JP2000115166A - 集約情報更新周期の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約情報更新周期制御装置 - Google Patents
集約情報更新周期の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約情報更新周期制御装置Info
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- JP2000115166A JP2000115166A JP10279234A JP27923498A JP2000115166A JP 2000115166 A JP2000115166 A JP 2000115166A JP 10279234 A JP10279234 A JP 10279234A JP 27923498 A JP27923498 A JP 27923498A JP 2000115166 A JP2000115166 A JP 2000115166A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放送とインターネットを融合させた双方向型
サービスにおける、リターンチャネルにかかる負荷集中
を回避可能とした集約情報更新周期の制御技術を提供す
ること。 【解決手段】 双方向型サービス提供システムにおける
集約情報更新周期の制御方法において、利用者からの応
答状況及び装置の負荷状況を記録(ステップ22〜2
4)し、記録されている利用者からの応答状況及び装置
の負荷状況の情報を基に、以後の利用者からの応答状況
及び装置の負荷状況を推定し、利用者からの応答の集約
及び再配布の時期を算出(ステップ25〜28)するこ
とを特徴とする集約情報更新周期の制御方法。
サービスにおける、リターンチャネルにかかる負荷集中
を回避可能とした集約情報更新周期の制御技術を提供す
ること。 【解決手段】 双方向型サービス提供システムにおける
集約情報更新周期の制御方法において、利用者からの応
答状況及び装置の負荷状況を記録(ステップ22〜2
4)し、記録されている利用者からの応答状況及び装置
の負荷状況の情報を基に、以後の利用者からの応答状況
及び装置の負荷状況を推定し、利用者からの応答の集約
及び再配布の時期を算出(ステップ25〜28)するこ
とを特徴とする集約情報更新周期の制御方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集約情報更新周期
の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約
情報更新周期制御装置に関する。より詳細に説明すれ
ば、近年、インターネット上で、利用者からの応答を求
めるサービスが増えているが、利用者からの応答が集中
した際には、ネットワークやサーバマシンへの負荷が大
きくなり、輻輳やサーバダウンといった障害が発生する
場合がある。現在は、利用者応答が集中的・爆発的にな
る場面においても、平常の時期と同様に、定期的に利用
者応答の集約や再配布を行っているのみであるのがその
原因であり、早急な解決が望まれている。すなわち、本
発明は、利用者からのフィードバック情報によって構成
されるサービスにおける、情報の集約により生ずる負荷
の平滑化に関するものであり、具体的には、上述のよう
な利用者からの応答の集約に際して、利用者からの応答
及びマシンの負荷といった要素に基づいて、利用者から
の応答の集約及び集約結果の再送信のタイミングを逐次
可変とすることにより、負荷の衝突を回避可能とする、
更新周期制御システムの実現技術に関するものである。
の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約
情報更新周期制御装置に関する。より詳細に説明すれ
ば、近年、インターネット上で、利用者からの応答を求
めるサービスが増えているが、利用者からの応答が集中
した際には、ネットワークやサーバマシンへの負荷が大
きくなり、輻輳やサーバダウンといった障害が発生する
場合がある。現在は、利用者応答が集中的・爆発的にな
る場面においても、平常の時期と同様に、定期的に利用
者応答の集約や再配布を行っているのみであるのがその
原因であり、早急な解決が望まれている。すなわち、本
発明は、利用者からのフィードバック情報によって構成
されるサービスにおける、情報の集約により生ずる負荷
