JP2000197472A - タバコディスペンサ - Google Patents

タバコディスペンサ

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JP2000197472A
JP2000197472A JP11002040A JP204099A JP2000197472A JP 2000197472 A JP2000197472 A JP 2000197472A JP 11002040 A JP11002040 A JP 11002040A JP 204099 A JP204099 A JP 204099A JP 2000197472 A JP2000197472 A JP 2000197472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコを詰め替え容器から1本づつ取り出せ
る構造のタバコディスペンサを提供する。 【解決手段】 開口部の設けられたタバコを収納箱体
と、タバコを一本づつ開口から外部へ搬出する細長板と
タバコを1本載架する底部と回転部とからなる可動搬送
部と、閉鎖した開口部を開口させ可動搬送部を上移動さ
せる上面に凸凹部と開口部を封鎖する蓋部と突片と係合
部とからなるスライド片と、スライド片と箱体との間に
装備された弾性体とからなり、収納されたタバコが確認
できるように上部を透視可能な透明素材とした構成も可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は市販の紙巻きタバコ
を収納容器である箱体に移動収納して、紙巻きタバコを
一本づつ取り出すことのできる縦型箱体のタバコディス
ペンサーに関し、特に、タバコを収納する箱体の上部の
スライド片をスライド操作することによりタバコが一本
づつ上部の開口部から持ち上げられる構成のタバコディ
スペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】市販の紙巻きタバコは販売時の包装状態
のままで喫煙されることが多いが、応接室等では他の容
器に移されている。紙巻きタバコを容器に入れて、収納
容器を操作することにより紙巻きタバコが1本づつ取り
出せるようなタバコディスペンサは存在していない。タ
バコを喫煙する場合は、必ず1本を取り出して喫煙する
ことになるが、包装されている状態から正確に1本だけ
を取り出すことに不都合な状態が生ずることが多い。
【0003】開封したばかりのぎっしりと詰まった状態
のタバコの場合、タバコを1本だけ分離して取りだすた
めに、タバコの包装容器の上端を指でトントンと叩いて
慣性を利用して1本だけを上方に移動させて分離し、取
り易くしてから引き抜いている。1本目が引き抜かれた
後は比較的簡単に他の1本を取り出すことができるが、
何本かを消費した後は、残りのタバコはタバコの包装容
器の中で不安定な状態で収納されていることが多い。こ
の不規則な収納状態の中から任意の一本を取り出すに
は、テクニックを要する。すなわち、取り出し方法とし
ては、箱を上下に振って複数本が収納されている全体を
適宜に振って1本だけが出る状態を作り出してから取り
出している。ところが、適当な力とタイミイグでタバコ
容器を上下に振ったつもりであっても、開口部の位置と
残存するタバコの存在位置とがマッチしないことがあ
り、開口の付近にあるタバコが上下動により直接外に飛
び出して落下してしまうこともあるという欠点があっ
た。
【0004】また、容器の一部を破砕して開口を作って
いる関係で、開封後のタバコは必ず湿気を帯びる結果と
なっている。望ましくは、開口部から湿気が進入しない
ように密封するとよいが、通常販売されている形態の包
装用の箱にそのような装置を施すことは経費の点から困
難である。従って、タバコを吸う本数の少ない禁煙者の
場合は、密封シールした箱体の中に収納することが望ま
れる。従来の詰め替え容器は、専ら装飾用や持ち運び用
または応接室の接客用の化粧容器であって、これらの容
器には通常、湿気が入り込まない為の工夫がなされてい
ない欠点があった。また、これらの容器は適当な密封構
造でない上に、1本づつ取り出すというような、実用的
な工夫が施されたタバコディスペンサは存在しないのが
現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の不都
合を解決した新たな構造のタバコディスペンサであり、
購入したタバコを詰め替え箱体からなる収納用の容器に
入れると、必要に応じて1本づつ取り出すことができる
従来は存在しなかった使い勝手の良いタバコディスペン
サを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るタバコディスペンサは、上部に開口部
