JP2000200276A - 音声通訳機 - Google Patents

音声通訳機

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JP2000200276A
JP2000200276A JP11002577A JP257799A JP2000200276A JP 2000200276 A JP2000200276 A JP 2000200276A JP 11002577 A JP11002577 A JP 11002577A JP 257799 A JP257799 A JP 257799A JP 2000200276 A JP2000200276 A JP 2000200276A
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Japan
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memory
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JP11002577A
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Yoshinori Kitahara
義典 北原
Atsuko Koizumi
敦子 小泉
Junichi Matsuda
純一 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】翻訳結果を、元の音声の発話者の性別に合わせ
た声の種類や言葉使いで、出力する機能をもつ音声通訳
機を提供する。 【解決手段】入力された音声から発声者の性別を判定
し、男声音源データと女声音源データとを切り替え出力
音声を上記性別に対応させた種類の音声にしたり、男性
言語表現と女性言語表現とを切り替え出力音声の言葉使
いを前記性別に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが発声した
音声を他の言語に翻訳し音声として出力する音声通訳機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声通訳機では、例えば特開昭6
0−144799号公報に記載のように、音声を入力す
ると上記音声から情緒情報を抽出し、上記情緒情報を出
力音声に付与した後、翻訳音声を出力するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、発
話者の発声時の情緒が翻訳された出力音声に反映される
が、発話者の声の種類や言葉使いまでを出力音声に反映
するものではなかった。例えば発話者が女性であるのに
翻訳音声では男声の出力となったり、言葉使いが男言葉
で出力されるなど、不自然さを伴うことがあった。
【0004】本発明の目的は、翻訳した結果を、元の音
声の発話者の性別に合わせた声の種類や言葉使いで出力
する機能をもつ音声通訳機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、入力された
音声から発声者の性別を判定し、男声音源データと女声
音源データとを切り替え、翻訳結果の出力音声を上記性
別に対応させた種類の音声にしたり、男性言語表現と女
性言語表現とを切り替え、翻訳結果の出力音声の言葉使
いを前記性別に適合させることで上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す英
日音声通訳機の構成図である。本実施例は音声通訳機専
用機であるが、本発明を実施するプラットフォームとし
ては、パソコン、ワークステーション、携帯情報端末
等、中央演算装置およびメモリを備え、同図のような構
成をなすことができるものであれば何でもよく、プラッ
トフォームの種類が本発明の適用範囲を限定するもので
はない。また、本実施例は英語を日本語に通訳する英日
音声通訳機であるが、これは一例であり、日英、中日、
日中等、言語の種類は限定されない。
【0007】同図において1は音声入力手段、2は音声
認識手段、3は中央演算装置、4は言語翻訳手段、5は
音声出力手段、6は性別判定手段、7はメモリ、8は音
声生成手段、9は単語辞書、10は文法、11は言語変
換ルール、12は男声素片セット、13は女声素片セッ
トである。
【0008】図2は上記メモリ7でのデータ構造を示