の平滑化に関するものであり、具体的には、上述のよう
な利用者からの応答の集約に際して、利用者からの応答
及びマシンの負荷といった要素に基づいて、利用者から
の応答の集約及び集約結果の再送信のタイミングを逐次
可変とすることにより、負荷の衝突を回避可能とする、
更新周期制御システムの実現技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、オープンなネットワーク上の情報
提供において、利用者からのフィードバックを得るため
のリターンチャネルの提供,利用者から得た情報の集約
結果のリアルタイムな再配布が、主に放送と通信との融
合の観点から注目されている。具体的には、電子投票系
(住民投票や選挙,人気投票など)、ショッピング系
(限定販売など)、スポーツ系(オッズなど)、マスア
ンケート等集約系(モニター,意識調査など)、オーク
ション系(競売など)などの事例を挙げることができ
る。一方、放送においては、不特定多数の視聴者が、短
時間に特定のサービス,特定のチャネルに集中するた
め、サービスの円滑な進行のためには、通信網の輻輳や
サーバの処理能力が問題になる。
提供において、利用者からのフィードバックを得るため
のリターンチャネルの提供,利用者から得た情報の集約
結果のリアルタイムな再配布が、主に放送と通信との融
合の観点から注目されている。具体的には、電子投票系
(住民投票や選挙,人気投票など)、ショッピング系
(限定販売など)、スポーツ系(オッズなど)、マスア
ンケート等集約系(モニター,意識調査など)、オーク
ション系(競売など)などの事例を挙げることができ
る。一方、放送においては、不特定多数の視聴者が、短
時間に特定のサービス,特定のチャネルに集中するた
め、サービスの円滑な進行のためには、通信網の輻輳や
サーバの処理能力が問題になる。
【0003】なお、これに関しては、例えば、NTT技
術ジャーナル1998年2月号に掲載の、長岡等による
「インターネット活用型情報集約技術NetFOCUS構
想」及び、吉田等による「インターネット活用型情報集
約技術NetFOCUS基盤構築」などの記載を参考にす
ることができる。前者は、放送とインターネットを融合
させた双方向型サービスとなる、リターンチャネルの有
する課題をサーバ分散アーキテクチャによって解決しよ
うとするものであり、具体的には、全体の管理を行う企
画サーバとユーザとのインタフェースとなるコンテンツ
サーバに役割を分担させ、サービス特性に応じたサーバ
配置を行うとしている。また、後者は、これをより具体
化したもので、システムを制御系と実行系に分離し、ユ
ーザのトランザクション処理について集約負荷の分散を
図るため、各コンテンツサーバ毎に一次集約を行い、そ
の結果を集めた全体集約は負荷耐力に従って集約周期を
変化させるとしている。
術ジャーナル1998年2月号に掲載の、長岡等による
「インターネット活用型情報集約技術NetFOCUS構
想」及び、吉田等による「インターネット活用型情報集
約技術NetFOCUS基盤構築」などの記載を参考にす
ることができる。前者は、放送とインターネットを融合
させた双方向型サービスとなる、リターンチャネルの有
する課題をサーバ分散アーキテクチャによって解決しよ
うとするものであり、具体的には、全体の管理を行う企
画サーバとユーザとのインタフェースとなるコンテンツ
サーバに役割を分担させ、サービス特性に応じたサーバ
配置を行うとしている。また、後者は、これをより具体
化したもので、システムを制御系と実行系に分離し、ユ
ーザのトランザクション処理について集約負荷の分散を
図るため、各コンテンツサーバ毎に一次集約を行い、そ
の結果を集めた全体集約は負荷耐力に従って集約周期を
変化させるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、インタ
ーネット上で、利用者からの応答を求めるサービスが増
えているが、利用者からの応答の集中に際して、ネット
ワークやサーバマシンへの負荷が予想外に大きくなり、
輻輳やサーバダウンといった障害が発生する場合があ
る。これは、利用者応答が、集中するときには通常の1
00倍以上といった集中的・爆発的な数になり、処理し
きれなくなるのがその原因である。負荷集中の回避策と
しては、前述のように、プロキシサーバによるキャッシ
ュや、ミラーサーバなどによるトラヒックの分散が行わ
れている。これらの方法により、利用者からのアクセス
