JP2000196618A - 通信ノ―ド - Google Patents

通信ノ―ド

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JP2000196618A
JP2000196618A JP37273698A JP37273698A JP2000196618A JP 2000196618 A JP2000196618 A JP 2000196618A JP 37273698 A JP37273698 A JP 37273698A JP 37273698 A JP37273698 A JP 37273698A JP 2000196618 A JP2000196618 A JP 2000196618A
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  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394バスとIEEE802.1
1ネットワークが融合して運用され、上位プロトコルが
リクエスト・レスポンスの組み合わせにより処理が完結
する場合に、前者のバス上でのリクエスト・レスポンス
の対応関係を後者のネットワーク上でも維持できるよう
にした通信ノードを提供すること。 【解決手段】 IEEE802.11ネットワークでの
MACアドレスとAV/Cコマンドの宛先サブユニット
IDの組み合わせなどを用いて、IEEE1394バス
上でのトランザクションに対応するIEEE802.1
1ネットワーク上でのトランザクション識別子とする。
または、基地局ノードにおいて、AV/Cコマンドの転
送処理をシリアライズ化し、同時に複数のAV/Cコマ
ンドがIEEE802.11ネットワーク上には転送さ
れないものとして、IEEE1394バス上のトランザ
クション情報を隠蔽する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互接続された異
なるネットワーク間でデータ転送を行なうために、各ネ
ットワーク上でのパケット識別、異なるネットワーク間
でのパケットの対応関係保持やパケット変換を行う通信
ノードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、SCSIの次世代バージョンとし
て開発が進められた、IEEE1394と呼ばれるシリ
アルバスの新規格が脚光を浴びている。IEEE139
4バスは、複数の端末をデイジーチェインもしくはスタ
ー型に接続し、100Mbpsを超える広帯域データを
転送できるようになっている。また、その最大の特徴と
して、同一のケーブル上においてAsynchrono
usデータとIsochronousデータの双方を伝
送可能である点があげられる。このため、元々、SCS
Iの次世代バージョンとして検討が進められたIEEE
1394を、AV機器間を接続するケーブルとして使用
しようとの動きが活発になっている。これは従来、AV
機器間での画像・音声情報等の大容量データをアナログ
信号によって転送していたものを、IEEE1394の
Isochronousデータ転送機能を用い、デジタ
ル信号によって転送しようというものである。IEEE
1394は、このようなAV機器間での大容量のリアル
タイムデータ転送機能とともに、Asynchrono
usデータ転送機能を用いてパソコンなどのデジタル機
器との接続機能も有することになるので、非常に注目さ
れている。
【0003】このように、IEEE1394はAVデー
タ転送機能とデータ通信機能の双方を有するので、特
に、家庭内ネットワークに用いるメディアの最有力候補
と目されている。すでに、IEEE1394によって接
続されたAV機器を制御するための制御プロトコルや、
IEEE1394バス上のリソース確保のためのプロト
コル等が規定されており、IEEE1394バスを家庭
内ネットワークとして利用するための基本的な枠組みは
出来上がりつつある。
【0004】さらに、このIEEE1394上を転送さ
れているAVデータを、無線環境にも延長して転送する
方式の検討も始まっている。特に、将来サービスが開始
される予定のデジタル衛星放送やデジタル地上波放送な
どによって送られてくる画像情報を、IEEE1394
バスを介して無線ネットワークに転送するような、放送
型サービスの家庭内での再配信サービスに使われること
が規定されている。この場合に利用される無線ネットワ
ークに求められる機能としては、10Mbpsを超える
伝送速度が実現できること、家庭内の壁を通り抜ける程
度の波長であること、コストが低く抑えられる可能性が
あること、などがあげられる。
【0005】現在、これらの要求を満足する周波数帯で
ある5GHz帯の無線周波数を開放する動きが郵政省か
ら出されており、既に、5GHz帯の具体的な利用形態
の検討がARIB(電波産業会)において進められてお
り、その利用形態の一つとして家庭内での利用形態が議
論の対象として取り上げられている。ただし、この5G
Hz帯の無線周波数の基本的な利用形態は無線LANと
いうことになっており、その仕様も無線LANの標準仕
様であるIEEE802.11(例えばIEEE St
andards for “Wireless LAN
Medium Access Control(MA
C) and Physical Layer(PH
Y) Specification”参照)の仕様をベ
ースに検討が進められている。
【0006】このようなIEEE1394バスと無線ネ
ットワークを接続する場合に問題となるのは、IEEE
1394バス上で実行されることを前提として設計され
ているAV制御のためのプロトコルが、本当に無線ネッ
トワーク上で実行可能なのか、という点である。IEE
E1394バスの特徴として、そのデータ転送がリクエ
スト(Request)とレスポンス(Responc
e)の組合せによって成立している点が上げられる。そ
れに対し、IEEE802.11等の無線LANでは、
基本的にCSMA/CAのようなMACプロトコルを用
いているので、必ずしもRequestとRespon
ceの組合せのようなデータ転送が実現できるとは限ら
ない。
【0007】また、IEEE1394バス上でのAVデ
ータ転送を行なう場合には、その制御プロトコルである
AV/C(例えばAV/C Digital Inte
rface Command Set General
Specification、IEEE1394−1
995参照)プロトコルも実行しなければならない。こ
のAV/Cプロトコルは、基本的にIEEE1394バ
ス上で実行されることを想定しており、その制御コマン
ド(例えば、いわゆる「再生」「停止」「早送り」等の
コマンド)の転送プロトコルにおいても、コマンドの送
信とレスポンスの受信を一つのセットとして実行するこ
とになっている。
【0008】図11に、AV/Cプロトコルの実行シー
ケンスの概略を示す。
【0009】AV/Cプロトコルにおけるコマンド/レ
スポンスは、IEEE1394のWrite_Requ
estパケットによって転送されることになっており、
図11に示すような、Controllerノード10
01からTargetノード1003へのAV/Cコマ
ンドの転送や、Targetノード1003からCon
trollerノード1001へのAV/Cレスポンス
の転送には、Write_Requestパケットが用
いられている。
【0010】また、AV/Cプロトコルでは、Targ
etノード1003内の機能要素(図11中のVTR
SubUnit1031やTuner SubUnit
1032)に対してコマンドを送ることになっているの
で、AV/Cコマンドを乗せるFCP(Functio
n Control Protocol)フレームに
は、その宛先となる機能要素を特定するための識別子を
記述するフィールドが割り当てられている。
【0011】さらに、Targetノード1003がA
V/Cコマンドを受けとってから、受けとったコマンド
に対応する処理を実行した後に、Controller
ノード1001に対してAV/Cレスポンスを返すまで
の処理時間は、100msec以内である。
【0012】図12に、AV/Cプロトコルで定義され
ているAV制御用コマンドを、IEEE1394バス上
のAsynchronousパケットに乗せて転送する
場合の、パケットフォーマットを示す(例えばISO−
IEC61883参照)。
【0013】IEEE1394バス上においては、この
AV/Cコマンドとレスポンスの対応付けのため、AV
/Cコマンドを受けとった被制御機器が、受信したAV
/CコマンドのFCPフレームのヘッダ情報を、そのま
まAV/Cコマンドを送信した制御機器に送り返すこと
になっている。これにより制御機器では、受信したAV
/Cレスポンスが、自分が送信した、どのAV/Cコマ
ンドに対応したものであるのかを知ることができる。
【0014】前述のように、IEEE1394バス上を
転送されているAVデータを無線ネットワーク上にも延
長して転送する場合には、上記のAV/Cプロトコルも
無線ネットワーク上で実行しなければならない。しか
し、この場合には、これらのネットワーク間の接続ポイ
ント(例えば、基地局ノード)において、AV/Cコマ
ンド等を転送しているパケットのパケット変換処理を実
行しなければならない。このため、基地局ノードを介し
て送信するAV/Cコマンドと、基地局ノードで受信す
るAV/Cレスポンスの間の対応関係がわからなけれ
ば、その受信したAV/Cレスポンスを、どのIEEE
1394バス上のノードに転送すれば良いのかがわから
なくなってしまう。特に、現状のIEEE802.11
の仕様では、このようなコマンド/レスポンスの対応関
係をネットワークレベルで一意に特定する機能は定義さ
れていない。よって、例えば、IEEE802.11ネ
ットワークでの基地局ノード(Cordination
Point)から、IEEE802.11端末にAV
/Cコマンドを送った場合、その後受信するAV/Cレ
スポンスが、先に送ったどのAV/Cコマンドに対応す
るのかを識別することができない、という問題が存在す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、IEE
