JP2000131015A - レ―ザ干渉計及び露光装置 - Google Patents

レ―ザ干渉計及び露光装置

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い反射鏡を用いて移動体の全長を超える移
動ストロークの全域で長ストローク方向に直交する方向
の位置測定を行う。 【解決手段】 光源部20からのレーザビームが分離光
学系21によって参照ビームと測定ビームとに分離さ
れ、参照鏡40,移動体4上の移動鏡22にそれぞれ照
射される。そして、測定ビームの移動鏡22からの反射
光と、参照ビームの参照鏡40からの反射光とが、分離
光学系21を介して光検出器27で受光され、これらの
干渉光の光電変換信号が移動体の位置情報として出力さ
れる。この場合、分離光学系21もX方向に移動してい
るので、移動鏡の長さL1、移動体の移動速度V1、分
離光学系の移動速度V2、移動体の移動ストロークS
が、S=|V1/(V1−V2)|L1>L1を満足す
る限り、測定ビームは移動鏡22に当たり続け、移動体
4のY方向の位置測定が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ干渉計及び
露光装置に係り、更に詳しくは、移動鏡で反射された測
定ビームと参照鏡で反射された参照ビームとを干渉させ
て、移動体の位置を測定するレーザ干渉計、及びこの干
渉計をマスクステージ及び基板ステージの少なくとも一
方の位置測定装置として備える露光装置に関する。本発
明に関するレーザ干渉計は、特に液晶ディスプレイパネ
ルやプラズマ・ディスプレイ・パネル等の表示素子製造
用の走査型露光装置に好適に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイパネル等を製造
するためのリソグラフィ工程では、液晶基板の大型化に
対応するため、大面積を一度に露光することが可能な走
査型露光装置が比較的多く用いられている。この種の液
晶用の走査型露光装置としては、例えば、特開平7−5
7986号公報に開示される如く、屈折系と凹面反射鏡
とをそれぞれ含む2つの部分光学系から成る等倍正立の
投影光学系ユニットを複数組用いて投影光学系を構成
し、この投影光学系に対してマスクとプレート(基板)
とを一体的に相対移動させて一括走査露光を行うものが
知られている。
【0003】ところで、液晶基板が大型化すると、液晶
用走査型露光装置では、マスクステージと基板ステージ
との走査距離が必然的に長くなる。このため、マスクス
テージと基板ステージの非走査方向の位置をレーザ干渉
計を用いて高精度に測定するためには、これらステージ
の走査方向長さを超える長さの走査方向の反射面を有す
る反射鏡が移動鏡又は固定鏡として必要になる。例え
ば、特開平10−74692号公報等には、かかる走査
方向に長く延びた固定鏡を備えた走査型露光装置が開示
されている。この公報には、レーザ光を参照ビームと測
定ビームに分離するビームスプリッタ、ミラー、コーナ
ーキューブ等をステージに固定し、参照鏡としてステー
ジより長い平面ミラーから成る固定鏡を用いて、ステー
ジの非走査方向位置を高精度に測定するダブルパスのレ
ーザ干渉計が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
液晶基板は更に大型化しており、上記特開平10−74
692号公報に記載の技術をそのまま適用して、しかも
ステージの非走査方向の位置を高精度に測定することは
困難になりつつある。これは、最近における基板の大型
化に伴ってステージが大型化したため、上記の固定鏡の
長さが長くなって、その反射面を十分な精度で加工およ
び研磨することが困難になってきたからである。
【0005】液晶基板等は、将来的には更に大型化する
ことは間違いなく、かかる事態に対応できる新技術の開
発が急務となっている。
【0006】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、移動体の全長より短い反射鏡を
用いて移動体の全長を超える移動ストロークの全域で長
ストローク方向に直交する方向の位置測定を行うことが
できるレーザ干渉計を提供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、基板が大型
化した場合であっても、マスクステージ又は基板ステー
ジの位置制御を高精度に行うことができる露光装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレーザ干渉
計は、移動鏡(22又は22’)で反射された測定ビー