先マシンへの経路を短縮すること、また、それらのマシ
ンが利用者応答を受け取る負荷は軽減される。しかし、
この方法は、基本的に、マシンの台数で割り算する程度
の分散でしかなく、利用者応答の集中のオーダーまでに
は対応しきれない。
ーネット上で、利用者からの応答を求めるサービスが増
えているが、利用者からの応答の集中に際して、ネット
ワークやサーバマシンへの負荷が予想外に大きくなり、
輻輳やサーバダウンといった障害が発生する場合があ
る。これは、利用者応答が、集中するときには通常の1
00倍以上といった集中的・爆発的な数になり、処理し
きれなくなるのがその原因である。負荷集中の回避策と
しては、前述のように、プロキシサーバによるキャッシ
ュや、ミラーサーバなどによるトラヒックの分散が行わ
れている。これらの方法により、利用者からのアクセス
先マシンへの経路を短縮すること、また、それらのマシ
ンが利用者応答を受け取る負荷は軽減される。しかし、
この方法は、基本的に、マシンの台数で割り算する程度
の分散でしかなく、利用者応答の集中のオーダーまでに
は対応しきれない。
【0005】しかも、ここで、各コンテンツ制御装置に
蓄積された一次集計を一カ所に集約して全体集計を得る
際、また、全体集計を各コンテンツ制御装置に再配布す
る際の負荷は、一定周期でかかり続けており、前述のよ
うな分散化では、利用者応答による負荷の集中時につい
ての問題解決にはなっていない。すなわち、集約及び再
配布の時期について、利用者応答の集中する時期をいか
にして回避し負荷を平滑化するか、が課題となる。本発
明は、上記従来の技術における上述のような課題を解消
し、放送とインターネットを融合させた双方向型サービ
スにおける、リターンチャネルにかかる負荷集中を回避
可能とした集約情報更新周期の制御方法、及びこの方法
を記録した記録媒体、並びに集約情報更新周期制御装置
を提供することにある。
蓄積された一次集計を一カ所に集約して全体集計を得る
際、また、全体集計を各コンテンツ制御装置に再配布す
る際の負荷は、一定周期でかかり続けており、前述のよ
うな分散化では、利用者応答による負荷の集中時につい
ての問題解決にはなっていない。すなわち、集約及び再
配布の時期について、利用者応答の集中する時期をいか
にして回避し負荷を平滑化するか、が課題となる。本発
明は、上記従来の技術における上述のような課題を解消
し、放送とインターネットを融合させた双方向型サービ
スにおける、リターンチャネルにかかる負荷集中を回避
可能とした集約情報更新周期の制御方法、及びこの方法
を記録した記録媒体、並びに集約情報更新周期制御装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、利用者からの応答(以下、「利
用者応答」と略記する)の集約及び再配布の周期を固定
ではなく、可変にすることを特徴とする。すなわち、以
下に述べる利用者応答の集中する時期の回避の仕方に沿
って、更新の周期(または時期)を逐次算出する。コン
テンツ制御装置においては、一次集約を記録する際、常
に利用者応答状況(具体的には、利用者へのコンテンツ
提供,CPU使用率,プロセス数,メモリ使用率,ファ
イル容量などの装置負荷、また、ルーティングタイムな
どのネットワーク負荷等の要素から求める)も同時に記
録しておく。また、利用者応答が集中して処理しきれな
い場合には、一時退避する。
め、本発明においては、利用者からの応答(以下、「利
用者応答」と略記する)の集約及び再配布の周期を固定
ではなく、可変にすることを特徴とする。すなわち、以
下に述べる利用者応答の集中する時期の回避の仕方に沿
って、更新の周期(または時期)を逐次算出する。コン
テンツ制御装置においては、一次集約を記録する際、常
に利用者応答状況(具体的には、利用者へのコンテンツ
提供,CPU使用率,プロセス数,メモリ使用率,ファ
イル容量などの装置負荷、また、ルーティングタイムな
どのネットワーク負荷等の要素から求める)も同時に記
録しておく。また、利用者応答が集中して処理しきれな
い場合には、一時退避する。
【0007】一方、全体制御装置は、全体集約の都度、
コンテンツ制御装置から、上述の情報を収集する。それ
らにより、システム全体での利用者応答状況及び負荷状
況が得られる。利用者応答の挙動が集中する際、その挙
動はいくつかのパターンに分類され、それぞれが特定の
統計的関数に沿って分布する。そこで、収集された利用
者応答の総計及び単位時間当たりの利用者応答数に基づ
