JP2000099533A - ファイルアクセス方法及びファイルアクセスシステム - Google Patents

ファイルアクセス方法及びファイルアクセスシステム

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JP2000099533A
JP2000099533A JP10268380A JP26838098A JP2000099533A JP 2000099533 A JP2000099533 A JP 2000099533A JP 10268380 A JP10268380 A JP 10268380A JP 26838098 A JP26838098 A JP 26838098A JP 2000099533 A JP2000099533 A JP 2000099533A
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JP10268380A
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English (en)
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Kenichi Kikuchi
謙一 菊池
Toru Fujisaki
徹 藤崎
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NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のデータファイルに対して、異なるアク
セス方法で効率よくアクセスする(異なるファイル編成
のファイルとして効率よくアクセスする)ことができる
ようにする。 【解決手段】 データファイル16に対するアクセス要
求が、どのような編成のファイルを対象としたものかを
判別するファイル編成判別手段12と、ファイル編成別
に設けられ、それぞれのファイル編成に応じたデータの
入出力処理をデータファイル16に対して行う編成ファ
イルアクセス手段(順編成ファイルアクセス手段13、
相対編成ファイルアクセス手段14、索引順ファイルア
クセス手段15)とを設け、ファイル編成判別手段12
が、判別結果に応じてアクセス要求を対応する編成ファ
イルアクセス手段13〜15に振り分けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるファイル管理に関し、特に、同一のファイル(デ
ータセットともいう)に対して、順アクセス法、索引順
アクセス法などの異なるアクセス方法で効率よくアクセ
スすることができるファイルアクセス方法及びファイル
アクセスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機システムにおいて、データ
を格納するためのデータファイルとしては、その使用目
的やアクセス方法の別に応じてデータ格納構造が異なる
各種の編成のファイルが用意されている。このようなフ
ァイル編成としては、代表的なものに、順編成ファイ
ル、相対編成ファイル、索引順編成ファイルなどがあ
る。それぞれのファイル編成は、特定の利用目的に適合
するように定められており、その想定する利用目的以外
の用途に使用することは、一般には、困難であるか、困
難でないにしても作業効率が著しい低下をもたらす。
【0003】例えば、順編成ファイルは、データレコー
ドをその書込まれた順番で詰めて記録するだけのもので
あり、可変長レコードの場合であっても、レコードとレ
コードの間に区切りを示す制御情報が記録されるか、レ
コード長を示す制御情報を各レコードの先頭に記録する
だけのものであって、シンプルな構造であることを利点
として有する。順編成ファイルは、レコードを書込まれ
た順番に読出すには最適のファイル編成であり、特に全
レコード読込むような処理を行う場合は、ファイルアク
セス装置の内部処理でディスク装置から複数レコードを
主記憶にまとめて読込んでおく(ブロック読込み)等の
方法を採用することによって、処理を高速化することも
可能である。しかしながら、このような順編成ファイル
の構造では、任意のデータレコードを、直接レコード番
号を指定してアクセスするような処理を行うことは困難
である。無理にそういう処理を行うためには、レコード
制御情報をカウントしてファイル領域をサーチしなけれ
ばならない。
【0004】一方、相対編成ファイルは、ファイル固定
属性として定められた最大レコード長によって、ファイ
ル領域を均等に区画された構造であるので、アクセスし
たいレコード番号からファイル内の相対レコード位置を
算出することが簡単にでき、ディスク装置での無駄な読
