JP2000166949A - 口腔骨粉採取ユニット及びその製造方法 - Google Patents

口腔骨粉採取ユニット及びその製造方法

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JP2000166949A
JP2000166949A JP10347667A JP34766798A JP2000166949A JP 2000166949 A JP2000166949 A JP 2000166949A JP 10347667 A JP10347667 A JP 10347667A JP 34766798 A JP34766798 A JP 34766798A JP 2000166949 A JP2000166949 A JP 2000166949A
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suction nozzle
filter
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unit
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Atsushi Takahashi
淳 高橋
Masayuki Hasegawa
雅幸 長谷川
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SHINKO RAITO KOGYOSHO KK
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SHINKO RAITO KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自家骨を骨性癒着材料として使用できる口腔
骨粉採取ユニットと、その骨粉採取ユニットを製造する
方法を提供する。 【解決手段】 口腔内から骨粉を含む、液状物を吸引す
る吸引管路に設けられて、液状物から骨粉を分離のため
にろ過して採取する骨粉採取ユニット10。ユニット本
体1とフィルタ部材4とを備える。ユニット本体は、中
間の分割部で吸引ノズル側部分2と基端側部分3とに分
割可能である。フィルタ部材は、ユニット本体の吸引ノ
ズル側部分と基端側部分を連結するジョイント機能部1
2と、液状物から骨粉をろ過するための容器状のフィル
タ部13とを有する。ジョイント機能部には、ユニット
本体の基端側部分と嵌合する第1ジョイント部17と、
吸引ノズル側部分と嵌合する第2ジョイント部19とが
フランジ16を挟んで形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、口腔内から骨片
又は骨粉(以下骨粉という)を含む冷却液、唾液、血液
等の液状物を吸引する吸引管路に設けられて、その液状
物から前記骨粉を分離のためにろ過して採取する骨粉採
取ユニット及びその製造方法に関し、特に、歯科インプ
ラント手術におけるインプラント穴の穿設時に生じる骨
粉を採取するのに好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歯科インプラント手術におい
ては、インプラント体を植え込むためのインプラント穴
が顎骨に回転穿孔機であるタービンにより形成される。
このとき、タービンから噴出する冷却液や口腔内に生じ
る唾液、血液及び顎骨の切削によって生じる骨粉等は、
歯科用バキューム装置により口腔内から吸引するのが普
通である。この骨粉の混在した液状物はバキューム装置
を経てそのまま廃棄されるか、バキューム装置の吸引経
路に設置されたバキューム採取瓶にいったん捕集し廃棄
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インプラン
ト体を顎骨に植え込み、その顎骨と一体化させるために
は、その植え込み部にインプラント体と顎骨を癒着させ
る骨性癒着材料、例えばペースト状のセラミックあるい
は生体骨材料等を埋設する方法が採られており、生体組
織に対する親和性を重視すると、自家骨を移植するのが
最良であると考えられる。しかしながら、別途自家骨を
準備することは容易でないのが現状である。
【0004】この発明の課題は、インプラント手術等の
際に、自家骨を骨性癒着材料として容易に使用できるよ
うにする口腔骨粉採取ユニットと、その骨粉採取ユニッ
トを簡単に製造することができる方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、前述のように骨粉を含む口腔内の液状物から前記骨
粉を分離のためにろ過して採取する骨粉採取ユニットで
あって、ユニット本体とフィルタ部材とを含む。ユニッ
ト本体は、通常は互いに同軸的に連結された状態にある
