JP2000184579A - 高圧電線の誤触防止用警報装置 - Google Patents

高圧電線の誤触防止用警報装置

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JP2000184579A JP10352757A JP35275798A JP2000184579A JP 2000184579 A JP2000184579 A JP 2000184579A JP 10352757 A JP10352757 A JP 10352757A JP 35275798 A JP35275798 A JP 35275798A JP 2000184579 A JP2000184579 A JP 2000184579A
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基 福 戴
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啓 瑞 呉
Seyu Gan
世 雄 顏
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GYOSEIIN ROKO IINKAI ROKO ANZEN EISEI KENKYUSHO
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GYOSEIIN ROKO IINKAI ROKO ANZE
GYOSEIIN ROKO IINKAI ROKO ANZEN EISEI KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動式起重機が高圧電線に誤触することを効
果的に防止する。 【解決手段】 高圧電線の交流電界により交流電流を出
力する集電器(10)と、該集電器(10)に接続され、該交流
電流を変換又は増幅して交流電圧を出力する増幅器(20)
と、該増幅器(20)に接続され、該交流電圧を整流濾過し
て直流電圧を出力する整流フィルター回路(30)と、無線
信号を送信する無線送信機(40)と、該整流フィルター回
路(30)と無線送信機(50)との間に介在し、該直流電圧が
予定値を超過したら該無線送信機(50)を起動し、該無線
送信機(50)から無線信号を送信させるスタータ(40)と、
該無線送信機(50)から送信された無線信号を受信し、警
報信号を発生させる無線受信警報機(60,70)とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式起重機が高
圧電線に誤触することを効果的に防止することができる
高圧電線への誤触防止用警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、地下に埋設している電力ケーブル
線路の多くは、重要な都会区域又は風景に厳しい制限が
ある地点に限られているので、台湾地区の電力輸送は主
に架空方式で行なっている。したがって、多くの場合、
移動式起重機の作業環境周囲には架空送電線が存在し、
起重機が架空送電線安全距離を越えたり、架空送電線に
触れたりする恐れがあり、高電圧に触れて死亡する可能
性もある。
【0003】図1は、現在の台湾地区の架空送電線の電
圧値と構造を示すものである。電力輸送の損失を減少す
るため、まず昇圧変圧器T1で発電所の発電機Gの電圧
値を13.8kV又は20KVから161kVの超高圧
に上げる。更に超高圧送電線鉄塔による架空送電線W1
の方式で送電して超高圧使用者に提供すると共に、架空
送電方式で一次変電所H1に送電し、電圧値を161k
Vから69kVに下げて特高圧使用者に提供する。更に
架空送電線W2で二次変電所H2に送り、電圧を11.
4kVに下げる。送電線D1は二次変電所以降の線路で
あり、この線路は11.4kVの高電圧を使用者に提供
するか、又は架空送電線の柱上変圧器T2(11.4k
V/110−220−380)により高電圧を低電圧に
変換して一般の住宅に提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大型の工事
には移動式起重機が使用されることが多いが、現場付近
には架空の送電線が有ることが多いので、移動式起重機
が高圧電線に誤触するという事故がよく起こる。もし移
動式起重機に高圧電線の誤触を防止する警報装置が取り
付けられていれば、このような事故を大幅に減少するこ
とができる。日本産業安全技術協会もそのような警報装
置を研究開発している(佐久間保著「送電線に接近を警
報する装置の開発研究報告書」、日本産業安全技術協会
1992年出版)。この警報装置は、電力線の電界がア
ースしたアーム(又は金属球)に対して誘導した電流で
警報を発するものであるから、誘導電流が起重機のアー
ス状況の影響を非常に受け易く又誘導部分と連接線が相
当長いので、磁界結合の影響も非常に受け易いという問
題がある。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解消す
るために成されたものであり、移動式起重機が高圧電線
に誤触することを効果的に防止することができる高圧電
