JP2000138527A - 偏波変換板及びそれを用いたアンテナ装置及びレーダ装置 - Google Patents

偏波変換板及びそれを用いたアンテナ装置及びレーダ装置

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JP2000138527A
JP2000138527A JP10322943A JP32294398A JP2000138527A JP 2000138527 A JP2000138527 A JP 2000138527A JP 10322943 A JP10322943 A JP 10322943A JP 32294398 A JP32294398 A JP 32294398A JP 2000138527 A JP2000138527 A JP 2000138527A
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polarization conversion
conversion plate
polarization
metal strip
plate
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JP10322943A
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Tsutomu Yoneyama
米山  務
Yutaka Saito
裕 斎藤
Hiroyuki Uno
博之 宇野
Takeshi Okada
毅 岡田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波の偏波を自由に変換でき、薄型でかつ構
成が簡単な偏波変換板を提供する。 【解決手段】 金属ストリップアレイ2及び3を誘電体
シート1の両面にエッチングされたパターンで形成す
る。金属ストリップアレイ2及び3は、ストリップの幅
をw1及びw2、ストリップの間隔をs1及びs2とし
て格子状に形成する。金属ストリップアレイ2と金属ス
トリップアレイ3は角度差θ1の傾きをもって誘電体シ
ート1の両面に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に車載レーダ装
置及び道路上に設置するレーダ装置用アンテナ装置や衛
星放送及び衛星通信用アンテナ装置に用いられる偏波変
換板に関し、特に電波の偏波を所望の角度だけ回転した
り、直線偏波と円偏波間の変換を薄型でかつ簡単な構成
で提供できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、60GHz帯又は77GHz帯等の電波を用
いる車載レーダ装置及び道路上に設置するレーダ装置に
おいては、対向車が搭載するレーダ装置からの干渉波妨
害を低減するために、45度斜め直線偏波が用いられてい
る。
【0003】この種の車載レーダ装置に使用されるアン
テナは、45度斜め直線偏波を得るために平面アンテナの
放射素子を45度傾けて配置する構成を採るのが一般的で
あった。
【0004】また、レーダ装置において偏波を制御する
方法としては、例えば、特開平8-194055号公報、特開平
7-84042号公報、特開平6-230109号公報に示されるよう
な大規模なシステムが知られていた。
【0005】また、衛星放送や衛星通信システムでは、
円偏波と直線偏波及びそれらの組み合わせが用いられて
いる。
【0006】一方、円偏波発生用の偏波変換板として
は、例えば、特開平2-130006号公報、実開平2-51411号
公報に示されるようなものが知られている。この種の偏
波変換板としては、メアンダーラインアレイをエッチン
グした誘電体シートをλ/4間隔で3層又は4層構造に
構成したものが知られていた。
【0007】また、円偏波発生用の偏波変換板の他の例
としては、例えば、特開平6-291538号公報に示されるよ
うに、ダイポールアレイを配列したものが知られてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載レーダ
装置に使用されるアンテナでは、給電系の電磁界分布が
乱れるという課題があった。また、水平方向のビーム走
査機能を実現する場合においては、その方法が限定さ
れ、例えば、アンテナ全体の向きを機械的に変える機構
が必要になるという課題があった。
【0009】また、上記従来のレーダ装置における偏波
制御方法は、構成が複雑でかつ大規模であり、車載には
不向きであるという課題があった。
【0010】また、上記従来の偏波変換板は、板厚が厚
いという課題があった。また、偏波変換機能が限定され
ているという課題もあった。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、電波の偏波を自由に変換でき、薄型でか