ムと参照鏡(26又は26’)で反射された参照ビーム
とを干渉させて、移動体(4又は5)の所定の第1方向
(Y軸方向)に関する位置を測定するレーザ干渉計であ
って、光源部(20又は20’)から射出されるレーザ
ビームを前記測定ビームと参照ビームとに分離する分離
光学系(21又は21’)と;前記分離光学系を前記第
1方向と直交する第2方向(X軸方向)に前記移動体の
前記第2方向の移動速度と異なる速度で移動させる移動
装置(6又は6’)とを備える。
【0009】これによれば、光源から射出されるレーザ
ビームが分離光学系によって参照ビームと測定ビームと
に分離される。測定ビームは、移動体に設けられた移動
鏡の反射面に照射され、参照ビームは参照鏡に照射され
る。そして、測定ビームの移動鏡からの反射光と、参照
ビームの参照鏡からの反射光との干渉光の光電変換信号
に基づいて移動体の第1方向に関する位置が測定され
る。
【0010】上記の測定は、移動体の移動中に行われる
が、分離光学系も移動体と異なる速度で第2方向に移動
しているので、移動鏡の測定方向である第1方向に直交
する第2方向(長ストローク方向)の長さをL1、移動
体の第2方向の移動速度をV1、分離光学系の第2方向
の移動速度をV2とした場合に、移動体の第2方向の移
動ストロークをSとして、S=|V1/(V1−V2)
|L1>L1を満足する限り、すなわち、0<V2<2
V1(但し、V1≠V2)である限り、分離光学系で分
離された測定ビームは、移動鏡反射面の異なる位置に当
たり続け、移動体の第1方向の位置測定が可能である。
従って、移動体(測定対象物)の全長より短い反射鏡を
用いて移動体の全長を超える移動ストロークの全域で長
ストローク方向に直交する方向の位置測定が可能にな
る。
【0011】ここで、レーザ干渉計による位置測定は、
他の測定装置に比べて格段高精度であることが知られて
おり、特にヘテロダイン検出を行う方式では特に高精度
な位置検出が可能である。
【0012】また、本発明に係る露光装置は、マスク
(2)を保持して移動するマスクステージ(4)と、基
板(3)を保持して移動する基板ステージ(5)とを備
え、前記マスクに形成されたパターンを前記基板に転写
する露光装置であって、前記マスクステージ及び基板ス
テージの少なくとも一方の位置を測定するレーザ干渉計
として、上記本発明に係るレーザ干渉計を用いることを
特徴とする。
【0013】これによれば、マスクステージ及び基板ス
テージの少なくとも一方の位置を測定するレーザ干渉計
として、上記本発明に係るレーザ干渉計が用いられるの
で、マスクステージ又は基板ステージの全長より短い反
射鏡を用いてマスクステージ又は基板ステージの全長を
超える移動ストロークの全域でこれらのステージの長ス
トローク方向に直交する方向に関する位置を高精度に検
出することができる。この場合、上記ステージの長スト
ローク方向の位置は、従来と同様に該長ストローク方向
の測長ビームを有する干渉計により高精度に測定でき
る。従って、基板が大型化した場合であっても、ステー
ジの位置制御を高精度に行うができ、結果的にマスクと
基板の高精度な重ね合わせが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】《第1の実施形態》以下、本発明
の第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0015】図1には、本発明に係るレーザ干渉計を移
動体としてのマスクステージ4及びプレートステージ5
の所定の第1方向(Y軸方向)の位置測定装置として備
えた第1の実施形態の露光装置100の主要部の構成が
示されている。この露光装置100は、マスク2と基板
としてのプレート3とを投影光学系1に対して相対走査
することにより、マスク2に形成されたパターンをプレ
ート3上に一括転写する液晶ディスプレイパネル製造用
の走査型露光装置である。以下においては、投影光学系
1の光軸方向をZ軸方向とし、該Z軸に直交する面内で
マスク2とプレート3とを相対走査する走査方向をX軸
方向(第2方向)、このX軸方向に直交する非走査方向
をY軸方向(上記第1方向)として説明するものとす
る。
【0016】この露光装置100は、露光用照明光IL
によってマスク2上の長方形スリット状の照明領域IM
Aを均一に照明する不図示の照明光学系、該照明光学系
の下方でマスク2を保持するマスクステージ4、該マス
クステージ4の下方に配置された投影光学系1、該投影
光学系1の下方でプレート3を保持する基板ステージと
してのプレートステージ5等を備えている。
【0017】前記投影光学系1としては、ここでは等倍
