JP2000107303A - 放射線治療装置 - Google Patents
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Abstract
を向上させつつ放射線照射時の漏洩を減らすシステムお
よび装置を、多層マルチリーフコリメータを使用して提
供すること。 【解決手段】 対象物に対してコンフォーマルな放射線
治療を行う装置において、該装置により治療線量がセグ
メントに分割され、治療用線量を照射する合間に放射線
治療に関連したビームが平行移動され、マルチリーフコ
リメータを調整して前記対象物の輪郭が得られるように
すること。またマルチリーフコリメータを含むシステム
を、患者の治療計画のための計画ステージと、計画ステ
ージに基づいて患者の治療を行うための治療ステージ
と、1つ以上の計画ステージおよび治療ステージに応答
し、マルチリーフコリメータにおける漏洩を最小限に抑
えつつ、放射線治療のための向上した手段を実現する高
精度強度システムとを有するように構成すること。
Description
けるコリメータに関し、さらに詳細には高分解能マルチ
リーフコリメータを供給するための技術に関する。
強度を有する放射線ビームは、患者のある領域、例えば
腫瘍に照準される。典型的な治療フィールド形状は正方
形、長方形、またはその変形であり、治療容積は三次元
的となるため、不利なことに健康な組織および器官を含
んでしまうことがある。明らかな安全上の理由から、腫
瘍に照射できる線量は放射線ビームの経路内の健康な組
織および器官により制限される。多くの腫瘍の治癒率
は、腫瘍が受け取る線量の鋭敏な関数であるから、放射
線に曝される健康な組織および器官の量を低減すること
が、腫瘍に照射する線量を増やすために切望される。治
療容積を腫瘍により近づけるための手段としては、ソリ
ッドなジョーブロックを治療の間中動かすこと、放射ビ
ームを治療すべき容積に亘って走査すること、およびマ
ルチリーフコリメータを使用して不規則な形状のフィー
ルドを腫瘍の形状に合わせて成形することなどがある。
されて、照射線を成形するマルチリーフコリメータの構
成例は、1992年11月24日付けでHunzinger に付
与された米国特許第 5166531 号明細書に開示されてい
る。並置された縦長の放射線阻止用コリメータリーフか
ら成る2つの対向するアレイは、対向するソリッドなジ
ョーブロックの代わりに作用する。各対向するアレイ内
の各リーフを長手方向、すなわちビームの中心軸に向か
う方向、または離れる方向に動かして放射線ビームが通
る所望の形状を規定する。
例は、1197年1月7日付けで Yao に付与された米
国特許第 5591983 号明細書に記載されている。Yao に
よる多層マルチリーフコリメータは、複数の縦長の放射
線阻止用リーフの第1および第2層内に構成されてい
る。各層のリーフは相互に隣接して配置され、対向する
2つの隣接したリーフの列を形成する。さらに各層のリ
ーフは長手方向に可動であるが、この方向は一般的にビ
ームを横切る方向または同じ方向のいずれかである。層
はビーム方向に相互に積層され、そのオフセットは横方
向であるので、第1および第2層の隣接するリーフ間の
空間は、それぞれ第1および第2層のリーフの上方と下
方に形成される。リーフの配列はマルチリーフコリメー
タのリーフ間の放射線漏洩の問題を減少する。しかしこ
の構成では、腫瘍形状に一致するブロック容積を形成す
るために、より正確にブロックを位置設定する際に必要
とされる良好な分解能が得られない。
collimators =MLC)は、鉛合金製ブロックの代わり
に多くのコンフォーマルな治療で使用されている。しか
し、MLCを使用してもコンフォーマルな成形が十分に
達成できないため、依然として多くの治療でブロックを
使用する必要がある。これは、リーフ面のエッジに垂直
でないフィールド端で生じるいわゆる「階段(stair-st
ep)」効果のためである。照射容積境界での波状の線量
パターンは、不規則な形を形成するためにリーフを階段
状にすると生じる。この分布は、決定組織の隣にあるフ
ィールド端にとっては、または追加のフィールドのアバ
ットメントが計画されている場合は許容できない。
ーンの問題に対する解決法がある。まず、ブロックが形
状を規定する。次に、コリメータを回転させて問題のフ
ィールド端に垂直な位置にリーフを配置する。最後に、
幅が0.5cm程度のより小さいリーフを有するマイク
ロマルチリーフコリメータを使用する。
点である。
て ・ブロック作製 ・各フィールドの合間に入室する必要がある ・5%の漏洩 ・高価である 2.コリメータの回転 利点 ・コリメータを回転させてリーフを決定フィールド端に
垂直に配置できる 欠点 ・この技術は、MLCシステムがいずれの2次的なジョ