が、中間の分割部で吸引ノズル側部分と基端側部分とに
分割可能であり、吸引ノズル側部分は前記骨粉及び液状
物を吸引する通路となり、前記基端側部分は前記吸引管
路の端部に着脱可能に接続されて主に液状物の吸引通路
となる。フィルタ部材は、ユニット本体の前記分割部に
前記吸引ノズル側部分と基端側部分とにまたがって配置
され、前記液状物から骨粉をろ過するための容器状のフ
ィルタ部が前記ユニット本体の基端側部分の内側に収容
されて、その容器状をなす開口側に前記基端側部分の開
口端部内側に嵌合される第1ジョイント部が形成され、
その第1ジョイント部の近傍に、前記基端側部分の開口
端部から突出するように、かつ前記ユニット本体の吸引
ノズル側部分の開口端部内側に嵌合される第2ジョイン
ト部が形成され、それら第1及び第2のジョイント部に
よる吸引ノズル側部分及び基端側部分のジョイント機能
と前記容器状のフィルタ部による骨粉のろ過・蓄積機能
とを果たす。そして、そのフィルタ部材から少なくとも
前記吸引ノズル側部分を取り外すことにより、前記容器
状のフィルタ部に蓄えられる骨粉を取り出せる。
【0006】このような骨粉採取ユニットを吸引管路に
接続すれば、冷却水、唾液、血液等の液状物から、イン
プラント穴形成時などに生じる骨粉をユニット本体内に
収容された容器状のフィルタ部でろ過して蓄積すること
ができる。そして、ユニット本体を中間部で分離するよ
うに、フィルタ部材の第2ジョイント部からユニット本
体の吸引ノズル側部分を取り外せば、容器状のフィルタ
部の開口が現れ、ここから通常はペースト状の骨粉を取
り出すことができる。この骨粉をインプラント体の植え
込み後の、顎骨との骨性癒着材料として直ちに使用すれ
ば、自家骨により生体組織に対する高い親和性が得られ
る。
【0007】ここでフィルタ部材は、3つの機能を果た
す。その1は上記液状物から骨粉をろ過するろ過材とし
ての機能、その2はろ過された骨粉を蓄える容器として
の機能、その3はユニット本体の吸引ノズル側部分と基
端側部分とをつなぐジョイント部材としての機能であ
る。したがって、もしそれぞれ専用の部材を準備すると
すれば、ユニット本体の2部分、ろ過材、容器、ジョイ
ント部材の都合5部材が必要であるところ、これがユニ
ット本体の2部分、ジョイント部材の3部材で足り、部
品点数が少なく、構造がきわめて簡単になる。そのた
め、この骨粒採取ユニットを樹脂成形品で構成して、1
患者に1回のみの使用のディスポーザブルなものとする
ことが可能であり、それにより殺菌処理を前提とした複
数回使用に伴う何らかの感染の心配がなく、かつ殺菌処
理の時間と手間・コストを削減でき、歯科インプラント
手術等に大きく貢献する。
【0008】また、ユニット本体を分離するときに、フ
ィルタ部材が必ず基端側部分に残ってその容器状のフィ
ルタ部の開口が現れるようにすれば、その容器状のフィ
ルタ部から骨粉の取り出しが容易である。その構成とし
ては、ユニット本体の前記第2ジョイント部とユニット
本体の吸引ノズル側部分との嵌合力(分離に抗する抵抗
力)は、フィルタ部材の第1ジョイント部とユニット本
体の基端側部分との嵌合力(分離に抗する抵抗力)より
小さくなるように嵌合構造が形成される。これにより、
ユニット本体を前記分割部で吸引ノズル側部分と基端側
部分とに分離する引張り力が付与されたとき、常に、フ
ィルタ部材が基端側部分への嵌合状態を維持して基端側
部分に残る一方、吸引ノズル側部分がフィルタ部材の前
記第2ジョイント部から切り離されて、容器状のフィル
タ部の開口部が現れるようになる。その後、例えばさじ
状その他の器具で骨粉をすくうように取り出すか、その
フィルタ部材を逆さまにして骨粉を離脱させることがで
きる。
【0009】また、ユニット本体(場合によってはフィ
ルタ部材も)を例えば透明又は半透明にして、内部で骨
粉が蓄積されていく様子を外部から確認できるようにす
れば、骨粉がきちんと採取されているかどうかの点検
や、骨粉を取り出す時期を判断するとき等に有効であ
る。そのための具体的な構成としては、ユニット本体の
基端側部分の内側に収容される前記容器状のフィルタ部
は、骨粉の通過はほぼ阻止して前記液状物の通過は許容
するろ過面を形成する容器状のメッシュ材を有し、前記
ユニット本体の全部又は少なくとも前記基端側部材の、
前記フィルタ部に対応する部分が透視性材料で形成され
て、内部のフィルタ部がユニット本体の外部から透視で
き、かつそのフィルタ部の内部にどの程度の量の骨粉が
蓄積されたかをユニット本体を通して外部から視認でき
るようにされる。
【0010】さらに、その透視性に付加されて、上記フ
ィルタ部又はユニット本体のフィルタ部に対応する部分
に、フィルタ部の内部に蓄積された骨粉の量を視認する
ための目盛りがその蓄積方向に所定の間隔で設けられる
