JP2000066952A - キャッシュメモリシステム及びその運用方法 - Google Patents

キャッシュメモリシステム及びその運用方法

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JP2000066952A JP11140697A JP14069799A JP2000066952A JP 2000066952 A JP2000066952 A JP 2000066952A JP 11140697 A JP11140697 A JP 11140697A JP 14069799 A JP14069799 A JP 14069799A JP 2000066952 A JP2000066952 A JP 2000066952A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャッシュミスを低減し、かつメモリシステ
ムの高性能化を図る。 【解決手段】 中央制御部40が参照する下位メモリ素子
48に記憶された大量の情報から取り出される第1情報が
格納される第1補助記憶素子42、及び第1情報が含まれ
る第2情報が格納される第2補助記憶素子44を用意す
る。参照される情報が、第1補助記憶素子42または第2
補助記憶素子44に存在するか、あるいは、参照される情
報を含んでいない別の第1情報が第1補助記憶素子42に
存在するか否かによって、前記下位メモリ素子48から第
1情報または第2情報を選択的に取り出し、第1補助記
憶素子42と第2補助記憶素子44とに選択的に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュメモリ
システム及びその運用方法に係り、特にキャッシュメモ
リ内でのキャッシュミスを減らして、システムの性能の
向上をはかったキャッシュメモリシステム及びその運用
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセッサとメモリとの性能の
差が一層著ぢるしくなるにつれて、図7に示すように、
メモリは、プロセッサ内で使用されるレジスタ10と、キ
ャッシュ11と、主記憶装置であるメモリ12と、補助記憶
装置である磁気ディスク13とバックアップ装置で使用さ
れる磁気テープ14とで構成される階層的な構造となりつ
つある。このような階層的な構造で使用される各々の装
置は、レジスタ10などの上位階層にあるほど動作速度は
高速であるが、情報が格納されるメモリサイズは小さく
なる。これに対し、補助記憶装置である磁気テープ14な
どの下位階層にあるほど動作速度は低速であるがメモリ
サイズは大きくなる。
【0003】そこで、ほとんどの高性能システムにおい
ては、階層的な構造のメモリ構造で使用される上位階層
に属するレジスタ10やキャッシュ11などの大きさ、構
成、動作方式を適宜設定して、システムの性能の向上を
はかっている。キャッシュ11を使用する階層的なメモリ
システムでは、中央処理装置(CPU)によって参照さ
れる情報の地域性に基づいてキャッシュ11を使用するこ
とにより、優れた性能を得ることが可能である。参照さ
れる情報の地域性は、空間的な地域性(Spatial locali
ty)と時間的な地域性(Temporal locality)とに大別で
きる。空間的な地域性とは、特定のメモリ要素である情
報が参照された場合、この参照された情報に隣接したア
ドレスに位置づけられた別の情報が、近い将来に参照さ
れる可能性が高い傾向を意味する。また、時間的な地域
性とは、参照された情報が近い将来に参照される可能性
が高い傾向を意味する。
【0004】かかる空間的な地域性及び時間的な地域性
を反映させるために、キャッシュメモリシステムを複数
個の情報を含む情報のブロックで構成し、キャッシュミ
スが生じると、キャッシュミスの生じた情報と共にこの
キャッシュミスの生じた情報に隣接した情報を下位メモ
リ素子から取り出して格納することにより空間的な地域
性を反映し、かつ最近参照された情報を含む情報のブロ
ックをキャッシュメモリに格納することにより時間的な
地域性を反映している。この2種類の地域性は、キャッ
シュの設計時に、情報ブロックのサイズを決める上で重
要である。つまり、空間的な地域性をさらに十分に反映
させるには、情報ブロックのサイズをより大きくしてキ
ャッシュを構成することが好適ではあるが、全体のキャ
ッシュサイズが一定の場合、情報ブロックのサイズの増
大はキャッシュ内に存在する情報ブロックの数を減らす
ことになるため、時間的な地域性の反映が困難となる。
【0005】図8は、キャッシュの空間的及び時間的な
地域性の性質を概念的に示したものである。図8におい
て、X軸はメモリ参照が生じたアドレス、Y軸は参照の
確率を表わしている。図8は、メモリ領域における各情
報への参照確率と、参照される情報のブロックサイズと
の関係を示すものである。図から明らかなように、A番
地の情報への情報参照が生じると、空間的な地域性の傾
向に従いA番地と隣接した領域の情報はプロセッサによ
って参照される確率が高く、A番地から遠ざかるほど、
プロセッサによって参照される確率は低い。したがっ
て、この性質によってA番地を頂点とする特性曲線を表
わすことが出来る。図8に示すように、大きいブロック
22を持たせてキャッシュを構成する場合と、小さいブロ
ック20を持たせてキャッシュを構成する場合とで、前述
した2種類の地域性の反映は次のようになる。大きいブ
ロック22を有するようキャッシュメモリが構成される
と、情報への参照に対しキャッシュミスが生じた場合、
大きいブロック22によってより大量の情報を一度に取り
出すことは、小さいブロック20に従う小さい量だけの情
報を取り出すことに比して、空間的な地域性は十分に反
映されるものの、ブロック内に存在する情報の平均的な
参照確率は低下し、一定のキャッシュメモリサイズを有
するキャッシュメモリシステムの場合は、時間的な地域
性の反映度が低下する。
【0006】さらに、小さいブロック20を有するようキ
ャッシュメモリが構成されると、大きいブロック22から
なる場合に比して、キャッシュミスの生じた情報により
近接した小さい量の情報のみ取り出すので、小さいブロ
ック20内に存在する情報の平均的な参照確率は高まり、
時間的な地域性は十分に反映されるものの、空間的な地
域性の反映度が低下する。このように、空間的な地域性
と時間的な地域性とは、キャッシュブロックのサイズを
決める上で、互いに相反する要素として作用する。従っ
て、前述した2種類の地域性を考慮して、最適のブロッ
クサイズを決める研究がなされており、この研究の結果
に基づいて適宜なサイズの、単一のブロックサイズを有
するようキャッシュメモリを構成してきた。
【0007】ところが、上述のように単一のキャッシュ
ブロックサイズを有するよう構成されたキャッシュメモ
リシステムでは、空間的な地域性及び時間的な地域性を
反映させるにあたって、システムの性能が低下するとい
う欠点がある。この欠点を解決するために、空間的な地
域性及び時間的な地域性を各々反映させる空間的キャッ
シュと時間的キャッシュとを別途に備えるデュアルデー
タキャッシュに対する研究がなされてきた。このデュア
ルキャッシュを利用する研究は、如何なる参照が空間的
な地域性を有し、時間的な地域性を有するかを区分する
ことにより、当該地域性が反映されるキャッシュに該当
する情報を格納する方法を採っている。
【0008】図9は、従来のキャッシュメモリシステム
の構成を示すブロック図である。従来のキャッシュメモ
リシステム(ICS;International Conference on Su
percomputing '95, Pages 338-347 参照)は、中央処理
装置33と、情報を記憶している記憶装置34と、中央処理
装置33の参照する情報が格納される空間的キャッシュ30
及び時間的キャッシュ31と、キャッシュミス時に以前に
参照された情報を用いて記憶装置34からの情報を空間的
キャッシュ30と時間的キャッシュ31のうち、いずれの方
に書き込むかを決める予想処理部32と、中央処理装置33
が情報を参照するよう空間的キャッシュ30と時間的キャ
ッシュ31とを選択するマルチプレクサ35と、予想処理部
32の制御によって記憶装置34からの情報を空間的キャッ
シュ30及び時間的キャッシュ31に提供するよう選択する
デマルチプレクサ36とで構成される。
【0009】このように構成される従来のシステムは、
予想処理部32に格納された情報に基づいて、記憶装置34
から中央処理装置33が提供する情報を空間的キャッシュ
30と時間的キャッシュ31のいずれに格納するかを判断