込みを一切行うことなく、ダイレクトに目的とするレコ
ードのみをアクセスすることができる。この相対編成フ
ァイルは、ランダムアクセスを目的としたファイル編成
であって、次に読込むべきレコード番号が予測できない
ことを前提としているため、順編成ファイルに対する内
部処理のように予め複数のレコードを主記憶に読込んで
おくような高速化を施すことは不可能である。このた
め、処理性能の観点からは、ファイル内のレコードの全
件読込みのような処理には相対編成ファイルは向いてい
ないといえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】結局、従来のファイル
アクセス方法あるいはファイルアクセスシステムでは、
単一のデータファイルに対し、それが順編成ファイルで
あるかのように、また、相対編成ファイルであるかのよ
うにアクセスすることは難しく、そのため、異なるアク
セス方法でのファイルアクセスが想定されるような場合
には、効率的な処理を行うために、実質的には同一のデ
ータ内容であるがファイル編成が異なる複数のデータフ
ァイルを利用目的ごとに用意し、それらを管理しなけれ
ばならないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、単一のデータファイルに
対して異なるアクセス方法で効率よくアクセスすること
が可能であるファイルアクセス方法及びファイルアクセ
スシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファイルアクセ
ス方法は、アクセス要求に応じてデータファイルにアク
セスするファイルアクセス方法において、データファイ
ルが、最大レコード長及び最大レコード番号の情報を含
むファイルラベル領域と、レコードごとに設けられると
ともにレコード情報領域及びデータレコード格納領域を
含むレコード領域とから構成され、レコード情報領域
が、対応するレコード領域での有効レコード長と、削除
レコード標識の格納域とを含み、アクセス要求が順編成
ファイルとしての書込み要求であるときは、データファ
イルにレコード領域を追加するとともに、最大レコード
番号を更新し、アクセス要求が順編成ファイルとしての
読込み要求であるときは、削除レコード標識によってレ
コードであると示されているレコードを飛ばして、レコ
ード領域を順次読出すことを特徴とする。
【0008】本発明のファイルアクセスシステムは、ア
クセス要求に応じてデータファイルにアクセスするファ
イルアクセスシステムにおいて、アクセス要求が、どの
ような編成のファイルを対象としたものかを判別するフ
ァイル編成判別手段と、ファイル編成別に設けられ、そ
れぞれのファイル編成に応じたデータの入出力処理をデ
ータファイルに対して行う編成ファイルアクセス手段
と、を有し、ファイル編成判別手段が、判別結果に応じ
てアクセス要求を対応する編成ファイルアクセス手段に
振り分けることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、アプリケーションプログ
ラムから、データレコードが格納された1つのファイル
を異なるファイル編成のものとしてアクセスできるよう
になる。具体例を挙げれば、ある1つのデータファイル
を順編成ファイルとしてアクセスしたり、相対編成ファ
イルとしてアクセスしたり、また後で索引ファイルを追
加作成することで索引順編成ファイルとしてアクセスす
ることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の好まし
い実施の形態のファイルアクセスシステムの構成を示す
ブロック図である。
【0011】このファイルアクセスシステムは、アプリ
ケーションプログラム10からの要求にしたがって、デ
ータファイル16にアクセスするためのものであって、
アプリケーションプログラム10からのファイルアクセ
ス要求にしたがってデータファイル16に対してファイ
ルアクセスを行うファイルアクセス装置11を備えてい
る。また、アプリケーションプログラム10からのファ
イルアクセス要求として、索引順編成ファイルとしての
アクセス要求(索引順アクセスによるファイルアクセス
の要求)があることが想定される場合には、データファ
イル16と対をなす索引ファイル17と、データファイ
ル16の内容に基づいて索引ファイル17を作成あるい
は更新する索引ファイル作成/更新手段18を設けるよ
うにする。
【0012】ファイルアクセス装置11内には、アプリ
ケーションプログラム10側からのファイルアクセス要
求が、どのような編成のファイルを対象としたものかを
判別するファイル編成判別手段12と、アクセス要求で
想定しているファイル編成別に設けられ、それぞれのフ
