【書類名】 明細書
【発明の名称】 アンプル袋詰め装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
薬袋を送出す薬袋供給ユニットと、
処方箋情報に従って収集されたアンプルを前記薬袋供給ユニットから受け取った薬袋に送込む袋詰ユニットとから成るアンプル袋詰め装置において、
前記袋詰めユニットは、薬袋を保持するベッドと、
ベッド上で薬袋を開口させる開口手段と、
薬袋の開口から薬袋内にアンプルを整列した状態で流入させるシュートとを備えていることを特徴とするアンプル袋詰め装置。
【請求項２】
シュートが、底部上面に突起を有することを特徴とする請求項１に記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項３】
シュートが、Ｒ形状の部位を有することを特徴とする請求項１又は２に記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項４】
シュートが、底板と側面板とを有し、底板と側面板との交わりがＲ形状とされていることを特徴とする請求項１又は２に記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項５】
シュートの断面形状がＲ形状とされていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項６】
シュートが、アンプルを薬袋への流入方向に整列させるものであることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項７】
開口手段が、薬袋を上下両側から吸引して開口させる一次開口手段と、開口した薬袋内の容積を拡大させる二次開口手段とを備えていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置。
【請求項８】
二次開口手段が、薬袋内に空気を吹き込むものであることを特徴とする請求項６に記載のアンプル袋詰め装置。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、病院等において注射処方箋に基づいてアンプル（バイアル等の薬剤収納容器を含む）を袋詰めするアンプル袋詰め装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、大規模な病院においては、注射処方箋に従って自動払出機から払い出したアンプルを集め、これらのアンプルを袋詰め装置で薬袋に収納する注射剤オーダリングシステムが採用されている。
【０００３】
この袋詰め装置として、本出願人は、特願平１０−７５８８２号に示すように、薬袋を袋詰めベッドに供給し、このベッド上で薬袋を吸気及びアームにより開口させ、その開口に突入させたコンベヤでアンプルを薬袋内に送り込み、その薬袋を投入ベッドに移載してバケットに払い出す構成のものを提案している。
【０００４】
ところで、この袋詰め装置は、アンプルを割れることなく確実に袋詰めすることができるが、構成が複雑でコストが高く、またアンプル投入時に薬袋内にコンベヤを突入させるため、適用できる薬袋の最小サイズに限界がある。
【０００５】
これを解決すべく、自重により薬袋内にアンプル流入するシュートを採用した袋詰め装置は、シュートの傾斜角度やアンプルの形状により、シュート流入口付近での破損や、シュート内に滑りの悪いアンプルが残留する等の問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、シュート内にアンプルが残留せず、また、流入時にアンプルが破損しない比較的簡単な構成のアンプル袋詰め装置を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項１に記載の発明は、薬袋を送出す薬袋供給ユニットと、処方箋情報に従って収集されたアンプルを前記薬袋供給ユニットから受け取った薬袋に送込む袋詰ユニットとから成るアンプル袋詰め装置において、前記袋詰めユニットが、薬袋を保持するベッドと、ベッド上で薬袋を開口させる開口手段と、薬袋の開口から薬袋内にアンプルを整列した状態で流入させるシュートとを備えていることを特徴とするアンプル袋詰め装置である。
【０００８】
また、請求項２に記載の発明は、シュートが、底部上面に突起を有することを特徴とする請求項１に記載のアンプル袋詰め装置である。
【０００９】
請求項３に記載の発明は、シュートが、Ｒ形状の部位を有することを特徴とする請求項１又は２に記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１０】
請求項４に記載の発明は、シュートが、底板と側面板とを有し、底板と側面板との交わりがＲ形状とされていることを特徴とする請求項１又は２に記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１１】
