JP2000197279A - 電気二重層コンデンサ内蔵電源装置 - Google Patents

電気二重層コンデンサ内蔵電源装置

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JP2000197279A
JP2000197279A JP10373479A JP37347998A JP2000197279A JP 2000197279 A JP2000197279 A JP 2000197279A JP 10373479 A JP10373479 A JP 10373479A JP 37347998 A JP37347998 A JP 37347998A JP 2000197279 A JP2000197279 A JP 2000197279A
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voltage
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layer capacitor
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Hiroshi Ota
宏志 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過充電にならないように電気二重層コンデン
サの温度とは独立に、又はこの温度に依存させつつ当該
電気二重層コンデンサの端子間電圧を制御可能な電気二
重層コンデンサ内蔵電源装置を提供する。 【解決手段】 電気二重層コンデンサ1の過充電時に
は、端子間電圧は上昇する。このときに超えてはならな
い上限電圧を基準電圧源17に予め設定する。電圧検出
部11で検出した電圧が、上限電圧を超えたか否かを電
圧比較部19で比較する。そして、電圧検出部11で検
出した電圧が上限電圧を超えたとき、ON信号をトラン
ジスタ33のベースに対し出力する。このとき、トラン
ジスタ33は導通され、抵抗31を介して余剰電流が流
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気二重層コンデン
サ内蔵電源装置に係わり、特に過充電にならないように
電気二重層コンデンサの温度とは独立に、又はこの温度
に依存させつつ当該電気二重層コンデンサの端子間電圧
を制御可能な電気二重層コンデンサ内蔵電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコンデンサに比べて大きな電気容
量を有する電気二重層コンデンサは、動力用の蓄電式電
源としての利用が注目されている。特に、電気二重層コ
ンデンサの急速充電性能と急速放電性能に着目して、電
気自動車やハイブリッド車両の動力用電源装置としての
応用が注目されている。
【0003】電気二重層コンデンサを用いた電源装置
は、過充電により、コンデンサユニットの電解液の電気
分解等により性能が著しく劣化するおそれがある。従っ
て、電気二重層コンデンサを用いた電源装置の利用にあ
たっては、充電装置側で電気二重層コンデンサの端子電
圧をモニターして、電気二重層コンデンサを用いた電源
装置の充電を制御する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気二
重層コンデンサの最大充電電圧(性能の劣化を伴わない
上限の充電電圧)は、電気二重層コンデンサの温度に依
存するため、充電装置側で最大充電電圧を決めるのは困
難であった。
【0005】また、電気二重層コンデンサを用いた電源
装置の充電中又は充電後に、温度等の経時変化のあった
場合には、この最大充電電圧も変動するため、気付かぬ
内に過充電状態になり電気二重層コンデンサの性能劣化
を生ずるおそれもあった。
【0006】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、過充電にならないように電気二重層コン
デンサの温度とは独立に、又はこの温度に依存させつつ
当該電気二重層コンデンサの端子間電圧を制御可能な電
気二重層コンデンサ内蔵電源装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、別途用意された充電器と外部端子を経由して接
続され、該充電器により充電される電気二重層コンデン
サ内蔵電源装置であって、前記外部端子に対し直列に接
続された少なくとも一つの電気二重層コンデンサと、前
記外部端子の一方と一端を接続された負荷と、該負荷の
他端と一端が接続され、他端が前記外部端子の他方と接
続された充電電流バイパススイッチと、前記電気二重層
コンデンサの内の一つ若しくは直列に接続された複数個
の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手
段で検出された端子間電圧が予め定めた上限電圧を超え
るとき前記充電電流バイパススイッチを導通させる過充
電防止手段と、前記電気二重層コンデンサ、前記電圧検
出手段、前記過充電防止手段、前記負荷及び前記充電電
流バイパススイッチのいずれか少なくとも一つを収納
し、前記外部端子を露出させた収納箱とを備えて構成し
た。
【0008】充電器は、電気二重層コンデンサ内蔵電源
装置とは別に用意する。電気二重層コンデンサは、一つ
の場合でも複数個が直列に接続された場合でもよい。電
気二重層コンデンサは、外部端子に接続する。また、こ
の外部端子には、負荷と充電電流バイパススイッチとを
直列に接続する。負荷は例えば抵抗である。充電電流バ
イパススイッチは、例えばトランジスタ、FET、サイ
リスタ等の半導体素子であるが、継電器等でもよい。電
圧検出手段は、この電気二重層コンデンサの内の一つ若
しくは直列に接続された複数個の端子間電圧を検出す
る。
【0009】電圧検出手段の例としては、基準電源電圧
もしくはツェナーダイオードなどによる基準電圧と比較
器回路により検出する方法や、オペアンプを用いた検出
方法、フォートカップラを用いた入出力を絶縁したタイ
プの検出方法などが考えられる。過充電防止手段は、電
圧検出手段で検出された端子間電圧が、予め定めた上限
電圧を超えたとき充電電流バイパススイッチを導通す
る。
【0010】収納箱には、電気二重層コンデンサ、電圧
検出手段、過充電防止手段、負荷及び充電電流バイパス
スイッチのいずれか少なくとも一つを収納し、外部端子
を露出させている。いずれか少なくとも一つとしたの
は、負荷等を収納箱の外に配設する場合を考慮したから
である。以上により、過充電が防止出来る。このため、
過充電による電解液の電気分解等に伴う電気二重層コン
デンサの性能劣化を防止出来る。
【0011】また、電気二重層コンデンサ内蔵電源装置
の内部に負荷を持たせ、予め定めた上限電圧を超えたと
きこの負荷に電流を流すようにしたので、外部端子に接
続された外部回路と全く無関係に過充電を防止出来、安
全である。過充電防止のために外部回路との接点等の取
り合いも無いため、作業者の誤配線等もない。外部端子
を充電器と接続するだけで簡単に設置可能である。ま
た、電解液の分解によって発生したガスにより、コンデ
ンサユニットセルの内圧が上昇してセルが破裂すること
もない。
【0012】更に、過充電防止に関する安全機能等は電
気二重層コンデンサ内蔵電源装置の内部に設けられてお
り、出荷時点で工場内で点検済みのため、現地据え付け
後の確認点検が大幅に省力化出来る。各装置間の責任区
分も明確になる。更に、直列接続の電気二重層コンデン
サを安全面や性能劣化を配慮しつつ収納箱に収納したた
め、瞬時電流容量の大きな電源装置が単体として提供可
能となる。また、この単体毎に交換も容易である。
【0013】また、本発明(請求項2)は、別途用意さ
れた充電器と外部端子を経由して接続され、該充電器に
より充電される電気二重層コンデンサ内蔵電源装置であ
って、前記外部端子に対し直列に接続された複数個の電
気二重層コンデンサと、該各電気二重層コンデンサの一
方の端子に一端を接続された負荷と、該負荷の他端と一
端が接続され、他端が前記各電気二重層コンデンサの他
方の端子と接続された充電電流バイパススイッチと、前
記各電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出する電圧
検出手段と、該電圧検出手段で検出された端子間電圧が
予め定めた上限電圧を超えるとき前記充電電流バイパス
スイッチを導通させる過充電防止手段と、前記複数個の
電気二重層コンデンサ、前記電圧検出手段、前記過充電
防止手段、前記負荷及び前記充電電流バイパススイッチ
のいずれか少なくとも一つを収納し、前記外部端子を露
出させた収納箱とを備えて構成した。
【0014】複数個の電気二重層コンデンサが直列に接
続され充電される場合において、電気二重層コンデンサ
の電気容量にばらつきがある場合には、充電中の個々の
電気二重層コンデンサの充電電圧には電気容量のばらつ
きに相当する差異が発生する。従って、すべての電気二
重層コンデンサが同時に過充電状態になるのではなく、
ある電気二重層コンデンサが過充電状態であっても他の
ものが過充電状態にあるとは限らない。
【0015】かかる点を考慮して、電圧検出手段、充電
電流バイパススイッチ、抵抗等を各電気二重層コンデン
サ毎に設ける。このことにより、各電気二重層コンデン
サ毎に過充電を防止することができ、効率よく充電する
ことができる。また、過充電時の放電制御を各電気二重
層コンデンサ毎に行うため、過充電時に充電電流バイパ
ススイッチで発生する熱量を小さくでき、回路や電気二
重層コンデンサへの熱的な影響を最小限にとどめること
ができる。
【0016】また、本発明(請求項3)は、前記電気二
重層コンデンサの温度に応じて前記上限電圧を設定し、
前記電気二重層コンデンサの温度に対する前記上限電圧
の関係を予め記憶した記憶手段と、前記電気二重層コン
デンサの温度を検出する温度検出手段とを更に備え、前
記過充電防止手段は、前記温度検出手段で検出した温度
を基に前記記憶手段により前記上限電圧を予め定める。
【0017】電気二重層コンデンサの最大充電電圧は、
電気二重層コンデンサの温度に対する依存性がある。こ
のため、電気二重層コンデンサの温度に対する上限電圧
の関係をデータとして予め求め記憶手段に記憶してお
く。温度検出手段では温度を検出する。そして、過充電
防止手段は、この温度検出手段で検出した温度を基に記
憶手段に記憶されたデータからこの温度に対応した上限
電圧を求める。電圧検出手段で検出した端子間電圧が、
この上限電圧を超えるとき充電電流バイパススイッチを
導通させる。
【0018】以上により、電気二重層コンデンサの温度
が変動する場合でも過充電を防止出来る。このため、過
充電による電解液の電気分解等に伴う性能劣化を防止出
来る。温度変化により変動する電気二重層コンデンサの
最大充電電圧を考慮した形で過充電を防止出来るため、
電気二重層コンデンサの性能劣化を一層きめ細かく防止
出来る。一層の安全性も確保出来る。
【0019】なお、充電中又は充電後に、温度等の経時
変化のあった場合でも、過充電防止手段は、電気二重層
コンデンサの端子間電圧がそのときの温度に対応した上
限電圧になるように充電電流バイパススイッチを制御す
る。そして、電圧検出手段で検出した端子間電圧が、こ
の上限電圧以上のとき充電電流バイパススイッチを導通
させる。従って、温度の経時変化による電解液の電気分
解に伴う電気二重層コンデンサの性能劣化を防止出来
る。
【0020】また、かかる過充電防止の制御は、外部端
子に接続された外部回路と全く無関係に動作可能であ
る。このため、外部回路に左右されず、本電源装置内部
で過充電を防止出来、安全である。過充電防止のために
外部回路との接点等の取り合いも無い。
【0021】更に、本発明(請求項4)は、前記記憶手
段は、前記電気二重層コンデンサの温度に対する前記上
限電圧の関係を段階的に定める。
【0022】電気二重層コンデンサの温度に対する端子
間電圧の上限電圧の関係は、連続量として記憶手段に記
憶してもよいが、一定温度範囲毎に段階的に定めること
も可能である。段階的に定めると、記憶手段の記憶容量
は少なくなり、制御や回路構成も簡単である。また、記
憶手段は、必ずしもメモリ等を用いる必要はなく、例え
ば3段階のデータであれば、3個の基準電圧源等を用い
て構成してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の第1実施形態の回路構成図
を図1に示す。図1において、電気二重層コンデンサ1
は、複数段直列接続されている。電気二重層コンデンサ
1の端子間には、直列接続された電気二重層コンデンサ
1の各コンデンサユニットセル毎の端子電圧が均等にな
るように均圧抵抗回路3及びツェナダイオード4が接続
されている。直列接続された電気二重層コンデンサ1の
プラス側端子5Aは、外部端子9Aと接続されている。
【0024】電気二重層コンデンサ1のマイナス側端子
5Bは、外部端子9Bと接続されている。一方、プラス
側端子5Aとマイナス側端子5B間には、負荷に相当す
る抵抗31と充電電流バイパススイッチに相当するトラ
ンジスタ33が直列に接続されている。電圧検出部11
は、直列接続された電気二重層コンデンサ1のプラス側
端子5Aとマイナス側端子5B間の電圧を検出するよう
になっており、電圧検出手段に相当する。
【0025】基準電圧源17は、充電時に許容される上
限電圧値が設定されている。電圧比較部19は、この基
準電圧源17の出力電圧と、電圧検出部11で検出され
た電圧とが入力された後比較され、その結果がON、O
FF信号で出力されるようになっている。そして、この
電圧比較部19より出力された信号は、トランジスタ3
3のベースに入力されるようになっている。基準電圧源
17及び電圧比較部19は過充電防止手段に相当する。
【0026】上述した電気二重層コンデンサ1からトラ
ンジスタ33までは、一つの収納箱23内に収納されて
いる。また、外部端子9A、9Bはこの収納箱23の外
部に露出され、外部充電器25と接続されるようになっ
ている。
【0027】次に、本発明の第1実施形態の動作を説明
する。電圧検出部11は、電気二重層コンデンサ1のプ
ラス側端子5Aとマイナス側端子5B間の電圧を検出す
るとしたが、電気二重層コンデンサ1のユニットセル毎
の電圧を検出してもよい。また、ユニットセルの複数個
ずつを纏めて電圧検出するようにしてもよい。電気二重
層コンデンサ1の過充電時には、端子間電圧は上昇す
る。このときに超えてはならない上限電圧を基準電圧源
17に予め設定する。
【0028】上限電圧は、例えば、電解液の電気分解が
起こり始める電圧を考慮して設定する。電圧検出部11
で検出した電圧が、上限電圧を超えたか否かを電圧比較
部19で比較する。そして、電圧検出部11で検出した
電圧が上限電圧を超えたとき、ON信号がトランジスタ
33のベースに対し出力される。このとき、トランジス
タ33は導通され、抵抗31に余剰電流が流れる。この
ため、電気二重層コンデンサ1の過充電状態は回避され
る。
【0029】また、電気二重層コンデンサ内蔵電源装置
の内部に抵抗31を持たせ、予め定めた上限電圧を超え
たときこの抵抗31に電流を流すようにしたので、外部
端子9A、9Bに接続された外部充電器25とは回路的
に全く無関係に過充電を防止出来、安全である。更に、
収納箱23内に収納したことで、瞬時電流容量の大きな
電源装置が単体として提供可能となり、また、この単体
毎の交換も容易である。
【0030】なお、トランジスタ33はON、OFF動
作をするとして説明したが、電圧比較部19から入力さ
れたON信号に基づき電流量を連続的に絞っていく等の
制御をしてもよい。トランジスタ33は、FETやサイ
リスタの他、継電器等でも構成可能である。
【0031】次に、本発明の第2実施形態の回路構成図
を図2に示す。尚、図1と同一要素のものについては同
一符号を付して説明は省略する。図2において、電気二
重層コンデンサ1の温度検出をするため、温度検出部3
5が配設されている。過充電判定部37では、温度検出
部35で検出された温度から、この温度に相当する基準
電圧源17の上限電圧が選定され、この上限電圧と電圧
検出部11で検出した電圧とが比較され、その結果がO
N、OFF信号で出力されるようになっている。
【0032】基準電圧源17には、電気二重層コンデン
サ1の温度に対応させた複数の電圧が含まれており、記
憶手段に相当する。そして、この過充電判定部37より
出力された信号は、トランジスタ33のベースに入力さ
れるようになっている。基準電圧源17及び過充電判定
部37は過充電防止手段に相当する。
【0033】次に、本発明の第2実施形態の動作を説明
する。本発明の第2実施形態では、本発明の第1実施形
態と異なり、過充電の状態を端子間電圧のみならず電気
二重層コンデンサ1の温度も考慮して判定する。これ
は、電気二重層コンデンサ1の温度が変化する場合に
は、温度により最大充電電圧が異なるため、過充電の判
定方法も異ならせるのが望ましいからである。
【0034】過充電の判定方法を、図3に示す電気二重
層コンデンサの上限電圧の温度依存性に基づき説明す
る。図3は、実際の連続的に変化する特性とは異なり、
制御のし易さを考慮して、ある温度範囲(例えば60〜
70度)では一定の上限電圧となるように、段階的な変
化として近似させている。
【0035】図3において、電気二重層コンデンサの温
度が例えば50度のときには、充電時の上限電圧は2.
5ボルトである。ここで、上限電圧は最大充電電圧以下
に設定されている。しかしながら、電気二重層コンデン
サの温度が65度のときには、上限電圧は2.0ボルト
であり、2.0ボルトまでしか充電は行えない。このと
き、これ以上充電を続け、2.0ボルトを超えた場合に
は、電気二重層コンデンサの性能は劣化する。
【0036】従って、まず過充電判定部37では、温度
検出部35で検出した温度から、この温度に相当する基
準電圧源17の上限電圧を選定する。そして、この上限
電圧と電圧検出部11で検出した電圧とを比較する。そ
の結果、電圧検出部11で検出した電圧が上限電圧を超
えたとき、ON信号がトランジスタ33のベースに対し
出力され、抵抗31に電流が流れる。
【0037】なお、基準電圧源17は、図3では、2.
5V、2.0V、1.8V、0Vの4段階であるが、更
に細かく区切られてもよいし、2段階又は3段階であっ
てもよい。連続量をデータとしてもよい。また、基準電
圧源17は、アナログ値としてもよいが、ディジタル値
とすることも可能である。このとき、メモリ及びA/D
変換器等を使用することも可能である。
【0038】このことにより、充電中に電気二重層コン
デンサの温度の変化がある場合でも、過充電を適切に防
止出来る。また、許容出来る最大限度までの充電が、環
境の変化を問わず常に行えるので充電効率が向上する。
更に、充電完了後に、外部充電器25と切り離された状
態で温度等の経時変化のあった場合でも、かかる保護機
能が電気二重層コンデンサ内蔵電源装置の内部に設けら
れているため、充電電圧が各温度に応じた上限電圧を超
えることはない。このため、一層電気二重層コンデンサ
の性能劣化を防止出来、安全である。
【0039】次に、本発明の第3実施形態の回路構成図
を図4に示す。尚、図1及び図2と同一要素のものにつ
いては同一符号を付して説明は省略する。図4におい
て、電気二重層コンデンサのユニットセル1A、1B、
1C、1Dの各端子間には、電圧検出部41A、41
B、41C、41Dがそれぞれ接続されており、電気二
重層コンデンサのユニットセル1A、1B、1C、1D
の各端子間電圧を検出するようになっている。
【0040】基準電圧源49A、49B、49C、49
Dには、電気二重層コンデンサのユニットセル1A、1
B、1C、1Dの温度に対応させた複数の電圧が含まれ
ており、記憶手段に相当する。過充電判定部47A、4
7B、47C、47Dでは、温度検出部35で検出され
た温度から、この温度に相当する基準電圧源49A、4
9B、49C、49Dの上限電圧が各ユニットセル毎に
選定されるようになっている。そして、この上限電圧と
電圧検出部41A、41B、41C、41Dで検出した
電圧とが比較され、その結果がON、OFF信号で出力
されるようになっている。
【0041】一方、電気二重層コンデンサのユニットセ
ル1A、1B、1C、1Dの各端子間には、負荷に相当
する抵抗51A、51B、51C、51Dと充電電流バ
イパススイッチに相当するトランジスタ43A、43
B、43C、43Dが直列に接続されている。そして、
過充電判定部47A、47B、47C、47Dより出力
された信号は、トランジスタ43A、43B、43C、
43Dのベースに入力されるようになっている。基準電
圧源49A、49B、49C、49D及び過充電判定部
47A、47B、47C、47Dは過充電防止手段に相
当する。
【0042】次に、本発明の第3の実施形態の動作を説
明する。電圧検出部41A、41B、41C、41Dに
より電気二重層コンデンサの各ユニットセル1A、1
B、1C、1Dの端子電圧を検出する。本発明の第3実
施形態では、第2実施形態と同様に、温度検出部35で
検出した電気二重層コンデンサの温度と電圧検出部41
A、41B、41C、41Dにより検出したユニットセ
ル1A、1B、1C、1Dの端子間電圧に基づき、過充
電判定部47A、47B、47C、47Dにおいて過充
電か否かの判定がなされる。
【0043】第2実施形態と異なるのは、電圧検出部4
1A、41B、41C、41Dと過充電判定部47A、
47B、47C、47Dが電気二重層コンデンサのユニ
ットセル数だけ設けられ、個々の電気二重層コンデンサ
毎に過充電状態の監視がなされている点にある。
【0044】このような形で、電気二重層コンデンサの
ユニットセル毎に過充電状態を判定する。過充電判定部
47A、47B、47C、47Dで過充電と判定した場
合には、当該過充電状態の電気二重層コンデンサに接続
されているトランジスタ43A、43B、43C、43
DがON状態となり、余剰充電電流もしくは余剰充電電
荷が抵抗51A、51B、51C、51Dにより消費さ
れる。
【0045】従って、電気二重層コンデンサのユニット
セル毎に過充電状態を監視でき、充電中の温度にあわせ
て過充電を電気二重層コンデンサのユニットセル毎に適
切に防止できる。温度の経時的変化がある場合において
も電気二重層コンデンサのユニットセル毎に過充電を防
止でき、充電電圧が各温度に応じた許容電圧以上になる
ことはない。このため、電気二重層コンデンサの性能劣
化を防止でき安全に電気二重層コンデンサ内蔵電源装置
を使用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、過
充電防止手段を設け、電圧検出手段で検出した端子間電
圧が、予め定めた上限電圧を超えるとき充電電流バイパ
ススイッチを導通させることとしたので、過充電を防止
出来る。このため、過充電による電解液の電気分解等に
伴う電気二重層コンデンサの性能劣化を防止出来る。
【0047】また、温度検出手段を更に設け、電気二重
層コンデンサの温度に応じた過充電の保護を行うことに
より、温度変化に伴って変動する電気二重層コンデンサ
の最大充電電圧を考慮した形で、過充電を防止出来る。
このため、電気二重層コンデンサの性能劣化を一層きめ
細かく防止出来る。更に、経時変化に伴う性能劣化をも
防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の回路構成図
【図2】 本発明の第2実施形態の回路構成図
【図3】 電気二重層コンデンサの上限電圧の温度依存
【図4】 本発明の第3実施形態の回路構成図
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D 電気二重層コンデンサ 5A プラス側端子 5B マイナス側端子 9A 外部端子 9B 外部端子 11、41A、41B、41C、41D 電圧検出部 17、49A、49B、49C、49D 基準電圧源 19 電圧比較部 23 収納箱 25 外部充電器 31、51A、51B、51C、51D 抵抗 33、43A、43B、43C、43D トランジス
タ 35 温度検出部 37、47A、47B、47C、47D 過充電判定

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別途用意された充電器と外部端子を経由
    して接続され、該充電器により充電される電気二重層コ
    ンデンサ内蔵電源装置であって、前記外部端子に対し直
    列に接続された少なくとも一つの電気二重層コンデンサ
    と、前記外部端子の一方と一端を接続された負荷と、該
    負荷の他端と一端が接続され、他端が前記外部端子の他
    方と接続された充電電流バイパススイッチと、前記電気
    二重層コンデンサの内の一つ若しくは直列に接続された
    複数個の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧
    検出手段で検出された端子間電圧が予め定めた上限電圧
    を超えるとき前記充電電流バイパススイッチを導通させ
    る過充電防止手段と、前記電気二重層コンデンサ、前記
    電圧検出手段、前記過充電防止手段、前記負荷及び前記
    充電電流バイパススイッチのいずれか少なくとも一つを
    収納し、前記外部端子を露出させた収納箱とを備えたこ
    とを特徴とする電気二重層コンデンサ内蔵電源装置。
  2. 【請求項2】 別途用意された充電器と外部端子を経由
    して接続され、該充電器により充電される電気二重層コ
    ンデンサ内蔵電源装置であって、前記外部端子に対し直
    列に接続された複数個の電気二重層コンデンサと、該各
    電気二重層コンデンサの一方の端子に一端を接続された
    負荷と、該負荷の他端と一端が接続され、他端が前記各
    電気二重層コンデンサの他方の端子と接続された充電電
    流バイパススイッチと、前記各電気二重層コンデンサの
    端子間電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段
    で検出された端子間電圧が予め定めた上限電圧を超える
    とき前記充電電流バイパススイッチを導通させる過充電
    防止手段と、前記複数個の電気二重層コンデンサ、前記
    電圧検出手段、前記過充電防止手段、前記負荷及び前記
    充電電流バイパススイッチのいずれか少なくとも一つを
    収納し、前記外部端子を露出させた収納箱とを備えたこ
    とを特徴とする電気二重層コンデンサ内蔵電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電気二重層コンデンサの温度に応じ
    て前記上限電圧を設定し、前記電気二重層コンデンサの
    温度に対する前記上限電圧の関係を予め記憶した記憶手
    段と、前記電気二重層コンデンサの温度を検出する温度
    検出手段とを更に備え、前記過充電防止手段は、前記温
    度検出手段で検出した温度を基に前記記憶手段により前
    記上限電圧を予め定める請求項1又は請求項2記載の電
    気二重層コンデンサ内蔵電源装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記電気二重層コンデ
    ンサの温度に対する前記上限電圧の関係を段階的に定め
    る請求項3記載の電気二重層コンデンサ内蔵電源装置。
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