JP2000202258A - オゾン水の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
オゾン水の製造方法及びその製造装置Info
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- JP2000202258A JP2000202258A JP11046897A JP4689799A JP2000202258A JP 2000202258 A JP2000202258 A JP 2000202258A JP 11046897 A JP11046897 A JP 11046897A JP 4689799 A JP4689799 A JP 4689799A JP 2000202258 A JP2000202258 A JP 2000202258A
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- ozone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流水中のオゾン濃度が高く、しかもコンパク
ト、低コストとなるオゾン水の製造方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 外管2内に、管壁に小孔3を有しかつ交
流マイナスイオン電流を流すためのコイル4を外側管壁
に巻いた内管1を設け、内外管間に形成される空間5に
はオゾンを含む気体を、内管1内には水を供給流動せし
めると共に、前記コイルにマイナスイオン電流を流し、
前記小孔3を通して水中に流入させたオゾンをマイナス
イオン化しつつ水に溶解する。
ト、低コストとなるオゾン水の製造方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 外管2内に、管壁に小孔3を有しかつ交
流マイナスイオン電流を流すためのコイル4を外側管壁
に巻いた内管1を設け、内外管間に形成される空間5に
はオゾンを含む気体を、内管1内には水を供給流動せし
めると共に、前記コイルにマイナスイオン電流を流し、
前記小孔3を通して水中に流入させたオゾンをマイナス
イオン化しつつ水に溶解する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン水の製造方
法及びその製造装置、特に、流水を用いる高濃度のオゾ
ン水の製造方法及びその装置に関する。
法及びその製造装置、特に、流水を用いる高濃度のオゾ
ン水の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来技術】オゾンは強力な酸化剤として、大腸菌等の
殺菌、脱色、脱臭などの目的で、塩素や紫外線による殺
菌等の処理に代えて、各種の産業において広く利用され
ている。このオゾンの利用形態の一つとしてオゾンを水
に溶解させて使用する場合があるが、かかるオゾン水の
製造は、一般にオゾン発生器で発生させたガス状のオゾ
ンを水に溶解させて製造されている。しかし、その多く
は、貯水中にオゾンを吹き込み、生成したオゾン水を使
用するものであるため、貯水槽や該貯水槽以外の所でオ
ゾン水を使用する場合にはその使用場所にオゾン水を供
給する供給ポンプを必要とし、装置が大型化して設備費
が高くなる等の問題点があった(特開平1−23199
1号公報)。
殺菌、脱色、脱臭などの目的で、塩素や紫外線による殺
菌等の処理に代えて、各種の産業において広く利用され
ている。このオゾンの利用形態の一つとしてオゾンを水
に溶解させて使用する場合があるが、かかるオゾン水の
製造は、一般にオゾン発生器で発生させたガス状のオゾ
ンを水に溶解させて製造されている。しかし、その多く
は、貯水中にオゾンを吹き込み、生成したオゾン水を使
用するものであるため、貯水槽や該貯水槽以外の所でオ
ゾン水を使用する場合にはその使用場所にオゾン水を供
給する供給ポンプを必要とし、装置が大型化して設備費
が高くなる等の問題点があった(特開平1−23199
1号公報)。
【0003】一方、食中毒予防等の観点から、厨房等の
衛生管理、すなわち生鮮食品、生ゴミ、調理器具、食器
等に対するオゾン水による殺菌、脱臭が最近注目されて
いるがこの場合、水道管中の流水に直接オゾンを接触さ
すことによりオゾン水が得られれば前記貯水槽等が不要
となり、しかも殺菌等の対象物に水道ホースの放水口か
ら直接オゾン水を注ぐことができるので便利である。第
3図はこのような使用が可能な装置として例示できる従
来のオゾン水製造装置であるが、オゾン発生器から管内
