JP2000092721A - 電池残量検出装置 - Google Patents

電池残量検出装置

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JP2000092721A
JP2000092721A JP10252675A JP25267598A JP2000092721A JP 2000092721 A JP2000092721 A JP 2000092721A JP 10252675 A JP10252675 A JP 10252675A JP 25267598 A JP25267598 A JP 25267598A JP 2000092721 A JP2000092721 A JP 2000092721A
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battery
temperature
standby
threshold
remaining
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JP10252675A
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Bunji Furukawa
文治 古川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度変化による影響を考慮して精度良く電池残
量を検出することを可能にする。 【解決手段】現在の携帯電話の状態が通話時であるか待
ち受け時であるか、さらにA/D変換部11を介して得
られる温度値が常温、低温の何れを示すかに応じて、制
御部23が切替器27に対して閾値ROMテーブル30
中の何れかのテーブル30a〜30dに切り替えて比較
器25に出力させる。電池パック2の電圧値は、A/D
変換部4で変換されて比較器25に入力される。比較器
25は、切替器27から入力した閾値ROMテーブル3
0中の何れかのテーブル30a〜30dに設定された閾
値と、A/D変換部4を介して入力された電池パック2
の電圧値とを比較してその結果を制御部23に通知す
る。制御部23は、比較器25における判定結果に基づ
いて電池残量を判定し、表示器8において電池残量を表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源である二次電
池の残量を検出する残量検出装置に係り、特に携帯電話
等の移動通信端末に好適な残量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話等の移動通信端末に
は、電源として二次電池が装備され、この二次電池の残
量(残り時間、全容量に対する割合)を検出してユーザ
に通知する機能が設けられている。従来、電池残量の検
出は、電池電圧を読取り、その電圧値を基に推測するこ
とにより行われている。
【0003】携帯電話等の移動通信端末では、通話(通
信)時と待ち受け時では、移動通信端末自体の消費電流
に変化が有り、電池電圧自体が大きく変動する。このた
め、電池残量を推測する時、単純に電圧値に比例して電
池残量とすることができず、通話時と待ち受け時のそれ
ぞれに応じた電池残量の通知が必要となっていた。従来
では、通話時と待ち受け時に応じた電池残量の通知を行
なうために、電池電圧に対する電池残量を判定するため
の閾値を、その時の状態により切り替えることにより行
っていた。
【0004】しかしながら、従来の電池残量検出装置で
は、通話時であるか待ち受け時であるかを考慮した電池
残量の通知を行っていても、二次電池が電池あるいは周
囲の温度によって放電特性が変化するため、電池残量検
出に誤差が発生していた。
【0005】図4には、従来の電池残量検出装置を設け
た携帯電話の構成例を示している。図4に示すように、
携帯電話本体1には、携帯電話の電源である二次電池で
ある電池パック2が結合される。携帯電話本体1には、
携帯電話の機能の制御を行なう他、電池パック2に対す
る電池残量検出を制御する制御部3が設けられている。
また、携帯電話本体1には、電池パック2の電池電圧値
をディジタル化するA/D変換部4、電池電圧と電池残
量の判定を行なうための基準値となる閾値が格納された
ROMテーブル中のデータとを比較する比較器5、電池
パック2の電源を携帯電話の各部に供給する電源部6、
待ち受け時用と通話時用の何れかにROMテーブルを切
り替える切替器7、電池残量を通知するための表示を行
なう表示器8、待ち受け時の電池残量を判定するために
参照される待受け・閾値ROMテーブル9、通話時の電
池残量を判定するために参照される通話・閾値ROMテ
ーブル10、電池の異常(充電異常等)の監視やパワー
アンプの温度補償等のために温度検出するための電池パ
ック2に設けられたサーミスタ12によって検知される
温度値をディジタル化するA/D変換部11が設けられ
ている。
【0006】従来の電池残量検出装置では、現在の携帯