ーシステムにも独立に回転可能である場合のみ実行可能
であり、装置をさらに複雑にする ・この技術はフィールド端に沿って波状パターンを他の
位置へ動かすことがある 3.マイクロマルチリーフコリメータ 利点 ・ブロックによる解決法に対するものと同じ利点すべて ・元の「階段状」MLCの形状より良好なフィールド端
規定 欠点 ・他のどの解決法よりも漏洩が多い ・重大な機械的および信頼性の問題 ・コリメータヘッドに統合する際の構成の問題 ・小さいフィールドしか扱えない ・二重にフォーカスされたリーフを有しないため、半影
性に乏しい ・製造しやすさの問題 ・非常に高価である 従って、分解能を向上すると共に放射線照射の漏洩を抑
える多層マルチリーフコリメータを使用して構成された
システムおよび装置が必要である。本発明は、そのよう
な需要に対処している。
線治療において、照射域に対する分解能を向上させつつ
放射線照射時の漏洩を減らすシステムおよび装置を、多
層マルチリーフコリメータを使用して提供することであ
る。
コリメータを使用して、対象物に対してコンフォーマル
な放射線治療を行う装置において、該装置により治療線
量がセグメントに分割され、治療用線量を照射する合間
に放射線治療に関連したビームが平行移動され、マルチ
リーフコリメータを調整して前記対象物の輪郭が得られ
るようにして解決される。
含むシステムを、患者の治療計画のための計画ステージ
と、計画ステージに基づいて患者の治療を行うための治
療ステージと、少なくとも1つの計画ステージおよび治
療ステージに応答し、マルチリーフコリメータにおける
漏洩を最小限に抑えつつ、放射線治療のための向上した
手段を実現する高精度強度(HDI)システムとを有す
るように構成して解決される。
は、既存のハードウェアを使用し、治療ポート線量をセ
グメントに分割する。各セグメントの合間にはフィール
ドをビームに対して平行移動し、リーフ位置を調整して
腫瘍の輪郭を維持する。上記手段をハードウェアシステ
ムと統合することにより、漏洩を最小限に抑えながら厳
密なコンフォーマル放射線療法を実行できる。さらに本
発明により、治療時間を大幅に左右することなくより高
い線量率を提供することができる。
は、標的および決定表面の周囲に、従来のマルチリーフ
コリメータ(CMLC)よりも良好に規定された端を形
成する。前記システムおよび装置は従来型のMLCと同
程度のクリアランスを形成する。また従来型のMLCと
同程度の最大フィールドサイズを形成する。最後に、本
発明によるシステムおよび装置はリーフ間の放射線漏れ
を最小に抑え、従って患者への漏洩を最小限に抑える。
ープを連続的に、V&Rから線形加速器の制御系にユー
ザの介在なく自動的にダウンロードする過程。
gital Mevatron)のインタフェースおよびコントロー
ラ。制御コンソールは、DMIPによりV&Rに接続し
ている。
2度照射すること。1回はブロックされたフィールド
で、もう1回はオープンなフィールドで照射する。二重
照射により、大きいオープンフィールド内での小さい/
治療フィールドの参考資料が得られ、オープンフィール
ドで観察された解剖学的な組織の参考資料を使用する
と、ユーザーはフィールド位置およびサイズを確認する
のが容易になる。
ルドを照射する過程。このフィールドは、放射線が腫瘍
に密にコンフォームし、周囲の正常な組織は傷つけない
ように規定されている。
ーフ位置またはガントリ角度などの可動なパラメータに
よって規定された治療フィールド。これはセグメントま
たは制御点により規定でき、前記セグメントの移動(制
御点間における)は、MUの関数として階段状で直線的
な規定ができる。
ーフ運動。
(Electronic Portal Imaging Device) フィールド:任意の瞬間の状態を記述するために必要
な、機械的、周辺機器、テーブル、および治療室のすべ
ての情報。
相互に関連づけるために使用される任意のグループ化メ
カニズム。この関係は通常、前記フィールドをまとめて
自動シーケンスするためのものである。
sity)。高分解能MLCフィールドを、MLC、ソフト
ウェアアルゴリズム、および自動的なテーブル運動によ
り形成する。
望する、または照射された放射線の強度分布の3次元的
表現。
および移動して標的への線量を最大にし、すべての正常
な組織への線量を最小にする過程。
ク治療情報システム(Local Area Network Therapy Inf
ormation System) LC:マルチリーフコリメータ(Multileaf Collimato
r) モニタ装置:線形加速器での放射線の照射のための測定
用装置。モニタ装置は、線量定数を使用した代数式によ
り線量に関連づけられている。
するために使用されている。その情報の部分集合はフィ
ールドに含まれている。
の透過線量の放射線から得られたフィルムのイメージ。
