JP2000116668A - 髄内釘 - Google Patents
髄内釘Info
- Publication number
- JP2000116668A JP2000116668A JP10331850A JP33185098A JP2000116668A JP 2000116668 A JP2000116668 A JP 2000116668A JP 10331850 A JP10331850 A JP 10331850A JP 33185098 A JP33185098 A JP 33185098A JP 2000116668 A JP2000116668 A JP 2000116668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intramedullary nail
- nail
- intramedullary
- guide
- transverse stopping
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/72—Intramedullary pins, nails or other devices
Abstract
(57)【要約】
【課題】髄内釘の横止めに関して、手術侵襲を少なく、
また簡便な方法で行えるよう、すなわち横止めのための
新たな皮切を加える必要がないように、髄内釘内部から
横止めができるように研究した。 【解決手段】本発明は髄内釘(55)の内側から骨皮質
へキルシュナー鋼線(52)やネジ溝付鋼線(54)で
横止めするシステムである。髄内釘を骨折長管骨に挿入
後、適切な横止め孔に髄内固定ピンを挿入するため、ガ
イドとなる挿入溝を穿ってあるガイドネイル(57)を
使用するのが本システムの特徴の1つである。多数の横
止め孔を開けてある髄内釘に、最も望ましい横止め孔へ
髄内固定ピン(52,54)を誘導できるガイド溝を穿
ってあるコアガイドネイルを選択することによって、容
易に最適な場所へ横止め固定することができる。
また簡便な方法で行えるよう、すなわち横止めのための
新たな皮切を加える必要がないように、髄内釘内部から
横止めができるように研究した。 【解決手段】本発明は髄内釘(55)の内側から骨皮質
へキルシュナー鋼線(52)やネジ溝付鋼線(54)で
横止めするシステムである。髄内釘を骨折長管骨に挿入
後、適切な横止め孔に髄内固定ピンを挿入するため、ガ
イドとなる挿入溝を穿ってあるガイドネイル(57)を
使用するのが本システムの特徴の1つである。多数の横
止め孔を開けてある髄内釘に、最も望ましい横止め孔へ
髄内固定ピン(52,54)を誘導できるガイド溝を穿
ってあるコアガイドネイルを選択することによって、容
易に最適な場所へ横止め固定することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療分野において骨折
治療に用いられる髄内釘に関するものである。
治療に用いられる髄内釘に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の横止め髄内釘は、横止め用のネジ
を骨外から、髄内釘を貫通させて挿入せねばならないた
め、横止めする部位で、皮膚、筋膜、筋層に侵襲を加え
る必要があった。そのため、術後、膝関節の屈曲訓練に
時間を要したり、同部の癒着が原因の疼痛が長期間残存
したりした。さらに、X線イメージにより、髄内釘内の
横止め孔をモニターしながら、ラジオルーセントドリル
を必要としたり、その他の複雑なガイドアセンブリーを
使用したりと、手術手技が煩雑で時間を要した。また当
然ながら抜釘時には再び横止め部位に侵襲を加える必要
があり、横止めネジの破損も少なくなかった。
を骨外から、髄内釘を貫通させて挿入せねばならないた
め、横止めする部位で、皮膚、筋膜、筋層に侵襲を加え
る必要があった。そのため、術後、膝関節の屈曲訓練に
時間を要したり、同部の癒着が原因の疼痛が長期間残存
したりした。さらに、X線イメージにより、髄内釘内の
横止め孔をモニターしながら、ラジオルーセントドリル
を必要としたり、その他の複雑なガイドアセンブリーを
使用したりと、手術手技が煩雑で時間を要した。また当
然ながら抜釘時には再び横止め部位に侵襲を加える必要
があり、横止めネジの破損も少なくなかった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の髄内釘シス
テムでは、上記の横止めに関して、遙かに侵襲を少な
く、また簡便な方法で行えるよう、すなわち横止めのた
めの新たな皮切を加える必要がないように、髄内釘内部
から横止めができるように研究した。
テムでは、上記の横止めに関して、遙かに侵襲を少な
く、また簡便な方法で行えるよう、すなわち横止めのた
めの新たな皮切を加える必要がないように、髄内釘内部
から横止めができるように研究した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は髄内釘(1,1
1,41,55)の内側から骨皮質へキルシュナー鋼線
(52)やネジやその他の鋼線(以下、髄内固定ピンと