ようにすれば、フィルタ部に骨粉がどの程度溜まったか
を、その目盛りとの比較により、一見して定量的又は画
一的に把握することができるから、いっそう好都合であ
る。
【0011】また、ユニット本体の吸引ノズル側部分、
基端側部分及びフィルタ部材の外形が連結状態でほぼ滑
らかに連なるように一体的な形態とすることができる。
そのための具体的な構成として、フィルタ部材の前記第
1、第2ジョイント部の境界には、フランジが形成され
て吸引ノズル側部分と基端側部分との開口端部同士はそ
のフランジを介して互い対向して同軸的に連結され、そ
の連結状態で、それら吸引ノズル側部分及び基端側部分
の互いの連結側の開口端部の外形同士、及びこれらの間
の前記フランジの3者がほぼ面一に滑らかに連なり、さ
らにその吸引ノズル側部分はその連結に与る開口端部か
ら先端側に向かって細くなり、その先端部が吸引ノズル
を形成している。これにより、ユニット本体の吸引ノズ
ル側部分と基端側部分及びフィルタ部材があたかも一体
に連なるものであるかのような意匠的効果が生じ、また
外面の出っ張り部分がほとんど生じないことにより、被
服に引っかけたり、これを握る手に異物感が生じたりす
ることがなく、使い勝手・使用感覚に優れたものとな
る。
【0012】以上のような口腔骨粉採取ユニットの製造
に関して言えば、例えばユニット本体の吸引ノズル側部
分、基端側部及びフィルタ部材の3者をそれぞれ樹脂成
形して、それらを連結することも勿論可能であるが、次
のようにユニット本体の全体をまず成形してから、これ
を分断することもできる。より具体的にはこの製造方法
は、前記吸引ノズル側部分と前記基端側部分とが同軸的
に連なった形状を含むユニット本体素材を樹脂でブロー
成形する工程と、そのブロー成形によって得られたユニ
ット本体素材を分断して、前記吸引ノズル側部分と基端
側部分とを得る工程と、別途樹脂のフレーム部分とろ過
面を形成するメッシュ材を一体化して得られたフィルタ
部材の前記第1、第2のジョイント部に、前記基端側部
分と吸引ノズル側部分をそれぞれ嵌合する工程とを含む
ことを特徴とする。この方法によれば、ブロー成形型
は、ユニット本体の吸引ノズル側部分と基端側部分との
それぞれを別個に用意する必要はなく、ユニット本体の
全体の形状に対応するものだけでよいため、金型の設備
コストが安価に済む。また、一体のものをブロー成形し
た後に、これを分断することで、吸引ノズル側部分と基
端側部分との形状及び寸法を精度よく対応させることが
でき、フィルタ部材を介しての結合状態で、形態の一体
性を付与しやすくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、その一実
施例である口腔の骨粉採取ユニット10を示す全体の断
面図である。例えば歯科インプラント植込み手術では、
図8に示すように、インプラント体30が挿入されるイ
ンプラント穴32が、顎骨31に図7の回転切削具28
のタービン29により、冷却液を噴出させながら形成さ
れる。その切削により生じる骨片又は骨粉(以下骨粉と
いう)は、上記冷却液、口腔内で生じる唾液、血液等の
液状物中に混在した状態で、バキューム装置24により
口腔内から骨粉採取ユニット10を介して吸引され、そ
の骨粉採取ユニット10で骨粉がろ過により分離・採取
され、残りの液状物はバキューム装置24により更に吸
引されて収容部25に集められる。そのバキューム装置
24の吸引管路23の先端部に骨粉採取ユニット10が
位置し、そこで採取された骨粉35は、図8のように植
え込まれたインプラント体30と顎骨31とを一体化す
るための自家骨癒着材料として、インプラント穴32に
ペースト状態で埋設され、その生体的な親和性により術
後のインプラント体の定着を促進する。33は歯肉部分
を示す。
【0014】骨粉採取ユニット10は、その全体の縦断
面図を図1に示すように、ユニット本体1とフィルタ部
材4とが合体したものである。ユニット本体1は透明又
は半透明の合成樹脂製で、中間の分割部で吸引ノズル側
部分2と基端側部分3とに分割可能であり、通常は互い
に同軸的に連結された状態にある。そして、吸引ノズル
側部分2は前記骨粉及び液状物を吸引する通路6とな
り、基端側部分3は前記吸引管路23の端部に着脱可能
に接続されて主に液状物を吸引する通路8となる。
【0015】フィルタ部材4は、ユニット本体1の分割
部に吸引ノズル側部分2と基端側部分3とにまたがって
配置され、前記液状物から骨粉をろ過するための容器状
のフィルタ部13がユニット本体1の基端側部分3の内
側に収容される。フィルタ部材4には、その容器状をな
す開口側(ジョイント機能部12)にフランジ16が形
成され、かつ、基端側部分3の開口端部内側に嵌合され
る第1ジョイント部17が形成されている。またフィル
