JP2000122528A - 地図画像生成装置、地図画像生成方法、および地図 - Google Patents

地図画像生成装置、地図画像生成方法、および地図

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JP2000122528A
JP2000122528A JP29796998A JP29796998A JP2000122528A JP 2000122528 A JP2000122528 A JP 2000122528A JP 29796998 A JP29796998 A JP 29796998A JP 29796998 A JP29796998 A JP 29796998A JP 2000122528 A JP2000122528 A JP 2000122528A
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Naoki Yamamura
直樹 山村
Takayoshi Suzuki
隆義 鈴木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信機のサービスエリアを表す地図を
作成するための地図画像生成装置、および通信可能領域
を表す領域地図画像を生成する地図画像生成方法、並び
に同装置および方法を用いた地図を得る。 【解決手段】 移動体通信機と通信するための複数の無
線局に関する設置位置と通信能力とを記憶した無線局情
報記憶部と、無線局の通信能力に対応する推定通信距離
を設定した通信距離記憶部と、無線局情報記憶部から無
線局の設置位置を読み出し、通信距離記憶部を参照し
て、所定の地図座標系で構成された描画領域において、
無線局の設置位置を中心として、推定通信距離を半径と
する所定の色調の塗りつぶし円を描画する描画処理部
と、描画された複数の塗りつぶし円によって合成され
る、移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像
を、印刷用製版画像データに変換する編集処理部とを備
え、移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信機のサ
ービスエリアを表す地図を作成するための地図画像生成
装置に関する。特に、移動体通信機と通信するために設
置される無線局の無線局情報に基づいて、通信可能領域
を表す領域地図画像を生成する地図画像生成装置、同装
置を用いた地図画像生成方法、および前記装置を用いて
制作された地図に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、PHS、携帯情報端
末、MCA無線などの無線を利用した各種通信サービス
が急速に普及している。これらの通信サービスを提供す
る会社では、自社の無線局網によって通信可能なサービ
スエリアを表すエリアマップを作成し、顧客獲得のため
の販促ツールであるパンフレットやポスター等に利用し
ている。
【0003】ところで、通信サービス会社では、サービ
スエリアマップを作成するために、通常は、通信用アン
テナを備えた無線局を新たに設置する都度、その無線局
を中心とした地域において、専用の測定器を用いて電波
出力を測定したり、基準となる移動体通信機を用いて実
際に通信可能か否かを確認しながら、通信可能領域を地
図上にプロットし、サービスエリアマップの原図資料を
作成している。
【0004】また最近は、市街地のみならず郊外の住宅
地や行楽地、また、主要道路沿線や鉄道沿線、さらに山
間部や海浜部の観光地などにも、無線局の設置地域を広
げており、また、市街地においても、地下街や地下鉄駅
構内、地下駐車場、ビル内などに無線局を設置し、移動
体通信機の利用者の便宜を図っており、それに伴ってサ
ービスエリアマップを作成するための原図資料も膨大な
量になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、サービスエリ
アマップを作成するために、無線局ごとに通信可能領域
を現地にて確認する作業が行われ、多大な労力と時間と
が必要であった。また収集された膨大な量の原図資料に
もとづいて、それらを一枚の地図上にプロットし直して
いく作業も手作業で行われているため、最新のサービス
エリアマップを短日数で作成することは困難である。本
発明は前記事情に鑑み、最新のサービスエリアマップを
短時間に作成することができる地図画像生成装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、通信サー
ビス会社が保有している無線局に関する設置位置や通信
能力などの無線局管理データを利用して、サービスエリ
アマップを作成することを着想した。すなわち、無線局
管理データには各無線局の所在地データ、および通信能
力データ等が蓄積されており、これらのデータを利用す
ることによって、コンピュータを用いて通信可能領域を
表す地図画像を作成することが可能になる。この場合、
各無線局の通信能力を推定通信距離に換算できることに
着目し、この推定通信距離を半径とする塗りつぶし円
を、コンピュータを用いて各無線局ごとに描画すること
により、サービスエリアを示す地図画像が得られ、これ
を既成の地理画像と重ね合わせることによって、サービ