ァイル編成に応じたデータの入出力処理をデータファイ
ル16(と必要に応じて索引ファイル17)に対して行
う複数の編成ファイルアクセス手段とが設けられてい
る。ここでは、想定されるファイルアクセス要求が、順
編成ファイル、相対編成ファイル及び索引順編成ファイ
ルであるとして、編成ファイルアクセス手段として、順
編成ファイルアクセス手段13、相対編成ファイルアク
セス手段14及び索引順編成ファイルアクセス手段15
が設けられている。ファイル編成判別手段12は、アプ
リケーションプログラム10がファイルアクセス装置1
1に対してファイルへのアクセス命令を要求した場合
に、アクセス要求されたファイル編成を判別し、その編
成に応じて、順編成ファイルアクセス手段13、相対編
成ファイルアクセス手段14、索引順編成ファイルアク
セス手段15に、その処理要求を振り分ける。
【0013】ここで、想定されるファイルアクセス方法
が、順編成ファイルに対するものと相対編成ファイルに
対するものだけである場合には、索引順編成ファイルア
クセス手段15及び索引ファイル17は、配備されな
い。
【0014】索引ファイル作成/更新手段18は、デー
タファイル16が、順編成ファイルや相対編成ファイル
としてもともと作成されていた場合、後から索引順編成
ファイルとして使用するために索引ファイル17を追加
作成したり、アプリケーションプログラム10が順編成
ファイルや相対編成ファイルとしてレコードの追加/更
新/削除を行った場合は、対応する索引ファイル17が
存在する場合でも即時には索引ファイル17の索引情報
にその追加/更新/削除は反映されないので、後で一括
してデータファイル16の状態を索引ファイル17に反
映するための更新処理を行うものである。通常は、索引
ファイル作成/更新手段18は、ファイル保守用サービ
スプログラムとして設けられる。
【0015】図2は、本発明におけるデータファイルの
構造について示したものである。
【0016】データファイル16は、ファイルの先頭に
固定サイズのファイルラベル領域21を有し、そのファ
イルラベル領域21には、ファイル情報として、最大レ
コード長、ファイル内最大レコード番号、対応する索引
ファイル名等が、ファイル固定属性として格納してい
る。図2には示していないが、データファイル16と対
応する索引ファイル17とが正しく整合が取れているか
を示す整合情報も、ファイルラベル領域21に書込まれ
る。データファイル16において、ファイルラベル領域
21以降のファイル領域は、(最大レコード長+レコー
ド情報領域長)で求められる固定サイズのレコード領域
22で区画され、各レコード領域22は、レコード情報
領域とデータレコード格納領域で構成される。レコード
情報領域23には、各レコードの有効データ長が格納さ
れるともに、削除レコード標識の格納域が設定される。
この削除レコード標識の格納域には、そのレコードが論
理的に削除されていてファイル内に存在しないレコード
である場合には、そのことを示す削除レコード標識が書
込まれる。データレコード格納領域には、実際の利用者
データが格納される。レコード情報領域23は、固定長
のフィールドであり、データレコード格納領域の長さ
は、最大レコード長に設定されている。
【0017】以上の説明から明らかなように、データフ
ァイル16は、相対編成ファイルのファイル編成を基本
として、これに、順アクセスや索引順アクセスを行うた
めの情報を、ファイルラベル領域21やレコード情報領
域23に格納したものである。したがって、このレコー
ドの削除処理を行う場合を除けば、相対編成ファイルと
してデータファイル16にアクセスするときの処理は、
従来の相対編成ファイルへのアクセスと同様になる。
【0018】次に、このファイルアクセスシステムの動
作について説明する。
【0019】アプリケーションプログラム10からファ
イルアクセス要求がファイルアクセス装置11に出され
ると、その要求はファイル編成判別手段12によって受
け付けられ、ファイル編成判別手段12は、アクセス要
求されたファイル編成を判別し、その編成に応じて、順
編成ファイルアクセス手段13、相対編成ファイルアク
セス手段14、索引順編成ファイルアクセス手段15の
いずれかに、その処理要求を振り分ける。
【0020】ここでまず、順編成ファイルとしてアクセ
ス要求された場合の処理を説明する。順編成ファイルの
場合、ファイル自体の新規作成とファイル全体の削除を
除けば、ファイルに対するアクセス要求としては、レコ
ードの書込みとレコードの読出しだけである。しかも、
レコードの書込みでは、ファイルの途中にレコードが挿
入されることはなく、常にファイル内の最終レコードの
後ろにレコードが追加される。
