JP2000122971A - 商品販売データ処理システム - Google Patents

商品販売データ処理システム

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JP2000122971A
JP2000122971A JP29855498A JP29855498A JP2000122971A JP 2000122971 A JP2000122971 A JP 2000122971A JP 29855498 A JP29855498 A JP 29855498A JP 29855498 A JP29855498 A JP 29855498A JP 2000122971 A JP2000122971 A JP 2000122971A
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JP
Japan
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connection
database server
data processing
sales data
failure
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JP29855498A
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English (en)
Inventor
Masanori Sanbe
雅法 三部
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を掛けずにデータベースに関する障害発
生を未然に防止する。 【解決手段】 定期的にデータベースサーバー20に関
与して各アプリケーションプロセス(10)が当該デー
タベースサーバー20に接続要求した回数Ndiを取得
可能かつ取得した接続要求回数Ndiと設定回数Nds
とを比較して取得接続要求回数Ndiが設定回数Nis
以上になったことを条件にデータベースサーバー20に
障害が発生する蓋然性が強いと判別可能に形成し、障害
が発生する蓋然性が強いと判別された場合にシステムの
一部または全部を再起動可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
プロセスからデータベースサーバーに接続要求しかつ接
続確立したデータベースサーバーへのアクセスによりデ
ータベースから取得したデータを利用して商品販売デー
タ処理を実行可能に形成された商品販売データ処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6において、アプリケーションプロセ
スは、データベースサーバー20にデータ通信可能に接
続されている。アプリケーションプロセスは、店舗内に
配設された電子キャッシレジスタ10等から成り、複数
(例えば、100台)が並列的に設けられている。もと
より、複数のアプリケーションプロセスは、1台のコン
ピュータ内で動作するものであってもよい。また、各ア
プリケーションプロセス(10)は、例えばストアコン
トローラを介してデータベースサーバー20とデータ通
信するように構築される場合がある。
【0003】データベースサーバー20は、商品販売デ
ータ処理を行なうための各種データを格納するための物
理的なファイルであるデータベースと,これを管理する
データベース管理システムと,このデータベース管理シ
ステム内のスレッドとしてアプリケーションプロセス等
と接続を確立してデータの検索・追加・変更・削除等の
データサービスを行なうワーキングスレッドとから成
る。
【0004】かかるシステムでは、あるアプリケーショ
ンプロセスがデータベース管理システムに対して接続要
求(図6のA1−1)を行ない、データベース管理シス
テムがワーキングスレッドを生成(A1−2)してアプ
リケーションプロセスとの接続を確立する(A1−
3)。
【0005】接続が確立すると、アプリケーションプロ
セスは、ワーキングスレッドに対してデータアクセス要
求(A2−1)を行ない、ワーキングスレッドはそのア
クセス要求内容にしたがってデータベースにアクセス
し、結果(A2−2)をアプリケーションプロセスへ返
す。このデータアクセスは、一回の接続で複数の要求が
可能である。アプリケーションプロセスは、要求が満た
されると、切断要求(A3−1)をワーキングスレッド
に対して行なう。これにより、接続が切断(A3−2)