へ供給されるオゾンは管内の流水中の一点でオゾンと接
触するものであるため、溶解オゾン濃度が約0.03p
pmと低く、そのため十分な殺菌・脱臭効果が得られな
い難点があった。
衛生管理、すなわち生鮮食品、生ゴミ、調理器具、食器
等に対するオゾン水による殺菌、脱臭が最近注目されて
いるがこの場合、水道管中の流水に直接オゾンを接触さ
すことによりオゾン水が得られれば前記貯水槽等が不要
となり、しかも殺菌等の対象物に水道ホースの放水口か
ら直接オゾン水を注ぐことができるので便利である。第
3図はこのような使用が可能な装置として例示できる従
来のオゾン水製造装置であるが、オゾン発生器から管内
へ供給されるオゾンは管内の流水中の一点でオゾンと接
触するものであるため、溶解オゾン濃度が約0.03p
pmと低く、そのため十分な殺菌・脱臭効果が得られな
い難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、流
水を用いる高濃度オゾン水の製造方法及びその装置であ
って、コンパクトで低コストのものを提供することを目
的とするものである。
水を用いる高濃度オゾン水の製造方法及びその装置であ
って、コンパクトで低コストのものを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、鋭意研究した結果、流水管にコイルを巻きマイナス
イオン電流を流して形成される電場内(管内)にオゾン
を供給し、オゾンをマイナスイオンにしつつ流水と接触
させれば、高濃度のオゾン水が得られることを見出し、
本発明を完成させた。
に、鋭意研究した結果、流水管にコイルを巻きマイナス
イオン電流を流して形成される電場内(管内)にオゾン
を供給し、オゾンをマイナスイオンにしつつ流水と接触
させれば、高濃度のオゾン水が得られることを見出し、
本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明のうち請求項1記載の発
明は、外管内に、管壁に小孔を有しかつ交流マイナスイ
オン電流を流すためのコイルを外側管壁に巻いた内管を
設け、内外管間に形成される空間にはオゾンを含む気体
を導入し、内管内には水を供給流動せしめると共に、前
記コイルにマイナスイオン電流を流し、前記小孔を通し
て水中に供給したオゾンをマイナスイオン化しつつ、水
に溶解することを特徴とするオゾン水の製造方法であ
る。
明は、外管内に、管壁に小孔を有しかつ交流マイナスイ
オン電流を流すためのコイルを外側管壁に巻いた内管を
設け、内外管間に形成される空間にはオゾンを含む気体
を導入し、内管内には水を供給流動せしめると共に、前
記コイルにマイナスイオン電流を流し、前記小孔を通し
て水中に供給したオゾンをマイナスイオン化しつつ、水
に溶解することを特徴とするオゾン水の製造方法であ
る。
【0007】ここで、「交流マイナスイオン電流」と
は、交流成分のうち負の成分だけを取り出した電流をい
う。オゾンはオゾン発生器から、内外管間に形成される
前記空間に導入される。この場合、オゾン発生器におけ
る原料ガスには純酸素を用い、導入されるオゾンを含む
気体のオゾンの純度を99体積%以上とするのが好まし
い。なお、この空間内のオゾンの気体圧は、前記小孔を
通して水が内管から外に漏れるのを防止するため、内管
内の流水圧より高くする必要がある。
は、交流成分のうち負の成分だけを取り出した電流をい
う。オゾンはオゾン発生器から、内外管間に形成される
前記空間に導入される。この場合、オゾン発生器におけ
る原料ガスには純酸素を用い、導入されるオゾンを含む
気体のオゾンの純度を99体積%以上とするのが好まし
い。なお、この空間内のオゾンの気体圧は、前記小孔を
通して水が内管から外に漏れるのを防止するため、内管
内の流水圧より高くする必要がある。
【0008】前記小孔の大きさは、請求項2記載の発明
のように、直径0.1〜2.5mmとするのが好まし
い。0.1mm未満では負圧となり、2.5mmを越え
ると正圧となるからである。また、前記内管に供給流動
させる水は、請求項3記載の発明のように、管内に充満
されず、管壁との間に隙間を形成するようにするのが好
ましい。オゾンと水の接触面積が増大するからである。
かかる隙間の形成は、バルブによる流水量の調整又は用
いる内管径の調整等により達成せられる。
のように、直径0.1〜2.5mmとするのが好まし
い。0.1mm未満では負圧となり、2.5mmを越え
ると正圧となるからである。また、前記内管に供給流動
させる水は、請求項3記載の発明のように、管内に充満
