JP2000103425A

JP2000103425A - 陳列台

Info

Publication number: JP2000103425A
Application number: JP10290087A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Akeyama; 隆弘明山
Original assignee: MARUWA SHIKI KK
Current assignee: MARUWA SHIKI KK
Priority date: 1998-09-29
Filing date: 1998-09-29
Publication date: 2000-04-11

Abstract

(57)【要約】【課題】ワンタッチで組み立て可能な雛壇状の陳列台
とする。【解決手段】底板部１２に対し背板部１１を折り目Ｌ
１を境として引き起こし可能とすると共に引き起し状態
で固定する手段を備えた板状の本体１０と、階段状に折
曲されるための折り目Ｌ２・・・Ｌ６を付した階段部２
０からなり、展開した状態の本体の背板部及び底板部
に、やはり展開した状態の階段部の上下をそれぞれ連結
することにより、本体の背板部を引き起した際に階段部
が階段状に折曲されて引き起こされることとする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は店舗等において商
品を陳列するための陳列台に関し、より詳細にはワンタ
ッチで組み立て可能な雛壇状の陳列台に関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】店舗において商品を陳
列するに際し、雛壇状に陳列することは商品の見栄えが
よく有用である。そこで、従来、陳列棚等の上に載置し
て使用するための雛壇状の陳列台が使用されていた。

【０００３】この陳列台は階段状の複数の段部を有する
階段部を上方を開放したケース状の本体内に組み込んで
使用に供するものであり、厚紙等のシート状のブランク
を折り曲げて構成されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の陳列台においては、それを展開状態から組み立てる
には先ずケース状の本体を組み立て、次いで階段部を組
み立て、更に両者を組み合わせるという工程が必要であ
り、各部が独立した部材として用意されていることも相
まって、説明書無しにそれを組み立てることは困難であ
り、又、組み立てにもそれなりの時間を要した。

【０００５】ところで、この種の陳列台は店舗において
陳列される商品の見栄えを良くして他社の商品に対する
差別化を図るという、商品の製造元の販売促進手段の一
貫として、商品と共に小売店に配付されるのが一般的で
ある。よって、小売店においてこの陳列台を採用しても
らわないと意味がないが、組み立てに慣れを要し、しか
も時間を要する上記の従来技術の陳列台においては、小
売店に余分な手間を要求することになり採用してもらえ
ない事態が往々にして生じた。

【０００６】この発明は上記の現状に鑑みて創作された
ものであり、ワンタッチで組み立て可能な雛壇状の陳列
台を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】即ち、この発明の陳列台
は底板部に対し背板部を折り目を境として引き起こし可
能とすると共に引き起し状態で固定する手段を備えた板
状の本体と、階段状に折曲されるための折り目を付した
階段部からなり、展開した状態の本体の背板部及び底板
部に、やはり展開した状態の階段部の上下をそれぞれ連
結することにより、本体の背板部を引き起した際に階段
部が階段状に折曲されて引き起こされることとしたこと
を特徴とする。

【０００８】よって、この発明の陳列台によれば、展開
した状態の本体の背板部を引き起こせば、それに伴って
階段部が階段状に折曲されて引き起こされるのでワンタ
ッチで雛壇状の陳列台を組み立て可能な作用を生じる。

【０００９】

【実施例】以下、この発明の陳列台の具体的実施例を添
付図面に基づいて説明する。図４はこの発明の陳列台を
構成するブランクの展開状態を示す図である。この実施
例ではブランクの素材として厚紙を採用しているが、シ
ート状のものなら素材は紙に限定されず、例えばプラス
チックでもよいことは勿論である。

【００１０】このブランクは陳列台の本体１０と階段部
２０からなるが、後記するように両者は予め結合されて
おり、展開した状態では図４に示すように平面状に重な
り合っている。

【００１１】本体１０は組み立て時に陳列台の底板とな
る底板部１２と、同じく背板となる背板部１１を折り目
Ｌ１を境として連続させた構成よりなり、この実施例に
おいては更に底板部１２の下端に組み立て時に陳列台の
前板となる前板部１６を折り目Ｌ７を境として連続させ
ると共に、背板部１１の両側に同じく両側部となる側板
部１３、１３を折り目Ｌ８、Ｌ８を境として連続させて
いる。