される。
【0006】このように、アプリケーションプロセスが
データベースにアクセスする場合には上記一連の処理が
所定手順で繰り返され、ワーキングスレッドは接続要求
(A1−1)があるたびに生成される。すなわち、アプ
リケーションプロセスは、接続確立したデータベースサ
ーバーへのアクセスによりデータベースから取得したデ
ータを利用して商品販売データ処理を実行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デ−タベー
ス管理システム内の各プロセスが何らかの要因でロック
したり暴走することがあり得る。すると、アプリケーシ
ョンプロセス(10)からデータベースサーバー20に
接続しようとしても接続許可の応答が遅れたり、接続確
立できない場合が生じる。また、接続確立できてもアク
セスに対する返しが遅く、アプリケーションプロセス
(10)が長時間の応答待ちで停止してしまう事態も発
生する。いずれの場合も円滑で迅速な商品販売データ処
理の阻害要因となる。
【0008】しかし、かかる現象や不具合は、通常では
顕著化せずかつ発見が難しい潜在的な要因が含まれてい
る場合に、稀に発生するものである。潜在的な不具合と
しては、例えば、何日も稼動し続けた場合にメモリや管
理領域等の資源を徐々に消費してしまい、あるいはアプ
リケーションプロセスがデータベースサーバーから応答
を得られないために何度も接続リトライを繰り返す結
果、接続回数が増大すると、資源の解放漏れや最終的資
源不足になってデータベース管理システム内のプロセス
が暴走したり、ロックする障害が発生する。したがっ
て、事前に発見して修理や対策を採ることが非常に困難
である。
【0009】かくして、従来は店舗等から障害発生の連
絡を受けると、サービスマンが出向いてその原因究明と
復旧をしている。ほとんどの場合、最終的に再起動をす
ることにより復旧できる。したがって、サービスマンの
無駄時間や人手の浪費となるばかりか、店舗等は業務中
断となるので損失が大きい。
【0010】本発明の目的は、人手を掛けずにデータベ
ースに関する障害発生を未然に防止することができる商
品販売データ処理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アプ
リケーションプロセスからデータベースサーバーに接続
要求しかつ接続確立したデータベースサーバーへのアク
セスによりデータベースから取得したデータを利用して
商品販売データ処理を実行可能に形成された商品販売デ
ータ処理システムにおいて、定期的に前記データベース
サーバーに関与して前記各アプリケーションプロセスが
当該データベースサーバーに接続要求した回数または接
続確立した回数を取得可能かつ取得した接続要求回数ま
たは接続確立回数と設定回数とを比較して取得接続要求
回数または取得接続確立回数が設定回数以上になったこ
とを条件にデータベースサーバーに障害が発生する蓋然
性が強いと判別可能に形成し、障害が発生する蓋然性が
強いと判別された場合にシステムの一部または全部を再
起動可能に形成した商品販売データ処理システムであ
る。
【0012】かかる発明では、定期的に、各アプリケー
ションプロセスからデータベースサーバーに接続要求し
た回数(または、接続確立した回数)を取得し、こうし
て取得した接続要求回数(または、接続確立回数)と予
めセットされた設定回数とを比較し、取得接続要求回数
(または、取得接続確立回数)が設定回数以上になった
ことを条件にデータベースサーバーに障害が発生する蓋
然性が強いと判別する。そして、障害が発生する蓋然性
が強いと判別された場合に、システムの一部または全部
を自動的に再起動する。
【0013】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロッ
ク等の障害発生を未然防止できる。
【0014】また、請求項2の発明は、アプリケーショ
ンプロセスからデータベースサーバーに接続要求しかつ
接続確立したデータベースサーバーへのアクセスにより
データベースから取得したデータを利用して商品販売デ
ータ処理を実行可能に形成された商品販売データ処理シ
ステムにおいて、定期的に前記データベースサーバーに
接続要求可能かつ接続要求のたびにデータベースサーバ
ーに接続確立できたか否かを監視可能に形成し、接続確
立できなかったと監視された場合の接続確立不調回数を
カウント可能かつカウント接続確立不調回数と設定回数
とを比較してカウント接続確立不調回数が設定回数以上
になったことを条件にデータベースサーバーに障害が発