請求項５に記載の発明は、シュートの断面形状がＲ形状とされていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１２】
請求項６に記載の発明は、シュートが、アンプルを薬袋への流入方向に整列させるものであることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１３】
請求項７に記載の発明は、開口手段が、薬袋を上下両側から吸引して開口させる一次開口手段と、開口した薬袋内の容積を拡大させる二次開口手段とを備えていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１４】
請求項８に記載の発明は、二次開口手段が、薬袋内に空気を吹き込むものであることを特徴とする請求項６に記載のアンプル袋詰め装置である。
【００１５】
上記した本発明のアンプル袋詰め装置によれば、シュート流入口付近でのアンプルの詰まりや、相互衝突による破損を防止できる。
【００１６】
【実施例】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【００１７】
図１に示すように、この袋詰め装置Ｐは、薬袋供給ユニットＡと袋詰めユニットＢとから成る。袋詰め装置Ｐの一側には供給リフタＳが、他側にはストック装置Ｔが設けられている。
【００１８】
袋詰め装置Ｐの薬袋供給ユニットＡは、製袋装置１、穿孔装置２、プリンタ３を備えている。製袋装置１は、透明のラミネート紙と台紙とが両側縁に沿って貼着された熱融着性シートをロール体５から繰り出し、このシートを幅方向にヒートシールして切断し、薬袋６を形成するものである。 この薬袋６には、穿孔装置２で輸液ボトルへの係合孔が形成され、プリンタ３で注射処方箋のアンプル情報が印字される。なお、この印字時間を短縮するため、薬袋６の搬送路を２系統に分け、各系統のプリンタ３で並行処理するようになっている。印字された薬袋６は袋詰めユニットＢへ送られ、ここでアンプル８が送り込まれてバケット９に投入される。
【００１９】
前記穿孔装置２は、図２及び図３に示すように、カッタ１０、受台１１及び押圧機構１２から成る。押圧機構１２は、カッタ１０を下端部に固定した昇降ラック１３にモータ１４の出力ギヤ１５を噛合させ、昇降ラック１３に保持体１６をスライド自在に嵌め、昇降ラック１３に固定したばね押さえ１７と保持体１６上面との間にばね１８を挟み、このばね１８で保持体１６を下方に付勢したものである。受台１１は、カッタ１０に対応する溝１９を有する。
【００２０】
カッタ１０は、図４に示すように、先端縁に断続する多数の刃２０が形成された薄板から成り、図５に示すように、円形状に折り曲げて昇降ラック１３に取り付けられる。そして、各刃２０の刃先は、一端へ向かって傾斜している。
【００２１】
この穿孔装置２において、受台１１上に薬袋６を送り込んだ状態で、モータ１４の駆動に伴いギヤ１５を回転させて昇降ラック１３を下降させると、保持体１６が薬袋６を受台１１に押し付けて保持し、さらに、ばね押さえ１７がばね１８を圧縮しつつ、カッタ１０が受台１１まで下降して、図６に示すように、薬袋６に係合孔２１の円形状の開口予定線に沿ったミシン目２２を形成する。
【００２２】
このように形成された薬袋６は、図７に示すように、ミシン目２２の各切目間の繋がり部を切断して係合孔２１を開口させ、その開口に輸液ボトル２３の首部を挿入して輸液ボトル２３に吊り下げる。なお、図示のように、円形状のミシン目２２に一部途切れた部分を設けておくと、係合孔２１の抜出片の脱落を防止することができる。
【００２３】
上記袋詰め装置では、穿孔装置２が袋詰めユニットＢの上流側に位置し、ミシン目２２の形成時にはまだアンプル８が袋詰めされておらず、薬袋６が扁平であるため、カッタ１０を刃先が受台１１の溝２０に進入するまで押圧して確実にミシン目２２を形成することができる。また、アンプル８を袋詰めする時点では、ミシン目２２の切目間が繋がっているため、係合孔２１は開口せず、係合孔２１からアンプル８が飛び出すことがない。
【００２４】
また、押圧機構１２の押圧動作に伴い、各刃２０の刃先が薬袋６に点接触し、その接触点が移動しつつミシン目２２の各切目が形成されるので、刃先に傾斜がないカッタを線接触させて薬袋を押し切る場合よりも容易にミシン目２２を形成することができる。
【００２５】
さらに、カッタ１０は、薄板から成るものとしたので、低コストで製作でき、交換も容易である。
【００２６】
なお、穿孔装置２のカッタ１０を直線状のものとし、図８に示すように、係合孔２１のミシン目２２を、薬袋６の開口縁に対してほぼ直角な直線状に形成すると、アンプル８の袋詰め時にミシン目２２の繋がり部が破断する危険性が少なくなり、アンプル８の飛び出しをより確実に防止することができる。
【００２７】