線への誤触防止用警報装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な従来の警報装置の欠点を解決するため、集電器及び無
線電技術を採用し、移動式起重機が高圧電線に誤触する
ことを効果的に防止できる下記のような構成の警報装置
を完成した。
【0007】上記目的を達成するための本発明は、各請
求項毎に次のように構成される。
【0008】請求項1に記載の発明は、高圧電線の交流
電界により交流電流を出力する集電器と、該集電器に接
続され、該交流電流を変換又は増幅して交流電圧を出力
する増幅器と、該増幅器に接続され、該交流電圧を整流
濾過して直流電圧を出力する整流フィルター回路と、無
線信号を送信する無線送信機と、該整流フィルター回路
と無線送信機との間に介在し、該直流電圧が予定値を超
過したら該無線送信機を起動し、該無線送信機から無線
信号を送信させるスタータと、該無線送信機から送信さ
れた無線信号を受信し、警報信号を発生させる無線受信
警報機とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の高圧電線の誤触防止用警報装置において、前記集電器
は、一つの集電板又は複数のシート状平行集電板である
ことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の高圧電線の誤触防止用警報装置において、前記スター
タには、トランジスタが含まれることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の高圧電線の誤触防止用警報装置において、前記スター
タには、直流電圧を蓄える記憶コンデンサー及び該直流
電圧と予定値とを比較する比較器が含まれることを特徴
とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の高圧電線の誤触防止用警報装置において、前記スター
タには、更にリモコン設定用レシーバー及びリレーが含
まれ、該リモコン設定用レシーバーが設定信号を受ける
と該リレーにより前記整流フィルター回路と記憶コンデ
ンサーとが接続されるようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明にかかる高圧電線の誤触防
止用警報装置は、図2のブロック図に示すような基本構
成を有し、集電器10、増幅器20、整流フィルター回
路30、スタータ40、無線送信機50、無線受信機6
0及び警報機70を含んでいる。無線受信機60と警報
機70とは、一つのユニットとして無線受信警報機とす
ることもできる。
【0014】集電器10は、高圧電線の交流電界により
交流電流を出力するものである。
【0015】増幅器20は、集電器10に接続され、集
電器10からの交流電流を転換又は増幅して交流電圧を
出力するものである。
【0016】整流フィルター回路30は、増幅器20に
接続され、増幅器20からの交流電圧を整流濾過して直
流電圧を出力するものである。
【0017】スタータ40は、整流フィルター回路30
と無線送信機50との間に介在し、整流フィルター回路
30からの直流電圧が予定値を超過したら無線送信機5
0を起動して無線送信機50から無線信号を送信させる
ものである。
【0018】無線受信機60は、無線送信機50から送
信された無線信号を受信して、信号を出力し、警報機7
0に警報信号を発生させるものである。
【0019】図2中の集電器10は、単一の集電板(図
3中の10)、平行集電板(図4中の10)、又は箱状
集電板のいずれでもよいが、箱状集電板器が好ましい。
【0020】図2中の増幅器20、整流フィルター回路
30、スタータ40、無線送信機50は、全て任意の公
知の増幅器、整流フィルター回路、スタータ及び無線送
信機を使用ができ、必要ならば整流フィルター回路30
は、図5に示すような整流フィルター回路30に修正す
ることもできる。
【0021】図2中の無線受信警報機(60、70)は
アナログ式又はデジタル式無線受信警報機のいずれでも
よい。
【0022】高圧架空送電線の下で測定すると、周囲の
環境の影響及び干渉を受けやすく危険性が高いので、シ
ミュレーションと測定上の便利性、安全性及び正確性を
共に配慮し、被覆送電線に長さ15mの電圧レベル調整
可能の三相四線(3φ4w)式架空配線を採用した。そ
の基本構造は図6A及び図6Bに示す通りである。この
配線は電圧を加えると一端が無負荷のオープン状態にな
るが、架空線付近の電界分布に影響がなく、送電線外層
の被覆は実際の11.4kV高圧架空線と異なる。しか
し、この差異がその周囲の電界に及ぼす影響は微々たる
ものであるから、本発明の警報装置のテストに用い実際
に使用される状況をシミュレーション分析することがで
きる。
【0023】この架空送電線の実験装置は、3相220
ボルトの電源を用い、まず一組の三相自動変圧器T3
(0−240V)を経てから、この変圧器の三相出力を
それぞれ三組の単相固定巻線変圧器T4(240/13
0V)の高圧側に接続する。この三組の単相変圧器T4
の240V高圧側はΔ結線方式であり、130V低圧側
配線は三相四線(3φ4w)式Y結線方式である。実験