スエリアマップを短時間に作成することが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の地図画像生成装置
について、その実施の形態を、図面に基づいて詳細に説
明する。なお、図1は、本地図画像生成装置の物理的構
成を示すブロック図、図2は、本地図画像生成装置の論
理的構成を示すブロック図である。
【0008】(装置の構成)先ず始めに、地図画像生成
装置の物理的構成について説明する。本装置は、コンピ
ュータメーカ各社が製造販売しているパーソナルコンピ
ュータ、もしくはワークステーションにて構成すること
ができる。すなわち、本装置は、図1に示すように、装
置全体を制御するCPU11と、装置を動作させるプロ
グラムやデータなどを記憶するための揮発性半導体メモ
リであるRAM13と、起動時に、外部記憶装置14に
記憶されているプログラムやデータを、RAM13に格
納するためのプログラムを内蔵した不揮発性半導体メモ
リであるROM(リードオンリメモリ)12などを備え
ている。また、本装置を操作するためのマウスやキーボ
ードなどの入力操作装置15と、CRTなどの表示装置
16を備えている。さらに、本装置で地図画像を作成す
るための元データを外部データベースから取り込んだ
り、外部に接続された画像形成装置へ、本装置にて生成
した地図画像データを出力して可視画像を形成するため
の外部接続装置17などを備えている。
【0009】次に、本装置の論理的な構成を図2に示
す。図において、10は本発明の地図画像生成装置であ
る。1は、演算制御部であり、図1に示したCPU11
に相当する。2は描画条件設定部であり、本装置にて、
移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を生成
するときの各種条件を設定する。描画条件設定部2は、
プログラムソフト、及び図1に示した入力操作装置15
などで構成される。3は、図2に示したRAM13の一
部であり、領域地図画像を生成するための数値データ領
域3Aや画像データ領域3Bで構成される主メモリ部で
ある。4はデータ記憶部であり、移動体通信機と通信す
るための複数の無線局に関する設置位置と、当該無線局
の通信能力とを記憶した無線局情報記憶部4Aと、無線
局の通信能力に対応する推定通信距離を設定した通信距
離記憶部4Bとで構成される。データ記憶部4は、図1
に示した外部記憶装置14の一部であり、外部記憶装置
14は、固定磁気ディスクや、可搬型のフレキシブルデ
ィスク、光磁気ディスク、磁気テープ装置などで構成す
ることができる。
【0010】5および6は、本発明の主たる構成要素で
ある描画処理部、および編集処理部である。描画処理部
5は、無線局情報記憶部4Aから無線局の設置位置を読
み出すとともに、通信距離記憶部4Bを参照して、当該
無線局の通信能力に対応する推定通信距離を読み出した
後、所定の地図座標系で構成された描画領域、ここでは
画像データ領域3Bに設けられた仮想地図上において、
無線局の設置位置を中心として、推定通信距離を半径と
する所定の色調の塗りつぶし円を描画する。また、編集
処理部6は、前記仮想地図上において描画された複数の
塗りつぶし円によって構成される、移動体通信機の通信
可能領域を表す領域地図画像を、印刷用製版画像データ
に変換する。
【0011】これらの描画処理部5、および編集処理部
6は、プログラムソフトによって構成される。描画処理
部5を構成するプログラムソフトは、例えば、米国アラ
バマ州、ハンツビルに所在するインターグラフ社のMG
E(Modular GISEnvironmen
t)、米国カリフォルニア州、レッドランズに所在する
ESRI社のARC/INFO、ArcView、米国
ニューヨーク州、トロイに所在するマップインフォ社の
Mapinfoなどの地図情報処理(GIS)ソフトを
用いることができる。また、編集処理部6を構成するプ
ラグラムソフトは、例えば、米国AdobeSyste
m社のIllustratorなどの画像処理ソフトを
用いることができる。
【0012】これらのプログラムソフトは、図1に示し
た外部記憶装置14である固定磁気ディスクに格納され
ており、本装置の起動時に外部記憶装置14から読み出
されてRAM13に格納された後、実行される。なお、
7は、図1に示した表示装置16を含む表示部である。
また、8は、図1に示した外部接続装置17を含む外部
入出力制御部である。
【0013】次に、地図画像生成装置10の詳細につい
て、図を参照しながら説明する。先ず、本装置の無線局
情報記憶部4Aに格納されている無線局情報について説
明する。図3は、無線局情報の一例である。図におい
て、31は、無線局を識別するための管理番号、32、
33は、無線局の設置位置を示す地図座標である。3
4、35は、設置された無線機の性能を示す通信周波数
と電波出力である。36は、当該無線局の開局日、また
は開局予定日を示している。37は、無線局の設置場所
に関する局属性である。また、38は、無線局の所在地
である。例えば、管理番号「A00001」の無線局
は、「東経139度41分00秒」、「北緯35度39
分00秒」の位置に、通信周波数帯「1.5GHz」、
出力「50mW」の無線機が、「1996年12月31