そして、この薬袋６は、図９に示すように、ミシン目２２の繋がり部を切断し、輸液ボトル２３の首部で係合孔２１を左右に押し開くことにより、輸液ボトル２３に吊り下げる。なお、ミシン目２２の長さを、輸液ボトル２３の首部の直径よりやや長い程度とすると、薬袋６が輸液ボトル２３から不意にはずれることがない。
【００２８】
また、図６又は図８に示すように、円形状の係合孔２１の両端部又は直線状の係合孔２１の端部のうち、少なくとも薬袋６の開口側端部に裂け止め用の小孔２４を設けておくと、係合孔２１の押し開きに伴い裂け目が薬袋６の開口端まで走って輸液ボトル２３への薬袋６の吊り下げが不可能になることがない。この小孔２４は、カッタ１０の端部に一体又は別体に設けたポンチ２５により穿設する（図５参照）。
【００２９】
次に、袋詰めユニットＢについて説明する。袋詰めユニットＢは、図１、図１０乃至図１２に示すように、薬袋６を保持するベッド３０と、このベッド３０上で薬袋６を開口させる一次及び二次開口手段３１、３２と、その開口から薬袋６内にアンプル８を流入させるシュート３３とを備えている。
【００３０】
シュート３３には、前記供給リフタＳにより上昇位置で傾けられたトレーｔからアンプル８が供給され、このアンプル８は自重でシュート３３の排出端方向へ転がり落ちる。シュート３３の底部は、図１１に示すように、スポンジシート３３ａ上にテフロンシート３３ｂを積層した構成とされ、スポンジシート３３ａによりアンプル８の受取時の衝撃を吸収し、テフロンシート３３ｂによりアンプル８の滑りをよくするようになっている。ここで、テフロンは、４フッ化エチレン樹脂のデュポン社商品名である。
【００３１】
また、シュート３３の底部上面には、図１０に示すように、突起３４が２箇所に設けられている。この突起３４は、大きなアンプルが真横に向いた状態で転がってシュート３３の排出口に詰まるのを防ぐため、アンプル８の向きを変えるものである。
【００３２】
また、アンプル８の相互衝突による破損を防ぐためシュート３３の傾斜を緩く設定した場合には、図１０に示すように、シュート３３の下部に振動装置３５を設け、この振動装置３５によりシュート３３を振動させるようにしておくと、アンプル８を確実に薬袋６に送り込むことができる。
【００３３】
この振動装置３５としては、偏心ウエイト３６をモータ３７により回転させ、その重量移動により振動を生じさせる構成のものが使用できる。この場合、偏心ウエイト３６とモータ３７との間に、偏心ウエイト３６の振動がモータ３７に直接作用するのを防ぐ複数のギヤ３８を介在させておくとよい。また、前記スポンジシート３３ａによる振動の吸収を防ぐため、偏心ウエイト３６は低速で回転させるようにする。
【００３４】
前記ベッド３０は、図１、図１１及び図１２に示すように、軸３９を中心として旋回し、薬袋受取位置と、アンプル投入位置と、薬袋払出位置との間で揺動する。ベッド３０のシュート３３側の端部には、図１１に示すように、下面吸着部４０が設けられ、その上方に上面吸着部４１が昇降自在に設けられている。これらの吸着部４０、４１は、左右一対の吸着口を有し、その吸着口はエアチューブを介してコンプレッサに接続され、前記一次開口手段３１を構成している。この吸着部４０、４１により、図１１に示すアンプル投入位置において、ベッド３０上の薬袋６は、上下両側から吸引されて開口する。なお、前記エアチューブに設けた圧力センサの検出値が所定値を下回ると、薬袋６が吸着部４０、４１から離れていると判断して上記開口動作を繰り返し、所定回数繰り返しても開口できないときにはエラーと判断して停止する。
【００３５】
また、シュート３３には、図１１に示すように、二次開口手段３２としてエアチューブが設けられている。そして、このエアチューブから噴出した空気を薬袋６の開口に吹き込むと、袋内容積が拡大して、アンプル８が薬袋６へスムーズに流入するようになっている。
【００３６】
ベッド３０には、図１２に示すように、薬袋６の挟持装置４３が設けられている。この挟持装置４３は、ベッド３０の両端部間に掛け渡した無端ベルト４４の回転に伴いベッド３０に沿って移動するものであり、モータの駆動により揺動する挟持アーム４４の先端に押圧片４５を設け、押圧片４５に対向する受圧片４６をベッド３０の長さ方向に延びる長孔３０ａに挿入した構成とされている。押圧片４５及び受圧片４６は薬袋６の挟持時の保護のため、ゴム等の弾性体により形成され、押圧片４５は受圧片４６の方向へばねにより付勢されている。
【００３７】
そして、アンプル８が収納された薬袋６は、図１２に示すように、押圧片４５と受圧片４６とで口部を挟持され、ベッド３０が薬袋払出位置に位置づけられた後、挟持装置４３の下方への移動に伴いバケット９に投入される。薬袋６がバケット９に収納された後、挟持装置４３による薬袋６の挟持は解除され、挟持装置４３は元の位置に復帰し、バケット９は袋詰めユニットＢの下部のコンベヤ４７により所定ピッチ送られる。
【００３８】
このような動作の繰り返しによりバケット９に最後の薬袋６が投入されると、そのバケット９はコンベヤ４７によりストック装置Ｔへ送り出され、上下方向にストックされる。そして、袋詰め作業を続行する場合には、ストック装置Ｔからコンベヤ４７上に空のバケット９が供給される。