の正立正像を投影するものが用いられている。従って、
照明光学系からの露光用照明光ILによってマスク2上
の照明領域IMAが照明されると、その照明領域IMA
部分の回路パターンの等倍像(部分正立像)がプレート
3上の前記照明領域IMAに共役な露光領域IAに投影
されるようになっている。なお、例えば、特開平7−5
7986号公報に開示されるように、投影光学系1を、
複数組の等倍正立の投影光学系ユニットで構成しても良
い。
【0018】マスクステージ4とプレートステージ5と
は、図示しない断面コの字状のキャリッジに搭載されて
いる。これを更に詳述すると、マスクステージ4は、実
際には、前記キャリッジの上板部に搭載され、不図示の
モータ等の駆動装置によってXY面内で微少駆動可能に
構成されている。このマスクステージ4上にマスク2が
真空吸着等によって水平に保持されている。このマスク
ステージ4のXY位置は、マスク側干渉計システムによ
って所定の分解能、例えば0.5〜1nm程度の分解能
で測定されている。このマスク側干渉計システムについ
ては後に詳述する。
【0019】また、プレートステージ5は、実際には、
前記キャリッジの底板部上に搭載され、不図示のモータ
等の駆動装置によってXY面内で微少駆動可能に構成さ
れている。このプレートステージ5上に表面にレジスト
(感光剤)が塗布されたプレート3が真空吸着等によっ
て水平に保持されている。このプレートステージ5のX
Y位置は、プレート側干渉計システムによって所定の分
解能、例えば0.5〜1nm程度の分解能で測定されて
いる。なお、マスクステージ4及びプレートステージ5
のいずれか一方は、キャリッジ上に固定しても良い。
【0020】この露光装置100では、キャリッジをX
軸方向に駆動することにより、投影光学系1に対してマ
スクステージ4とプレートステージ5とが一体的に相対
走査され、これにより、マスク2上のパターン領域全域
の回路パターンがその表面にレジストが塗布されたプレ
ート3上に転写されるようになっている。
【0021】次に、マスク側干渉計システムについて図
1及び図2に基づいて詳述する。なお、プレート側干渉
計システムは、マスク側干渉計システムと同一に構成さ
れているので、図1、図2においては対応する構成部分
に同一符号にダッシュを付して区別し、その詳細な説明
は省略するものとする。
【0022】マスク側干渉計システムは、移動体として
のマスクステージ4の走査方向であるX軸方向の位置を
測定するX干渉計と、非走査方向であるY軸方向の位置
を測定するY干渉計とを備えている。これらX干渉計、
Y干渉計としては、実際に最も広く使用されているマイ
ケルソン・モーリー型のヘテロダイン・レーザ干渉計が
用いられている。
【0023】X干渉計は、図1に示されるレーザヘッド
10、偏光ビームスプリッタ11、移動鏡12、固定鏡
13、四分の一波長板(以下、「1/4λ板」と呼ぶ)
14,15、及びレシーバ16等を備えている。
【0024】レーザヘッド10は、光源と検出部(いず
れも図示省略)とを備えている。光源としては、ここで
はゼーマン効果を利用した2周波レーザが用いられてい
る。この光源は、周波数安定化されたもので、ゼーマン
効果を用いて2〜3MHzだけ振動数が異なり(従って
波長が異なり)、かつ、偏光方向が互いに直交する第1
の偏向成分と第2の偏向成分を含むガウス分布の円形ビ
ームから成るレーザ光束を出力する。ここでは、第1の
偏光成分が水平偏光成分であり、以下これをH成分と呼
ぶことにする。また、第2の偏光成分が垂直偏光成分で
あり、以下これをV成分と呼ぶことにする。検出部は、
レーザヘッド10の内部に設けられ、光源から出力され
る前記2つの発振波長の成分すなわちV成分とH成分と
を干渉させて、その位相変化(波長差の変動といっても
よい)をモニタするもので、このモニタ信号を位相差検
出のための基準信号として不図示の信号処理系に送って
いる。
【0025】前記偏光ビームスプリッタ11は、所定の
偏光成分を通過させ、これに直交する偏光成分を反射す
る光学素子であり、ここではレーザヘッド10からのH
成分をそのまま透過させ、V成分を反射してV成分とH
成分とを分離するものとする。
【0026】移動鏡12は、マスクステージ4のX軸方
向一側(−X側)の端面に固定されている。また、固定
鏡13は、装置内の所定の位置(例えば、投影光学系
1)に固定されている。
【0027】ここで、このX干渉計の構成各部の作用を
説明する。
【0028】レーザヘッド10から射出されたレーザ光
は偏光ビームスプリッタ11に入射し、この入射したレ
ーザ光はH成分(測定ビーム)とV成分(参照ビーム)