いて、来るべき利用者応答の変動を見積もる。また、装
置の負荷状況から、応答の過度な集中によって生ずる、
コンテンツ制御装置が持っている一時退避された利用者
応答数及びそれが集約される時期を見積もる。
コンテンツ制御装置から、上述の情報を収集する。それ
らにより、システム全体での利用者応答状況及び負荷状
況が得られる。利用者応答の挙動が集中する際、その挙
動はいくつかのパターンに分類され、それぞれが特定の
統計的関数に沿って分布する。そこで、収集された利用
者応答の総計及び単位時間当たりの利用者応答数に基づ
いて、来るべき利用者応答の変動を見積もる。また、装
置の負荷状況から、応答の過度な集中によって生ずる、
コンテンツ制御装置が持っている一時退避された利用者
応答数及びそれが集約される時期を見積もる。
【0008】以上のようにして、利用者応答が集中して
いる時期を、全体制御装置側で見積もり、その時期に衝
突しないような時期に次の集約及び再配布を行うよう、
時期を算出する。本発明においては、上述の手法によ
り、負荷や利用者応答の状況を逐次記録して、その変動
状況に基づいて利用者応答による負荷の集中を見積も
り、それにより一時集約の量が過剰にならないよう、ま
た、集約及び再配布の時期が利用者応答の負荷集中の時
期に衝突しないよう、算出することができる。従って、
負荷の衝突を回避でき、負荷の平滑化が実現される。な
お、本発明に係る集約情報更新周期の制御方法を実現す
るためのプログラムは、これを記録媒体に記録した形で
商品として流通させることが可能であり、本発明の保護
範囲はこのような商品にも及ぶものである。
いる時期を、全体制御装置側で見積もり、その時期に衝
突しないような時期に次の集約及び再配布を行うよう、
時期を算出する。本発明においては、上述の手法によ
り、負荷や利用者応答の状況を逐次記録して、その変動
状況に基づいて利用者応答による負荷の集中を見積も
り、それにより一時集約の量が過剰にならないよう、ま
た、集約及び再配布の時期が利用者応答の負荷集中の時
期に衝突しないよう、算出することができる。従って、
負荷の衝突を回避でき、負荷の平滑化が実現される。な
お、本発明に係る集約情報更新周期の制御方法を実現す
るためのプログラムは、これを記録媒体に記録した形で
商品として流通させることが可能であり、本発明の保護
範囲はこのような商品にも及ぶものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施例に係る集約情報更新周期の制御
システムの構成を示す図である。本実施例に係る集約情
報更新周期の制御システムにおいては、コンテンツ制御
装置2が、インターネットを介して利用者の閲覧装置1
に接続され、コンテンツとなる情報並びに更新周期を逐
次、利用者の閲覧装置1に提供し、また、利用者応答情
報をコンテンツ制御装置2に一時的に保持する。全体制
御装置3は、インターネットを介して複数のコンテンツ
制御装置2で集約(一次集約)した利用者応答状況を全
てのコンテンツ制御装置2について集約し、それらに基
づいて更新周期を算出し、また、全体集約結果ならびに
更新周期を各コンテンツ制御装置2に送付する。
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施例に係る集約情報更新周期の制御
システムの構成を示す図である。本実施例に係る集約情
報更新周期の制御システムにおいては、コンテンツ制御
装置2が、インターネットを介して利用者の閲覧装置1
に接続され、コンテンツとなる情報並びに更新周期を逐
次、利用者の閲覧装置1に提供し、また、利用者応答情
報をコンテンツ制御装置2に一時的に保持する。全体制
御装置3は、インターネットを介して複数のコンテンツ
制御装置2で集約(一次集約)した利用者応答状況を全
てのコンテンツ制御装置2について集約し、それらに基
づいて更新周期を算出し、また、全体集約結果ならびに
更新周期を各コンテンツ制御装置2に送付する。
【0010】図2は、本実施例に係る集約情報更新周期
の制御システム全体の構成要素(利用者の閲覧装置1,
コンテンツ制御装置2,全体制御装置3)の間でのデー
タの流れを示すシーケンス図である。コンテンツ制御装
置2は、前述のように、インターネットを介してコンテ
ンツとなる情報を逐次、利用者の閲覧装置1に提供する
(ステップ21)。また、コンテンツ制御装置2は、イ
ンターネットを介して利用者の閲覧装置1が発信した応
答情報を受け取り(ステップ22)、応答状況一次集約
として蓄積する(ステップ23)。また、コンテンツ制
御装置2は、自装置の負荷状況を算出する(ステップ2
4)。
の制御システム全体の構成要素(利用者の閲覧装置1,
コンテンツ制御装置2,全体制御装置3)の間でのデー
タの流れを示すシーケンス図である。コンテンツ制御装
置2は、前述のように、インターネットを介してコンテ
ンツとなる情報を逐次、利用者の閲覧装置1に提供する
(ステップ21)。また、コンテンツ制御装置2は、イ
ンターネットを介して利用者の閲覧装置1が発信した応
答情報を受け取り(ステップ22)、応答状況一次集約
として蓄積する(ステップ23)。また、コンテンツ制
御装置2は、自装置の負荷状況を算出する(ステップ2
4)。
【0011】全体制御装置3は、コンテンツ制御装置2
が集約した応答状況一次集約ならびに負荷状況を各コン
テンツ制御装置2から受け取り(ステップ25)、応答
状況を基に全体集約を生成し(ステップ26)、また、
利用者応答状況や負荷状況に基づいて更新周期を生成す
る(ステップ27)。全体制御装置3は、その更新周期
に基づいて全体集約結果ならびに更新周期を各コンテン
ツ制御装置2に送付する(ステップ28)。各コンテン
ツ制御装置2は、利用者に最新の更新周期を提供する
(ステップ29)。各利用者の閲覧装置1では、コンテ
ンツ制御装置2から送付された全体集約結果を表示する
(ステップ30)。
が集約した応答状況一次集約ならびに負荷状況を各コン
テンツ制御装置2から受け取り(ステップ25)、応答
状況を基に全体集約を生成し(ステップ26)、また、
利用者応答状況や負荷状況に基づいて更新周期を生成す
る(ステップ27)。全体制御装置3は、その更新周期
に基づいて全体集約結果ならびに更新周期を各コンテン
ツ制御装置2に送付する(ステップ28)。各コンテン
ツ制御装置2は、利用者に最新の更新周期を提供する
(ステップ29)。各利用者の閲覧装置1では、コンテ
ンツ制御装置2から送付された全体集約結果を表示する
(ステップ30)。
【0012】図3は、各コンテンツ制御装置2におけ
る、利用者応答状況及び負荷状況を算出する方式を説明
する図である。図3において、コンテンツ制御装置2
は、利用者の閲覧装置1に、コンテンツならびに更新周
期を提供している。利用者応答は、各利用者にコンテン
ツを提供しているコンテンツ制御装置2が持つ応答状況
受信部4によって受理される。応答状況受信部4は、利
用者応答の総計・単位時間当たりの利用者応答数及び装
置の負荷状況などを逐次記録する。装置の負荷状況が一
定基準内、すなわち、処理能力上限を上回らない場合で
あれば、受理された利用者応答を一次集約部5に送る。
る、利用者応答状況及び負荷状況を算出する方式を説明
する図である。図3において、コンテンツ制御装置2
は、利用者の閲覧装置1に、コンテンツならびに更新周
期を提供している。利用者応答は、各利用者にコンテン
ツを提供しているコンテンツ制御装置2が持つ応答状況
受信部4によって受理される。応答状況受信部4は、利
用者応答の総計・単位時間当たりの利用者応答数及び装
置の負荷状況などを逐次記録する。装置の負荷状況が一
定基準内、すなわち、処理能力上限を上回らない場合で
あれば、受理された利用者応答を一次集約部5に送る。
【0013】ただし、装置の負荷状況が一定基準を超過
する場合は、超過した分の利用者応答は、応答集中時一
時退避部6に送る。この具体的なやり方については、後
に詳述する。また、負荷の集中状態が解消して、装置の
負荷状況が一定基準内に戻ったら、一時退避部6の内容
を、一次集約部5に順次送る。一次集約部5では、利用
者応答をまとめて一次集約を生成し、また、単位時間あ
たり利用者応答数及び装置の負荷状況を、逐次記録す
る。
する場合は、超過した分の利用者応答は、応答集中時一
時退避部6に送る。この具体的なやり方については、後
に詳述する。また、負荷の集中状態が解消して、装置の
負荷状況が一定基準内に戻ったら、一時退避部6の内容
を、一次集約部5に順次送る。一次集約部5では、利用
者応答をまとめて一次集約を生成し、また、単位時間あ
たり利用者応答数及び装置の負荷状況を、逐次記録す
る。
【0014】図4は、全体制御装置3が各コンテンツ制
御装置2の負荷状況を収集し、更新周期を定める方式を
説明する図である。図4において、負荷状況入手部7
は、更新周期に沿ったタイミングで、各コンテンツ制御
装置2から一次集約、単位時間あたり利用者応答、なら
