JP2000109698A - カラー舗装用バインダー基材およびカラー舗装用バインダー - Google Patents

カラー舗装用バインダー基材およびカラー舗装用バインダー

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JP2000109698A
JP2000109698A JP10286700A JP28670098A JP2000109698A JP 2000109698 A JP2000109698 A JP 2000109698A JP 10286700 A JP10286700 A JP 10286700A JP 28670098 A JP28670098 A JP 28670098A JP 2000109698 A JP2000109698 A JP 2000109698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー舗装用バインダーの耐流動性及び骨材
への付着力を低下させることなく、高温(120〜18
0℃)での粘度は上昇させず60℃粘度を向上させ、製
造時の取扱い性を向上させるバインダー基材を提供す
る。 【解決手段】 鉱油を精製して得られる留分であって、
温度60℃における動粘度が6500mm2 /sec以
上であり、温度120℃における動粘度が60mm2
sec以下であり、温度15℃における密度が1.040
g/cm3 以上で、かつ混合アニリン点が25℃〜30
℃以下であるカラー舗装用バインダー基材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー舗装用バイ
ンダー基材及びこれを含有するカラー舗装用バインダー
に関する。詳しくは、特定の物性を持つ鉱油系のカラー
舗装用バインダー基材、並びに該基材、石油樹脂および
改質材からなる、製造時や舗装施工時の取扱い性がよく
タフネス等の性能に優れたカラー舗装用バインダーに関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、アスファルトは粘着性、加工性に
優れ、また安価であるため、使いやすい材料として、各
種の道路舗装材等の分野で広く使用されている。しか
し、これらのアスファルトはすべて黒色で、ほとんど着
色することができなかった。カラー舗装は、色々な着色
が可能で各種の新しい舗装材として利用できるので種々
の舗装にその用途が広がってきた。
【0003】カラー舗装には、カラー骨材を使用したア
スファルト混合舗装、着色コンクリート舗装、カラー舗
装用バインダーを用いたカラー舗装などがあるが、その
中でカラー舗装用バインダーを用いたカラー舗装は、主
に歩道、自転車道など軽交通用の舗装に用いられたり、
カラー舗装用ブロック等の形で用いられてきた。さらに
最近は、バスレーンや交差点などの重交通の舗装用にも
使用されるようになってきている。
【0004】カラー舗装用バインダーとしてはエポキシ
系のものと、耐久性もあり重加重にも耐えられる石油樹
脂系のものがよく知られている。通常、石油樹脂系のも
のはこれに淡色の石油留分とスチレンーブタジエン系の
ポリマーを添加して製造される(特開昭58−1837
59号公報、特開昭61−97369号公報)。しか
し、この石油樹脂系のカラー舗装用バインダーは舗装材
の強度、耐久性といったバインダーとしての基本的な性
能や、製造時の取扱い性からはまだ改良すべき点があっ
た。
【0005】たとえば、カラー舗装の耐久性を向上させ
るために、軟化点が高く、かつ骨材への付着力(テナシ
ティー)及び骨材把握力(タフネス)に優れたカラー舗
装用バインダーが要求されている。このような高性能の
カラー舗装用バインダーを得るためには、従来、熱可塑
性ポリマー等の改質材の添加量を増加すること、及び改
質材を高分子量化することの一方又は両方の条件を満た
すことが必要とされていた。しかし、これらは特殊なポ
リマーであり石油樹脂や石油留分に較べ高価で取扱い性
もよくなかった。
【0006】これらの欠点を解決するためのカラー舗装
用バインダーとして、石油樹脂、芳香族系石油留分、ス
チレンーブタジエンブロック共重合体の混合物、石油樹
脂、芳香族系石油留分、熱可塑性エラストマー、エチレ
ンコポリマー、ワックス性物質の混合物(特開平5−3
02072号公報)、芳香族プロセスオイル、スチレン