に分離される。以下、このレーザヘッド10からのレー
ザ光が偏光ビームスプリッタ11に入射したときを、適
宜「入射時」と呼ぶものとする。
【0029】そして、参照ビーム(V成分)は、1/4
λ板15を透過して、円偏光に変換され、固定鏡13で
反射された後、1/4λ板15を前と逆向きに再び透過
する。これにより、参照ビームは、1/4波長板15に
よってその偏光方向が入射時と直交する方向に変換され
て偏光ビームスプリッタ11を透過し、レシーバ16に
入射する。
【0030】一方、測定ビーム(H成分)は、1/4λ
板14を透過して、円偏光に変換され、移動鏡12で反
射された後、1/4λ板14を前と逆向きに再び透過す
る。これにより、測定ビームは、1/4波長板14によ
ってその偏光方向が入射時と直交する方向に変換され
て、偏光ビームスプリッタ11で反射されて、参照ビー
ムと同軸に合成され、同一の光路上を進みレシーバ16
に入射する。
【0031】レシーバ16は、その内部に不図示の偏光
子と光電変換素子とを備え、偏光子は、偏光ビームスプ
リッタ11からのH成分及びV成分(すなわち測定ビー
ム及び参照ビーム)に対して偏光角が45度の方向にな
るように設定されており、これにより両成分の干渉光が
光電変換素子に与えられるようになっている。この光電
変換素子は、両成分の干渉光を光電変換した電気信号
(干渉信号)を不図示の信号処理系に供給する。
【0032】この信号処理系には、前述の如く、レーザ
ヘッド10から位相検出のための基準信号が供給されて
おり、信号処理系ではその基準信号を用いて演算を行
い、移動鏡12のX位置(マスクステージ2のX軸方向
の移動量)を高精度に求めるようになっている。なお、
信号処理系による信号処理の詳細はヘテロダイン干渉計
に関して周知の方法による処理が行われているので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0033】Y干渉計は、光源部としてのレーザヘッド
20、分離光学系としての偏光ビームスプリッタ21、
移動鏡22、反射光学部材としての固定鏡23、1/4
λ板24,25、光路折り返し部材としてのコーナーキ
ューブ26及びレシーバ27等を備えている。このY干
渉計は、移動体としてのマスクステージ4のY軸方向の
位置を測定する本発明に係るレーザ干渉計である。図2
には、このY干渉計の平面図が示されている。
【0034】レーザヘッド20、偏光ビームスプリッタ
21、レシーバ27は、前述したレーザヘッド10、偏
光ビームスプリッタ11、レシーバ16と同様のものが
用いられている。
【0035】移動鏡22は、マスクステージ4のY軸方
向一側(−Y側)の端部にX軸方向に沿って第1の長さ
L1で延設されており、この移動鏡22の−Y側の側面
は反射面22aとされている。L1は図2より明らかな
ようにマスクステージ4のX軸方向長さ(全長)より短
い。
【0036】コーナーキューブ26は、ここでは、参照
鏡を構成しており、偏光ビームスプリツ夕21、1/4
λ板24,25と所定の位置関係で、移動装置としての
ビームスプリッタステージ6上に固定されている。この
ビームスプリッタステージ6は、不図示のリニアモータ
等の駆動系によってマスクステージ4とほぼ同一の面上
をX軸方向に駆動されるようになっている。
【0037】固定鏡23は、ビームスプリッタステージ
6を介して移動鏡22と反対側の所定の位置に固定され
ている。この固定鏡23のY軸方向他側(+Y側)の面
は、X軸方向に沿って第2の長さL2で延びる反射面2
3aとされている。
【0038】ここで、このY干渉計の構成各部の作用
を、図2を参照して説明する。
【0039】レーザヘッド20から射出されたレーザ光
は偏光ビームスプリッタ21に入射し、この入射したレ
ーザ光はH成分(参照ビーム)とV成分(測定ビーム)
に分離される。以下、このレーザヘッド20からのレー
ザ光が偏光ビームスプリッタ21に入射したときを、適
宜「入射時」と呼ぶものとする。
【0040】そして、参照ビーム(H成分)は、偏光ビ
ームスプリッタ21を透過して参照鏡としてのコーナー
キューブ26で反射され、入射光路と平行な光路に沿っ
て折り返され、再び偏光ビームスプリッタ21を透過し
てレシーバ27に入射する。
【0041】一方、測定ビーム(V成分)は、1/4λ
板24を透過して、円偏光に変換され、移動鏡22の反
射面22aで反射された後、1/4λ板24を前と逆向
きに再び透過する。これにより、測定ビームは、1/4
波長板24によってその偏光方向が入射時と直交する方
向に変換され、偏光ビームスプリッタ21を透過し、1