生する蓋然性が強いと判別可能に形成し、障害が発生す
る蓋然性が強いと判別された場合にシステムの一部また
は全部を再起動可能に形成した商品販売データ処理シス
テムである。
【0015】かかる発明では、定期的に、データベース
サーバーに接続要求しかつ接続要求のたびにデータベー
スサーバーに接続確立できたか否かを監視する。接続確
立できなかったと監視された場合に、当該接続確立不調
回数をカウントするとともに、カウント接続確立不調回
数と設定回数とを比較してカウント接続確立不調回数が
設定回数以上になったことを条件に、データベースサー
バーに障害が発生する蓋然性が強いと判別する。そし
て、障害が発生する蓋然性が強いと判別された場合にシ
ステムの一部または全部を自動的に再起動する。
【0016】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロッ
ク等の障害発生を未然防止できる。
【0017】また、請求項3の発明は、アプリケーショ
ンプロセスからデータベースサーバーに接続要求しかつ
接続確立したデータベースサーバーへのアクセスにより
データベースから取得したデータを利用して商品販売デ
ータ処理を実行可能に形成された商品販売データ処理シ
ステムにおいて、定期的に前記データベースサーバーに
接続要求可能かつこの接続要求に基づき接続確立された
データベースサーバーにアクセス可能であるとともに、
このアクセス時から設定時間経過時までに当該データベ
ースサーバーから結果応答があったか否かを監視可能に
形成し、設定時間経過前に結果応答がなかったと監視さ
れた場合にデータベースサーバーに障害が発生する蓋然
性が強いと判別可能に形成し、障害が発生する蓋然性が
強いと判別された場合にシステムの一部または全部を再
起動可能に形成した商品販売データ処理システムであ
る。
【0018】かかる発明では、定期的に、データベース
サーバーに接続要求し、この接続要求に基づき接続確立
されたデータベースサーバーにアクセスする。そして、
このアクセス時から設定時間経過時までに、当該データ
ベースサーバーから結果応答があったか否かを監視す
る。設定時間経過前に結果応答がなかったと監視された
場合に、データベースサーバーに障害が発生する蓋然性
が強いと判別し、システムの一部または全部を自動的に
再起動する。
【0019】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができるから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロ
ック等の障害発生を未然防止できる。
【0020】さらに、請求項4の発明は、前記設定時間
経過前に結果応答がなかったと監視された場合のアクセ
ス不調回数をカウント可能かつカウントされたアクセス
不調回数と設定回数とを比較してカウントアクセス不調
回数が設定回数以上になったことを条件にデータベース
サーバーに障害が発生する蓋然性が強いと判別可能に形
成されている商品販売データ処理システムである。
【0021】かかる発明では、設定時間経過前に結果応
答がなかったと監視された場合、そのアクセス不調回数
をカウントしかつカウントされたアクセス不調回数と予
めセットされた設定回数とを比較して、カウントアクセ
ス不調回数が設定回数以上になったことを条件にデータ
ベースサーバーに障害が発生する蓋然性が強いと判別す
る。
【0022】したがって、請求項3の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに一
時的なアクセス不調による無駄な再起動を回避すること
ができる。
【0023】さらに、請求項5の発明は、請求項1から
請求項4までの各発明の任意で2つ以上の組合せからな
る商品販売データ処理システムである。
【0024】かかる発明では、例えば請求項1,請求項
2および請求項3までの各発明の組合せとしかつ請求項
1および請求項2に係る各発明の各設定回数を適宜にセ
ットしておけば、データベースサーバーへの接続要求回
数または接続確立不調回数,接続確立回数およびアクセ
スから結果応答までの応答時間のいずれか最先の判別で
再起動させることができる。また、例えば請求項1,請
求項2および請求項4までの各発明の組合せとしかつ請
求項1,請求項2および請求項4に係る各発明の各設定
回数を適宜にセットしておけば、接続要求回数または接
続確立不調回数,接続確立回数およびアクセス不調回数
が当該各設定回数以上となる最先の判別で再起動させる