称する)で横止めするシステムである。髄内固定ピン
(52,54)を症例により、望まれる部位に刺入する
ため、本髄内釘には、同一断面で2穴以上の穴(以下、
横止め孔と称する)が、髄内釘の全長にわたり、多数穿
ってある
1,41,55)の内側から骨皮質へキルシュナー鋼線
(52)やネジやその他の鋼線(以下、髄内固定ピンと
称する)で横止めするシステムである。髄内固定ピン
(52,54)を症例により、望まれる部位に刺入する
ため、本髄内釘には、同一断面で2穴以上の穴(以下、
横止め孔と称する)が、髄内釘の全長にわたり、多数穿
ってある
【図1】。髄内釘の内径は通常の症例では、少なくとも
直径8mmはとれると考えられ、従って本発明の髄内釘
には、直径1.6mm程度の髄内固定ピンを少なくとも
4本は挿入できる。髄内釘を骨折長管骨に挿入後、適切
な横止め孔に髄内固定ピンを挿入するため、ガイドとな
る挿入溝(以下、横止め孔用ガイド溝と称する)を穿っ
てあるガイドネイル(以下、コアガイドネイルと称する
(31,42,57))を使用するのが本システムの特
徴の1つである。髄内固定ピンを、挿入する位置の組み
合わせによって、多種類のコアガイドネイルを用意して
おく。骨折の位置によってあるいは、第三、第四骨片の
あるなし、それらの位置などによって、最も適切な横止
め孔を使用することができ、コアガイドネイルの選択に
よって容易に最適な組み合わせを選ぶことができる。髄
内固定ピンを目的の位置に挿入後、その尾端は
直径8mmはとれると考えられ、従って本発明の髄内釘
には、直径1.6mm程度の髄内固定ピンを少なくとも
4本は挿入できる。髄内釘を骨折長管骨に挿入後、適切
な横止め孔に髄内固定ピンを挿入するため、ガイドとな
る挿入溝(以下、横止め孔用ガイド溝と称する)を穿っ
てあるガイドネイル(以下、コアガイドネイルと称する
(31,42,57))を使用するのが本システムの特
徴の1つである。髄内固定ピンを、挿入する位置の組み
合わせによって、多種類のコアガイドネイルを用意して
おく。骨折の位置によってあるいは、第三、第四骨片の
あるなし、それらの位置などによって、最も適切な横止
め孔を使用することができ、コアガイドネイルの選択に
よって容易に最適な組み合わせを選ぶことができる。髄
内固定ピンを目的の位置に挿入後、その尾端は
【図1】の髄内釘の上端の髄内固定ピン用折り曲げ溝
(2)の部分から外側に曲げて折り込む。そしてその部
分にキャップ(21,56)をねじ込むことにより、髄
内固定ピンが逆行性に抜けないよう完全に固定すること
ができる。
(2)の部分から外側に曲げて折り込む。そしてその部
分にキャップ(21,56)をねじ込むことにより、髄
内固定ピンが逆行性に抜けないよう完全に固定すること
ができる。
【0005】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図5及び図6において骨折部(53)を乗り越えて挿入
された髄内釘(41,55)にコアガイドネイル(4
2,57)をストッパー(58)の位置で止まるまで挿
入する。この時、コアネイルガイド(42)の横止め孔
用ガイド孔(46)と髄内釘の横止め孔(43)の位置
が完全に一致するようになっている。そしてキルシュナ
ー鋼線(52)やネジ溝付鋼線(54)などの髄内固定
ピンを横止め孔用ガイド溝(44)を通して進め、大腿
骨(51)に突き刺す。髄内固定ピンは高回転で回転さ
せながら骨の中を穿って突き通すが、これらのピンは、
弾力性に富んでいるため、横止め孔用ガイド溝(44)
がコアガイドネイル内を湾曲して穿ってあっても、その
走行に沿って突き進めることができる。
図5及び図6において骨折部(53)を乗り越えて挿入
された髄内釘(41,55)にコアガイドネイル(4
2,57)をストッパー(58)の位置で止まるまで挿
入する。この時、コアネイルガイド(42)の横止め孔
用ガイド孔(46)と髄内釘の横止め孔(43)の位置
が完全に一致するようになっている。そしてキルシュナ
ー鋼線(52)やネジ溝付鋼線(54)などの髄内固定
ピンを横止め孔用ガイド溝(44)を通して進め、大腿
骨(51)に突き刺す。髄内固定ピンは高回転で回転さ
せながら骨の中を穿って突き通すが、これらのピンは、
弾力性に富んでいるため、横止め孔用ガイド溝(44)
がコアガイドネイル内を湾曲して穿ってあっても、その
走行に沿って突き進めることができる。
【0006】
【発明の効果】不安定な骨幹部骨折、長管骨の完全な横
骨折、関節近傍の長管骨骨折などに対して、髄内釘単独
よりも、本考案の、髄内釘の内側から骨へ鋼線やワイヤ
ーやネジで横止めできるようにしてある髄内釘を使用す
ることによって、より強固で、安定した骨接合が可能と
なる。具体的な作用として、これらの横止め髄内固定ピ
ンによって、骨折部に侵襲を加えず強固な固定ができる
こと、髄内釘の最大の欠点である骨折部での回旋を防止
できること、不安定な骨折の骨折部における短縮を防止
できることなどがあげられる。従来の横止め髄内釘と異
なり、横止め用のら子を骨外から、髄内釘を貫通させて
挿入する必要がないため、横止め部位の皮膚、筋膜、筋
層に侵襲を加える必要ない。そのため、術後、関節の屈