/4λ板25を透過して円偏光に変換される。そして、
この測定ビームは、固定鏡23の反射面23aで反射さ
れて、1/4λ板25を前と逆向きに再び透過する。こ
れにより、測定ビームは、1/4波長板25によってそ
の偏光方向が入射時と同一方向に変換され、偏光ビーム
スプリッタ21で反射され、コーナーキューブ26に向
かう。そして、この測定ビームは、コーナーキューブ2
6によって入射光路と平行な光路に沿って折り返され、
再び偏光ビームスプリッタ21で反射され、1/4λ板
25を透過して固定鏡23の反射面23aで反射され
る。そして、この測定ビームは、1/4λ板25を再び
透過して入射時と直交する方向にその偏光方向が変換さ
れ、偏光ビームスプリッタ21を透過して1/4λ板2
4を透過し、移動鏡22で反射され、1/4λ板24を
透過して入射時と同一方向にその偏光方向が変換され、
偏光ビームスプリッタ21で反射された後、参照ビーム
と同軸に合成され、同一の光路上を進みレシーバ27に
入射する。
【0042】レシーバ27内では、レシーバ16内と同
様にして、両成分の干渉光が光電変換素子に与えられ、
この光電変換素子により両成分の干渉光を光電変換した
電気信号(干渉信号)が不図示の信号処理系に供給さ
れ、該信号処理系により上記と同様にして固定鏡23と
移動鏡22とのY軸方向の距離(移動鏡22のY方向位
置)が検出される。
【0043】さらに、本実施形態では、ビームスプリッ
タステージ6のX軸方向の位置を測定するビームスプリ
ッタ用干渉計が設けられている。このビームスプリッタ
用干渉計は、前述したX干渉計と同様に、図1に示され
るレーザヘッド30、偏光ビームスプリッタ31、移動
鏡32、固定鏡33、1/4λ板34,35、及びレシ
ーバ36等を備えており、前述したX干渉計の場合と同
様にして、ビームスプリッタステージ6に固定された移
動鏡32のX位置が最終的に信号処理系によって検出さ
れるようになっている。
【0044】なお、信号処理系は、増幅器、A/Dコン
バータやマイクロプロセッサなど(いずれも図示省略)
を用いて構成することができる。
【0045】次に、上述のようにして構成された本第1
の実施形態の走査型露光装置100における走査露光時
のマスクステージ4及びビームスプリッタステージ6の
駆動方法の一例について説明する。ここでは、前提とし
て、マスクステージ4の走査方向の移動ストロークが2
Lであるものとし、移動鏡22の長さL1と、固定鏡2
3の長さL2とがともに長さ(L+α)であるものとす
る。ここで、αは所定のマージンであり、実際には微小
量である。なお、プレートステージ側の動作はマスクス
テージ側と同一であるから、その説明を省略する。
【0046】図3には、走査開始時点のマスクステージ
4とビームスプリッタステージ6の位置関係が示されて
いる。この図3の状態から不図示の制御装置が、マスク
ステージ4及びプレートステージ5が搭載された不図示
のキャリッジを速度Vで+X方向に駆動開始するととも
に、ビームスプリッタステージ6を速度V/2で+X方
向に駆動開始する。そして、所定時間t経過後に走査が
終了し、走査終了時点でマスクステージ4とビームスプ
リッタステージ6との位置関係が図4のようになってい
るものとする。
【0047】この場合、マスクステージ4の移動距離は
明らかに2Lであり、その移動時間は、t=2L/Vで
ある。この時間tの間のビームスプリッタステージ6の
移動距離はV/2×t=Lである。従って、本実施形態
によると、図3及び図4からも明らかなように、走査開
始位置から走査終了位置まで、Y干渉計の測定ビームは
移動鏡22及び固定鏡23に当たり続けるので、マスク
ステージ4の全長より短い長さ約Lの移動鏡22及び固
定鏡23を用いてマスクステージ4の全長より長いマス
クステージ4の走査範囲(ストローク2Lの範囲)の全
域で非走査方向(Y軸方向)の高精度な位置検出が可能
になる。プレートステージ5についても全く同様にスト
ローク2Lの走査範囲の全域で非走査方向(Y軸方向)
の高精度な位置検出が可能になる。
【0048】以上説明したように、本実施形態のY干渉
計によれば、マスクステージ4及びプレートステージ5
のX軸方向の長さより短く、その移動ストローク(2
L)の約半分の長さの反射鏡(移動鏡22及び固定鏡2
3、移動鏡22’及び固定鏡23’)を用いてマスクス
テージ4及びプレートステージ5のX軸方向に直交する
Y軸方向の位置測定を高精度に行なうことができる。
【0049】従って、本実施形態の露光装置100によ
ると、基板としてのプレート3が大型化した場合であっ
ても、マスクステージ4、プレートステージ5の非走査