されず、管壁との間に隙間を形成するようにするのが好
ましい。オゾンと水の接触面積が増大するからである。
かかる隙間の形成は、バルブによる流水量の調整又は用
いる内管径の調整等により達成せられる。
【0009】以上のように形成することにより、請求項
1記載の発明は、内管内に供給されたオゾンが電場によ
りマイナスイオンとなり、水道管が設地されているため
プラスに荷電されている流水への溶解性が増大し、高濃
度のオゾン水が得られる。また、この方法は、流水を直
接オゾン水にするので、従来のように貯水槽やオゾン水
供給ポンプを必要とせず、装置が小型化し、低コストと
なる。また、請求項2記載の発明は、小孔の大きさを特
定しているため、安定効果が得られ、請求項3記載の発
明は前記隙間の形成によりオゾンと水との接触面積が増
大し、より高濃度のオゾン水が得られる。
1記載の発明は、内管内に供給されたオゾンが電場によ
りマイナスイオンとなり、水道管が設地されているため
プラスに荷電されている流水への溶解性が増大し、高濃
度のオゾン水が得られる。また、この方法は、流水を直
接オゾン水にするので、従来のように貯水槽やオゾン水
供給ポンプを必要とせず、装置が小型化し、低コストと
なる。また、請求項2記載の発明は、小孔の大きさを特
定しているため、安定効果が得られ、請求項3記載の発
明は前記隙間の形成によりオゾンと水との接触面積が増
大し、より高濃度のオゾン水が得られる。
【0010】また、本発明のうち請求項4記載の発明
は、管内に水を供給流動させつつオゾンを水中に供給
し、該オゾンと水を混合させる気液混合部を備えたオゾ
ン水製造装置において、前記気液混合部が、管壁に小孔
を有しかつ交流マイナスイオン電流を流すためのコイル
を外側管壁に巻いた、水を供給流動させるための内管
と、オゾンを含む気体を導入し、これを前記小孔を通し
て水中に供給するための空間を、内外管間に形成するた
めの外管とを有することを特徴とするオゾン水の製造装
置である。
は、管内に水を供給流動させつつオゾンを水中に供給
し、該オゾンと水を混合させる気液混合部を備えたオゾ
ン水製造装置において、前記気液混合部が、管壁に小孔
を有しかつ交流マイナスイオン電流を流すためのコイル
を外側管壁に巻いた、水を供給流動させるための内管
と、オゾンを含む気体を導入し、これを前記小孔を通し
て水中に供給するための空間を、内外管間に形成するた
めの外管とを有することを特徴とするオゾン水の製造装
置である。
【0011】ここで、「交流マイナスイオン電流」と
は、前記の通りであり、前記公知の方法により得られ
る。この装置を使用する場合の管内の電場の強さも前記
の通りである。本発明のオゾン水製造装置において、オ
ゾンを含む気体はオゾン発生器から、パイプ等の接続手
段により、内外管間に形成される前記空間に導入され
る。この場合、オゾン発生器における原料ガスには純酸
素を用い、導入されるオゾンを含む気体のオゾンの純度
を99体積%以上にするのが好ましい。
は、前記の通りであり、前記公知の方法により得られ
る。この装置を使用する場合の管内の電場の強さも前記
の通りである。本発明のオゾン水製造装置において、オ
ゾンを含む気体はオゾン発生器から、パイプ等の接続手
段により、内外管間に形成される前記空間に導入され
る。この場合、オゾン発生器における原料ガスには純酸
素を用い、導入されるオゾンを含む気体のオゾンの純度
を99体積%以上にするのが好ましい。
【0012】このオゾンを含む気体は、その圧力を流水
圧より高くすることにより、前記小孔を通して内管の流
水中に供給されるが、該内管の外側管壁に巻かれたコイ
ルを流れる電流によりもたらされる電場により、オゾン
がマイナスイオンとなり、そのため、前記したように、
水への溶解性が増し高濃度のオゾン水が製造される。ま
た、この装置は、流水を直接オゾン水にするので、従来
のように貯水槽やオゾン水供給ポンプを必要とせず、装
置は小型化し、低コストとなる。
圧より高くすることにより、前記小孔を通して内管の流
水中に供給されるが、該内管の外側管壁に巻かれたコイ
ルを流れる電流によりもたらされる電場により、オゾン
がマイナスイオンとなり、そのため、前記したように、
水への溶解性が増し高濃度のオゾン水が製造される。ま
た、この装置は、流水を直接オゾン水にするので、従来
のように貯水槽やオゾン水供給ポンプを必要とせず、装
置は小型化し、低コストとなる。
【0013】この場合において、前記小孔の大きさは、
請求項5記載の発明のように、直径0.1〜2.5mm
とするのが好ましい。0.1mm未満では負圧となり、
2.5mmを越えると正圧となるからである。また、前