の設けられたタバコを収納する縦長の箱体と、該箱体に
収納したタバコを一本づつ載架し持ち上げて開口部から
箱体の外部へ搬出する可動搬送部と、前記開口部を閉鎖
するとともに閉鎖した開口部を開口させた後に前記可動
搬送部を上方に移動させるスライド片と、移動した該ス
ライド片を元の状態に戻すためにスライド片と箱体との
間に係止されている弾性体とからなる構成であり、可動
搬送部は箱体の側壁に沿って上下に移動する細長板と、
該細長板の下端に設けられたタバコを1本だけ載架する
底部と、可動搬送部をスライド片の操作によって上方に
移動させる回転部と、該回転部の上端を左右に移動する
ために前記スライド片の底面に突設された2つの突片と
係合する係合突起とからなる構造である。
【0007】また、スライド片は、上面にスライド片を
水平に移動する為の凸凹部と、前記箱体の開口部を封鎖
する蓋部と、底面に突設された2つの突片と、弾性体を
係合する係合部とからなる構成である。更に、箱体は、
収納されている内部のタバコの位置が確認できるように
上部が透視可能な透明な素材からなる構成である。
【0008】
【作用】前記構成のタバコディスペンサは、上記の通り
の構成であり、まず購入した紙巻きタバコを包装紙から
取り出し、開口部のなる縦長の箱体からなるタバコディ
スペンサに収納する。収納されたタバコの中の1本は稼
動搬送部の細長板の底部に乗せられる。箱体の上部に設
けられたスライド片を水平移動させると、まず開口部の
蓋となっていたスライド片が移動して開口部が空き、さ
らにスライド片を水平移動させると、スライド片の底面
に突設されている2つの突片が可動搬送部の係合突起を
水平に移動させ可動搬送部の回転部により水平移動は上
下方向の動きに代えちれて、タバコの搭載された可動搬
送部を上方に持ち上げる。タバコディスペンサの上部は
透明な素材で形成されているので、内部のタバコの状態
を容器の上から観察することができるので、タバコディ
スペンサ全体を振ることにより、タバコ相互の干渉状態
を見たうえで適宜な位置にタバコが配置されるようにす
ることができる。
【0009】スライド片を片手で一回左右に移動させる
だけの簡単な操作で搭載された1本のタバコを開口部か
ら箱体の外部へ搬出され容易に取り出すことができる。
外部に搬送された1本のタバコを取り出した後、スライ
ド片から手を放すと、伸長していたスライド片と箱体と
の間に係止されている弾性体(バネ)が元の状態に復元
する力で引っ張るので、スライド片も元の状態に戻り、
同時に可動搬送部は底面に降下し、開口部には蓋がさ
れ、密封状態となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明にかかるタバコディスペンサの
構造を、図面に示した一実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1はタバコディスペンサを示す斜視図であり、図
2はスライド片を操作しない状態の正面透視図であり、
図3は開口部が開口された状態を示す正面透視図であ
り、図4は可動搬送部が1本のタバコを持ち上げた状態
を示す正面透視図であり、図5は開口部の平面図であ
る。また、図6は本発明の別の実施例を示す内部透視図
である。タバコディスペンサ10は、箱体20と、可動
搬送部30と、スライド片40と、弾性体50(図3参
照)とから構成されており、市販のタバコ1(図3参
照)を通常の包装容器から箱体20に詰め替えて、その
中から1本だけをスライド片の移動だけで、外部に取り
出す構造である。
【0011】箱体20は、上部にタバコを外部に搬送す
る開口部22が設けられた縦長の立方体である。上面に
は後述するスライド片40が装着されている。タバコ1
を収納するにあたっては、購買したタバコを一旦その包
装紙から取り出してバラバラにしてからタバコディスペ
ンサの箱体20に詰め直す。箱体20には、後述する可
動搬送部30が設けられており、可動搬送部に搭載され
た1本のタバコは可動搬送部を操作することにより上部
の開口から搬出される。
【0012】可動搬送部30は、図2で示す通り、箱体
20の中に設けられたタバコの搬出機構であり、細長板
32と、底部34と、回転部36とからなる。細長板3
2はタバコ1よりやや短い長さの平板からなり、箱体の
長手方向の側壁に沿って上下動する構造であり、下端部
にはタバコを1本だけ搭載する水平の底部34が設けら
れている。箱体内に収納したタバコは、任意の1本だけ
が載架されて持ち上げられ、開口部22から箱体の外部
へ搬出される。載架する際には、箱体をどちからに傾け
てタバコの下端を可動搬送部30の底部34の上に乗せ
る。タバコを底部34に乗せる際、タバコディスペンサ
の上部からタバコの位置が確認出来るように箱体の上部
を透視可能な透明な素材で構成することも可能であり、