射線によるイメージを、フィルム上にまたは電子的なイ
メージとして記録すること。
コリメータのリーフ位置を制御するために使用されるソ
フトウェア。
のセグメントが通常使用されて、強度変調フィールドま
たは複合動的フィールドが形成される。セグメントは相
互に並べられて、フィールドを形成する。
度などの固定パラメータにより規定された治療フィール
ドまたはセグメント。定常セグメントにより強度変調フ
ィールドを形成できる。
を連続的に照射するための強度変調のための手法。
れたかの記録。すべての装置設定およびパラメータを含
む。
ord)、線形加速器のインターフェースであり、フィー
ルドをダウンロードし、照射の前にフィールドを確認
し、照射されたフィールドをのパラメータを記録する。
成するための放射線照射の変形に関する。一般的な当業
者が本発明を実施し使用することができるように本発明
を以下に明細書および特許請求の範囲のコンテクストに
よって説明する。当業者に容易に理解される有利な実施
例への種々の変更や、ここで本質的な基本的概念は他の
実施例にも適用される。以下では本発明を、x線を患者
のフィールドへ照射し、放射線源からのビーム経路内で
1つ以上の可動なリーフを使用してフィールドを制限す
るシステムを例として説明する。これは単に例示的なも
のである。このため本発明は記載されている実施例に限
定されず、ここで説明される基本的概念および特徴に一
致する広義の範囲で許容される。
置2を示す。前記装置は、マルチリーフコリメータ(M
LC)4およびケーシング9内の制御装置を、本発明に
よって構成された治療プロセス装置100と共に使用し
ている。放射線治療装置2はガントリ6を有し、前記ガ
ントリは水平回転軸8の周りを治療中回転できる。ML
C4はガントリ6の突出部に固定してある。治療に必要
な高エネルギー放射線を発生させるために、線形加速器
がガントリ6に配置してある。線形加速器およびガント
リ6から放出された放射線束の軸が10で示してある。
電子、光子、またはその他の検出可能な放射線を治療に
使用する。
ン12に向けられるが、前記対象物は例えば治療すべき
患者であり、ガントリの回転の回転中心に横たわってい
る。ガントリ6の回転軸8、テーブル16の回転軸1
4、およびビーム軸10はすべて回転中心で交わるのが
好ましい。このような放射線治療装置の構成は、Siemen
s Medical Laboratories,Inc.編のパンフレット「放射
線腫瘍学におけるデジタルシステム(Digital Systems
for Radiation Oncology)」(A91004-M2630-B358-0
1-A400、1991年九月発行)に概略的に説明されて
いる。
および部分的な治療処理装置100をより詳細に示す。
電子ビーム1は電子加速器20内で発生する。加速器2
0は電子銃21、導波管22、および真空外囲器または
ガイドマグネット23を有する。トリガシステム3はイ
ンジェクタトリガ信号を発生し、インジェクタ5に供給
する。このインジェクタトリガ信号に基づいて、インジ
ェクタ5はインジェクタパルスを発生し、このパルスは
加速器20内の電子銃21に供給されて電子ビーム1を
発生させる。電子ビーム1は導波管22により、加速さ
れて導かれる。このために、高周波(HF)源(図示せ
ず)が設けられて高周波(RF)信号を供給し、電磁場
を発生させてこれを導波管22に供給する。インジェク
タ5により注入されて電子銃21により放出された電子
は、導波管22内で前記電磁場により加速されて、そし
て電子銃21に対置する孔から電子ビーム1として出
る。次に電子ビーム1はガイドマグネット23に入り、
そこから窓7を通り軸10に沿ってガイドされる。第1
の散乱ホイル15を通った後、ビームは遮蔽ブロック5
0の通路51を通って、第2の散乱ホイル17に当た
る。次にビームは測定チャンバを通り、ここで線量が確
かめられる。散乱ホイルをターゲットで置き換えると、
放射線はX線ビームとなる。最後に、MLC4は複数の
リーフ41および42を有する。もちろんこれは、本発
明において使用できるビーム遮蔽構成の例にすぎない。
本発明はこの他の構成においても適切であることは、当
業者ならば容易に分かるであろう。
有し、さらに別の一対の隙間プレート(図示せず)が複
数のリーフ41および42に垂直に配置されている。照
射フィールドのサイズを変えるために、複数のリーフを
軸10に対して操作装置43により動かすことができる
が、図2にはリーフ41に関する操作装置のみ示す。操
作装置43は電気モーターを有し、このモーターはリー
フ41および42に連結されておりモーターコントロー
ラ40で制御される。位置センサ44および45もまた
リーフ41および42にそれぞれ連結され、リーフ位置
を検知する。
ィールドと呼ばれる。公知のように、リーフ4は放出さ