し、空間的キャッシュ30と時間的キャッシュ31とに選択
的に書き込むことにより、性能を向上するように構成さ
れている。予想処理部32で情報を書き込む各エントリ
は、命令アドレス、最終アドレス、変位(Stride)、長
さ、状態及び予想値などの項目で構成される。予想処理
部32は、同じ命令アドレスで発生されたデータ参照同士
のアドレスの差を利用することにより変位を求め、この
変位により得られた情報を空間的キャッシュ30と時間的
キャッシュ31のいずれに書き込むかを判断する根拠とし
て提供する。
【0010】例えば、A番地の命令語によってB番地の
情報が参照され、A番地の命令語が以降に遂行される時
にB+αが参照され、それ以降に、A番地の命令語が遂
行される時、B+2α番地の情報が参照されれば、A番
地の命令語が参照する情報のアドレスは、B番地からα
を変数とする一定の変位を有すると予想処理部32は判断
する。そうすると、αによって一定の変位を有すると判
断される情報は、変位の値に応じて空間的キャッシュ3
0、または時間的キャッシュ31に区分されて格納され
る。つまり、予想処理部32エントリは、中央処理装置33
で発生された命令アドレスによって検索され、この命令
アドレスによって参照される情報のアドレスは、予想処
理部32に具備される最終アドレスの項目に格納される。
従って、予想処理部32の変位項目には、特定のアドレス
の命令語によって現在参照された情報のアドレスと直前
に参照された情報のアドレスとの差が格納される。
【0011】例えば、この変位によるB、B+α、B+
2αなどの一定の変位によって連続的に参照される3回
の参照が一定の段階を有する場合にのみ、情報参照が空
間的または時間的な地域性のうち如何なる地域性を有す
るかに対する予測が可能となり、これにより、情報を空
間的キャッシュ30と時間的キャッシュ31のいずれに書き
込むかに対する判断がなされる。上述のように、一定の
変位によって決まった地域性の性質に応じて、該当情報
が空間的キャッシュ30または時間的キャッシュ31に格納
されることにより、性能の向上が期待できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に構成される従来のキャッシュメモリシステムは、全体
の情報参照のうちに一定の変位を有しない参照が発生す
ることが多く、同じ命令語で参照される情報アドレスの
変位が変化することがあるため、一定の変位を有する情
報参照に対して処理を行う構造では、一定でない変位に
起因して発生される情報参照によって好適な性能の向上
が得られないという問題がある。そこで、本発明の目的
は、キャッシュメモリの運用にあたって、空間的な地域
性及び時間的な地域性を合わせて反映させるために、キ
ャッシュ内に存在する情報の状態に応じて、キャッシュ
ミス時に取り出される情報の量を選択的に決め、かつ取
り出された情報のうち、参照確率の高い情報が参照確率
の低い情報よりもキャッシュ内に長く留まるよう選択的
に書き込むことによりキャッシュミスを低減させ、しか
もメモリトラフィックの効率を高めるキャッシュメモリ
の運用方法及びそのシステムを提供するにある。
【0013】
【発明を解決するための手段】前記技術的課題を達成す
るために、本発明は、(a)中央制御部が参照するよう
大量の情報を下位メモリ素子に格納する段階と、(b)
前記下位メモリ素子に格納された大量の情報から取り出
される第1情報が格納される第1補助記憶素子、及び前
記第1情報が含まれる第2情報が格納される第2補助記
憶素子を用意する段階と、(c)前記中央制御部によっ
て参照される情報が、前記第1補助記憶素子または第2
補助記憶素子に存在するか、あるいは前記中央制御部に
よって参照される情報を含む第1情報を含む第2情報内
に、前記参照される情報を含んでいない別の第1情報が
前記第1補助記憶素子に存在するか否かによって、前記
下位メモリ素子から第1情報または第2情報を選択的に
取り出し、前記第1情報または第2情報を前記第1補助
記憶素子と第2補助記憶素子に選択的に格納する段階と
を含み、前記中央制御部によって参照される情報を条件
に応じて前記下位メモリ素子から別々に取り出してか
ら、前記第1補助記憶素子と第2補助記憶素子とに選択
的に格納することを特徴とする。
【0014】前記(c)段階は、(c11)特定の第2情報
に含まれ、前記第1補助記憶素子に格納された第1情報
の数を表わす状態情報を有する状態記憶素子を用意する
段階と、(c12)前記第1補助記憶素子または前記第2補
助記憶素子に、前記中央制御部によって参照される情報
が存在するか否かを判断する段階と、(c13)前記第1補
助記憶素子に、前記中央制御部によって参照される情報
が存在すれば、前記中央制御部が前記第1補助記憶素子
から前記情報を参照する段階と、(c14)前記中央制御部
によって参照される情報が前記第1補助記憶素子に存在
せず、前記第2補助記憶素子に存在すれば、前記第2補
助記憶素子の情報のうち、前記中央制御部が参照する情
報を含む第2情報内の第1情報は前記第1補助記憶素子
に移し、前記中央制御部が前記第1情報または前記第2
情報から情報を参照し、前記状態情報を更新する段階
と、(c15)前記第1補助記憶素子と前記第2補助記憶素
子とに、前記中央制御部によって参照される情報が存在
しなければ、前記状態情報に基づいて前記中央制御部に
よって参照される情報を含む第1情報を含む第2情報内
に、前記参照される情報を含んでいない第1情報が前記
第1補助記憶素子に存在するか否かを判断する段階と、
(c16)前記中央制御部によって参照される情報を含む前
記第1情報を含む前記第2情報内に、前記参照される情
報を含んでいない第1情報が前記状態情報によって前記
第1補助記憶素子に存在すると判断される場合、前記中
央制御部によって参照される情報を含む第1情報を前記
下位メモリ素子から取り出して前記第1補助記憶素子に
書込み、前記中央制御部が取り出された前記第1情報か
ら情報を参照し、前記状態情報を更新する段階と、(c1
7)前記中央制御部によって参照される情報を含む第1
情報を含む第2情報内に、前記参照される情報を含んで
いない第1情報が前記状態情報によって前記第1補助記
憶素子に存在しないと判断される場合、前記中央制御部
によって参照される情報を含む第2情報を前記下位メモ
リ素子から取り出して前記第2補助記憶素子に書込み、
前記第2補助記憶素子に書き込まれる前記第2情報のう
ち、前記中央制御部によって参照される情報を含む前記
第1情報は前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御
部が取り出された前記第1情報または前記第2情報から
情報を参照し、前記状態情報を更新する段階とを含むこ
とを特徴とする。
【0015】また前記(c)段階は、(c21)前記第1補
助記憶素子または前記第2補助記憶素子に、前記中央制
御部によって参照される情報が存在するか否かを判断す
る段階と、(c22)前記第1補助記憶素子に、前記中央制
御部によって参照される情報が存在すれば、前記中央制
御部が前記第1補助記憶素子から前記情報を参照する段
階と、(c23)前記中央制御部によって参照される情報が
前記第1補助記憶素子に存在せず、前記第2補助記憶素
子に存在する場合、第2補助記憶素子の情報のうち、前
記中央制御部が参照する情報を含む第2情報内の第1情
報は前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御部が前
記第1情報または前記第2情報から情報を参照する段階
と、(c24)前記第1補助記憶素子及び前記第2補助記憶
素子に、前記中央制御部によって参照される情報が存在
しなければ、前記中央制御部によって参照される情報を
含む第2情報が下位メモリ素子に存在するか否かを判断
する段階と、(c25)前記中央制御部によって参照される
情報を含む第2情報が前記下位メモリ素子に存在すれ
ば、前記中央制御部によって参照される情報を含む前記
第1情報を前記下位メモリ素子から取り出して前記第1
補助記憶素子に書込み、前記中央制御部が取り出された
前記第1情報から情報を参照する段階と、(c26)前記中
央制御部によって参照される情報を含む第2情報が前記
下位メモリ素子に存在しなければ、前記中央制御部によ
って参照される情報を含む前記第2情報を前記下位メモ
リ素子よりも下位である別の下位メモリ素子から取り出
して前記下位メモリ素子及び第2補助記憶素子に書込
み、前記第2補助記憶素子に書き込まれる前記第2情報
のうち、前記中央制御部によって参照される情報を含む
前記第1情報は前記第1補助記憶素子に移し、前記中央
制御部が取り出された前記第1情報または前記第2情報
