JP2000153750A - スル―アンカ - Google Patents

スル―アンカ

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JP2000153750A
JP2000153750A JP11094275A JP9427599A JP2000153750A JP 2000153750 A JP2000153750 A JP 2000153750A JP 11094275 A JP11094275 A JP 11094275A JP 9427599 A JP9427599 A JP 9427599A JP 2000153750 A JP2000153750 A JP 2000153750A
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JP
Japan
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webbing
covering portion
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JP11094275A
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English (en)
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Eiji Koketsu
栄二 纐纈
Naoki Ohashi
直樹 大橋
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度及びウエビングの滑り性を犠牲にするこ
となく、モールド樹脂に残留応力が発生し難く樹脂割れ
が生じることを防止でき、コストの低減を図ることがで
きるスルーアンカを得る。 【構成】 スルーアンカ10は、金属製の本体部10A
と一体にモールド成形された樹脂製の被覆部10Bとを
有しており、本体部10Aの長手方向一端部は被覆部1
0Bが成形されず露出部22となっている。露出部22
には補助キャップ24が装着されて当該部分が被覆され
ている。被覆部10Bが成形収縮しても、その一端部
(すなわち、露出部22相当部分)が開放されているた
め、成形後の被覆部10Bに残留応力が生じ難い。した
がって、被覆部10Bが樹脂割れを生じることがなく、
安価な樹脂材を用いることが可能になり、低コストにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートベル
ト装置に用いられ乗員拘束用ウエビングを巻き掛けて車
体に支持するためのスルーアンカに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートベルト装置としては、連続
ウエビングを用いて三点式シートベルト装置としたもの
がある。
【0003】この種のシートベルト装置では、ウエビン
グは一端部が巻取装置に係止され、他端部がスルーアン
カを通ってアンカプレートに係止されている。乗員がウ
エビングを装着する際には、アンカプレートとスルーア
ンカとの間のウエビング中間部に配設されたタングプレ
ートをバックル装置に係合することにより、ウエビング
が巻取装置から引き出されて装着状態となる。
【0004】ところで、前述の如くウエビングが巻き掛
けられてこれを車体に支持するためのスルーアンカは、
一般的に、金属製の本体部(金属プレート)に樹脂材を
一体にモールド成形した構成となっている。これによ
り、金属製の本体部のエッジ部分等が被覆されて外部に
露出しなくなると共に、巻き掛けられたウエビングとの
間の摩擦が減少してウエビングが滑り易くなり、ウエビ
ングの引き出しや巻き取りをスムースに行うことができ
るようになっている。
【0005】しかしながら、このような従来のスルーア
ンカでは、金属製の本体部に直接そのまま一体に樹脂材
をモールド成形した構成であるため、成形された樹脂材
が成形収縮し、成形後の樹脂材に残留応力が発生した。
このため、このような残留応力が発生してもスルーアン
カの使用に際に樹脂割れが生じることがないように、前
記残留応力を吸収できるような高強度な材料を用いてい
るが、このような高強度の樹脂材料は必然的に高価であ
り、コスト高の原因であった。
【0006】この場合、金属製の本体部に樹脂材を一体
にモールド成形した構成に代えて、スルーアンカ自体を
ゴムやウレタン等の材料によって形成する構成とするの
では、必要な強度を確保することができず、またウエビ
ングとの間の摩擦が増大して滑り難くなり、却って性能
低下となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、強度及びウエビングの滑り性を犠牲にすることな
く、安価な樹脂材をモールド成形した場合であっても残
留応力が発生し難く樹脂割れが生じることを防止でき、
結果的にコストの低減を図ることができるスルーアンカ
を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のス
ルーアンカは、乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通
孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔
周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する被覆
部と、から成り、前記ウエビングを巻き掛けて車体に支
持するためのスルーアンカにおいて、前記本体部の長手
方向端部周辺が露出するように前記被覆部を成形し、か
つ、前記本体部及び被覆部とは別体で設けられたカバー