【００３９】
次に、第２実施例を図面とともに以下に示す。
【００４０】
シュート以外は上記実施の内容と同様であるので説明は省略する。
【００４１】
図１３に示すシュート３３ａはシュート先端側の底板と両側面板との交わりを緩やかなＲ形状にしたもので、これにより、真横で流れてきたアンプルが投入口で縦方向に回転し流入口付近でのアンプルの詰りが解消される。
【００４２】
さらに図１４に示すシュート３３ｂは、受け面全体を断面Ｕ字型のＲ形状を採用したもので、トレーｔからアンプル８が供給されると、底面のＲ形状により、図１４に示すように、アンプル８は縦方向（流入方向）に整列される。
【００４３】
このようにシュートの形状を整列形状にしてアンプルを縦方向に整列させることで、薬袋流入口付近でのアンプル８の相互衝突による破損が解消される。
【００４４】
シュート３３ａ、３３ｂは通常、アンプルが自重で何とか転がる緩やかな傾斜状態（本実施では１５度）で保持されている。
【００４５】
また、シュート３３ａ、３３ｂには回動機構を有しており、トレーｔからアンプルが供給され、所定時間（本実施例では２秒）が経過するとシュート３３ａ、３３ｂは図示しないモーターの駆動によって、支軸５０ａ又は支軸５０ｂを支点に急勾配状態（本実施では５０度）に移動する。
【００４６】
これは、まれに、シュート３３ａ、３３ｂに残留した、滑りの悪いアンプルを確実に薬袋６に送込むためのものである。
【００４７】
上記第２実施例は、シュート上にて、アンプル８が一方向に整列しているため、薬袋６内にすみやかに流入される。さらに、振動装置を設けた第１実施例の装置に比べ流入時間が大幅に短縮される。
【００４８】
なお、第２実施例で説明したシュートの整列形状とはアンプルをシュートに対して縦方向に整列させるためのものであり、もちろん断面Ｕ字型のＲ形状に限定されるものではなく、断面Ｖ字型をのＶ溝など採用してもよいことは言うまでもない。
【００４９】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るアンプル袋詰め装置は、シュートの形状に整列形状を採用したことにより、比較的簡単な構成でシュート内にアンプルが残留することなく、かつ、流入時にアンプルか破損しない等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るアンプル袋詰め装置の概略図
【図２】同上の穿孔装置の穿孔前の状態を示す断面図
【図３】同上の穿孔装置の穿孔時の状態を示す断面図
【図４】同上のカッタの展開状態を示す図
【図５】同上のカッタの取付状態を示す図
【図６】円形状の係合孔が形成された薬袋の斜視図
【図７】同上の薬袋の輸液ボトルへの吊下状態を示す斜視図
【図８】直線状の係合孔が形成された薬袋の斜視図
【図９】同上の薬袋の輸液ボトルへの吊下状態を示す斜視図
【図１０】同上のシュートを示す斜視図
【図１１】同上の袋詰めユニットのアンプル袋詰め過程を示す概略図
【図１２】同上の薬袋払い出し過程を示す概略図
【図１３】同上のその他のシュート形状を示す斜視図
【図１４】同上のその他のシュート形状を示す斜視図
【符号の説明】
Ａ 薬袋供給ユニット
Ｂ 袋詰めユニット
１ 製袋装置
２ 穿孔装置
３ プリンタ
４ 袋詰めユニット
６ 薬袋
８ アンプル
９ バケット
１０ カッタ
１１ 受台
１２ 押圧機構
２０ 刃
２１ 係合孔
２２ ミシン目
２３ 輸液ボトル
３０ ベッド
３１ 一次開口手段
３２ 二次開口手段
３３ シュート
３３ａ シュート
３３ｂ シュート
３５ 振動装置
５０ａ 支軸
５０ｂ 支軸
[Document name] Specification [Title of invention] Ampoule bagging device [Claims]
[Claim 1]
The medicine bag supply unit that sends out the medicine bag and
In ampoules bagging apparatus comprising a infeed no bagging units collected ampoules bag received from the bag supply unit in accordance with the recipe information,
The bagging unit includes a bed for holding a medicine bag and
An opening means to open the medicine bag on the bed,
Ampoules bagging apparatus characterized by and a chute for flowing while aligning the ampoule into the opening bag of bag.