ーブタジエンブロック共重合体の混合物、C5系石油樹
脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、スチレンーイソ
プレン共重合体の混合物(特開平6−157917号公
報)などが知られている。
【0007】しかし、これらの方法によるカラー舗装用
バインダーは特殊なポリマーを必要としたり、製造工程
を複雑にしたりする欠点があった。とくに、従来はカラ
ー舗装用バインダーの製造基材として無色または淡色の
安価な石油留分を用いる場合が多かったが、軟化点の向
上のために高粘度の石油留分を用いると高温粘度(12
0〜180℃)が上昇し、製造時等の取扱い性が悪化し
軟化点の向上にも限界があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラー舗装
用バインダーの耐流動性を低下させることなく、カラー
舗装用バインダーの製造時、合材製造時、舗装施工時な
どの高温での取扱いが容易なカラー舗装用バインダー基
材、および該基材を含むカラー舗装用バインダーを提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の物性を
持つ鉱油をカラー舗装用バインダー基材とすることによ
り、高温での粘度を上昇させることなくカラー舗装用バ
インダーの耐流動性を向上させることのでき、カラー舗
装用バインダーの製造時、合材製造時、舗装施工時等の
取扱い性が改善できることを見出した。本発明はかかる
知見に基づいて完成したものである。
【0010】すなわち、本発明の要旨は次のとおりであ
る。 (1) 鉱油を精製して得られる、60℃における動粘
度が6500mm2 /sec以上、120℃における動
粘度が60mm2 /sec以下、15℃における密度が
1.040g/cm3 以上で、さらに混合アニリン点が2
5℃〜30℃以下であるカラー舗装用バインダー基材。
【0011】(2) 鉱油がナフテン系原油である
(1)記載のカラー舗装用バインダー基材。 (3) 鉱油の精製が少なくとも溶剤抽出法によりなさ
れたものである(1)または(2)記載のカラー舗装用
バインダー基材。 (4) 石油樹脂、改質材、および(1)〜(3)のい
ずれかに記載の基材を含有するカラー舗装用バインダ
ー。
【0012】(5) (1)〜(3)のいずれかに記載
の基材の含有量が20〜80重量%である(4)記載の
カラー舗装用バインダー。 (6) 改質材が熱可塑性ポリマーである(4)または
(5)記載のカラー舗装用バインダー。 (7) 改質材含有量が1〜15重量%である(4)〜
(6)のいずれかに記載のカラー舗装用バインダー。
【0013】(8) (4)〜(6)のいずれかに記載
のカラー舗装用バインダーに、さらに顔料を添加したカ
ラー舗装用バインダー。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は鉱油を精製して得られる
留分のうち特別の物性を持つものを、カラー舗装用バイ
ンダー基材(以下、舗装用バインダー基材という。)と
して用いるものである。ここで、鉱油とは石油類(原
油、および石油製品、石油留分など原油から精製して得
られるもの)、オイルシェール、オイルサンド、石炭液
化油、コールタールなどの鉱物油およびこれらや天然ガ
スから得られる合成油、石油化学工業より得られる分解
油等をいう。植物油や動物性の油脂等は含まれない。
【0015】また、精製とは上記鉱油中の留分を分離
し、沸点範囲や粘度を特定のものにしたり、鉱油中の不
純物、不要物を除去したりすることを言い、具体的操作
としては、石油精製で用いられる操作を主体に蒸留、抽
出、水素化精製、分解、改質、アルキル化などをいう。
本発明では、この中でも蒸留と抽出とくに極性溶剤によ
る溶剤抽出が特に好適な精製方法である。
【0016】本発明の舗装用バインダー基材は、鉱油を
精製して得られるもののうち、動粘度、密度および混合
アニリン点において上記(1)の要件を満たすものであ
ればどのようなものでもよい。本発明の舗装用バインダ
ー基材は、温度60℃における動粘度が6500mm 2
/sec以上のものであるが、好ましくは6500mm
2 /sec〜15,000mm2 /sec、さらに好ま
しくは6500mm2 /sec〜10,000mm2
secである。この動粘度が6500mm2 /sec未
満では、この基材を含むカラー舗装用バインダーの60