ことができる。データベースのオープン(接続要求また
は接続確立あるいはアクセス)からクローズ(接続切断
等)の繰り返し回数として監視・判別して再起動させる
こともできる。
【0025】したがって、請求項1から請求項4までの
各発明の場合と同様な作用効果を奏し得る他、さらにシ
ステムの規模,運転開始時期からの経過時間やアプリケ
ーションプロセスの数等に見合う好適な運用ができ、適
応性が広い。
【0026】さらにまた、請求項6の発明は、前記接続
要求,監視および判別が前記アプリケーションプロセス
と別個のデータベースサーバー監視プロセスで実行され
るものとされている商品販売データ処理システムであ
る。
【0027】かかる発明では、請求項1から請求項5ま
での各発明の場合と同様な作用効果を奏することができ
ることに加え、さらに各アプリケーションプロセスに商
品販売データ処理を中断させることなく何時でもデータ
ベースサーバーに対する接続要求・監視・判別ができる
から、取扱い容易で業務能率を維持できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)本商品販売データ処理システムは、
図1に示す如く、基本的構成・機能が従来例の場合(図
6)と同様とされているが、さらに定期的にデータベー
スサーバー20に関与して各アプリケーションプロセス
(10)が当該データベースサーバー20に接続要求し
た回数Ndiを取得可能かつ取得した接続要求回数Nd
iと設定回数Ndsとを比較して取得接続要求回数Nd
iが設定回数Nis以上になったことを条件にデータベ
ースサーバー20に障害が発生する蓋然性が強いと判別
可能に形成し、障害が発生する蓋然性が強いと判別され
た場合にシステムの一部または全部を再起動可能に形成
されている。
【0029】また、この第1の実施形態では、接続要
求,監視および判別がアプリケーションプロセス(電子
キャッシュレジスタ10)と別個のデータベースサーバ
ー監視プロセス(監視パソコン30)で実行可能に形成
されている。もっとも、データベースサーバー監視プロ
セスは、アプリケーションプロセス(電子キャッシュレ
ジスタ10)やデータベースサーバー20内の構成要素
を利用して構築することもできる。
【0030】ここに、データベースサーバー監視プロセ
ス(30)は、図2に示す如く、一定時間待機(ST1
0)することにより、つまり定期的に、データベースサ
ーバー20(データベース管理システム)に接続要求送
信(図1のB1−1)を行なう(ST11)。すると、
ワーキングスレッドが生成(図1のB1−2)され、こ
のワーキングスレッドが当該データベースサーバー監視
プロセス(30)へ接続確立(B1−3)を応答する。
【0031】かくして、この応答を受信(ST12のY
ES)したデータベースサーバー監視プロセス(30)
は、各アプリケーションプロセス(10)からデータベ
ースサーバー20に接続要求した回数Ndiを取得する
(ST13)。この実施形態では、接続要求回数Ndi
はデータベースサーバー30内に格納されており、接続
許可の応答の際に取得可能に形成されている。
【0032】また、自機(30)内に予めセットされた
設定回数Ndsを取得(ST14)し、取得接続要求回
数Ndiと設定回数Ndsとを比較(ST15)し、取
得接続要求回数Ndiが設定回数Nds以上になったこ
とを条件にデータベースサーバー20に障害が発生する
蓋然性が強いと判別する(ST15のYES)。
【0033】そして、障害が発生する蓋然性が強いと判
別された場合に、システムの一部(例えば、データベー
ス管理システム)または全部(データベース管理システ
ム等およびアプリケーションプロセス)を自動的に再起
動する(ST16)。
【0034】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができるから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロ
ック等の障害発生を未然防止できる。また、各アプリケ
ーションプロセス(10)を含む全体を再起動すれば、
応答待ち時間が長時間になるために各アプリケーション
プロセス(10)自体が停止してしまう等の事態を回避
することができる。
【0035】また、アプリケーションプロセス(電子キ
ャッシュレジスタ10)と別個のデータベースサーバー
監視プロセス(監視パソコン30)で接続要求,監視お
よび判別を実行するので、各アプリケーションプロセス