日」に所在地「A1」の「ビル屋上」に設置されたこと
を示している。
【0014】本装置は、図3に示すような、各所に設け
られた多数の無線局に関し、その設置位置32、33や
無線機の性能34、35、開局日36等で構成される無
線局情報を、フレキシブルディスクや光磁気ディスクな
どの携帯型記録媒体を介し、あるいは外部接続装置17
を介して無線局管理データベースからダウンロードし、
無線局情報記憶部4Aにあらかじめ格納しておく。な
お、この無線局情報は、パーソナルコンピュータでよく
利用されている一般的なテキストデータ形式でもよい
が、あるいは表計算ソフトやデータベースソフトで用い
られるデータ形式であってもよい。
【0015】次に、前記各無線局に設置された無線機の
通信性能に対応する推定通信距離について説明する。推
定通信距離は無線機の電波出力35と相関があり、ほぼ
一義的に決定することができる。本装置では、図4に示
すように、無線機の機種、すなわち、通信周波数帯41
と電波出力42に対応する推定通信距離43をあらかじ
め設定し、その対応表を図1に示した通信距離記憶部4
Bに格納しておく。例えば、図4(a)の通信周波数帯
「1.5GHz」、出力「50mW」の無線機は、推定
通信距離が「250m」であり、図4(b)の通信周波
数帯「800MHz」、出力「20mW」の無線機は、
推定通信距離が「200m」であることを示している。
【0016】なお、図4の例では、図3に示した各種無
線機の性能、すなわち、通信周波数帯33、および電波
出力35に対応して推定通信距離43を設定している
が、単に無線機の機種を示す符号に対応して、推定通信
距離43を設定するように構成してもよい。また、機種
ごとの推定通信距離を示す対応表は、機種が数種〜数十
種程度であれば、キーボードを用いた手動操作で、本装
置の通信距離記憶部4Bに入力してもよい。一方、図3
に示した無線局情報は、例えば、大都市圏においては、
数万〜数10万件になるので、前述したように、通信サ
ービス会社の無線局管理データベースから、情報処理手
段を用いて抽出し作表するのがよい。
【0017】次に、本装置の描画処理部5、および編集
処理部6について説明する。先ず、描画処理部5は、無
線局情報記憶部4Aに格納されている無線局の設置位置
32、33、および通信距離記憶部4Bに格納されてい
る無線機ごとの推定通信距離43を参照して、無線機の
設置位置32、33を中心とし、推定通信距離43を半
径とする塗りつぶし円を、仮想地図上で順次描画する。
その際、描画条件設定部2にて設定された各種条件に基
づき、描画の対象となる無線局のみ抽出し、抽出した無
線局について所定の設定された色調にて塗りつぶし円を
描画する。
【0018】次に、仮想地図上で描画された複数の塗り
つぶし円によって構成される、移動体通信機の通信可能
領域を表す領域地図画像を、編集処理部6が、描画条件
設定部2にて、あらかじめ設定した出力領域の範囲につ
いて、所定の縮尺率にて縮小処理、および切り出し処理
を行い、次いで、製版印刷に必要なトンボ等を貼り込み
描画した後、印刷用の製版画像データに変換する。その
後、製版画像データは、図示しない画像形成装置、例え
ば、イメージセッタと呼ばれるフイルム出力機に入力し
て、色版別の製版フィルムを作成する。
【0019】(装置の作用動作)次に、上記描画処理部
5、および編集処理部6の作用動作について、図5に示
すフロー図を参照しながら詳細に説明する。最初に、本
装置のデータ記憶部4に、前述した無線局情報、および
無線機の機種ごとの推定通信距離データを格納してお
く。次に、図5に示すフロー図のステップS1にて、領
域地図画像の描画条件を設定する。この処理は、図2に
示す描画条件設定部2にて行われる処理である。ステッ
プS1の描画条件設定処理では、図6に示すような項目
について、設定処理を行う。なお、図6は描画条件設定
処理の画面表示例を示している。
【0020】図6に示すように、本装置では、移動体通
信機の通信可能領域を表す領域地図画像を生成するため
に、先ず、作図法、縮尺、および出力領域を選択、もし
くは数値入力する。なお、地図の作図法や経緯度の表示
法には、複数の種類があるので、本装置では、それらの
うちのいずれかを選択可能に構成することよって、製版
時に合成する地理画像との誤差を解消することができ
る。さらに、縮尺率、および出力領域をそれぞれ設定す
ることにより、所望の地域の領域地図画像を、所定の縮
尺率で自由に生成可能としている。なお、図に示すUT
M(Universal Transvers Mercator System) 座標系は、
国際的に定められた地図作図基準であり、赤道上に原点
が設けられ、例えば、作図地域「NJ54」は、北半球
の北緯38°東経141°を中心とする地図を指す。ま
た、19座標系は、日本の測量法で定められた独自の地
図作図基準であり、日本の領地内に設けられた19か所
の原点を基準に作図される。
【0021】本装置では、無線局情報記憶部4Aに格納
されているすべての無線局を対象に、領域地図画像を生
成することもできるが、ステップS1の描画条件設定処
理において、描画対象とする無線局を選択、もしくは描
画対象から除外する無線局を指定することによって、特
定の条件の無線局についてのみ領域地図画像を生成する