タ部材4には、その第1ジョイント部17の近傍(フラ
ンジ16を挟んで第1ジョイント部17とは反対側)
に、基端側部分3の開口端部から突出するように、かつ
ユニット本体1の吸引ノズル側部分2の開口端部内側に
嵌合される第2ジョイント部19が形成されている。第
1、第2のジョイント部17、19はフランジ16を境
界としてその両側に位置する。このフィルタ部材4は、
それら第1及び第2のジョイント部17、19による吸
引ノズル側部分2及び基端側部分3のジョイント機能
と、容器状のフィルタ部13による骨粉のろ過・蓄積機
能とを果たす。そして、フィルタ部材4から吸引ノズル
側部分2を取り外すことにより、容器状のフィルタ部1
3に蓄えられた骨粉を取り出すことができる。
【0016】各部につき更に詳しく説明する。ユニット
本体1は全長にわたり横断面が円形状でかつ管状をな
す。そのうち吸引ノズル側部分2は、その先端にユニッ
ト本体の軸方向に対し所定の角度θ(例えば20〜50
度程度)交差するように曲げられた吸引ノズル5を備
え、ここからほぼ直径が一定の細管状に後方に延び、フ
ィルタ部材4側の端部の手前から直径が漸次拡大し、そ
の大径の開口端部内側が、フィルタ部材4の第2ジョイ
ント部19に嵌合される。
【0017】ユニット本体1の基端側部分3は、その一
方の開口端部内側がフィルタ部材4の第1ジョイント部
17に嵌合され、その開口端部の外径は吸引ノズル側部
分2の向かい合う開口端部のそれとほぼ等しい。基端側
部分3の他方の側は第1ジョイント部17側より細くな
り、その端部(後端部)には、前記吸引管路23を嵌め
込むための管路接続部9が蛇腹状の断面で形成されてい
る。また、図2、図3等に示すように、基端側部分3の
第1ジョイント部17側の開口端部近傍には、その内周
を巡る係合溝11が形成され、この係合溝11に対応し
基端側部分3の外周面は膨出している。係合溝11の、
吸引ノズル側部分2側の溝壁面11bは、それに対向す
るもう一方の溝壁面11aより軸方向に対する傾斜角度
がきつい。言い換えれば、溝壁面11aは軸方向に対す
る立ち上がり角度が緩く、溝壁面11bはこれより急勾
配になるように形成されてるいる。この意味は後述する
ように、フィルタ部材4のストッパ突起18との係合
で、フィルタ部材4を基端側部分3から抜けにくくする
ためである。
【0018】フィルタ部材4は、図2、4、5及び6に
示すように、上記第1、第2ジョイント部17、19及
びフランジ16を含む開口側のジョイント機能部12
と、これに続いて上記開口側から遠ざかる側に、底部フ
レーム13bを有する容器状のフィルタ部13とを備え
ている。このフィルタ部13はその骨組みをなす側部フ
レーム13aがジョイント機能部12から底部側に向か
ってテーパに複数本(本実施例では図6に示すように4
本)延び、かつその延長端部が環状(例えば円環状)の
底部フレーム13bに接続されている。これらの側部フ
レーム13a及び底部フレーム13bは、ジョイント機
能部12(円筒等の筒状部分でフィルタ部13の開口側
フレーム部を兼ねる)と樹脂により一体に成形されてい
る。この樹脂は透明又は半透明等の透視性のあるもので
も、透視性のない不透明な樹脂からなるものでもよい。
【0019】さらにろ過材として、これらの側部フレー
ム13a、底部フレーム13bの内側空間に対応する形
状及び大きさのテーパ容器状のメッシュ材15が設けら
れている。メッシュ材15は複数本の側部フレーム13
a、底部フレーム13bの各内面に接合される(メッシ
ュ構造に樹脂が入り込む)とともに、その開口端部が図
5に示すように、ジョイント機能部12の内面のごく浅
い樹脂部分に埋設され、その内側が薄い被覆樹脂層4a
で覆われて、これらの樹脂で挟まれたサンドイッチ構造
で保持されている。このような構造は、各フレーム13
a、13b及びジョイント機能部12を一体射出成形す
る際に、メッシュ材15をその成形金型に配した状態で
樹脂を射出することにより、一種のインサート成形で得
ることができる。このメッシュ材15は、金属網や樹脂
製網で構成することができる。樹脂の場合、その樹脂自
体が透視性のある透明又は半透明の材料を採用すること
ができるが、内部に蓄積される骨粉の量を外部から確認
する意味では、メッシュ構造自体が透視性を有するの
で、メッシュ材15の材料自体は必ずしも透視性を有し
ていなくてもよい。
【0020】図5に示すように、フィルタ部材4のジョ
イント機能部12における前記第1ジョイント部17の
外周面には、フランジ16から一定寸法離れた位置に、
前記ストッパ突起18がその外周面から突出し、かつ周
方向に沿って形成されている。このストッパ突起18は
前述のユニット本体1の基端側部分3の係合溝11に係
合するもので、その突起18の前記フランジ16よりの
側面18bは、それとは反対側(フィルタ部13側)の