2.
The ampoule bagging device according to claim 1, wherein the chute has a protrusion on the upper surface of the bottom.
3.
The ampoule bagging device according to claim 1 or 2, wherein the chute has an R-shaped portion.
4.
The ampoule bagging device according to claim 1 or 2, wherein the chute has a bottom plate and a side plate, and the intersection of the bottom plate and the side plate has an R shape.
5.
The ampoule bagging device according to any one of claims 1 to 4, wherein the cross-sectional shape of the chute is R-shaped.
6.
The ampoule bagging device according to any one of claims 1 to 5, wherein the chute aligns the ampoules in the direction of inflow into the medicine bag.
7.
One of claims 1 to 6, wherein the opening means includes a primary opening means for sucking and opening the medicine bag from both the upper and lower sides, and a secondary opening means for expanding the volume of the opened medicine bag. The ampoule bagging device described in.
8.
The ampoule bagging device according to claim 6, wherein the secondary opening means blows air into the medicine bag.
Description: TECHNICAL FIELD [Detailed description of the invention]
[0001]
[Industrial application field]
The present invention relates to an ampoule bagging device for bagging ampoules (including a drug storage container such as a vial) based on an injection prescription in a hospital or the like.
0002.
[Conventional technology]
In recent years, in large-scale hospitals, an injection ordering system has been adopted in which ampoules discharged from an automatic dispenser according to an injection prescription are collected and these ampoules are stored in a medicine bag by a bagging device.
0003
As this bagging device, as shown in Japanese Patent Application No. 10-75882, the applicant supplies a medicine bag to a bagging bed, opens the medicine bag by an intake and an arm on the bed, and rushes into the opening. We are proposing a configuration in which an ampoule is sent into a medicine bag by a conveyor, the medicine bag is transferred to a loading bed, and the ampoule is discharged to a bucket.
0004
By the way, this bagging device can surely pack the ampoule without breaking it, but the configuration is complicated and the cost is high, and the conveyor is pushed into the medicine bag when the ampoule is put in, so the minimum size of the medicine bag that can be applied. There is a limit to.
0005
In order to solve this problem, the bagging device that uses a chute that allows the ampoule to flow into the medicine bag due to its own weight is damaged near the chute inlet or has a poorly slippery ampoule due to the angle of inclination of the chute and the shape of the ampoule. There was a problem such as remaining.
0006
PROBLEM TO BE SOLVED: To solve the above-mentioned problems, the present invention is relatively simple, in which an ampoule does not remain in a chute and the ampoule is not damaged at the time of inflow. An object of the present invention is to provide an ampoule bagging device having a configuration.
0007
[Means for solving problems]
For solving the above problems, the invention according to claim 1, the bag supply unit issuing feeding the bag, and infeed no bagging unit ampoules collected in accordance with the recipe information bag received from the bag supply unit in ampoules bagging apparatus consisting of the bagging unit, a bed for holding the bag, an opening means for opening the bag on the bed, and a chute for flowing while aligning the ampoule into the bag from the opening of the bag It is an ampoule bagging device characterized by being equipped.
0008
The invention according to claim 2 is the ampoule bagging device according to claim 1, wherein the chute has a protrusion on the upper surface of the bottom portion.
0009
The invention according to claim 3 is the ampoule bagging device according to claim 1 or 2, wherein the chute has an R-shaped portion.
0010
The ampoule bag according to claim 1, wherein the chute has a bottom plate and a side plate, and the intersection of the bottom plate and the side plate has an R shape. It is a packing device.
0011
The invention according to claim 5 is the ampoule bagging device according to any one of claims 1 to 4, wherein the cross-sectional shape of the chute is R-shaped.
0012
The invention according to claim 6 is the ampoule bagging device according to any one of claims 1 to 5, wherein the chute aligns the ampoules in the inflow direction into the medicine bag.
0013
The invention according to claim 7 is characterized in that the opening means includes a primary opening means for sucking and opening the medicine bag from both upper and lower sides, and a secondary opening means for expanding the volume in the opened medicine bag. The ampoule bagging device according to any one of claims 1 to 6.
0014.
The invention according to claim 8 is the ampoule bagging device according to claim 6, wherein the secondary opening means blows air into the medicine bag.
0015.
According to the ampoule bagging apparatus of the present invention described above, clogging or ampoules in the vicinity of the chute inlet, breakage due to mutual collision can be prevented.
0016.