【0021】図3は、順編成ファイルとしてデータファ
イル16にレコードを書込む際の処理手順を示してい
る。このレコード書込み処理は、順編成ファイルアクセ
ス手段13によって行われる。
【0022】まず、ファイルラベル領域21内の最大レ
コード番号を参照し、その値に1を加えた値が書込むべ
きレコードのレコード番号になる。そのレコード番号と
最大レコード長から、ファイル上のレコードを書込むフ
ァイル内アドレス(レコード格納位置)を算出し(ステ
ップ31)、そのファイル内アドレスが、現状の(すな
わち、予めオペレーティングシステム(OS)から割当
を受けている)ファイルサイズ内の収まるか否かを判別
する(ステップ32)。ファイルサイズが不足している
場合は、ファイルサイズの拡張を処理を行い(ステップ
33)、ファイルサイズの拡張が成功したかどうかを判
別する(ステップ34)。ファイルサイズの拡張に失敗
した場合は、エラーとして利用者にステータスを返却す
る。
【0023】ステップ32でファイルサイズが足りてい
る場合、及びステップ34でファイルサイズの拡張が成
功した場合は、レコード格納位置に追加すべきレコード
のレコード領域22を確保し、まず、レコード情報領域
23を作成し、書込むレコードの実際のレコードサイズ
を有効レコード長としてレコード情報領域23に書込み
(ステップ35)、その上で、実際のレコードのイメー
ジをデータレコード格納領域に書込み(ステップ3
6)、ファイルラベルの最大レコード番号を書き換え
(ステップ37)、書込み処理を終了する。
【0024】図4は、順編成ファイルとしてデータファ
イル16からレコードを読込む際の処理手順を示してい
る。このレコード読込み処理は、順編成ファイルアクセ
ス手段13によって行われる。
【0025】順編成ファイルのレコード読込みは、レコ
ード番号順、つまりファイル内のレコード格納順に読込
むので、まず直前に読込んだレコード(カレントレコー
ド)のレコード番号を順編成ファイルアクセス手段13
中に保持するようにして、まず、カレントレコードのレ
コード番号に1を加えたレコード番号のレコードが格納
されているファイル内アドレス(レコード格納位置)を
算出する(ステップ41)。ここで、算出したレコード
番号がファイルラベル内の最大レコード番号より大きい
かどうかを判別し(ステップ42)、大きい場合には、
ファイル終端検出として利用者にステータスを返却し
て、読込み処理を終了する。
【0026】最大レコード番号以下である場合には、算
出したレコード領域22のレコード情報領域23に削除
レコード標識が書込まれているかを判別する(ステップ
43)。削除レコード標識が書込まれていた場合は、そ
のレコードは論理的に削除されて存在しないレコードと
いうことなので、ステップ41に戻り、次のレコード番
号のレコードを参照し同様の処理を繰り返す。一方、ス
テップ43において削除レコードでないレコードの場合
は、そのレコードのレコード情報領域23にある有効レ
コード長の分だけ、データレコード格納領域のレコード
イメージを利用者(アプリケーションプログラム10)
側に転送し、順編成ファイルアクセス手段13内に保持
しているカレントレコード番号を書き換え(ステップ4
5)、処理を終了する。
【0027】次に、相対編成ファイルとしてデータファ
イル16にアクセスする場合の処理を説明する。上述し
たように、データファイル16のファイル編成は、実際
には、相対編成ファイルのファイル編成を拡張したもの
であるから、通常のレコード読込み及びレコード書込み
は、相対編成ファイルアクセス手段14によって、一般
の相対編成ファイルの場合と同様に行われる。
【0028】図5は、データファイル16に対し、相対
編成ファイルとしてレコード削除を行う場合の処理を示
している。この処理は、相対編成ファイルアクセス手段
14によって行われる。
【0029】まず削除要求されたレコードのレコード番
号から、そのレコードが格納されるファイル内レコード
アドレス(レコード格納位置)を算出し(ステップ5
1)、そのアドレスがファイル領域内のアドレスかどう
かを判別する(ステップ52)。ファイル領域内でなけ
れば、エラーとして利用者にステータスを返却し、その
レコード領域がファイル領域内の正しいアドレスだった
場合は、そのレコードのレコード情報領域23を参照
し、既に削除レコード標識が書込まれているかを判別す
る(ステップ53)。ここで既に削除レコード標識が書
込まれていた場合は、エラーとして利用者にステータス
を返却する。削除されたレコードでなかった場合は、そ
のレコード情報領域23に削除レコード標識を書込み
(ステップ54)、レコード削除処理を終了する。
【0030】次に、索引順編成ファイルとしてアクセス