す。
【0009】図1において、まず、電源を入れると、音
声入力手段1が起動される。次に、音声入力手段1は、
システムを音声入力可能な状態にする。そこで、ユーザ
がマイクを用いて、例えば、“I feel sic
k.”などと、通訳させたい言葉を発話し入力する。こ
こで、ユーザは男性と仮定する。続いて、音声入力手段
1は、入力された音声をアナログ/デジタル変換し、メ
モリ7上のWAVE101に格納する。その際のサンプ
リングレートは8kHz、11kHz、16kHz等、
ユーザが適宜定めることができる。
【0010】次に、音声認識手段2が起動される。音声
認識手段2は、メモリ7上WAVE101に格納された
音声データを読み込み、上記音声データを認識し文字列
に変換する。音声を認識し文字列に変換する方法として
は、例えばL.Rabiner&B.−H.Juang
著、古井貞煕監訳「音声認識の基礎(下)」(NTTア
ドバンステクノロジ、1995)P245〜P304記
載の方法などを利用することができる。もちろん、他の
音声認識の方法を用いてもよく、音声認識の方法が本発
明を限定するものではない。このステップにより、前記
音声は、文字列“I feel sick”に変換さ
れ、メモリ7上のCSTRING102に格納される。
【0011】続いて性別判定手段6が起動される。性別
判定手段6は、まず、メモリ7上WAVE101に格納
されている音声データを読み込み、上記音声データを分
析し、基本周波数の時系列{P1,P2,…,PN}を抽
出する。基本周波数の抽出には、例えば古井「ディジタ
ル音声処理」(東海大学出版、1992)57頁〜59
頁に記載の方法のいずれかが利用できる。次に性別判定
手段6は、前記基本周波数の時系列の平均値Pave、基
本周波数の最大値Pmax、基本周波数の最小値Pminを各
々算出する。平均値Paveの算出には、本実施例では、
数1に示す相加平均を用いるが、もちろん、相乗平均
等、他の平均算出法を用いることもできる。
【0012】
【数1】
【0013】算出された平均ピッチの値Paveをメモリ
7上のPAVE103に格納する。続いて、性別判定手
段6は、メモリ7上のPAVE103に格納されている
Paveの値を読み込み、以下の性別判定ルールにより、
性別の判定を行ない、Fsexの値をメモリ7上のFSE
X104に格納する。
【0014】Pave<200ならばFsex=0 Pave≧200ならばFsex=1 例えば、先の例で、基本周波数時系列{172、18
3、185、192、…、110}が得られ、Pave=
164が算出されたとすると、メモリ7上のFSEX1
04に値“164”が格納される。さらに、性別判定ル
ールによりFsex=0が得られ、値“0”がメモリ7上
のFSEX104に格納される。なお、上記性別判定ル
ールは一例であり、別のルールも適用可能である。ま
た、性別判定に用いるパラメータについても別のものを
用いることも可能である。例えば、ユーザにある特定の
語や音節などを発声させて、その中のある特定の母音の
ホルマント位置をパラメータとすることもできる。
【0015】このときに、前記方法で性別を自動判定す
る方式ではなく、ユーザが予め性別を入力するようにし
てもよい。その場合は、性別判定手段6は、男女の性別
をユーザに入力されるような機構をもち(物理的なボタ
ンやスイッチ類でもよいし、ソフトウエアとしてのメニ
ュー形式であってもよい)、上記機構によってユーザが
入力した性別が男性であれば、値“0”をメモリ7上の
FSEX104に格納し、一方、ユーザが入力した性別
が女性であれば、値“1”をメモリ7上のFSEX10
4に格納する。
【0016】次に言語翻訳手段4が起動される。言語翻
訳手段4は単語辞書9、文法テーブル10、言語変換テ
ーブル11を用いてメモリ上のCSTRING102に
格納されている文字列を別の言語に翻訳変換する。単語
辞書9、文法テーブル10、言語変換テーブル11のデ
ータ構造を、各々、図3、図4、図5に示す。
【0017】図6および図7のフローチャートを用い
て、上記言語翻訳手段4の動作を説明する。まず、言語
翻訳手段4は、メモリ7上のICNT105に“0”を
格納する(ステップs100)。次に、ICNT105
をインクリメントしながら(ステップs101)メモリ
7上のCSTRING102に格納されている文字列か
ら空白で区切れるまでの単語を1つ読み込み、メモリ7