記内管に供給流動させる水は、管内に充満されず、管壁
との間に隙間を形成するようにするのが好ましい。オゾ
ンと水の接触面積が増大するからである。かかる構成
は、バルブによる流水量の調整又は用いる内管径の調整
等により達成される。
請求項5記載の発明のように、直径0.1〜2.5mm
とするのが好ましい。0.1mm未満では負圧となり、
2.5mmを越えると正圧となるからである。また、前
記内管に供給流動させる水は、管内に充満されず、管壁
との間に隙間を形成するようにするのが好ましい。オゾ
ンと水の接触面積が増大するからである。かかる構成
は、バルブによる流水量の調整又は用いる内管径の調整
等により達成される。
【0014】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を図面
に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施の形態に
限定されるものでない。図1は気液混合部10の縦断面
図であり、図2は同斜視図、図3はオゾン発生からオゾ
ン水が製造されるまでの各工程を示すブロック図であ
る。内管1や外管2の材料としてはポリ塩化ビニル、ポ
リテトラフルオロエチレン等の樹脂パイプやステンレス
パイプ等の金属パイプ等のオゾンに耐性を有する材料で
構成されたパイプを好適に使用できる。各管の外径、肉
厚、長さ等は単位時間に製造すべきオゾン水の量、オゾ
ンを含む気体の圧力等に応じて定められるが、業務用の
1例としては外形の寸法は150×250×30mm、
内管の外径は10〜22mm、それぞれの肉厚、長さ
は、それぞれ、100〜150mm、150〜200m
mのものを用いることができる。
に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施の形態に
限定されるものでない。図1は気液混合部10の縦断面
図であり、図2は同斜視図、図3はオゾン発生からオゾ
ン水が製造されるまでの各工程を示すブロック図であ
る。内管1や外管2の材料としてはポリ塩化ビニル、ポ
リテトラフルオロエチレン等の樹脂パイプやステンレス
パイプ等の金属パイプ等のオゾンに耐性を有する材料で
構成されたパイプを好適に使用できる。各管の外径、肉
厚、長さ等は単位時間に製造すべきオゾン水の量、オゾ
ンを含む気体の圧力等に応じて定められるが、業務用の
1例としては外形の寸法は150×250×30mm、
内管の外径は10〜22mm、それぞれの肉厚、長さ
は、それぞれ、100〜150mm、150〜200m
mのものを用いることができる。
【0015】外管2の内側に内管1を同心状に位置せし
め、双方の管の一端は内管1への原水の導入孔6を有す
るキャップ部材9、他端は内管1からのオゾン水の排出
孔7を有するキャップ部材9にてシーリングされ、オゾ
ンを含む気体が導入される空間部5を形成する。シーリ
ングはオーリングを用いる手段、雄ネジ・雌ネジ 合、
ナットを用いる手段、接着手段又はこれらの2以上の手
段の併用等の通常の手段で行えばよい。
め、双方の管の一端は内管1への原水の導入孔6を有す
るキャップ部材9、他端は内管1からのオゾン水の排出
孔7を有するキャップ部材9にてシーリングされ、オゾ
ンを含む気体が導入される空間部5を形成する。シーリ
ングはオーリングを用いる手段、雄ネジ・雌ネジ 合、
ナットを用いる手段、接着手段又はこれらの2以上の手
段の併用等の通常の手段で行えばよい。
【0016】外管2にはオゾンを含む気体の導入口8が
設けられ、内管1にはこの気体を内管内に流入するため
の小孔3が多数設けられている。この小孔3の直径は
0.1〜2.5mmであることが好ましく、小孔の総面
積は導入口8の面積と同程度とするのが好ましい。ま
た、内管1には絶縁コイル4が巻かれるが、マイナスイ
オン電流を流し、電場を与えイオン化する事が好まし
い。
設けられ、内管1にはこの気体を内管内に流入するため
の小孔3が多数設けられている。この小孔3の直径は
0.1〜2.5mmであることが好ましく、小孔の総面
積は導入口8の面積と同程度とするのが好ましい。ま
た、内管1には絶縁コイル4が巻かれるが、マイナスイ
オン電流を流し、電場を与えイオン化する事が好まし
い。
【0017】本発明に用いるオゾンは、オゾン発生器1
1により発生させる。その原料ガスは空気であっても純
酸素であってもよいが、99.95体積%以上の純酸素
を用いるのが流水中のオゾン濃度を高める上で好まし
い。
1により発生させる。その原料ガスは空気であっても純
