を採用する
こともできる。
【0033】図7は、本発明の他の実施例を示す断面図
である。この実施例でも、先端の管状体Po内に発電機
が設置される。この発電機は、管状体Poと同軸の状態
でこの管状体Po内に保持されて管状体Poと一緒に回
転する中心軸Zと、この中心軸Zのまわりに回転自在に
保持された回転体Gと、この管状体po内を流動する高
圧水の水流で回転体Gを回転させるプロペラPPとを備
えている。回転軸Zと回転体Gのそれぞれの側に、永久
磁石と捲線とが対向して設置され、捲線に交流電力が誘
起される。
【0034】上述のように、中空体R自体の回転力や高
圧水の流動エネルギーを利用して中空体Rの先端部分で
発電を行う構成を採用することにより、地上から電力を
送電する必要がなくなり、送電系統の簡略化が可能にな
る。
【0035】以上、コネクタとして変成器を使用する場
合を例示した。しかしながら、棒状のピンとこれを収容
する管状のレセプタクルとが機械的な接触を保ちながら
回転自在に嵌合される構造の同軸コネクタを、その軸線
を管状体の軸線に一致させて配置した構造など他の構造
を利用することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の地
中掘削装置は、コネクタの回転対称軸を管状体の中心軸
に一致させながら各コネクタを管状体の螺合部に取付け
る構成であるから、現場の作業者は、コネクタの存在を
意識せずに、管状体の螺合による結合作業のみを意識す
ることによって、管状体の延長とこれに伴うケーブルの
延長とを迅速・確実に行うことができる。
【0037】本発明の好適な実施の形態によれば、上記
コネクタは非一体型の電磁結合器であるから、安価で、
確実な伝送路を形成することができる。
【0038】本発明の他の好適な実施の形態によれば、
中空体の回転エネルギーや高圧水の流動エネルギーを利
用して中空体の先端部分で発電を行う構成であるから、
地上から地中側装置への給電系統が簡略化できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の地中掘削装置の構成を示す
模式図である。
【図2】図1中のコネクタC1〜C4の構成をコネクタ
C2で代表し、これを管状体P1、P2の中心軸を含む
面で切断して示す縦断面図縦断面図である。
【図3】上記コネクタC2を管状体P1、P2の中心軸
と直交する面で切断して示す横断面図である。
【図4】図1中の地上側装置Dと地中側装置Eの構成の
一例を示す機能ブロック図である。
【図5】図1と図4に示した地中側装置Dと地中側装置
E間を伝送される電気信号の波形を例示する波形図であ
る。
【図6】先端のパイプの内部にこの管状体の回転力によ
って駆動される発電機が形成される本発明の他の実施例
を示す断面図である。
【図7】先端のパイプの内部に水流で駆動される発電機
が形成される本発明の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
P0〜P4 管状体(パイプ) R 中空体(ロッド) B 掘削刃 N 圧力水吐出用ノズル Q 駆動装置 AT アンテナ C1〜C4 コネクタ L ケーブル D 地上側装置 E 地中側装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 啓二朗 山梨県北都留郡上野原町上野原4683ー5 Fターム(参考) 2D054 AC18 GA83 2G005 DA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺合によって継ぎ足される複数の管状体か
    ら成り、根元側が結合された駆動装置によって軸線のま
    わりに回転され地中に推進される細長の中空体と、 この中空体の先端部に取り付けられた掘削工具と、 この中空体の先端部に取り付けられた地中探査部と、 ある軸のまわりの回転対称性を有すると共にこの回転対
    称軸を前記各管状体の中心軸に一致させながら各管状体
    の螺合部に取付けられるコネクタを有し、上記中空体の
    先端部に設置された探査部から出力される電気信号をこ
    の中空体の根元側に伝送する伝送線路とを備えたことを
    特徴とする地中掘削装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記コネクタは双方向伝送が可能な構成を有し、前記中
    空体の根元側から前記探査部に対しても電気信号が伝送
    されることを特徴とする地中掘削装置。
  3. 【請求項3】請求項1と2のそれぞれにおいて、 前記コネクタは、非一体型の電磁結合器であることを特
    徴とする地中掘削装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記非一体型の電磁結合器は、互いに対向して配置され
    る1対の円形ポットコアと、これらポットコアのそれぞ
    れに巻回された捲線を備えた変成器から成ることを特徴
    とする地中掘削装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記電気信号の中心周波数を前記変成器の伝達特性に最
    適の周波数に変換するための周波数変換器がこの変成器
    の前段に配置されたことを特徴とする地中掘削装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のそれぞれにおいて、 前記中空体の内部にはその根元側から供給されてその先
    端部から地中に吐出される高圧の水の送水経路が形成さ
    れると共に、前記コネクタは前記高圧の水への耐性を備
    えたことを特徴とする地中掘削装置。
  7. 【請求項7】請求項2において、 前記中空体の根元側から前記探査部に対して伝送される
    電気信号にはこの探査部に供給される電源電力成分が含
    まれることを特徴とする地中掘削装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記伝送される電気信号のうち電源電力成分は他の信号
    成分と時分割多重化されて伝送されることを特徴とする
    地中掘削装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至6のそれぞれにおいて、 前記中空体の先端部には、この中空体の回転運動を電力
    に変換する発電機が内蔵されたことを特徴とする地中掘
    削装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至6のそれぞれにおいて、 前記中空体の先端部には、この中空体の内部を送水され
    る前記高圧の水の流動エネルギーを電力に変換する発電
    機が内蔵されたことを特徴とする地中掘削装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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