中に地電位浮動がテスト人員と設備器具に及ぼす影響を
避けるとともに、台湾電力公司の実際の架空配線の接線
方式に符合させる為、この三相四線式Y接線中性点Nと
実験室内の設備共同接地点GNDを一緒に接続する。こ
の処置により中性線の電位が大地の零電位となり、安全
が保障されることになる。
【0024】配線がここまで来るとY結線の三相四線式
架空送電線となる。図6Bに示すように、T、S、Rは
それぞれ三相の相導体である。最後に三相の110V/
11.4kV変圧器(図示せず)に接続し、電圧を1
1.4kVまで上げて、この電圧を無負荷状態の三相四
線式架空送電線に与え、実験用の架空線系統を完成す
る。図6B中の数字はそれぞれX,Y方向の距離(c
m)を示す。
【0025】実験の際には、三相変圧器の低圧側の電線
間に電圧計を接続し、電圧計が110Vを指示するよう
に自動変圧器を調整する。この調整によって、無負荷の
架空線を11.4kVまで上げることができる。又この
構造で出力端の電圧レベルを調整し、他の異なる電圧級
の架空線をシミュレーションすることができる。
【0026】図2の警報装置の具体的な実現方式を図3
及び図7に示す。警報装置の集電器10、増幅器20、
整流フィルター回路30、スタータ40、無線送信機5
0はアームに、無線受信機60及び警報機70は制御室
に取り付けられる。
【0027】図3に示す回路の最左側は単極シート状の
集電板10で、単極シート状の集電板が電力線に近づい
た時に、60Hz交流電界の影響を受け、集電板金属表
面にμAオーダーの60Hz交流を誘導し、この電流を
負帰還増幅器の逆相入力側端(−)に導き、この方式で
入力電圧を形成し、演算増幅器で増幅した後、数ボルト
程度の60Hz電圧を出力する。スタータ40の開閉機
能は、直流電圧で無線送信機50を作動させる必要があ
るので、増幅器20の出力電圧は更にダイオードの整流
を経ると共に、R−C整流フィルター回路30に接続
し、コンデンサーにて安定した直流電圧を提供し、駆動
トランジスタで無線送信機50を制御する。集電器10
の誘導電流が一定値を越えると、スタータ40を通すに
充分な直流電圧を発生させるので、無線送信機50より
信号が送信され、無線受信機60がこの信号を受けて制
御室内の警報機70を駆動して警報を鳴らす。ここでは
オートバイ用のリモコン防盗警報装置(猟犬E0323
2)を警報装置の無線送信機、無線受信機及び警報機と
している。
【0028】図4及び図5は、本発明の警報装置におけ
る他の具体的な実現方式を示す回路図であり、集電器1
0は平行集電板であり、図3のものとは異なる。図3、
図4、図5にそれぞれ示される整流フィルター回路30
の構成は異なっている。これらの図において、同一の機
能を有する部品には同一の番号を付している。
【0029】実際の金属アームへの取り付け状況をシミ
ュレーションすると、実験室でテストする時には、警報
装置の各ブロック10〜50を表面が金属の長方体(1
56cm×8.5cm×17.6cmの模擬アーム)の
一端の側面に取り付け、他端は図8に示すように導線で
接地する(GND)。この警報装置の鋭敏度(即ち警報
トリガ位置)が本装置の設計において最も重要である。
ここに鋭敏度に影響する集電板の方向、増幅利得の設
定、模擬アームの接地か否か、集電板のサイズ、及び集
電板と模擬アームとの距離等の因子を選び、高圧実験室
内で警報装置の原型についてテスト及び分析を行った結
果は次の通りである。
【0030】1.集電板は送電線の方向と相対し、起重
機活動アームの進行方向と関係する。警報装置の鋭敏度
に及ぼす影響は表1に示す通りで、X軸,Y軸の数字は
警報装置が警報の音声を出した時の集電板の位置であ
り、アームは地面から直立させ、送電線と正方向、側方
向及び逆方向の三つの集電板の状況を測定してある。集
電板が送電線に向かった(垂直正方向)時警報装置の鋭
敏度が最高で、垂直と逆方向の時最低であるが、後者に
もまだ警報の効果がある。以下の測定はいずれも側面の
方式で行い、その因子の鋭敏度に及ぼす影響を評価し
た。
【0031】
【表1】
【0032】2.表2と図9は増幅器の利得と警報トリ
ガ位置との関係を示し、図10は異なる利得のトリガ位
置の電界強度を示し、図3中の金属アーム負帰還抵抗R
2は警報装置の鋭敏度を有効に制御するために設けてあ
る。
【0033】
【表2】
【0034】3.金属アームが接地するか否かの警報鋭
敏度に及ぼす影響は、表3と図11に示す通りで、車の
接地状況が警報装置に及ぼす影響を分析した結果、接地
した場合は接地しないものより鋭敏であり、これは接地
後金属体の表面垂直電界が強い為であるが、起重機が接
地しているか否かはこの警報装置に及ぼす影響は大きく
ない。
【0035】
【表3】
【0036】4.表4と図12は、集電板のサイズと警
報鋭敏度との対応関係を示し、集電板には20cm×3
0cm及び10cm×15cmの2種のサイズがあり、
集電板のサイズが大きいほど総誘導電荷が大きい。従っ
てより好ましい鋭敏度が得られ、警報範囲が大きい。
【0037】
【表4】
【0038】5.表5と図13は、集電板と金属アーム
表面との距離と鋭敏度との関係を示し、その距離に4.