(10)に商品販売データ処理を中断させることなく何
時でもデータベースサーバーに対する接続要求・監視・
判別ができるから、取扱い容易で業務能率を維持でき
る。
【0036】(第2の実施形態)この実施形態は、定期
的にデータベースサーバー20に関与して各アプリケー
ションプロセス(10)が当該データベースサーバー2
0に接続確立した回数Neiを取得可能かつ取得した接
続確立回数Neiと設定回数Nesとを比較して取得接続
確立回数Neiが設定回数Nes以上になったことを条件
にデータベースサーバー20に障害が発生する蓋然性が
強いと判別可能に形成し、障害が発生する蓋然性が強い
と判別された場合にシステムの一部または全部を再起動
可能に形成されている。
【0037】すなわち、第1の実施形態における接続要
求回数Ndiおよび設定回数Ndsを接続確立回数Ne
iおよび設定回数Nesに変更してある。したがって、
第2の実施形態の作用・動作は、第1の実施形態の作用
・動作(図2)のNdi,NdsをNei,Nesに読み
替えればよい。
【0038】かくして、第1の実施形態の場合と同様な
作用効果を奏することができることに加え、さらに接続
要求後の接続確立回数Neiを監視するので、より実質
的で軽度的な障害発生の蓋然性も払拭でき得る。
【0039】(第3の実施形態)この実施形態は、基本
的構成・機能が第1(第2)の実施形態の場合(図1)
と同様であるが、図3に示すように、データベースサー
バー監視プロセス(30)が定期的にデータベースサー
バー20に接続要求可能かつ接続要求のたびにデータベ
ースサーバー20に接続確立できたか否かを監視可能に
形成し、接続確立できなかったと監視された場合の接続
確立不調回数Noiをカウント可能かつカウント接続確
立不調回数Noiと設定回数Nosとを比較してカウン
ト接続確立不調回数Noiが設定回数Nos以上になっ
たことを条件にデータベースサーバー20に障害が発生
する蓋然性が強いと判別された場合に、システムの一部
または全部を再起動可能に形成されている。
【0040】すなわち、データベースサーバー監視プロ
セス(30)は、定期的(図3のST20)に、データ
ベースサーバー20に接続要求(ST21…図1のB−
1)しかつ接続要求のたびにデータベースサーバー20
に接続確立できたか否かを監視する(ST22,ST2
3)。一定時間だけ応答を待って(ST22)から、接
続確立が不調(不能)であったか否かを判別(ST2
3)する。
【0041】接続確立できなかったと監視(判別)され
た場合(ST23のYES)つまり図1のワーキングス
レッドの生成B1−2を介したB1−3が返ってこない
場合に、データベースサーバー監視プロセス(30)内
のカウンターが当該接続確立不調回数Noiをカウント
(Noi=Noi+1)する(ST24)とともに、カ
ウント接続確立不調回数Noiと自機(30)から取得
(ST25)した設定回数Nosとを比較してカウント
接続確立不調回数Noiが設定回数Nos以上になった
か否かを判別(ST26)する。
【0042】そして、Noi≧Nosであることを条件
に、データベースサーバー20に障害が発生する蓋然性
が強いと判別(ST26のYES)する。これにより、
システムの一部または全部を自動的に再起動する(ST
27)。
【0043】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができるから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロ
ック等の障害発生を未然防止できる。しかも、自ら(3
0)が実際に行なった接続要求に対して接続許可がない
場合の回数Noiを監視するので、第2の実施形態の場
合に比較して、データベースサーバー20に障害が発生
する蓋然性がより強い事態について対処できる。
【0044】(第4の実施形態)この実施形態の場合も
基本的構成・機能が第1(第2,第3)の実施形態の場
合(図1)と同様であるが、図4に示すように、定期的
にデータベースサーバー20に接続要求可能かつこの接
続要求に基づき接続確立されたデータベースサーバー2
0にアクセス可能であるとともに、このアクセス時から
設定時間経過時までに当該データベースサーバー20か
ら結果応答があったか否かを監視可能に形成し、設定時
間経過前に結果応答がなかったと監視された場合にデー
タベースサーバー20に障害が発生する蓋然性が強いと
判別してシステムの一部または全部を再起動可能に形成
されている。
【0045】すなわち、データベースサーバー監視プロ