ことができる。例えば、図6に示した例では、無線局の
局属性に関し、「地下駅」「地下街」などに設置されて
いる無線局を、描画対象から除外するように指定するこ
とができる。また、通信周波数帯を「800MHz」に
設定してあり、他の通信周波数帯の無線局を描画対象か
ら除外するように指定することができる。
【0022】また、本装置では、開局日、あるいは開局
予定日等に関する開局基準日を設定することにより、各
無線局の開局日、もしくは開局予定日が当該基準日以前
か、以降かによって、別途設定される色指定に基づいて
各無線局ごとに色分けした領域地図画像を生成すること
ができる。例えば、「開局基準日1」以前に開局された
無線局は、指定色「C1M1Y1K1」にて、また「開
局基準日1」以降で「開局基準日2」以前に開局される
無線局は、指定色「C2M2Y2K3」にて、さらに、
「開局基準日2」以降で「開局基準日3」以前に開局さ
れる無線局は、指定色「C3M3Y3K3」にて、塗り
つぶし円を描画するように描画条件を設定する。
【0023】なお、図6に示す例では、「開局基準日
3」に年月日を設定した場合、「開局基準日3」以降に
開局される無線局は描画対象から除外される。また、
「開局基準日3」に年月日を設定しなかった場合は、
「開局基準日2」以降に開局される無線局が描画対象か
ら除外される。同様に、「開局基準日3」と「開局基準
日2」の両方とも年月日を設定しなかった場合は、「開
局基準日1」以降に開局される無線局が描画対象から除
外される。
【0024】以上の描画条件の設定を終えたら、ステッ
プS2〜S6の地図画像描画処理を実行する。これらの
処理は、図2に示した描画処理部5が、データ記憶部4
および主メモリ部3を使用して行う処理である。描画処
理は、先ず、ステップS2において、無線局情報記憶部
4Aから1局づつ無線局情報を読み出し、次いで、読み
出した無線局が、描画対象か否かをステップS3におい
て判別する。ステップS3では、当該無線局の通信周波
数帯や局属性、および開局日がステップS1において設
定された描画条件に適合するか否か照合され、もし除外
指定されている場合は、当該無線局に関する描画処理を
行わず、ステップS2に戻り、次の無線局情報を読み出
す。
【0025】ステップS3において、当該無線局が描画
対象と判定されたときは、ステップS4〜ステップS5
の描画演算処理に進む。なお、この描画演算処理は、前
述した地図情報処理(GIS)用ソフトウェアを用いた
仮想地図上で行われる処理である。ステップS4の演算
処理では、先ず、読み出した無線局情報のうち、緯度経
度で表された無線局の設置位置に基づいて、地図画像を
生成するための主メモリ部3の画像データ領域3Bにお
いて、描画する塗りつぶし円の中心座標を演算する。す
なわち、設置位置の緯度経度は、地球を楕円体とみなし
たときの3次元座標系であるが、それを2次元平面であ
る地図上にプロットする際は、正確な距離が得られるよ
うに、XY直交座標系における座標に変換処理を行う。
次いで、前記無線局情報のうち、無線機の性能を示す通
信周波数帯、および電波出力に基づいて、通信距離記憶
部4Bにあらかじめ登録されている該当する無線機によ
る推定通信距離を得る。
【0026】次に、ステップS5において、当該無線機
の推定通信距離を半径とする塗りつぶし円の描画処理を
行う。なお、ここで描画される塗りつぶし円は、緯度経
度座標で表現される仮想地図上に描画される。この描画
処理においては、先ず、前記ステップS1において設定
した開局基準日を参照し、当該無線機の開局日が前記開
局基準日のいずれの期間に該当するかを判定し、当該期
間に指定されているいずれかの色調にて、塗りつぶし円
を描画する。なお、このとき、「開局基準日1」以前に
該当する無線局については、第1の描画レイヤに、ま
た、「開局基準日1」以降で、「開局基準日2」以前に
該当する無線局については、第2の描画レイヤに、さら
に「開局基準日2」以降で、「開局基準日3」以前に該
当する無線局については、第3の描画レイヤに、それぞ
れの指定色にて塗りつぶし円を描画する。
【0027】これらの3つの描画レイヤは、第1、第
2、第3の順で優先順位が設定され、例えば、第3の描
画レイヤに描画された塗りつぶし円と、第2の描画レイ
ヤに描画された塗りつぶし円とが、一部重なっていると
きは、その重なり部においては、第2の描画レイヤに描
画された塗りつぶし円の色調が優先されるように構成す
る。同様に、第2の描画レイヤに描画された塗りつぶし
円と、第1の描画レイヤに描画された塗りつぶし円と
が、一部重なっているときは、その重なり部において
は、第1の描画レイヤに描画された塗りつぶし円の色調
が優先される。すなわち、塗りつぶし円の重なり部にお
いては、第1の描画レイヤに描画された塗りつぶし円の
色調が最優先で表現され、次いで、第2の描画レイヤに
描画された塗りつぶし円の色調が優先され、最後に、第
3の描画レイヤに描画された塗りつぶし円が表現され
る。
【0028】次に、ステップS6において、すべての無
線局についての描画処理が完了したか否かをチェック
し、もし、未処理の無線局情報が存在する場合は、ステ
ップS3〜ステップS5の描画処理を反復する。ステッ
プS6において、すべての無線局についての地図画像描