電話の状態が通話時であるか待ち受け時であるかに応じ
て、切替器7に対して待受け・閾値ROMテーブル9ま
たは通話・閾値ROMテーブル10の何れかに切り替え
て比較器5に出力させる。
【0007】電池パック2の電圧値は、A/D変換部4
で変換されて比較器5に入力される。比較器5は、切替
器7から入力した待受け・閾値ROMテーブル9あるい
は通話・閾値ROMテーブル10に設定された閾値と、
A/D変換部4を介して入力された電池パック2の電圧
値とを比較してその結果を制御部3に通知する。制御部
3は、比較器5における判定結果に基づいて電池残量を
判定し、表示器8において電池残量を表示させる。
【0008】図5は、常温時と低温時の電池パック2の
放電特性と電池残量を判定するための待ち受け時(待受
け・閾値ROMテーブル9)と通話時(通話・閾値RO
Mテーブル10)の閾値を示している。なお、電池残量
を4段階のレベルによって表している。レベルの数値が
小さい程、電池残量が少ないことを表している。
【0009】図5中、15は常温待ち受け時の電池の放
電特性、16は常温通話時の電池の放電特性、17は低
温待ち受け時の電池の放電特性、18は低温通話時の電
池の放電特性を表している。
【0010】また、ab4〜ab1は待ち受け時の閾値
を示しており、ab4は待ち受け時の電池残量レベル4
の閾値、ab3は待ち受け時の電池残量レベル3の閾
値、ab2は待ち受け時の電池残量レベル2の閾値、a
b1は待ち受け時の電池残量レベル1の閾値である。ま
た、cd4〜cd1は通話時の閾値を示しており、cd
4は通話時の電池残量レベル4の閾値、cd3は通話時
の電池残量レベル3の閾値、cd2は通話時の電池残量
レベル2の閾値、cd1は通話時の電池残量レベル1の
閾値である。
【0011】次に、従来の電池残量検出装置における動
作について、図4と図5を参照しながら説明をする。ま
ず、常温待ち受け時での説明をする。ここでは、電池電
圧が図5中に示すポイントaの電圧であるとして説明す
る。
【0012】制御部3は、待ち受けや通話の制御を行う
ので、現在の状況が待ち受け時か通話時であるかは判定
できる。制御部3は、待ち受け時の電池残量を検知させ
るために切替器7に対して、待受け・閾値ROMテーブ
ル9に格納された閾値を比較器5へ出力させる。
【0013】制御部3は、比較器5により得られた、A
/D変換部4を介して入力したポイントaにおける電池
電圧と、待受け時の電池残量レベル4〜1(ab4〜a
b1)の閾値との比較結果から、電池残量が電池残量レ
ベル2(ab2)に相当すると判定する。
【0014】この状態から、通話に入った場合は、電池
電圧が電池の特性により低下しポイントbに移行する。
制御部3は、待ち受けから通話にかわったことにより、
通話時の電池残量を検知させるために切替器7に対し
て、通話・閾値ROMテーブル10に格納された閾値を
比較器5へ出力させ、比較器5が電池残量の判定に用い
る閾値を待ち受け時の電池残量レベル4〜1(ab4〜
ab1)から通話時の電池残量レベル4〜1(cd4〜
cd1)に切り替える。
【0015】この時、制御部3は、電池残量が電池残量
レベル2(cd2)に相当すると判定する。一方、待ち
受け時に低温状態になった場合、電池電圧は電池の特性
によりポイントcまで低下する。
【0016】この場合、制御部3は、ポイントcでの電
池残量を、待受け時の電池残量レベル4〜1(ab4〜
ab1)と比較した結果から、電池残量レベル2(ab
2)に相当すると判定できる。
【0017】この状態から、通話に入った場合は、電池
電圧が電池の特性により低下しポイントdに移行する。
制御部3は、待ち受けから通話時にかわったことによ
り、閾値も待ち受け時の電池残量レベル4〜1(ab4
〜ab1)から通話時の電池残量レベル4〜1(cd4
〜cd1)に切り替える。この時、制御部3は、電池残
量が常温通話時での判定結果とは異なる池残量レベル1
(cd1)に相当すると判定する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電池
残量検出装置では、待ち受け時であるか通話時であるか
に応じて、待受け・閾値ROMテーブル9と通話・閾値
ROMテーブル10を切り替えることで通話時と待ち受
け時に応じた電池残量の通知を行なっていた。
【0019】しかしながら前述したように、常温での待
ち受け時と通話時、低温の待ち受け時では電池残量が電
池残量レベル2と判定される場合であっても、低温通話
時では電池残量レベル1と判定され、正しく電池残量を
通知できない場合があった。
【0020】また、低温通話時では、図5に示す低温通
話時の電池残量表示に示すように、電池残量レベル4〜
1の通話時間の比率が均等にならないという問題が発生
していた。
【0021】つまり、従来の電池残量検出装置では、二
次電池の温度によって変化する放電特性を考慮していな
いために、電池電圧を測定するだけでは正しく電池残量
を通知することができなかった。特に、通話時では、消