れた放射線を実質的に通さない。リーフは放射線源と患
者の間に取り付けられ、フィールドを制限する。このた
め体の領域、例えば健康な組織は可能な限り少量の放射
線しか浴びず、有利には全く浴びない。1つ以上のリー
フが可動なので、好ましくは、フィールドを全体の放射
線の分布は一様である必要はない(ある範囲には別の範
囲よりも大量の線量を照射することができる)。さら
に、ガントリが回転可能なので、患者を回転することな
く異なるビーム角度および放射線分布が可能になる。中
央治療処理装置または制御装置100(図1)は、通常
放射線治療装置2から離して別の部屋に配置するが、こ
れは療法士を放射線から守るためである。治療処理装置
100は出力装置、および入力装置を含むが、データは
データキャリアを通して入力することもできる。例え
ば、前記出力装置は最低でも1つのビジュアルディスプ
レイ装置またはモニタ70であり、前記入力装置はキー
ボード19であり、前記データキャリアはデータ記憶装
置である。前記治療処理装置100は典型的には、実際
の放射線治療を腫瘍専門医師の処方通りに行う療法士が
操作する。キーボード19または他の入力装置を使用し
て、療法士は治療処理装置100の制御装置76に、患
者に照射すべき放射線を規定するデータを、例えば腫瘍
専門医師の処方に従って入力する。プログラムはまた別
の入力装置、例えばデータ記憶装置を使用して、データ
転送により入力することもできる。モニタ70のスクリ
ーン上には、種々のデータを治療の前および間に表示す
ることができる。
含まれ、入力装置および線量制御装置61に接続されて
いる。前記入力装置は例えばキーボード19であり、放
射線療法の処方された照射の入力に使用され、前記制御
装置はトリガシステム3を制御するために所望する放射
線の値を発生させる。トリガシステム3はパルス反復周
波数または他のパラメータを有利に適応させて、放射線
出力を変化させる。デジタル線量計システムは、中央処
理装置18のデジタル出力をより容易に制御するために
特に有利である。中央処理装置18は制御装置76を有
利に含み、治療プログラムの実行を制御するが、これは
メモリ77および、制御装置76およびメモリ77から
有利に信号を受け取るコンビネーション回路78と連係
して行われる。
ムに関連した問題に対処するために高精度強度MLCシ
ステムが提供され、向上したコンフォーマルな放射線治
療において線量の増加を可能にしている。さらに、本発
明によるシステムおよび装置は最小限の漏洩を実現す
る。図3に患者を治療するためのシステム300のブロ
ック線図を示す。システム300は2つの段階、計画段
階302および治療段階304に分割されている。
含まれ、治療計画システム306、ビームシェーパ30
8およびローカルエリア治療情報システム(LANTI
S)310から治療フィールドを受け取る。治療計画シ
ステム306は典型的に非常に洗練されたシステムであ
り、医師等が腫瘍などの治療の特定の手法について情報
を提供するために使用してきた。治療計画システム30
6の機能の1つは、マルチリーフコリメータのリーフ位
置だけでなくテーブルの平行移動の情報を提供すること
である。
310はフィールド情報をデータベース302に同様に
提供し、テーブル位置およびリーフ位置に関連した情報
を提供する。コントローラソフトウェア312およびL
ANTIS310はセグメントを提供し、情報をデータ
ベース302から受け取るために使用される。前記デー
タベースは、マルチリーフコリメータの制御、テーブル
320のポジショニングおよび治療システムの線形加速
器の制御に関連している。治療段階304のコントロー
ラソフトウェア312は制御コンソール314から情報
を受け取り、そして供給する。制御コンソールはこれを
受けて線形加速器316、MLC318およびテーブル
320を制御する。従って、本発明は治療システム内に
構成すると共に、計画段階または治療段階内に構成し、
適切な放射線治療を実現する。
めに、ここで図4を参照する。
ステムのフローチャートを示す。まずステップ402
で、治療ポート線量はセグメントに分割される。次にス
テップ204で、放射線治療に関連したビームは治療ク
ローズ間で平行移動される。最後にステップ406で、
MLCのリーフ位置は形状を維持するために調整され
る。
cmのMLCリーフで扱われ、フィールドが2つに分割
されたとすると、2つのフィールドそれぞれは半分の線
量で治療される。フィールド1と2の間には、5mm程
度のフィールドの並進が生じることがあり、リーフ位置
は正しいポート形状を維持するために調整される。コン
フォーマルなフィールドをこの手法により供給すること
は、ビームエッジの5mmの分解能を実現し、漏洩を元
の半分に抑える。
Cリーフ幅よりコンフーマルな形状を実現する。フィー
ルドのこの平行移動およびリーフの再ポジショニングは