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0017]
As shown in FIG. 1, the bagging device P includes a medicine bag supply unit A and a bagging unit B. A supply lifter S is provided on one side of the bagging device P, and a stock device T is provided on the other side.
0018
The medicine bag supply unit A of the bagging device P includes a bag making device 1, a punching device 2, and a printer 3. The bag making device 1 feeds out a heat-sealing sheet in which a transparent laminated paper and a mount are attached along both side edges from the roll body 5, heat-seals the sheet in the width direction, cuts the sheet, and cuts the medicine bag 6. Is what forms. An engagement hole for the infusion bottle is formed in the medicine bag 6 by the drilling device 2, and ampoule information of the injection prescription is printed by the printer 3. In order to shorten the printing time, the transport path of the medicine bag 6 is divided into two systems, and the printer 3 of each system performs parallel processing. The printed medicine bag 6 is sent to the bagging unit B, where the ampoule 8 is sent and put into the bucket 9.
0019
As shown in FIGS. 2 and 3, the drilling device 2 includes a cutter 10, a pedestal 11, and a pressing mechanism 12. The pressing mechanism 12 engages the output gear 15 of the motor 14 with the elevating rack 13 in which the cutter 10 is fixed to the lower end, slidably fits the holding body 16 into the elevating rack 13, and holds the spring retainer 17 fixed to the elevating rack 13. A spring 18 is sandwiched between the upper surface of the holding body 16 and the holding body 16 is urged downward by the spring 18. The cradle 11 has a groove 19 corresponding to the cutter 10.
0020
As shown in FIG. 4, the cutter 10 is made of a thin plate on which a large number of blades 20 are formed intermittently at the tip edge, and is bent into a circular shape and attached to the elevating rack 13 as shown in FIG. The cutting edge of each blade 20 is inclined toward one end.
0021.
In the drilling device 2, when the medicine bag 6 is sent onto the pedestal 11 and the gear 15 is rotated to lower the elevating rack 13 with the drive of the motor 14, the holding body 16 moves the medicine bag 6 to the pedestal 11. While pressing and holding, the spring retainer 17 compresses the spring 18, and the cutter 10 descends to the pedestal 11, and as shown in FIG. 6, the circular opening planned line of the engaging hole 21 is formed in the medicine bag 6. A perforation 22 is formed along the line.
0022.
In the medicine bag 6 formed in this way, as shown in FIG. 7, the connection portion between the cuts of the perforation 22 is cut to open the engagement hole 21, and the neck portion of the infusion bottle 23 is inserted into the opening. And hang it on the infusion bottle 23. As shown in the drawing, if a partially interrupted portion is provided in the circular perforation 22, it is possible to prevent the extracted piece of the engaging hole 21 from falling off.
[0023]
In the above-mentioned bagging device, the drilling device 2 is located on the upstream side of the bagging unit B, the ampoule 8 is not yet packed at the time of forming the perforation 22, and the medicine bag 6 is flat, so that the cutter 10 is cut off. Can be pressed until it enters the groove 20 of the cradle 11 to reliably form the perforation 22. Further, at the time of packing the ampoule 8 in a bag, since the cuts of the perforations 22 are connected, the engagement hole 21 does not open and the ampoule 8 does not pop out from the engagement hole 21.
0024
Further, with the pressing operation of the pressing mechanism 12, the cutting edge of each blade 20 makes point contact with the medicine bag 6, and each cut of the perforation 22 is formed while the contact point moves. The perforation 22 can be formed more easily than when the medicine bag is pushed through by line contact.
0025
Further, since the cutter 10 is made of a thin plate, it can be manufactured at low cost and can be easily replaced.
0026
When the cutter 10 of the drilling device 2 is linear and the perforations 22 of the engaging holes 21 are formed in a linear shape substantially perpendicular to the opening edge of the medicine bag 6, as shown in FIG. 8, the ampoule is formed. The risk of the joint portion of the perforation 22 breaking when the bag 8 is packed is reduced, and the ampoule 8 can be prevented from popping out more reliably.
[0027]
Then, as shown in FIG. 9, the medicine bag 6 is suspended from the infusion bottle 23 by cutting the connecting portion of the perforation 22 and pushing the engaging hole 21 left and right at the neck of the infusion bottle 23. If the length of the perforation 22 is set to be slightly longer than the diameter of the neck of the infusion bottle 23, the medicine bag 6 will not be unexpectedly removed from the infusion bottle 23.