曲訓練に時間を要せず、同部の癒着が原因の疼痛が残存
したりしない。さらに、X線イメージにより、髄内釘内
の横止め孔をモニターしながら、ラジオルーセントドリ
ルを必要としたり、その他の複雑なガイドアセンブリー
を使用したりする必要がないため、手術手技が簡単で、
術者の放射線被曝も少なくてすむ。
骨折、関節近傍の長管骨骨折などに対して、髄内釘単独
よりも、本考案の、髄内釘の内側から骨へ鋼線やワイヤ
ーやネジで横止めできるようにしてある髄内釘を使用す
ることによって、より強固で、安定した骨接合が可能と
なる。具体的な作用として、これらの横止め髄内固定ピ
ンによって、骨折部に侵襲を加えず強固な固定ができる
こと、髄内釘の最大の欠点である骨折部での回旋を防止
できること、不安定な骨折の骨折部における短縮を防止
できることなどがあげられる。従来の横止め髄内釘と異
なり、横止め用のら子を骨外から、髄内釘を貫通させて
挿入する必要がないため、横止め部位の皮膚、筋膜、筋
層に侵襲を加える必要ない。そのため、術後、関節の屈
曲訓練に時間を要せず、同部の癒着が原因の疼痛が残存
したりしない。さらに、X線イメージにより、髄内釘内
の横止め孔をモニターしながら、ラジオルーセントドリ
ルを必要としたり、その他の複雑なガイドアセンブリー
を使用したりする必要がないため、手術手技が簡単で、
術者の放射線被曝も少なくてすむ。
【図1】髄内釘の斜視図である。
【図2】髄内釘の縦断面図である。
【図3】髄内釘のキャップの正面図である。
【図4】コアガイドネイルの斜視図である。
【図5】髄内釘にコアガイドネイルを挿入した実施例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図6】大腿骨に、髄内釘、コアガイドネイル、キルシ
ュナー鋼線、及びネジ山付鋼線を挿入した実施例を示す
縦断面図である。
ュナー鋼線、及びネジ山付鋼線を挿入した実施例を示す
縦断面図である。
1,11,41,55 髄内釘 2 髄内固定用ピン折り曲げ溝 3,43 横止め孔 4,22,45 ネジ溝 12,58 ストッパー 21,56 キャップ 31,42,57 コアガイドネイル 32,33,46 横止め孔用ガイド孔 34,44 横止め孔用ガイド溝 51 大腿骨 52 キルシュナー鋼線 53 骨折部 54 ネジ溝付鋼線
Claims (3)
- 【請求項1】 髄内釘の内側から骨へ鋼線やワイヤーや
ネジで横止めできるようにしてある髄内釘(1,11,
41,55)。 - 【請求項2】 髄内釘(1,11,41,55)の内側
から骨へ横止めするための鋼線やワイヤーやネジを正確
に誘導するためのガイド(31,42,57)を挿入し
てある髄内釘。 - 【請求項3】 髄内釘の内側から骨へ横止めするための
鋼線やワイヤーやネジをとおすための穴(3,43)を
複数開けてある髄内釘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331850A JP2000116668A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 髄内釘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331850A JP2000116668A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 髄内釘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116668A true JP2000116668A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=18248361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10331850A Pending JP2000116668A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 髄内釘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000116668A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100485896B1 (ko) * | 2002-01-17 | 2005-04-29 | 조우신 | 골수강내 금속정의 나사삽입장치 및 이를 이용한 나사삽입방법 |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP10331850A patent/JP2000116668A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100485896B1 (ko) * | 2002-01-17 | 2005-04-29 | 조우신 | 골수강내 금속정의 나사삽입장치 및 이를 이용한 나사삽입방법 |
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