これによりタバコの状態を覗き込む事ができる。
【0013】可動搬送部の回転部36は、後述するスラ
イド片の水平移動操作を上下の動きに変換する可動部
で、細長片32の側壁に斜め上方に向けて手を出した構
造である。回転部36の上部には係合突起38が後述す
るスライド片の2つの突片42a,42bとの間に挟ま
れて突設されている。スライド片を図の左(矢印)方向
へ動すると、スライド片の2つの突片42a,42bが
係合突起38を左側に移動させる。更にスライド片を図
の左(矢印)方向へ動すると、スライド片の2つの突片
42a,42bが係合突起38をさらに左側に移動さ
せ、回転部36が上方に持ち上げられ可動搬送部の細長
片32が上方に移動する。
【0014】スライド片40は、箱体の上面を水平に摺
動する細長片で、一端は箱体の開口部を閉鎖する蓋部と
なる。図2乃至図4で示すようにスライド片40のタバ
コディスペンサの内側になる裏面の2箇所に突片42a
と42b が下方に向って延設されている。図5で示す通
りスライド片の上面にはスライド片を水平に移動する為
の凸凹部44が設けられており、上から指で凸凹部44
を押さえつけて左右に移動すると平板状のスライド片4
0が左右に移動する。スライド片を図面の左側(矢印方
向)に移動すると、第一段階として、箱体の端部に設け
られた開口部22が蓋を取った状態となって外部に開口
が開く。第二段階としてさらに左に移動すると、図3に
示すように一方のが前記可動搬送部30の係合突起38
と当接する。
【0015】さらに、バネ50の張力に抗してスライド
片40を移動させると図4に示す通り係合突起38が突
片42bを押して移動させる。これにより、回転部36
は左に引っ張られ、細長片32は上方に持ち上げられ
る。可動搬送部の細長片は上方に移動し、搭載されてい
たタバコ1は箱の外部へ搬出される。
【0016】弾性体50は、可動搬送部30とスライド
片40とを連結結合した弾性体である。スライド移動す
るスライド片の後端部を、箱体の壁に係合固定した構成
である。スライド片を左側(矢印方向)に移動すると弾
性体は応動伸延する。スライド片から手を放すと弾性体
の復元力でスライド片を右側へ引き戻し、スライド片4
0は元の位置に戻る。
【0017】図1に示す本発明のタバコディスペンサの
実施例では、箱体の上部にスライド片が設けられていて
いるが、図6に示す本発明の別の実施例ではスライド片
140を箱体120の側面に設ける実施例が示されてい
る。この実施例では、スライド片と可動搬送部とが一体
化されており、中間に楕円形の開口123が設けられて
いる。この実施例ではスライド片に開口部122を閉じ
る蓋の機能も持たせてあり、スライド片140を左右に
移動させるだけの操作で、スライド片の底部134に搭
載されたタバコを上下に移動することになり、箱体の開
口122とスライド片の開口123とが重なって外部へ
の開口が形成された時点で、タバコが自動的に箱体の外
に搬出される構成である。箱体の中に残ったタバコが少
なくなった場合は、箱体を傾けて、残りのタバコが搭載
部に乗るように工夫しながらスライド片を操作する。こ
れにより、最後の1本まで比較的簡単に取り出すことが
可能となる。
【0018】タバコディスペンサの上部を透明にした構
成では、残りのタバコが他と干渉している状態が容易に
観察できる構造である。従って、上方からタバコのある
状態を確認し、かつ可動搬出部の底34にタバコが搭載
されているか否かを確認した上で、スライド片を操作し
て可動搬出部に搭載されている1本のタバコを自在に取
り出すことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るタバコディスペンサは上記
詳述した通りの構成であるので、以下のような効果があ
る。 (1)収納したタバコを1本づつ確実に外部に搬送する
ことができる。簡単な構造であるのでトラブルがなく、
かつ、開口部があっても蓋がしてあるので湿気を呼ぶこ
とがない。押し上げ手段が、スライド片を水平に移動す
る操作によるもので確実である。タバコを詰め替えるこ
とにより反復使用が可能である。 (2)スライド片の水平運動を回転部により上下運動に
代えているので、バネ等で持ち上げる構造でなく、作動
が確実である。 (3)スライド片の底部に突設された突片が、可動搬送
部の係合突起と突設して回転部を確実に水平移動するこ
とができるので、水平運動を確実に上下動に変更するこ
とができる。 (4)上部が透視可能な素材からできているので、内部
に残ったタバコの干渉の状態が明確に把握できるととも
に、上部から観察しながらタバコディスペンサを振るこ
とにより、適宜の位置に1本のタバコを搭載することが
でき、失敗することなく確実に1本のタバコをタバコデ