から情報を参照する段階とを含むことを特徴とする。
【0016】なお、前記(c)段階は、(c31)特定の第
2情報に含まれ、前記第1補助記憶素子に格納された第
1情報の数を表わす状態情報を有する状態記憶素子を用
意する段階と、(c32)前記第1補助記憶素子または前記
第2補助記憶素子に、前記中央制御部によって参照され
る情報が存在するか否かを判断する段階と、(c33)前記
第1補助記憶素子に、前記中央制御部によって参照され
る情報が存在する場合、前記中央制御部が前記第1補助
記憶素子から前記情報を参照する段階と、(c34)前記中
央制御部によって参照される情報が前記第1補助記憶素
子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存在する場合、
前記第2補助記憶素子の情報のうち、前記中央制御部が
参照する情報を含む第2情報内の第1情報を前記第1補
助記憶素子に移し、前記中央制御部が前記第1情報また
は前記第2情報から情報を参照し、前記状態情報を更新
する段階と、(c35)前記第1補助記憶素子及び前記第2
補助記憶素子に、前記中央制御部によって参照される情
報が存在しなければ、前記状態情報に基づいて、前記中
央制御部によって参照される情報を含む第1情報を含む
第2情報内に、前記参照される情報を含んでいない第1
情報が前記第1補助記憶素子に幾つ存在するかを判断す
る段階と、(c36)前記中央制御部によって参照される情
報を含む前記第1情報を含む前記第2情報内に、前記参
照される情報を含んでいない第1情報が前記状態情報に
よって前記第1補助記憶素子に特定の上限値以上の数が
存在すると判断されれば、前記中央制御部によって参照
される情報を含む第1情報を前記下位メモリ素子から取
り出して前記第1補助記憶素子に書込み、前記中央制御
部が取り出された前記第1情報から情報を参照し、前記
状態情報を更新する段階と、(c37)前記中央制御部によ
って参照される情報を含む第1情報を含む第2情報内
に、前記参照される情報を含んでいない第1情報が前記
状態情報によって前記第1補助記憶素子に特定の上限値
未満の数が存在すると判断されれば、前記中央制御部に
よって参照される情報を含む第2情報を前記下位メモリ
素子から取り出して前記第2補助記憶素子に書き込み、
前記第2補助記憶素子に書き込まれる前記第2情報のう
ち、前記中央制御部によって参照される情報を含む前記
第1情報は前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御
部が取り出された前記第1情報または前記第2情報から
情報を参照し、前記状態情報を更新する段階とを含むこ
とを特徴とする。
【0017】前記別の目的を達成するために、本発明
は、下位メモリ素子に格納された大量の情報から、コン
ピュータシステムの中央制御部が参照する一部の情報を
格納するキャッシュメモリシステムであって、前記中央
制御部が参照する情報を含む第2情報が前記下位メモリ
素子から取り出されて格納される第2補助記憶素子と、
前記第2補助記憶素子に格納された情報から、または前
記下位メモリ素子に格納された情報から、前記中央制御
部が参照する情報を含む第1情報が取り出されて格納さ
れる第1補助記憶素子と、前記中央制御部によって参照
される情報が前記第1補助記憶素子または第2補助記憶
素子に存在するか、あるいは前記中央制御部によって参
照される情報を含む第1情報を含む第2情報内に、前記
参照される情報を含んでいない第1情報が前記第1補助
記憶素子に存在するか否かに基づいて、前記下位メモリ
素子から前記第1情報または第2情報を選択的に取り出
し、前記第1情報または第2情報を前記第1補助記憶素
子及び第2補助記憶素子に選択的に書き込むよう制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】前記制御手段は、特定の第2情報に含ま
れ、前記第1補助記憶素子に格納された第1情報の数を
表わす状態情報を有する状態記憶素子と、前記状態記憶
素子の状態情報に基づいて、前記第1情報または第2情
報を前記第1補助記憶素子及び第2補助記憶素子に書き
込むよう選択するデマルチプレクサとを含むことを特徴
とする。
【0019】前記さらに別の目的を達成するために、本
発明は、(a)中央制御部が参照するよう大量の情報を
下位メモリ素子に格納する段階と、(b)前記下位メモ
リ素子に格納された大量の情報から取り出される第1情
報が書き込まれる第1補助記憶素子、及び前記第1情報
が含まれる第2情報が書き込まれる第2補助記憶素子を
用意する段階と、(c)前記第1補助記憶素子または前
記第2補助記憶素子に、前記中央制御部によって参照さ
れる情報が存在するか否かを判断する段階と、(d)前
記第1補助記憶素子に、前記中央制御部によって参照さ
れる情報が存在すれば、前記中央制御部が前記第1補助
記憶素子から前記情報を参照する段階と、(e)前記中
央制御部によって参照される情報が前記第1補助記憶素
子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存在すれば、前
記第2補助記憶素子の情報のうち、前記中央制御部が参
照する情報を含む第2情報内の第1情報は前記第1補助
記憶素子に移し、前記中央制御部が前記第1情報または
前記第2情報から情報を参照する段階と、(f)前記第
1補助記憶素子及び前記第2補助記憶素子に、前記中央
制御部によって参照される情報が存在しなければ、前記
中央制御部によって参照される情報を含む第2情報を前
記下位メモリ素子から取り出して前記第2補助記憶素子
に書込み、前記第2補助記憶素子に書き込まれる前記第
2情報のうち、前記中央制御部によって参照される情報
を含む前記第1情報は前記第1補助記憶素子に移し、前
記中央制御部が取り出された前記第1情報または前記第
2情報から情報を参照する段階と、(g)前記(e)ま
たは(f)段階において、前記第2補助記憶素子または
前記下位メモリから新たに取り出された第1情報または
第2情報に応じて、前記第1補助記憶素子または前記第
2補助記憶素子に既存する第1情報または第2情報が書
き換えられる時、前記書き換えられる第1情報を含む第
2情報が第2補助記憶素子に格納されており、前記書き
換えられる第1情報が前記第1補助記憶素子で更新され
て、前記第2補助記憶素子に格納された前記第2情報に
含まれた第1情報とは別の情報となった場合にのみ、第
2補助記憶素子に格納された前記第2情報に含まれる第
1情報を、前記書換えられる第1情報に更新する段階と
を含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面に基づいて
本発明の好適な実施の形態をさらに詳細に説明する。図
1(A)は、本発明に係るキャッシュメモリシステムの
ブロック図で、図1(B)は、本発明で用いる第1情報
と第2情報との関係を示すものである。また図2は、図
1(A)のキャッシュメモリシステムのブロック図に従
う流れ図である。図1(A)及び(B)を参照すれば、
本発明は、中央制御部40、下位メモリ素子48、第1補助
記憶素子42、第2補助記憶素子44及び制御手段46で構成
される。下位メモリ素子48には、中央制御部40が参照す
るよう大量の情報が格納される。
【0021】第2補助記憶素子44には、中央制御部40で
参照される情報を含む所定量の情報が下位メモリ素子48
から第2情報402 として取り出されて格納される。第1
補助記憶素子42には、中央制御部40で参照される情報を
含む第2補助記憶素子44に格納された第2情報402 か
ら、または下位メモリ素子48から取り出される第1情報
401 が格納される。制御手段46は、状態記憶素子46aと
デマルチプレクサ46bとで構成されるが、状態記憶素子
46aは、特定の第2情報402 に含まれ第1補助記憶素子
42に格納された前記第1情報401 の数を表わす状態情報
を有する。デマルチプレクサ46bは、状態記憶素子46a
の状態情報に基づいて、第1情報401 または第2情報40
2 を第1補助記憶素子42及び第2補助記憶素子44に選択
的に格納するよう制御を行う制御手段46によって制御さ
れる。このように構成される本発明の実施の形態を図1
(B)に基づいて説明する。
【0022】まず、図1(B)で示すように、第2情報
402 は、複数個の第1情報401 で構成され、かつ中央制
御部40が情報を参照するとき、複数個の第1情報401 の
うちいずれか一つの第1情報401 の一部に含まれる情報
が参照される。従って、中央制御部40が参照する情報は
第1情報401 に含まれ、かつ第1情報401 は第2情報40