側面18aより上記外周面に対し傾斜がきつく、例えば
直角又は直角に近い傾斜とされている。これに対し、反
対側の側面18aは緩やかなテーパ状の傾斜面とされて
いる。これにより、フィルタ部材4をユニット本体1の
基端側部分3に嵌め込む際には、テーパ状側面18aが
一種のガイド面となり、基端側部分3の開口端部を押し
拡げるように作用して挿入されるため、その挿入が比較
的容易であり、他方、そのストッパ突起18が基端側部
分3の係合溝11に係合してしまうと、ストッパ突起1
8のきつい傾斜の側面18bが同じく傾斜のきつい溝壁
面11bに当接又は対面するため、フィルタ部材4は基
端側部分3から容易には抜けない状態(又は実質的に抜
き取り困難な状態)となる。
【0021】一方、ユニット本体1の前記吸引ノズル側
部分2は、図4等に示すように、突起と溝の係合ではな
く、フィルタ部材4の第2ジョイント部19に、単に摩
擦嵌合するものである(例えば、吸引ノズル側部分2の
円筒内周面が、第2ジョイント部19の円筒外周面に所
定の摩擦力で嵌合する)。よって、フィルタ部材4の第
1ジョイント部17に基端側部分3をストッパ突起18
と係合溝11との係合を含んで嵌合し、第2ジョイント
部19に吸引ノズル側部分2を単に摩擦嵌合した連結状
態で、ユニット本体1の吸引ノズル側部分2と基端側部
分3とに互いを引き離す方向の引張り力を加えれば、第
1ジョイント部17と基端側部分3との嵌合状態は維持
されたままで、常に吸引ノズル側部分2が第2ジョイン
ト部19から抜ける。これによりフィルタ部材4の開口
部が必ず外部に開放され、ここからさじ状の器具等で骨
粉を取り出すことができる。
【0022】なお、骨粉を得た後、1回の使用でユニッ
ト本体1及びフィルタ部材4からなる骨粉採取ユニット
10を廃棄する場合、フィルタ部材4を基端側部分3か
ら分離する必要性は余りないといえる。しかし、何らか
の理由(例えばユニット本体1とフィルタ部材4の材質
が異なり、これらを分別回収してリサイクルする又は分
別廃棄する等)で、基端側部分3とフィルタ部材4との
分離が必要な場合は、基端側部分3とフィルタ部材4
(第1ジョイント部17)との嵌合力は適度に調整さ
れ、第2ジョイント部19側より大きいが(必ず吸引ノ
ズル側部分2が先に抜ける)、一定以上の引抜き力を基
端側部材3とフィルタ部材4とに加えれば、比較的容易
にフィルタ部材4を基端側部分3から抜き取れるように
することもできる。
【0023】逆に、フィルタ部材4と基端側部分3との
一体性を強化するクランプ部材(クリップ部材)とし
て、例えば図9〜図11に示すように、拡径方向に弾性
変形可能な固定リング部材40が、基端側部分3の開口
端部の外周面に弾性復帰力をもって装着される場合もあ
る。この固定リング部材40は、周方向に連続する又は
その一部が途切れた環状もしくはC字状の部材で、その
材質は完全な環状のものであればゴム又は軟質樹脂等の
弾性的に伸縮可能なもの、途中で途切れたものであれば
弾性的に拡開可能な樹脂又は金属等を使用できる。図9
に例示する固定リング部材40は、基端側部分3の係合
溝11とフィルタ部材4のストッパ突起18との係合領
域は少なくとも拘束(緊束)するように、その部分の外
側に圧着される。
【0024】また、その固定リング部材40は、図10
に示すように、軸方向の片側に内径が他の片側より小さ
く形成された小径部40aと、その内径差による段付き
面40bとを有する。そして、図11のようにその小径
部40a(一種の内方フランジ)が、前記フランジ16
の側面と基端側部分3の外面にその軸方向と交差する
(例えばほぼ直交する)ように形成された段付き面11
cとの間に入り込んで、軸方向の位置決めがなされる。
なお、このような固定リング部材40を付加する場合、
基端側部分3の係合溝11及びフィルタ部材4のストッ
パ突起18を省略し、基端側部分3の開口端部とフィル
タ部材4の第1ジョイント部17とを単純な摩擦嵌合
(円筒状内面及び外面の摩擦嵌合)とし、この摩擦嵌合
部を外側から固定リング部材40等のクランプ部材で締
め付けるようにしてもよい。
【0025】図1に戻って、フィルタ部材4にジョイン
ト部材を兼ねさせて、ユニット本体1の吸引ノズル側部
分2と基端側部分3とを同軸的に連結した状態では、フ
ィルタ部材4のフランジ16に吸引ノズル側部分2の開
口端部が当接してその嵌込み量が規定される。また、基
端側部分3の開口端部も反対側からフランジ16に当接
又はごく近接した状態となる。この状態であたかも一体
であるかのような骨粉採取ユニット10の形態が得られ
る。つまり、それら吸引ノズル側部分2、基端側部分3
及びフランジ16の3者がほぼ面一に滑らかに連なる外
面形態が得られ、出張りがほとんど生じない。この点