5cm、10.5cm及び16.5cmの3種があり、
集電板と金属アーム表面との距離が大きいほど集電板の
電界強度が強いので、鋭敏度を向上することができる
が、この3種の距離の効果の差異は大きくなく、実際の
応用上、警報装置の突出アームが起重機の活動に対する
妨害を減少するため、集電板はなるべく車体の近くに設
けるべきである。
【0039】
【表5】
【0040】以上の図2〜図5に示す警報装置は固定抵
抗式警報装置であり、一旦製作が完成すると、警報範囲
は調整できない。本発明は別にリモコン設定機能がある
警報装置を開示し、その警報範囲は現場でリモコン設定
することができる。 (A)平均値アナログ式リモコン設定警報装置のテスト 本発明の平均値アナログ式リモコン設定警報装置の完全
な回路は図14に示す通りで、回路の整流フィルターは
平均値サンプリング方式であり、即ちサンプリングの信
号は正半波サイン波を約0.318倍のサイン波ピーク
値程度の安定直流電圧に変換した。この回路の動作原理
及び操作ステップは次の通りである。
【0041】まずボタンKを押し、記憶コンデンサー
(104 μF)上の電圧レベルを+5ボルトまで充電す
る。正半波サイン波の最大上限は約2.55ボルト(8
ボルトサイン波ピーク値電圧の0.318倍)であるの
で、まだ設定する前の該回路が誘導した電圧は該記憶コ
ンデンサー(104 μF)上の電圧レベルより低い。従
って、該回路内の無線送信機50は、誤って図2中の無
線受信機60及び警報機70に警報音声を出すことはな
い。又この無線送信機50がリモコン設定用受信機90
と干渉することも避けられる。
【0042】上記回路を適当な位置に移動した後、操作
者がリモコン設定用送信機の設定スイッチを押して、無
線リモコン方式で該回路内のICリレー93の接点を接
続する。この時集電箱10に誘導された誘導電荷は、電
流−電圧転換増幅器20及び整流フィルター回路30を
経て、0.1μFのタンタリウムコンデンサーにて直流
電圧に変換され、電圧ホロワ91を経てサンプリング電
圧を10,000μFコンデンサーに蓄えて、該回路の
設定を完了する。
【0043】該回路が誘導した電圧が記憶コンデンサー
(104 μF)上の電圧レベルより高い時、最後の演算
増幅器92を駆動し、接続されているトランジスタスタ
ータ40を連通し、トランジスタ飽和特性を利用して無
線送信機50を動作させ、図2中の無線受信機60及び
警報機70に警報音声を出させる。
【0044】図14に示す平均値アナログ式リモコン設
定回路の警報装置をもって、11.4kV架空送電線を
有する図15に示す現場でテストした結果は、図16〜
図18の通りである。該回路は図15中の起重機のアー
ムの最遠端に設置され、且つ該アームの最遠端は、X軸
と高さ(Y軸)が定義される平面に沿って移動する。図
16〜図18中の設定点は、該回路が該無線受信警報器
をトリガする警報位置に設定する。図16〜図18は、
設定点が設定された後、該回路が該無線受信警報機の警
報位置をトリガする状態を示している。テストの結果こ
のような平均値アナログ式リモコン設定警報装置に警報
範囲をリモコン設定する機能があり、架空送電線の真下
の電界が弱くても設定点を変える方式で警報範囲を設定
でき、保護の目的が達成できる。 (B)ピーク値アナログ式リモコン設定警報装置のテス
ト 図19に示すピーク値アナログ式リモコン設定警報装置
において、図14と同じ素子とユニットは同じ番号で表
示した。ピーク値サンプリング方式で得た電圧レベルは
平均値サンプリング方式より高いので、警報装置におけ
る記憶コンデンサー(104 μF)の電圧変動による影
響は小さい。又放電線路を510KΩ及び5.1MΩの
直列に設計して、この10/1の分圧率は記憶コンデン
サー(104 μF)上の電圧値を設定時に警報装置が誘
導される実際の電圧値より低くして比較器を動作し、ト
ランジスタスタータ40を駆動し、警報機に発声させ
る。従って、設定の完成を確定する他、警報系統の制作
前の検査テストにもなる。
【0045】ピーク値アナログ式リモコン設定警報装置
の現場テストの状況を図20に示し、その結果は図21
〜図24の通りである。図21は該警報装置が11.4
kV架空線S相導体の真下方における垂直距離と該記憶
コンデンサーの設定電圧との対応関係を示す。図22〜
図24は異なる設定点での警報範囲を示す。図22と図