上のWRD(ICNT)に格納する(ステップs10
2)。続いて、WRD(ICNT)と翻訳辞書9の語2
10の項目とを順次照合していき(ステップs10
3)、各単語の品詞および訳語を各々PART(ICN
T)、JPNS(ICNT)に格納していく(ステップ
s104)。
【0018】このとき、訳語はメモリ7上のFSEXの
値によって(ステップs105)異なるものを格納す
る。すなわち、FSEXの値が“0”であれば訳語に
は、男性訳語213の内容が格納される(ステップs1
06)。また、FSEXの値が“1”であれば訳語に
は、女性訳語214の内容が格納される(ステップs1
07)。CSTRING102に格納されている文字列
がなくなるまでステップs101からステップs107
までを繰り返す(ステップs108)。
【0019】以上、先の“I feel sick”の
例では、ICNT105に“0”を格納した後、ICN
T105はインクリメントされ“1”となる。CSTR
ING102に格納されている文字列“I feel
sick”から“I”が読み込まれ、WRD(1)に単
語“I”が格納される。WRD(1)の単語“I”は、
単語辞書9中の一つの単語202の“I”と一致する。
そこで、“I”に対応する品詞212の“Prn”をメ
モリ2上のPART(1)に格納する。また、FSEX
の値が“0”であるので、“I”に対応する男性訳語2
13の“僕は”をJPNS(1)に格納する。
【0020】同様にして、ICNT105はインクリメ
ントされ“2”となり、WRD(2)に単語“fee
l”が格納され、WRD(2)の単語“feel”は、
単語辞書9中の一つの単語201の“feel”と一致
し、品詞212の“Vrb”をPART(2)に、“f
eel”に対応する男性訳語213の“感じるんだ”を
JPNS(2)に格納する。ICNT105はインクリ
メントされ“3”となり、3番目の単語“sick”が
WRD(3)に格納され、単語辞書9中の一つの単語2
03の“sick”と一致し、品詞212の“Adj”
をPART(3)に、“feel”に対応する男性訳語
213の“気分が悪い”をJPNS(3)に格納する。
ここで、CSTRING102に格納されている文字列
がなくなるので、処理を終了する。
【0021】次に、文法テーブル10を用いて構文解析
処理を行なう。まず、PART(i)の内容をANAL
YSIS(i)に格納する(ステップs200)。ここ
で、i=1,ICNTである。したがって、先の例で
は、ANALYSIS(1)に“Prn”、ANALY
SIS(2)に“Vrb”、ANALYSIS(3)に
“Adj”が格納される。次に、メモリ7上のKCNT
107に“0”を格納する(ステップs201)。さら
に、メモリ7上のJCNT106に“0”を格納する
(ステップs202)。
【0022】次に、JCNTをインクリメントし(ステ
ップs203)、ANALYSIS(JCNT)に格納
されている値を各ルールと照合し(ステップs204)
右辺と一致するルールを探し(ステップs205)、一
致するものが存在すればANALYSIS(JCNT)
の値を左辺と置き換えていく(ステップs206)。こ
のときに、ANALYSIS(JCNT)に格納されて
いる値とANALYSIS(JCNT+1)に格納され
ている値を組み合わせた(便宜的に+記号で表現)もの
が右辺と一致するルールがあれば(ステップs20
9)、上記ルールの左辺をANALYSIS(JCN
T)に格納し、JCNTをインクリメントする(ステッ
プs210)。また、右辺と一致するルールが存在する
場合、KCNTをインクリメントし(ステップs20
7)、GRAMM(KCNT)に上記ルールのアドレス
を格納する(ステップs208)。このとき、GRAM
M(KCNT)のアドレスのルールの左辺が“S”であ
れば、(ステップs211)メモリ7上のMAIN10
8に上記ルールのアドレスを格納する(ステップs21
2)。JCNTの値がICNT105に等しくなるま
で、ステップs203からステップs212までの処理
を繰り返す(ステップs213)。
【0023】以上、ステップs202からステップs2
13までの処理を、ANALYSIS(1)の値が
“S”かつANALYSIS(i)の値がNILになる
まで繰り返す(ステップs214)。ここで、i=2,
ICNTである。
【0024】先の例では、ANALYSIS(1)に格