画処理が完了したときは、ステップS7〜ステップS9
の地図画像編集処理に進む。この処理は、前記ステップ
S3〜S5において、仮想地図上において描画した通信
可能領域を示す領域地図画像を、図2に示した本装置の
編集処理部6が、原寸の領域地図画像に変換処理する工
程である。
【0029】先ず、ステップS7において、仮想地図の
縮小処理を行う。すなわち、前記ステップS1において
設定された描画条件の縮尺率に基づいて、領域地図画像
を描画した仮想地図を所定の縮尺の実寸法の画像データ
に変換する。次いで、ステップS8において、領域地図
画像の切出処理を行う。この処理は、前記ステップS1
において設定した描画条件の出力領域に基づいて、印刷
用製版画像を作成する領域を選択する処理である。すな
わち、図6に示すように、ステップS1において設定さ
れた天地左右の緯度経度に基づいて、領域地図画像の一
部を切出し、印刷用製版画像を作成するのに必要な画像
データのみを抽出する処理である。なお、切出処理の際
は、設定された出力領域に設置されている無線局に関す
る塗りつぶし円だけでなく、出力領域外に設置されてい
る無線局であっても、その塗りつぶし円の一部が出力領
域に含まれる無線局については、切出処理を行う。
【0030】上記ステップS7〜ステップS8を経て得
られた領域地図画像は、次いで、ステップS9におい
て、データ変換処理が施される。この処理は、前述した
複数の描画レイヤにおいて、それぞれ個別に描画されて
いる塗りつぶし円を、各レイヤごとに合成するととも
に、所定の優先順位で全レイヤの画像を合成して、開局
期間に対応する通信可能領域を指定の色調で色分けした
後、印刷4原色のCMYK(藍、紅、黄、墨)に色分解
して印刷用製版画像データに変換する。
【0031】次いで、ステップS10において、メーク
アップ処理を施す。このメークアップ処理は、上記ステ
ップS1〜ステップS9の各処理を経て得られた通信可
能領域を表す領域地図画像と、別途作成される同一地
域、同一縮尺の地理画像とを合成するために必要な、位
置合わせトンボや、緯度、経度を示す座標マーキング、
および緯度、経度を表記する文字列を、領域地図画像の
外周縁に沿って配置合成する処理である。すなわち、本
装置で描画生成した塗りつぶし円による通信可能領域を
表す領域地図画像に、位置合わせ線や識別符号を合成し
ておくことによって、別途作成された地形図等の地理画
像と、本装置で生成した領域地図画像との、位置合わせ
が容易になり、正確に地理画像と合成することができ
る。
【0032】以上説明したステップS1〜ステップS1
0の処理工程によって得られた印刷用製版画像の例を図
7に示す。図7は、通信可能領域を表す領域地図画像を
含む印刷用製版画像の拡大模式図である。図において、
S、M、Lは、いずれも無線局の設置位置と、設置され
ている無線機の通信能力を示す塗りつぶし円を示してい
る。なお、Sは通信能力の小さい無線機、また、Mは通
信能力が中程度の無線機、さらに、Lは通信能力の大き
い無線機による通信可能領域を示している。一般に、人
口の集中する繁華街やビル街などの市街地では、低出力
の無線機を多数設置して利用可能者数を多くしている。
一方、人口密度の低い郊外の住宅街では中程度の無線機
を、また、高速道路や主要な国道沿いには、電波の到達
距離が大きい高出力の無線機が設置される。
【0033】図7において、70は、領域地図画像を生
成するためにあらかじめ設定した出力領域を示す矩形で
ある。なお、この矩形は、本装置で生成した印刷用製版
画像を説明するために図示したものであり実際には描画
されない。同様に、図7において図示示している格子状
の破線は、実際には描画されず、単に緯度経度を説明す
るために図示したものである。
【0034】図において、71は、領域地図画像の外周
を示す仕上げトンボ(別名、断裁トンボ)であり、出力
領域70の輪郭線の延長上に、合計8か所に設けられ
る。72は、出力領域70の外周に沿って、破線で示さ
れる緯度線上、および経度線上に設けられる標識線であ
る。これらの仕上げトンボや標識線は、別途作成される
同一縮尺、同一地域の地形図などの地理画像に、本装置
で生成した領域地図画像を貼り込み合成する際の位置合
わせに用いられる。また、各標識線に隣接して、緯度も
しくは経度を示す座標値を描画しておくことにより、合
成する地理画像との照合が容易になる。さらに、必要な
ら、作図領域を示す識別符号、もしくは地域名を領域地
図画像の外周部に表示しておくのがより望ましい。
【0035】上記仕上げトンボや標識線などのメークア
ップ画像は、通常、印刷用製版画像の4色に色分解され
たCMYKの各色版画像に濃度100%で描画してお
く。なお、領域地図画像を特定の一色のインキのみで印
刷する場合は、CMYKのいずれか一色を選択して、特
定色用の印刷用製版画像を生成してもよい。その際、作
図領域70の外周にはみ出している塗りつぶし円につい
て、マスキング処理を施すことによって、仕上げトンボ
や標識線などのメークアップ画像と、通信可能領域を表
す塗りつぶし円とが重ならないようにする。
【0036】次に、本装置で生成した通信可能領域を表
す領域地図画像の印刷用製版画像データを用いてサービ
スエリアマップを作成する方法について説明する。本装
置で生成した印刷用製版画像データは、図1に示す外部
接続装置17を含む図2に示す外部入出力制御部8を介
して、通信線20に接続された図示しないイメージセッ
タなどの画像形成装置に直接データ伝送するか、また
は、図1に示す外部記憶装置14である光磁気ディス
ク、あるいは磁気テープ、フレキシブルディスクなどの
可搬型記憶手段に一旦、印刷用製版画像データを複製
し、この可搬型記憶手段をイメージセッタなどの画像形
成装置に装着して、CMYKの色版別に領域地図画像の
製版画像を感光性フィルムに露光し、可視化された領域
地図画像の製版フィルムを得る。
【0037】次に、別途作成された同一縮尺、同一地域
の地形図等の地理画像フィルムと、本装置を用いて作成
した領域地図画像の製版フィルムとを重ね合わせ、カメ
ラワーク(密着露光機)で合成フィルムを作成する。な
お、エリアマップにおいて、地形図における陸上部と、
海上部または河川湖沼などの水上部とで領域地図画像の
色調を変える場合は、あらかじめ領域地図画像の製版フ
ィルムと、地形図から複製した陸上部用抜きマスク、ま
たは海上水上部用抜きマスクとをそれぞれ写真合成し
て、陸上部用の領域地図画像フィルムと、海上水上部用
の領域地図画像フィルムとを事前に作成しておき、その
後それらのフィルムと地形図等の地里画像フィルムとを
重ね合わせ合成し、最終的な製版用原版フィルムを作成
する。これらのカメラワーク(密着露光機)による重ね
合わせ合成は、基本的に印刷4原色のCMYKの色版単
位で処理される。
【0038】ここで、上記工程において使用される地形
図等の地里画像について説明しておく。図8は日本全図
の概略を示す地形図であるが、単に陸海の境界線と都道
府県の境界線のみが表現されている。サービスエリアマ
ップを作成する際は、図8に示すような単純な構成の日
本地図のみならず、縮尺や、作成する地図の大きさ、作
成する地域等によって、様々な地図が用いられる。例え
ば、図8の一部に示すような、関東地方に代表されるよ
うな大都市圏におけるエリアマップを作成する場合もあ
れば、もっと小さく、都道府県単位や、場合によっては
一行政区域、あるいは主要市街地のみなど、エリアマッ
プの用途によって種々の地図が用いられる。
【0039】それらの地図の例を図9に示す。図9
(a)は地図の種類を、主に縮尺率から分類したもので
あり、日本では、1/100万の国際図と呼ばれるもの
から、1/5千,1/2.5千の国土基本図と呼ばれる
ものまで、各種縮尺率の地図がある。一方、図9(b)
は、作図法や作図領域からみた地図の種類である。ま
た、地図には表示される種々の地理情報があり、単に地
形や地勢を表示するだけでなく、用途によって様々な情
報を表示する。なお、本発明において用いられる地理画
像は、図10に示される様々な作図法や作図領域、およ
び表記される地理情報に限定されるものではなく、例え
ば、パンフレット用か、あるいは、ポスター用かなどの
エリアマップの用途に応じて、種々の地理画像と組み合
わせることが可能である。なお、地理画像としては、移
動体通信機の利用者にできるだけ正確な通信可能領域を
提示するため、少なくとも地形線、市区町村レベルの行
政区域線および自治体名、主要駅を含む鉄道線、主要地
名を含む道路線が表示されているのが望ましい。
【0040】本発明の地図画像生成装置を用いて作成さ
れた領域地図画像は、同一縮尺、同一地域の上記種々の
地理画像と合成して、写真製版法にてCMYKの各色版
ごとの原版を作製した後、例えば、パンフレットに用い
る場合は、他の写真やイラスト、説明文用のテキスト画
像などをレイアウト合成して、刷版用の製版フィルムを
完成する。この製版フィルムを用いて印刷版を作製のう
え、サービスエリアマップを含むパンフレットやポスタ
ーなどを印刷する。
【0041】
【他の実施例】上記に説明した地図画像生成装置、およ
び地図画像生成方法においては、移動体通信機の通信可
能領域を示す領域地図画像を地図画像生成装置にて生成
した後、領域地図画像を画像形成装置にて製版フィルム
に出力し、各種地理情報を含む地理画像と前記領域地図
画像とを写真製版法にて合成し、印刷版作製用の原版フ
ィルムを作成したが、領域地図画像と合成するための地
理画像として、コンピュータで処理可能な数値化された
地図データを用いることもできる。
【0042】その場合は、図5に示したフロー図におけ
るステップ10のメークアップ処理において、通信可能
領域を表す領域地図画像と、前記デジタル化された地図
データとを本装置内で合成し、その合成された地図画像
をCMYKの印刷4原色に色分解して、印刷用製版画像
データに変換する。その際、領域地図画像を地図データ
の緯度線、経度線をガイドラインとして合成することに
より、合成位置を正確に合わせることができる。次い
で、地図データと合成された製版画像データをイメージ
セッタなどの画像形成装置に入力し、色版別の地図画像
を感光性フィルムに形成して製版用原版を作成すること
により、移動体通信機のサービスエリアを示すエリアマ
ップをより簡便、迅速、かつ正確に作成することができ
る。
【0043】ちなみに、本発明の地図画像生成装置を利
用すると、最短では、数日でサービスエリアマップを作
製することが可能になり、従来のエリアマップ作製法と