ィスペンサの容器から取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本件発明に係るタバコディスペンサの一実施
例を示す斜視図
【図2】 スライド片を操作しない状態を示す正面透視
【図3】 開口部が開口された状態を示す正面透視図
【図4】 可動搬送部が1本のタバコを持ち上げた状態
を示す正面透視図
【図5】 開口部の平面図
【図6】 本件発明の別の実施例を示す内部透視図
【符号の説明】
1 タバコ 10 タバコディスペンサ 20,120 箱体 22,122 開口部 30 可動搬送部 32 細長片 34,134 底部 36 回転部 38 係合突起 40,140 スライド片 42a,42b 突片 44 凸凹部 50 弾性体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月8日(1999.11.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】前記請求項1記載のスライド片は、上面に
スライド片を水平に移動する為の凸凹部と、前記箱体の
開口部を封鎖する蓋部と、可動搬送部の回転部の上端を
左右に移動するために底面に突設された2つの突片と、
弾性体を係合する係合部とからなることを特徴とする
記請求項1記載のタバコディスペンサ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るタバコディスペンサは、上部に不使用
時に閉鎖する開口部の設けられたタバコを収納する縦長
の箱体と、該箱体に収納したタバコを一本づつ開口部か
ら箱体の外部へ搬出する可動搬送部と、該開口部を開閉
すると同時に回動部と係合突起を介して前記可動搬送部
を上下移動するスライド片と、スライド移動した該スラ
イド片を元の状態に戻す弾性体とからなるタバコディス
ペンサにおいて、前記可動搬送部が箱体の側壁に沿って
上下に移動する細長板と該細長板の下端に設けられたタ
バコを1本だけ載架する底部とからなるとともに、スラ
イド片をスライドさせて閉鎖している開口部を開口させ
た後に前記可動搬送部を上方に移動させる構成である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、スライド片は、上面にスライド片を
水平に移動する為の凸凹部と、前記箱体の開口部を封鎖
する蓋部と、可動搬送部の回転部の上端を左右に移動す
るために底面に突設された2つの突片と、弾性体を係合
する係合部とからなる構成である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月14日(2000.2.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】市販の紙巻きタバコは販売時の包装状態
のままで喫煙されることが多いが、応接室等では他の容
器に移されている。タバコを喫煙する場合は、必ず1本
を取り出して喫煙することになるが、包装されている状
態から正確に1本だけを取り出すことに不都合な状態が
生ずることが多い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、容器の一部を破砕して開口を作って
いる関係で、開封後のタバコは必ず湿気を帯びる結果と
なっている。望ましくは、開口部から湿気が進入しない
ように密封するとよいが、通常販売されている形態の包
装用の箱にそのような装置を施すことは経費の点から困
難である。従って、タバコを吸う本数の少ない喫煙者の
場合は、密封シールした箱体の中に収納することが望ま
れる。従来の詰め替え容器は、専ら装飾用や持ち運び用
または応接室の接客用の化粧容器であって、これらの容
器には通常、湿気が入り込まない為の工夫がなされてい
ない欠点があった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の不都
合を解決した新たな構造のタバコディスペンサであり、
購入したタバコを詰め替え箱体からなる収納用の容器に
入れると、必要に応じて1本づつ取り出すことができる
使い勝手の良いタバコディスペンサを提供することを目
的としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るタバコディスペンサは、上部に開口部
の設けられたタバコを収納する縦長の箱体と、該箱体の
上部に設けられ箱体内側に突出する突片を備えたスライ
ド片と、一端に該突片と係合する係合突起を備えた細長
の回転部と、該回転部のもう一方の端に枢着され該箱体
に収納したタバコを一本づつ開口部から箱体の外部へ搬
出する可動搬送部と、該箱体と該スライド片とを連結結
合しスライド移動した該スライド片を元の状態に戻す弾
性体とからなるタバコディスペンサにおいて、前記可動