する際の処理を説明する。相対編成ファイルと索引ファ
イルを用いることによって索引順編成ファイルとするこ
とができ、また、データファイル16は相対編成ファイ
ルのファイル編成を拡張したものであるから、通常のレ
コード読込み及びレコード書込みは、索引順編成ファイ
ルアクセス手段15によって、通常の索引順編成ファイ
ルの場合と同様に行われる。
【0031】図6は、データファイル16に対し、索引
順編成ファイルとしてレコード削除を行う場合の処理を
示している。この処理は、索引順編成ファイルアクセス
手段15によって行われる。
【0032】まず、削除すべきレコードのレコード番号
を求めるために、索引ファイル17によってキー検索を
実施し(ステップ61)、削除すべきレコードのレコー
ド番号から、そのレコードが格納されるファイル内レコ
ードアドレス(レコード格納位置)を算出し(ステップ
62)、そのアドレスがファイル領域内のアドレスかど
うかを判別する(ステップ63)。ファイル領域内でな
ければ、エラーとして利用者にステータスを返却し、そ
のレコード領域がファイル領域内の正しいアドレスだっ
た場合は、そのレコードのレコード情報領域23を参照
し、既に削除レコード標識が書込まれているかを判別す
る(ステップ64)。ここで既に削除レコード標識が書
込まれていた場合は、エラーとして利用者にステータス
を返却する。削除されたレコードでなかった場合は、そ
のレコード情報領域23に削除レコード標識を書込み
(ステップ65)、削除したレコードのキーを索引ファ
イルから削除して(ステップ66)、レコード削除処理
を終了する。
【0033】上述のように順編成ファイルや相対編成フ
ァイルとしてレコードの書込みや削除を行った場合は、
当然、データファイル16側のみしか更新しないので、
対象ファイルを索引順編成ファイルとしても使用するた
めに対応する索引ファイル17が存在していても、その
索引ファイル17に対してキーの追加/削除は行われな
いこととなり、データファイル16と索引ファイル17
とは不整合が生じる。なお、順編成ファイルや相対編成
ファイルとしてレコードの書込みや削除を行い、その結
果、データファイル16と索引ファイル17とが不整合
となる場合には、データファイル16のファイルラベル
領域21にある整合情報と、索引ファイル17のファイ
ルラベル中の整合情報とを削除するものとする。
【0034】不整合の発生に対しては、アプリケーショ
ンプログラム10の処理終了後、索引ファイル作成/更
新手段18によって、データファイル16と索引ファイ
ル17の整合を取ることができる。また、この索引ファ
イル作成/更新手段18を用いることによって、当初は
順編成ファイルや相対編成として作成されたデータファ
イル16を索引順編成ファイルとして利用するために、
後から索引ファイル17を追加作成することも可能であ
る。
【0035】図7は、索引ファイル作成/更新手段18
による索引ファイル作成処理の流れを示したものであ
る。
【0036】データファイル16に対応する索引ファイ
ル17が既に存在するかどうかを判別し(ステップ7
1)、存在している場合はそのままステップ73に移行
し、存在しない場合には、新たに索引ファイル17を作
成してから(ステップ73)、ステップ73に移行す
る。ステップ73では、索引ファイル17のラベル情報
として作成するキー管理情報を書込む。
【0037】その後、データファイル16よりレコード
番号順でレコードを1件読込み(ステップ74)、ファ
イルの終端を検出したかを判別し(ステップ75)、フ
ァイル終端でなければ、そのレコードに対応するキーレ
コードを索引ファイル17に追加登録して(ステップ7
6)、ステップ74に戻る。ステップ75でファイル終
端を検出した場合、すなわち、レコード番号順にレコー
ドを読み込んでそのレコードに対応するキーレコードを
索引ファイル17に書込む処理が、データファイル16
の全レコードについて行われた場合には、データファイ
ル16のファイルラベル領域21にその索引ファイル1
7の索引ファイル名を書込み、データファイル16と索
引ファイル17が正しく整合が取れているという情報
(整合情報)をデータファイル16のファイルラベル領
域21と索引ファイル17のファイルラベルに書込んで
(ステップ77)、処理を終了する。
【0038】図8は、索引ファイル作成/更新手段18
による索引ファイル更新処理の流れを示したものであ
る。ここでの処理は、基本的には、データファイル16
に格納されているレコードを基に索引ファイル17側の
キーが正しく整合が取れているかを照合し、必要なキー
を追加または不要なキーを削除して索引ファイル17を
校正する処理であり、この処理をデータファイル16側