部材を前記露出部分に装着することによって当該部分を
被覆した、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載のスルーアンカでは、金属製
の本体部の長手方向端部周辺は、該被覆部が一体にモー
ルド成形されず露出しており、さらに、この露出部分
は、カバー部材が装着されることによって被覆されてい
る。
【0010】したがって、本体部に一体にモールド成形
された被覆部が成形収縮しても、この被覆部の一端部
(本体部の長手方向端部周辺の樹脂材成形部分)が開放
されているため成形後の被覆部に残留応力が生じ難い。
このため、このスルーアンカの使用に際に被覆部が樹脂
割れを生じることがない。また、このように残留応力が
発生し難いため、被覆部に安価な樹脂材を用いることが
可能になり、結果的に低コストになる。
【0011】さらに、本体部自体は金属製であり、これ
をゴムやウレタン等の材料によって形成する構成ではな
いため、必要な強度を確保することができ、また、挿通
孔周辺は被覆部によって被覆されているためウエビング
との間の摩擦が増大することがなく、所定の性能を確保
することができる。
【0012】このように、請求項1記載のスルーアンカ
では、強度及びウエビングの滑り性を犠牲にすることな
く、安価な樹脂材をモールド成形した場合であっても残
留応力が発生し難く樹脂割れが生じることを防止でき、
結果的にコストの低減を図ることができる。
【0013】請求項2に係る発明のスルーアンカは、請
求項1記載のスルーアンカにおいて、前記被覆部によっ
て被覆された本体部のうち、前記挿通孔の長手方向周縁
部分及び本端部下端周縁部分は、直線状に形成されてい
ることを特徴としている。
【0014】前述の如きスルーアンカでは、被覆部の成
形収縮は本体部(挿通孔)の長手方向に沿って最も大き
く生じる。したがって、請求項2記載のスルーアンカの
如く挿通孔の長手方向周縁部分及び本端部下端周縁部分
を直線状に形成することにより、樹脂収縮の際の抵抗が
低減され、残留応力が一層生じ難くなる。このため、こ
のスルーアンカの使用に際に被覆部が樹脂割れが一層生
じ難くなる。
【0015】請求項3に係る発明のスルーアンカは、請
求項1または請求項2記載のスルーアンカにおいて、前
記被覆部の成形樹脂は、ポリアセタールまたはポリエチ
レンとされることを特徴としている。
【0016】請求項3記載のスルーアンカでは、低コス
トになると共にウエビングの滑り性が向上する。すなわ
ち、ポリアセタール(POM)またはポリエチレンは、
従来のスルーアンカにおいて用いられていた例えばナイ
ロン樹脂に比べて、略半分の値段(例えば、350円/
kg)であり、かつ低摩擦である(摩擦係数が小さい)。
したがって、大幅に低コストになると共に、ウエビング
との間の摩擦が増大することがなく、所定の性能を確保
することができ、一層効果的である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るスルーアンカ10の構成が斜視図にて示されて
いる。また、図2にはこのスルーアンカ10の正面図が
示されており、図3には図2の3−3線に沿った断面図
が示されている。
【0018】スルーアンカ10は、金属製の本体部10
Aと、この本体部10Aに一体にモールド成形された樹
脂製の被覆部10Bとを有している。本体部10Aの上
端部近傍には、支持孔12が形成されており、図示しな
いボルトが層通されて車体に回動可能に支持される。ま
た、本体部10Aの中央部には透孔13が形成されてお
り、乗員拘束用ウエビングが挿通される後述する実質的
な挿通孔14の形成用となっている。ここで、実質的な
挿通孔14形成用のこの透孔13の長手方向周縁16、
18、及び本端部10Aの下端周縁20は、共に直線状
に形成されている。
【0019】一方、この本体部10A(透孔13周辺)
には被覆部10Bが一体にモールド成形されており、当
該部位を被覆している。被覆部10Bの成形樹脂として
は、ポリアセタール(POM)またはポリエチレンが用
いられる。このように透孔13周辺に一体にモールド成
形された被覆部10Bによって、乗員拘束用ウエビング
が挿通される実質的な挿通孔14が形成されている。
【0020】またさらに、この被覆部10Bは、本体部
10Aの長手方向一端部(図2左側端部)周辺が露出す
るように成形されており(換言すれば、本体部10Aの
長手方向一端部には被覆部10Bがモールド成形されて
おらず)、当該部分は露出部22となっている。
【0021】この露出部22には、カバー部材としての
補助キャップ24が装着されている。補助キャップ24
は、本体部10A及び被覆部10Bとは別体で設けられ
ており、上下一対の係止爪26が形成されている。この
係止爪26が被覆部10Bの係止孔28に係合すること
で、補助キャップ24が本体部10A(露出部22)に
一体に装着される。補助キャップ24が本体部10Aに
装着されることで、前記露出部22が被覆される構成と
なっている。
【0022】上記構成のスルーアンカ10では、金属製
の本体部10Aの長手方向一端部周辺は被覆部10Bが
一体にモールド成形されておらず露出しており、さら
に、この露出部22は、補助キャップ24が装着される
ことによって被覆されている。
【0023】ここで、このようなスルーアンカ10にお
いては、本体部10Aに一体にモールド成形された被覆
部10Bは成形収縮し、この被覆部10Bの成形収縮
は、特に本体部10Aの長手方向(図2矢印X方向)に
沿って最も大きく生じる。しかしながら、本第1の実施
の形態に係るスルーアンカ10では、前述の如く被覆部
10Bが成形収縮しても、この被覆部10Bの一端部
(本体部10Aの一端部周辺の樹脂材成形部分)が開放