酸素であってもよいが、99.95体積%以上の純酸素
を用いるのが流水中のオゾン濃度を高める上で好まし
い。
【0018】オゾン発生器11により発生させたオゾン
を含む気体は、導入口8から内外管間に形成される空間
部5に導入され、内管壁の小孔3を通して内管1内に流
入し、その中の流水と接する。この場合、オゾンを含む
気体の圧力は、内管1内の流水圧より高くする必要があ
り(圧力調節弁12により調整)、水道水を対象とする
場合、具体的には1.5〜2.0kg/cm2とするの
が適当である。内管内のオゾンは、絶縁コイル4にマイ
ナスイオン電流が流れているので、管内に発生くる電場
によりマイナスイオンとなっており、水への溶解度が増
大する。したがって、従来より高濃度のイオン水が得ら
れる。
を含む気体は、導入口8から内外管間に形成される空間
部5に導入され、内管壁の小孔3を通して内管1内に流
入し、その中の流水と接する。この場合、オゾンを含む
気体の圧力は、内管1内の流水圧より高くする必要があ
り(圧力調節弁12により調整)、水道水を対象とする
場合、具体的には1.5〜2.0kg/cm2とするの
が適当である。内管内のオゾンは、絶縁コイル4にマイ
ナスイオン電流が流れているので、管内に発生くる電場
によりマイナスイオンとなっており、水への溶解度が増
大する。したがって、従来より高濃度のイオン水が得ら
れる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いてより具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものでない。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものでない。
【0020】実施例1 本発明に係るオゾン水の製造装置の一例は、図1、図2
に示すように、気液混合部10が、管壁に小孔3を有し
かつ交流マイナスイオン電流を流すための絶縁コイル4
を外側管壁に巻いた、水を供給流動さすためのポリテト
ラフルオロエチレン製の内管1と、オゾンを含む気体を
供給流動させ、これを前記小孔3を通して水中に流入さ
せるための空間部5を内外管間に形成するためのポリ塩
化ビニル製の外管2を有する。
に示すように、気液混合部10が、管壁に小孔3を有し
かつ交流マイナスイオン電流を流すための絶縁コイル4
を外側管壁に巻いた、水を供給流動さすためのポリテト
ラフルオロエチレン製の内管1と、オゾンを含む気体を
供給流動させ、これを前記小孔3を通して水中に流入さ
せるための空間部5を内外管間に形成するためのポリ塩
化ビニル製の外管2を有する。
【0021】ここで、内管1は直径2.2mmの小孔3
を、長さ方向に等間隔に7個、円周方向に等間隔に各4
個の計28個有し、内径10.0mm、外径12.0m
m、長さは325mmであって絶縁コイル4を巻いてい
る。これを外寸150mm×30mm、長さは325m
mであってオゾンガス導入口8を有する外管2内に同心
状に位置するように挿入し、内外管間に空間部5を形成
するが、この空間部は一端は内管1への原水の導入孔6
を有するキャップ部材9、他端は内管1からのオゾン水
の排出孔7を有するキャップ部材9にてシーリングする
ことにより完成される。
を、長さ方向に等間隔に7個、円周方向に等間隔に各4
個の計28個有し、内径10.0mm、外径12.0m
m、長さは325mmであって絶縁コイル4を巻いてい
る。これを外寸150mm×30mm、長さは325m
mであってオゾンガス導入口8を有する外管2内に同心
状に位置するように挿入し、内外管間に空間部5を形成
するが、この空間部は一端は内管1への原水の導入孔6
を有するキャップ部材9、他端は内管1からのオゾン水
の排出孔7を有するキャップ部材9にてシーリングする
ことにより完成される。
【0022】前記オゾンガス導入口8の孔径は8.0m
mであり、この導入口は同径のテフロン製パイプを用
い、図3に示すように逆止弁13を介して、後述のオゾ
ン発生器11に連結されている。この装置は、次の実施
例2のごとく使用され、高濃度のオゾン水を製造でき
る。
mであり、この導入口は同径のテフロン製パイプを用
い、図3に示すように逆止弁13を介して、後述のオゾ
ン発生器11に連結されている。この装置は、次の実施
例2のごとく使用され、高濃度のオゾン水を製造でき
る。
【0023】実施例2 本発明に係るオゾン水の製造方法一例を、前記装置を用
いて説明すると次のようになる。図1、図2に示すよう
に、前記内管1を前記外管2内に同心状に位置するよう
に挿入し、一端は原水の導入孔6を有するキャップ部