2 に含まれる。また、中央制御部40によって参照される
情報を含む一つの第1情報401 は、下位メモリ素子48か
ら、または第2補助記憶素子44に格納される第2情報40
2 から取り出されて、第1補助記憶素子42に格納され
る。中央制御部40によって参照される情報を含む第1情
報401 と、他の第1情報401 とによって構成される第2
情報402 は、下位メモリ素子48から取り出されて、第2
補助記憶素子44に格納される。
【0023】このように、中央制御部40によって下位メ
モリ素子48から情報を取り出して第2補助記憶素子44に
書き込む場合、下位メモリ素子48から取り出されて第2
補助記憶素子44に書き込まれた第2情報402 のうち、中
央制御部40によって参照される情報を含む一つの第1情
報401 は、第2補助記憶素子44から第1補助記憶素子42
に移されて、格納される。このように、第1補助記憶素
子42は第1情報401 を記憶する記憶素子であり、第2補
助記憶素子44は第2情報402 を記憶する記憶素子であ
る。
【0024】以上のような第1情報401 と第2情報402
との関係に基づき、本発明を図2を参照しながら説明す
る。階層的なメモリ構造上において、図示しない外部装
置(I/O Device)によって大量のデータである情報が
主メモリまたはキャッシュメモリとしての下位メモリ素
子48に格納され(ステップ100 )、下位メモリ素子48に
格納された情報はCPUまたはプロセッサである中央制
御部40によって読み出されて参照される。下位メモリ素
子48に格納された大量の情報から取り出される第1情報
401 が書き込まれる第1補助記憶素子42、及び第1情報
401 が含まれる第2情報402 が書き込まれる第2補助記
憶素子44が用意される(ステップ200 )。
【0025】中央制御部40によって参照される情報が第
1補助記憶素子42または第2補助記憶素子44に存在する
か、あるいは中央制御部40によって参照される情報を含
む第1情報401 を含む第2情報402 内において、参照さ
れる情報を含んでいない第1情報401 が第1補助記憶素
子42に存在するか否かによって、下位メモリ素子48から
第1情報401 、または第2情報402 を選択的に取り出
し、第1情報401 または第2情報402 を第1補助記憶素
子42及び第2補助記憶素子44に選択的に格納する(ステ
ップ400 )。第1補助記憶素子42は時間的な地域性を主
に反映させるために構成されたTOC(Temporal Orien
ted Cache)メモリであり、一方第2補助記憶素子44は空
間的な地域性を主に反映させるために構成されたSOC
(Spatial Oriented Cache)メモリである。
【0026】中央制御部40によって、TOCメモリであ
る第1補助記憶素子42とSOCメモリである第2補助記
憶素子44とに格納された情報が参照されるが、第1補助
記憶素子42または第2補助記憶素子44に、中央制御部40
が参照しようとする情報が存在しなければ、中央制御部
40による参照がキャッシュメモリから参照され得ないキ
ャッシュミスとして、下位メモリ素子48から中央制御部
40が参照しようとする情報を取り出す。状態記憶素子46
aを含んでなる制御素子46は、中央制御部40によって参
照されるために下位メモリ素子48から取り出される第1
情報401 または第2情報402 を、第1補助記憶素子42ま
たは第2補助記憶素子44のいずれに格納するかを制御す
るデマルチプレクサ46bを含む。好ましくは、第1補助
記憶素子42に格納される第1情報401 は16−64バイトの
範囲で設定され、一方第2補助記憶素子44に格納される
第2情報402 は64−512バイトの範囲で設定されるが、
第2補助記憶素子44に格納される第2情報402 のサイズ
は第1情報401 のサイズの2の倍数となる。
【0027】例えば、第1補助記憶素子42に格納される
第1情報401 のサイズが16バイトであり、この16バイト
を一つの第1情報401 ブロックとするとき、第2補助記
憶素子44に格納される第2情報402 のサイズは64バイト
となり、第1補助記憶素子42に格納される第1情報401
ブロックの4倍のブロックとなる。下位メモリ素子48か
ら第1情報401 及び第2情報402 が取り出される場合、
各情報のブロックは、第1補助記憶素子42及び第2補助
記憶素子44に格納される情報ブロックの基本単位とな
る。
【0028】好適な実施の形態として、以下では、下位
メモリ素子48から読み取られて格納される情報ブロック
の基本単位が、第1補助記憶素子42では32バイトサイズ
が一つの情報の基本単位となる情報ブロックとして、ま
た第2補助記憶素子44では第1補助記憶素子42のサイズ
の4倍に当る128 バイトサイズが一つの情報の基本単位
となる情報ブロックとして説明される。さらに、情報ブ
ロックを構成する基本単位が第1補助記憶素子42の4倍
となるように設定された第2補助記憶素子44に書き込ま
れる第2情報402 はSOCブロックで、かつ第1補助記
憶素子42に書き込まれる第1情報401 はTOCブロック
である。なお、SOC及びTOCブロックである第2情
報402 と第1情報401 の大きさは、好適な実施の形態と
して、第1情報401 が16−64バイト、第2情報402 は64
−512 バイトである場合を仮定したが、各情報の大きさ
はプロセッサに存在するキャッシュメモリの容量に応じ
て変わりうる。
【0029】SOCブロックである第2情報402 の大き
さは、TOCブロックである第1情報401 より大で、か
つ第2補助記憶素子44が格納しうる第2情報402 の数
は、第1補助記憶素子42が格納しうる第1情報401 の数
と、第2補助記憶素子44の連関度及び第1補助記憶素子
42の連関度の比が互いに乗算された結果値より小さく構
成される。例えば、第1補助記憶素子が格納しうる第1
情報の数が512 個で、第2補助記憶素子の連関度が8
で、かつ第1補助記憶素子の連関度が1である場合、第
2補助記憶素子が格納しうる第2情報の数は 512×8に
よって計算された 4,096個より少なく構成される。
【0030】一方、第2補助記憶素子44に存在するSO
Cブロックの数が小さければ、一つのキャッシュブロッ
クに転送されるメモリブロックの数が上がり、多くのキ
ャッシュ衝突ミス(conflict miss)が発生可能である。
このキャッシュ衝突ミスに起因するキャッシュメモリシ
ステムの性能の低下を防ぐために、第2補助記憶素子44
の連関度を第1補助記憶素子42の連関度より高く構成す
る。
【0031】図3は、本発明に係る状態記憶素子及びキ
ャッシュミスアドレスを示す図である。図3に示すよう
に、状態記憶素子46aはN個のエントリを有し、直接写
像キャッシュの構造となる場合を実施の形態として説明
する。特定の第2情報402 に含まれ、第1補助記憶素子
42に格納された第1情報401の数をエントリとして記憶
する状態記憶素子46aは、この特定の第2情報402 アド
レスにより中央制御部40からアクセスされる。これによ
り、キャッシュミスアドレス600 の最下位ビットからlo
g2 BSOC (BSOC :第2補助記憶素子のブロックサイズ)
のビット数だけをオフセット部65にし、その上位ビット
からlog2N (Nは状態記憶素子のエントリ数である)の
ビット数だけのインデックス部64を利用して、N個の状
態記憶素子46aのエントリのうち一つのエントリを選択
し、その上位の残りビットをタグアドレス部63にして、
状態記憶素子46aのタグ部60に書き込む。
【0032】中央制御部40によって状態記憶素子46aが
アクセスされる場合、キャッシュミスアドレス600 によ
るタグアドレス部63と、インデックス部64によって選ば
れた状態記憶素子46aのエントリに格納されたタグ部60
とを比較することにより、選ばれたエントリが特定の第
2情報402 に該当するエントリであるか否かを判断す
る。タグアドレス部63によって指定される状態記憶素子
46aの各エントリは、エントリが格納している情報が如
何なる第2情報402 に関するものであるかを示すタグ部
60と、如何なる第2情報402 に含まれ、第1補助記憶素
子42に格納された第1情報401 の数を示すカウント部61
と、エントリが有効であるか否かを示す有無効部62とで
構成される。
【0033】カウント部61に格納されるカウント値は、
カウント部61のカウント値が“0”であれば、第1補助
記憶素子42に特定の第2情報402 に含まれる第1情報40
1 、つまり、TOCブロックが存在しないことを表わ
し、カウント部61の値が“0”でなくて、“1”以上で