23は該回路を図20における起重機アームの最遠端に
設置した結果であり、図24は該回路を図20における
起重機アームの中点付近に設置した結果であり、図25
〜図27は図19における該回路を69kV電線でテス
トした状況と結果を示す。図26は該回路が69kV架
空線の真下方における垂直距離と設定電圧の対応関係を
示す。
【0046】図27は、該設定点が69kV電線の真下
3m及び69kV電線の真下4mの場合の警報範囲を示
す。無線送信機50とリモコン設定回路に互いの干渉現
象があるが、該設定点と警報装置トリガ位置が非常に接
近している。記憶コンデンサーでの電圧はまだ上昇する
傾向があるので、設定点はやはり測定の警報範囲外とし
ている。図28は記憶コンデンサーにおける電圧の時間
に対する変化の関係を示す。8時間にわたるテストにお
いて、コンデンサーの電圧が12%上昇したので、これ
にと共に警報範囲が縮小する(30cm程度になる)。 (C)アナログ式リモコン設定警報装置のテスト 本発明の警報装置はデジタル式定警報装置を使用するこ
ともできる。デジタル式警報装置は主に電圧レベルの保
存に用いられる。記憶コンデンサーはデジタル式記憶ユ
ニット回路に変えた。このデジタル式記憶ユニット回路
はサンプリングしたアナログ信号をアナログ−デジタル
変換器で8ビットのデジタル信号に変換し、更にこのデ
ジタル信号をデジタル−アナログ変換器でアナログ信号
に戻して出力し、サンプリング設定の電圧を安定させ、
アナログ式警報装置における記憶コンデンサー素子の電
圧変動の欠点を改善する。図29はこのデジタル式警報
装置の電圧記憶ユニットのブロック図である。
【0047】デジタル式警報装置の電圧記憶ユニットの
回路は図30の通りであり、本装置のアナログ−デジタ
ル変換部分はIC AD7574を選び、IC AD7
574は低コストの8ビットのCMOS集積回路であ
り、電力消耗は僅か30mWだけで、TTL型の集積回
路より電力が節約でき、変換する電圧範囲は0〜10ボ
ルトで、本発明の警報装置の要求に符合している。IC
AD7574は動作を始める時、素子自体は電圧を最
大値(11111111)、即ち10ボルトまで設定す
る。又IC AD7574はアナログ量を8ビットのデ
ジタル値に変換する、その正確度は(2-8)×Vref
であり、Vrefは10ボルトである、従って、本装置
の解析度は0.039ボルトに達せられる。
【0048】IC AD7574と接続される8ビット
のデジタル−アナログ変換素子は、IC AD558の
CMOS集積回路であり、このCMOS集積回路の電力
消費は僅か75mWであり、かつ、パルス信号による復
号の助けを必要としないので、使用し易い。IC AD
558の電源電圧が11.4−16.5Kボルトの時、
出力電圧は0−10ボルトとなる。
【0049】IC AD7574及びIC AD558
の駆動信号は、IC 74121より発生し、この駆動
信号の発生器の回路は図31の通りである。負側トリガ
信号より、IC 74121の発生周期が200μsの
低電位信号を経たIC 74121の函数表を表6に示
す。この函数表より、MODE5を用いてこの目的を達
成する。スイッチ(IC RELAY D2A 05)が閉じる瞬間に
チャタリング現象が発生する、このチャタリング現象を
誤ってトリガ信号とすることを避ける為、IC7414
を用いて、コンデンサー及びバッファによりチャタリン
グが発生する誤り信号を除去する。
【0050】
【表6】
【0051】IC AD7574が8ビットのデータを
変換するのに必要な時間は15μsで、平均1ビットの
変換時間は1.875μsであるから、500KHzの
石英振動器及びIC 7400を用いてIC AD75
74に出力し、データ変換に必要な時間、パルス発生回
路は図32の通りである。
【0052】デジタル式警報装置を図33に示す現場で
テストを行った結果は、図34、図35の通りである。
図34、図35において、該回路は起重機のアームの最
遠端に設置され、且つ該負帰還抵抗R2はいずれも30
MΩとしている。図34に使用した設定点位置の垂直高
さは9.3mであり、水平距離(X)がそれぞれ1m
(設定電圧6.59V)、2m(設定電圧3.13
V)、3m(設定電圧2.62V)であり、又図35に
おいて使用した設定点位置の垂直高さは9.3mであ
り、水平距離(X)がそれぞれ0.5m(設定電圧8.