びに装置の負荷状況を取得する。更新周期生成部8は、
これらの情報を負荷状況入手部7から受け取り、前述の
見積もりにより更新周期を算出し、更新周期配布部9に
送る。更新周期配布部9は、算出された更新周期を負荷
状況入手部7及び各コンテンツ制御装置2とに配布す
る。
御装置2の負荷状況を収集し、更新周期を定める方式を
説明する図である。図4において、負荷状況入手部7
は、更新周期に沿ったタイミングで、各コンテンツ制御
装置2から一次集約、単位時間あたり利用者応答、なら
びに装置の負荷状況を取得する。更新周期生成部8は、
これらの情報を負荷状況入手部7から受け取り、前述の
見積もりにより更新周期を算出し、更新周期配布部9に
送る。更新周期配布部9は、算出された更新周期を負荷
状況入手部7及び各コンテンツ制御装置2とに配布す
る。
【0015】図5は、負荷が集中した場合における、集
約の一次退避の概念を示すものである。ここで、横軸は
時間、縦軸は利用者応答による負荷、また、Xは集約に
おける装置の処理能力を示している。Xは、装置の負荷
状況、具体的には利用者へのコンテンツ提供、CPU使
用率、プロセス数、メモリ使用率、ファイル容量などの
装置負荷、また、ルーティングタイムなどのネットワー
ク負荷、などといった要素から算出する。Xを超える負
荷がかかるような利用者応答が届く場合は、一時退避さ
せ(Xより上の部分に相当)、利用者応答による負荷が
X以下になった時点で集約を継続する。
約の一次退避の概念を示すものである。ここで、横軸は
時間、縦軸は利用者応答による負荷、また、Xは集約に
おける装置の処理能力を示している。Xは、装置の負荷
状況、具体的には利用者へのコンテンツ提供、CPU使
用率、プロセス数、メモリ使用率、ファイル容量などの
装置負荷、また、ルーティングタイムなどのネットワー
ク負荷、などといった要素から算出する。Xを超える負
荷がかかるような利用者応答が届く場合は、一時退避さ
せ(Xより上の部分に相当)、利用者応答による負荷が
X以下になった時点で集約を継続する。
【0016】図6は、コンテンツ制御装置2が逐次集計
している、利用者応答の総計や単位時間あたり利用者応
答、また、装置の負荷状況に基づいて、全体制御装置3
の更新周期生成部8が更新周期を見積もり算出する手順
を示している。更新周期生成部8は、各コンテンツ制御
装置2から利用者応答の数や単位時間あたり利用者応
答、また装置の負荷状況を受け取る。まず、利用者応答
の総計及び単位時間あたり利用者応答から、利用者応答
の挙動を見積もる(ブロック41)。一方で、装置の負
荷状況から、負荷の上限(図5でいうXに相当)を見積
もる(ブロック42)。
している、利用者応答の総計や単位時間あたり利用者応
答、また、装置の負荷状況に基づいて、全体制御装置3
の更新周期生成部8が更新周期を見積もり算出する手順
を示している。更新周期生成部8は、各コンテンツ制御
装置2から利用者応答の数や単位時間あたり利用者応
答、また装置の負荷状況を受け取る。まず、利用者応答
の総計及び単位時間あたり利用者応答から、利用者応答
の挙動を見積もる(ブロック41)。一方で、装置の負
荷状況から、負荷の上限(図5でいうXに相当)を見積
もる(ブロック42)。
【0017】以上のように見積もられた利用者応答の挙
動および負荷上限から、負荷の超過量が見積もられる。
また、負荷の超過量および利用者応答の挙動から、超過
した分(一時退避)の処理による負荷の挙動を見積もる
(ブロック43,44)。この結果、集約負荷が安定す
る時期が見積もり算出される(ブロック45)。以上の
ような作用をするため、本方式では、利用者応答にかか
る負荷の時期と衝突しないような時期に集約および再配
布を行えるようになり、負荷の平滑化が実現される。そ
のため、従来の技術にて生じ得る、負荷の衝突を回避で
きる。
動および負荷上限から、負荷の超過量が見積もられる。
また、負荷の超過量および利用者応答の挙動から、超過
した分(一時退避)の処理による負荷の挙動を見積もる
(ブロック43,44)。この結果、集約負荷が安定す
る時期が見積もり算出される(ブロック45)。以上の
ような作用をするため、本方式では、利用者応答にかか
る負荷の時期と衝突しないような時期に集約および再配
布を行えるようになり、負荷の平滑化が実現される。そ
のため、従来の技術にて生じ得る、負荷の衝突を回避で
きる。
【0018】なお、上記実施例は本発明の一例を示した