℃での絶対粘度を低下させることとなり、アスファルト
舗装道路の路面の耐流動性を低下させることとなる。ま
た、この動粘度が好ましい上限値を超えると、それに伴
ってカラー舗装用バインダーの製造時、合材製造時や舗
装施工時の温度(120〜180℃)において高粘度に
なり過ぎ、舗装用バインダー基材として、またカラー舗
装用バインダーとしての取扱い性が低下する場合があ
る。
【0017】温度120℃における動粘度が60mm2
/sec以下のものであるが、好ましくは5mm2 /s
ec〜60mm2 /sec、さらに好ましくは15mm
2 /sec〜55mm2 /secである。120℃にお
ける動粘度が60mm2 /secより高いと、カラー舗
装用バインダー製造時の粘度が高くなり取扱いが困難に
なる。このためカラー舗装用バインダー製造設備の能力
増強(移送ポンプ、攪拌モーター、加熱装置等の能力増
強)が必要となり、これらはカラー舗装用バインダー製
造のコスト増加の要因となってしまう。
【0018】本発明の舗装用バインダー基材の15℃に
おける密度は1.040g/cm3 以上、好ましくは1.0
40g/cm3 〜1.100g/cm3 、さらに好まし
くは1.040g/cm3 〜1.060g/cm3 であ
る。石油製品は、一般に、その組成が芳香族成分を多く
含む場合に高密度となる。この密度が1.040g/cm
3 未満では、芳香族成分が少なく改質材との混合時の溶
解性が不十分なものとなる。密度が1.100g/cm3
以上では、抽出原料となる鉱油に制限が多く現実的では
ない。さらに、抽出時に抽出油の得率が悪くなってしま
う。
【0019】本発明の舗装用バインダー基材は、混合ア
ニリン点が25℃〜30℃、好ましくは27℃〜30℃
である必要がある。一般に混合アニリン点は鉱油の芳香
族性の指標としても有効な手段であるが、各種の添加剤
等の溶解性を表わす指標としても用いられる。すなわ
ち、本発明の場合は、混合アニリン点が30℃以下であ
るものが改質材の溶解性を向上させ、性能のよい舗装用
バインダー基材となる。混合アニリン点が25℃より低
いと、抽出原料となる鉱油に制限が多くなり、さらに抽
出時に抽出油の得率が悪くなってしまい現実的ではな
い。なお、上記動粘度はJIS K2283、密度はJ
IS K2249、混合アニリン点はJISK2256
により求めた値である。
【0020】本発明の鉱油はナフテン系原油であること
が好ましい。また、溶剤抽出により抽出された鉱油(エ
キストラクト油)、特にナフテン系原油から得られた留
分を溶剤抽出により抽出した抽出油が好ましい。ナフテ
ン系油(ナフテン系原油またはこれより得られた留分)
から溶剤抽出されるエキストラクト油は、パラフィン系
油などの精製時に溶剤抽出により得られるエキストラク
ト油と同様の組成(飽和成分、芳香族成分、レジン分
等)を有していても、化学構造が異なるものと推定され
る。ナフテン系油精製時に溶剤抽出されるエキストラク
ト油は、パラフィン系油などの精製時に溶剤抽出により
得られるエキストラクト油と比べて、取扱い性、分離防
止性の点で優れたものであり、舗装用バインダー基材と
して特に好ましいものである。
【0021】なお、溶剤抽出とは、2種以上の成分から
なる混合物を溶剤で処理分別する操作をいい、一般に溶
剤に抽出されたものをエキストラクトという。石油精製
等の鉱油処理における溶剤抽出法は、抽出に用いる溶剤
の種類によりフルフラール法、フェノール法、デュオソ
ール法、プロパン脱れき法などがあり、単一溶剤を使用
するフルフラール法、フェノール法が一般的である。ま
たN−メチル−2−ピロリドンを抽出溶剤として用いる
方法も実施されている。 本発明においては、特に溶剤
抽出法は限定されないが、フルフラール法、フェノール
法、N−メチル−2−ピロリドン法が好適に用いられ
る。
【0022】本発明のカラー舗装用バインダーは、石油
樹脂、改質材及び上記舗装用バインダー基材を含有する
ものである。舗装用バインダー基材の含有量は20〜8
0重量%、好ましくは30〜70重量%、とくに好まし
くは50〜70重量%とすることが望ましい。この基材
の含有量が少なすぎると高温での粘度が高すぎカラー舗
装用バインダー製造時、合材製造時、舗装施工時の取扱
い性が悪く、また多すぎるとカラー舗装用バインダーと
しての所望の物性が得にくくなる。
【0023】本発明のカラー舗装用バインダーにおける
