JP2000195424A - 画像形成装置の製造方法 - Google Patents

画像形成装置の製造方法

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JP2000195424A
JP2000195424A JP10371022A JP37102298A JP2000195424A JP 2000195424 A JP2000195424 A JP 2000195424A JP 10371022 A JP10371022 A JP 10371022A JP 37102298 A JP37102298 A JP 37102298A JP 2000195424 A JP2000195424 A JP 2000195424A
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airtight container
temperature
evaporable getter
baking
electron
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Hisanori Tsuda
尚徳 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間安定に動作する電子放出素子をもった
画像表示装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 電子放出素子と、画像形成部材と、非蒸
発型ゲッタとを有する気密容器を備えた画像形成装置の
製造方法であって、前記気密容器を封止する工程の後
に、前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、前記
気密容器を再度ベーキングをするステップとを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子を用
いた画像形成装置の製造方法に関し、特に、気密容器の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子としては大別して熱
電子放出素子と冷陰極電子放出素子とを用いた2種類の
ものが知られている。冷陰極電子放出素子には電界放出
型(以下、「FE型」という。)、金属/絶縁層/金属
型(以下、「MIM型」という。)および表面伝導型電
子放出素子等がある。
【0003】FE型の例としてはW.P.Dyke&W.W.Dolan,
“Field emission",Advance in Electoron Physics,8,8
9(1956)、あるいはC.A.Spindt,“PHYSICAL Properties
of thin-film field emission cathodes with molybden
ium cones",J.Appl.Phys.,47,5248(1976)等に開示され
たものが知られている。
【0004】MIM型の例としてはC.A.Mead,“Operati
on of Tunnel-Emission Devices",J.Apply.Phys.,32,64
6(1961)等に開示されたものが知られている。
【0005】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I.Elinson,Recio Eng.Electron Phys.,10,1290,(196
5)等に開示されたものがある。
【0006】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことに
より、電子放出が生ずる現象を利用するものである。こ
の表面伝導型電子放出素子としては、前記エリンソン等
によるSnO2薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの
[G.Dittmer:“Thin Solid Films",9,317(1972)]、In2
3/SnO2薄膜によるもの[M.Hartwell and C.G.Fons
tak:“IEEE Trans.EDConf."519(1975)]、カーボン薄膜
によるもの[荒木久 他:真空、第26巻、第1号、2
2頁(1983)]等が報告されている。
【0007】これら冷陰極電子放出素子から発生した電
子ビームにより蛍光体を発光させるフラットパネルの表
示装置の開発が行われている。この表示装置は、冷陰極
電子放出素子を安定に長時間動作させるために、超高真
空を必要とするため、複数の電子放出素子を有する基板
とこれに対向する位置に蛍光体を有する基板とを枠を挟
んで後述する方法で封着して真空気密容器を形成したも
のである。
【0008】実際に、前述したように電子放出素子を気
密容器内に作成し、画像表示装置として維持するために
は、気密容器内を気密容器に接続されている排気管を介
して、真空排気装置によって、真空に排気し、気密容器
内の電子源を形成する処理、あるいは活性化処理を施し
た後、気密容器を300℃〜350℃の高温で数時間以
上保持するベーキング工程により、気密容器内の脱ガス
処理を十分に行う。
【0009】その後、前記気密容器を室温迄降温し、気
密容器内の画像表示領域外に配置されたBaを主成分と
する蒸発型ゲッタを高周波あるいは通電加熱することに
より、Ba材を蒸発させゲッタ膜を形成する(以下、ゲ
ッタフラッシュと称する)。
【0010】その後、排気管を加熱溶融することにより
封止し、排気装置と気密容器とを分離する。気密容器内
の真空は、ゲッタ膜により維持されている。
【0011】さらに、真空気密容器内を超高真空に維持
するための製造方法が、特開平7−302545号公報
に提案されている。この公報に示されている製造方法
は、真空排気した後に前記表示装置内をベーキングしな
がら、前記表示装置内にガスを導入しホールドする工程
と、つづいて前記表示装置内を真空排気する工程とを数
回繰り返して行うことにより、内部に吸着されたガスを
外部に放出することが可能となり、表示装置内に吸着さ
れたガスを低減することができ、表示装置内を超高真空
に維持しようとしたものである。
【0012】また、従来用いられている、蒸発型ゲッタ
の活性化は、気密容器を封止する以前に行っているが、
封止時にリークが発生するとゲッタとしてのBaが酸化
されて白色の酸化バリウムになってしまうため、使用不
能になる。こうなると、排気管をつなげなおして再生す
ることは不可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、上記の
ような蒸発型ゲッタによって真空を維持させるための真
空プロセスには以下の問題点が発生する。
【0014】気密容器内の圧力Pは、真空表面の放出ガ
スの量をQとし、ガスの実効排気速度をSとすると、P
=Q/Sで表される。ここで、実効排気速度Sは、気密
容器の形とゲッタの位置およびゲッタの排気速度で決定
される。つまり、気密容器の形とゲッタの位置およびゲ
ッタの排気速度が決まっている場合には、気密容器内の
真空をできるだけ低減するためには、気密容器内の放出
ガス量Qを減少させる必要がある。
【0015】さらに、蒸発型ゲッタを活性化するとき
に、気密容器内を一時的に汚してしまうため、蒸発型ゲ