【００１２】一方、階段部２０は上記の本体１０に合致
した幅を有すると共に、階段状に折り曲げられて引き起
こされるための折り目Ｌ２、Ｌ３、Ｌ４、Ｌ５、Ｌ６を
有する構成よりなり、上方を本体の背板部１１に、下方
を同じく底板部１２に連結することにより本体の背板部
を引き起した際に階段状に折曲されて引き起こされる構
成としている（図１乃至図２参照）。尚、この実施例に
おいては階段部２０の上端と本体１０の上端を折り目を
介して予め連続させることにより、本体及び階段部を一
枚のブランクとして切り出している。

【００１３】この実施例においては、側板部１３、１３
の側端に折り目Ｌ１０、Ｌ１０を介してタックフラップ
１４、１４を連続させると共に、底板部１２の下端に設
けられる前板部１６を二重に折曲してその両端面に側板
部のタックフラップを差し込み可能なスリットＳ１、Ｓ
１を設けている。よって、底板部１２に対し背板部１１
を引き起すと共に側板部１３、１３を手前に引き寄せ、
更にその側端のタックフラップ１４、１４を前板部１６
の両端面のスリットＳ１、Ｓ１に差し込むことにより、
背板部は引き起こし状態で底板部に固定されて雛壇状の
陳列台に組み立てられることとなる（図１乃至図３参
照）。

【００１４】更に、この実施例においては、側板部１
３、１３の下端に折り目Ｌ９、Ｌ９を介してタックフラ
ップ１５、１５を連続させると共に、階段部２０の下方
を本体の底板部１２に連結する際に中央部のみを固着し
て階段部端面と本体端面の間に側板部のタックフラップ
を差し込み可能なスリットＳ２、Ｓ２を設けている。よ
って、底板部１２に対し背板部１１を引き起すと共に側
板部１３、１３を手前に引き寄せ、更にその側端のタッ
クフラップ１４、１４を前板部１６の両端面のスリット
Ｓ１、Ｓ１に差し込む際に、上記のタックフラップ１
５、１５を階段部端面と本体端面の間のスリットＳ２、
Ｓ２に差し込むことにより、背板部と底板部の組み立て
状態を強固なものとしている。

【００１５】

【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の陳列台は
次の特有の効果を奏する。展開した状態の本体の背板部を引き起こせば、それに
伴って階段部が階段状に折曲されて引き起こされるので
ワンタッチで雛壇状の陳列台を組み立てることができ、
直感的に組み立てられるので説明書が不要で、しかも組
み立て時間が瞬時であり、商品の販売促進用の陳列台と
して最適である。

【００１６】同様の理由より、ワンタッチで展開する
ことができるので撤去が容易であり、しかも完全な平面
状態に展開できるので保管や輸送も容易となる。

【００１７】同様の理由より、１部材で構成されるの
で展開時において部材が拡散するおそれがなく、保管や
輸送のための容器が不要となる。

【００１８】実施例のような構成とした場合には１枚
のブランクとして切り出すことができるので製作コスト
を軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の陳列台の組み立て過程を示す斜視
図。

【図２】この発明の陳列台の組み立て過程を示す斜視
図。

【図３】この発明の陳列台の組み立て状態を示す斜視
図。

【図４】この発明の陳列台の展開状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１０本体１１背板部１２底板部２０階段部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】底板部（１２）に対し背板部（１１）を
折り目（Ｌ１）を境として引き起こし可能とすると共に
引き起し状態で固定する手段を備えた板状の本体（１
０）と、階段状に折曲されるための折り目（Ｌ２、Ｌ
３、Ｌ４、Ｌ５、Ｌ６）を付した階段部（２０）からな
り、展開した状態の本体（１０）の背板部（１１）及び
底板部（１２）に、やはり展開した状態の階段部（２
０）の上下をそれぞれ連結することにより、本体の背板
部（１１）を引き起した際に階段部（２０）が階段状に
折曲されて引き起こされることとしたことを特徴とする
陳列台。
【請求項２】本体（１０）の底板部（１２）の先端に
折り目（Ｌ７）を境として引き起こし可能とした前板部
（１６）を設けると共に、背板部（１１）の両側に折り
目（Ｌ８、Ｌ８）を境として引き寄せ可能な側板部（１
３、１３）を設け、本体の背板部（１１）を引き起した
際にこの側板部（１３、１３）を手前に引き寄せて、そ
の先端のタックフラップ（１４、１４）を底板部（１
２）に対して引き起こした前板部（１６）端面のスリッ
ト（Ｓ１、Ｓ１）に差し込むことにより、底板部（１
２）に対し背板部（１１）を引き起し状態で固定する手
段とした請求項１記載の陳列台。