7V)、1.5m(設定電圧5.54V)、2.5m
(設定電圧3.08V)である。
【0053】図34、図35に示す通り、設定点は全て
警報範囲内(15cm以内)であり、優れた設定機能が
ある。これらの警報範囲の図形は図16〜図18に示し
たものと類似しているが、今回の実験に使用した演算増
幅器の増幅率が低いので、負帰還抵抗がテストに使用し
たの時の二倍でなければ適切な設定電圧が得られない。
しかし劣る演算増幅器を使用しても、適切に負帰還抵抗
値を調整すれば、デジタル警報装置はやはり優れた警報
効果を発揮することができる。
【0054】また表7は、異なる負帰還抵抗(30MΩ
及び20MΩ)をもって最外側相導体(R相)の真下で
設定して得た設定位置と設定電圧との関係を示す。これ
らの結果より、この警報装置は11.4kV架空線の真
下に設定しても、アームが架空電線に誤触するのを防止
することができる。
【0055】
【表7】
【0056】図36はこの起重機と11.4kV架空線
現場環境の相対位置を示す。今回該デジタル式警報装置
は15MΩ負帰還抵抗を選ぶと適切な設定電圧と警報範
囲の関係が得られる。テストの時、警報装置をアーム頂
部の正面、アーム頂部の側面、アーム第2節頂部の側
面、及びフックの四つの異なる位置に設置し測定した結
果は次の通りである。
【0057】図37、図38はそれぞれ15MΩ及び2
2MΩを負帰還抵抗として11.4kV配線で得た警報
範囲であり、その内、警報装置をアーム頂部の正面に設
置し、設定点位置の垂直高さが8.4mである。又、2
0トンの全クレーン型車体は大きく、アームが垂直の送
電線の角度で警報範囲に接近できないので、図36に示
す方式で電力線に接近すべきである(さもなければ交通
を妨害する)。これらの結果より、設定点は全て警報範
囲内にある。
【0058】警報装置をアーム頂部の側面に設置し、1
5MΩを負帰還抵抗として測定した警報範囲の図形を図
39に示す。図面より、警報効果は装置をアーム頂部の
正面に設置した場合と類似し、異なる点は、アーム側面
は送電線より発生した電界に近いので、得られた設定電
圧値は正面に置いた場合より大きい。
【0059】図40は15MΩを負帰還抵抗として、警
報装置はアーム第2節の頂端側面に設置し、水平距離
(X)及び垂直高さ(Y)の座標測定用の尺と垂直線を
アーム第2節に移動して測定した警報範囲である。図面
より、警報範囲は送電線より広い。その原因はアーム第
1節の金属構造が送電線より発生した電界を変化させる
からである。
【0060】起重機が高圧電線を誤触する機体部分は、
アームの他、フックによる高圧電線を誤触も発生する可
能がある。図41は15MΩを負帰還抵抗とし、警報装
置をフック(アーム最遠端の垂直高さ1.5m)に設置
して測定した警報範囲を示す。
【0061】図42は15MΩを負帰還抵抗とし、デジ
タル式警報装置に何も設定してない時に測定した警報範
囲を示す。図面より、使用者が警報範囲の設定を忘れて
も装置はやはり警報効果を発揮できる。負帰還抵抗が
1.5MΩの場合、その警報範囲は約0.7mである。
【0062】該デジタル式警報装置を図25に示す現場
でテストを行った結果は図43の通りである。
【0063】図43は負帰還抵抗が1MΩで、設定電圧
6.59Vの送電線の真下で、T相と3m及び4m離れ
た所に設定点として得られた警報範囲を示す。その結果
より、警報範囲は図27に示す警報範囲と類似してい
る。負帰還抵抗が1MΩ、2MΩ、3MΩ、4MΩの場
合、異なる設定点で得られた警報範囲は図44〜図47
に示す。図面より、送電線下方のデジタル警報装置が示
す警報特性が判る。
【0064】図48は負帰還抵抗が1MΩで、設定電圧
6.59Vの送電線の真下垂直距離と設定電圧との対応
関係を示す。この曲線より距離と設定電圧はやや反比例
の関係であることが判る。 (D)電磁干渉(EMI)テスト デジタル警報装置は実際の応用において周囲の環境で発
生した高周波エネルギー信号により警報装置の誤動作を
起こす可能がある。この状況に対して、電磁干渉テスト
はインターネット分析器の数種のアンテナで26MHz
〜3GHzの電磁波エネルギー信号を模擬し、この高周
波エネルギー直射警報装置で装置が干渉を受けたかを観
察する。
【0065】高周波信号は、HEWLEET PACKARD社の85046
A S-PARAMETER TEST SETのインターネット分析器より発
生する。インターネット分析器はアンテナを経て25d
Bmのエネルギーを1m離れた所から直射する装置であ
る。アンテナには二つの型がある。一つはホーン型アン
テナ(Double ridged waveguide horn ant.)EMCO MODE
L 3115、その発射周波は1〜18GHzで、もう一つは
対数周期棒タイ型アンテナ(Log-period/Bowtie ant.)