あれば、第1補助記憶素子42に特定の第2情報402 に含
まれる第1情報401 が前記値によるブロックの数だけ存
在していることを表わす。好ましくは、状態記憶素子46
aのエントリは最大N個まで構成可能であるが、このN
は、第1補助記憶素子42に格納されうる第1情報401 の
数である。
【0034】図4は、本発明に係る選択的な格納方法を
示す流れ図である。図2で説明したステップ400 は、図
4に示すように、状態記憶素子を用意する段階(470)、
参照される情報が存在するか否かを判断する段階(46
0)、第1情報を参照する段階(410)、第2情報を参照す
る段階(420)、カウント値が少なくとも1以上であるか
どうかを判断する段階(430)、下位メモリ素子から第1
情報を取り出す段階(440)、及び下位メモリ素子から第
2情報を取り出す段階(450)で構成される。
【0035】まず、制御手段46の状態記憶素子46aは、
特定の第2情報402 に含まれ、第1補助記憶素子42に格
納された第1情報401 の数を表わす状態情報を有する
(ステップ470 )。中央制御部40が参照する情報を第1
補助記憶素子42または第2補助記憶素子44に書き込む場
合、選択テーブルである制御手段46内の状態記憶素子46
aに格納された状態情報を参照し、これによって第1補
助記憶素子42または第2補助記憶素子44のうちいずれに
中央制御部40によって参照される情報を書き込むかを、
また下位メモリ素子48から第1情報401 または第2情報
402 のうちいずれの情報を取り出すかを選択する。
【0036】一方、第1補助記憶素子42または第2補助
記憶素子44に、中央制御部40によって参照される情報が
存在するか否かを判断する(ステップ460 )。第1補助
記憶素子42に、中央制御部40によって参照される情報を
含む第1情報401 が存在する場合、中央制御部40が第1
補助記憶素子42の第1情報401 から前記情報を参照する
(ステップ410 )。中央制御部40によって参照される情
報が第1補助記憶素子42に存在せず、第2補助記憶素子
44に存在する場合、参照される第2補助記憶素子44の情
報のうち、中央制御部40が参照する情報を含む第1情報
401 は第1補助記憶素子42に移し、中央制御部40が第1
情報401 または第2情報402 から情報を参照する(ステ
ップ420 )。これにより、第1補助記憶素子42に第1情
報401 が加わったことを表わすために、第1情報401 を
含む第2情報402 に関する情報を有する状態記憶素子46
aのエントリのカウント部61に格納されたカウント値を
+1だけ上げることにより、状態情報を更新する。
【0037】状態記憶素子46aに、特定の第2情報402
に含まれ、第1補助記憶素子42に存在する第1情報401
の数を表わすカウント部61を有するエントリが存在しな
ければ、新たなエントリを割り当て、カウント部61のカ
ウント値を1に初期化する。状態記憶素子46aへのアク
セスは、中央制御部40によって情報を参照する時キャッ
シュでキャッシュミスが生じた場合、参照しようとする
情報のアドレスであるキャッシュミスアドレス600 によ
って行われる。第1補助記憶素子42及び第2補助記憶素
子44に、中央制御部40によって参照される情報が存在し
ない場合、状態情報を参照するために参照される情報の
アドレスであるキャッシュミスアドレスによって状態記
憶素子46aのカウント部61のカウント値を判断する(ス
テップ430 )。
【0038】この状態情報に基づいて、中央制御部40に
よって参照される情報を含む第1情報401 を含む第2情
報402 内で、参照される情報を含んでいない第1情報40
1 が第1補助記憶素子42に存在するか否かを判断するこ
とができる。つまり、第1補助記憶素子42内で、中央制
御部によって参照される情報を含む第2情報402 に含ま
れる第1情報401 の数を表わす状態記憶素子46aのカウ
ント部61のカウント値を検査する。中央制御部によって
参照される情報を含む第2情報402 に関する状態記憶素
子のエントリが存在しないか、あるいは前記カウント値
が“0”であれば、第1補助記憶素子42内に中央制御部
40によって参照される情報を含む第2情報402 に含まれ
る第1情報401 がないことを、また少なくとも“1”以
上であれば、中央制御部40によって参照される情報を含
む第2情報402 に含まれる第1情報401 が少なくても一
つ存在することを表わす。中央制御部40によって参照さ
れる情報を含む第1情報401 を含む第2情報402内に、
参照される情報を含んでいない第1情報401 が状態情報
に基づいて第1補助記憶素子42に存在すると判断されれ
ば、中央制御部40によって参照される情報を含む前記第
1情報401 を下位メモリ素子48から取り出して、第1補
助記憶素子42に格納する(ステップ440 )。
【0039】なお、中央制御部40が下位メモリ素子48か
ら取り出された第1情報401 から情報を参照し、第1補
助記憶素子42に第1情報401 が移されて加わったことを
表わすために、第1情報401 を含む第2情報402 に関す
る情報を有する状態記憶素子46aエントリのカウント部
61に格納されたカウント値を+1だけ上げることによ
り、状態情報を更新する。中央制御部40によって参照さ
れる情報を含む第1情報401 を含む第2情報402内に、
参照される情報を含んでいない第1情報401 が状態情報
に基づいて、第1補助記憶素子に存在しないと判断され
れば、中央制御部40によって参照される情報を含む第2
情報402 を下位メモリ素子48から取り出して、第2補助
記憶素子44に格納する(ステップ450 )。これにより、
第2補助記憶素子44に格納された第2情報402 のうち、
中央制御部40によって参照される情報を含む第1情報40
1 は第1補助記憶素子42に移されて格納される。
【0040】また、中央制御部40が取り出された第1情
報401 または第2情報402 から情報を参照し、第1補助
記憶素子42に第1情報401 が移されて加わったことを表
わすために、第1情報401 を含む第2情報402 に関する
情報を有する状態記憶素子46aのエントリのカウント部
61に格納されたカウント値を+1だけ上げることによ
り、状態情報を更新する。カウント部61のカウント値
は、第1補助記憶素子42に格納される第1情報401が中
央制御部40によって別の第1情報401 に書換えられる
時、書換えられる第1情報401 を含む第2情報402 に関
する情報を有する状態記憶素子46aのエントリのカウン
ト部61のカウント値を1だけ下げることにより、特定の
第2情報402 に含まれる第1情報401 が第1補助記憶素
子42に幾つ存在するかに関する状態情報が保たれる。
【0041】一方、カウント部61を用いた判断の基準と
なるカウント値は、好適な実施の形態として、特定の第
2情報402 に含まれる第1情報401 が第1補助記憶素子
42に存在するか否かを表わす“0”によって判断される
と設定したが、特定の第2情報402 のうち、第1情報40
1 が第1補助記憶素子42に幾つ格納されているかに応じ
て“0”以外の“1”、そして“2”などの自然数とな
る値を判断の基準として設定することにより、前記第2
情報402 と第1情報401 のうちいずれの情報を下位メモ
リ素子48から取り出して格納するかを決めることができ
る。
【0042】従って、前記判断のための上限として設定
される値は、1から第2情報402 のブロックサイズを第
1情報401 のブロックサイズにて除算した分に該当する
数までの値より選択でき、好適な実施の形態として、本
発明では、前記設定される値が第2情報402 のブロック
サイズが第1情報401 のブロックサイズにて除算した分
に該当する4とする。
【0043】特に、前記上限値を設定して利用する場
合、中央制御部40が補助記憶素子で情報を参照し得ない
ためキャッシュミスが生じると、前記実施の形態で中央
制御部40は、状態記憶素子46aの情報を下位メモリ素子
48から取り出される情報のサイズを決めるための判断の
基準とした。しかしながら、第2情報402 のブロックサ
イズを第1情報401 のブロックサイズで除算した分に該
当する数によって前記上限値を設定した場合は、常に第
2情報402 を下位メモリ素子から取り出すことになるの
で、状態記憶素子46aを備えなくて済む。従って、中央
制御部40が補助記憶素子で情報を参照し得ないためキャ
ッシュミスが生じると、中央制御部40によって参照され
る情報を含む第2情報402 を下位メモリ素子48から取り
出して第2補助記憶素子44に書込み、第2補助記憶素子
44に格納される第2情報402 のうち中央制御部40によっ
て参照される情報を含む第1情報401 は第1補助記憶素
子42に移し、中央制御部40は取り出された第1情報401
または第2情報402 から情報を参照する。
【0044】このように、第2補助記憶素子44または下
位メモリ素子48から新たに取り出された第1情報401 ま
たは第2情報402 によって第1補助記憶素子42または第
2補助記憶素子44に既存する第1情報401 または第2情
報402 が書換えられる時、書換えられる第1情報401 を
含む第2情報402 が第2補助記憶素子44に格納されてお
り、かつ書換えられる第1情報401 が第1補助記憶素子
42で更新されて第2補助記憶素子44に格納された第2情
報402 に含まれた第1情報とは別の情報となった場合に
のみ、第2補助記憶素子44に格納された第2情報402 に
含まれる第1情報401 を書換えられる第1情報に更新す
る。一方、階層的なメモリ構造において、中央制御部40
が補助記憶素子で情報を参照し得ないためキャッシュミ
スが生じる場合、前述した好適な実施の形態で、中央制
御部40は状態記憶素子46aの情報を下位メモリ素子から
取り出される情報のサイズを決めるための判断の基準と
したが、状態記憶素子46aの情報に代えて、下位メモリ
素子に中央制御部40が参照しようとする情報を含む第1
情報401 及び第2情報402 が存在するか否かが判断の基
準となるよう、その判断の基準が変わることもある。好
ましくは、下位階層メモリ情報の基本単位を構成するブ
ロックまたはページ等よりなる情報ブロックのサイズが
SOC情報ブロックである第2情報402 より大きいか同
一であるのが良い。一方、本発明は好適な実施の形態で
は、第1補助記憶素子42と第2補助記憶素子44とを分け
て構成したが、別の実施の形態として、第1補助記憶素
子42と第2補助記憶素子44を分けずに、一つの補助記憶
素子として備えても良い。
【0045】このような実施の形態では、中央制御部40
によって参照される情報が補助記憶素子にないためキャ
ッシュミスが生じた場合、中央制御部40が参照しようと
する情報を含む第2情報402 内に、参照される情報を含
んでいない第1情報401 が単一の補助記憶素子に存在す
るか否かに応じて、下位メモリ素子48から第1情報401
または第2情報402 を選択的に取り出し、第1情報401
または第2情報402 を単一の補助記憶素子に選択的に格
納する。中央制御部40が参照しようとする情報が補助記
憶素子にないためキャッシュアクセスミスが生じて、中
央制御部40が参照しようとする情報を含む第2情報402
を取り出す場合、中央制御部40が参照しようとする情報
を含む第1情報401 と別の第1情報401 とは補助記憶素
子の連関度に応じて互いに別々の書換状態を有するよう
格納される。つまり、補助記憶素子の連関度が2以上で
あれば、中央制御部40が参照しようとする情報を含む第
1情報401 は同じ連関集まりで最も遅く書換えられるよ
うな書換情報を有し、残り第1情報401 は該当連関集ま
りで早く書換えられる書換情報を有するよう格納され
る。
【0046】図5は、本発明で使用された各変数を示す
もので、図6は、キャッシュメモリの性能比較を示すも
のである。図5及び図6に示すように、本発明のキャッ
シュメモリシステムと別のキャッシュメモリシステムと
の性能を比較するために、下記の式で表わしたMCPI
(Memory Cycles Per Instruction)を使い、図5に示す
ように、キャッシュのサイズ及び構成を変えながら、性
能評価を行った。図6には、Tomcatv(Type:CFP95, Tota
l data reference:50, 139, 075)ベンチマークによる性
能評価の結果が示してある。図6において、縦軸はMC
PIを表わし、横軸はキャッシュサイズを表わす。各キ
ャッシュメモリのサイズに該当するグラフにおいて、最
左側の棒グラフは32バイトサイズのブロックを有する既
存のキャッシュシステムのMCPIを表わし、残り4つ
の棒グラフはTOCブロックサイズを32バイトに設定
し、SOCブロックサイズを64、128 、256 、512 バイ
トに設定した場合のMCPIを示している。SOC及び
TOCブロックのサイズは、全キャッシュメモリサイズ
の1/2に設定し、TOCは直接写像(Direct-mapped)
キャッシュに設定し、かつSOCブロックの連関度は8
にした。 MCPI=(データ参照によって遅延されたサイクルの総数)/(データ参 照の総数) =(ミスの数*ミスペナルティ)/(データ参照の総数) =ミス率*(遅延時間+ブロックサイズ/転送率)
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、キ
ャッシュ内に存在する情報の状態に基づいて、キャッシ
ュミス時に取り出される情報の量を選択的に決め、かつ
取り出された情報のうち参照確率が高い情報が参照確率
が低い情報よりキャッシュ内に長く留まるよう選択的に
格納することにより、空間的な地域性及び時間的な地域
性を併せて反映させるので、キャッシュミスが低減で
き、これにより、メモリトラフィックの効率を高めてメ
モリシステムの性能を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るキャッシュメモリシステ
ムのブロック図、(B)は本発明に係る第1情報と第2
情報との関係を示す図。
【図2】図1のキャッシュメモリシステムの流れ図。
【図3】本発明に係る状態記憶素子及びキャッシュミス
アドレスを示す図。
【図4】本発明に係る選択的な格納方法を示す流れ図。
【図5】本発明で使用された各変数を示す図表。
【図6】キャッシュメモリの性能比較を示す図。
【図7】階層的なメモリ構造を示す図。
【図8】キャッシュの空間的及び時間的な地域性を説明
する図。
【図9】従来のキャッシュメモリシステムのブロック
図。
【符号の説明】
40:中央制御部 42:第1補助記憶素子 44:第2補助記憶素子 46:制御手段 48:下位メモリ素子
フロントページの続き (71)出願人 599069541 金 新 徳 大韓民国京畿道高陽市徳陽区花井1洞870 番地 ウンビッマウル三星アパート532棟 904号 (71)出願人 599069552 朴 基 豪 大韓民国ソウル特別市城北区安岩洞4街23 −14番地102号 (72)発明者 韓 鐸 敦 大韓民国京畿道高陽市一山区注葉2洞128 番地 大願アパート1803棟802号 (72)発明者 金 新 徳 大韓民国京畿道高陽市徳陽区花井1洞870 番地 ウンビッマウル三星アパート532棟 904号 (72)発明者 朴 基 豪 大韓民国ソウル特別市城北区安岩洞4街23 −14番地102号

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)中央制御部が参照するよう大量の
    情報を下位メモリ素子に格納する段階と、 (b)前記下位メモリ素子に格納された大量の情報から
    取り出される第1情報が格納される第1補助記憶素子、
    及び前記第1情報が含まれる第2情報が格納される第2
    補助記憶素子を用意する段階と、 (c)前記中央制御部によって参照される情報が、前記
    第1補助記憶素子または第2補助記憶素子に存在する
    か、あるいは前記中央制御部によって参照される情報を
    含む第1情報を含む第2情報内に、前記参照される情報
    を含んでいない別の第1情報が前記第1補助記憶素子に
    存在するか否かによって、前記下位メモリ素子から第1
    情報または第2情報を選択的に取り出し、前記第1情報
    または第2情報を前記第1補助記憶素子と第2補助記憶
    素子に選択的に格納する段階とを含み、 前記中央制御部によって参照される情報を条件に応じて
    前記下位メモリ素子から別々に取り出してから、前記第
    1補助記憶素子と第2補助記憶素子とに選択的に格納す
    ることを特徴とするキャッシュメモリの運用方法。
  2. 【請求項2】 前記(c)段階は、 (c11)特定の第2情報に含まれ、前記第1補助記憶素子
    に格納された第1情報の数を表わす状態情報を有する状
    態記憶素子を用意する段階と、 (c12)前記第1補助記憶素子または前記第2補助記憶素
    子に、前記中央制御部によって参照される情報が存在す
    るか否かを判断する段階と、 (c13)前記第1補助記憶素子に、前記中央制御部によっ
    て参照される情報が存在すれば、前記中央制御部が前記
    第1補助記憶素子から前記情報を参照する段階と、 (c14)前記中央制御部によって参照される情報が前記第