つ構成が簡単な偏波変換板を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の偏波変
換板では、金属ストリップを一定の間隔で平行に配列し
た第1のグレーティング板と第2のグレーティング板を
一定の間隔を隔てて平行に配置し、ストリップを一定角
度の傾斜をもって配置するように構成している。
【0013】また、本発明の偏波変換板では、上記した
第1及び第2のグレーティング板を誘電体シートの両面
にエッチングしたパターンで形成するように構成してい
る。
【0014】また、本発明の偏波変換板では、上記した
偏波変換板を積層した構成を備えるように構成してい
る。
【0015】また、本発明の偏波変換板では、上記した
グレーティング板の金属ストリップの傾斜角度又は間隔
を偏波変換特性に応じて変化させるように構成してい
る。
【0016】また、本発明のアンテナ装置では、アンテ
ナから一定の間隔を隔てて上記した偏波変換板を配置す
るように構成している。
【0017】また、本発明のレーダ装置では、上記した
アンテナ装置を備えるように構成している。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、金属ストリップを一定の間隔で平行に配列した第1
のグレーティング板と第2のグレーティング板を備え、
前記第1及び第2のグレーティング板を一定の間隔を隔
てて平行に配置し、前記第1及び第2のグレーティング
板のストリップを一定角度の傾斜をもって配置したこと
を特徴とする偏波変換板であり、電波の偏波を変換で
き、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供すること
ができるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、前記第
1及び第2のグレーティング板を誘電体シートの両面に
エッチングしたパターンで形成することを特徴とする請
求項1記載の偏波変換板であり、電波の偏波を変換で
き、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供すること
ができるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2記載の偏波変換板を積層した構成を備えること
を特徴とする偏波変換板であり、電波の偏波を変換で
き、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供すること
ができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項4に記載の発明は、前記グ
レーティング板の金属ストリップの傾斜角度又は間隔を
偏波変換特性に応じて変化させるようにしたことを特徴
とする請求項1乃至3記載の偏波変換板であり、電波の
偏波を変換でき、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を
提供することができるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項5に記載の発明は、アンテ
ナから一定の間隔を隔てて請求項1乃至4記載の偏波変
換板を配置したことを特徴とするアンテナ装置であり、
電波の偏波を変換でき、薄型でかつ構成が簡単なアンテ
ナ装置を提供することができるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載のアンテナ装置を備えたことを特徴とするレーダ
装置であり、電波の偏波を変換でき、薄型でかつ構成が
簡単なレーダ装置を提供することができるという作用を
有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を用いて説明する。
【0025】(第1の実施の形態)第1の実施形態の偏
波変換板は、図1に示すように、誘電体シート1と、金
属ストリップアレイ2及び3を備えている。
【0026】図1に示す偏波変換板においては、誘電体
シート1は、例えば、厚さd1のテフロン基板が用いら
れる。金属ストリップアレイ2及び3は、誘電体シート
1の両面にエッチングされたパターンで形成される。金
属ストリップアレイ2及び3は、ストリップの幅をw1
及びw2、ストリップの間隔をs1及びs2として格子
状に形成される。
【0027】金属ストリップアレイ2と金属ストリップ
アレイ3は角度差θ1の傾きをもって誘電体シート1の
両面に形成される。
【0028】図1においては、金属ストリップアレイ2
をX方向に対して平行に配置しており、金属ストリップ
アレイ3をXZ面内においてX方向に対して角度θ1だ
け傾きをもって配置している。
【0029】以上のように構成された偏波変換板におい
ては、金属ストリップアレイ2側から電波を入射し、金
属ストリップアレイ3側から透過させる場合について説
明する。ストリップの幅w1及びw2とストリップの間