自動化された制御により達成され、治療関連費用は標準
的なブロックで成形する治療と比較すると最小限であ
る。さらに、ビームの一致の程度を制限するのは、元の
フィールドが分割されたことによる平行移動の数のみで
ある。
ブルを精密に移動して、多重な線量が正確に照射される
ことを保証することである。図5に、本発明によるシス
テムおよび装置を利用して増分的なテーブル移動を決定
するために使用するパラメータおよび表を示す。
リメータシステムにおいて、線量の増加に伴う問題であ
る。フィールドが分割される度に、リーフ間の漏洩量は
半分に減少する。例えば、5mmのずれによるリーフ間
漏洩は約0.7%であり、3mmのずれによる漏洩は約
0.3%である。これを臨床的に実現するときには、3
つのうちいずれかの平面内での平行移動の量(x、y、
およびzベクトル)を、必要なリーフ移動と共に計算す
るために幾何学的なアルゴリズムが必要である。
のブロックおよびより小さなリーフ幅のMLCリーフに
よる構成よりもx線漏洩を顕著に減少させて、よりコン
フォーマルなフィールドを実現するため、臨床的な応用
において特に有用である。
より詳細に述べる。
自動的なテーブル移動およびMLCサポートに統合され
る。HDIの機能により、HDIフィールドへ変換され
るべきMLCフィールドをユーザが選択出来る。前記変
換の間、ユーザは所望のHDIフィールドの分解能を選
択出来る。HDIフィールドは、まとめて自動シーケン
ス化されてHDIフィールドの解像度を形成する、一群
のフィールドである。
内に完全に含まれる。これにより、前記の新しい機能は
フィールドおよび自動シーケンス化されたグループの形
成のためのデータベースへの既存のインターフェースを
活用出来る。HDIの機能は、新しいMLC形状、新し
いテーブルパラメータ、および新しいグループ化の配列
により新しいフィールドを形成する自動化された手法で
あり、今日これはすべて手動で行われている。
の形状およびHDIの解像度を視覚化するためのHDI
ダイアログに含まれるHDIである。
まれる: ・HDIフィールドおよびグループを1つのMLCフィ
ールドから形成できること。それぞれのフィールドは、
新しいフィールド形状および新しいテーブル用パラメー
タを有する。
こと。
ンの結果を視覚化できること。
ールドのための新しい自動シーケンスグループ形式。
出、確認および記録ができること。
MLC形状を示す。この情報は制御コンソールに供給さ
れ、これを受けて制御コンソールはMLCのリーフ位置
を制御する。図6に骨盤の一部を治療すべきダイアログ
を示す。HDIダイアログの操作の有利な実施形態を、
以下の説明する。
論理上のMLCリーフ端の投影を提供する。
界に必要な分解能を設定するための制御を提供する。
的に制御される。
ルド形状を示すグレースケールイメージを含む。これは
Txビジュアライゼーション(TxVisualization)のタ
ブ表示に類似である。
表示するときに、HDIフィールドごとに導出されたテ
ーブル位置を考慮に入れる。
よびキャンセルボタンを設ける。
ダイアログは、元のフィールドおよび選択された分解能
に対応する新しいフィールドを形成する。
例えば: ・なし ・5.0mm ・3.3mm ・2.5mm ・2.0mm 9.セーブボタンは分解能制御において、なしが選択さ
れたときは使用不可とする。
セーブボタンがクリックされて、分解能制御において
5.0mmが選択されているときには新しいフィールド
が1つ形成される。
セーブボタンがクリックされて、分解能制御において
3.3mmが選択されているときには新しいフィールド
が2つ形成される。
セーブボタンがクリックされて、分解能制御において
2.5mmが選択されているときには新しいフィールド
が3つ形成される。
セーブボタンがクリックされて、分解能制御において
2.0mmが選択されているときには新しいフィールド
が4つ形成される。
イアログを説明するために、図7にボディー(すなわち
腫瘍)の周囲に形成されたフィールドが表示されたダイ
アログを示す。フィールドが形成する階段効果に注意せ
よ。図8に、これから形成される新しい3つのフィール
ドが表示された第2のダイアログを示す。示すように、
新しい3つのフィールドはボディーイメージの輪郭によ
りコンフォーマルに一致する。
的な当業技術者が容易に理解できる実施例の変更および
修正は本発明の範囲内に含まれる。したがって、一般的
な当業技術者によって行われる種々の修正は請求項に記
載された範囲から離れないかぎり可能である。
回路図である。
である。
Cシステムのフローチャートである。
に、増分的なテーブル動作の決定に使用するパラメータ
および表を示す。
ある。
れているのを示すダイアログを示す図である。
のダイアログを示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 マルチリーフコリメータ(318)を使