石油樹脂としては、芳香族系石油樹脂、C5(シクロペ
ンタン)系石油樹脂またはこれらを水素化処理したもの
が好適に用いられる。これらの石油樹脂は、単独または
複数の種類を組み合わせて使用してもよい。本発明のカ
ラー舗装用バインダーにおける石油樹脂の含有量は、2
0〜60重量%、好ましくは30〜50重量%が望まし
い。この含有量が多すぎると、カラー舗装用バインダー
の取扱い性が悪くコスト高になってしまう。また少なす
ぎると所望の物性が得にくくなり、その対処のためには
改質材の添加量が増えることとなり、コスト高となる。
【0024】本発明のカラー舗装用バインダーにおける
改質材としては、ゴム、熱可塑性ポリマー(熱可塑性エ
ラストマーを含む)、熱硬化性ポリマーなどの公知の改
質材を使用することができるが、改質材として熱可塑性
ポリマーを用いた場合に本発明の基材による効果が特に
顕著に発現される。熱可塑性ポリマーとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリウレタン、ジメチルポリシ
ロキサン、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルスチ
レン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体、イソブチレン−イソ
プレン共重合体、ジエン系合成ゴム、エチレン−プロピ
レン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、フッ化ビ
ニリデン共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体、メチルスチレン−ブタジエンブロック共重合体、
スチレン−イソプレンブロック共重合体、メチルスチレ
ン−イソプレンブロック共重合体等が挙げられる。この
中で、スチレンやメチルスチレン等の芳香族ビニル化合
物とブタジエンやイソプレン等のジエン系不飽和炭素と
の共重合体及びブロック共重合体が特に好ましい。これ
らの熱可塑性ポリマーは単独または2種以上組み合わせ
て使用できる。
【0025】本発明のカラー舗装用バインダーにおける
改質材の含有量は好ましくは1〜15重量%、特に好ま
しくは5〜15重量%である。この含有量が少なすぎる
とカラー舗装用バインダーとして所望の性能を得ること
ができない場合があり、また多すぎると、粘度が高くな
り過ぎ、コスト高となる。本発明のカラー舗装用バイン
ダーには、必要に応じて、通常、カラー舗装用バインダ
ーに添加される他の添加材、例えば各種ゴム、C9系石
油樹脂等の粘着性付与樹脂、有機系耐ブロッキング剤、
無機系耐ブロッキング剤、剥離防止剤、分散剤、案手
剤、酸化防止剤、着色用の顔料などを添加することがで
きる。着色用の顔料としては特に限定されないが、通
常、無機顔料、例えば、酸化鉄(赤)、水酸化鉄(黄
色)、酸化クロム(緑)、酸化チタン(白)などが好適
に使用される。顔料の添加量はその種類、所望の着色濃
度により適宜選定すればよいが、通常は0.1〜10重
量%程度使用する。
【0026】本発明のカラー舗装用バインダーは、上記
各成分を所定の割合で混合することにより製造すること
ができ、この場合、各成分の配合順序は特に制限されな
い。各成分の混合には、プロペラ式攪拌機、ホモミキサ
ー等の各種の攪拌機を使用することができるが、高剪断
力をかけることができるホモミキサーを使用することが
好ましい。各成分の混合温度は特に制限されるものでは
ないが、120〜180℃が好ましく、150〜180
℃が特に好ましい。
【0027】本発明のカラー舗装用バインダーを道路舗
装用として用いる場合は、通常、この組成物に骨材及び
フィラー、場合によっては上記着色用顔料、を混合した
混合物(アスファルト混合物)として使用される。骨材
及びフィラーとしては、一般道路舗装用のものを使用す
ることができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。実施例における評価は下記の方法で行
った。 (評価方法) (1)密度(g/cm3 ) JIS K2249による。 (2)粘度 ・動粘度(mm/sec) 60℃(基材(エキストラクト)粘度) :JIS K
2283による。 120℃ :JIS K2207に準拠 180℃ :JIS K2207による。 ・絶対粘度(Pa・s) 60℃(カラー舗装用バインダー粘度) :JAA−0