材、他端はオゾン水の排出孔7を有するキャップ部材9
にてシーリングすることにより形成される、内外管間の
前記空間部5に、図3のオゾン発生器11を用いて発生
させた99体積%以上の純度のオゾンガスを、オゾンガ
ス導入口8からゲージ圧4.0atmで導入し、次に水
道水を導入孔6から内管1内に充満せず管壁との間にあ
る程度隙間を有するようにして流入させると共に、この
流水と前記空間部5から前記小孔3を通して供給される
オゾンガスとを接触させる。
いて説明すると次のようになる。図1、図2に示すよう
に、前記内管1を前記外管2内に同心状に位置するよう
に挿入し、一端は原水の導入孔6を有するキャップ部
材、他端はオゾン水の排出孔7を有するキャップ部材9
にてシーリングすることにより形成される、内外管間の
前記空間部5に、図3のオゾン発生器11を用いて発生
させた99体積%以上の純度のオゾンガスを、オゾンガ
ス導入口8からゲージ圧4.0atmで導入し、次に水
道水を導入孔6から内管1内に充満せず管壁との間にあ
る程度隙間を有するようにして流入させると共に、この
流水と前記空間部5から前記小孔3を通して供給される
オゾンガスとを接触させる。
【0024】内管1外側壁に巻いている前記絶縁コイル
4には予めマイナスイオン電流が流されており、このた
め、流水と接触しているオゾンはマイナスイオンとな
り、水道管を通じて接地されていてプラスに荷電してい
る水への溶解性が増大し、高濃度(0.8〜2.0pp
m)のオゾン水が得られる。
4には予めマイナスイオン電流が流されており、このた
め、流水と接触しているオゾンはマイナスイオンとな
り、水道管を通じて接地されていてプラスに荷電してい
る水への溶解性が増大し、高濃度(0.8〜2.0pp
m)のオゾン水が得られる。
【0025】この場合、99体積%以上の純度のオゾン
ガスは、内外二重管構造の電極を有しこの電極間に電圧
を印加した状態(図3の操作パネルで操作)で電極間の
放電ギャップへ空気又は純酸素を供給してオゾンを生成
するいわゆる二重管型オゾン発生器11に対し、図3に
示す酸素ボンベから調節弁12でゲージ圧4.0atm
に調節しながら、99.95体積%の酸素を供給し、オ
ゾン化することにより得られる。
ガスは、内外二重管構造の電極を有しこの電極間に電圧
を印加した状態(図3の操作パネルで操作)で電極間の
放電ギャップへ空気又は純酸素を供給してオゾンを生成
するいわゆる二重管型オゾン発生器11に対し、図3に
示す酸素ボンベから調節弁12でゲージ圧4.0atm
に調節しながら、99.95体積%の酸素を供給し、オ
ゾン化することにより得られる。
【0026】このオゾン水を、調理場の床、まな板、冷
蔵庫、流し等に散布し、若しくは食器、布巾、その他の
備品はオゾン水中に浸漬し、菌がオゾン水に10秒以上
接するようにすれば、大腸菌O−157も含め完全に殺
菌される。
蔵庫、流し等に散布し、若しくは食器、布巾、その他の
備品はオゾン水中に浸漬し、菌がオゾン水に10秒以上
接するようにすれば、大腸菌O−157も含め完全に殺
菌される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、4記載
の方法又は装置の発明によれば、内管内に導入されたオ
ゾンが電場によりマイナスイオンとなり、水道管が設地
されているためプラスに荷電されている流水への溶解性
が増大し、高濃度のオゾン水が得られる。
の方法又は装置の発明によれば、内管内に導入されたオ
ゾンが電場によりマイナスイオンとなり、水道管が設地
されているためプラスに荷電されている流水への溶解性
が増大し、高濃度のオゾン水が得られる。
【0028】また、請求項2、5記載の発明は、小孔の
大きさを特定しているため、安定効果が得られ、請求項
3記載の発明は前記隙間の存在によりオゾンと水との接
触面積が増大しより高濃度のオゾン水が得られる。
大きさを特定しているため、安定効果が得られ、請求項
3記載の発明は前記隙間の存在によりオゾンと水との接
触面積が増大しより高濃度のオゾン水が得られる。
【0029】さらに、本発明に係る方法・装置は、いず
れも、長さ数十センチメートルの2重管にコイルを巻い
て実施できるので、装置がコンパクト化して小型にな
り、ランニングコストを含む全コストの低減化を図るこ
とができる。
れも、長さ数十センチメートルの2重管にコイルを巻い
て実施できるので、装置がコンパクト化して小型にな
り、ランニングコストを含む全コストの低減化を図るこ
とができる。