E1394バスでAV/Cプロトコルが実行される場合
のようにデータ転送がリクエストとレスポンスの組合せ
によることを基本とするネットワークと、IEEE80
2.11のようにそれを基本としないネットワークとの
融合を考えた場合、それらネットワークのインターワー
クを行う通信ノードでは、前者のネットワーク上のノー
ドから後者のネットワーク上のノードへの転送データ
と、後者のネットワーク上のノードから前者のネットワ
ーク上のノードへの転送データとの間の対応を管理する
必要が生じても、該対応関係を維持することができない
という問題があり、上記のようなネットワークを構成す
るのは困難であった。
【0016】例えば、IEEE1394バス(有線ネッ
トワーク)上で実行されるAV機器制御のプロトコル
(AV/Cプロトコル)を、IEEE802.11ネッ
トワーク(無線ネットワーク)にも拡張させて使用する
場合に、そのAV/Cレスポンスの対応関係を無線ネッ
トワーク上でも維持しなければならないことになる。し
かし、IEEE802.11ネットワークには、そのM
ACレイヤ機能として、このようなリクエスト・レスポ
ンスの対応関係を維持する機能は存在せず、IEEE1
394バスとIEEE802.11ネットワークを融合
したネットワークを構築することは困難である。
【0017】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、データ転送がリクエストとレスポンスの組合せに
よることを基本とするネットワークと、それを基本とし
ないネットワークとのインターワークを可能とする通信
ノードを提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、無線ネットワークとIE
EE1394バスが混在する環境のネットワークにおい
て、IEEE1394バス上に定義される複数のアプリ
ケーションを、無線ネットワーク上においても実行する
インターワークを可能とする通信ノードを提供すること
を目的とする。
【0019】また、本発明は、AV/Cプロトコルのよ
うな、コマンド・レスポンスの組み合わせによって実行
されるプロトコルを、IEEE802.11LANのよ
うな無線ネットワーク上においても実行するための、I
EEE1394バスと無線ネットワークのインターワー
クを可能とする通信ノードを提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
第1のネットワークへの第1のインタフェース手段と、
第2のネットワークへの第2のインタフェース手段と、
第2のネットワーク上に存在するノード内の構成要素の
少なくとも一部の構成要素を、自ノード内の構成要素と
して第1のネットワーク上のノードに通知する構成要素
通知手段とを具備する通信ノードにおいて、前記第1の
ネットワークと前記第2のネットワークに跨ってアプリ
ケーションを実行する際に、前記第1のインタフェース
手段で受信した第1のパケットに対するパケット変換処
理を施して前記第2のネットワークに対応する第2のパ
ケットを作成するパケット変換処理手段と、前記第1の
パケットと前記第2のパケットとの間の対応関係を記憶
するパケット対応記憶手段と、前記第2のインタフェー
ス手段によって、前記第2のパケットに対応する応答パ
ケットを受信した際に、該応答パケットの情報を用いて
前記パケット対応記憶手段を参照し、前記応答パケット
を転送すべき前記第1のネットワーク上のノードを特定
する宛先ノード識別手段とを具備することを特徴とす
る。
【0021】本発明(請求項2)は、請求項1に記載の
通信ノードにおいて、前記パケット変換処理手段におい
て、前記第2のパケットを作成する際に、該パケットに
シーケンスナンバーを付加するシーケンスナンバー付加
手段と、前記シーケンスナンバー付加手段で付加した、
各送信パケットのシーケンスナンバーを記憶するシーケ
ンスナンバー記憶手段とをさらに具備することを特徴と
する。
【0022】本発明(請求項3)は、第1のネットワー
クへの第1のインタフェース手段と、第2のネットワー
クへの第2のインタフェース手段と、前記第2のネット
ワーク上に存在するノード内の構成要素の少なくとも一
部の構成要素を、自ノード内の構成要素として前記第1
のネットワーク上のノードに通知する構成要素通知手段
とを具備する通信ノードであって、前記第1のネットワ
ークと前記第2のネットワークに跨ってアプリケーショ
ンを実行する際に、前記第1のインタフェース手段で受
信した第1のパケットに対するパケット変換処理を施し
て前記第2のネットワークに対応する第2のパケットを
作成するパケット変換処理手段と、前記第2のパケット
を送信した旨を記憶するパケット送信記憶手段と、前記
第2のパケットを前記第2のネットワークに送信する際
に、前記パケット送信記憶手段を参照して、前記第2の
パケットの前記第2のネットワークへの送信制御を行う
第1のパケット送出制御手段とを具備することを特徴と
する。
【0023】本発明(請求項4)は、請求項3に記載の
通信ノードにおいて、前記第2のパケットを前記第2の
ネットワークに送信する際に、前記パケット送信記憶手
段を参照し、該パケット送信記憶手段内に前記第2のネ
ットワークへのパケット送信の記憶が無い場合にのみ、
前記第2のパケットを前記第2のネットワークに送信す
る第2のパケット送出制御手段と、前記第2のインタフ
ェース手段によって、前記第2のパケットに対応する応
答パケットを受信した際に、前記パケット送信記憶手段
に記憶されている、前記第2のパケットを前記第2のネ
ットワークに送信した旨の記憶を削除するパケット送信
記憶削除手段とを更に具備することを特徴とする。
【0024】本発明(請求項5)は、第1のネットワー
クへの第1のインタフェース手段と、第2のネットワー
クへの第2のインタフェース手段と、第2のネットワー
ク上に存在するノード内の構成要素の少なくとも一部の
構成要素を、自ノード内の構成要素として第1のネット
ワーク上のノードに通知する構成要素通知手段とを具備
する通信ノードにおいて、前記第1のネットワークと前
記第2のネットワークに跨ってアプリケーションを実行
する際に、前記第1のインタフェース手段で受信した第
1のパケットに対するパケット変換処理を施して前記第
2のネットワークに対応する第2のパケットを作成する
パケット変換処理手段と、前記第1のパケットと前記第
2のパケットとの間の対応関係を記憶するパケット対応
記憶手段と、前記第2のインタフェース手段によって、
前記第2のパケットに対応する応答パケットを受信した
際に、該応答パケットの情報を用いて前記パケット対応
記憶手段を参照し、前記応答パケットを転送すべき前記
第1のネットワーク上のノードを特定する宛先ノード識
別手段と、前記第2のパケットを送信した旨を記憶する
パケット送信記憶手段と、前記第2のパケットを前記第
2のネットワークに送信する際に、前記パケット送信記
憶手段を参照し、該パケット送信記憶手段内に前記第2
のネットワークへのパケット送信の記憶が無い場合にの
み、前記第2のパケットを前記第2のネットワークに送
信するパケット送出制御手段と、前記第2のインタフェ
ース手段によって、前記第2のパケットに対応する応答
パケットを受信した際に、前記パケット送信記憶手段に
記憶されている、前記第2のパケットを前記第2のネッ
トワークに送信した旨の記憶を削除するパケット送信記
憶削除手段と、前記第1のパケットの種類に基づいて、
前記パケット対応記憶手段と前記宛先ノード識別手段と
の組み合わせを実行するか、または前記パケット送信記
憶手段とパケット送出制御手段とパケット送信記憶削除
手段との組み合わせを実行するかを決定するノード内処
理決定手段とを具備することを特徴とする。
【0025】本発明(請求項6)は、請求項3ないし5
のいずれか1項に記載の通信ノードにおいて、前記パケ
ット送信記憶手段に前記第2のパケットを送信した旨を
記憶することを伴って前記第2のパケットを送信した際
に起動し、ある一定の時間が経過した後に、前記第2の
パケットを送信した旨を前記パケット送信記憶手段から
削除するタイムアウト手段をさらに具備することを特徴
とする。
【0026】本発明(請求項7)は、請求項6に記載の
通信ノードにおいて、前記タイムアウト手段における前
記ある一定のタイムアウト時間を、前記第1のネットワ
ークと前記第2のネットワークに跨って実行されている
アプリケーションの種類に応じて設定するタイムアウト
時間設定手段をさらに具備することを特徴とする。
【0027】本発明(請求項8)は、請求項1ないし7
のいずれか1項に記載の通信ノードにおいて、前記第1
のネットワークから受け取ったパケットを前記第2のネ
ットワークに転送する処理と前記第2のネットワークか
ら受け取ったパケットを前記第1のネットワークに転送
する処理との両方を実行することを特徴とする。
【0028】本発明(請求項9)は、請求項8に記載の
通信ノードにおいて、前記第1のネットワークから受け
取ったパケットを前記第2のネットワークに転送する処
理と、前記第2のネットワークから受け取ったパケット
を前記第1のネットワークに転送する処理とを互いに異
なる方式で実行することを特徴とする。
【0029】本発明(請求項10)は、請求項1ないし
9のいずれか1項に記載の通信ノードにおいて、前記第
1もしくは第2のネットワークのいずれか一方がIEE
E1394バスであることを特徴とする。
【0030】本発明(請求項11)は、請求項1ないし
10のいずれか1項に記載の通信ノードにおいて、前記
第1もしくは第2のネットワークのいずれか一方がIE
EE802.11ネットワークであることを特徴とす
る。
【0031】本発明(請求項12)は、請求項1ないし
11のいずれか1項に記載の通信ノードにおいて、前記
第1および第2のパケットがAV/Cプロトコルにおけ
るAV/Cコマンドを転送するパケットであり、前記応
答パケットがAV/CプロトコルにおけるAV/Cレス
ポンスを転送するパケットであることを特徴とする。
【0032】本発明では、例えば、IEEE802.1
1ネットワークでのMACアドレスと、AV/Cコマン
ドの宛先SubUnit_IDの組み合わせなどを用い
て、IEEE1394バス上でのトランザクションに対
応する、IEEE802.11ネットワーク上でのトラ