方向の位置を高精度に検出することができる。また、マ
スクステージ4、プレートステージ5の走査方向の位置
は、該走査方向の干渉計ビームを小型の移動鏡12、1
2’に照射することによって従来と同様に高精度に検出
することができる。従って、マスク2とプレート3との
位置制御を高精度に行うことができ、結果的にマスクと
基板の高精度な重ね合わせが可能となる。
【0050】なお、上記実施形態中では、マスク側及び
プレート側移動鏡、固定鏡の走査方向の長さをともにほ
ぼLとしたが、本発明がこれに限定されないことは勿論
である。例えば、マスク側及びプレート側移動鏡の長さ
が概略L1、マスク側及びプレート側固定鏡の長さが概
略L2である場合には、マスクステージ4及びプレート
ステージ5の走査速度V1に対して、ビームスプリッタ
ステージ6(6’)の走査速度を約L2/(L1+L
2)×Vとすることでマスクステージ4及びプレートス
テージ5を走査方向に概略(L1+L2)のストローク
で走査することが可能となる。
【0051】また、上記実施形態では、マスクステージ
4とプレートステージ5とがコの字状のキャリッジに搭
載され、一体的に移動する場合について説明したが、こ
れに限らず、マスクステージとプレートステージとが独
立して走査方向に移動する構成であっても勿論良い。
【0052】なお、上記第1の実施形態では、Y干渉計
のみがコーナーキューブを用いたダブルパス干渉計であ
る場合を説明したが、勿論、X干渉計やビームスプリッ
タ用干渉計も同様にダブルパス構成としても良く、この
ようにすれば、これらの干渉計についてもY干渉計と同
様に測定対象物の回転誤差があっても高精度な位置測定
が可能である。
【0053】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態を図5に基づいて説明する。ここで、前述した
第1の実施形態と同一若しくは同等の構成部分について
は同一の符号を用いるとともに、その説明を簡略にし若
しくは省略するものとする。
【0054】この第2の実施形態は、マスクステージ及
びプレートステージの非走査方向の位置を測定するY干
渉計の構成が前述した第1の実施形態と異なるのみで、
その他部分の構成は同一であるから、このY干渉計につ
いてのみ説明する。本実施形態においても、プレート側
干渉計は、マスク側と同一に構成されているので、その
詳細な説明は省略するものとする。
【0055】図5には、第2の実施形態に係るマスク側
のY干渉計の構成が概略的に示されている。
【0056】このY干渉計は、光源部としてのレーザヘ
ッド20、分離光学系としての偏光ビームスプリッタ2
1、移動鏡22、1/4λ板24,25、ミラー40、
コーナーキューブ41及びレシーバ27等を備えてい
る。
【0057】ミラー40は、参照鏡を構成しており、偏
光ビームスプリツ夕21、1/4λ板24,25、コー
ナーキューブ41と所定の位置関係で、ビームスプリッ
タステージ6上に固定されている。
【0058】ここで、このY干渉計の構成各部の作用を
説明する。
【0059】レーザヘッド20から射出されたレーザ光
は偏光ビームスプリッタ21に入射し、この入射したレ
ーザ光はH成分(参照ビーム)とV成分(測定ビーム)
に分離される。以下、このレーザヘッド20からのレー
ザ光が偏光ビームスプリッタ21へ入射したときを適宜
「入射時」と呼ぶものとする。
【0060】そして、参照ビーム(H成分)は、1/4
λ板25を透過して円偏光に変換され、ミラー40で反
射された後、1/4λ板25を前と逆向きに再び透過す
る。これにより、参照ビームは、1/4波長板25によ
ってその偏光方向が入射時と直交する方向に変換され、
偏光ビームスプリッタ21で反射され、コーナーキュー
ブ41に向かう。そして、この参照ビームは、コーナー
キューブ41によって入射光路と平行な光路に沿って折
り返され、再び偏光ビームスプリッタ21で反射され、
1/4λ板25を透過してミラー40で反射される。そ
して、この参照ビームは、1/4λ板25を再び透過し
て入射時と同一方向にその偏光方向が変換され、偏光ビ
ームスプリッタ21を透過してレシーバ27に入射す
る。
【0061】一方、測定ビーム(V成分)は、1/4λ
板24を透過して、円偏光に変換され、移動鏡22の反
射面22aで反射された後、1/4λ板24を前と逆向
きに再び透過する。これにより、この測定ビームは、1
/4λ板24によってその偏光方向が入射時と直交する
方向に変換され、偏光ビームスプリッタ21を透過し、
コーナーキューブ41に向かう。そして、この測定ビー
ムは、コーナーキューブ41によって入射光路と平行な