納されている“Prn”が文法テーブルのルール302
の右辺と一致するので、上記ルールの左辺“NP”を
“Prn”に代えてANALYSIS(1)に格納す
る。このとき、KCNTはインクリメントされ“1”と
なり、ルール302に対応するアドレス“2”をGRA
MM(1)に格納する。続いて、JCNT109の値は
“2”となり、ANALYSIS(2)に格納されてい
る“Vrb”は、ルール305の右辺と一致するので、
上記ルールの左辺“VP”を“Vrb”に代えてANA
LYSIS(2)に格納する。このとき、KCNTはイ
ンクリメントされ“2”となり、ルール305に対応す
るアドレス“5”をGRAMM(2)に格納する。さら
に、JCNT109の値は“3”となり、ANALYS
IS(3)に格納されている“Adj”を各ルールと照
合し右辺と一致するルールを探すが、一致するルールが
ないので、ANALYSIS(3)に格納されている
“Adj”はそのままとなる。ここで、JCNT109
の値がICNT105に等しくなったので、第1回目処
理は終わる。
【0025】まだ、ANALYSIS(1)の値が
“S”かつANALYSIS(i)の値がNILにはな
っていないので、第2回目処理に移る。まず、メモリ7
上のJCNT106に“0”を格納する。次に、JCN
Tをインクリメントし、ANALYSIS(1)に格納
されている“NP”とANALYSIS(2)に格納さ
れている“VP”との組み合わせがルール306の右辺
と一致するので、上記ルールの左辺“S”を“NP”に
代えてANALYSIS(1)に格納する。このとき、
KCNTはインクリメントされ“3”となり、ルール3
06に対応するアドレス“6”をGRAMM(3)に格
納する。また、ANALYSIS(2)にはNILを格
納する。また、GRAMM(3)のアドレスのルールの
左辺が“S”であるので、MAINにアドレス“6”を
格納する。JCNTはインクリメントされ“2”となる
が、ANALYSIS(2)のNILなので、右辺が一
致するルールはない。JCNTはインクリメントされ
“3”となる。ANALYSIS(3)に格納されてい
る“Adj”を各ルールと照合し右辺と一致するルール
を探すが、一致するルールがないので、ANALYSI
S(3)に格納されている“Adj”はそのままとな
る。ここで、JCNT109の値がICNT105に等
しくなったので、第2回目処理は終わる。
【0026】まだ、ANALYSIS(1)の値が
“S”かつANALYSIS(i)の値がNILにはな
っていないので、次のように再度解析をやり直す。
【0027】KCNTに“0”を格納する。また、JC
NTに“0”を格納する。JCNTはインクリメントさ
れ“1”となる。ANALYSIS(1)に格納されて
いる“Prn”がルール302の右辺と一致するので、
上記ルールの左辺“NP”を“Prn”に代えてANA
LYSIS(1)に格納する。このとき、KCNTはイ
ンクリメントされ“1”となり、ルール302に対応す
るアドレス“2”をGRAMM(1)に格納する。続い
て、JCNT109の値はインクリメントされて“2”
となり、ANALYSIS(2)に格納されている“V
rb”およびANALYSIS(3)に格納されている
“Adj”との組み合わせがルール304の右辺と一致
するので、上記ルールの左辺“VP”を“Vrb”に代
えてANALYSIS(2)に格納する。このとき、K
CNTはインクリメントされ“2”となり、ルール30
4に対応するアドレス“4”をGRAMM(2)に格納
する。このとき、ANALYSIS(3)にはNILを
格納する。さらに、JCNT109の値はインクリメン
トされ“3”となるが、ANALYSIS(3)はNI
Lであるので、照合は行なわない。ここで、JCNT1
09の値がICNT105に等しくなったので、再解析
の第1回目処理は終わる。
【0028】まだ、ANALYSIS(1)の値が
“S”かつANALYSIS(i)の値がNILにはな
っていないので、第2回目処理に移る。まず、メモリ7
上のJCNT106に“0”を格納する。次に、JCN
Tをインクリメントし、ANALYSIS(1)に格納
されている“NP”とANALYSIS(2)に格納さ
れている“VP”組み合わせがルール306の右辺と一
致するので、上記ルールの左辺“S”を“NP”に代え
てANALYSIS(1)に格納する。このとき、KC