EMCO MODEL 3142、その発射周波は26MHz〜2GH
zである。
【0066】実験はデジタル式警報装置によく見られる
二種の動作状態でテストした。装置を設定完成した後、
直ちに警報信号を発する臨界状態まで調整し、装置から
1m離れた所から高周波電磁波で直射する。実験の結
果、デジタル式警報装置は高周波電磁波により干渉現象
を起こし警報音声を出すことがない。また実験中続けて
デジタル式警報装置を各種の角度に調整しても誤動作は
発生しなかった。
【0067】
【発明の効果】以上のように構成された本発明にかかる
高圧電線の誤触防止用警報装置によれば、集電器が高圧
電線に近付くと自動的に警報信号が出力されるので、起
重機が高圧電線に接触することを効果的に防止すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 台湾地区の架空電力輸送送電線を示す。
【図2】 本発明警報装置の基本構造のブロック図であ
る。
【図3】 本発明警報装置の主体回路構造図である。
【図4】 本発明警報装置の他の主体回路構造図であ
る。
【図5】 本発明警報装置の他の主体回路構造図であ
る。
【図6】 図6Aは三相四線(3φ4w)式電力輸送に
用いられる電力変圧状況を示し、図6Bは三相四線(3
φ4w)式架空配線の断面を示す。
【図7】 起重機における警報装置の使用状態を示す図
である。
【図8】 模擬アームにおける警報装置の使用状態を示
す図である。
【図9】 本発明警報装置がトリガされる位置に対する
警報装置の増幅器利得の影響を示す図である。
【図10】 本発明警報装置のトリガされる位置と電界
強度を示す図である。
【図11】 アームをアースして本発明警報装置がトリ
ガされる位置の影響を示す図である。
【図12】 本発明警報装置がトリガされる位置の集電
板サイズの影響を示す。
【図13】 本発明警報装置がトリガされる位置の警報
装置の集電板と金属アーム表面との距離に対する影響を
示す。
【図14】 本発明警報装置に平均値アナログ式リモコ
ン設定を採用した回路である。
【図15】 図14の警報装置を設置した起重機と三相
四線(3φ4w)式架空配線の相対位置を示す図であ
る。
【図16】 図14の警報装置を図15のアーム前端の
斜面に設置した場合の警報範囲を示す図である。
【図17】 警報装置を図15のアーム前端の垂直面に
設置した場合の警報範囲を示す図である。
【図18】 警報装置を異なる位置でトリガするように
設置した場合の警報範囲を示す図である。
【図19】 本発明警報装置にピーク値アナログ式リモ
コン設定を採用した回路を示す図である。
【図20】 図19の警報装置を設置した起重機と三相
四線(3φ4w)式架空配線との相対位置を示す図であ
る。
【図21】 図19の警報装置が11.4kV架空線S
相導体の真下方における垂直距離と設定電圧との対応関
係を示す図である。
【図22】 警報装置を三つの異なる位置でトリガする
よう設置した場合の警報範囲を示す図である。
【図23】 警報装置がS相導体の真下方における一つ
の位置でトリガするよう設置した場合の警報範囲を示す
図である。
【図24】 警報装置をアームの中間位置に設置した場
合異なる設定点での警報範囲を示す図である。
【図25】 図19の警報装置を設置した起重機と69
kV電線との相対位置を示す図である。
【図26】 図19の警報装置が69kV架空線の真下
方における垂直距離と設定電圧との対応関係を示す図で
ある。
【図27】 該設定点が69kV電線の真下3m及び6
9kV電線の真下4mの場合の警報範囲を示す図であ
る。
【図28】 図19の警報装置の記憶コンデンサーにお
ける電圧の時間に対する変化の関係を示す図である。
【図29】 本発明のデジタル式警報装置の電圧記憶ユ
ニットのブロック図である。
【図30】 本発明のデジタル式警報装置の電圧記憶ユ
ニットの回路図である。
【図31】 本発明のデジタル式警報装置の駆動信号発
生器回路図である。
【図32】 本発明のデジタル式警報装置のパルス発生
器である。
【図33】 本発明のデジタル式警報装置を設置した起
重機と三相四線(3φ4w)式架空配線との相対位置を
示す図である。
【図34】 本発明のデジタル式警報装置の設定点位置
の垂直高さが9.3mで、水平距離(X)がそれぞれ1
m(設定電圧6.59V)、2m(設定電圧3.13
V)、3m(設定電圧2.62V)の場合の警報範囲を
示す図である。
【図35】 本発明のデジタル式警報装置の設定点位置
の垂直高さが9.3mで、水平距離(X)がそれぞれ
0.5m(設定電圧8.7V)、1.5m(設定電圧
5.54V)、2.5m(設定電圧3.08V)の場合
の警報範囲を示す図である。
【図36】 本発明のデジタル式警報装置を設置した起
重機と三相四線(3φ4w)式架空配線との相対位置を
示す図である。
【図37】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
5MΩ) の設定点位置の垂直高さが8.4mであり、
異なる水平距距離の場合の警報範囲を示す図である。
【図38】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗2