光路に沿って折り返され、再び偏光ビームスプリッタ2
1を透過して1/4λ板24を透過して円偏光に変換さ
れる。そして、この測定ビームは、移動鏡22の反射面
22aで反射されて、1/4λ板24を透過し、1/4
λ板24によってその偏光方向が入射時と同一方向に変
換され、偏光ビームスプリッタ21で反射され、参照ビ
ームと同軸に合成され、同一の光路上を進みレシーバ2
7に入射する。
【0062】そして、レシーバ27内では、両成分の干
渉光が光電変換素子に与えられ、この光電変換素子によ
り両成分の干渉光を光電変換した電気信号(干渉信号)
が不図示の信号処理系に供給され、該信号処理系により
移動鏡22のY軸方向の位置が検出される。
【0063】このようにして構成されたY干渉計を備え
た本第2の実施形態の露光装置によると、前述した第1
の実施形態と同等の効果を得ることができる他、固定鏡
が存在しないのでその長さに制約を受けることなく、マ
スクステージ4の非走査方向の位置を測定することが可
能である。
【0064】この場合、移動鏡22の長さをL1、マス
クステージ4の移動速度をV1、ビームスプリッタステ
ージ6の移動速度をV2とした場合に、マスクステージ
4のX軸方向の移動ストローク(スキャン長)をSとす
ると、S=|V1/(V1−V2)|L1>L1を満足
する限り、すなわち、0<V2<2V1(但しV1≠V
2)である限り、測定ビームは、移動鏡22の反射面2
2aの異なる位置に当たり続けるので、マスクステージ
4のY軸方向の位置測定が可能である。
【0065】例えば、V2=V1/2の場合、S=2L
1となる。また、例えばV2=9/10×V1の場合
は、S=10L1となる。
【0066】なお、上記第1、第2の実施形態では、Y
干渉計がコーナーキューブを備えたダブルパス干渉計で
ある場合について説明したが、これに限らず、走査中に
測定対象物としてのマスクステージ等に回転が殆ど生じ
ないような構成の場合には、シングルパス構成にしても
良い。図6には、上記第2の実施形態のY干渉計をシン
グルパス構成にした場合の干渉計の一例が示されてい
る。この図6の干渉計は、図5中のコーナーキューブ4
1に代えてレシーバ27をビームスプリッタステージ6
上に固定したものである。この図6のレーザ干渉計によ
っても、上記第2の実施形態と同等の効果を得ることが
できる。なお、図6中のレシーバ27に代えて、ビーム
スプリッタステージ6上にX軸方向に45の角度で反射
ミラーを固定し、この反射ミラーの反射光路上にレシー
バ27を配置しても良い。
【0067】なお、上記第1の実施形態では、移動鏡2
2と固定鏡23とを同一水平面内に対向して配置する場
合について説明したが、これに限らず、例えば、図7に
示されるように、移動鏡22と参照鏡を構成する固定鏡
42とを相互に平行に異なる高さ位置に配置しても良
い。この図7の干渉計では、固定鏡42は、例えば投影
光学系の鏡筒部に取り付けられる。また、偏光ビームス
プリッタ21が搭載されたビームスプリッタステージ6
上には、XZ平面に45度の角度でハーフミラー44が
固定されている。また、偏光ビームスプリッタ21によ
る反射光路上には、偏光ビームスプリッタ21で反射さ
れたH成分を移動鏡22に向けて反射する全反射ミラー
45が配設されている。この全反射ミラー45は、ビー
ムスプリッタステージ6上の偏光ビームスプリッタ21
及びハーフミラー44と一体的にX軸方向に移動するよ
うになっている。
【0068】また、図8には、図7のレーザ干渉計の変
形例が示されている。この図8のレーザ干渉計は、図7
のレーザ干渉計における光学系の配置及び構成を変更し
たもので、基本的な考えは同じである。なお、図8にお
いて、符号44a、44bは、全反射ミラーを示す。
【0069】これら図7、図8のレーザ干渉計を露光装
置に組み込んでも、前述した第1の実施形態と同等の効
果を得ることができる。
【0070】なお、上記各実施形態では、本発明に係る
レーザ干渉計が液晶用の走査型露光装置に適用された場
合について説明したが、こらに限らず、半導体製造用の
ステップ・アンド・スキャン方式のスキャニング・ステ
ッパや、投影光学系として複数の投影光学系ユニットを
備えた露光装置や、プロキシミティ方式のアライナー等
の露光装置、その他の一次元移動ステージを備えた装置
に好適に適用できる。
【0071】また、本発明に係るレーザ干渉計は、基板
として液晶用基板に限らず、マスクとして用いられるマ
スク用ガラス基板を露光する露光装置にも適用すること
ができる。
【0072】また、本発明に係るレーザ干渉計は、XY
2次元移動ステージに適用しても、ステージ全長より短