NTはインクリメントされ“3”となり、ルール306
に対応するアドレス“6”をGRAMM(3)に格納す
る。また、ANALYSIS(2)にはNILを格納す
る。また、GRAMM(3)のアドレスのルールの左辺
が“S”であるので、MAINにアドレス“6”を格納
する。次に、JCNT109の値はインクリメントされ
“2”となるが、ANALYSIS(2)はNILであ
るので、照合は行なわない。さらに、JCNT109の
値はインクリメントされ“3”となるが、ANALYS
IS(3)はNILであるので、照合は行なわない。こ
こで、JCNT109の値がICNT105に等しくな
ったので、再解析の第2回目処理は終わる。この時点
で、ANALYSIS(1)の値が“S”かつANAL
YSIS(i)の値がNILにはなったので、構文解析
処理を終了する。
【0029】次に、図5の言語変換テーブル11を用い
て、言語変換処理を行なう。まず、言語変換テーブル1
1に対して、メモリ7上のMAINに格納されたアドレ
スの訳文を、メモリ7上のJAPANESE109に格
納する。次に、JAPANESE109に格納された訳
文のうち〔 〕内のデータ部分について、文法テーブル
10の中の、GRAMM(i)に格納されたアドレスに
対応するルールの左辺と照合を行ない、一致したものは
順次、〔 〕内のデータ部分に言語変換テーブル11の
上記アドレスの訳文を代入していく。ここで、i=1,
KCNTである。最後に、JAPANESE中の〔 〕
内のデータ部分を、メモリ7上のPART(j)と照合
し一致したjに対して、JPANS(j)を代入してい
く。ここで、j=1,ICNTである。
【0030】先の例では、メモリ7上のMAINに格納
されたアドレスは“6”であるので、言語変換テーブル
11中のアドレス“6”の訳文“〔NP〕は〔VP〕”
をJAPANESEに格納する。次に、GRAMM
(1)に格納されたアドレス“2”に対応する文法テー
ブル10ルールの左辺は、“NP”であるので、JAP
ANESEの値である“〔NP〕は〔VP〕”の〔N
P〕を、言語変換テーブル11の訳文の“(Prn)”
で置き換える。同様に、GRAMM(2)に格納された
アドレス“4”に対応する文法テーブル10のルールの
左辺は、“VP”であるので、JAPANESEの値で
ある“〔NP〕は〔VP〕”の〔VP〕を、言語変換テ
ーブル11の訳文の“(Adjの連用形)(Vrb)”
で置き換える。GRAMM(3)に格納されたアドレス
“6”に対応する文法テーブル10ルールの左辺は、
“S”であるので、JAPANESEの値である“〔N
P〕は〔VP〕”の〔 〕内のデータとは一致せず、置
き換えはない。
【0031】このようにして、JAPANESEの値は
“(Prn)は(Adjの連用形)(Vrb)”とな
る。次に、JAPANESE中の(Prn)は、メモリ
7上のPART(1)の値と一致するので、JPNS
(1)の値である“僕”と置き換える。同様にして、
(Adjの連用形)はPART(3)の値と一致するの
でJPNS(3)の値の連用形である“気分が悪く”、
(Vrb)はPART(2)の値と一致するのでJPN
S(2)の値である“感じるんだ”と各々置き換える。
このようにして、最終的に、JAPANESEの値は
“僕は気分が悪く感じるんだ”となり翻訳された言語表
現が得られる。
【0032】次に、音声生成手段8が起動される。音声
生成手段8はメモリ7上のJAPANESEに格納され
ている文字列を読み込み、上記文字列を合成音声に変換
し、メモリ7上のSYNWAVE110に波形データを
格納する。文字列を合成音声に変換するためには、イン
ターフェース1996年12月号(Interfac
e、Dec.1996)161頁から165頁の「テキ
スト音声合成技術の最新状況」に記載されている方法が
使える。もちろん、他のテキスト音声合成方式を使うこ
ともできる。
【0033】本発明では、これらの音声合成方式におい
て使用する素片セット(音源)の種類を、メモリ7上の
FSEX104の値によって変更する。すなわち、音声
生成手段8は、メモリ7上のFSEX104の値が0で
ある場合には、男声素片セット12を用いて、前記文字
列を男声合成音の波形データに変換する。一方、FSE
X104の値が1である場合には、女声素片セット13
を用いて、前記文字列を女声合成音の波形データに変換
する。先の例では、FSEX104に格納された値が0