01に準拠
【0029】(3)混合アニリン点(℃) JIS K2256による。 (4)引火点(℃) JIS K2265による。 (5)流動点(℃) JIS K2269による。 (6)針入度(1/10mm) JIS K2207による。 (7)軟化点(℃) JIS K2207による。 (8)タフネス(kgf・cm) 舗装試験法便覧(日本道路協会発行)による。 (9)テナシティー(kgf・cm) 舗装試験法便覧(日本道路協会発行)による。
【0030】〔実施例1、2、3、比較例1、2〕表1
に示す物性の本発明のカラー舗装用バインダー基材を、
それぞれ石油樹脂、改質材と表2に示す割合で混合し、
ホモミキサーで160℃にて完全に溶解するまで混合し
てカラー舗装用バインダーを製造した。それぞれのカラ
ー舗装用バインダーの性状を上記の方法により評価し、
結果を表3に示す。なお、表2において原料の欄の数値
はそれぞれ重量部であり、全体で100重量部となるよ
うに配合されている。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】本発明の基材を使用すると180℃粘度を
著しく上げることなくバインダー物性を高めることがで
きた。一方、比較例1、2に示すように改質材の添加量
でバインダー物性を高めることはできるが、180℃粘
度が著しく上昇してしまい、取扱い性が劣ってしまう。
【0035】
【発明の効果】本発明のカラー舗装用バインダー基材
は、カラー舗装用バインダーの性能を保ったまま、高温
での粘度を高めることなく、カラー舗装用バインダーの
取扱い性を向上し合材製造、舗装の施工性を容易にする
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC033 AC073 AC083 AE05W BA01X BB033 BB063 BB073 BB123 BB153 BC033 BD143 BG033 BP013 CG003 CK003 CP033 FD096 GL00 4J038 BA241 BA242 EA011 EA012 KA08 NA03 NA23 PB05 PC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱油を精製して得られる、60℃におけ
    る動粘度が6500mm2 /sec以上、120℃にお
    ける動粘度が60mm2 /sec以下、15℃における
    密度が1.040g/cm3 以上で、さらに混合アニリン
    点が25℃〜30℃であるカラー舗装用バインダー基
    材。
  2. 【請求項2】 鉱油がナフテン系原油である請求項1記
    載のカラー舗装用バインダー基材。
  3. 【請求項3】 鉱油の精製が少なくとも溶剤抽出法によ
    りなされたものである請求項1または2記載のカラー舗
    装用バインダー基材。
  4. 【請求項4】 石油樹脂、改質材、および請求項1〜3
    のいずれかに記載の基材を含有するカラー舗装用バイン
    ダー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の基材の
    含有量が20〜80重量%である請求項4記載のカラー
    舗装用バインダー。
  6. 【請求項6】 改質材が熱可塑性ポリマーである請求項
    4または5記載のカラー舗装用バインダー。
  7. 【請求項7】 改質材含有量が1〜15重量%である請
    求項4〜6のいずれかに記載のカラー舗装用バインダ
    ー。
  8. 【請求項8】 請求項4〜6のいずれかに記載のカラー
    舗装用バインダーに、さらに顔料を添加したカラー舗装
    用バインダー。
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JP2001146551A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Nisshin Kasei Kk 着色舗装用結合材
WO2006080123A1 (ja) * 2005-01-31 2006-08-03 Nippon Oil Corporation カラーバインダー組成物

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