されているため、成形後の被覆部10Bに残留応力が生
じ難い。さらに、前述の如く本第1の実施の形態に係る
スルーアンカ10では、本体部10Aの透孔13の長手
方向周縁16、18及び本体部10Aの下端周縁20が
何れも直線状に形成されているため、被覆部10Bが樹
脂収縮する際の抵抗が低減され、被覆部10Bの残留応
力が一層生じ難くなる。
【0024】したがって、このスルーアンカ10の使用
に際に被覆部10Bが樹脂割れを生じることがない。ま
た、このように残留応力が発生し難いため、被覆部10
Bに安価な樹脂材を用いることが可能になり、結果的に
低コストになる。
【0025】さらに、本体部10A自体は金属製であ
り、これをゴムやウレタン等の材料によって形成する構
成ではないため、必要な強度を確保することができる。
また、挿通孔14周辺は被覆部10Bによって被覆され
ているためウエビングとの間の摩擦が増大することがな
く、所定の性能を確保することができる。
【0026】特に、本第1の実施の形態においては、被
覆部10Bの成形樹脂としてポリアセタール(POM)
またはポリエチレンが用いられている。このポリアセタ
ール(POM)またはポリエチレンは、従来のスルーア
ンカにおいて用いられていた例えばナイロン樹脂に比べ
て、略半分の値段(例えば、350円/kg)であり、か
つ低摩擦である(摩擦係数が小さい)。したがって、大
幅に低コストになると共に、ウエビングとの間の摩擦が
増大することがなく、所定の性能を確保することがで
き、一層効果的である。
【0027】このように、本第1の実施の形態に係るス
ルーアンカ10では、強度及びウエビングの滑り性を犠
牲にすることなく、安価な樹脂材をモールド成形した場
合であっても残留応力が発生し難く樹脂割れが生じるこ
とを防止でき、結果的にコストの低減を図ることができ
る。
【0028】なお、本第1の実施の形態に係るスルーア
ンカ10では、本体部10Aの長手方向一端部のみに露
出部22を設けこの露出部22に補助キャップ24を装
着する構成としたが、これに限らず、本体部10Aの長
手方向両端部に共に露出部22を設けこれらの露出部2
2に共に補助キャップ24を装着するように構成しても
よい。
【0029】また、前記第1の実施の形態においては、
補助キャップ24に形成された係止爪26を係止孔28
に係合させることで本体部10Aに一体に装着する構成
としたが、この補助キャップ24の係止装着のための構
成はこれに限らず、例えば嵌合凸部及び嵌合凹部等の他
の係止手段によってこの補助キャップ24を係止するよ
うに構成してもよい。
【0030】またさらに、補助キャップ24を単に係止
爪26や係止孔28によって本体部10Aに一体に装着
する構成とするに限らず、この補助キャップ24を所謂
2次成形して本体部10A(露出部22)及び被覆部1
0Bに一体に成形するように構成してもよい。すなわ
ち、本体部10Aに被覆部10Bをモールド成形し(露
出部22を形成し)、被覆部10Bを充分に成形収縮さ
せて残留応力を開放(緩和)した後に、露出部22に一
体に補助キャップ24を2次成形して本体部10A及び
被覆部10Bに一体化させるように構成することもでき
る。
【0031】この場合であっても、強度及びウエビング
の滑り性を犠牲にすることなく、安価な樹脂材(例え
ば、ポリアセタールまたはポリエチレン)をモールド成
形した場合であっても残留応力が発生し難く樹脂割れが
生じることを防止でき、結果的にコストの低減を図るこ
とができる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0033】なお、前記第1の実施の形態と基本的に同
一の部品には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与
しその説明を省略する。
【0034】図4には本発明の第2の実施の形態に係る
スルーアンカ30の構成が主要構成品を分離した状態で
正面図にて示されており、図5にはこのスルーアンカ3
0の構成が主要構成品を結合した状態で側面図にて示さ
れている。また、図6にはこのスルーアンカ30の主要
部の構成が裏面図にて示されており、図7には図4の7
−7線に沿った断面図が示されている。
【0035】スルーアンカ30は、金属製の本体部30
Aと、この本体部30Aに一体にモールド成形された樹
脂製の被覆部30Bとを有している。
【0036】被覆部30Bは、本体部30Aの長手方向
一端部(図4左側端部)の裏面側が露出するように成形
されており(換言すれば、本体部30Aの長手方向一端
部裏面側には被覆部30Bがモールド成形されておら
ず)、当該部分は露出部32となっている。
【0037】また、これらの本体部30A及び被覆部3
0Bには、カバー部材としての補助カバー34が装着さ
れている。補助カバー34は、本体部30A及び被覆部
30Bとは別体で設けられており、本体部30Aの上部
(支持孔12の周辺)裏面側に対応して形成されてい
る。さらに、補助カバー34の下端角部には、被覆片3
6が一体に延出されている。この被覆片36は本体部3
0Aの前記露出部32に対応しており、補助カバー34
が本体部30A(支持孔12の周辺)裏面側に一体に装
着されることで、被覆片36が露出部32を被覆する構
成となっている。
【0038】上記構成のスルーアンカ30では、金属製
の本体部30Aの長手方向一端部裏面側は被覆部30B
が一体にモールド成形されておらず露出しており、さら
に、この露出部32は、補助カバー34が装着されるこ
とで被覆片36によって被覆されている。
【0039】ここで、このようなスルーアンカ30にお
いては、本体部30Aに一体にモールド成形された被覆
部30Bは成形収縮し、この被覆部30Bの成形収縮