であるので、男声素片セット12を用いて、文字列“僕
は気分が悪く感じるんだ”を男声合成音の波形データに
変換し、メモリ7上のSYNWAVE110に上記波形
データを格納する。
【0034】最後に、音声出力手段5が、メモリ7上の
SYNWAVE110に格納された音声の波形データを
読み込み、デジタル/アナログ変換により音声として出
力する。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、語を発話したユーザが
男性であれば、男性表現で翻訳された結果を男声で出力
し、一方、発話したユーザが女性であれば、女性表現で
翻訳された結果を女声で出力するので、自然で違和感の
ない通訳が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す英日音声通訳機の機能
構成を示すブロック図。
【図2】メモリ7のデータ構造の説明図。
【図3】単語辞書9のデータ構造の説明図。
【図4】文法テーブル10のデータ構造の説明図。
【図5】言語変換テーブル11のデータ構造の説明図。
【図6】言語翻訳手段4の動作を示すフローチャート。
【図7】図6に続く言語翻訳手段4の動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…音声入力手段、2…音声認識手段、3…中央演算装
置、4…言語翻訳手段、5…音声出力手段、6…性別判
定手段、7…メモリ、8…音声生成手段、9…単語辞
書、10…文法、11…言語変換ルール、12…男声素
片セット、13…女声素片セット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/38 Q (72)発明者 松田 純一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B091 AA06 BA03 CA02 CA05 CB12 CB32 CC03 5D015 AA03 CC13 FF00 KK02 KK04 5D045 AA20 AB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発話された音声を入力する音声入力手段
    と、上記入力音声を認識し何らかの記号列に変換する音
    声認識手段と、上記変換された記号列を前記入力された
    音声の言語とは異なる言語の表現に変換する言語変換手
    段と、上記変換された言語表現に対応する音声を出力す
    る音声出力手段を有する音声通訳機において、前記音声
    入力手段により入力された音声から上記音声の発話者の
    性別を判定する性別判定手段を有することを特徴とする
    音声通訳機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音声出力手段は、前記性別
    判定手段により判定された性別結果に応じて、男声音源
    データと女声音源データとを切り替え、言語音声を出力
    することを特徴とする音声出力手段。
  3. 【請求項3】請求項1記載の言語変換手段は、前記性別
    判定手段により判定された性別結果に応じて、男性言語
    表現と女性言語表現とを切り替え、前記入力された音声
    の言語とは異なる言語の表現に変換することを特徴とす
    る言語変換手段。
  4. 【請求項4】請求項1記載の音声通訳機において、前記
    音声入力手段により入力された音声から上記音声の発声
    者の性別を判定する性別判定手段に代えて、ユーザが発
    話者の性別を入力する性別入力手段を有することを特徴
    とする音声通訳機。
JP11002577A 1999-01-08 1999-01-08 音声通訳機 Pending JP2000200276A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148039A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声翻訳装置および音声翻訳方法
CN110100276A (zh) * 2016-12-22 2019-08-06 大众汽车有限公司 语音操作系统的语音输出声音

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