搬送部が箱体の側壁に沿って上下に移動する細長板と該
細長板の下端に設けられたタバコを1本だけ載架する底
部とからなるとともに、スライド片の一端を不使用時に
開口部を塞ぐ位置に設置し、さらにスライド片をスライ
ドさせて開口部を開口した後に突片と係合突起が当接す
るように設置することによりスライド片をスライドさせ
て閉鎖している開口部を開口させた後に前記可動搬送部
を上方に移動させる構成である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】前記構成のタバコディスペンサは、上記の通り
の構成であり、まず購入した紙巻きタバコを包装紙から
取り出し、タバコ挿入口のある縦長の箱体からなるタバ
コディスペンサに収納する。収納されたタバコの中の1
本は稼動搬送部の細長板の底部に乗せられる。箱体の上
部に設けられたスライド片を水平移動させると、まず開
口部の蓋となっていたスライド片が移動して開口部が空
き、さらにスライド片を水平移動させると、スライド片
の底面に突設されている2つの突片が可動搬送部の係合
突起を水平に移動させ可動搬送部の回転部により水平移
動は上下方向の動きに代えちれて、タバコの搭載された
可動搬送部を上方に持ち上げる。タバコディスペンサの
上部は透明な素材で形成されているので、内部のタバコ
の状態を容器の上から観察することができるので、タバ
コディスペンサ全体を振ることにより、タバコ相互の干
渉状態を見たうえで適宜な位置にタバコが配置されるよ
うにすることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】スライド片を片手で一回左右に移動させる
だけの簡単な操作で搭載された1本のタバコを開口部か
ら箱体の外部へ搬出容易に取り出すことができる。外
部に搬送された1本のタバコを取り出した後、スライド
片から手を放すと、伸長していたスライド片と箱体との
間に係止されている弾性体(バネ)が元の状態に復元す
る力で引っ張るので、スライド片も元の状態に戻り、同
時に可動搬送部は底面に降下し、開口部には蓋がされ、
密封状態となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】以下、本発明にかかるタバコディスペンサの
構造を、図面に示した一実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1はタバコディスペンサを示す斜視図であり、図
2はスライド片を操作しない状態の正面透視図であり、
図3は開口部が開口された状態を示す正面透視図であ
り、図4は可動搬送部が1本のタバコを持ち上げた状態
を示す正面透視図であり、図5は開口部の平面図であ
る。また、図6は本発明の別の実施例を示す内部透視図
である。タバコディスペンサ10は、箱体20と、可動
搬送部30と、回転部36と、スライド片40と、弾性
体50(図3参照)とから構成されており、市販のタバ
コ1(図3参照)を通常の包装容器から箱体20に詰め
替えて、その中から1本だけをスライド片の移動だけ
で、外部に取り出す構造である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】可動搬送部30は、図2で示す通り、箱体
20の中に設けられたタバコの搬出機構であり、細長板
32と底部34とからなる。細長板32はタバコ1より
やや短い長さの平板からなり、箱体の長手方向の側壁に
沿って上下動する構造であり、下端部にはタバコを1本
だけ搭載する水平の底部34が設けられている。箱体内
に収納したタバコは、任意の1本だけが載架されて持ち
上げられ、開口部22から箱体の外部へ搬出される。載
架する際には、箱体をどちからに傾けてタバコの下端を
可動搬送部30の底部34の上に乗せる。タバコを底部
34に乗せる際、タバコディスペンサの上部からタバコ
の位置が確認出来るように箱体の上部を透視可能な透明
な素材で構成することも可能であり、これによりタバコ
の状態を覗き込む事ができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】回転部36は、後述するスライド片の水平
移動操作を上下の動きに変換する可動部で、細長片32
の側壁に斜め上方に向けて手を出した構造である。回転
部36の上部には係合突起38が後述するスライド片の
2つの突片42a,42bとの間に挟まれて突設されて
いる。スライド片を図の左(矢印)方向へ動すると、ス
ライド片の2つの突片42a,42bが係合突起38を
左側に移動させる。更にスライド片を図の左(矢印)方
向へ動すると、スライド片の2つの突片42a,42b
が係合突起38をさらに左側に移動させ、回転部36が
上方に持ち上げられ可動搬送部の細長片32が上方に移