隔s1及びs2が十分小さいとすれば、金属ストリップ
アレイ2及び3は、ストリップに平行に偏波した電波を
完全に反射し、垂直に偏波した電波を透過するように動
作する。
【0030】したがって、金属ストリップアレイ2側か
らZ方向に偏波(垂直偏波)した電波を入射すると、ほ
とんど反射せずに誘電体シート1に入り、金属ストリッ
プアレイ3側からX方向に対して角度θ1傾いた方向へ
偏波した電波となって出射する。このように傾斜角度を
変化させることで偏波変換角度を変更することができ
る。
【0031】この動作を理論的に計算した結果を図2に
示す。図2において、縦軸は電力透過係数であり、横軸
は誘電体シート1の厚さd1を誘電体シート中の波長λ
で正規化したものである。また、二つの金属ストリップ
2及び3のなす角度θ1を45度とし、誘電体シート1の
比誘電率εrを1.0、2.04、2.56及び9.8としている。
【0032】図2から明らかなように、広範な誘電体シ
ート1の厚さd1に対して、電力透過係数はほぼ0dBと
なり、電波は45度だけ偏波が回転し、ほとんど損失なく
誘電体シート1を透過することがわかる。特に誘電体シ
ート1の比誘電率εrが大きい場合は、電力透過係数は
d1がλ/8近傍で最大となる。これは従来知られてい
なかった現象である。
【0033】以下、図1において、例えば、動作周波数
を60GHzに設定した場合の動作について説明する。
【0034】ここで、金属ストリップアレイ2及び3の
ストリップの幅w1及びw2、ストリップの間隔s1及
びs2をすべて0.6mmとし、また、角度θ1を45度に設
定する。このとき、金属ストリップアレイ2側からZ方
向に偏波した(垂直偏波)電波を入射し、金属ストリッ
プアレイ3側に透過する角度θ1(45度)だけ傾斜偏波
した電波の透過特性を図3及び図4に示す。
【0035】図3においては、誘電体シート1の厚さd
1を60GHz帯でλ/4となるように0.86mmとしている。
この場合、10GHz以上の帯域にわたって損失なく45度の
偏波変換が得られることがわかる。
【0036】一方、図4においては、d1を1.83mmとし
ており、この場合は透過特性に大きな損失が見られる。
このように、誘電体シート1の厚さd1が重要なパラメ
ータであり、その値がλ/2になると損失が急増する。
【0037】また、誘電体シート1の厚さd1を0.2mm
(λ/16)とした場合の透過特性を図5に示す。図5か
ら、透過損失は1dB以下であり、このような薄型の偏波
変換板であっても十分実用になることがわかる。
【0038】このように、第1の実施形態の偏波変換板
では、電波の偏波を変換でき、薄型でかつ構成が簡単な
偏波変換板を提供することができる。
【0039】なお、本実施形態においては、誘電体シー
トとしてテフロンを用いているが、これに限るものでは
なく、他の材質の基板又はシートや空隙においても、同
様な効果が得られる。また、金属ストリップをエッチン
グされたパターンで形成しているが、これに限るもので
はなく、格子状の導体で同様な寸法に形成されたもので
あれば、同様な効果が得られる。
【0040】(第2の実施の形態)第2の実施形態の偏
波変換板は、図6に示すように、誘電体シート4及び5
と、金属ストリップアレイ6、7及び8を備えている。
【0041】図6に示す偏波変換板においては、誘電体
シート4及び5は、例えば、テフロン基板が用いられ
る。誘電体シート4及び5と金属ストリップアレイ6、
7及び8は、厚さd2の3層基板を構成する。金属スト
リップアレイ6及び8は、誘電体シート4及び5の表層
にエッチングされたパターンで形成される。金属ストリ
ップアレイ7は、誘電体シート4及び5の内層にエッチ
ングされたパターンで形成される。
【0042】金属ストリップアレイ6、7及び8は、ス
トリップの幅をw3、w4及びw5、ストリップの間隔
s3、s4及びs5として格子状に形成される。金属ス
トリップアレイ6と金属ストリップアレイ7は角度差θ
2の傾きを持ち、金属ストリップアレイ7と金属ストリ
ップアレイ8は角度差θ3の傾きを持つように形成され
る。
【0043】図6においては、金属ストリップアレイ6
をX方向に対して平行に配置しており、金属ストリップ
アレイ7をXZ面内においてX方向に対して角度θ2だ
け傾きをもって配置している。また、金属ストリップア
レイ8をZ方向に対して平行に配置している。
【0044】以上のように構成された偏波変換板におい
ては、金属ストリップアレイ6側から電波が入射し、金
属ストリップアレイ8側から透過させる場合について説
明する。ストリップの幅w3、w4及びw5とストリッ
プの間隔s3、s4及びs5が十分小さいとすれば、図
1に示す偏波変換板の動作と同様に、金属ストリップア
レイ6側からZ方向に偏波(垂直偏波)した電波を入射
すると、ほとんど反射せずに誘電体シート4に入り、金
属ストリップアレイ7側からX方向に対して角度θ2傾
いた方向へ偏波した電波となって誘電体シート5に入射