    1補助記憶素子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存
    在すれば、前記第2補助記憶素子の情報のうち、前記中
    央制御部が参照する情報を含む第2情報内の第1情報は
    前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御部が前記第
    1情報または前記第2情報から情報を参照し、前記状態
    情報を更新する段階と、 (c15)前記第1補助記憶素子と前記第2補助記憶素子と
    に、前記中央制御部によって参照される情報が存在しな
    ければ、前記状態情報に基づいて前記中央制御部によっ
    て参照される情報を含む第1情報を含む第2情報内に、
    前記参照される情報を含んでいない第1情報が前記第1
    補助記憶素子に存在するか否かを判断する段階と、 (c16)前記中央制御部によって参照される情報を含む前
    記第1情報を含む前記第2情報内に、前記参照される情
    報を含んでいない第1情報が前記状態情報によって前記
    第1補助記憶素子に存在すると判断される場合、前記中
    央制御部によって参照される情報を含む第1情報を前記
    下位メモリ素子から取り出して前記第1補助記憶素子に
    書込み、前記中央制御部が取り出された前記第1情報か
    ら情報を参照し、前記状態情報を更新する段階と、 (c17)前記中央制御部によって参照される情報を含む第
    1情報を含む第2情報内に、前記参照される情報を含ん
    でいない第1情報が前記状態情報によって前記第1補助
    記憶素子に存在しないと判断される場合、前記中央制御
    部によって参照される情報を含む第2情報を前記下位メ
    モリ素子から取り出して前記第2補助記憶素子に書込
    み、前記第2補助記憶素子に書き込まれる前記第2情報
    のうち、前記中央制御部によって参照される情報を含む
    前記第1情報は前記第1補助記憶素子に移し、前記中央
    制御部が取り出された前記第1情報または前記第2情報
    から情報を参照し、前記状態情報を更新する段階とを含
    むことを特徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリ
    の運用方法。
  3. 【請求項3】 前記第1補助記憶素子及び前記第2補助
    記憶素子は、キャッシュであることを特徴とする請求項
    1に記載のキャッシュメモリの運用方法。
  4. 【請求項4】 前記状態記憶素子は複数個のエントリを
    備え、 前記各エントリは、 前記各エントリが格納している情報が如何なる第2情報
    に関するものであるかを示すタグ部と、 前記第2情報に含まれ、前記第1補助記憶素子に格納さ
    れた第1情報の数を表わすカウント部と、 前記エントリが有効であるか否かを表わす有無効部とを
    含むことを特徴とする請求項2に記載のキャッシュメモ
    リの運用方法。
  5. 【請求項5】 前記第2情報は、前記第1情報よりその
    大きさが2の倍数であるキャッシュブロックに相当する
    情報よりなることを特徴とする請求項1に記載のキャッ
    シュメモリの運用方法。
  6. 【請求項6】 前記下位メモリ素子は、磁気ディスク装
    置、テープ装置、メモリ装置及びキャッシュメモリ装置
    のグループから選ばれるいずれかの装置であることを特
    徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリの運用方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1補助記憶素子及び前記第2補助
    記憶素子は、 前記第2補助記憶素子に存在するブロックの数が、前記
    第1補助記憶素子に存在するブロックの数と、前記第2
    補助記憶素子の連関度及び第1補助記憶素子の連関度の
    比が互いに乗算された結果値より小さく構成され、前記
    第2補助記憶素子の連関度が前記第1補助記憶素子の連
    関度以上となるよう構成することを特徴とする請求項1
    に記載のキャッシュメモリの運用方法。
  8. 【請求項8】 前記(c)段階は、 (c21)前記第1補助記憶素子または前記第2補助記憶素
    子に、前記中央制御部によって参照される情報が存在す
    るか否かを判断する段階と、 (c22)前記第1補助記憶素子に、前記中央制御部によっ
    て参照される情報が存在すれば、前記中央制御部が前記
    第1補助記憶素子から前記情報を参照する段階と、 (c23)前記中央制御部によって参照される情報が前記第
    1補助記憶素子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存
    在する場合、第2補助記憶素子の情報のうち、前記中央
    制御部が参照する情報を含む第2情報内の第1情報は前
    記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御部が前記第1
    情報または前記第2情報から情報を参照する段階と、 (c24)前記第1補助記憶素子及び前記第2補助記憶素子
    に、前記中央制御部によって参照される情報が存在しな
    ければ、前記中央制御部によって参照される情報を含む
    第2情報が下位メモリ素子に存在するか否かを判断する
    段階と、 (c25)前記中央制御部によって参照される情報を含む第
    2情報が前記下位メモリ素子に存在すれば、前記中央制
    御部によって参照される情報を含む前記第1情報を前記
    下位メモリ素子から取り出して前記第1補助記憶素子に
    書込み、前記中央制御部が取り出された前記第1情報か
    ら情報を参照する段階と、 (c26)前記中央制御部によって参照される情報を含む第
    2情報が前記下位メモリ素子に存在しなければ、前記中
    央制御部によって参照される情報を含む前記第2情報を
    前記下位メモリ素子よりも下位である別の下位メモリ素
    子から取り出して前記下位メモリ素子及び第2補助記憶
    素子に書込み、前記第2補助記憶素子に書き込まれる前
    記第2情報のうち、前記中央制御部によって参照される
    情報を含む前記第1情報は前記第1補助記憶素子に移
    し、前記中央制御部が取り出された前記第1情報または
    前記第2情報から情報を参照する段階とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載のキャッシュメモリの運用方
    法。
  9. 【請求項9】 前記(c)段階は、 (c31)特定の第2情報に含まれ、前記第1補助記憶素子
    に格納された第1情報の数を表わす状態情報を有する状
    態記憶素子を用意する段階と、 (c32)前記第1補助記憶素子または前記第2補助記憶素
    子に、前記中央制御部によって参照される情報が存在す
    るか否かを判断する段階と、 (c33)前記第1補助記憶素子に、前記中央制御部によっ
    て参照される情報が存在する場合、前記中央制御部が前
    記第1補助記憶素子から前記情報を参照する段階と、 (c34)前記中央制御部によって参照される情報が前記第
    1補助記憶素子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存
    在する場合、前記第2補助記憶素子の情報のうち、前記
    中央制御部が参照する情報を含む第2情報内の第1情報
    を前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御部が前記
    第1情報または前記第2情報から情報を参照し、前記状
    態情報を更新する段階と、 (c35)前記第1補助記憶素子及び前記第2補助記憶素子
    に、前記中央制御部によって参照される情報が存在しな
    ければ、前記状態情報に基づいて、前記中央制御部によ
    って参照される情報を含む第1情報を含む第2情報内
    に、前記参照される情報を含んでいない第1情報が前記
    第1補助記憶素子に幾つ存在するかを判断する段階と、 (c36)前記中央制御部によって参照される情報を含む前
    記第1情報を含む前記第2情報内に、前記参照される情
    報を含んでいない第1情報が前記状態情報によって前記
    第1補助記憶素子に特定の上限値以上の数が存在すると