セス(30)は、定期的(図4のST30)に、データ
ベースサーバー20に接続要求(ST31…図1のB1
−1)し、この接続要求に基づき接続確立応答待ち時間
内(ST32)に接続確立(B1−3を受信。)できた
場合に、データベースサーバー20にアクセス(図1の
B2−1)する(ST33)。
【0046】そして、このアクセス時から設定時間経過
時(結果応答待ち時間内)までに、当該データベースサ
ーバーから結果応答があったか否かを監視する(ST3
4,ST35)。設定時間経過前に結果応答がなかった
(図1のB2−2を受信できない。)つまりタイムオー
バーと監視された場合に、データベースサーバー20に
障害が発生する蓋然性が強いと判別(ST35のYE
S)し、システムの一部または全部を自動的に再起動
(ST36)する。
【0047】したがって、データベース管理システム等
の資源の解放漏れや最終的資源不足を事前的に解消する
ことができるから、人手を掛けずにプロセスの暴走やロ
ック等の障害発生を未然防止できる。また、接続確立不
調に係る第3の実施形態との場合に比較して早期の対処
ができる。
【0048】なお、設定時間経過前に結果応答があった
(図1のB2−2を受信できた。)と監視された場合
(ST34,ST35のNO)には、切断要求(図1の
B3−1)をして切断(B3−2)を待つ。
【0049】(第5の実施形態)この実施形態は、第4
の実施形態の場合と同様な構成であるが、図5に示す如
く、設定時間経過前に結果応答がなかったと監視された
場合のアクセス不調回数Naiをカウント可能かつカウ
ントされたアクセス不調回数Naiと設定回数Nasと
を比較して、カウントアクセス不調回数Naiが設定回
数Nas以上になったことを条件にデータベースサーバ
ー20に障害が発生する蓋然性が強いと判別して、再起
動可能に形成されている。
【0050】すなわち、第4の実施形態の場合(図4の
ST30〜ST34)と同様な過程を経て(図5のST
40〜ST44)、設定時間経過前に結果応答がなかっ
た(タイムオーバー)と監視された場合(ST45のY
ES)、そのアクセス不調回数Naiをカウント(Na
i=Nai+1)し(ST46)かつカウントアクセス
不調回数Naiが自機(30)ないから取得した設定回
数Nas以上になったことを条件にデータベースサーバ
ー20に障害が発生する蓋然性が強いと判別(ST48
のYES)して、再起動(ST49)する。
【0051】したがって、ST44の結果待ち時間は、
第4の実施形態の場合(図4のST34)の結果待ち時
間よりも短く設定した運用ができる。つまり、アクセス
不調機会の多さから再起動可能に形成されている。
【0052】したがって、第4の実施形態の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに一
時的なアクセス不調による無駄な再起動を回避すること
ができる。
【0053】(第6の実施形態)この実施形態は、請求
項5の発明に対応し、第1の実施形態(請求項1に対
応),第2の実施形態(請求項1に対応),第3の実施
形態(請求項2に対応)、第4の実施形態(請求項3に
対応)および第5の実施形態(請求項4に対応)までの
任意で2つ以上の監視・判別機能の組合せを持つ商品販
売データ処理システムとして構築する場合である。
【0054】例えば、第1の実施形態から第4の実施形
態までの各機能の組合せとしかつ第1の実施形態(また
は、第2の実施形態)および第3の実施形態に係る各設
定回数Nds(Nes),Nosを適宜にセットしてお
けば、データベースサーバー20への接続要求回数Nd
i(接続確立不調回数Nei),接続確立回数Noiお
よびアクセスから結果応答までの応答時間のいずれか最
先の判別で再起動させることができる。
【0055】また、例えば、第1の実施形態から第3の
実施形態および第5の実施形態の組合せとしかつ第1の
実施形態から第3の実施形態および第5の実施形態に係
る各設定回数Nds,Nes,Nos,Nasを適宜に
セットしておけば、接続要求回数Ndsまたは接続確立
不調回数Nes,接続確立回数Nosおよびアクセス不
調回数Nasが当該各設定回数以上となる最先の判別で
再起動させることができる。
【0056】さらに、データベースのオープン(接続要
求または接続確立あるいはアクセス)からクローズ(接
続切断等)の繰り返し回数として監視・判別して再起動
させることができる。
【0057】したがって、第1の実施形態から第5の実
施形態の場合と同様な作用効果を奏し得る他、さらにシ