[0028]
Further, as shown in FIG. 6 or 8, a small tear stopper is provided at least on the opening side end of the medicine bag 6 among both ends of the circular engaging hole 21 or the end of the linear engaging hole 21. If the hole 24 is provided, the rift does not run to the open end of the medicine bag 6 due to the push-opening of the engagement hole 21, and the medicine bag 6 can be suspended from the infusion bottle 23. The small hole 24 is formed by a punch 25 provided integrally or separately at the end of the cutter 10 (see FIG. 5).
[0029]
Next, the bagging unit B will be described. As shown in FIGS. 1, 10 to 12, the bagging unit B includes a bed 30 for holding the medicine bag 6, primary and secondary opening means 31 and 32 for opening the medicine bag 6 on the bed 30, and the primary and secondary opening means 31 and 32 thereof. It is provided with a chute 33 that allows the ampoule 8 to flow into the medicine bag 6 from the opening.
[0030]
An ampoule 8 is supplied to the chute 33 from a tray t tilted at an ascending position by the supply lifter S, and the ampoule 8 rolls down toward the discharge end of the chute 33 by its own weight. As shown in FIG. 11, the bottom of the chute 33 has a structure in which a Teflon sheet 33b is laminated on the sponge sheet 33a, the sponge sheet 33a absorbs the impact at the time of receiving the ampoule 8, and the Teflon sheet 33b absorbs the impact of the ampoule 8. It is designed to make it slippery. Here, Teflon is a trade name of DuPont Co., Ltd., which is a tetrafluoroethylene resin.
0031
Further, as shown in FIG. 10, protrusions 34 are provided at two positions on the upper surface of the bottom of the chute 33. The protrusion 34 changes the direction of the ampoule 8 in order to prevent the large ampoule from rolling and clogging the discharge port of the chute 33 in a state where it faces sideways.
[0032]
Further, when the inclination of the chute 33 is set to be gentle in order to prevent the ampoule 8 from being damaged due to mutual collision, a vibrating device 35 is provided below the chute 33 as shown in FIG. If the ampoule 8 is vibrated, the ampoule 8 can be reliably sent to the medicine bag 6.
0033
As the vibrating device 35, a device having a configuration in which the eccentric weight 36 is rotated by a motor 37 and vibration is generated by the weight transfer thereof can be used. In this case, it is preferable to interpose a plurality of gears 38 between the eccentric weight 36 and the motor 37 to prevent the vibration of the eccentric weight 36 from directly acting on the motor 37. Further, in order to prevent the sponge sheet 33a from absorbing the vibration, the eccentric weight 36 is rotated at a low speed.
0034
As shown in FIGS. 1, 11 and 12, the bed 30 swings around a shaft 39 and swings between a medicine bag receiving position, an ampoule loading position, and a medicine bag dispensing position. As shown in FIG. 11, a lower surface suction portion 40 is provided at the end of the bed 30 on the chute 33 side, and an upper surface suction portion 41 is provided above the lower surface suction portion 41 so as to be able to move up and down. These suction portions 40, 41 have a pair of left and right suction ports, and the suction ports are connected to the compressor via an air tube to form the primary opening means 31. At the ampoule loading position shown in FIG. 11, the medicine bag 6 on the bed 30 is sucked from both the upper and lower sides and opened by the suction portions 40 and 41. When the detection value of the pressure sensor provided on the air tube falls below a predetermined value, it is determined that the medicine bag 6 is separated from the suction portions 40 and 41, and the opening operation is repeated. Judge as an error and stop.
0035.
Further, as shown in FIG. 11, the chute 33 is provided with an air tube as the secondary opening means 32. Then, when the air ejected from the air tube is blown into the opening of the medicine bag 6, the volume inside the bag is expanded so that the ampoule 8 smoothly flows into the medicine bag 6.
0036
As shown in FIG. 12, the bed 30 is provided with a holding device 43 for the medicine bag 6. The pinching device 43 moves along the bed 30 as the endless belt 44 spanned between both ends of the bed 30 rotates, and a pressing piece 45 is applied to the tip of the pinching arm 44 that swings by being driven by a motor. Is provided, and the pressure receiving piece 46 facing the pressing piece 45 is inserted into the elongated hole 30a extending in the length direction of the bed 30. The pressing piece 45 and the pressure receiving piece 46 are formed of an elastic body such as rubber for protection when the medicine bag 6 is sandwiched, and the pressing piece 45 is urged by a spring in the direction of the pressure receiving piece 46.