【図1】 本発明における気液混合部10の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】 図1の気液混合部10の斜視図である。
【図3】 オゾン発生からオゾン水が製造されるまでの
各工程を示すブロック図である。
各工程を示すブロック図である。
【図4】 従来のオゾン水製造装置の気液混合部の縦断
面図である。
面図である。
1 内管 2 外管 3 小孔 4 絶縁コイル 5 空間部 6 原水の導入孔 7 オゾン水の排水孔 8 オゾンを含む気体の導入口 9 キャップ部材 10 気液混合部 11 オゾン発生器 12 圧力調節弁 13 逆止弁
Claims (5)
- 【請求項1】 外管内に、管壁に小孔を有しかつ交流マ
イナスイオン電流を流すためのコイルを外側管壁に巻い
た内管を設け、内外管間に形成される空間にはオゾンを
含む気体を導入し、内管内には水を供給流動せしめると
共に、前記コイルにマイナスイオン電流を流し、前記小
孔を通して水中に供給したオゾンをマイナスイオン化し
つつ水に溶解することを特徴とするオゾン水の製造方
法。 - 【請求項2】 前記小孔の径が、直径0.1〜2.5m
mであることを特徴とする請求項1記載のオゾン水の製
造方法。 - 【請求項3】 前記内管に供給流動させた水が管内に充
満されず、管壁との間に隙間を形成していることを特徴
とする請求項1又は2記載のオゾン水の製造方法。 - 【請求項4】 管内に水を供給流動させつつオゾンを水
中に供給し該オゾンと水を混合させる気液混合部を備え
たオゾン水製造装置において、前記気液混合部が、管壁
に小孔を有しかつ交流マイナスイオン電流を流すための
コイルを外側管壁に巻いた、水を供給流動させるための
内管と、該内管を収容し且つオゾンを含む気体が導入せ
られる外管からなり、且つこの内管と外管の間には外管
に導入されるオゾンを含む気体を前記内管壁の小孔を通
して内管内の流水中に供給するための空間が設けられて
いることを特徴とするオゾン水の製造装置。 - 【請求項5】 前記小孔の径が、直径0.1〜2.5m
mであることを特徴とする請求項4記載のオゾン水の製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046897A JP2000202258A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | オゾン水の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11046897A JP2000202258A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | オゾン水の製造方法及びその製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000202258A true JP2000202258A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=12760166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11046897A Pending JP2000202258A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | オゾン水の製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000202258A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013086081A (ja) * | 2011-10-22 | 2013-05-13 | Karuto Kk | ガス混入装置およびこれを備えたオゾン含有ガス混入装置 |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP11046897A patent/JP2000202258A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013086081A (ja) * | 2011-10-22 | 2013-05-13 | Karuto Kk | ガス混入装置およびこれを備えたオゾン含有ガス混入装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050920 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |