JP2000194853A - 個体識別装置 - Google Patents

個体識別装置

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JP2000194853A
JP2000194853A JP10368407A JP36840798A JP2000194853A JP 2000194853 A JP2000194853 A JP 2000194853A JP 10368407 A JP10368407 A JP 10368407A JP 36840798 A JP36840798 A JP 36840798A JP 2000194853 A JP2000194853 A JP 2000194853A
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JP10368407A
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English (en)
Inventor
Masahiko Suzaki
昌彦 須崎
Yuji Kuno
裕次 久野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合時の入力画像に個体の特徴パラメータの
抽出誤差が含まれていても適切に照合を行うことのでき
る個体識別装置を実現する。 【解決手段】 特徴抽出部11は、画像から例えば瞳孔
円の半径といったパラメータに基づき虹彩の座標といっ
た個体の特徴を抽出する。データ生成部12は、例えば
瞳孔円の半径の値を変動させ、擬似的に抽出誤差のある
アイリスデータを生成する。データ登録部13は、デー
タ生成部12で生成された擬似的に抽出誤差のあるアイ
リスデータをデータ記憶部21に登録する。照合装置2
0では、データ記憶部21に格納されている擬似的に抽
出誤差のあるアイリスデータを用いて、識別対象となる
個体のアイリスデータとの照合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば虹彩の画像
情報といった画像情報を用いて個体識別を行う個体識別
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、米国特許第5291
560号明細書に示されているように、虹彩(アイリ
ス)を用いた個体識別技術が発明されている。従来技術
の方法は、瞳孔に外接する円、およびアイリスに外接す
る円を検出し、それぞれの円を基準に座標系を設定す
る。このようにして座標系を設定することにより、瞳孔
の大きさの変化、被写体とカメラの距離の変化などの影
響を吸収している。
【0003】このようにして、設定された座標系に基づ
いて、アイリスをいくつかの領域に分割し、それぞれの
領域ごとにアイリスコードを生成する。このアイリスコ
ードを比較することにより、個体識別を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、瞳孔の形やアイリスの形が予め想定した
形と異なる場合や、画質の悪い画像を処理した場合など
の抽出誤差の影響により座標系の設定処理の結果が不安
定になるため、識別性能が低下するという問題があっ
た。
【0005】このような点から、照合時の入力画像に個
体の特徴パラメータの抽出誤差が含まれていても適切に
照合を行うことのできる個体識別装置の実現が望まれて
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉画像の特徴を登録する登録装置と、登録装置
で登録された特徴に基づき個体識別を行う照合装置とか
らなる個体識別装置において、登録装置は、画像から特
定のパラメータに基づき個体の特徴情報を抽出する特徴
抽出部と、特徴抽出部で用いる特定のパラメータの値を
変動させ、擬似的に抽出誤差のあるデータを作成するデ
ータ生成部と、データ生成部で生成した複数のデータを
登録するデータ登録部とを備えたことを特徴とする個体
識別装置。
【0007】〈構成2〉特定のパラメータに基づき抽出
した個体の特徴情報に対して擬似的に抽出誤差のある複
数の特徴情報を格納するデータ記憶部と、識別対象とな
る個体の特徴情報を抽出する特徴データ抽出部と、特徴
データ抽出部で抽出した特徴情報と、データ記憶部の複
数の特徴情報とを比較して個体識別を行う照合部とを備
えたことを特徴とする個体識別装置。
【0008】〈構成3〉アイリスコードを登録する登録
装置と、登録装置で登録されたアイリスコードに基づき
個体識別を行う照合装置とからなる個体識別装置におい
て、登録装置は、目の画像から座標系の特定のパラメー
タに基づき虹彩の座標を抽出するアイリス座標抽出部
と、アイリス座標抽出部における特定のパラメータの値
を変動させるアイリス座標変動装置と、アイリス座標変
動装置で指定されたパラメータの値に基づき、パラメー
タの値毎のアイリスコードを作成し、得られたアイリス
コードを登録するアイリスコード生成部とを備えたこと
を特徴とする個体識別装置。
【0009】〈構成4〉特定のパラメータに基づき抽出
したアイリスコードに対して擬似的に抽出誤差のある複
数のアイリスコードを格納するアイリスコード記憶部
と、識別対象となる個体の目の画像からアイリスコード
を生成するアイリスコード生成部と、アイリスコード生
成部で生成したアイリスコードと、アイリスコード記憶
部の複数のアイリスコードとを比較し、複数のアイリス
コードのうちの少なくとも一つが予め設定した相違度を
下回れば、識別対象となる個体は、下回ったアイリスコ
ードの個体であると判定する照合部とを備えたことを特
徴とする個体識別装置。
【0010】〈構成5〉複数のパラメータに基づき抽出
したアイリスコードに対して、それぞれのパラメータ毎
に、擬似的に抽出誤差のある複数のアイリスコードを格
納し、かつ、これら複数のアイリスコードに、抽出誤差
の大きいパラメータから順位付けしてなるアイリスコー
ド記憶部と、識別対象となる個体の目の画像からアイリ
スコードを生成するアイリスコード生成部と、アイリス
コード生成部で生成したアイリスコードと、アイリスコ
ード記憶部の複数のアイリスコードとを順位に従って照
合し、複数のアイリスコードのうちの少なくとも一つが
予め設定した相違度を下回れば、識別対象となる個体
は、下回ったアイリスコードの個体であると判定すると
共に、順位に従って比較した結果、相違度が所定の閾値
を上回るアイリスコードのパラメータの値を有するアイ
リスコードはそれ以降の照合では除外する段階的アイリ
スコード比較部とを備えたことを特徴とする個体識別装
置。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。
【0012】《具体例1》 〈構成〉図1は本発明の個体識別装置の具体例1を示す
構成図である。図示の個体識別装置は、登録装置10と
照合装置20からなる。登録装置10は、特徴抽出部1
1、データ生成部12、データ登録部13を備え、照合
装置20は、データ記憶部21、特徴データ抽出部2
2、照合部23を備えている。
【0013】登録装置10における特徴抽出部11は、
画像から任意のパラメータに基づき個体の特徴情報を抽
出する機能部である。データ生成部12は、特徴抽出部
11で用いるパラメータの値を変動させ、擬似的に抽出
誤差のあるデータを作成する機能部である。データ登録
部13は、データ生成部12で生成した複数のデータを
登録する機能部である。
【0014】照合装置20におけるデータ記憶部21
は、任意のパラメータに基づき抽出した個体の特徴情報
に対して擬似的に抽出誤差のある複数の特徴情報を格納
する記憶部である。特徴データ抽出部22は、入力され
る画像に基づき、識別対象となる個体の特徴情報を抽出
する機能部である。照合部23は、特徴データ抽出部2
2で抽出した特徴情報と、データ記憶部21中の特徴情
報とを比較して個体識別を行う機能部である。
【0015】次に、上記個体識別装置の具体的な構成を
説明する。図2および図3は、それぞれ、登録装置およ
び照合装置の構成図である。
【0016】先ず、図2の登録装置の説明を行う。図の
装置は、カメラ101、入力画像記憶部102、アイリ
ス座標抽出部103、アイリス座標変動部104、アイ
リスコード生成部105、アイリスコード記憶部106
からなる。
【0017】カメラ101は、アイリスコードを登録す
る人物または動物の目を撮影するもので、入力画像記憶
部102は、カメラ101によって撮影された映像をA
/D変換により静止画として記憶する機能部である。
【0018】アイリス座標抽出部103は、図1の特徴
抽出部11の構成に対応するもので、カメラ101から
の入力画像に対して、アイリスコードを作成するための
アイリス座標系の設定を行う機能を有している。この座
標系の抽出は、入力画像に対して画像処理技術を用いて
自動的に行われるよう構成されている。ここで、アイリ
ス座標系とは、瞳孔の外側の輪郭や、アイリスの外側の
輪郭に円や楕円などの図形を当てはめた時の、中心座標
や半径などのパラメータの値であり、この値が変動する
ことによって、同じ入力画像からであっても異なるアイ
リスコードが生成される。
【0019】アイリス座標変動部104は、アイリス座
標抽出部103で抽出されたアイリス座標系の各パラメ
ータを予め決められた範囲で変動させる機能部である。
アイリスコード生成部105は、アイリス座標変動部1
04で変動させたパラメータに対してアイリスコードを
計算し、アイリスコード記憶部106に追加していく機
能を有している。また、これらアイリス座標変動部10
4およびアイリスコード生成部105が図1におけるデ
ータ生成部12とデータ登録部13の構成に対応してい
る。
【0020】アイリスコード記憶部106は、アイリス
コード生成部105によって生成されたアイリスコード
を記憶する記憶部である。
【0021】このような登録装置では、アイリス座標の
変動とアイリスコードの生成は、予め決められた種類の
アイリスコードが得られるまで繰り返される。最終的に
アイリスコード記憶部106に記憶された数種類のアイ
リスコードの全てが、この入力画像によって生成される
登録データとなる。
【0022】次に、図3に示す照合装置の説明を行う。
図の装置は、カメラ201、入力画像記憶部202、ア
イリス座標抽出部203、アイリスコード生成部20
4、アイリスコード比較部205、アイリスコード記憶
部206、照合結果出力部207からなる。
【0023】カメラ201、入力画像記憶部202、ア
イリス座標抽出部203、アイリスコード生成部204
は、図2の登録装置におけるカメラ101、入力画像記
憶部102、アイリス座標抽出部103、アイリスコー
ド生成部105と同様であるため、ここでの説明は省略
する。また、アイリスコード記憶部206が図1のデー
タ記憶部21に、アイリス座標抽出部203とアイリス
コード生成部204とが図1における特徴データ抽出部
22に、アイリスコード比較部205が図1における照
合部23に対応している。
【0024】アイリスコード比較部205は、アイリス
コード生成部204で生成したアイリスコードとアイリ
スコード記憶部206に格納されている複数のアイリス
コードとを比較し、照合を行う機能部である。また、ア
イリスコード記憶部206は、図2におけるアイリスコ
ード記憶部106に対応し、特定のパラメータに基づき
抽出したアイリスコードに対して擬似的に抽出誤差のあ
る複数のアイリスコードを格納する格納部である。更
に、照合結果出力部207は、アイリスコード比較部2
05で比較、照合された結果を出力する機能部である。
【0025】〈動作〉図4および図5は、それぞれ具体
例1の登録動作および照合動作を示すフローチャートで
ある。ここでは、登録と照合の対象を人物とし、瞳孔の
輪郭とアイリスの外側の輪郭に円を当てはめることによ
ってアイリスコードを生成する場合について説明する。
【0026】最初に登録動作を図4に沿って説明する。
登録を行う人物の目の映像はカメラ101によってアナ
ログ画像として撮像され、これがA/D変換されディジ
タル画像として入力画像記憶部102のメモリまたはデ
ィスク上に記憶される(ステップS101)。
【0027】次に、アイリス座標抽出部103は、ステ
ップS101で得られた画像に対してエッジ抽出等の処
理を行い、瞳孔の輪郭に円を当てはめ、その中心座標を
CP(XP,YP)、半径をRPとし(ステップS10
2)、これを瞳孔円と呼ぶ。
【0028】また、アイリス座標抽出部103は、アイ
リスの外側の輪郭に対しても同様に円を当てはめ、中心
座標をCI(XI,YI)、半径をRIとし(ステップS1
03)、これをアイリス円と呼ぶ。この円の当てはめ
は、公知の技術を用いても可能であるため、ここでの詳
細な説明は省略する。
【0029】上記のステップS102とステップS10
3で抽出した円の各パラメータが、以下の処理でアイリ
スコードを生成するための基準となるパラメータであ
り、これを標準パラメータと呼ぶ。
【0030】図6は、目画像とコード化画像の説明図で
ある。図6(a)は、瞳孔とアイリスの輪郭に円を当て
はめた場合の説明図であり、以下では説明を簡略化する
ため、瞳孔円とアイリス円の中心は同一である(XP=
XI,YP=YI)ものとするが、撮影時の目とカメラの
位置関係による映像の歪みを補正するために、これらを
別々に扱う方法もある。
【0031】ステップS104〜S108は、入力画像
に対するアイリスコードを生成する部分である。瞳孔円
や、アイリス円の当てはめの誤差を考慮して、これらの
円の標準パラメータを一定のステップ幅で変動させ、新
しいパラメータを得る(ステップS104)。このパラ
メータを変動パラメータと呼ぶ。ここでステップS10
4およびS107は、アイリス座標変動部104によっ
て行われ、ステップS105〜S106およびステップ
S108は、アイリスコード生成部105とアイリスコ
ード記憶部106によって行われる。
【0032】ここでは、アイリス座標変動部104は、
RPとRIのみを変動させるものとし、変動パラメータの
値をそれぞれrP(=RP+Δrp)、rI(=RI+Δr
i)と表すことにする。この他、CPやCIの各値を変動
させることも可能である。
【0033】ステップS105では、アイリスコード生
成部105により、変動パラメータを元にアイリスコー
ドを生成するための中間画像(コード化画像と呼ぶ)を
生成する。
【0034】図6(b)では、コード化画像を生成する
方法の例を説明している。アイリスの上部はまぶたやま
つ毛などに隠れているので、図のようにπ−θから2π
+θまでの範囲をコード化するものとする。
【0035】図6中(a)のa,b,c,dと、(b)
中のa,b,c,dがそれぞれ対応するように、コード
化画像を生成する。具体的には、コード化画像上の任意
の点p(xp,yp)が、入力画像上(図6(a))の点q
(xq,yq)と対応するとした場合、点pと点qの関係は以
下の式で表される。
【0036】点q(xq,yq)は瞳孔円の中心CPを原点と
する極座標系で、q(rq,θq)(CPからの距離がrq、水
平軸とのなす角がθq)と表されるものとすると、 xp=W×(θq−(π−θ))/(π+2θ) yp=H×(rq−rP)/(rI−rP)
【0037】ステップS106では、ステップS105
で生成されたコード化画像に対して、バンドパスフィル
タを適用することによってアイリスコードを生成する。
このアイリスコードの生成方法は公知の方法を用いるこ
とが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0038】但し、アイリスコードはコード化画像の濃
度の変化に依存するものであり、コード化画像上の各点
の濃度は、CP,RP,RIなどのパラメータに依存して
いるため、これらのパラメータが変動することによっ
て、同じ入力画像から異なる複数のアイリスコードを得
ることになる。
【0039】ステップS106で生成されたアイリスコ
ードは、ステップS108により、メモリやディスク
(アイリスコード記憶部106)上に記録される。そし
て、標準パラメータの変動が決められた範囲で完了する
まで、ステップS104〜ステップS108の処理が繰
り返される。
【0040】ステップS104〜ステップS108の処
理の繰り返しの回数がN回であるとすると、1枚の入力
画像からN種類のアイリスコードがメモリやディスク上
に記録されることになり、これらすべてのアイリスコー
ドを登録データとして使用する。
【0041】次に、照合動作を図5に沿って説明する。
照合を行う人物の目の映像は登録動作と同様に、カメラ
201によって撮像された後、A/D変換されてディジ
タル画像として入力画像記憶部202のメモリまたはデ
ィスク上に記憶される(ステップS201)。以下、ス
テップS202〜ステップS205までの処理は、図4
のステップS102〜ステップS106までの処理と同
じである。ただし、アイリスコードの生成はステップS
102とステップS103の処理によって得られた標準
パラメータから生成されたコード化画像に対してのみ行
い、ステップS104のパラメータの変動処理は行わな
い。即ち、照合時にはアイリスコードの生成は一度しか
行わない。
【0042】ステップS206では、アイリスコード比
較部205によって、ステップS205で生成されたア
イリスコードと図4の処理によって予め登録されてある
登録データとのコード比較を行う。アイリスコードは0
か1の符号で構成されたコードであり、二つのコードの
比較はそれらのコード間のハミング距離の大きさを計算
することによって行う。
【0043】ハミング距離が小さいと、二つのコードが
同じ目から生成された可能性が高く、登録された人物と
照合している人物が同一人物である可能性が高い。逆
に、ハミング距離が大きいと、二つのコードが違う目か
ら生成された可能性が高くなる。
【0044】そこでハミング距離が、予め決められた値
(閾値)より小さければ照合している人物が、登録され
てある人物と同一人物であると判定し、閾値より大きけ
れば違う人物であると判断する。
【0045】ハミング距離は、入力画像から生成された
アイリスコードと、登録されてあるN個の全てのコード
と比較計算する。登録されてあるN個のアイリスコード
中で、ハミング距離が上述した閾値を下回るものが一つ
でもあれば、ステップS206で照合結果を本人である
とし、登録されてあるN個の全てのハミング距離が閾値
を上回る場合、ステップS206で照合結果を他人であ
るとする。
【0046】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、入力画像に対する座標系の各パラメータの当てはめ
誤差を考慮し、画像から得られるパラメータを種々変動
させた上で、アイリスコードを複数生成するので、アイ
リス座標系の当てはめ誤差などにより本人であるにもか
かわらず照合できないエラーが軽減される。
【0047】また、登録時に複数のアイリスコードを作
成しておくので、照合時には一度だけしかアイリスコー
ドを作成する必要がなくなるので、照合するためにかか
る時間が短くなる。
【0048】更に、アイリスによる個体識別装置以外で
も、(顔、指紋など)画像から得られる情報を元に識別
を行う装置で、画像を処理する時の特徴抽出の誤差によ
り識別精度が影響を受けるような場合に、この方法が有
効となる。
【0049】《具体例2》 〈構成〉図7は、具体例2の個体識別装置における照合
装置の構成図である。この照合装置は、個体識別情報と
して、アイリスコードを照合するための照合装置であ
る。尚、アイリスコードを登録するための登録装置は、
図2に示した具体例1と同様の構成である。
【0050】図7の装置は、カメラ301、入力画像記
憶部302、アイリス座標抽出部303、アイリスコー
ド生成部304、段階的アイリスコード比較部305、
アイリスコード記憶部306、照合結果出力部307か
らなる。
【0051】ここで、カメラ301、入力画像記憶部3
02、アイリス座標抽出部303、アイリスコード生成
部304は、図3におけるカメラ201、入力画像記憶
部202、アイリス座標抽出部203、アイリスコード
生成部204と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0052】具体例2においても、照合を行う人物や動
物の目の映像が入力されると、この入力画像に対して生
成されるアイリスコードは、アイリス座標抽出部303
で抽出されたパラメータに対するもの一つだけである。
【0053】段階的アイリスコード比較部305は、ア
イリスコード生成部304で生成されたアイリスコード
と、登録装置で生成されたアイリスコード記憶部306
中の登録データのそれぞれのコードを段階的に比較する
機能を有している。ここでは、例えば照合の対象が人物
の場合、アイリスコード記憶部306の中には複数の人
のアイリスコードが登録されている。また、照合を行う
人がその中の誰であるか予め分かっていないような場合
に、入力画像から得られるアイリスコードと登録データ
中の全てのアイリスコードを比較すると、多大な時間を
要するため、段階的にコード比較を行うことで、照合時
間の削減を行うものである。
【0054】即ち、段階的アイリスコード比較部305
は、アイリスコード生成部304で生成したアイリスコ
ードと、アイリスコード記憶部306の複数のアイリス
コードとを順位に従って照合し、複数のアイリスコード
のうちの少なくとも一つが予め設定した相違度を下回れ
ば、識別対象となる個体は、前記の下回ったアイリスコ
ードの個体であると判定すると共に、順位に従って比較
した結果、相違度が所定の閾値を上回るアイリスコード
のパラメータの値を有するアイリスコードはそれ以降の
照合では除外するよう構成されている。
【0055】照合結果出力部307は、段階的アイリス
コード比較部305で得られた照合結果を出力する機能
部である。
【0056】〈動作〉図8は、具体例2の動作を示すフ
ローチャートである。登録の方法は具体例1の図4の動
作と同様であるため、ここでの説明を省略する。
【0057】図8において、ステップS301〜ステッ
プS305までの処理は、具体例1の図5のステップS
201〜ステップS205と同じであるため、その説明
は省略し、ステップS306の段階的アイリスコード比
較の詳細を説明する。
【0058】ここでは、具体例1の場合と同様に、登録
と照合の対象を人物とし、瞳孔の輪郭とアイリスの外側
の輪郭に円を当てはめることによってアイリスコードを
生成するものとする。また、瞳孔円とアイリス円の中心
は同一で、登録時の変動パラメータはそれぞれの円の半
径のみとする。
【0059】変動パラメータの値を、それぞれrP(=
RP+Δrp)、rI(=RI+Δri)と表したとき、例
えばΔrpとΔriをそれぞれ−0.2〜0.2までステ
ップ幅0.1で変動させたとし、ある登録画像に対して
登録データの各アイリスコードのヘッダにはΔrpとΔ
riの値を記述しておくものとする。
【0060】従って、ここでは登録時には一人の登録デ
ータの中には、Δrpの値が5種類、Δriの値が5種類
ずつの組合せにより、合計N=5×5=25種類のアイ
リスコードが登録されていることになる。
【0061】今、L人のデータが登録されているとする
と、登録されているアイリスコードの総数は、L×Nと
なる。辞書の表記法として、ある人物mの辞書データを
D(m)と表記し、D(m)中のアイリスコードに対して
は、Δrpの値がp、Δriの値がiであるとき、このアイ
リスコードを、C(m,p,i)と表記する。上記の条件で
はmは1からLまでの整数、pとiはそれぞれ−0.2,
−0.1,0.0,0.1,0.2の値をとる。
【0062】図9は、ある人物mの辞書データ中のアイ
リスコードCD(m,p,i)を二次元的に表現したものであ
る。
【0063】先ず、予備実験を行うなどにより、予め瞳
孔円の半径とアイリス円の半径のどちらのほうが当ては
め誤差が大きいかを調べておく。当てはめ誤差が大きい
方を第1不安定要因とし、小さい方を第2不安定要因と
呼ぶことにする。変動パラメータの数がM個ある場合
は、当てはめ誤差が大きい順に第M不安定要因まで順位
付けを行う。そして、このように順位付けしたアイリス
コードをアイリスコード記憶部206に格納しておく。
【0064】また、不安定要因の順位付けを行う方法と
して、照合実験を行った結果から、どのパラメータの変
動がハミング距離の大きさに影響するかを調べることに
より、ハミング距離の変動が大きい順に並べてもよい。
【0065】以下では、例としてΔrpを第1不安定要
因、Δriを第2不安定要因とする。
【0066】図10は、段階的アイリスコード比較処理
の詳細を示すフローチャートである。ここでは変動パラ
メータの数が二つなので、破線で囲まれた部分は2段で
あるが、変動パラメータの数がM個ある場合は、破線で
囲まれた第1段処理400Aの部分がM−1回続き、破
線で囲まれた第2段処理400Bの部分が最後に行われ
る。但し、それぞれの段でのコード比較の対象となる不
安定要因の番号と段数の番号は対応する。たとえば第i
段では第i不安定要因とのコード比較が行われる。
【0067】図10において、ステップS401で通過
閾値TPを初期化する。この通過閾値TPは、ステップS
301〜ステップS305までで生成されたアイリスコ
ードを入力アイリスコードCIと呼ぶことにすると、m
=1〜Lまでの辞書データD(m)に対して、CIとハミ
ング距離が小さくならない可能性があると思われる辞書
データを以降の段で比較処理を行わないようにするため
の閾値である。また、本人と他人を区別するための閾値
をTとし、登録してあるアイリスコードと入力アイリス
コードCIとのハミング距離がTより小さければ、照合
する人物がその登録データと同じ人物であると判定す
る。
【0068】次に、図10中の破線内処理(第1段処
理)400Aの説明を行う。ステップS402では、m
=1〜Lまでの辞書データD(m)に対して、第1不安
定要因(ここではΔp)以外の変動パラメータを固定
し、第1不安定要因の変動パラメータを変化させた時の
アイリスコードと入力アイリスコードCIとのハミング
距離を計算する(図9参照)。
【0069】具体的には、次のような手順で比較する。 [ステップS402a]ある登録データm中のアイリス
コードCD(m,p,0)、p=−0.2〜0.2と入力アイ
リスコードCIとのハミング距離を計算し、その最小値
をdiff(m)に代入し、最小値を与えるpの値をmin_p
(m)に代入する。
【0070】[ステップS402b]ステップS402
aの処理をm=1〜Lに対して同様に行い、diff
(m)、min_p(m)、m=1〜Lを得る。図9の例ではm
in_p(m)=0.1となる。
【0071】ステップS403では、ステップS402
で計算された各登録データとのハミング距離と閾値Tを
比較し、閾値Tを下回るdiff(m)があれば、照合結果
を出力し終了する。例えば、ある登録データD(n)の
ハミング距離diff(n)が閾値Tを下回ったとすると、
照合結果は登録データD(n)の人物となる。尚、この
判定は、上記のステップS402aの途中に随時行って
もよい。
【0072】ステップS403で閾値Tを下回るものが
なかった場合、通過閾値TPにより辞書の削減を行う
(ステップS404)。ここでは、先に説明したよう
に、ステップS402の処理が終わった段階で、入力ア
イリスコードCIとのハミング距離の最小値diff(m)が
ある程度大きい値であれば、更に詳細なコード比較を行
ってもハミング距離が閾値Tを下回る可能性が低いとい
う理由から、diff(m)がTP以上の登録データに関して
はこれ以降ではコード比較の対象から削除する。
【0073】通過閾値TPは、固定値でも良いし、例え
ば全ての登録データ中のdiff(m)の低いものからn番
目の値に設定してもよい。この場合は、図10の破線で
囲まれた部分を通過する度に通過閾値TPを更新する等
の方法がある。
【0074】次に、図10中の破線枠内処理(第2段処
理)400Bの説明を行う。ステップS405では、1
〜Lまでの辞書データD(m)のうち、通過閾値TPによ
って削除されなかった辞書データD(m)に対して、第
2不安定要因(ここではΔi)以外の変動パラメータを
固定し、第2不安定要因の変動パラメータを変化させた
時のアイリスコードと入力アイリスコードCIとのハミ
ング距離を計算する(図9参照)。
【0075】具体的には、最小値を、diff(m)を与え
るpの値をmin_p(m)を用い、次のような手順で比較す
る。 [ステップS405a]ある登録データm中のアイリス
コードCD(m,min_p(m),i)、i=−0.2〜0.2
と入力アイリスコードCIとのハミング距離を計算し、
その最小値をdiff(m)に代入し、最小値を与えるiの値
をmin_i(m)に代入する。
【0076】[ステップS405b]ステップS405
aの処理を他のmに対して同様に行い、diff(m)、min
_i(m)、m=1〜Lを得る。
【0077】ステップS406では、ステップS405
で計算された各登録データとのハミング距離と閾値Tを
比較し、閾値Tを下回るdiff(m)があれば、照合結果
を出力し終了する。例えば、ある登録データD(n)の
ハミング距離diff(n)が閾値Tを下回ったとすると、
照合結果は登録データD(n)の人物となる。尚、この
判定は、上記のステップS405aの途中に随時行って
もよい。
【0078】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、一つの登録データ中に複数のアイリスコードが存在
し、照合時に複数人の登録データとアイリスコードの比
較を行う場合、本人である可能性が低い登録データを段
階的に削除することにより、アイリスコードの比較回数
が減り、照合時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個体識別装置の具体例1の構成図であ
る。
【図2】本発明の個体識別装置の具体例1における登録
装置の構成図である。
【図3】本発明の個体識別装置の具体例1における照合
装置の構成図である。
【図4】本発明の個体識別装置の具体例1における登録
動作のフローチャートである。
【図5】本発明の個体識別装置の具体例1における照合
動作のフローチャートである。
【図6】本発明の個体識別装置における目画像とコード
化画像の説明図である。
【図7】本発明の個体識別装置の具体例2の構成図であ
る。
【図8】本発明の個体識別装置の具体例2の動作フロー
チャートである。
【図9】人物mの辞書データ中のアイリスコードを二次
元的に表現した説明図である。
【図10】本発明の個体識別装置の具体例2における段
階的アイリスコード比較処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 登録装置 11 特徴抽出部 12 データ生成部 13 データ登録部 20 照合装置 21 データ記憶部 22 特徴データ抽出部 23 照合部 103、203、303 アイリス座標抽出部 104 アイリス座標変動部 105、204、304 アイリスコード生成部 106、206、306 アイリスコード記憶部 205 アイリスコード比較部 305 段階的アイリスコード比較部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の特徴を登録する登録装置と、登録
    装置で登録された特徴に基づき個体識別を行う照合装置
    とからなる個体識別装置において、 前記登録装置は、 画像から特定のパラメータに基づき個体の特徴情報を抽
    出する特徴抽出部と、 前記特徴抽出部で用いる特定のパラメータの値を変動さ
    せ、擬似的に抽出誤差のあるデータを作成するデータ生
    成部と、 前記データ生成部で生成した複数のデータを登録するデ
    ータ登録部とを備えたことを特徴とする個体識別装置。
  2. 【請求項2】 特定のパラメータに基づき抽出した個体
    の特徴情報に対して擬似的に抽出誤差のある複数の特徴
    情報を格納するデータ記憶部と、 識別対象となる個体の特徴情報を抽出する特徴データ抽
    出部と、 前記特徴データ抽出部で抽出した特徴情報と、前記デー
    タ記憶部の複数の特徴情報とを比較して個体識別を行う
    照合部とを備えたことを特徴とする個体識別装置。
  3. 【請求項3】 アイリスコードを登録する登録装置と、
    登録装置で登録されたアイリスコードに基づき個体識別
    を行う照合装置とからなる個体識別装置において、 前記登録装置は、 目の画像から座標系の特定のパラメータに基づき虹彩の
    座標を抽出するアイリス座標抽出部と、 前記アイリス座標抽出部における特定のパラメータの値
    を変動させるアイリス座標変動装置と、 前記アイリス座標変動装置で指定されたパラメータの値
    に基づき、当該パラメータの値毎のアイリスコードを作
    成し、得られたアイリスコードを登録するアイリスコー
    ド生成部とを備えたことを特徴とする個体識別装置。
  4. 【請求項4】 特定のパラメータに基づき抽出したアイ
    リスコードに対して擬似的に抽出誤差のある複数のアイ
    リスコードを格納するアイリスコード記憶部と、 識別対象となる個体の目の画像からアイリスコードを生
    成するアイリスコード生成部と、 前記アイリスコード生成部で生成したアイリスコード
    と、前記アイリスコード記憶部の複数のアイリスコード
    とを比較し、前記複数のアイリスコードのうちの少なく
    とも一つが予め設定した相違度を下回れば、前記識別対
    象となる個体は、前記下回ったアイリスコードの個体で
    あると判定する照合部とを備えたことを特徴とする個体
    識別装置。
  5. 【請求項5】 複数のパラメータに基づき抽出したアイ
    リスコードに対して、それぞれのパラメータ毎に、擬似
    的に抽出誤差のある複数のアイリスコードを格納し、か
    つ、これら複数のアイリスコードに、抽出誤差の大きい
    パラメータから順位付けしてなるアイリスコード記憶部
    と、 識別対象となる個体の目の画像からアイリスコードを生
    成するアイリスコード生成部と、 アイリスコード生成部で生成したアイリスコードと、前
    記アイリスコード記憶部の複数のアイリスコードとを順
    位に従って照合し、前記複数のアイリスコードのうちの
    少なくとも一つが予め設定した相違度を下回れば、前記
    識別対象となる個体は、前記下回ったアイリスコードの
    個体であると判定すると共に、前記順位に従って比較し
    た結果、相違度が所定の閾値を上回るアイリスコードの
    パラメータの値を有するアイリスコードはそれ以降の照
    合では除外する段階的アイリスコード比較部とを備えた
    ことを特徴とする個体識別装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373850B1 (ko) * 2000-10-07 2003-02-26 주식회사 큐리텍 홍채를 이용한 신원 확인 시스템 및 방법과 그 방법에대한 컴퓨터 프로그램 소스를 저장한 기록매체
KR100374708B1 (ko) * 2001-03-06 2003-03-04 에버미디어 주식회사 회전영상의 보정에 의한 비접촉식 홍채인식방법

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