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもないことである。例えば、利用者応
答の挙動が集中する際のパターンに対応させて、収集さ
れた利用者応答の総計及び単位時間当たりの利用者応答
数に基づいて、それぞれに最適な利用者応答の変動を見
積もるように構成することが好ましい。
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもないことである。例えば、利用者応
答の挙動が集中する際のパターンに対応させて、収集さ
れた利用者応答の総計及び単位時間当たりの利用者応答
数に基づいて、それぞれに最適な利用者応答の変動を見
積もるように構成することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、利用者応答の状況を逐次把握し、それに基づい
て直後の応答の収集状況を見積もることにより、利用者
応答の集中時期を回避したタイミングでの集約・更新状
況の配布が可能な集約情報更新周期の制御方法及び装置
を実現できるという効果を奏するものである。また、こ
の集約情報更新周期の制御方法を実現するためのプログ
ラムを記録した記録媒体を提供できるという効果もあ
る。
よれば、利用者応答の状況を逐次把握し、それに基づい
て直後の応答の収集状況を見積もることにより、利用者
応答の集中時期を回避したタイミングでの集約・更新状
況の配布が可能な集約情報更新周期の制御方法及び装置
を実現できるという効果を奏するものである。また、こ
の集約情報更新周期の制御方法を実現するためのプログ
ラムを記録した記録媒体を提供できるという効果もあ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る集約情報更新周期の制
御システムの構成を示す図である。
御システムの構成を示す図である。
【図2】実施例に係る集約情報更新周期の制御システム
全体の構成要素の間でのデータの流れを示すシーケンス
図である。
全体の構成要素の間でのデータの流れを示すシーケンス
図である。
【図3】各コンテンツ制御装置2における、利用者応答
状況及び負荷状況を算出する方式を説明する図である。
状況及び負荷状況を算出する方式を説明する図である。
【図4】全体制御装置3が各コンテンツ制御装置2の負
荷状況を収集し、更新周期を定める方式を説明する図で
ある。
荷状況を収集し、更新周期を定める方式を説明する図で
ある。
【図5】負荷が集中した場合の、集約の一次退避の概念
を示す図である。
を示す図である。
【図6】全体制御装置3の更新周期生成部8が更新周期
を見積もり算出する手順を示す図である。
を見積もり算出する手順を示す図である。
1 利用者の閲覧装置 2 コンテンツ制御装置 3 全体制御装置 4 応答状況受信部 5 一次集約部 6 応答集中時一時退避部 7 負荷状況入手部 8 更新周期生成部 9 更新周期配布部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B082 GB02 5B085 AC12 AC16 BG07 5B089 GA11 GA21 GB02 HA10 JA33 JA40 JB06 JB16 KA07 KB10 5K030 GA12 GA13 HC01 HD05 LD07 LE03
Claims (5)
- 【請求項1】 ネットワークを介して結合される全体制
御装置と、コンテンツ制御装置,利用者の閲覧装置を有
する双方向型サービス提供システムにおける集約情報更
新周期の制御方法であって、 利用者からの応答状況及び装置の負荷状況を記録し、 記録されている利用者からの応答状況及び装置の負荷状
況の情報を基に、 以後の利用者からの応答状況及び装置の負荷状況を推定
し、 利用者からの応答の集約及び再配布の時期を算出するこ
とを特徴とする集約情報更新周期の制御方法。 - 【請求項2】 前記利用者からの応答状況及び装置の負
荷状況の記録は、一次集約として前記コンテンツ制御装
置において行い、前記全体制御装置に送付することを特
徴とする請求項1記載の集約情報更新周期の制御方法。 - 【請求項3】 前記利用者からの応答状況及び装置の負
荷状況の推定は、前記全体制御装置において予め定めた
方式に基づいて行うことを特徴とする請求項1または2
記載の集約情報更新周期の制御方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の集