は、図9の骨粉採取ユニット10’のように、固定リン
グ部材40が付加された場合でもほぼ同様である。
【0026】また、ユニット本体1を構成する吸引ノズ
ル側部分2及び基端側部分3が透明又は半透明の透視性
材料で形成されているところから、ユニット本体1内に
おける液状物及び骨粉の吸引状況が外部から確認でき、
特にフィルタ部13内にどの位の骨粉が溜まったかを外
部から確かめることができる。なお、フィルタ部13の
フレーム13a、13bが樹脂等の透視性材料で形成さ
れ、またメッシュ材15も樹脂等の透視性材料で形成さ
れれば、外部からの視認性は相当高くなるが、これらの
いずれか又は一部もしくは全部が透視性のない又は乏し
い材料で形成されていても、ユニット本体1の全部又は
一部に透視性があれば、外部からの骨粉の蓄積量等のチ
ェックは充分行い得る。
【0027】さらに、図5に示すように、フィルタ部1
3の例えば側部フレーム13aに目盛り45が付され
る。その目盛り45がユニット本体1の基端側部分3を
透視して外部から視認できることにより、フィルタ部1
3に蓄えられる骨粉の蓄積量をその目盛り45により定
量的又は画一的に把握することができる。その目盛り4
5は、複数本の側部フレーム13aの少なくとも1以上
のものの外側面、望ましくは全て又は2本以上の側部フ
レーム13aの外側面に、その容器状のフィルタ部13
の深さ方向(骨粉の蓄積方向)に所定の間隔で形成され
ている。この例のフィルタ部13は底部側ほど内径が小
さくなるテーパ状のものであるため(その大きな理由
は、側面のメッシュ材15と基端側部分3の内面との間
に隙間を作って、フィルタ部13を通過する液状物が下
流に流れ易くするためである)、目盛り45で容量を等
差級数的に示す場合、目盛り45の間隔は底部から離れ
るほど狭くなる。
【0028】なお、フィルタ部材4のジョイント機能部
12に対して、フィルタ部13が段付きの小径円筒容器
状に形成される場合は、目盛りの間隔は等しくすること
ができる。また、目盛り45の形態としては、横線等の
指示部のみの形態、その指示部と数字その他の量的表示
部を組み合わせた形態等、適宜に選択できる。これらの
目盛り45は、例えばフィルタ部材4がメッシュ材15
をインサートして一体射出成形される際に、金型キャビ
ティに目盛り相当部分を彫り込んでおいて、その射出成
形と同時に目盛り45を形成することも、後工程で刻印
又は印刷等により形成(付与)することもできる。さら
に、目盛りを形成する対象部材は、フィルタ部12の側
部フレーム13a以外に、メッシュ材15に直接インク
や塗料等で書き込んだり、プリントしたり、あるいはメ
ッシュ材15に直接、所定の間隔をおいて周方向に短距
離または全周延びる指示部を樹脂成形し、さらに必要に
応じて数字等の量的表示部をもメッシュ15に樹脂成形
して、上記指示部や量的表示部を目盛りとすることもで
きる。その場合、指示部や量的表示部を形成する樹脂部
分が、メッシュ材の外面から外側に盛り上がるように成
形することもできる。
【0029】さらに、目盛りの形成対象はフィルタ部1
3に限らず、ユニット本体1の基端側部材3の、フィル
タ部13に対応する領域の外面及び又は内面に、骨粉の
蓄積方向において所定の間隔で形成することもできる。
この場合、基端側部材3の全部又は少なくとも上記領域
が透明又は半透明等で透視性があることが前提として、
その基端側部分3の目盛りをフィルタ部13に重ね合わ
せるように、例えばユニット本体1の軸方向とほぼ直角
な方から見るようにすれば、その目盛りによりフィルタ
部13における骨粉の蓄積量を知ることができる。
【0030】次に、図1等に示した骨粉採取ユニット1
0の製造方法の一実施例を図12に基づき説明する。ま
ずその(a)に示すように、例えば2個割のブロー成形
型(金型)46、47(通常は上型46と下型47)を
用い、それらの型締め状態でユニット本体1の全体の外
面形状にほぼ等しいキャビティ48を形成する。なお、
図12の平面視(上から見た形状)が図1等に対応す
る。つまり、図12(a)の型46及び47の分割面
は、図1の紙面にほぼ平行となる。また図12(a)に
おいて、ブロー成形の先端部においては閉じた形態の付
加ブロー部分50aが設けられる。ブロー成形の性格
上、両端が開放された形状は成形できないからである。
そして、型締め状態で供給口49から樹脂及びエアーが
供給されて所定厚みのユニット本体素材50がブロー成
形される。
【0031】金型46、47を型開きして、ブロー成形
されたユニット本体素材50を取り出した後、(b)、
(c)に示すように、そのユニット本体素材50をカッ
ター51により中間部で切断して、吸引ノズル側部分2
と基端側部分3とに分割する。そのカッター51等の分
断装置は、例えば直線的に移動し又は回転する切削部で
ユニット本体素材50を機械的に切断してもよいし、レ
ーザー光等により樹脂を熱溶融させて焼き切ることもで
きる。あるいは、熱線によるワイヤーカットも可能であ
る。なお、ユニット本体素材50の先端に付いている閉
じた付加ブロー部分50aは、上記中間部での切断の前
又は後もしくは同時に、その中間部の切断用カッター5
1と同じ又は別途の専用カッター52により、吸引ノズ
ル側部分2に相当する形態部分から切り離される。図1
3はその拡大図であり、この付加ブロー部分50aの切
り離しにより、吸引ノズル5の開口が生じる。
【0032】このようにして、ユニット本体1の2分割
された吸引ノズル側部分2と基端側部分3とを得てか
ら、図12(d)、(e)に示すように、別途、前述の
ようなメッシュ材15をインサートした一体射出成形に
より成形されたフィルタ部材4を間に挟んで、上記吸引
側ノズル部分2と基端側部分3とを、そのフィルタ部材
4をジョイント部材に兼用して連結すれば、図1に示す
ような骨粉採取ユニット10が得られる。なお、図9の
骨粉採取ユニット10’の場合は、さらに固定リング部
材40が装着されることとなる。
【0033】なお、図9〜図11に示したような固定リ
ング部材40を設ける場合、基端側部分3の係合溝11
及びフィルタ部材4のストッパ突起18を省略して、例
えば単純な円筒面等の筒状面同士の嵌合構造としてもよ
い。また、そのような固定リング部材40を装着しない
場合でも、上述の溝と突起は設けずに、基端側部分3と
フィルタ部材4との嵌合を吸引ノズル側部分2とフィル
タ部材4との嵌合よりきつくなるように、前者の嵌め合
いを後者のそれより小さく又はしまり嵌めとなるように
設定して、筒状面同士の単純な嵌合構造とすることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である骨粉採取ユニットの全
体の縦断面図。
【図2】図1の分解拡大断面図
【図3】図1のユニット本体の基端側部分の詳細を示す
図。
【図4】図1のユニット本体の連結部の拡大断面図。
【図5】図1のフィルタ部材の側面を拡大して示すとと
もに、基端側部分との嵌合状態を拡大して示す図。
【図6】図5のフィルタ部材の底面図。
【図7】図1の骨粉採取ユニットが組み込まれたバキュ
ーム装置の概念図。
【図8】図7のように採取した骨粉を利用したインプラ
ント植込み部の概念図。
【図9】固定リング部材を付加した骨粉採取ユニットの
実施例を示す縦断面図。
【図10】図9の固定リング部材の詳細を示す図。
【図11】図9の固定リング部材を用いた連結部の拡大
断面図。
【図12】図1の骨粉採取ユニットの製造方法の一実施
例を示す工程図。
【図13】図12の付加ブロー部分の詳細を示す拡大
図。
【符号の説明】
1 ユニット本体 2 吸引ノズル側部分 3 基端側部分 4 フィルタ部材 10、10’骨粉採取ユニット 11 係合溝 12 ジョイント機能部 13 フィルタ部 15 メッシュ材(ろ過材) 16 フランジ 17 第1ジョイント部 18 ストッパ突起 19 第2ジョイント部 40 固定リング部材(クランプ部材) 45 目盛り 46、47 ブロー成形型 50 ユニット本体素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 雅幸 愛知県名古屋市千種区萱場二丁目16番11号 株式会社伸幸ライト工業所内 Fターム(参考) 4C059 AA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口腔内から骨片又は骨粉(以下骨粉とい
    う)を含む冷却液、唾液、血液等の液状物を吸引する吸
    引管路に設けられて、その液状物から前記骨粉を分離の
    ためにろ過して採取する骨粉採取ユニットであって、 通常は互いに同軸的に連結された状態にあるが、中間の
    分割部で吸引ノズル側部分と基端側部分とに分割可能で
    あり、吸引ノズル側部分は前記骨粉及び液状物を吸引す
    る通路となり、前記基端側部分は前記吸引管路の端部に
    着脱可能に接続されて主に液状物の吸引通路となるユニ
    ット本体と、 そのユニット本体の前記分割部に前記吸引ノズル側部分
    と基端側部分とにまたがって配置され、前記液状物から
    骨粉をろ過するための容器状のフィルタ部が前記ユニッ
    ト本体の基端側部分の内側に収容されて、その容器状を
    なす開口側に前記基端側部分の開口端部内側に嵌合され
    る第1ジョイント部が形成され、その第1ジョイント部
    の近傍に、前記基端側部分の開口端部から突出するよう
    に、かつ前記ユニット本体の吸引ノズル側部分の開口端
    部内側に嵌合される第2ジョイント部が形成され、それ
    ら第1及び第2のジョイント部による吸引ノズル側部分