ンザクション識別子とすることができる。
【0033】また、本発明では、IEEE1394バス
とIEEE802.11ネットワークの間の接続機能
(基地局ノード)において、AV/Cコマンドの転送処
理をシリアライズ化し、同時に複数のAV/Cコマンド
がIEEE802.11ネットワーク上には転送されな
いものとして、IEEE1394バス上のトランザクシ
ョン情報を隠蔽することができる。
【0034】また、本発明では、パケットの種類によっ
て、上記の2つの処理(所定の情報による対応付け/シ
リアライズ)を使い分ける。
【0035】本発明によれば、例えば、無線インタフェ
ースで接続された端末に対して、IEEE1394バス
上を転送されている各種の情報を送信することができ、
あたかも、無線インタフェースによってIEEE139
4バスに接続したかのようにデータ通信を実行できるよ
うになる。また、AV/Cプロトコルに準備されている
多くのコマンドを正しく送ることができるとともに、I
EEE1394バス側にバスリセットなどの状態変化が
生じた場合でも、継続してAV/Cプロトコルを実行で
きるようになる。
【0036】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
【0037】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0039】以下の説明では、本発明の通信ノードを介
して、家庭内に存在するIEEE1394バスに、無線
インタフェースによって無線端末が接続されるようなホ
ーム・ネットワークを想定して説明する。
【0040】(第1の実施形態)図1に、有線ネットワ
ークとしてIEEE1394バスを用い、無線ネットワ
ークとしてIEEE802.11ネットワークを用いた
実施形態を示す。
【0041】図1では、IEEE1394バス10上に
複数の1394ノードが接続された状態で、その中の1
394ノード101,102が1394インタフェース
のみを有したノードであり、基地局ノード110を介し
てIEEE802.11ネットワーク20に接続してい
る。また、IEEE802.11ネットワーク20上に
は、無線インタフェースを持つ無線端末121,122
が存在する。
【0042】ここで、AV/Cプロトコルでは、139
4インタフェースを有する1394ノードを「Uni
t」と呼ばれる単位で認識し、さらに、1394ノード
内の構成要素(例えば、コンポ中のカセットテープデッ
キ部分やCDデッキ部分など)を「SubUnit」と
呼ばれる単位で認識する。本実施形態では、IEEE1
394バス上の1394ノードとIEEE802.11
ネットワーク上に存在する無線端末とが互いに直接認識
し合うのではなく、各1394ノードや無線端末内に存
在する構成要素(AV/CプロトコルでのSubUni
t)のレベルで認識し合った上で、IEEE1394バ
ス上の1394ノードとIEEE802.11ネットワ
ーク上の無線端末との間でAV/Cプロトコルを実行す
る場合を想定している。
【0043】例えば、図1の構成例では、IEEE80
2.11ネットワーク20上の無線端末121からは、
IEEE1394バス10上の1394ノード101内
の構成要素(SubUnit)「A1」,「A2」が、
あたかも基地局ノード110内に存在するように認識さ
れ、IEEE1394バス上の1394ノード101か
らは、IEEE802.11ネットワーク20上の無線
端末121内の構成要素(SubUnit)「X1」,
「X2」が、あたかも基地局ノード110内に存在する
ように認識される。
【0044】このように、基地局ノードが、一方のネッ
トワーク上に存在するノード内の構成要素を、自ノード
内の構成要素として他方のネットワーク上のノードに通
知する機能は、基地局ノード内の構成要素通知機能によ
り行われる。
【0045】以下の実施形態では、このような認識に基
づいて、IEEE1394バス10上の1394ノード
101とIEEE802.11ネットワーク20上の無
線端末121との間でAV/Cプロトコルが実行される
ものとし、そのAV/Cプロトコルの実行処理時のIE
EE802.11ネットワーク20上での、トランザク
ション識別方式について述べる。なお、ここで述べた点
については、第2〜第4の実施形態についても同様であ
る。
【0046】さて、図1では、IEEE1394バス1
0上の1394ノード101中にSubUnit A1
とSubUnit A2が存在し、1394ノード10
2中にSubUnit B1とSubUnit B2が
存在する。また、IEEE802.11ネットワーク2
0上の無線端末121中にSubUnitX1とSub
Unit X2が存在し、無線端末122中にSubU
nitY1とSubUnit Y2が存在する。
【0047】また、図1では、IEEE1394バス1
0上の1394ノードのノード識別子として、1394
ノード101にはN=1、1394ノード102にはN
=3、基地局ノード110にはN=2がそれぞれ割り当
てられている。一方、IEEE802.11ネットワー
ク20上のMACアドレスとして、無線端末121には
MACアドレス=X、無線端末122にはMACアドレ
ス=Y、基地局ノード110にはMACアドレス=Zが
それぞれ割り当てられている。
【0048】図2に、このような構成において、139
4ノード101がAV/Cプロトコルにおける制御ノー
ドとなり、無線端末121がAV/Cプロトコルにおけ
る被制御ノードとなって、AV/Cプロトコルが実行さ
れる場合の、処理シーケンスの概略を示す。図2では、
1394ノード101がAV/Cプロトコルを実行する
アプリケーションを起動し、そのアプリケーションがA
V/Cプロトコルを実行して被制御ノードである無線端
末121にAV/Cコマンドを転送する場合を示してい
る。
【0049】まず、1394ノード101から送出され
るAV/Cコマンドは、FCPフレームに乗せられ、I
EEE1394パケット(リクエストパケット)にカプ
セル化されてから基地局ノード110に転送される。こ
のパケット転送が正常に終了したならば、基地局ノード
110がAck(レスポンスパケット)を返すことにな
る。次に、基地局ノードでは、受信したFCPフレーム
情報を基に、その受信したAV/Cコマンドを転送する
べき無線端末を認識し、その認識した無線端末(無線端
末121)に対して転送する。
【0050】次に、AV/Cコマンドを受信した被制御
端末(無線端末121)は、受信したコマンドに対応す
る処理を100msec以内に終了させ、そのコマンド
処理の実行結果を、制御端末である1394ノード10
1に返送する(AV/Cレスポンス)。このAV/Cレ
スポンスパケットを受信した基地局ノード110は、そ
の受信したパケット中の情報から、そのレスポンス情報
を転送する先となるIEEE1394バス10上の13
94ノード(この場合は1394ノード101)を認識
する。この認識した1394ノードに対して、基地局ノ
ード110が、先に受信したAV/Cレスポンス情報を
転送し、その転送が成功した場合には、IEEE139
4バス上のレスポンスパケットを基地局ノード110に
返送する。
【0051】ここで問題となるのが、基地局ノード11
0において、どのようにして受信したAV/Cレスポン
スの転送先となる1394ノードを知るか、という点で
ある。図3に、AV/Cプロトコルが用いるFCPフレ
ームのフレーム構造を示す(例えばISO−IEC61
883参照)。FCPフレームでは、先頭4ビットによ
ってFCPフレーム内に乗っている情報が対応するプロ
トコルを識別することになっている。現在、AV/Cプ
ロトコルには“0000”が割り当てられている。ま
た、ctypeフィールドはAV/Cコマンドの種類を
特定し、SubUnit_Typeフィールドはコマン
ドの対象となるSubUnitの種類を特定し、Sub
Unit_IDフィールドはコマンドの対象となるSu
bUnitの種類が同じである場合にSubUnitを
特定するために用いられる。また、opcodeフィー
ルドは具体的なAV/Cコマンドの内容を示している。
【0052】本実施形態では、前述のAV/Cレスポン
スを特定する方法として、IEEE802.11ネット
ワーク上の無線端末のMACアドレスと、転送するAV
/Cコマンドを乗せているFCPフレームの上記ヘッダ
情報とを組み合わせた情報を用い、IEEE802.1
1ネットワーク上での識別子とする方法について述べ
る。
【0053】図4に、本実施形態のAV/Cプロトコル
の処理シーケンスの一例を示す。具体的な処理は以下の
ようになっている。
【0054】(1)1394ノード101においてアプ
リケーションが起動され、AV/Cプロトコルが実行さ
れる。
【0055】(2)1394ノード101において、A
V/Cコマンドが作成され、無線端末121内のSub
Unit X1に向けて送信される。
【0056】(3)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、所望のAV/Cコマンドを乗せたFCP
フレームが転送される。このとき、IEEE1394バ
ス10上でのトランザクション_ID=aであり、FC
Pフレーム内に記述される宛先SubUnit_IDの
値=X1となる。
【0057】(4)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンドを正常に受信したならば、そのAckメッセージ
を1394ノード101に返す。
【0058】(5)基地局ノード110において、受信
したAV/Cコマンドの宛先のSubUnit_IDが
X1であることから、宛先の無線端末が無線端末121
であることを知る。
【0059】(6)基地局ノード110から無線端末1
21に対して、AV/Cコマンドが転送される。
【0060】(7)送信したAV/Cコマンドに対応す
る、IEEE802.11ネットワーク20上での識別
子が「SubUnit_ID=X1などのFCPヘッダ
情報 + MACアドレス=X」であることと、このI
EEE1394バス10上の識別子が「トランザクショ
ンID=a + 1394ノードアドレスN=1」であ
ることを記憶し、それらの対応テーブルを作成する。
【0061】(8)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンドに対応する処理を実行する。
【0062】(9)無線端末121が、実行したAV/
Cコマンドの処理結果を通知するためのAV/Cレスポ
ンスを作成し、FCPフレームに乗せた後に基地局ノー
ド110に転送する。
【0063】(10)基地局ノード110が、上記の対
応テーブルを参照し、受信したAV/Cレスポンスを乗
せているFCPフレームのヘッダ情報および送信元無線
端末のMACアドレスの組合せから、受信したAV/C
レスポンスが「IEEE1394バス上のトランザクシ
ョンID=a + 1394ノードアドレスN=1」に
対応していることを知る。
【0064】(11)基地局ノード110は、受信した
AV/Cレスポンスを1394ノード101(N=1)
に転送する。このときのトランザクションIDの値はa
である。
【0065】(12)1394ノード101が、AV/
Cレスポンスを正常に受信したならば、そのAckメッ
セージを基地局ノード110に返す。
【0066】(13)1394ノード101が、次のA
V/Cコマンドの送信を開始する。
【0067】図4では、IEEE802.11ネットワ
ーク20上を転送されるバケットの情報として、MAC
アドレスとSubUnit_IDのみを記しているが、
当然、FCPフレームの情報は全て無線端末121に送
られている。
【0068】図5に、基地局ノードで保持する対応テー
ブルの一例を示す。図5では、IEEE802.11側
のコマンドを特定するための情報として、FCPフレー
ムのctype、SubUnit_Type、SubU
nit_IDの値と、無線端末のMACアドレスを用い
ている。このような情報を記憶することによって、どの
ような種類のAV/Cコマンドを、どの無線端末のどの
SubUnitに転送したのかを特定することができ
る。これは、IEEE1394バス上の複数の1394
ノードから、IEEE802.11ネットワーク上の複
数の無線端末上のSubUnitに対してコマンドが送
られる場合に対応するためである。
【0069】このように、IEEE1394バス10と
IEEE802.11ネットワーク20の間でAV/C
プロトコルを実行する場合には、図5に示すような対応
テーブルを基地局ノードが持つことによって、無線端末
から送られてくるAV/Cレスポンスに対応するIEE
E1394バス10上の1394ノードを特定すること
ができるようになる。
【0070】ところで、図4では、IEEE1394バ
ス10上の1394ノード101から無線端末121に
対してAV/Cコマンドを送信する場合を示したが、こ
の逆方向にAV/Cコマンドを送信する場合(例えば、
無線端末121から1394ノード101に対してAV
/Cコマンドを送信する場合)も、図5に示したものと
同様の対応テーブルを用いることによって、IEEE1
394バスとIEEE802.11ネットワークに跨っ
たAV/Cプロトコルの実行が可能となる。
【0071】もちろん、IEEE1394バス上の13
94ノードから無線端末への方向と、無線端末からIE
EE1394バス上の1394ノードへの方向の両方向
について、IEEE1394バスとIEEE802.1
1ネットワークに跨ったAV/Cプロトコルを実行する
ことも可能である。この場合、IEEE1394バス上
の1394ノードからIEEE802.11ネットワー
ク上の無線端末にAV/Cコマンドを送信する場合と、
IEEE802.11ネットワーク上の無線端末からI
EEE1394バス上の1394ノードにAV/Cコマ
ンドを送信する場合の両方の処理において、同一の対応
テーブルを共用することができる。
【0072】このような、双方向で同一の対応テーブル
を利用する場合には、図5に示した対応テーブルに記述
する情報として、AV/Cコマンドの転送方向を示すフ
ィールドを追加する方法も考えられるが、必ずしも、転
送方向を示すフィールドは必要ではない。例えば、IE
EE802.11ネットワーク側から受信したAV/C
レスポンスは、図5のテーブルのIEEE802.11
ネットワーク側のトランザクション情報を参照してIE
EE1394バス側のトランザクション情報を検出し、
逆に、IEEE1394バス側から受信したAV/Cレ
スポンスは、図5のテーブルのIEEE1394バス側
のトランザクション情報を参照してIEEE802.1
1ネットワーク側のトランザクション情報を検出するこ
とにより、同様の処理が実行可能である。
【0073】また、各々の方向(IEEE1394→I
EEE802.11/IEEE802.11→IEEE
1394)により、異なるデータ転送方式を実行する場
合も考えられる。この場合は、各方向へのAV/Cコマ
ンドの送信に用いる対応テーブルを、各々別に保持する
ことで対応可能である。
【0074】AV/Cコマンドの送信方向によって対応
テーブルを使い分ける場合には、その対応テーブル自身
を異なる形式で構成してもよい。例えば、IEEE80
2.11ネットワーク上の無線端末からIEEE139
4バス上の1394ノードにAV/Cコマンドを送信す
る場合は、IEEE1394バス上を転送されるAV/
Cコマンドの送信基394ノードが、必ず基地局ノード
110となるので、図5に示した対応テーブルにおける
IEEE1394側の情報から、送信元ノードアドレス
の情報を削除することが可能である。
【0075】(第2の実施形態)第1の実施形態に示し
た方式で、IEEE1394バス上で実行されるAV/
Cプロトコルのコマンド・レスポンスの概念をIEEE
802.11ネットワーク上にも広げることが可能とな
る。しかし、このために基地局ノードが保持すべきテー
ブル(図5のテーブル)におけるIEEE802.11
ネットワーク側の情報は、システム構成によってはかな
り大きなものになることがある。また、より完璧にAV
/Cレスポンスに対応する1394ノードを特定するた
めに、FCPフレームの全ての情報(または全てに近い
情報)を保持しておく必要が発生することもある。これ
らは、基地局ノードで保持すべき対応テーブルを大きく
させる方向に作用するとともに、基地局ノードにおい
て、例えば全てのAV/Cコマンドの全情報をチェック
しなければならないことを意味しており、基地局ノード
の負荷を増加させる方向に作用する。
【0076】このような記憶量や負荷の増加が発生しか
つそれを許容できないような場合にもそれを回避できる
有効な方法としては、例えば、基地局ノードから送出す
るAV/Cコマンドを常に1つのコマンドのみに制限す
る方法が考えられる。これは、IEEE1394バス上
の複数の1394ノードから、IEEE802.11ネ
ットワーク上の無線端末AV/Cコマンドが送信されて
いる場合に、基地局ノードにおいて、これらの送られて
きたAV/Cコマンド群をシリアライズして送信する方
法である。このようなAV/Cコマンドのシリアライズ
化処理を行うことにより、基地局ノードは、図5に示す
ような対応テーブルを持つ代わりに、送信しているAV
/Cコマンドに対応するIEEE1394バス側のトラ
ンザクション情報のみを保持しておけば良いことにな
る。
【0077】ここで、上記のようなAV/Cコマンドの
シリアライズ化の具体的な方法としては、IEEE80
2.11ネットワーク全体で1つのAV/Cコマンドの
みが実行されるようにシリアライズ化する方法や、基地
局ノードに接続している各無線端末毎にシリアライズ化
する方法、さらにはAV/Cコマンドを送信した139
4ノード毎にシリアライズ化する方法など、種々の形態
が考えられる。以下に示す処理シーケンスでは、IEE
E802.11ネットワーク全体で1つのAV/Cコマ
ンドのみが実行されるようにシリアライズ化する方法に
ついて示しているが、同様の処理を行うことにより、前
述の各無線端末毎にシリアライズ化する方法や、139
4ノード毎にシリアライズ化する方法などの他の方法に
ついても実現が可能である。
【0078】図6に、IEEE802.11ネットワー
ク全体で1つのAV/Cコマンドのみが実行されるよう
にシリアライズ化する場合の処理シーケンスの一例を示
す。
【0079】図6では、1394ノード101から2つ
のAV/Cコマンド(AV/Cコマンド1、2)が順次
送信され、それらが基地局ノード110においてシリア
ライズ化された後、IEEE802.11ネットワーク
に順次転送される場合を一例として示している。以下の
処理シーケンスでは、最初に送信されたAV/Cコマン
ドについての処理手順を(1)〜(9)に、2番目に送
信されたAV/Cコマンドについての処理手順を(a)
〜(j)に示している。
【0080】(1)1394ノード101においてアプ
リケーションが起動され、AV/Cプロトコルが実行さ
れる。
【0081】(2)1394ノード101において、A
V/Cコマンド1が作成され、無線端末121内のSu
bUnit X1に向けて送信される。
【0082】(3)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、AV/Cコマンド1を乗せたFCPコマ
ンド1を乗せたFCPフレームが転送される。このと
き、IEEE1394バス10上でのトランザクション
ID=aであり、FCPフレーム内に記述される宛先S
ubUnit_IDの値=X1となる。
【0083】(4)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンド1を正常に受信したならば、そのAckメッセー
ジを1394ノード101に返す。
【0084】(5)基地局ノード110が、受信したA
V/Cコマンド1の宛先のSubUnit_IDがX1
であることから、宛先の無線端末が無線端末121であ
ることを知り、基地局ノード110から無線端末121
に対して、AV/Cコマンド1が転送される。ここで、
基地局ノード110は、送信しているAV/Cコマンド
1に対応する1394ノードのノードIDの値(N=
1)とトランザクションIDの値(=a)を記憶する。
【0085】(6)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンド1に対応する処理を実行する。
【0086】(7)無線端末121が、実行したAV/
Cコマンド1の処理結果を通知するための、AV/Cレ
スポンス1を作成し、FCPフレームに乗せた後に基地
局ノード110に転送する。
【0087】(8)基地局ノード110が、受信したA
V/Cレスポンス1に対応している1394ノード10
1(N=1)に、受信したAV/Cレスポンス1を転送
する。このときのトランザクションIDの値はaであ
る。
【0088】(9)1394ノード101が、AV/C
レスポンス1を正常に受信したならば、そのAckメッ
セージを基地局ノード110に返す。
【0089】(a)1394ノード101において、引
続きAV/Cプロトコルが実行されている。
【0090】(b)1394ノード101において、次
のAV/Cコマンド2が作成され、無線端末121内の
SubUnit X2に向けて送信される。
【0091】(c)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、AV/Cコマンド2を乗せたFCPフレ
ームが転送される。このとき、IEEE1394バス1
0上でのトランザクションID=bであり、FCPフレ
ーム内に記述される宛先SubUnit_IDの値=X
2となる。
【0092】(d)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンド2を正常に受信したならば、そのAckメッセー
ジを1394ノード101に返す。
【0093】(e)基地局ノード110が、受信したA
V/Cコマンド2の宛先のSubUnit_IDがX2
であることから、宛先の無線端末が無線端末121であ
ることを知る。しかし、この時点では、AV/Cレスポ
ンス1を待っている状態なので、AV/Cレスポンスが
戻るまで、AV/Cコマンド2の送信を見合わせる。
【0094】(f)基地局ノード110は、AV/Cレ
スポンス1を受信したら、見合わせていたAV/Cコマ
ンド2を送信する。また、基地局ノード110は、送信
しているAV/Cコマンド2に対応する1394ノード
のノードIDの値(N=1)とトランザクションIDの
値(=b)を記憶する。
【0095】(g)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンド2に対応する処理を実行する。
【0096】(h)無線端末121が、実行したAV/
Cコマンド2の処理結果を通知するための、AV/Cレ
スポンス2を作成し、FCPフレームに乗せた後に基地
局ノード110に転送する。
【0097】(i)基地局ノード110が、受信したA
V/Cレスポンス2に対応している1394ノード10
1(N=1)に、受信したAV/Cレスポンス2を転送
する。このときのトランザクションIDの値はaであ
る。
【0098】(j)1394ノード101が、AV/C
レスポンス2を正常に受信したならば、そのAckメッ
セージを基地局ノード110に返す。
【0099】このような処理を実行することで、第1の
実施形態の場合に比べて基地局ノードに必要となるテー
ブル量を削減するとともに、基地局ノードでのAV/C
コマンドのチェック処理量を削減することができる。ま
た、このようなAV/Cコマンドのシリアライズ化処理
によって、IEEE802.11ネットワーク上の無線
端末の状態(無線端末が、現在、どのAV/Cコマンド
に対応する処理を実行しているのか)を特定することが
可能となるので、IEEE1394バスとIEEE80
2.11ネットワークに跨っての、よりスムーズなAV
/Cプロトコルの実行が可能となる。
【0100】ところで、このようにAV/Cコマンドを
シリアライズ化して送信する場合には、その送信したA
V/Cコマンドに対応するAV/Cレスポンスが戻って
こなかった場合への対応を考えておくとより好ましい。
この対応については、前述のAV/Cプロトコルにおい
て規定されている、コマンド処理時間(=100mse
c)を用いるのが有効な方法である。つまり、あるAV
/Cコマンドを送信した後、例えば100msec経過
しても対応するAV/Cレスポンスが戻らなかった場合
には、次のAV/Cコマンドの送信を許可するというも
のである。
【0101】図7に、この場合の処理シーケンスの一例
を示す。
【0102】図7も、図6の場合と同様に、2つのAV
/Cコマンドが送信される場合を示している。そのた
め、以下の処理シーケンスでは、最初に送信されたAV
/Cコマンドの処理手順を(1)〜(8)に、2番目に
送信されたAV/Cコマンドの処理手順を(a)〜
(I)に示している。
【0103】(1)1394ノード101においてアプ
リケーションが起動され、AV/Cプロトコルが実行さ
れる。
【0104】(2)1394ノード101において、A
V/Cコマンド1が作成され、無線端末121内のSu
bUnit X1に向けて送信される。
【0105】(3)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、AV/Cコマンド1を乗せたFCPフレ
ームが転送される。このときの、IEEE1394バス
10上でのトランザクションID=aであり、FCPフ
レーム内に記述される宛先SubUnit_IDの値=
X1となる。
【0106】(4)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンド1を正常に受信したならば、そのAckメッセー
ジを1394ノード101に返す。
【0107】(5)基地局ノード110が、受信したA
V/Cコマンド1の宛先のSubUnit_IDがX1
であることから、宛先の無線端末が無線端末121であ
ることを知り、基地局ノード110から無線端末121
に対して、AV/Cコマンド1が転送される。ここで、
基地局ノード110は、送信しているAV/Cコマンド
1に対応する1394ノードのノードIDの値(N=
1)とトランザクションIDの値(=a)を記憶する。
【0108】(6)AV/Cコマンドを送信した時点で
タイマーをスタートさせる。
【0109】(7)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンド1に対応する処理を実行しようとするが、対
応するレスポンスは戻らない。
【0110】(8)タイムアウトした時点で、AV/C
コマンドの送信処理は終了する。ここで、タイムアウト
した旨を、対応する1394ノード101(N=1)に
通知しても良い。
【0111】(a)1394ノード101において、引
続きAV/Cプロトコルが実行されている。
【0112】(b)1394ノード101において、次
のAV/Cコマンド2が作成され、無線端末121内の
SubUnit X2に向けて送信される。
【0113】(c)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、AV/Cコマンド2を乗せたFCPフレ
ームが転送される。このとき、IEEE1394バス1
0上でのトランザクションID=bであり、FCPフレ
ーム内に記述される宛先SubUnit_IDの値=X
2となる。
【0114】(d)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンド2を正常に受信したならば、そのAckメッセー
ジを1394ノード101に返す。
【0115】(e)基地局ノード110が、受信したA
V/Cコマンド2の宛先のSubUnit_IDがX2
であることから、宛先の無線端末が無線端末121であ
ることを知る。しかし、この時点では、タイマーがセッ
トされた状態なので、AV/Cレスポンス1が戻るま
で、もしくはタイムアウトするまでAV/Cコマンド2
の送信を見合わせる。
【0116】(f)基地局ノード110は、AV/Cコ
マンド1の送信処理がタイムアウトしたならば、見合わ
せていたAV/Cコマンド2を送信する。また、基地局
ノード110は、送信しているAV/Cコマンド2に対
応する1394ノードのノードIDの値(N=1)とト
ランザクションIDの値(=b)を記憶する。
【0117】(g)AV/Cコマンドを送信した時点で
タイマーをスタートさせる。
【0118】(h)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンド2に対応する処理を実行する。
【0119】(i)無線端末121が、実行したAV/
Cコマンド2の処理結果を通知するための、AV/Cレ
スポンス2を作成し、FCPフレームに乗せた後に基地
局ノード110に転送する。
【0120】(j)基地局ノード110が、無線端末1
21からのAV/Cレスポンス2を受信したならば、タ
イマーをリセットする。
【0121】(k)基地局ノード110が、受信したA
V/Cレスポンス2に対応している1394ノード10
1(N=1)に、受信したAV/Cレスポンス2を転送
する。このときのトランザクションIDの値はaであ
る。
【0122】(l)1394ノード101が、AV/C
レスポンス2を正常に受信したならば、そのAckメッ
セージを基地局ノード110に返す。
【0123】このような、基地局ノードにおけるAV/
Cコマンドのシリアライズ化処理とAV/Cレスポンス
のタイムアウト処理を併用することにより、より現実的
なIEEE1394バスとIEEE802.11ネット
ワークに跨ったAV/Cプロトコルの実行が可能とな
る。
【0124】また、上記の例ではIEEE1394バス
とIEEE802.11ネットワーク間で実行されるプ
ロトコルがAV/Cプロトコルである場合を示している
が、それ以外のプロトコルが実行されている場合でも、
本実施形態のようなシリアライズ化処理を適応すること
は可能である。
【0125】なお、プロトコルの種類によっては、対応
する処理を実行するために必要な時間が異なる場合が想
定されるので、そのような場合には、上記のようなタイ
ムアウト時間=100msecといった値を用いる場合
だけではなく、プロトコルの種類によってタイムアウト
時間を設定し直すのが好ましい。具体的には、IEEE
1394バス上で実行されているプロトコルがFCPフ
レームを用いている場合であれば、そのプロトコル識別
子であるctsフィールドの値によって、対応するタイ
ムアウト時間を設定する方法が考えられる(この場合に
は、基地局ノード内に実行するプロトコルとタイムアウ
ト時間の対応テーブルを保持しておくものとする)。
【0126】このような方法でIEEE1394バスと
IEEE802.11ネットワークとを接続する場合に
基地局ノードに必要となる機能としては、送信している
AV/Cコマンドに対応するIEEE1394バス側の
トランザクション情報を記憶する機能と、AV/Cコマ
ンドを送信した後に起動するタイマー機能だけであり、
基地局ノードに追加するべき機能を少なく抑えることが
できる。また、第1の実施形態に比べてAV/Cレスポ
ンスを受信した際に行うべき処理量も削減できる。
【0127】なお、図6や図7では、IEEE1394
バス10上の1394ノード101から無線端末121
に対してAV/Cコマンドを送信する場合を示したが、
第1の実施形態と同様、その逆方向にAV/Cコマンド
を送信する場合も、IEEE1394バスとIEEE8
02.11ネットワークに跨ったAV/Cプロトコルの
実行が可能となる。もちろん、両方向について、IEE
E1394バスとIEEE802.11ネットワークに
跨ったAV/Cプロトコルを実行することも可能であ
る。
【0128】(第3の実施形態)第1、第2の実施形態
では、基地局ノードに送り返されるAV/Cレスポンス
が、その直前に送出したAV/Cコマンドに対応するも
のに限られる場合を想定して示してきたが、AV/Cレ
スポンスとしては、その他に、ある特定のイベントが被
制御機器に生じた際に当該被制御機器からAV/Cレス
ポンスを返す場合がある。このような状態変化によって
AV/Cレスポンスを返すような指示を送るAV/Cコ
マンドとして、例えば、Notifyコマンドという種
類のコマンドがAV/Cプロトコルには規定されてい
る。本実施形態では、一例として、このNotifyコ
マンドに対応するAV/Cレスポンスへの対応方法につ
いて述べる。
【0129】前述のように、Notifyコマンドと
は、制御端末が被制御端末に対して、特定のイベントが
生じた場合に、その旨を通知するよう要求するコマンド
である(例えば、カセットデッキにカセットが挿入され
たら、その旨を通知するなど)。これは、AV/Cコマ
ンドの処理結果としてのAV/Cレスポンスが、指定さ
れたイベントが発生した時点で返されることになり、上
記のような100msecというタイムアウト時間やA
V/Cコマンドのシリアライズ化処理だけでは、戻って
くるAV/CレスポンスがNotifyコマンドへのレ
スポンスであるのか、通常のAV/Cコマンド(Con
trolコマンドやStatusコマンド)に対しての
レスポンスであるのかを識別できないことになる。
【0130】このようなケースに対応するためには、A
V/Cプロトコルのコマンドタイプ(図3のFCPフレ
ームの構造の中のctypeフィールド)に応じて、そ
の処理を変更する方法が考えられる。
【0131】例えば、基地局ノードからAV/Cコマン
ドを送出する時点で、そのAV/CコマンドがNoti
fyコマンドであれば第1の実施形態での処理のよう
に、基地局ノード内にFCPフレーム情報(その一部ま
たは全部の情報)と宛先MACアドレスとの組み合わせ
に対する対応テーブルを持つことで送出するNotif
yコマンドに対応するIEEE1394バス側のトラン
ザクションを識別することとし、それ以外のcontr
ol、statusコマンド等の場合には第2の実施形
態での処理のように、AV/Cコマンドをシリアライズ
化処理して送信する(タイムアウトの設定を実行しても
良い)ことで対応する。
【0132】そして、AV/Cレスポンスを受信した場
合には、まず、その受信したAV/Cレスポンスが対応
テーブルに記憶されているコマンドに対応するものであ
るのかをチェックする。受信したレスポンスが対応テー
ブルに記憶されているコマンドに対応するものであれ
ば、対応テーブルの参照処理によってレスポンスを返す
べきIEEE1394バス上のノードを識別し(第1の
実施形態における処理)、そうでない場合は、レスポン
スを返すべきIEEE1394バス上のノードは直前に
送出したAV/Cコマンドに対応するIEEE1394
バス上のノードであると認識する(第2の実施形態にお
ける処理)。
【0133】本実施形態では、基地局ノード内に保持す
る対応テーブルに記憶する情報としては、Notify
コマンドに関するものだけを記憶すれば良くなるので、
必要となるテーブル量を第1の実施形態の場合よりも小
さくできることになる。また、記憶するのがNotif
yコマンドに関するものに限定されるため、対応テーブ
ルに必要な情報(図5に示した対応テーブル)の中から
ctypeの情報を削除することができるので、さらに
対応テーブルを小さくできるものと考えられる。
【0134】ここで、上記のようなNotifyコマン
ドの転送処理において考えておくべき事象として、IE
EE1394バスのバスリセットがあげられる。これ
は、AV/Cプロトコルを実行している際に、IEEE
1394バス上でバスリセットが発生し、1394ノー
ドのノードIDの値が変化してしまう場合である。この
ような場合への対応方法としては、基地局ノードにおい
て保持する対応テーブルにおけるIEEE1394バス
側の情報として、AV/Cコマンドを送信してきた13
94ノードのノードIDではなく、その1394ノード
のEUI64アドレス(Extended Uniqu
e Identifier;64bits)を保持して
おく方法が考えられる。
【0135】このような方法により、AV/Cコマンド
(例えばNotifyコマンド)を送信した後に、その
レスポンスが戻ってくるまでの間にIEEE1394バ
スにおいてバスリセットが発生したとしても、そのレス
ポンスを転送する宛先となる1394ノードを特定でき
るようになる。
【0136】ただし、このようなEUI64アドレスに
よって1394ノードを特定する場合には、基地局ノー
ドにおいて、各1394ノードのノードIDとEUI6
4アドレスの対応表を保持しておき、バスリセット毎
に、この対応表を更新する処理を実行する必要がある。
よって、IEEE1394バスにおけるバスリセット後
の処理として、通常の自動構成認識処理(例えばTre
e_ID処理やSelf_ID処理等)の他に、各13
94ノードのEUI64アドレスの情報を収集する処理
を実行する必要がある。
【0137】EUI64アドレスによってIEEE13
94バス側の1394ノードを特定することで、通常の
バスリセットへの対応が可能になるとともに、もし、A
V/Cレスポンスが戻ってくる前に、そのAV/Cレス
ポンスに対応する1394ノードがIEEE1394バ
スから離脱していた場合でも、確実に、その宛先の13
94ノードがIEEE1394バス上に存在しないこと
を認識できるので、不必要なレスポンスをIEEE13
94バス側に転送することがなくなるメリットも生まれ
ることになる。このような、IEEE1394バス上の
1394ノードを特定する際に、その1394ノードの
EUI64アドレスを用いる方法は、本実施形態に対し
てだけではなく、第1の実施形態や第2の実施形態、さ
らには、後述の第4の実施形態に対しても適用可能であ
る。
【0138】なお、本実施形態では、IEEE1394
バス10上の1394ノード101から無線端末121
に対してAV/Cコマンドを送信する場合を示したが、
第1や第2の実施形態と同様、その逆方向にAV/Cコ
マンドを送信する場合も可能である。もちろん、両方向
について、IEEE1394バスとIEEE802.1
1ネットワークに跨ったAV/Cプロトコルを実行する
ことも可能である。
【0139】(第4の実施形態)本実施形態では、IE
EE802.11ネットワークなどに対応するべく、F
CPフレームに手を加える方式について述べる。ここで
は、前述の基地局ノードでのシリアライズ化処理に対応
する機能として、FCPフレーム内に、被制御端末への
転送順序を示すシーケンスナンバーを付加するフィール
ドを追加する。このシーケンスナンバーを付加するフィ
ールドの追加方法としては、新たなフィールドを追加す
る方法や、既存のフィールドを使い回す方法が考えられ
る。
【0140】本実施形態では、FCPフレームには極力
手を加えない方法として、IEEE802.11ネット
ワーク上において、FCPフレーム内のctsフィール
ドをシーケンスナンバーのフィールドとして再利用する
方法を示しているが、もちろん、FCPフレーム内の任
意の場所にシーケンスナンバー用のフィールドを割り当
てる方法も考えられる。本実施形態では、IEEE80
2.11ネットワーク上ではAV制御のプロトコルとし
てはAV/Cプロトコルのみが実行されるものと想定
し、ctsフィールドをシーケンスナンバーに使いまわ
す方法を示すこととする。
【0141】図8に、本実施形態のIEEE802.1
1ネットワーク上で用いられるFCPフレームの構成を
示す。ちなみに、本実施形態でも、IEEE1394バ
ス上においては図3に示したFCPフレームの構成図と
同じ形式のAV/Cコマンド・レスポンスが転送されて
いる。
【0142】図8に示すように、本実施形態では、IE
EE802.11ネットワーク上において、通常、プロ
トコル識別のために使用されているctsフィールドを
シーケンスナンバーのフィールドとして利用している。
そして、このシーケンスナンバーと、AV/Cコマンド
の送信先の無線端末のMACアドレスとを用いることに
より、IEEE802.11ネットワーク上の無線端末
に送られるAV/Cコマンドを一意に特定することがで
きるようになる。また、より正確にAV/Cレスポンス
を識別するためには、シーケンスナンバーとSubUn
it_TypeとSubUnit_IDと、AV/Cコ
マンドの送信先の無線端末のMACアドレスの組合せを
用いる方法も考えられる。
【0143】図9に、本実施形態の識別方式を用いた場
合の、IEEE1394バスとIEEE802.11ネ
ットワークに跨ってAV/Cプロトコルを実行する場合
の処理シーケンスの一例を示す。
【0144】以下の例では、IEEE802.11ネッ
トワーク上のコマンド識別子として、シーケンスナンバ
ーとSubUnit_IDとMACアドレスを用いる場
合を示しているが、もちろん、この他にも、いくつかの
アドレスの組合せを用いる方法が考えられる。具体的な
処理シーケンスを以下に示す。
【0145】(1)1394ノード101においてアプ
リケーションが起動され、AV/Cプロトコルが実行さ
れる。
【0146】(2)1394ノード101において、A
V/Cコマンドが作成され、無線端末121内のSub
Unit X1に向けて送信される。
【0147】(3)1394ノード101から基地局ノ
ード110に、所望のAV/Cコマンドを乗せたFCP
フレームが転送される。このとき、IEEE1394バ
ス10上でのトランザクションID=aであり、FCP
フレーム内に記述される宛先SubUnit_IDの値
=X1となる。
【0148】(4)基地局ノード110が、AV/Cコ
マンドを正常に受信したならば、そのAckメッセージ
を1394ノード101に返す。
【0149】(5)基地局ノード110において、受信
したAV/Cコマンドの宛先のSubUnit_IDが
X1であることから、宛先の無線端末が無線端末121
であることを知る。
【0150】(6)基地局ノード110から無線端末1
21に対して、AV/Cコマンドが転送される。この時
の宛先無線端末のMACアドレス=X、SubUnit
_ID=X1、シーケンスナンバー=1である。
【0151】(7)送信したAV/Cコマンドに対応す
る、IEEE802.11ネットワーク20上での識別
子が「SubUnit_ID=X1 + シーケンスナ
ンバー=1 + MACアドレス=X」であることと、
このIEEE1394バス10上の識別子が「トランザ
クションID=a + 1394ノードアドレスN=
1」であることを記憶し、それらの対応テーブルを作成
する。
【0152】(8)無線端末121が、受信したAV/
Cコマンドに対応する処理を実行する。
【0153】(9)無線端末121が、実行したAV/
Cコマンドの処理結果を通知するための、AV/Cレス
ポンスを作成し、FCPフレームに乗せた後に基地局ノ
ード110に転送する。
【0154】(10)基地局ノード110が、受信した
AV/Cレスポンスを乗せているFCPフレーム内のシ
ーケンスナンバーとSubUnit_IDの値、および
送信元無線端末のMACアドレスの組合せから、受信し
たAV/Cレスポンスが、「IEEE1394バス上の
トランザクションID=a + 1394ノードアドレ
スN=1」に対応していることを知る。
【0155】(11)基地局ノード110は、受信した
AV/Cレスポンスを1394ノード101(N=1)
に転送する。この時のトランザクションIDの値はaで
ある。
【0156】(12)1394ノード101が、AV/
Cレスポンスを正常に受信したならば、そのAckメッ
セージを基地局ノード110に返す。
【0157】(13)1394ノード101が、次のA
V/Cコマンドの送信を開始する。
【0158】上記の処理シーケンスでは、シーケンスナ
ンバーの付加方式として、AV/Cコマンドを送信する
先のSubUnit単位にシーケンスナンバーを付加す
る方式を示したが、他にも、基地局ノードから送信する
AV/Cコマンド全てに対応するシーケンスナンバーを
付加する方式や、AV/Cコマンドの送信元の1394
ノード毎にシーケンスナンバーを付加する方法や、AV
/Cコマンドの宛先の無線端末毎にシーケンスナンバー
を付加する方法なども考えられる。このような、FCP
フレームにシーケンスナンバーを付加する方法により、
基地局ノードにおいて保持するテーブル量を削減できる
とともに、基地局ノードがAV/Cレスポンスを受信し
た際に実行するべき、テーブル参照処理を軽くすること
ができる。
【0159】なお、本実施形態では、IEEE1394
バス10上の1394ノード101から無線端末121
に対してAV/Cコマンドを送信する場合を示したが、
第1〜第3の実施形態と同様、その逆方向にAV/Cコ
マンドを送信する場合も可能である。もちろん、両方向
について、IEEE1394バスとIEEE802.1
1ネットワークに跨ったAV/Cプロトコルを実行する
ことも可能である。
【0160】次に、図10に、第1の実施形態〜第4の
実施形態における基地局ノードの内部構成の一例のブロ
ック図を示す。
【0161】図10の構成例において、第1、第4の実
施形態の基地局ノードは、IEEE802.11インタ
フェース処理部1101、パケット変換処理部110
2、IEEE1394インタフェース処理部1103、
プロトコル処理部1104、トランザクション対応テー
ブル1105を備えている。
【0162】また、第2、第3の実施形態の基地局ノー
ドは、上記に加えてタイマー1106を備えている。
【0163】もちろん、基地局ノード内には、上記の他
に、通常の基地局ノード機能を提供するための機能も設
けられるが、図10では、本発明に関係する機能のみを
記述している。
【0164】IEEE802.11インタフェース処理
部1101は、IEEE802.11ネットワークへの
インタフェース処理を実行するものである。
【0165】パケット変換処理部1102は、IEEE
802.11ネットワークとIEEE1394バスの間
でのパケット変換処理を実行するものである。
【0166】IEEE1394インタフェース処理部1
103は、IEEE1394バスへのインタフェース処
理を実行するものである。
【0167】プロトコル処理部1104は、IEEE1
394バス上で実行されている上位プロトコルをIEE
E802.11ネットワークにも拡張して実行するため
のプロトコル処理を実行する。
【0168】なお、一方のネットワーク上に存在するノ
ード内の構成要素の少なくとも一部の構成要素を、自ノ
ード内の構成要素として他方のネットワーク上のノード
に通知する構成要素通知機能は、このプロトコル処理部
1104内に設けられるものとする。
【0169】また、第3の実施形態において、パケット
の種類によって処理手順を決定する(例えば、AV/C
コマンドがNotifyコマンドであれば第1の実施形
態での処理を実行することを決定し、それ以外のコマン
ドであれば第2の実施形態での処理を実行することを決
定する)ノード内処理決定機能は、このプロトコル処理
部1104内に設けられるものとする。
【0170】また、第2、第3の実施形態においては、
シリアライズ化処理のために、パケット変換処理部11
02内でバッファが使用されることになる。
【0171】トランザクション対応テーブル1105
は、IEEE1394バス上のトランザクション情報と
IEEE802.11ネットワーク上のトランザクショ
ン情報との対応関係を記憶するためのものである。
【0172】なお、トランザクション情報対応テーブル
1105内に保持される情報は、各実施形態に対応した
情報が保持されることになる。
【0173】タイマー1106は、第2、第3の実施形
態に示したようなタイムアウト処理を実行するために設
けられる。また、前述したように、タイマー1106
は、プロトコルの種別毎に設定する場合がある。
【0174】このような構成の基地局ノードにより、I
EEE1394バスとIEEE802.11ネットワー
クとを接続することによって、IEEE1394バス上
で実行されるAV/Cプロトコルのような、コマンドと
レスポンスの組み合わせによって処理が進められていく
プロトコルを、IEEE1394バスとIEEE80
2.11ネットワークに跨って実行することができるよ
うになる。
【0175】以上各実施形態について説明してきたが、
各実施形態は組み合わせて実施することも可能である。
例えば、IEEE1394バスとIEEE802.11
ネットワークに跨ったAV/Cプロトコルを両方向とも
実施する場合に、IEEE1394バス上の1394ノ
ードから無線端末に対してAV/Cコマンドを送信する
第1の方向に対応する部分と、無線端末からIEEE1
394バス上の1394ノードに対してAV/Cコマン
ドを送信する第2の方向に対応する部分とで、異なる実
施形態の構成を採るようにしてもよい。例えば、第1の
方向に対応する部分には第3の実施形態を採用し、第2
の方向に対応する部分には第2の実施形態を採用するよ
うにしてもよい。これは、どのような組み合わせでも実
施可能である。
【0176】また、以上の説明では、本発明の通信ノー
ドを介して、家庭内に存在するIEEE1394バス
に、無線インタフェースによって無線端末が接続される
ようなホーム・ネットワークを想定して説明したが、本
発明は、家庭だけではなくオフィスやその他の環境に設
けられたLANにも適用可能であり、またIEEE13
94バスやIEEE802.11ネットワーク以外のネ
ットワークにも適用することが可能である。
【0177】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。
【0178】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0179】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0180】
【発明の効果】本発明によれば、データ転送がリクエス
トとレスポンスの組合せによることを基本とするネット
ワークと、それを基本としないネットワークとのインタ
ーワークが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いた
家庭内ネットワークの一例を示す図
【図2】AV/Cプロトコルにおけるコマンド・レスポ
ンスの転送シーケンスの概略とAV/Cプロトコルを実
行する際のプロトコルスタックの一例を示す図
【図3】FCPフレームのフレーム構造の一例を示す図
【図4】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いて
IEEE1394バス上のノードと無線端末の間で通信
をおこなう第1の実施形態における処理シーケンスの一
例を示す図
【図5】本発明の一実施形態に係る通信ノードが保持す
るIEEE1394バス側とIEEE802.11ネッ
トワーク側のトランザクション情報の対応テーブルの一
例を示す図
【図6】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いて
IEEE1394バス上のノードと無線端末の間で通信
をおこなう第2の実施形態における処理シーケンスの一
例を示す図
【図7】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いて
IEEE1394バス上のノードと無線端末の間で通信
をおこなう第3の実施形態における処理シーケンスの他
の例を示す図
【図8】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いて
IEEE1394バス上のノードと無線端末の間で通信
をおこなう第4の実施形態におけるFCPフレームのフ
レーム構造の一例を示す図
【図9】本発明の一実施形態に係る通信ノードを用いて
IEEE1394バス上のノードと無線端末の間で通信
をおこなう第4の実施形態における処理シーケンスの他
の例を示す図。
【図10】本発明の一実施形態に係る通信ノードの内部
構成の一例を示すブロック図
【図11】AV/Cプロトコルの処理シーケンスの概念
を示す図
【図12】AV/Cコマンド・レスポンスを転送するI
EEE1394バス上のパケット構成の一例を示す図
【符号の説明】
10…IEEE1394バス 20…IEEE802.11ネットワーク 101,102…1394ノード 110…基地局ノード 121,122…無線端末 1101…IEEE802.11インタフェース処理部 1102…パケット変換処理部 1103…IEEE1394インタフェース処理部 1104…プロトコル処理部 1105…トランザクション対応テーブル 1106…タイマー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のネットワークへの第1のインタフェ
    ース手段と、第2のネットワークへの第2のインタフェ
    ース手段と、第2のネットワーク上に存在するノード内
    の構成要素の少なくとも一部の構成要素を、自ノード内
    の構成要素として第1のネットワーク上のノードに通知
    する構成要素通知手段とを具備する通信ノードにおい
    て、 前記第1のネットワークと前記第2のネットワークに跨
    ってアプリケーションを実行する際に、前記第1のイン
    タフェース手段で受信した第1のパケットに対するパケ
    ット変換処理を施して前記第2のネットワークに対応す
    る第2のパケットを作成するパケット変換処理手段と、 前記第1のパケットと前記第2のパケットとの間の対応
    関係を記憶するパケット対応記憶手段と、 前記第2のインタフェース手段によって、前記第2のパ
    ケットに対応する応答パケットを受信した際に、該応答
    パケットの情報を用いて前記パケット対応記憶手段を参
    照し、前記応答パケットを転送すべき前記第1のネット
    ワーク上のノードを特定する宛先ノード識別手段とを具
    備することを特徴とする通信ノード。
  2. 【請求項2】前記パケット変換処理手段において、前記
    第2のパケットを作成する際に、該パケットにシーケン
    スナンバーを付加するシーケンスナンバー付加手段と、 前記シーケンスナンバー付加手段で付加した、各送信パ
    ケットのシーケンスナンバーを記憶するシーケンスナン
    バー記憶手段とをさらに具備することを特徴とする請求
    項1に記載の通信ノード。
  3. 【請求項3】第1のネットワークへの第1のインタフェ
    ース手段と、第2のネットワークへの第2のインタフェ
    ース手段と、前記第2のネットワーク上に存在するノー
    ド内の構成要素の少なくとも一部の構成要素を、自ノー
    ド内の構成要素として前記第1のネットワーク上のノー
    ドに通知する構成要素通知手段とを具備する通信ノード
    であって、 前記第1のネットワークと前記第2のネットワークに跨
    ってアプリケーションを実行する際に、前記第1のイン
    タフェース手段で受信した第1のパケットに対するパケ
    ット変換処理を施して前記第2のネットワークに対応す
    る第2のパケットを作成するパケット変換処理手段と、 前記第2のパケットを送信した旨を記憶するパケット送
    信記憶手段と、 前記第2のパケットを前記第2のネットワークに送信す
    る際に、前記パケット送信記憶手段を参照して、前記第
    2のパケットの前記第2のネットワークへの送信制御を
    行う第1のパケット送出制御手段とを具備することを特
    徴とする通信ノード。
  4. 【請求項4】前記第2のパケットを前記第2のネットワ
    ークに送信する際に、前記パケット送信記憶手段を参照
    し、該パケット送信記憶手段内に前記第2のネットワー
    クへのパケット送信の記憶が無い場合にのみ、前記第2
    のパケットを前記第2のネットワークに送信する第2の
    パケット送出制御手段と、 前記第2のインタフェース手段によって、前記第2のパ
    ケットに対応する応答パケットを受信した際に、前記パ
    ケット送信記憶手段に記憶されている、前記第2のパケ
    ットを前記第2のネットワークに送信した旨の記憶を削
    除するパケット送信記憶削除手段とを更に具備すること
    を特徴とする請求項3に記載の通信ノード。
  5. 【請求項5】第1のネットワークへの第1のインタフェ
    ース手段と、第2のネットワークへの第2のインタフェ
    ース手段と、第2のネットワーク上に存在するノード内
    の構成要素の少なくとも一部の構成要素を、自ノード内
    の構成要素として第1のネットワーク上のノードに通知
    する構成要素通知手段とを具備する通信ノードにおい
    て、 前記第1のネットワークと前記第2のネットワークに跨
    ってアプリケーションを実行する際に、前記第1のイン
    タフェース手段で受信した第1のパケットに対するパケ
    ット変換処理を施して前記第2のネットワークに対応す
    る第2のパケットを作成するパケット変換処理手段と、 前記第1のパケットと前記第2のパケットとの間の対応
    関係を記憶するパケット対応記憶手段と、 前記第2のインタフェース手段によって、前記第2のパ
    ケットに対応する応答パケットを受信した際に、該応答
    パケットの情報を用いて前記パケット対応記憶手段を参
    照し、前記応答パケットを転送すべき前記第1のネット
    ワーク上のノードを特定する宛先ノード識別手段と、 前記第2のパケットを送信した旨を記憶するパケット送
    信記憶手段と、 前記第2のパケットを前記第2のネットワークに送信す
    る際に、前記パケット送信記憶手段を参照し、該パケッ
    ト送信記憶手段内に前記第2のネットワークへのパケッ
    ト送信の記憶が無い場合にのみ、前記第2のパケットを
    前記第2のネットワークに送信するパケット送出制御手
    段と、 前記第2のインタフェース手段によって、前記第2のパ
    ケットに対応する応答パケットを受信した際に、前記パ
    ケット送信記憶手段に記憶されている、前記第2のパケ
    ットを前記第2のネットワークに送信した旨の記憶を削
    除するパケット送信記憶削除手段と、 前記第1のパケットの種類に基づいて、前記パケット対
    応記憶手段と前記宛先ノード識別手段との組み合わせを
    実行するか、または前記パケット送信記憶手段とパケッ
    ト送出制御手段とパケット送信記憶削除手段との組み合
    わせを実行するかを決定するノード内処理決定手段とを
    具備することを特徴とする通信ノード。
  6. 【請求項6】前記パケット送信記憶手段に前記第2のパ
    ケットを送信した旨を記憶することを伴って前記第2の
    パケットを送信した際に起動し、ある一定の時間が経過
    した後に、前記第2のパケットを送信した旨を前記パケ
    ット送信記憶手段から削除するタイムアウト手段をさら
    に具備することを特徴とする請求項3ないし5のいずれ
    か1項に記載の通信ノード。
  7. 【請求項7】前記タイムアウト手段における前記ある一
    定のタイムアウト時間を、前記第1のネットワークと前
    記第2のネットワークに跨って実行されているアプリケ
    ーションの種類に応じて設定するタイムアウト時間設定
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載
    の通信ノード。
  8. 【請求項8】前記第1のネットワークから受け取ったパ
    ケットを前記第2のネットワークに転送する処理と前記
    第2のネットワークから受け取ったパケットを前記第1
    のネットワークに転送する処理との両方を実行すること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
    通信ノード。
  9. 【請求項9】前記第1のネットワークから受け取ったパ
    ケットを前記第2のネットワークに転送する処理と、前
    記第2のネットワークから受け取ったパケットを前記第
    1のネットワークに転送する処理とを互いに異なる方式
    で実行することを特徴とする請求項8に記載の通信ノー
    ド。
  10. 【請求項10】前記第1もしくは第2のネットワークの
    いずれか一方がIEEE1394バスであることを特徴
    とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の通信ノ
    ード。
  11. 【請求項11】前記第1もしくは第2のネットワークの
    いずれか一方がIEEE802.11ネットワークであ
    ることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項
    に記載の通信ノード。
  12. 【請求項12】前記第1および第2のパケットがAV/
    CプロトコルにおけるAV/Cコマンドを転送するパケ
    ットであり、前記応答パケットがAV/Cプロトコルに
    おけるAV/Cレスポンスを転送するパケットであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記
    載の通信ノード。
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