する。さらに、金属ストリップアレイ8側から角度θ3
傾いた方向へ偏波した電波となって出射する。
【0045】以下、図6において、例えば、動作周波数
を60GHzに設定し場合の動作について説明する。
【0046】ここで、金属ストリップアレイ6、7及び
8のストリップの幅w3、w4及びw5、ストリップの
間隔s3、s4及びs5をすべて0.6mmとし、また角度
θ2及びθ3を45度に設定する。
【0047】また、誘電体シート4及び5の厚さd2を
1.86mmとする。この場合、図6に示す偏波変換板は、90
度偏波変換板として動作する。このとき、金属ストリッ
プアレイ6側からZ方向に偏波した(垂直偏波)電波を
入射し、金属ストリップアレイ8側に透過する90度偏波
が変換された電波(水平偏波)の透過特性を図7に示
す。図7に示す結果から、10GHz以上の帯域にわたって
損失なく90度の偏波変換特性が得られることがわかる。
【0048】このように、第2の実施形態の偏波変換板
では、電波の偏波を変換でき、特に90度偏波変換が可能
であり、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供する
ことができる。
【0049】なお、本実施形態においては、誘電体シー
トとしてテフロンを用いているが、これに限るものでは
なく、他の材質の基板又はシートや空隙においても、同
様な効果が得られる。また、金属ストリップをエッチン
グされたパターンで形成しているが、これに限るもので
はなく、格子状の導体で同様な寸法に形成されたもので
あれば、同様な効果が得られる。
【0050】(第3の実施の形態)第3の実施形態の偏
波変換板は、図1に示す偏波変換板において、円偏波変
換板を実現するものである。
【0051】以下、図1において、例えば、動作周波数
を60GHzに設定した場合の動作について説明する。
【0052】ここで、金属ストリップアレイ2及び3の
ストリップ幅w1及びw2を0.6mmに設定し、ストリッ
プの間隔s1及びs2を1.4mmとし、また角度θ1を45
度に設定する。また、誘電体シート1の比誘電率εr
2.6とし、厚さd1を0.8mmに設定する。
【0053】このとき、金属ストリップアレイ2側から
Z方向に偏波した(垂直偏波)電波を入射し、金属スト
リップアレイ3側に透過する電波の各偏波角度における
透過特性を図8に示す。図8において、横軸は偏波角度
であり、縦軸は電力透過係数である。図8に示す結果か
ら、2.0dB程度の透過損失はあるものの、軸比が0.3dBと
極めて優れた円偏波が得られている。すなわち、ストリ
ップ間隔を変更することで直線偏波を円偏波に変換する
ことができる。
【0054】このように、第3の実施形態の偏波変換板
では、電波の偏波を変換でき、特に円偏波変換が可能で
あり、薄型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供するこ
とができる。従って、本実施形態の偏波変換板を利用す
ることにより衛星放送及び衛星通信用アンテナ装置が比
較的容易に製作可能となる。
【0055】(第4の実施の形態)第4の実施形態のア
ンテナ装置は、図9に示すように、垂直偏波平面アンテ
ナ9と、偏波変換板10を備えている。
【0056】図9において、垂直偏波平面アンテナ9
は、例えば、利得30dB以上の高利得アンテナであり、偏
波変換板10は、図1に示す本発明の第1の実施形態の偏
波変換板である。偏波変換板10は、垂直偏波平面アンテ
ナ9の放射面から間隔hを隔てて装着される。
【0057】以下、図9において、例えば、動作周波数
を60GHzに設定した場合の動作について説明する。ここ
で、間隔hを3.0mmに設定する。この場合における水平
面(XY面)放射パターンを垂直偏波平面アンテナ9単
体の放射パターンと比較して図10に示す。
【0058】図10においては、横軸は水平面(XY
面)のY方向を0度とした角度であり、縦軸は相対振幅
である。また、実線が偏波変換板10がある場合において
は45度傾斜偏波を測定した放射パターンであり、点線が
偏波変換板10が無い場合における垂直偏波の放射パター
ンを示している。
【0059】図10の結果から、偏波変換板10の有無に
よってほとんど差異が見られず、偏波変換板はアンテナ
装置の放射パターンに影響を与えずに偏波だけ変換して
いることがわかる。
【0060】このように、第4の実施形態のアンテナ装
置は、電波の偏波を自由に変換でき、薄型でかつ構成が
簡単なアンテナ装置を提供することができる。
【0061】なお、本実施形態においては、アンテナを
垂直偏波の高利得アンテナとしているが、他の形式のア
ンテナにおいても本発明における偏波変換板を装着する
ことでアンテナ装置として同様な効果が得られる。
【0062】また、本実施形態のアンテナ装置をレーダ
装置に備えることで、45度傾斜偏波を実現した薄型でか