用し、対象物に対してコンフォーマルな放射線治療を行
う装置において、 (a)前記装置により治療線量がセグメントに分割され
(402)、 (b)治療用線量を照射する合間に放射線治療に関連し
たビームが平行移動され(404)、 (c)マルチリーフコリメータ(318)を調整して前
記対象物の輪郭が得られる、ことを特徴とする装置。 - 【請求項2】 複数のセグメントには2つのセグメント
を含む、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 複数のセグメントには3つのセグメント
を含む、請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 平行移動および調整ステップ(404お
よび406)は自動制御によって行われる、請求項1記
載の装置。 - 【請求項5】 平行移動ステップ(404)は、セグメ
ントに関連したフィールドの所定の距離だけ平行移動す
ることを含む、請求項4記載の装置。 - 【請求項6】 調整ステップ(406)は、マルチリー
フコリメータのリーフの再ポジショニングを含む、請求
項5記載の装置。 - 【請求項7】 幾何学的アルゴリズム(図5)は、平行
移動およびリーフの再ポジショニングの量を計算するた
めに使用される、請求項6記載の装置。 - 【請求項8】 放射線治療装置を使用して患者を治療す
るためのシステム(300)であって、マルチリーフコ
リメータ(318)を含むシステムにおいて、 患者の治療計画のための計画ステージ(302)と、 計画ステージ(302)に基づいて患者の治療を行うた
めの治療ステージ(304)と、 少なくとも1つの計画ステージ(302)および治療ス
テージ(304)に応答し、マルチリーフコリメータ
(318)における漏洩を最小限に抑えつつ、放射線治
療のための向上した手段を実現する高精度強度(HD
I)システムとを有する、ことを特徴とするシステム。 - 【請求項9】 HDIシステムは、 治療線量をセグメントに分割する(402)手段と、 治療用線量を照射する合間に放射線治療に関連したビー
ムを平行移動する(404)手段と、 マルチリーフコリメータを調整して、対象物(406)
の輪郭を得る手段とを含む、請求項8記載のシステム。
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US09/234,362 US6335961B1 (en) | 1998-10-06 | 1999-01-20 | Integrated high definition intensity multileaf collimator system which provides improved conformal radiation therapy while minimizing leakage |
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Family Applications (1)
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JP28592499A Expired - Lifetime JP4225655B2 (ja) | 1998-10-06 | 1999-10-06 | 放射線治療装置 |
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---|---|---|---|---|
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CN106949835A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-07-14 | 江苏富科思科技有限公司 | 医用放疗设备等中心三维坐标精准测量方法 |
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- 1999-10-06 JP JP28592499A patent/JP4225655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1313969C (zh) * | 2003-11-26 | 2007-05-02 | 戴建荣 | 优化放疗射野方向和强度分布的系统 |
CN106949835A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-07-14 | 江苏富科思科技有限公司 | 医用放疗设备等中心三维坐标精准测量方法 |
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