費電流が待ち受け時よりも大きいために、常温時と低温
時との放電特性の差が大きくなり(電池の内部抵抗やコ
ネクタ類の接触抵抗等のため)、電池残量の判定に対し
て影響が大きくなっていた。
【0022】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、温度変化による影響を考慮して精度良く電
池残量を検出することが可能な電池残量検出装置を提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動体通信端
末に設けられた二次電池から検出された電池電圧に対し
て、通信時と待ち受け時と温度の組合わせ毎に用意され
た二次電池の残量を判定する際の基準値となる閾値を、
通信時と待ち受け時と温度に応じて切り替えることで、
通信時と待ち受け時の違いだけでなく、温度によって変
化する二次電池の放電特性を考慮した二次電池の残量の
判定が行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
における電池残量検出装置を設けた携帯電話の構成例を
示している。
【0025】なお、従来の技術の説明に用いた図4と同
じ構成部分については同一の符号を付している。図1に
示すように、携帯電話本体20には、携帯電話の電源で
ある二次電池の電池パック2が結合される。携帯電話本
体20には、携帯電話の機能の制御を行なう他、電池パ
ック2に対する電池残量検出を制御する制御部23が設
けられている。また、携帯電話本体20には、電池パッ
ク2の電池電圧値をディジタル化するA/D変換部4、
電池電圧と電池残量の判定を行なうための基準値となる
閾値が格納された閾値ROMテーブル30中のデータと
を比較する比較器25、電池パック2の電源を携帯電話
の各部に供給する電源部6、待ち受け時と通話(通話)
時と温度の組合わせ毎に、電池パック2の残量を判定す
る際の基準値となる閾値が格納された閾値ROMテーブ
ル30を切り替える切替器27、電池残量を通知するた
めの表示を行なう表示器8、電池電圧をもとに電池パッ
ク2の残量を判定する際の基準値となる閾値が、通信時
と待ち受け時と温度(常温と低温に該当する所定の温
度)の組合わせ毎に格納された閾値ROMテーブル3
0、電池の異常(充電異常等)の監視やパワーアンプの
温度補償等の他、比較器25における電池残量の判定を
行なうための閾値を切り替えるために温度検出するため
の電池パック2に設けられたサーミスタ12によって検
知される温度値をディジタル化するA/D変換部11が
設けられている。
【0026】なお、閾値ROMテーブル30には、常温
・待受け・閾値ROMテーブル30a、常温・通話・閾
値ROMテーブル30b、低温・待受け・閾値ROMテ
ーブル30c、低温・通話・閾値ROMテーブル30d
が設けられている。
【0027】本実施形態における残量検出装置では、現
在の携帯電話の状態が通話時であるか待ち受け時である
か、さらにA/D変換部11を介して得られる温度値が
常温、低温の何れを示すかに応じて、制御部23が切替
器25に対して閾値ROMテーブル30中の何れかのテ
ーブル30a〜30dに切り替えて比較器25に出力さ
せる。
【0028】電池パック2の電圧値は、A/D変換部4
で変換されて比較器25に入力される。比較器25は、
切替器27から入力した閾値ROMテーブル30中の何
れかのテーブル30a〜30dに設定された閾値と、A
/D変換部4を介して入力された電池パック2の電圧値
とを比較してその結果を制御部23に通知する。制御部
23は、比較器25における判定結果に基づいて電池残
量を判定し、表示器8において電池残量を表示させる。
【0029】図2は、常温時と低温時の電池パック2の
放電特性と、電池残量を判定するための待ち受け時と通
話時と温度(常温、低温)の組合わせ毎の閾値を示して
いる。
【0030】仮に、常温の通話で120分間、低温の通
話で100分間容量がある電池を例にして説明する。ま
た、電池残量のレベルを4〜1に区切り電池の容量が満
充電から通話を開始し、電圧低下による動作限界電圧ま
での時間を100%とした場合、レベル4は100〜7
5%、レベル3は75%〜50%、レベル2は50%〜
25%、レベル1は25%〜0%とする。
【0031】図5中、15は常温待ち受け時の電池の放
電特性、16は常温通話時の電池の放電特性、17は低
温待ち受け時の電池の放電特性、18は低温通話時の電
池の放電特性を表している。
【0032】また、a4〜a1は常温待ち受け時の閾値
を示しており、a4は常温待ち受け時の電池残量レベル
4の閾値、a3は常温待ち受け時の電池残量レベル3の
閾値、a2は常温待ち受け時の電池残量レベル2の閾
値、a1は常温待ち受け時の電池残量レベル1の閾値で
ある。b4〜b1は常温通話時の閾値を示しており、b
4は常温通話時の電池残量レベル4の閾値、b3は常温
通話時の電池残量レベル3の閾値、b2は常温通話時の
電池残量レベル2の閾値、b1は常温通話時の電池残量