ステムの規模,運転開始時期からの経過時間やアプリケ
ーションプロセスの数等に見合う好適な運用ができ、適
応性が広い。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、定期的に各ア
プリケーションプロセスがデータベースサーバーに接続
要求した回数または接続確立した回数を取得し、取得接
続要求回数または取得接続確立回数が設定回数以上にな
ったことを条件にデータベースサーバーに障害が発生す
る蓋然性が強いと判別してシステムの一部または全部を
再起動可能に形成された商品販売データ処理システムで
あるから、データベース管理システム等の資源の解放漏
れや最終的資源不足を事前的に解消することができる。
よって、人手を掛けずにプロセスの暴走やロック等の障
害発生を未然防止できる。
【0059】また、請求項2の発明によれば、定期的に
データベースサーバーに接続要求可能かつ接続確立でき
なかったと監視された場合の接続確立不調回数をカウン
ト可能かつカウント接続確立不調回数が設定回数以上に
なったことを条件にデータベースサーバーに障害が発生
する蓋然性が強いと判別してシステムの一部または全部
を再起動可能に形成した商品販売データ処理システムで
あるから、データベース管理システム等の資源の解放漏
れや最終的資源不足を事前的に解消することができる。
よって、人手を掛けずにプロセスの暴走やロック等の障
害発生を未然防止できる。
【0060】また、請求項3の発明によれば、定期的に
データベースサーバーに接続要求可能アクセス可能であ
るとともに、設定時間経過前に結果応答がなかったと監
視された場合にデータベースサーバーに障害が発生する
蓋然性が強いと判別してシステムの一部または全部を再
起動可能に形成した商品販売データ処理システムである
から、データベース管理システム等の資源の解放漏れや
最終的資源不足を事前的に解消することができる。よっ
て、人手を掛けずにプロセスの暴走やロック等の障害発
生を未然防止できる。
【0061】さらに、請求項4の発明によれば、設定時
間経過前に結果応答がなかったと監視された場合のアク
セス不調回数をカウント可能かつカウントアクセス不調
回数が設定回数以上になったことを条件にデータベース
サーバーに障害が発生する蓋然性が強いと判別可能に形
成されているので、請求項3の発明の場合と同様な効果
を奏することができることに加え、さらに一時的なアク
セス不調による無駄な再起動を回避することができる。
【0062】さらに、請求項5の発明によれば、請求項
1から請求項4までの各発明の任意で2つ以上の組合せ
からなる商品販売データ処理システムであるから、デー
タベースサーバーへの接続要求回数または接続確立不調
回数,接続確立回数およびアクセスから結果応答までの
応答時間のいずれか最先の判別で再起動させることがで
きる。また、例えば接続要求回数または接続確立不調回
数,接続確立回数およびアクセス不調回数が当該各設定
回数以上となる最先の判別で再起動させることができ
る。さらにデータベースのオープン(接続要求または接
続確立あるいはアクセス)からクローズ(接続切断等)
の繰り返し回数として監視・判別して再起動させること
ができる。
【0063】したがって、請求項1から請求項4までの
各発明の場合と同様な効果を奏し得る他、さらにシステ
ムの規模,運転開始時期からの経過時間やアプリケーシ
ョンプロセスの数等に見合う好適な運用ができ、適応性
が広い。
【0064】さらにまた、請求項6の発明によれば、接
続要求,監視および判別がアプリケーションプロセスと
別個のデータベースサーバー監視プロセスで実行される
ものとされているので、請求項1から請求項5までの各
発明の場合と同様な効果を奏することができることに加
え、さらに各アプリケーションプロセスに商品販売デー
タ処理を中断させることなく何時でもデータベースサー
バーに対する要求・監視・判別ができるから、取扱い容
易で業務能率を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【図3】本発明の第3の実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】本発明の第4の実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】本発明の第5の実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】従来例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10 電子キャッシュレジスタ(アプリケーションプロ