0037
Then, as shown in FIG. 12, the medicine bag 6 in which the ampoule 8 is housed has its mouth sandwiched between the pressing piece 45 and the pressure receiving piece 46, and after the bed 30 is positioned at the medicine bag dispensing position, the holding device 43 It is put into the bucket 9 as it moves downward. After the medicine bag 6 is stored in the bucket 9, the holding device 43 releases the holding of the medicine bag 6, the holding device 43 returns to the original position, and the bucket 9 is fed by a conveyor 47 at the lower part of the bagging unit B at a predetermined pitch. Be done.
[0038]
When the last medicine bag 6 is put into the bucket 9 by repeating such an operation, the bucket 9 is sent out to the stock device T by the conveyor 47 and is stocked in the vertical direction. Then, when the bagging operation is continued, the empty bucket 9 is supplied from the stock device T onto the conveyor 47.
[0039]
Next, the second embodiment is shown below together with the drawings.
0040
Since the contents of the above implementation are the same except for the shoot, the description thereof will be omitted.
[0041]
The chute 33a shown in FIG. 13 has a gentle R shape at the intersection of the bottom plate on the tip side of the chute and the side plates on both sides, whereby the ampoule flowing right beside rotates in the vertical direction at the inlet and near the inflow port. The clogging of the ampoule is cleared.
[0042]
Further, the chute 33b shown in FIG. 14 adopts an R shape having a U-shaped cross section over the entire receiving surface, and when the ampoule 8 is supplied from the tray t, the R shape on the bottom surface causes the chute 33b to have an R shape as shown in FIG. Ampoules 8 are aligned in the vertical direction (inflow direction).
[0043]
By aligning the shoots in the vertical direction and aligning the ampoules in the vertical direction in this way, the damage caused by the mutual collision of the ampoules 8 near the inlet of the medicine bag is eliminated.
[0044]
The shoots 33a and 33b are usually held in a gently inclined state (15 degrees in this embodiment) in which the ampoule somehow rolls under its own weight.
0045
Further, the chute 33a and 33b have a rotation mechanism, and when an ampoule is supplied from the tray t and a predetermined time (2 seconds in this embodiment) elapses, the chute 33a and 33b are driven by a motor (not shown). It moves to a steep slope state (50 degrees in this embodiment) with the support shaft 50a or the support shaft 50b as a fulcrum.
[0046]
This is to ensure that the non-slip ampoules remaining on the chutes 33a and 33b are sent to the medicine bag 6 in rare cases.
[0047]
In the second embodiment, since the ampoules 8 are aligned in one direction on the chute, they are promptly flowed into the medicine bag 6. Further, the inflow time is significantly shortened as compared with the device of the first embodiment provided with the vibration device.
0048
The alignment shape of the shoots described in the second embodiment is for aligning the ampoules in the vertical direction with respect to the shoots, and is not limited to the R shape having a U-shaped cross section, of course, and has a cross section V. Needless to say, a V-groove or the like may be adopted.
[0049]
【Effect of the invention】
As described above, the ampoule bagging device according to the present invention adopts an aligned shape as the shape of the chute, so that the ampoule does not remain in the chute with a relatively simple configuration, and the ampoule is an ampoule at the time of inflow. It has excellent effects such as not being damaged.
[Simple explanation of drawings]
FIG. 1 is a schematic view of an ampoule bagging device according to the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state before drilling of the same punching device. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state of the punching device at the time of drilling. FIG. 4 is a view showing a deployed state of the cutter of the same as above. FIG. 5 is a view showing an attached state of the cutter of the same as above. FIG. 6 is a perspective view of a medicine bag having a circular engaging hole formed. FIG. 7 is a perspective view of the medicine bag of the same. FIG. 8 is a perspective view showing a suspended state of the medicine bag from the infusion bottle. FIG. 9 is a perspective view showing a hanging state of the medicine bag to be suspended from the infusion bottle. FIG. 10 is a perspective view showing the same chute. FIG. 11 is a schematic view showing an ampoule bagging process of the same bagging unit. FIG. 12 is a schematic view showing a medicine bag dispensing process of the same. FIG. 13 is a schematic view showing another chute of the same. A perspective view showing the shape [FIG. 14] A perspective view showing the other shoot shapes of the same [Explanation of reference numerals]
A Medicine bag supply unit B Bagging unit 1 Bag making device 2 Punching device 3 Printer 4 Bagging unit 6 Medicine bag 8 Ampoule 9 Bucket 10 Cutter 11 Cradle 12 Pressing mechanism 20 Blade 21 Engagement hole 22 Perforation 23 Infusion bottle 30 Bed 31 Primary opening means 32 Secondary opening means 33 Shoot 33a Shoot 33b Shoot 35 Vibration device 50a Support shaft 50b Support shaft