    及び基端側部分のジョイント機能と前記容器状のフィル
    タ部による骨粉のろ過・蓄積機能とを果たすフィルタ部
    材と、 を含み、そのフィルタ部材から少なくとも前記吸引ノズ
    ル側部分を取り外すことにより、前記容器状のフィルタ
    部に蓄えられる骨粉を取り出せるようにしたことを特徴
    とする口腔骨粉採取ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ユニット本体の前記第2ジョイント
    部と前記ユニット本体の吸引ノズル側部分との嵌合力
    (分離に抗する抵抗力)は、前記フィルタ部材の第1ジ
    ョイント部と前記ユニット本体の基端側部分との嵌合力
    (分離に抗する抵抗力)より小さくなるように嵌合構造
    が形成され、前記ユニット本体を前記分割部で吸引ノズ
    ル側部分と基端側部分とに分離する引張り力が付与され
    たとき、常に、前記フィルタ部材が前記基端側部材への
    嵌合状態を維持してその基端側部分に残る一方、前記吸
    引ノズル側部分が前記フィルタ部材の前記第2ジョイン
    ト部から切り離なされて、前記容器状のフィルタ部の開
    口部が現れるようになっている請求項1に記載の口腔骨
    粉採取ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ユニット本体の基端側部分の内側に
    収容される前記容器状のフィルタ部は、前記骨粉の通過
    はほぼ阻止して前記液状物の通過は許容するろ過面を形
    成する容器状のメッシュ材を有し、前記ユニット本体の
    全部又は少なくとも前記基端側部材の、前記フィルタ部
    に対応する部分が透視性材料で形成されて、内部のフィ
    ルタ部がユニット本体の外部から透視でき、かつそのフ
    ィルタ部の内部にどの程度の量の骨粉が蓄積されたかを
    前記ユニット本体を通して外部から視認できるようにな
    っている請求項1又は2に記載の口腔骨粉採取ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ユニット本体の基端側部分の内側に
    収容される前記容器状のフィルタ部は、前記骨粉の通過
    はほぼ阻止して前記液状物の通過は許容するろ過面を形
    成する容器状のメッシュ材を有し、前記ユニット本体の
    全部又は少なくとも前記基端側部材の、前記フィルタ部
    に対応する部分が透視性材料で形成されて、内部のフィ
    ルタ部がユニット本体の外部から透視でき、かつそのフ
    ィルタ部の内部にどの程度の量の骨粉が蓄積されたかを
    前記ユニット本体を通して外部から視認できるようにな
    っており、 さらに、そのフィルタ部又は前記ユニット本体の基端側
    部分には、フィルタ部の内部に蓄積された骨粉の量を視
    認するための目盛りがその蓄積方向に所定の間隔で設け
    られている請求項1ないし3のいずれかに記載の口腔骨
    粉採取ユニット。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ部材の前記第1、第2ジョ
    イント部の境界には、フランジが形成されて、前記吸引
    ノズル側部分と前記基端側部分との開口端部同士はその
    フランジを介して互い対向して同軸的に連結され、その
    連結状態で、それら吸引ノズル側部分及び基端側部分の
    互いの連結側の開口端部の外形同士、及びこれらの間の
    前記フランジの3者がほぼ面一に滑らかに連なり、さら
    にその吸引ノズル側部分はその連結に与る開口端部から
    先端側に向かって細くなり、その先端部が吸引ノズルを
    形成している請求項1ないし4のいずれかに記載の口腔
    骨粉採取ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の口
    腔骨粉採取ユニットを製造する方法であって、 前記吸引ノズル側部分と前記基端側部分とが同軸的に連
    なった形状を含むユニット本体素材を樹脂でブロー成形
    する工程と、 そのブロー成形によって得られたユニット本体素材を分
    断して、前記吸引ノズル側部分と基端側部分とを得る工
    程と、 別途樹脂のフレーム部分とろ過面を形成するメッシュ材
    を一体化して得られたフィルタ部材の前記第1、第2の
    ジョイント部に、前記基端側部分と吸引ノズル側部分を
    それぞれ嵌合する工程と、 を含むことを特徴とする口腔骨粉採取ユニットの製造方
    法。
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