は、特に本体部30Aの長手方向(図4矢印X方向)に
沿って最も大きく生じる。しかしながら、本第2の実施
の形態に係るスルーアンカ30では、前述の如く被覆部
30Bが成形収縮しても、この被覆部30Bの一端部
(本体部30Aの一端部裏面側の樹脂材成形部分)が開
放されているため、成形後の被覆部30Bに残留応力が
生じ難い。さらに、前述の如く本第2の実施の形態に係
るスルーアンカ30においても、前述した第1の実施の
形態に係るスルーアンカ10と同様に、本体部30Aの
透孔13の長手方向周縁16、18及び本体部30Aの
下端周縁20が何れも直線状に形成されているため、被
覆部30Bが樹脂収縮する際の抵抗が低減され、被覆部
30Bの残留応力が一層生じ難くなる。
【0040】したがって、このスルーアンカ30の使用
に際に被覆部30Bが樹脂割れを生じることがない。ま
た、このように残留応力が発生し難いため、被覆部30
Bに安価な樹脂材を用いることが可能になり、結果的に
低コストになる。
【0041】さらに、本体部30A自体は金属製であ
り、これをゴムやウレタン等の材料によって形成する構
成ではないため、必要な強度を確保することができる。
また、挿通孔14周辺は被覆部30Bによって被覆され
ているためウエビングとの間の摩擦が増大することがな
く、所定の性能を確保することができる。
【0042】このように、本第2の実施の形態に係るス
ルーアンカ30では、強度及びウエビングの滑り性を犠
牲にすることなく、安価な樹脂材をモールド成形した場
合であっても残留応力が発生し難く樹脂割れが生じるこ
とを防止でき、結果的にコストの低減を図ることができ
る。
【0043】なお、本第2の実施の形態に係るスルーア
ンカ30では、本体部30Aの長手方向一端部裏面側の
みに露出部32を設けこの露出部32を補助カバー34
の被覆片36によって被覆する構成としたが、これに限
らず、本体部30Aの長手方向両端部に露出部32を設
けると共に補助カバー34の他端角部にも被覆片36を
形成し(被覆片36を一対形成し)、これらの露出部3
2を共に補助カバー34の一対の被覆片36によって被
覆するように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るスルーア
ンカは、強度及びウエビングの滑り性を犠牲にすること
なく、安価な樹脂材をモールド成形した場合であっても
残留応力が発生し難く樹脂割れが生じることを防止で
き、結果的にコストの低減を図ることができるという優
れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスルーアンカ
の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るスルーアンカ
の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るスルーアンカ
の図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るスルーアンカ
の主要構成品を分離した状態で示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るスルーアンカ
の主要構成品を結合した状態で示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るスルーアンカ
の主要部の構成を示す裏面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るスルーアンカ
の図4の7−7線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 スルーアンカ 10A 本体部 10B 被覆部 13 透孔(挿通孔) 14 挿通孔 22 露出部 24 補助キャップ(カバー部材) 30 スルーアンカ 30A 本体部 30B 被覆部 32 露出部 34 補助カバー(カバー部材) 36 被覆片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通
    孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔
    周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する樹脂
    製の被覆部と、から成り、前記ウエビングを巻き掛けて
    車体に支持するためのスルーアンカにおいて、 前記本体部の長手方向端部周辺が露出するように前記被
    覆部を成形し、かつ、前記本体部及び被覆部とは別体で
    設けられたカバー部材を前記露出部分に装着することに
    よって当該部分を被覆した、 ことを特徴とするスルーアンカ。
  2. 【請求項2】 前記被覆部によって被覆された本体部の
    うち、前記挿通孔の長手方向周縁部分及び本端部下端周
    縁部分は、直線状に形成されている、ことを特徴とする
    請求項1記載のスルーアンカ。
  3. 【請求項3】 前記被覆部の成形樹脂は、ポリアセター
    ルまたはポリエチレンとされることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のスルーアンカ。
JP11094275A 1998-09-18 1999-03-31 スル―アンカ Withdrawn JP2000153750A (ja)

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Cited By (4)

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