セス) 20 データベースサーバー 30 監視パソコン(データベースサーバー監視プロセ
ス)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプロセスからデータベ
    ースサーバーに接続要求しかつ接続確立したデータベー
    スサーバーへのアクセスによりデータベースから取得し
    たデータを利用して商品販売データ処理を実行可能に形
    成された商品販売データ処理システムにおいて、 定期的に前記データベースサーバーに関与して前記各ア
    プリケーションプロセスが当該データベースサーバーに
    接続要求した回数または接続確立した回数を取得可能か
    つ取得した接続要求回数または接続確立回数と設定回数
    とを比較して取得接続要求回数または取得接続確立回数
    が設定回数以上になったことを条件にデータベースサー
    バーに障害が発生する蓋然性が強いと判別可能に形成
    し、障害が発生する蓋然性が強いと判別された場合にシ
    ステムの一部または全部を再起動可能に形成した商品販
    売データ処理システム。
  2. 【請求項2】 アプリケーションプロセスからデータベ
    ースサーバーに接続要求しかつ接続確立したデータベー
    スサーバーへのアクセスによりデータベースから取得し
    たデータを利用して商品販売データ処理を実行可能に形
    成された商品販売データ処理システムにおいて、 定期的に前記データベースサーバーに接続要求可能かつ
    接続要求のたびにデータベースサーバーに接続確立でき
    たか否かを監視可能に形成し、接続確立できなかったと
    監視された場合の接続確立不調回数をカウント可能かつ
    カウント接続確立不調回数と設定回数とを比較してカウ
    ント接続確立不調回数が設定回数以上になったことを条
    件にデータベースサーバーに障害が発生する蓋然性が強
    いと判別可能に形成し、障害が発生する蓋然性が強いと
    判別された場合にシステムの一部または全部を再起動可
    能に形成した商品販売データ処理システム。
  3. 【請求項3】 アプリケーションプロセスからデータベ
    ースサーバーに接続要求しかつ接続確立したデータベー
    スサーバーへのアクセスによりデータベースから取得し
    たデータを利用して商品販売データ処理を実行可能に形
    成された商品販売データ処理システムにおいて、 定期的に前記データベースサーバーに接続要求可能かつ
    この接続要求に基づき接続確立されたデータベースサー
    バーにアクセス可能であるとともに、このアクセス時か
    ら設定時間経過時までに当該データベースサーバーから
    結果応答があったか否かを監視可能に形成し、設定時間
    経過前に結果応答がなかったと監視された場合にデータ
    ベースサーバーに障害が発生する蓋然性が強いと判別可
    能に形成し、障害が発生する蓋然性が強いと判別された
    場合にシステムの一部または全部を再起動可能に形成し
    た商品販売データ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記設定時間経過前に結果応答がなかっ
    たと監視された場合のアクセス不調回数をカウント可能
    かつカウントされたアクセス不調回数と設定回数とを比
    較してカウントアクセス不調回数が設定回数以上になっ
    たことを条件にデータベースサーバーに障害が発生する
    蓋然性が強いと判別可能に形成されている請求項3記載
    の商品販売データ処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までの各発明の任
    意で2つ以上の組合せからなる商品販売データ処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記接続要求,監視および判別が前記ア
    プリケーションプロセスと別個のデータベースサーバー
    監視プロセスで実行されるものとされている請求項1か
    ら請求項5までのいずれか1項に記載された商品販売デ
    ータ処理システム。
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