比較して、所要日数を数分の1〜数十分の1に短縮する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地図画像
生成装置は、移動体通信機と通信するための複数の無線
局に関する設置位置と、当該無線局の通信能力とを記憶
した無線局情報記憶部と、無線局の通信能力に対応する
推定通信距離を設定した通信距離記憶部と、無線局情報
記憶部から無線局の設置位置を読み出すとともに、通信
距離記憶部を参照して、当該無線局の通信能力に対応す
る推定通信距離を読み出した後、所定の地図座標系で構
成された描画領域において、無線局の設置位置を中心と
し、推定通信距離を半径とする所定の色調の塗りつぶし
円を描画する描画処理部と、前記描画領域において描画
された複数の塗りつぶし円によって構成される、移動体
通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を、印刷用製
版画像データに変換する編集処理部とを備え、移動体通
信機のサービスエリアを表す領域地図画像を簡便迅速、
かつ正確に生成することができる。
【0045】また、本発明の地図画像生成方法は、無線
局情報に基づいて、着色された塗りつぶし円で無線局ご
とに描画した通信可能領域を表す電子化された領域地図
画像を、印刷4原色に色分解して、色版別に感光性フィ
ルムに作像し、得られたフィルム画像と、あらかじめ作
成しておいた色版別の地理画像フィルムとを重ね合わせ
て、製版用原版を作成するので、あらたにエリアマップ
を作成する都度、地理画像フィルムを新規に作成する必
要がなく、既存の色版別地理画像フィルムを有効に再活
用できる効果がある。この地図画像生成方法は、日本全
図や、地方図などのように地図に表示されている地理情
報が経年的に大きく変化しない場合、特に有効である。
【0046】また、本発明の地図画像生成方法は、無線
局情報に基づいて、着色された塗りつぶし円で無線局ご
とに描画した通信可能領域を表す電子化された領域地図
画像を、印刷4原色に色分解し、別途作成しておいた色
版別に電子化された地理画像とを色版単位でそれぞれ電
子的に合成した後、色版別に感光性フィルムに作像し、
製版用原版を作成するので、簡便迅速、かつ正確にエリ
アマップを作製することができる。
【0047】さらに、本発明の地図は、複数の無線局ご
とに、各無線局の設置位置を中心として、推定通信距離
を表す半径の着色された塗りつぶし円が地図上に表示さ
れ、移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像
が、各無線局に対応する複数の塗りつぶし円の合成画像
によって示されているので、移動体通信機の利用者に対
し、より正確なサービスエリア情報を提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本装置の物理的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本装置の論理的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 無線局情報記憶部の構成例である。
【図4】 通信距離記憶部の構成例である。
【図5】 本装置の動作を示すフロー図である。
【図6】 描画条件設定部の画面表示例である。
【図7】 本装置による地図画像生成例である。
【図8】 本発明に用いる地図の一例を示す説明図であ
る。
【図9】 地図の種類を示す説明図である。
【符号の説明】
1 演算制御部 2 描画条件設定部 3 主メモリ部 3A 数値データ領域 3B 画像データ領域 4 データ記憶部 4A 無線局情報記憶部 4B 通信距離記憶部 5 描画処理部 6 編集処理部 7 表示部 8 外部入出力制御部 10 地図画像生成装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信機と通信するための複数の無
    線局に関する設置位置と、当該無線局の通信能力とを記
    憶した無線局情報記憶部と、無線局の通信能力に対応す
    る推定通信距離を設定した通信距離記憶部と、無線局情
    報記憶部から無線局の設置位置を読み出すとともに、通
    信距離記憶部を参照して、当該無線局の通信能力に対応
    する推定通信距離を読み出した後、所定の地図座標系で
    構成された描画領域において、無線局の設置位置を中心
    とし、推定通信距離を半径とする所定の色調の塗りつぶ
    し円を描画する描画処理部と、前記描画領域において描
    画された複数の塗りつぶし円によって構成される、移動
    体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を、印刷用
    製版画像データに変換する編集処理部とを備えたことを
    特徴とする地図画像生成装置。
  2. 【請求項2】 無線局の設置位置を、地図座標で表すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の地図画像生成装置。
  3. 【請求項3】 無線局情報記憶部に当該無線局の開局日
    を記憶しておき、別途設定された基準日と前記開局日と
    を照合し、当該基準日以前に開局された無線局につい