レベル1の閾値である。c4〜c1は低温待ち受け時の
閾値を示しており、c4は低温待ち受け時の電池残量レ
ベル4の閾値、c3は低温待ち受け時の電池残量レベル
3の閾値、c2は低温待ち受け時の電池残量レベル2の
閾値、c1は低温待ち受け時の電池残量レベル1の閾値
である。d4〜d1は低温通話時の閾値を示しており、
d4は低温通話時の電池残量レベル4の閾値、d3は低
温通話時の電池残量レベル3の閾値、d2は低温通話時
の電池残量レベル2の閾値、d1は低温通話時の電池残
量レベル1の閾値である。
【0033】次に、本実施形態における電池残量検出装
置における動作について、図1乃至図3を参照しながら
説明をする。まず、常温待ち受け時での説明をする。こ
こでは、電池電圧が図2中に示すポイントaの電圧であ
るとして説明する。
【0034】制御部23は、電池パック2に設けられた
サーミスタ12の電圧値を、A/D変換部11を介して
取得することによって温度を検出している。この結果、
制御部23は、現在、常温状態にあるものと判断したも
のとする。
【0035】また、制御部23は、待ち受けや通話の制
御を行うので、現在の状況が待ち受け時か通話時である
かは判定できる。制御部23は、常温待ち受け時の電池
残量を検知させるために切替器27に対して、閾値RO
Mテーブル30の常温・待受け・閾値ROMテーブル3
0aに格納された閾値を比較器25に出力させる。
【0036】比較器25は、A/D変換部4を介して入
力したポイントaにおける電池電圧と、常温待受け時の
電池残量レベル4〜1(a4〜a1)の閾値とを比較
し、その結果を制御部23に通知する。制御部23は、
比較器25により得られた比較結果から、電池残量が電
池残量レベル2(a2)に相当すると判定する。
【0037】制御部23は、電池残量レベルの判定結果
に応じて、表示器8に電池残量を通知するための表示を
行なう。例えば、本実施形態における電池残量検出装置
では、図3に示すような、4段階のレベルを表す形態に
よって電池残量を通知する。ここでは、電池残量レベル
2と判定されたので、図3(c)に示す表示が行われ
る。なお、電池残量の表示は、常時行っていても良い
し、必要に応じて(例えば電池残量表示の指示があった
場合等)行なうようにしても良い。
【0038】この状態から、通話に入った場合は、電池
電圧が電池の特性により低下しポイントbに移行する。
制御部23は、待ち受けから通話に変わったことによ
り、通話時の電池残量を検知させるために切替器27に
対して、常温・通話・閾値ROMテーブル30bに格納
された閾値を比較器25へ出力させ、比較器25が電池
残量の判定に用いる閾値を、待ち受け時の電池残量レベ
ル4〜1(a4〜a1)から通話時の電池残量レベル4
〜1(b4〜b1)に切り替える。
【0039】この時、制御部23は、比較器25におけ
る電池残量レベル4〜1(b4〜b1)を用いた比較結
果をもとに、電池残量が電池残量レベル2(b2)に相
当すると判定する。
【0040】一方、待ち受け時に低温状態になった場
合、電池電圧は電池の特性によりポイントcまで低下す
る。制御部23は、電池パック2内のサーミスタ12の
電圧をA/D変換部11を介して取得した結果、低温状
態にあるものと判断する。
【0041】制御部23は、低温待ち受け時の電池残量
を検知させるために切替器27に対して、閾値ROMテ
ーブル30の低温・待受け・閾値ROMテーブル30c
に格納された閾値を比較器25に出力させる。
【0042】比較器25は、A/D変換部4を介して入
力したポイントcにおける電池電圧と、低温待受け時の
電池残量レベル4〜1(c4〜c1)の閾値とを比較
し、その結果を制御部23に通知する。制御部23は、
比較器25により得られた比較結果から、電池残量が常
温時と同じ電池残量レベル2(a2)に相当すると判定
する。
【0043】この状態から、通話に入った場合は、電池
電圧が電池の特性により低下しポイントdに移行する。
制御部23は、待ち受けから通話に変わったことによ
り、通話時の電池残量を検知させるために切替器27に
対して、低温・通話・閾値ROMテーブル30dに格納
された閾値を比較器25へ出力させ、比較器25が電池
残量の判定に用いる閾値を、待ち受け時の電池残量レベ
ル4〜1(c4〜c1)から通話時の電池残量レベル4
〜1(d4〜d1)に切り替える。
【0044】この時、制御部23は、比較器25におけ
る電池残量レベル4〜1(d4〜d1)を用いた比較結
果をもとに、電池残量が常温時と同じ電池残量レベル2
(d2)に相当すると判定する。
【0045】このようにして、電池パック2に設けられ
たサーミスタ12の電圧を読み取ることで温度を検出
し、現在通話中であるか待ち受け中であるかに加えて、
常温時であるか低温時であるかに応じて、切替器27に
よって閾値ROMテーブル30中のテーブル30a〜3
0dを切り替えて比較器25に出力させるので温度変化
を考慮した電池残量を判定することができる。従って、
温度変化に影響されない電池残量の検出が可能となるの