から(ステップ81〜85)と、索引ファイル17側か
ら(ステップ86〜90)、それぞれ行うものである。
【0039】まず、データファイル16より、レコード
番号順にレコードを1件読込み(ステップ81)、ファ
イル終端を検出したかを判別する(ステップ82)。フ
ァイル終端でない場合には、そのレコードに対応するキ
ーが索引ファイル17に登録されているか否かの検索を
行い(ステップ83)、キーが見つかったかどうかを判
別する(ステップ84)。キーが見つかった場合には、
次のレコードを読込んで同様の処理を繰り返すためにス
テップ81に戻り、キーが見つからなかった場合には、
そのレコードのキーを索引ファイル17に追加してから
(ステップ85)、次のレコードを読込んで同様の処理
を繰り返すために、ステップ81に戻る。
【0040】ステップ82においてファイル終端を検出
した場合、すなわち、データファイル16からレコード
番号順にレコードを読込んでステップ82〜85の処理
を繰り返す処理を、データファイル16の全レコードに
対して実行した場合には、次に、索引ファイル17か
ら、キーレコードを1件読込んで(ステップ86)、フ
ァイル終端を検出したかを判別する(ステップ87)。
ファイル終端でない場合には、データファイル16にお
ける、そのキーに対応するレコード番号のレコードの格
納位置を算出し(ステップ88)、データファイル16
でのそのレコード格納位置を実際にアクセスすることに
より、対応するレコードがデータファイル16に論理的
に存在するか否かを検証する(ステップ89)。レコー
ドが論理的に存在する場合には、次のキーを参照して同
様の検証を繰り返すために、ステップ85に戻る。一
方、ステップ89において、レコードのレコード情報領
域23に削除レコード標識が書込まれている等、レコー
ドが論理的に存在していない場合には、そのキーを索引
ファイル17から削除してから(ステップ90)、ステ
ップ85に戻る。
【0041】ステップ87においてファイル終端を検出
した場合、すなわち、索引ファイル17の全てのキーに
ついてステップ86〜90の検証処理を実行した場合に
は、データファイル16と索引ファイル17が正しく整
合が取れているという整合情報を、データファイル16
のファイルラベル領域21と、索引ファイル17のファ
イルラベルに書込んで、索引ファイル更新処理を終了す
る。
【0042】
【発明の効果】同じデータファイルをアクセスするにし
ても、アプリケーションの違いや運用形態によって、最
適なアクセス方法は異なってくる。ファイルのデータを
全件読み込む場合や一括してデータを格納する場合は順
編成ファイルが最適であり、高速にランダムアクセスを
行う場合は相対編成が最適であり、データの一部分のフ
ィールドをキーとして検索を行う場合は索引順編成ファ
イルが最適である。
【0043】本発明は、ファイル編成判別手段と、ファ
イル編成別の編成ファイルアクセス手段とを設けること
により、アプリケーションプログラムの目的別に異なる
複数種類のデータファイルを用意することなく、1つの
データファイルが異なる複数のファイル編成(例えば、
順編成、相対編成、索引順編成)をこなせるようになっ
て、ファイルの保守管理が容易になるとともに、ファイ
ルのためのディスク領域の節約が可能になることという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のファイルシステムの構
成を示すブロック図である。
【図2】データファイルの構成を説明する図である。
【図3】順編成ファイルとしてアクセスするときのレコ
ード書込み処理を説明するフローチャートである。
【図4】順編成ファイルとしてアクセスするときのレコ
ード読込み処理を説明するフローチャートである。
【図5】相対編成ファイルとしてアクセスするときのレ
コード削除処理を説明するフローチャートである。
【図6】索引順編成ファイルとしてアクセスするときの
レコード削除処理を説明するフローチャートである。
【図7】索引ファイル作成処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】索引ファイル更新処理を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 アプリケーションプログラム 11 ファイルアクセス装置 12 ファイル編成判別手段 13 順編成ファイルアクセス手段 14 相対編成ファイルアクセス手段 15 索引順編成ファイルアクセス手段 16 データファイル 17 索引ファイル 18 索引ファイル作成/更新手段 21 ファイルラベル領域 22 レコード領域 23 レコード情報格納領域 31〜37,41〜45,51〜54 ステップ 61〜66,71〜77,81〜91 ステップ