ッタを活性化した後にベーキングすることが有効であ
る。
【0016】ところが、従来のBaを主成分とする蒸発
型ゲッタでは、150℃以上でベーキングすると、実効
排気速度Sが遅くなり、気密容器内の真空を低く維持す
ることが困難になるという問題点がある。
【0017】また、電界放出型電子源を利用した平板型
画像表示では、電子源の電子放出特性を安定に動作する
ために、水、酸素、CO等の不純物をできるだけ低減す
る必要がある。そのため、気密容器の封止工程で発生し
た不純物によって、電子源の電子放出特性が安定に動作
せず、電子放出素子が経時変化を起こすことにより寿命
が低下するという問題点がある。
【0018】さらに、封止前に蒸発型ゲッタを活性化す
ると、封止時にリークが発生した場合、ゲッタ材として
のBaが酸化されて白色の酸化バリウムになってしまい
使用不能になる。こうなると、排気管をつなげなおして
再生することは不可能となるという問題点がある。
【0019】(発明の目的)本発明は、長時間安定に動
作する電子放出素子をもった画像表示装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明の画像形成装置の製造方法は、電
子放出素子と、画像形成部材と、非蒸発型ゲッタとを有
する気密容器を備えた画像形成装置の製造方法であっ
て、前記気密容器を封止する工程の後に、前記非蒸発型
ゲッタを活性化するステップと、前記気密容器を再度ベ
ーキングをするステップとを有している。
【0021】また、本発明は、電子放出素子と、画像形
成部材と、非蒸発型ゲッタと、蒸発型ゲッタとを有する
気密容器を備えた画像形成装置の製造方法であって、前
記気密容器を封止する工程の後に、前記非蒸発型ゲッタ
を活性化するステップと、前記蒸発型ゲッタを蒸発させ
て活性化するステップと、前記気密容器をベーキングす
るステップとを有している。
【0022】さらに、本発明は、電子放出素子と、画像
形成部材と、非蒸発型ゲッタとを有する気密容器を備え
た画像形成装置の製造方法であって、前記気密容器をベ
ーキングする工程と、前記気密容器を封止する工程の後
に、前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、前記
気密容器を再度ベーキングするステップとを有してい
る。
【0023】(作用)本発明の画像形成装置の製造方法
は、気密容器を封止した後にベーキングを行うことによ
り、真空表面の放出ガス量を小さくし、気密容器内の圧
力を下げる。このため、速やかに、高真空に達し、高真
空が維持される。
【0024】通常、排気管を封止する際に、排気管を構
成する材料が軟化点を超えると水、酸素等が発生して気
密容器に吸着される。本発明によれば、この吸着したも
のを、封止後にベーキングすることにより放出させ、そ
の放出されたガスを、活性化した非蒸発型ゲッタによっ
て吸着することにより、さらに、効果的に高真空が達成
される。
【0025】また、蒸発型ゲッタを蒸発活性化する際に
気密容器内を再汚染することを抑制するために、封止後
のべーキングの後のステップで蒸発型ゲッタを活性化し
た後に、150℃以下の温度で気密容器を加熱すること
により、さらに効果的に高真空が達成される。
【0026】さらに、蒸発型ゲッタを蒸発活性化した後
にも、非蒸発型ゲッタを再度活性化することにより、高
真空の維持が容易となる。
【0027】また、気密容器と排気管を介して接続され
た排気装置によって、排気する工程が終了後、封止工程
が終了した後に、非蒸発型ゲッタを活性化するステップ
と、ベーキングするステップとを有する本発明の画像形
成装置の製造方法によれば、気密容器内が高真空に維持
されるため、電子放出素子、蛍光体ともに寿命を延ばす
ことができ、長寿命の画像形成装置を提供することがで
きる。
【0028】
【実施例】[実施例1]本発明の画像表示装置を図2を
用いて説明し、次にその製造方法を図1を参照しながら
説明する。
【0029】図2は、本実施例に用いた画像表示装置の
模式的斜視図であり、内部構造を示すためにパネルの一
部を切り欠いている。図2中、25はリアプレート、2
6は支持枠、27はフェイスプレートであり、25〜2
7により表示パネルの内部を真空に維持するための気密
容器100を形成している。気密容器100を組み立て
るにあたっては各部材の接合に十分な強度と気密性を保
持させるため封着する。
【0030】また、11,12は気密容器内を真空に排
気するときに真空排気装置に接続するための排気管であ
る。これらの排気管は、プロセス工程中に発生する活性
化工程での活性化ガスのガス導入管としても利用され
る。本実施例では、後述するように、本実施例の有効性
をパネル内の圧力で評価するため、排気管11の先端に
図示しないミニチュアゲージ(全圧計)を取り付けた。
【0031】さらに、1は気密容器内の真空排気を補助
するためと、排気管を封止した後の気密容器内の真空を
維持するための非蒸発型ゲッタである。図中2,3は非
蒸発型ゲッタに通電するための電流導入端子である。
【0032】本実施例では、Tiを主成分とし、Zr,
VおよびFeからなる非蒸発型ゲッタを用いたが、Zr
を主成分とする非蒸発型ゲッタを用いても構わない。
【0033】なお、本実施例で使用したTiを主成分と
し、Zr、VおよびFeからなる非蒸発型ゲッタのH2
O吸着特性を図4に示す。縦軸は排気速度、横軸は吸着
量(排気量)である。測定はスループット法にて行っ
た。非蒸発型ゲッタの温度を、室温、150℃、300
℃としたときの特性を示した。これによると、非蒸発型
ゲッタは、高温になるほど吸着速度および吸着量とも増
加しているのがわかる。つまり、本実施例で採用した非
蒸発型ゲッタは、高温での排気特性が良好であることが
確認された。
【0034】また、非蒸発型ゲッタは、300℃で15
時間ベーク後に、再度、750℃で再活性化を行ったと
ころ、室温での排気特性が初期と同等の特性を示した。
【0035】また、図2において、リアプレート25上
には、表面伝導型電子放出素子22が、N×M個形成さ
れている。ここで、N,Mは2以上の正の整数で、目的
とする表示画素数に応じ適宜設定される。これらの表面
伝導型電子放出素子は、M本の行方向配線23(下配線
とも呼ぶ)とN本の列方向配線24(上配線とも呼ぶ)
とにより単純マトリクス配線されている。
【0036】つづいて、表面伝導型電子放出素子の構成
について図3を用いて説明する。図3は、表面伝導型電
子放出素子22の構成を示す模式図であり、図3(a)
は平面図、図3(b)は断面図である。図3において2
5はリアプレート、32と33は素子電極、34は導電
性薄膜、35は電子放出部である。
【0037】この表面伝導型電子放出素子の形成方法
は、まず、気密容器を排気管11を通して真空に排気し
ながら、素子電極32,33を通じて、導電性薄膜34
にフォーミング処理を施すことによって、導電性薄膜を
局所的に破壊、変形もしくは変質する。そして、電気的
に高抵抗な状態にした電子放出部35を形成する。
【0038】さらに、気密容器内の内圧が1×10-3
a以下になったら、気密容器内に排気管11を通して活
性化ガスとしてアセトンを1Pa程度導入する。放出電
流を著しく改善する活性化工程を行う。すなわち素子電
極32,33に電圧を印加し、素子に電流を流して、上
述の電子放出部35の活性化を行う。
【0039】また、フェイスプレート27の下面には、
画像形成部材として、蛍光体28が形成されている。カ
ラー表示装置の場合には、蛍光膜28の部分にCRTの
分野で用いられている赤、緑、青の3原色の蛍光体28
が塗り分けられる。
【0040】また、蛍光膜28のリアプレート側の面に
は、CRTの分野では公知のメタルバック29を設けて
ある。メタルバック29を設けた目的は、蛍光膜28が
発する光の一部を鏡面反射させて光効率を向上させるこ
とや、負イオンの衝突から蛍光膜28を保護すること
や、電子ビーム加速電圧を印加するための電極として用
いることや、蛍光膜28を励起した電子の導電路として
作用させること等である。
【0041】メタルバック29は、蛍光膜28をフェイ
スプレート基板27上に形成した後、蛍光膜28を平滑
化処理し、その上にAlを真空蒸着する方法により形成
した。なお、蛍光膜28には低電圧用の蛍光膜28を用
いた場合には、メタルバック29は用いなくてもよい。
【0042】また、本実施例では用いなかったが、加速
電圧の印加方法や蛍光膜の導電性向上を目的として、フ
ェイスプレート基板27と蛍光膜28の間に、例えばI
TO等の透明導電膜を設けてもよい。
【0043】また、Dox1〜DoxmおよびDoy1
〜DoynならびにHvは、当該表示パネルと不図示の
電気回路とを電気的に接続するために設けられた気密容
器の電気接続用端子である。Dox1〜Doxmはマル
チ電子ビーム源の行方向配線23と、Doy1〜Doy
nはマルチ電子ビーム源の列方向配線24と、Hvはフ
ェイスプレートのメタルバック29と、それぞれ電気的
に接続されている。
【0044】以上、本発明の製造方法を適用した画像表
示装置を説明した。
【0045】つぎに、図1を用いて本発明の画像表示装
置の製造方法について説明する。なお、図2、図3にお
いて説明した構成部材と同一番号を用いて説明する。
【0046】(リアプレートの作成)まず、表面伝導型
電子放出素子の作成工程について説明する。
【0047】(R−1).青板ガラスを洗浄し、シリコ
ン酸化膜をスパッタ法で形成したリアプレート25上に
下配線23をスクリーン印刷で形成した。つぎに、下配
線23と上配線24間に層間絶縁膜を形成した。そし
て、上配線24を形成した。つぎに、下配線23と上配
線24とに接続された素子電極32、33を形成した。
【0048】(R−2).表面伝導型電子放出素子22
は、素子電極32、33を形成した後にPdOからなる
導電性薄膜34をスパッタ法で形成した後、パターニン
グし、所望の形態とした。
【0049】(R−3).支持枠26を固定するための
フリットガラス(図示せず)を印刷法によって所望の位
置に形成した。
【0050】以上の工程により、単純マトリクス配線し
た表面伝導型電子放出素子、支持枠26用の接着材等が
形成されたリアプレート25を作成した。
【0051】(フェイスプレートの作成)つづいて、フ
ェイスプレートの作成工程について説明する。
【0052】(F−1).青板ガラス基板に蛍光体2
8、黒色導電体を印刷法により形成した。そして形成さ
れた蛍光膜28の内面側表面の平滑性処理を行い、その
後Alを真空蒸着法等を用いて堆積させメタルバック2
9を形成した。
【0053】(F−2).支持枠26に非蒸発型ゲッタ
の電流導入端子と非蒸発型ゲッタ1を取り付けた後、支
持枠26を固定するためのフリットガラスを印刷法によ
り所望の位置に形成した。
【0054】以上の工程により、3原色の蛍光体がスト
ライプ状に配設された蛍光体28、および支持枠26用
の接着材等をフェイスプレート27に形成した。
【0055】(リアプレートおよびフェイスプレート封
着による気密容器作成)つぎに、リアプレートおよびフ
ェイスプレート封着による気密容器作成工程について説
明する。
【0056】(FR−1) リアプレート25を図示し
ないX,Y,θの調整ステージ上のホットプレート上に
保持し、フェイスプレート27の位置合わせを行いなが
ら封着温度までリアプレート25およびフェイスプレー
ト27を昇温させる。封着温度はフリットガラスによっ
て決定されるが本実施例では、封着温度は410℃であ
った。
【0057】封着温度まで昇温させた段階で、X,Y,
θの調整ステージにより、リアプレート25とフェイス
プレート27の位置合わせを行いながら支持枠26を接
触させ、加圧しながら10分間保持した後、毎分3℃で
温度を下げていき、封着温度から100℃下げたところ
で位置合わせを中止して、ステージをフリーにし、室温
まで下げた。
【0058】(真空プロセスによる電子放出素子の作
成)真空プロセスによる電子放出素子の作成工程につい
て説明する。
【0059】(S−1).前述したように作成された気
密容器のフェイスプレート27上にある排気管11を,
図示しない真空排気装置に接続し、気密容器内を真空に
排気する。このとき、排気管12に全圧計(図示せず)
を取り付けておく。
【0060】(S−2).気密容器内の圧力が0.1P
a以下になったら、容器外端子Dox1〜DoxmとD
oy1〜Doynを通じ電子放出素子22に電圧を印加
し、導電性薄膜34にフォーミング工程を行った。
【0061】(S−3).つづいて、気密容器内の圧力
が1×10-3Pa以下になったら、活性化ガスとしてア
セトンを排気管11を通して気密容器内に1Pa導入
し、容器外端子Dox1〜DoxmとDoy1〜Doy
nを通じ電子放出素子22に電圧を印加し活性化処理を
行った。
【0062】(気密容器内の脱ガス工程)気密容器内の
脱ガス工程について、図1に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0063】(D−1).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0064】(D−2) 気密容器の温度が300℃に
なった後、10時間保持し、ベーキングを行った。
【0065】(D−3).ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0066】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶融して、封止を行った。
【0067】(D−5).活性化ガスを十分に排気した
後、非蒸発型ゲッタ1の通電用導入端子2および3に電
流を流し、非蒸発型ゲッタの脱ガス処理および活性化を
行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度は非蒸発型ゲッタ
によって決定されるが本実施例では、750℃で15分
間通電加熱処理を行った。
【0068】(D−6).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0069】(D−7).気密容器の温度が300℃に
なった後、4時間保持し、ベーキングを行った。
【0070】(D−8).ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0071】以上のように作成した画像表示装置内の圧
力を封止工程以降測定した。その結果を図5に示す。ま
た、比較例として、気密容器内の脱ガス工程以降測定し
た気密容器内の圧力の測定結果を図5に示す。
【0072】また、比較例として、気密容器内の脱ガス
工程を以下の手順で行った場合の脱ガス工程のフローチ
ャートを図6に示す。
【0073】(比較例1)(気密容器内の脱ガス工程) 従来の気密容器内の脱ガス工程のフローチャートを図6
に示す。
【0074】(D−1) 気密容器のベーキング脱ガス
処理を行った。ベーキング温度が300℃とした。昇温
温度は毎分2℃とした。
【0075】(D−2) 気密容器の温度を300℃に
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0076】(D−3) ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0077】(D−4) 気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶解して、封止を行った。
【0078】(D−5) 非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化
を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度が本実施例では
750℃、15分間通電か熱処理を行った。
【0079】図5より、本実施例の気密容器の真空度
が、初期状態から低真空でしかも長時間安定して低真空
状態を維持していることがわかる。
【0080】本実施例では、ベーキング工程、封止工
程、非蒸発型ゲッタ活性化工程、ベーキング工程の順番
で画像表示装置を形成する。すなわち、非蒸発型ゲッタ
活性化工程によって、非蒸発型ゲッタが不純物を吸収し
やすい状態で、再度ベーキング工程を行う。そのため、
気密容器内が高真空になる。
【0081】[実施例2]つぎに、図2および図3を参
照して表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置の
実施例について説明する。まず、図2を用いて本発明の
画像表示装置の製造方法について説明する。
【0082】(リアプレートの作成) (R−1).青板ガラスを洗浄し、シリコン酸化膜をス
パッタ法で形成したリアプレート上に下配線23をスク
リーン印刷で形成した。つぎに、下配線23と上配線2
4間に層間絶縁膜を形成した。さらに、上配線24を形
成した。つぎに、下配線23と上配線24とに接続され
た素子電極32,33を形成した。
【0083】(R−2).次いで、PdOからなる導電
性薄膜34をスパッタ法で形成した後、パターニング
し、所望の形態とした。
【0084】(R−3).支持枠を固定するためのフリ
ットガラスを印刷によって所望の位置に形成した。
【0085】以上の工程により、単純マトリクス配線し
た表面伝導型放出素子、支持枠用の接着材等が形成され
たリアプレートを作成した。
【0086】(フェイスプレートの作成) (F−1).青板ガラス基板に蛍光体28、黒色導電体
を印刷法により形成した。蛍光膜の内面側表面の平滑性
処理を行い、その後Alを真空蒸着法等を用いて堆積さ
せメタルバック29を形成した。
【0087】(F−2).支持枠26に非蒸発型ゲッタ
の電流導入端子と非蒸発型ゲッタを取り付けた後、支持
枠26を固定するためのフリットガラスを印刷法により
所望の位置に形成した。
【0088】以上の工程により、3原色の蛍光体28が
ストライプ状に配設された蛍光体28、および支持枠用
の接着材等をフェイスプレートに形成した。
【0089】(リアプレートおよびフェイスプレート封
着による気密容器作成) (FR−1)リアプレートをX,Y,θの調整ステージ
上のホットプレート上に保持し、フェイスプレートの位
置合わせを行いながら封着温度までリアプレートおよび
フェイスプレートを昇温させる。封着温度はフリットガ
ラスによって決定されるが本実施例では、封着温度は4
10℃であった。封着温度まで昇温させた段階で、X,
Y,θの調整ステージにより、リアプレートとフェイス
プレートの位置合わせを行いながら支持枠を接触させ、
加圧させながら10分間保持した後、毎分3℃で温度を
下げていき、封着温度から100℃下げたところで位置
合わせを中止して、ステージをフリーにし、室温まで下
げた。
【0090】(真空プロセスによる電子放出素子の作
成) (S−1) 前述したように作成された気密容器のフェ
イスプレート上にある排気管11および12を真空排気
装置に接続し、気密容器内を真空に排気した。
【0091】(S−2) 気密容器内の圧力が0.1P
a以下になったら、容器外端子Dox1〜DoxmとD
oy1〜Doynを通じ電子放出素子に電圧を印加し、
導電性薄膜34にフォーミング工程を行った。
【0092】(S−3) つづいて、気密容器内の圧力
が1×10-3Pa以下になったら、活性化ガスとしてア
セトンを排気管11を通して気密容器内に1Pa導入
し、容器外端子Dox1〜DoxmとDoy1〜Doy
nを通じ電子放出素子に電圧を印加し活性化処理を行っ
た。
【0093】(気密容器内の脱ガス工程)気密容器内の
脱ガス工程のフローチャートを図1に示す。
【0094】(D−1).活性化ガスを十分に排気した
後、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0095】(D−2).気密容器の温度を300℃で
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0096】(D−3).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0097】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11および12の一部を加熱溶融して、封止
を行った。
【0098】(D−5).非蒸発型ゲッタ1の通電用導
入端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性
化を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度は本実施例で
は、750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0099】(D−1)〜(D−5)の工程は、実施例
1と同様の工程により気密容器内のガスを排気してい
る。さらに、本実施例においては、以下の工程を行う。
【0100】(D−6).再度、気密容器のベーキング
脱ガス処理を行った。ベーキング温度は300℃とし
た。昇温速度は毎分2℃とした。
【0101】(D−7).気密容器の温度を300℃で
4時間保持し、ベーキングを行った。
【0102】(D−8).ベーキング後に、気密容器を
毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0103】以上のように、作成した画像表示装置内の
電子放出特性の経時変化を測定した。その結果を図7に
示す。なお、電子放出素子間には電圧15Vのパルス波
形を印加し、フェイスプレート27には、Va=5kV
高圧を印加した。そのときに、フェイスプレート27に
流れる電流をIeとする。但し、Ie0は、フェイスプ
レート27に素子から流れた電流、すなわち初期のエミ
ッション電流である。電圧印加直後の電流値で規格化し
た値をプロットしている。
【0104】(比較例2)(気密容器内の脱ガス工程) 従来の気密容器内の脱ガス工程のフローチャートを図6
に示す。
【0105】(D−1) 気密容器のベーキング脱ガス
処理を行った。ベーキング温度が300℃とした。昇温
温度は毎分2℃とした。
【0106】(D−2) 気密容器の温度を300℃に
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0107】(D−3) ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0108】(D−4) 気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶解して、封止を行った。
【0109】(D−5) 非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化
を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度が本実施例では
750℃、15分間通電加熱処理を行った。
【0110】以上のように作成した画像表示装置内の電
子放出特性の経時変化を測定した。その結果を図7に示
す。
【0111】図7によると、蛍光体の輝度を決定するI
e/Ie0が、本実施例では比較例に比べ安定している
ことがわかる。
【0112】本実施例では、従来技術において気密容器
のベーキング脱ガス処理を行った後に、再度、気密容器
のベーキング脱ガス処理行う。そのため、気密容器をさ
らに高真空にすることができる。
【0113】[実施例3]本発明の第3の実施例は、気
密容器内の脱ガス工程以外は実施例1と同様にパネル内
の圧力で評価するため、排気管11の先端にミニチュア
ゲージ(全圧計)(不図示)を取り付けた画像表示装置
を作成した。リアプレートの作成から、真空プロセスの
作成までの工程は実施例1と同様であるため、重複する
説明を省略する。
【0114】気密容器内の脱ガス工程のフローチャート
を図8に示す。
【0115】(D−1).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0116】(D−2).気密容器の温度が300℃に
なった後、10時間保持し、ベーキングを行った。
【0117】(D−3).ベーキング後、気密容器を毎
分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0118】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶融して、封止を行った。
【0119】(D−5).非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの脱ガス
処理および活性化を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温
度は非蒸発型ゲッタによって決定されるが本実施例で
は、750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0120】(D−6).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0121】(D−7).気密容器の温度が300℃に
なった後、4時間保持し、ベーキングを行った。
【0122】(D−8).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0123】(D−9).再度、非蒸発型ゲッタの通電
用導入端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの
脱ガス処理および活性化を行った。非蒸発型ゲッタの活
性化温度は750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0124】封止完了後、24時間経過した後の気密容
器内の圧力は、本実施例で作成された気密容器の方が、
実施例1の気密容器内の圧力より、20%ほど低くなっ
た。すなわち、2度目の非蒸発型ゲッタの活性化によ
り、気密容器内の排気速度が上昇して、さらに気密容器
内の真空度が向上したことになる。
【0125】本実施例では、ベーキング工程、封止工
程、非蒸発型ゲッタ活性化工程、ベーキング工程、非蒸
発型ゲッタ活性化工程の順番で画像表示装置を形成す
る。すなわち、非蒸発型ゲッタ活性化工程によって、非
蒸発型ゲッタが不純物を吸収しやすい状態で、再度ベー
キング工程を行う。そのため、気密容器内が高真空にな
る。
【0126】さらに、再度ベーキングを行った後に、も
う1度、非蒸発型ゲッタ活性化工程を行う。そのため、
再度行うベーキング工程によって、発生した不純物を活
性化された非蒸発型ゲッタによって、吸収することがで
きる。よって、実施例1において説明した製造工程より
も、さらに気密容器内が高真空になる。
【0127】[実施例4]実施例1から実施例3まで
は、ベーキング工程後に封止工程を経て、さらに、ベー
キング工程を行って画像表示装置を作成している。しか
し、気密容器が300℃になった後、10時間保持し、
ベーキングを行った後に冷却して封止後に再度ベーキン
グを行っているため、降温と昇温に時間を要する。
【0128】一方、高温状態で封止するためには排気管
を気密容器加熱装置から露出させて封止する必要があっ
た。また、150℃以上の高温で封止する場合には、封
止に失敗してリークが発生すると電子源が酸化し、表面
伝導型放出素子として機能しなくなる。
【0129】そこで、本実施例では、活性化ガスの排気
直後のベーキングの降温時に、劣化ガスが気密容器内に
入り込んでも電子源が劣化しない程度である200℃以
下の温度で封止を行った。具体的には、気密容器の温度
を150℃まで降温したところで封止を行なった。な
お、気密容器内の脱ガス工程以外は実施例1と同様にパ
ネル内の圧力で評価するため、排気管11の先端に図示
しないミニチュアゲージ(全圧計)を取り付けた画像表
示装置を作成した。
【0130】気密容器内の脱ガス工程のフローチャート
を図9に示す。
【0131】(D−1).活性化ガスを十分に排気した
後、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0132】(D−2).気密容器の温度が300℃で
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0133】(D−3’).気密容器を毎分2℃で降温
し、150℃まで冷却した。
【0134】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶融して、封止を行った。
【0135】(D−5).非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化
を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度は本実施例で
は、750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0136】(D−6).再度、気密容器のベーキング
脱ガス処理を行った。ベーキング温度は300℃とし
た。昇温速度は毎分2℃とした。
【0137】(D−7).気密容器の温度を300℃で
4時間保持し、ベーキングを行った。
【0138】(D−8).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0139】封止完了後に24時間経過した後の気密容
器内の圧力は、本実施例で作成した気密容器の方が、実
施例1の気密容器内の圧力より10%ほど低くなった。
【0140】本実施例において説明した製造工程は、ベ
ーキング工程において、降温時の温度を劣化しない温度
で、さらに、電子源に影響が及ばない温度のときに気密
容器を封止する。そのため、実施例3において説明した
製造工程よりも、製造時間をかけずに、同様の装置を製
造することができる。
【0141】[実施例5]本発明の第5の実施例は、非
蒸発型ゲッタ工程と蒸発型ゲッタ工程とによって気密容
器内を真空にする。気密容器内の脱ガス工程以外は、実
施例1と同様にパネル内の圧力で工程を行うため、排気
管11の先端に図示しないミニチュアゲージ(全圧計)
を取り付けた画像表示装置を作成した。
【0142】非蒸発型ゲッタとしては、Tiを主成分と
し、Zr、VおよびFeからなる合金を用いて、蒸発型
ゲッタとしては、Baを用いた。
【0143】気密容器内の脱ガス工程のフローチャート
を図10に示す。
【0144】(D−1).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0145】(D−2).気密容器の温度が300℃に
なった後、10時間保持し、ベーキングを行った。
【0146】(D−3).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0147】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶融して、封止を行った。
【0148】(D−5).非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの脱ガス
処理および活性化を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温
度は非蒸発型ゲッタによって決定されるが本実施例で
は、750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0149】(D−51).蒸発型ゲッタを誘導加熱に
より加熱し、Baを蒸発活性化させた。
【0150】(D−6).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は150℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0151】(D−7).気密容器の温度が150℃に
なった後、8時間保持し、ベーキングを行った。
【0152】(D−8).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0153】以上のように作成した画像表示装置内の圧
力を封止工程以降測定した。その結果を比較例とともに
図11に示す。また、比較例は、気密容器内の脱ガス工
程を以下の手順で行った場合のものである。
【0154】(比較例5)(気密容器内の脱ガス工程) (D−1) 気密容器のベーキング脱ガス処理を行っ
た。ベーキング温度が300℃とした。昇温温度は毎分
2℃とした。
【0155】(D−2) 気密容器の温度を300℃に
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0156】(D−3) ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0157】(D−4) 気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶解して、封止を行った。
【0158】(D−5) 非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化
を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度が本実施例では
750℃、15分間通電か熱処理を行った。
【0159】本実施例における装置の製造工程は、実施
例1において説明した2度目のベーキング工程の前に蒸
発型ゲッタの活性化工程を行う。そのため、2度目のベ
ーク温度が低くても実施例1と同様の効果が得られるた
め、装置の製造時間を短縮することができる。
【0160】[実施例6]本発明の第6の実施例は、非
蒸発型ゲッタ工程と蒸発型ゲッタ工程とによって気密容
器内を真空にし、気密容器内の脱ガス工程以外は実施例
2と同様に表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装
置を作成した。
【0161】非蒸発型ゲッタとしては、Tiを主成分と
し、Zr、VおよびFeからなる合金を用いて、蒸発型
ゲッタとしては、Baを用いた。
【0162】気密容器内の脱ガス工程のフローチャート
を図12に示す。
【0163】(D−1).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0164】(D−2).気密容器の温度が300℃に
なった後、10時間保持し、ベーキングを行った。
【0165】(D−3).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0166】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11および排気管12の一部を加熱溶融し
て、封止を行った。
【0167】(D−5).非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの脱ガス
処理および活性化を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温
度は非蒸発型ゲッタによって決定されるが本実施例で
は、750℃で15分間通電加熱処理を行った。
【0168】(D−6).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0169】(D−7).気密容器の温度が300℃に
なった後、4時間保持し、ベーキングを行った。
【0170】(D−8).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0171】(D−9).蒸発型ゲッタを誘導加熱によ
り加熱し、Baを蒸発活性化させた。
【0172】(D−10).再度、非蒸発型ゲッタの通
電用導入端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタ
の脱ガス処理および活性化を行った。非蒸発型ゲッタの
活性化温度は本実施例では、750℃で15分間通電加
熱処理を行った。
【0173】以上のように作成した画像表示装置内の電
子放出特性の経時変化を測定した。その結果を比較例と
共に図13に示す。図13において、縦軸はIe/Ie
0を示し、横軸は駆動時間を示す。
【0174】比較例は、気密容器内の脱ガス工程を以下
の手順で行ったものである。
【0175】(比較例6)(気密容器内の脱ガス工程) (D−1) 気密容器のベーキング脱ガス処理を行っ
た。ベーキング温度が300℃とした。昇温温度は毎分
2℃とした。
【0176】(D−2) 気密容器の温度を300℃に
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0177】(D−3) ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0178】(D−4) 気密容器加熱装置をはずし
て、排気管11の一部を加熱溶解して、封止を行った。
【0179】(D−5) 非蒸発型ゲッタの通電用導入
端子2および3に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化
を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温度が本実施例では
750℃、15分間通電か熱処理を行った。
【0180】図13より、蛍光体28の輝度を決定する
Ie/Ie0が本実施例で作成された画像表示装置の方
が比較例に比べ安定していることがわかる。
【0181】本実施例では、実施例2において説明した
製造方法に、さらに、2度目のベーキング工程の後に蒸
発型ゲッタの活性化工程を行う。したがって、実施例5
と同様に、実施例2の製造工程によって製造した装置よ
りも高真空な気密容器を備えた画像表示装置を実現でき
る。
【0182】[実施例7]本発明の第7の実施例とし
て、図14に示す構成の画像表示装置を作成した。本実
施例では、冷陰極電子放出素子である電界放出素子を電
子放出素子として、複数個リアプレートに形成し、さら
にフェイスプレートやリアプレートの厚みを減じて軽量
化を図るために大気圧支持部材としてスペーサ116を
設置した。フェイスプレートには、蛍光体を設置し、有
効表示エリアを対角10インチとする縦と横の比が3:
4のカラー画像表示装置を作成した。
【0183】図14において、111はリアプレート、
112はフェイスプレート、113は陰極、114はゲ
ート電極、115はゲート/陰極間の絶縁層である。
【0184】図15は電界放出型電子放出素子を利用し
た画像表示装置の構成図である。図15において、11
6はスペーサ、128、129は排気管,131は非蒸
発型ゲッタ、134は蒸発型ゲッタである。なお、フェ
イスプレート112、リアプレート111間の間隙は
1.5mmである。131は非蒸発型ゲッタ、134は
蒸発型ゲッタである。
【0185】非蒸発型ゲッタとしては、Tiを主成分と
し、Zr、VおよびFeからなる合金を用いて、蒸発型
ゲッタとしては、Baを用いた。
【0186】つぎに、図14を用いて本発明の画像表示
装置の製造方法について説明する。本実施例では、実施
例6において説明した製造工程を用いて画像表示装置を
製造した。なお、符号は、図14、図15において説明
したものと同一のものを用いて説明する。
【0187】(リアプレートの作成) (R−1).青板ガラスを洗浄し、公知の方法によっ
て、図14に示す陰極(エミッタ)113、ゲート電極
114、配線等を作成した。なお、陰極材料はMoとし
た。
【0188】(R−2).支持枠116を固定するため
のフリットガラスを印刷によって所望の位置に形成し
た。
【0189】以上の工程により、単純マトリクス配線し
た電界放出型電子放出素子113、支持枠116用の接
着材等が形成されたリアプレート111を作成した。
【0190】(フェイスプレートの作成) (F−1).青板ガラス基板に蛍光体、黒色導電体を印
刷法により形成した。蛍光膜の内面側表面の平滑性処理
を行い、その後Alを真空蒸着法等を用いて堆積させメ
タルバックを形成した。
【0191】(F−2).支持枠116を固定するため
のフリットガラスを印刷法により所望の位置に形成し
た。
【0192】以上の工程により、3原色の蛍光体がスト
ライプ状に配設された蛍光体、および支持枠用の接着材
等をフェイスプレート112に形成した。
【0193】(リアプレートおよびフェイスプレート封
着による気密容器100の作成) (FR−1).リアプレート111をX,Y,θの調整
ステージ上のホットプレート上に保持し、フェイスプレ
ート112の位置合わせを行いながら封着温度までリア
プレート111およびフェイスプレート112を昇温さ
せた。
【0194】封着温度は、フリットガラスによって決定
されるが、本実施例では、封着温度は460℃であっ
た。封着温度まで昇温させた段階で、X,Y,θの調整
ステージにより、リアプレート111とフェイスプレー
ト112の位置合わせを行いながら支持枠116を接触
させ、加圧しながら10分間保持した後、毎分3℃で温
度を下げていき、封着温度から100℃下げたところで
位置合わせを中止して、ステージをフリーにし、室温ま
で下げた。
【0195】(真空プロセス) (S−1).前述したように作成された気密容器100
のフェイスプレート112上にある排気管129に全圧
計を設置し、かつ排気管128を真空排気装置(不図
示)に接続し、気密容器内を真空に排気した。
【0196】(気密容器内の脱ガス工程)気密容器内の
脱ガス工程のフローチャートを図16に示す。
【0197】(D−1).図示しない気密容器加熱装置
をセットして、気密容器のベーキング脱ガス処理を行っ
た。ベーキング温度は300℃とした。昇温速度は毎分
2℃とした。
【0198】(D−2).気密容器の温度が300℃に
なった後、10時間保持し、ベーキングを行った。
【0199】(D−3).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0200】(D−4).気密容器加熱装置をはずし
て、排気管128および排気管129の一部を加熱溶融
して、封止を行った。
【0201】(D−5).非蒸発型ゲッタ131の通電
用導入端子(図示せず)に電流を流し、非蒸発型ゲッタ
131の脱ガス処理および活性化を行った。非蒸発型ゲ
ッタ131の活性化温度は、非蒸発型ゲッタ131によ
って決定されるが本実施例では、750℃で15分間通
電加熱処理を行った。
【0202】(D−6).気密容器加熱装置をセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度は300℃とした。昇温速度は毎分2℃とし
た。
【0203】(D−7).気密容器の温度が300℃に
なった後、4時間保持し、ベーキングを行った。
【0204】(D−8).気密容器を毎分2℃で降温
し、室温まで冷却した。
【0205】(D−9).蒸発型ゲッタ134を誘導加
熱により加熱し、Baを蒸発活性化させた。
【0206】(D−10).再度、非蒸発型ゲッタ13
1の通電用導入端子(図示せず)に電流を流し、非蒸発
型ゲッタの活性化を行った。非蒸発型ゲッタの活性化温
度は本実施例では、750℃で15分間通電加熱処理を
行った。
【0207】以上のように作成した画像表示装置内の圧
力を封止工程以降測定した。その結果を図17に示し
た。また、比較例として、気密容器内の脱ガス工程を以
下の手順で行った場合の気密容器内の圧力の測定結果を
図17に示す。
【0208】(比較例7)(気密容器内の脱ガス工程) 非蒸発型ゲッタのみ用いた場合の気密容器内の脱ガス工
程のフローチャートを図18に示す。
【0209】(D−1) 気密容器加熱層とをセットし
て、気密容器のベーキング脱ガス処理を行った。ベーキ
ング温度が300℃とした。昇温温度は毎分2℃とし
た。
【0210】(D−2) 気密容器の温度を300℃に
10時間保持し、ベーキングを行った。
【0211】(D−3) ベーキング終了後、気密容器
を毎分2℃で降温し、室温まで冷却した。
【0212】(D−4) 気密容器加熱装置をはずし
て、排気管128および排気管129の一部を加熱溶解
して、封止を行った。
【0213】(D−5) 非蒸発型ゲッタ131の通電
用導入端子に電流を流し、非蒸発型ゲッタの活性化を行
った。非蒸発型ゲッタの活性化温度が本実施例では75
0℃、15分間通電加熱処理を行った。
【0214】図17より、本実施例の気密容器の真空度
が初期状態から低真空でしかも長時間安定で低真空状態
を維持していることがわかる。比較例では、ある時間か
ら圧力が急激に上昇してしまう。これは、従来での気密
容器内の放出ガスレートが本実施例に比べて大きいた
め、非蒸発型ゲッタの寿命がきたためと考えられる。
【0215】
【発明の効果】電子放出素子は、気密容器内の真空雰囲
気によって安定性が左右される。そのため、素子の安定
性を阻害するガス種である水、酸素等のガスを極力少な
くする必要がある。
【0216】本発明では、気密容器の封止後に、気密容
器内の非蒸発型ゲッタを活性化して、気密容器内のベー
キングを行うことにより、真空表面の放出ガス量Qが小
さくなり、気密容器内の圧力Pを下げることができるた
め、速やかに高真空に達し、かつ高真空が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、2のプロセスのフローチャート
【図2】表面伝導型電子放出素子を利用した画像表示装
置の斜視図
【図3】表面伝導型電子放出素子の構成を示す概略図
【図4】実施例1、2の非蒸発型ゲッタの温度依存によ
る吸着特性を示すグラフ
【図5】実施例1、2および比較例で作成された電界放
出型電子放出素子を用いた気密容器内の圧力の経時変化
を示す図
【図6】比較例のプロセスのフローチャート
【図7】実施例2および比較例での電子放出特性の経時
変化を示す図
【図8】実施例3のプロセスのフローチャート
【図9】実施例4のプロセスのフローチャート
【図10】実施例5のプロセスのフローチャート
【図11】実施例5および比較例で作成された電界放出
型電子放出素子を用いた気密容器内の圧力の経時変化を
示す図
【図12】実施例6のプロセスのフローチャート
【図13】実施例6および比較例で作成された電子放出
素子を用いた気密容器内の圧力の経時変化を示す図
【図14】電界放出型電子放出素子の構成を示す概略図
【図15】実施例7の電界放出型電子放出素子を利用し
た画像表示装置の構成を示す概略図
【図16】実施例7のプロセスのフローチャート
【図17】実施例7および比較例で作成された電界放出
型電子放出素子を用いた気密容器内の圧力の経時変化を
示す図
【図18】従来例のプロセスのフローチャート
【符号の説明】
1,131 非蒸発型ゲッタ 2,3 電流導入端子 4,134 蒸発型ゲッタ 22 表面伝導型電子放出素子 23 行方向配線(上配線) 24 列方向配線(下配線) 25,111 リアプレート 26 支持枠 27,112 フェイスプレート 32,33 素子電極 34 導電性薄膜 35 電子放出部 113 陰極 114 ゲート電極 115 絶縁層 127 スペーサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出素子と、画像形成部材と、非蒸
    発型ゲッタとを有する気密容器を備えた画像形成装置の
    製造方法であって、 前記気密容器を封止する工程の後に、 前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、 前記気密容器を再度ベーキングするステップとを有する
    ことを特徴とする画像形成装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置の製造方法
    であって、 前記気密容器をベーキングするステップの前と後とに、
    前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップを有すること
    を特徴とする画像形成装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置の製
    造方法であって、 前記封止する工程は、劣化ガスが入っても劣化しない温
    度で封止することを特徴とする画像形成装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 電子放出素子と、画像形成部材と、非蒸
    発型ゲッタと、蒸発型ゲッタとを有する気密容器を備え
    た画像形成装置の製造方法であって、 前記気密容器を封止する工程の後に、 前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、 前記蒸発型ゲッタを蒸発させて活性化するステップと、 前記気密容器をベーキングするステップとを有すること
    を特徴とする画像形成装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置の製造方法
    であって、 前記気密容器を封止する工程の後に、 前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、 前記気密容器をベーキングするステップと、 前記蒸発型ゲッタを蒸発させて活性化するステップと、 再度、前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップとを有
    することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置の製造方法であって、 前記電子放出素子を冷陰極型電子放出素子とすることを
    特徴とする画像形成装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置の製造方法であって、 前記電子放出素子を電界放出型電子放出素子とすること
    を特徴とする画像形成装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置の製造方法であって、 前記電子放出素子を表面伝導型電子放出素子とすること
    を特徴とする画像形成装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 電子放出素子と、画像形成部材と、非蒸
    発型ゲッタとを有する気密容器を備えた画像形成装置の
    製造方法であって、 前記気密容器をベーキングする工程と、 前記気密容器を封止する工程の後に、 前記非蒸発型ゲッタを活性化するステップと、 前記気密容器を再度ベーキングするステップとを有する
    ことを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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