で、前述したように通話時、待ち受け時と、常温あるい
は低温の組み合わせの何れの状態にあっても、電池残量
レベルをレベル2と判定することができる。
【0046】また、低温通話時においても、図2に示す
低温通話時の電池残量表示に示すように、電池残量レベ
ル4〜1の通話時間の比率が均等になり、電池残量と通
話時間の整合をとることが可能となる。
【0047】なお、前述した説明では、常温時と低温時
の2段階の温度を例にして説明しているが、3段階以上
の温度を対象とすることも勿論可能である。この場合、
閾値ROMテーブル30には、3段階以上の各温度と待
ち受けと通話中の組毎に閾値を格納しておき、サーミス
タ12を用いて検出された温度に応じて閾値を切り替え
て電池残量の判定を行なう。
【0048】また、前述した説明では、携帯電話に設け
られた電池残量検出装置を例にして説明しているが、二
次電池が設けられた移動通信端末であれば、携帯電話以
外の機器に対しても適用することが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、移
動体通信端末に設けられた二次電池から検出された電池
電圧に対して、通信時と待ち受け時と温度の組合わせ毎
に用意された二次電池の残量を判定する際の基準値とな
る閾値を、通信時と待ち受け時と温度に応じて切り替え
ることで、通信時と待ち受け時の違いだけでなく、温度
によって変化する二次電池の放電特性を考慮した二次電
池の残量の判定を行なうので、温度変化による影響を受
けずに電池残量を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電池残量検出装置
を設けた携帯電話の構成例を示す図。
【図2】常温時と低温時の電池パック2の放電特性と、
電池残量を判定するための待ち受け時と通話時と温度
(常温、低温)の組合わせ毎の閾値を示す図。
【図3】電池残量を通知するための表示の一例を示す
図。
【図4】従来の電池残量検出装置を設けた携帯電話の構
成例を示す図。
【図5】常温時と低温時の電池パック2の放電特性と電
池残量を判定するための待ち受け時と通話時の閾値を示
す図。
【符号の説明】
2…電池パック 4…A/D変換部 6…電源部 8…表示器 11…A/D変換部 12…サーミスタ 20…携帯電話本体 23…制御部 25…比較器 27…切替器 30…閾値ROMテーブル 30a…常温・待受け・閾値ROMテーブル 30b…常温・通話・閾値ROMテーブル 30c…低温・待受け・閾値ROMテーブル 30d…低温・通話・閾値ROMテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CB11 CB12 CB23 CC04 CC06 CC13 CC16 CC27 CC28 CD01 CE00 5G003 BA01 EA05 GC05 5K011 DA26 DA29 GA01 HA06 JA01 LA01 5K067 AA27 AA33 BB04 EE02 FF19 FF23 KK05 LL11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信端末に設けられた二次電池の残
    量を検出する電池残量検出装置において、 前記二次電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段
    と、 温度を検出する温度検出手段と、 前記電池電圧検出手段によって検出された電池電圧をも
    とに前記二次電池の残量を判定する際の基準値となる閾
    値が、通信時と待ち受け時と前記温度検出手段によって
    検出される温度の組合わせ毎に格納された閾値格納手段
    と、 前記閾値格納手段によって格納された閾値を、通信時と
    待ち受け時と前記温度検出手段によって検出された温度
    に応じて切り替える切替手段と、 前記電池電圧検出手段によって検出された電池電圧をも
    とに、前記切替手段によって切り替えられた閾値と比較
    して前記二次電池の残量を判定する比較手段とを具備し
    たことを特徴とする電池残量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値格納手段には、常温・待ち受け
    時、常温・通信時、低温・待ち受け時、低温・通信時の
    それぞれに対応する閾値が格納されたことを特徴とする
    請求項1記載の電池残量検出装置。
JP10252675A 1998-09-07 1998-09-07 電池残量検出装置 Pending JP2000092721A (ja)

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JP10252675A JP2000092721A (ja) 1998-09-07 1998-09-07 電池残量検出装置

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