約情報更新周期の制御方法を実現するためのプログラム
を記録した記録媒体。 - 【請求項5】 利用者からの応答状況及び装置の負荷状
況を記録すると共に所定周期で一次集約を行うコンテン
ツ制御装置と、 該コンテンツ制御装置から送付される一次集約結果の情
報を基に、以後の利用者からの応答状況及び装置の負荷
状況を推定すると共に、これに基づいて利用者からの応
答の集約及び再配布の時期を算出する全体制御装置とを
有することを特徴とする集約情報更新周期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279234A JP2000115166A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 集約情報更新周期の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約情報更新周期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279234A JP2000115166A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 集約情報更新周期の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約情報更新周期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115166A true JP2000115166A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17608314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279234A Pending JP2000115166A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 集約情報更新周期の制御方法及びこの方法を記録した記録媒体並びに集約情報更新周期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000115166A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002374303A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-12-26 | Gateway Inc | ネットワーク性能予測システム及び方法 |
AU784299B2 (en) * | 2000-07-18 | 2006-03-02 | Yahoo! Inc. | System and method for selecting alternative advertising inventory in place of sold out advertising inventory |
AU2006200041B2 (en) * | 2000-07-18 | 2007-09-06 | Yahoo, Inc. | System and method for selecting alternative advertising inventory in place of sold out advertising inventory |
JP2010039727A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Nec Corp | 負荷制御装置 |
US8060912B2 (en) | 2006-03-22 | 2011-11-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Content reproduction device and control method thereof |
JP2013243551A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | センサ端末装置 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279234A patent/JP2000115166A/ja active Pending
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