フロントページの続き (72)発明者 藤崎 徹 東京都江東区新木場1丁目18番6号 日本 電気ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND02 ND23 NK02 NK13 NR03 PQ05 5B082 EA04 EA05 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセス要求に応じてデータファイルに
    アクセスするファイルアクセス方法において、 前記データファイルが、最大レコード長及び最大レコー
    ド番号の情報を含むファイルラベル領域と、レコードご
    とに設けられるとともにレコード情報領域及びデータレ
    コード格納領域を含むレコード領域とから構成され、 前記レコード情報領域が、対応するレコード領域での有
    効レコード長と、削除レコード標識の格納域とを含み、 前記アクセス要求が順編成ファイルとしての書込み要求
    であるときは、前記データファイルにレコード領域を追
    加するとともに、前記最大レコード番号を更新し、 前記アクセス要求が順編成ファイルとしての読込み要求
    であるときは、前記削除レコード標識によって削除レコ
    ードであると示されているレコードを飛ばして、前記レ
    コード領域を順次読出すことを特徴とするファイルアク
    セス方法。
  2. 【請求項2】 前記データファイルと対をなす索引ファ
    イルが設けられるとともに、前記ファイルラベル領域に
    対応する索引ファイル名が格納され、 前記アクセス要求が索引順編成ファイルとしてのアクセ
    ス要求であるときは、前記索引ファイルに格納されたキ
    ーを検索して前記データファイルにアクセスする、請求
    項1に記載のファイルアクセス方法。
  3. 【請求項3】 アクセス要求に応じてデータファイルに
    アクセスするファイルアクセスシステムにおいて、 前記アクセス要求が、どのような編成のファイルを対象
    としたものかを判別するファイル編成判別手段と、 ファイル編成別に設けられ、それぞれのファイル編成に
    応じたデータの入出力処理を前記データファイルに対し
    て行う編成ファイルアクセス手段と、を有し、 前記ファイル編成判別手段が、判別結果に応じて前記ア
    クセス要求を対応する編成ファイルアクセス手段に振り
    分けることを特徴とする、ファイルアクセスシステム。
  4. 【請求項4】 前記編成ファイルアクセス手段として、
    前記データファイルに対して順編成ファイルとしての入
    出力処理を行う順編成ファイルアクセス手段と、前記デ
    ータファイルに対して相対編成ファイルとしての入出力
    処理を行う相対編成ファイルアクセス手段と、を備える
    請求項3に記載のファイルアクセスシステム。
  5. 【請求項5】 前記データファイルが、最大レコード長
    及び最大レコード番号の情報を含むファイルラベル領域
    と、レコードごとに設けられるとともにレコード情報領
    域及びデータレコード格納領域を含むレコード領域とか
    ら構成され、 前記レコード情報領域が、対応するレコード領域での有
    効レコード長と、削除レコード標識の格納域とを含み、 前記順編成ファイルアクセス手段は、前記アクセス要求
    が順編成ファイルとしての書込み要求であるときは、前
    記データファイルにレコード領域を追加するとともに、
    前記最大レコード番号を更新し、前記アクセス要求が順
    編成ファイルとしての読込み要求であるときは、前記削
    除レコード標識によって削除レコードであると示されて
    いるレコードを飛ばして、前記レコード領域を順次読出
    す、請求項4に記載のファイルアクセスシステム。
  6. 【請求項6】 前記データファイルと対をなす索引ファ
    イルが設けられるとともに、前記ファイルラベル領域に
    対応する索引ファイル名が格納され、 前記編成ファイルアクセス手段として、前記索引ファイ
    ルに格納されたキーを検索/更新することにより前記デ
    ータファイルに対して索引順編成ファイルとしての入出
    力処理を行う索引順編成ファイルアクセス手段をさらに
    備える、請求項4に記載のファイルアクセスシステム。
  7. 【請求項7】 前記データファイルと前記索引ファイル
    との整合をとる索引ファイル作成/更新手段を有する請
    求項6に記載のファイルアクセスシステム。
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