い反射鏡を用いてステージ全長より長いストローク範囲
の全域でその長ストローク方向に直交する方向の位置を
高精度に検出することは可能である。かかる意味で、ス
テッパ等のウエハステージの位置測定装置としても適用
可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレー
ザ干渉計によれば、移動体の全長より短い反射鏡を用い
て移動体の全長より長い移動ストロークの全域で長スト
ローク方向に直交する方向の位置測定を行うことができ
るという優れた効果がある。
【0074】また、本発明に係る露光装置は、基板が大
型化した場合であっても、ステージの位置制御を高精度
に行うができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の走査型露光装置の主要部の構
成を概略的に示す図である。
【図2】図1のマスクステージ及びプレートステージの
非走査方向の位置を測定するY干渉計の構成各部を示す
平面図である。
【図3】走査開始時点のマスクステージとビームスプリ
ッタステージの位置関係を示す図である。
【図4】走査終了時点のマスクステージとビームスプリ
ッタステージの位置関係を示す図である。
【図5】第2の実施形態のY干渉計の構成を示す平面図
である。
【図6】他の実施形態のY干渉計の構成を示す平面図で
ある。
【図7】その他の実施形態のY干渉計の構成を示す斜視
図である。
【図8】図7のY干渉計の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…マスク、3…プレート(基板)、4…マスクステー
ジ(移動体)、5…プレートステージ(基板ステージ、
移動体)、6…ビームスプリッタステージ(移動装
置)、6’…ビームスプリッタステージ(移動装置)、
20…レーザヘッド(光源部)、20’…レーザヘッド
(光源部)、21…偏光ビームスプリッタ(分離光学
系)、21’…偏光ビームスプリッタ(分離光学系)、
22…移動鏡、22a…移動鏡反射面、22a’…移動
鏡反射面、23…固定鏡(反射光学部材)、23’…固
定鏡(反射光学部材)、26’…コーナーキューブ(参
照鏡、光路折り返し部材)、100…露光装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動鏡で反射された測定ビームと参照鏡
    で反射された参照ビームとを干渉させて、移動体の所定
    の第1方向に関する位置を測定するレーザ干渉計であっ
    て、 光源部から射出されるレーザビームを前記測定ビームと
    参照ビームとに分離する分離光学系と;前記分離光学系
    を前記第1方向と直交する第2方向に前記移動体の前記
    第2方向の移動速度と異なる速度で移動させる移動装置
    とを備えることを特徴とするレーザ干渉計。
  2. 【請求項2】 前記参照鏡は、前記分離光学系と一体的
    に移動することを特徴とする請求項1に記載のレーザ干
    渉計。
  3. 【請求項3】 前記参照鏡は、前記分離光学系と一体的
    に移動するとともに、前記参照ビームを入射光路と平行
    な光路に沿って前記分離光学系に向けて折り返す光路折
    り返し部材であり、 前記分離光学系に関して前記移動鏡と反対側に固定さ
    れ、前記移動鏡の反射面に対向する反射面を有し、前記
    分離光学系を介した前記移動鏡からの反射光を前記分離
    光学系に向けて反射する反射光学部材を更に備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ干渉計。
  4. 【請求項4】 前記移動鏡は前記第2方向に延びる長さ
    L1の反射面を有し、前記反射光学部材は前記第2方向
    に延びる長さL2の反射面を有し、前記移動体の前記第
    2方向の移動速度をV1、前記分離光学系の前記第2方
    向の移動速度をV2としたときに、 (L1+L2)/V1=L2/V2の関係式が成立する
    ことを特徴とする請求項3に記載のレーザ干渉計。
  5. 【請求項5】 マスクを保持して移動するマスクステー
    ジと、基板を保持して移動する基板ステージとを備え、
    前記マスクに形成されたパターンを前記基板に転写する
    露光装置であって、 前記マスクステージ及び基板ステージの少なくとも一方
    の位置を測定するレーザ干渉計として、請求項1〜4の
    いずれか一項に記載のレーザ干渉計を用いることを特徴
    とする露光装置。
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