2MΩ)の設定点位置の垂直高さが8.4mであり、異
なる水平距距離の場合の警報範囲を示す図である。
【図39】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
5MΩ)が単回路11.4kV配線に接近した場合の警
報範囲を示す図である。
【図40】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
5MΩ)が単回路11.4kV配線に接近した場合の警
報範囲を示す図である。
【図41】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
5MΩ)が単回路11.4kV配線に接近した場合の警
報範囲おテストを示す図である。
【図42】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
5MΩ)が単回路11.4kV配線に接近した場合の警
報範囲を示す図である。
【図43】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
MΩ)が69kV架空線に接近した警報範囲を示す図で
ある。
【図44】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
MΩ)が69kV架空線に接近した警報範囲を示す図で
ある。
【図45】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗2
MΩ)が69kV架空線に接近した警報範囲を示す図で
ある。
【図46】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗3
MΩ)が69kV架空線に接近した警報範囲を示す図で
ある。
【図47】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗4
MΩ)が69kV架空線に接近した警報範囲を示す図で
ある。
【図48】 本発明デジタル式警報装置(負帰還抵抗1
MΩ)が69kV架空線の真下方における垂直距離と設
定電圧との対応関係を示す図である。
【符号の説明】
10 集電器 20 増幅器 30 整流フィルター回路 40 スタータ 50 無線送信機 60 無線受信機 70 警報機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 13/00 301 G01R 15/02 Z 5G064 (72)発明者 顏 世 雄 台湾台北市民生東路三段132號3樓 Fターム(参考) 2G025 AA00 AA11 AB00 AB07 2G035 AA21 AA27 AB07 AD00 AD02 AD20 AD55 AD58 5C086 AA54 BA19 CA01 CB40 DA08 EA15 EA36 EA38 EA41 FA06 GA02 GA09 5G004 AA02 AB02 BA01 BA02 CA02 DB03 5G058 BB02 BC10 BD10 BD12 CC05 5G064 AA01 AC08 BA04 CB16 DA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧電線の交流電界により交流電流を出
    力する集電器(eletric field sensor)と、 該集電器に接続され、該交流電流を変換又は増幅して交
    流電圧を出力する増幅器と、 該増幅器に接続され、該交流電圧を整流濾過して直流電
    圧を出力する整流フィルター回路と、 無線信号を送信する無線送信機と、 該整流フィルター回路と無線送信機との間に介在し、該
    直流電圧が予定値を超過したら該無線送信機を起動し、
    該無線送信機から無線信号を送信させるスタータと、 該無線送信機から送信された無線信号を受信し、警報信
    号を発生させる無線受信警報機とを有することを特徴と
    する高圧電線の誤触防止用警報装置。
  2. 【請求項2】 前記集電器は、一つの集電板又は複数の
    シート状平行集電板であることを特徴とする請求項1に
    記載の高圧電線の誤触防止用警報装置。
  3. 【請求項3】 前記スタータには、トランジスタが含ま
    れることを特徴とする請求項1に記載の高圧電線の誤触
    防止用警報装置。
  4. 【請求項4】 前記スタータには、直流電圧を蓄える記
    憶コンデンサー及び該直流電圧と予定値とを比較する比
    較器が含まれることを特徴とする請求項1に記載の高圧
    電線の誤触防止用警報装置。
  5. 【請求項5】 前記スタータには、更にリモコン設定用
    レシーバー及びリレーが含まれ、該リモコン設定用レシ
    ーバーが設定信号を受けると該リレーにより前記整流フ
    ィルター回路と記憶コンデンサーとが接続されるように
    したことを特徴とする請求項4に記載の高圧電線の誤触
    防止用警報装置。
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