つ構成が簡単なレーダ装置を提供することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電波の偏波を変換でき、薄型でかつ構成が簡
単な偏波変換板を提供することができる。
【0064】また、特に90度偏波変換が可能であり、薄
型でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供することができ
る。
【0065】また、特に円偏波変換が可能であり、薄型
でかつ構成が簡単な偏波変換板を提供することができ
る。
【0066】また、アンテナ特性を損なうことなく電波
の偏波を自由に変換でき、薄型でかつ構成が簡単なアン
テナ装置を提供することができる。
【0067】また、電波の偏波を自由に変換することが
できる薄型でかつ構成が簡単なレーダ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における偏波変換板
の構成を示す図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における偏波変換板
の理論計算による透過特性を示す図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における偏波変換板
の透過特性を示す図、
【図4】本発明の第1の実施の形態における偏波変換板
の別の透過特性を示す図、
【図5】本発明の第1の実施の形態における偏波変換板
の更に別の透過特性を示す図、
【図6】本発明の第2の実施の形態における偏波変換板
の構成を示す図、
【図7】本発明の第2の実施の形態における偏波変換板
の透過特性を示す図、
【図8】本発明の第3の実施の形態における偏波変換板
の透過特性を示す図、
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるアンテナ装
置の構成を示す図、
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるアンテナ
装置の放射パターンを示す図である。
【符号の説明】
1、4、5 誘電体シート 2、3、6、7、8 金属ストリップ 9 垂直偏波平面アンテナ 10 偏波変換板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 博之 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 岡田 毅 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA07 BD03 CA04 CA05 DA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップを一定の間隔で平行に配
    列した第1のグレーティング板と第2のグレーティング
    板を備え、前記第1及び第2のグレーティング板を一定
    の間隔を隔てて平行に配置し、前記第1及び第2のグレ
    ーティング板のストリップを一定角度の傾斜をもって配
    置したことを特徴とする偏波変換板。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のグレーティング板を
    誘電体シートの両面にエッチングしたパターンで形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の偏波変換板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の偏波変換板を積層
    した構成を備えることを特徴とする偏波変換板。
  4. 【請求項4】 前記グレーティング板の金属ストリップ
    の傾斜角度又は間隔を偏波変換特性に応じて変化させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至3記載の偏波
    変換板。
  5. 【請求項5】 アンテナから一定の間隔を隔てて請求項
    1乃至4記載の偏波変換板を配置したことを特徴とする
    アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアンテナ装置を備えたこ
    とを特徴とするレーダ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429684B1 (ko) * 2001-07-26 2004-05-04 (주)하이게인텔레콤 편파 선택형 평면 안테나
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CN109980358A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 核工业西南物理研究院 一种双频极化光栅的设计方法
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