    て、移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を
    生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の地図画像生成装置。
  4. 【請求項4】 無線局情報記憶部に当該無線局の開局日
    を記憶しておき、別途設定された複数の開局期間と照合
    して、各開局期間内に開局された無線局、もしくは開局
    される予定の無線局に関する塗りつぶし円の色を、各開
    局期間ごとに異なる色調にて描画し、移動体通信機の通
    信可能領域を表す領域地図画像を生成することを特徴と
    する地図画像生成装置。
  5. 【請求項5】 無線局情報記憶部に当該無線局の局属性
    を記憶しておき、別途設定された局属性と前記局属性と
    を照合し、設定された局属性に該当する無線局、また
    は、設定された局属性に該当しない無線局について、移
    動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像を生成す
    ることことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の地図画像生成装置。
  6. 【請求項6】 無線局情報記憶部に当該無線局の通信周
    波数帯を記憶しておき、別途設定された通信周波数帯と
    前記通信周波数帯とを照合し、設定された通信周波数帯
    に該当する無線局について、移動体通信機の通信可能領
    域を表す領域地図画像を生成することことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の地図画像生成装置。
  7. 【請求項7】 領域地図画像を生成する地域をあらかじ
    め設定しておき、無線局情報記憶部に記憶された無線局
    の設置位置と照合し、前記設定地域に含まれる無線局を
    抽出し、移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画
    像を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の地図画像生成装置。
  8. 【請求項8】 緯度を表す標識と経度を表す標識とを、
    移動体通信機の通信可能領域を表す領域地図画像の描画
    領域の外周部に描画する座標マーキング手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の地図画
    像生成装置。
  9. 【請求項9】 領域地図画像の地図座標系の種類をあら
    かじめ設定しておき、前記地図座標系において描画した
    領域地図画像を、印刷用製版画像データに変換するデー
    タ変換手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の地図画像生成装置。
  10. 【請求項10】 無線局情報に基づいて、着色された塗
    りつぶし円で無線局ごとに描画した通信可能領域を表す
    電子化された領域地図画像を、印刷4原色に色分解し
    て、色版別に感光性フィルムに作像し、得られたフィル
    ム画像と、あらかじめ作成しておいた色版別の地理画像
    フィルムとを重ね合わせて、製版用原版を作成すること
    を特徴とする地図画像生成方法。
  11. 【請求項11】 無線局情報に基づいて、着色された塗
    りつぶし円で無線局ごとに描画した通信可能領域を表す
    電子化された領域地図画像を、印刷4原色に色分解し、
    別途作成しておいた色版別に電子化された地理画像とを
    色版単位でそれぞれ電子的に合成した後、色版別に感光
    性フィルムに作像し、製版用原版を作成することを特徴
    とする地図画像生成方法。
  12. 【請求項12】 複数の無線局ごとに、各無線局の設置
    位置を中心として、推定通信距離を表す半径の着色され
    た塗りつぶし円が地図上に表示され、移動体通信機の通
    信可能領域を表す領域地図画像が、各無線局に対応する
    複数の塗りつぶし円の合成画像によって表されているこ
    とを特徴とする地図。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の地図において、少
    なくとも、地形線、行政区域線、自治体名、鉄道線、道
    路線が表示されていることを特徴とする地図。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007168645A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車ダイヤ作成装置、列車ダイヤ作成方法及びプログラム
US8836705B2 (en) 2010-04-13 2014-09-16 Russell John Bolden Generating a graphic for application to a surface to produce a plaque

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