    判断されれば、前記中央制御部によって参照される情報
    を含む第1情報を前記下位メモリ素子から取り出して前
    記第1補助記憶素子に書込み、前記中央制御部が取り出
    された前記第1情報から情報を参照し、前記状態情報を
    更新する段階と、 (c37)前記中央制御部によって参照される情報を含む第
    1情報を含む第2情報内に、前記参照される情報を含ん
    でいない第1情報が前記状態情報によって前記第1補助
    記憶素子に特定の上限値未満の数が存在すると判断され
    れば、前記中央制御部によって参照される情報を含む第
    2情報を前記下位メモリ素子から取り出して前記第2補
    助記憶素子に書き込み、前記第2補助記憶素子に書き込
    まれる前記第2情報のうち、前記中央制御部によって参
    照される情報を含む前記第1情報は前記第1補助記憶素
    子に移し、前記中央制御部が取り出された前記第1情報
    または前記第2情報から情報を参照し、前記状態情報を
    更新する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載
    のキャッシュメモリの運用方法。
  10. 【請求項10】 前記判断のための上限値は、 1から、第2情報のブロックサイズを第1情報のブロッ
    クサイズで除算した分に該当する自然数までの値より選
    ばれることを特徴とする請求項9に記載のキャッシュメ
    モリの運用方法。
  11. 【請求項11】 下位メモリ素子に格納された大量の情
    報から、コンピュータシステムの中央制御部が参照する
    一部の情報を格納するキャッシュメモリシステムにおい
    て、 前記中央制御部が参照する情報を含む第2情報が前記下
    位メモリ素子から取り出されて格納される第2補助記憶
    素子と、 前記第2補助記憶素子に格納された情報から、または前
    記下位メモリ素子に格納された情報から、前記中央制御
    部が参照する情報を含む第1情報が取り出されて格納さ
    れる第1補助記憶素子と、 前記中央制御部によって参照される情報が前記第1補助
    記憶素子または第2補助記憶素子に存在するか、あるい
    は前記中央制御部によって参照される情報を含む第1情
    報を含む第2情報内に、前記参照される情報を含んでい
    ない第1情報が前記第1補助記憶素子に存在するか否か
    に基づいて、前記下位メモリ素子から前記第1情報また
    は第2情報を選択的に取り出し、前記第1情報または第
    2情報を前記第1補助記憶素子及び第2補助記憶素子に
    選択的に書き込むよう制御する制御手段とを備えること
    を特徴とするキャッシュメモリシステム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、 特定の第2情報に含まれ、前記第1補助記憶素子に格納
    された第1情報の数を表わす状態情報を有する状態記憶
    素子と、 前記状態記憶素子の状態情報に基づいて、前記第1情報
    または第2情報を前記第1補助記憶素子及び第2補助記
    憶素子に書き込むよう選択するデマルチプレクサとを含
    むことを特徴とする請求項11に記載のキャッシュメモ
    リシステム。
  13. 【請求項13】 前記下位メモリ素子は、磁気ディスク
    装置、テープ装置、メモリ装置及びキャッシュメモリ装
    置のグループから選ばれるいずれかの装置であることを
    特徴とする請求項11に記載のキャッシュメモリシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記第1補助記憶素子及び第2補助記
    憶素子は、キャッシュであることを特徴とする請求項1
    1に記載のキャッシュメモリシステム。
  15. 【請求項15】 前記第2情報は、前記第1情報よりそ
    の大きさが2の倍数であるキャッシュブロックに相当す
    る情報よりなることを特徴とする請求項11に記載のキ
    ャッシュメモリシステム。
  16. 【請求項16】 前記第1補助記憶素子及び前記第2補
    助記憶素子は、 前記第2補助記憶素子に存在するブロックの数が、前記
    第1補助記憶素子に存在するブロックの数と、前記第2
    補助記憶素子の連関度及び第1補助記憶素子の連関度の
    比が互いに乗算された結果値よりも小さく構成され、前
    記第2補助記憶素子の連関度が前記第1補助記憶素子の
    連関度以上となるよう構成することを特徴とする請求項
    11に記載のキャッシュメモリシステム。
  17. 【請求項17】 (a)中央制御部が参照するよう大量
    の情報を下位メモリ素子に格納する段階と、 (b)前記下位メモリ素子に格納された大量の情報から
    取り出される第1情報が書き込まれる第1補助記憶素
    子、及び前記第1情報が含まれる第2情報が書き込まれ
    る第2補助記憶素子を用意する段階と、 (c)前記第1補助記憶素子または前記第2補助記憶素
    子に、前記中央制御部によって参照される情報が存在す
    るか否かを判断する段階と、 (d)前記第1補助記憶素子に、前記中央制御部によっ
    て参照される情報が存在すれば、前記中央制御部が前記
    第1補助記憶素子から前記情報を参照する段階と、 (e)前記中央制御部によって参照される情報が前記第
    1補助記憶素子に存在せず、前記第2補助記憶素子に存
    在すれば、前記第2補助記憶素子の情報のうち、前記中
    央制御部が参照する情報を含む第2情報内の第1情報は
    前記第1補助記憶素子に移し、前記中央制御部が前記第
    1情報または前記第2情報から情報を参照する段階と、 (f)前記第1補助記憶素子及び前記第2補助記憶素子
    に、前記中央制御部によって参照される情報が存在しな
    ければ、前記中央制御部によって参照される情報を含む
    第2情報を前記下位メモリ素子から取り出して前記第2
    補助記憶素子に書込み、前記第2補助記憶素子に書き込
    まれる前記第2情報のうち、前記中央制御部によって参
    照される情報を含む前記第1情報は前記第1補助記憶素
    子に移し、前記中央制御部が取り出された前記第1情報
    または前記第2情報から情報を参照する段階と、 (g)前記(e)または(f)段階において、前記第2
    補助記憶素子または前記下位メモリから新たに取り出さ
    れた第1情報または第2情報に応じて、前記第1補助記
    憶素子または前記第2補助記憶素子に既存する第1情報
    または第2情報が書き換えられる時、 前記書き換えられる第1情報を含む第2情報が第2補助
    記憶素子に格納されており、前記書き換えられる第1情
    報が前記第1補助記憶素子で更新されて、前記第2補助
    記憶素子に格納された前記第2情報に含まれた第1情報
    とは別の情報となった場合にのみ、第2補助記憶素子に
    格納された前記第2情報に含まれる第1情報を、前記書
    換えられる第1情報に更新する段階とを含むことを特徴
    とするキャッシュメモリの運用方法。
  18. 【請求項18】 前記第1補助記憶素子及び第2補助記
    憶素子は、キャッシュであることを特徴とする請求項1
    7に記載のキャッシュメモリ運用方法。
  19. 【請求項19】 前記第2情報は、 前記第1情報よりその大きさが2の倍数であるキャッシ
    ュブロックに該当する情報よりなることを特徴とする請
    求項17に記載のキャッシュメモリの運用方法。
  20. 【請求項20】 前記下位メモリ素子は、 磁気ディスク装置、テープ装置、メモリ装置及びキャッ
    シュメモリ装置のグループから選ばれたいずれかの装置
    であることを特徴とする請求項17に記載のキャッシュ
    メモリの運用方法。
  21. 【請求項21】 前記第1補助記憶素子及び前記第2補
    助記憶素子は、 前記第2補助記憶素子に存在するブロックの数が、前記
    第1補助記憶素子に存在するブロックの数と、前記第2
    補助記憶素子の連関度及び第1補助記憶素子の連関度の
    比が互いに乗算された結果値より小さく構成され、前記
    第2補助記憶素子の連関度が前記第1補助記憶素子の連
    関度以上となるよう構成することを特徴とする請求項1
    7に記載のキャッシュメモリの運営方法。
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