動する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】スライド片40は、箱体の上面を水平に摺
動する細長片で、一端は箱体の開口部を閉鎖する蓋部と
なる。図2乃至図4で示すようにスライド片40のタバ
コディスペンサの内側になる裏面の2箇所に突片42a
と42b が下方に向って延設されている。図5で示す通
りスライド片の上面にはスライド片を水平に移動する為
の凸凹部44が設けられており、上から指で凸凹部44
を押さえつけて左右に移動すると平板状のスライド片4
0が左右に移動する。スライド片を図面の左側(矢印方
向)に移動すると、第一段階として、箱体の端部に設け
られた開口部22が蓋を取った状態となって外部に開口
が開く。第二段階としてさらに左に移動すると、図3に
示すように一方の突片42bが前記回転部36の係合突
起38と当接する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、バネ50の張力に抗してスライド
片40を移動させると図4に示す通り突片42bが係合
突起38を押して移動させる。これにより、回転部36
は左に引っ張られ、細長片32は上方に持ち上げられ
る。可動搬送部の細長片は上方に移動し、搭載されてい
たタバコ1は箱の外部へ搬出される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】弾性体50は、箱体20とスライド片40
とを連結結合した弾性体である。スライド移動するスラ
イド片の後端部を、箱体の壁に係合固定した構成であ
る。スライド片を左側(矢印方向)に移動すると弾性体
は応動伸延する。スライド片から手を放すと弾性体の復
元力でスライド片を右側へ引き戻し、スライド片40は
元の位置に戻る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】本発明に係るタバコディスペンサは上記
詳述した通りの構成であるので、以下のような効果があ
る。 (1)収納したタバコを1本づつ確実に外部に搬送する
ことができる。簡単な構造であるのでトラブルがなく、
かつ、開口部があっても蓋がしてあるので湿気を呼ぶこ
とがない。押し上げ手段が、スライド片を水平に移動す
る操作によるもので確実である。タバコを詰め替えるこ
とにより反復使用が可能である。 (2)スライド片の水平運動を回転部により上下運動に
代えているので、バネ等で持ち上げる構造でなく、作動
が確実である。 (3)スライド片の底部に突設された突片が、回転部の
係合突起と突設して回転部を確実に水平移動することが
できるので、水平運動を確実に上下動に変更することが
できる。 (4)上部が透視可能な素材からできているので、内部
に残ったタバコの干渉の状態が明確に把握できるととも
に、上部から観察しながらタバコディスペンサを振るこ
とにより、適宜の位置に1本のタバコを搭載することが
でき、失敗することなく確実に1本のタバコをタバコデ
ィスペンサの容器から取り出すことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部の設けられたタバコを収納
    する縦長の箱体と、該箱体に収納したタバコを一本づつ
    載架し持ち上げて開口部から箱体の外部へ搬出する可動
    搬送部と、前記開口部を閉鎖するとともにスライドさせ
    て閉鎖している開口部を開口させた後に前記可動搬送部
    を上方に移動させるスライド片と、移動した該スライド
    片を元の状態に戻すためにスライド片と箱体との間に係
    止されている弾性体とからなることを特徴とするタバコ
    ディスペンサ
  2. 【請求項2】 前記可動搬送部は、箱体の側壁に沿って
    上下に移動する細長板と、該細長板の下端に設けられた
    タバコを1本だけ載架する底部と、可動搬送部をスライ
    ド片の操作によって上方に移動させる回転部と、該回転
    部の上端を左右に移動するために前記スライド片の底面
    に突設された2つの突片と係合する係合突起とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のタバコディスペンサ
  3. 【請求項3】 前記スライド片は、上面にスライド片を
    水平に移動する為の凸凹部と、前記箱体の開口部を封鎖
    する蓋部と、底面に突設された2つの突片と、弾性体を
    係合する係合部とからなることを特徴とするタバコディ
    スペンサ
  4. 【請求項4】 前記箱体は、収納されている内部のタバ
    コの位置が確認できるように上部が透視可能な透明な素
    材からなることを特徴とするタバコディスペンサ
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