JP2000065501A - 定規体 - Google Patents

定規体

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JP2000065501A
JP2000065501A JP10235907A JP23590798A JP2000065501A JP 2000065501 A JP2000065501 A JP 2000065501A JP 10235907 A JP10235907 A JP 10235907A JP 23590798 A JP23590798 A JP 23590798A JP 2000065501 A JP2000065501 A JP 2000065501A
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Kenji Uchiyama
謙治 内山
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Shinwa Rules Co Ltd
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SHINWA RULES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非常に便利で画期的な定規体を提
供することを目的とする。 【解決手段】 側部に基準面を有する第一長尺部材1
と、この第一長尺部材1の所定の部分に枢着され側部に
基準面を有する第二長尺部材2と、この第二長尺部材2
の所定の部分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記
第一長尺部材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向に
スライド移動自在となるように連設される架設部材3と
からなる定規体において、前記第一長尺部材1の表面部
位にして前記架設部材3の他端部がスライド移動する移
動方向に沿った所定の部位に目盛4を設け、この目盛4
を指標する指標部5を前記架設部材3の他端部に設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定規体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、外側部に基準面1A,内側部に基準面1Bを有する
第一長尺部材1と、この第一長尺部材1の所定の部分に
枢着され外側部に基準面2A,内側部に基準面2Bを有
する第二長尺部材2と、この第二長尺部材2の所定の部
分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記第一長尺部
材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向にスライド移
動自在となるように連設される架設部材3とからなる定
規体(以下、従来例という。)が提案されている(本実
施例と同一構成部分には同一符号を付した。)。また、
架設部材3の他端部には、摘子体10を締め付け螺動する
ことで架設部材3の第一長尺部材1の表面上におけるス
ライド移動を阻止し、第一長尺部材1に対する第二長尺
部材2の擺動を阻止するスライド移動阻止機構11が設け
られている。
【0003】ところで、この従来例は、例えば第一長尺
部材1の表面上を架設部材3の他端部をスライド移動さ
せながら、第二長尺部材2を第一長尺部材1に対して測
定したい部分の角度だけ擺動させることで、この第一長
尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺
部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで測定した
い部分の角度を示すことができる。
【0004】従って、従来例は、建築現場などにおける
実際の使用場面において、例えば一の枠体の角部(測定
したい部分)と同じ角度の角部を有する他の枠体を得よ
うとする場合、先ず、前述のように第一長尺部材1の基
準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の基準
面2A(或いは基準面2B)とで一の枠体の角部の角度
を得、続いて、この両基準面1A,2A(或いは基準面
1B,2B)が示す角度に他の枠体の角部の角度を合わ
せることで、一の枠体の角部と同じ角度の角部を有する
他の枠体を簡単に得ることができ、この他にも、例えば
枠体に張り合わせる板材を切断する作業を行う場合、前
記同様、第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1
B)と第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2
B)とで一の枠体の角部の角度を得、続いて、従来例を
板材の表面にあてがいながら前記基準面1A,2A(或
いは基準面1B,2B)に沿って板材を切断したり、或
いは、板材の端部に第一長尺部材1の基準面1B(或い
は基準面1A)をあてがい第二長尺部材2の基準面2A
(或いは2B)に沿って板材を切断したりすることで、
枠体の角部に合致した角部を有する板材を簡単に得るこ
とができるなど非常に便利である。
【0005】ところが、従来例は、例えば前の作業で示
した角度と同じ角度で示す必要が生じた場合など、一旦
角度を変えてしまうと前と全く同じ角度で示すことが極
めて困難であるという問題点がある。これは、従来例に
は、第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)
と第二長尺体21の基準面2A(或いは基準面2B)と
で所定の角度を示した際、この角度が何度であるのか把
握することができない為であるが、仮に、従来例に10
°・20°・・・90°などの角度を把握することがで
きる角度目盛を表示し得る構造を設けようとすると、従
来例は、その構造上(構成部材の連結箇所が多く且つ複
雑な動作をする構造上)、精度の高い組み立て作業が必
要となってしまい極めて量産性が悪くコスト高となるた
め製品化は実質不可能であるとされる。
【0006】従って、従来例には、第一長尺部材1の基
準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺体2の基準面
2A(或いは基準面2B)とで示した角度を把握するこ
とができるタイプのものは提案されておらず、熟練者で
なければ従来例を十分に使いこなせていないのが現状で
ある。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決する定規体
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】側部に基準面を有する第一長尺部材1と、
この第一長尺部材1の所定の部分に枢着され側部に基準
面を有する第二長尺部材2と、この第二長尺部材2の所
定の部分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記第一
長尺部材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向にスラ
イド移動自在となるように連設される架設部材3とから
なる定規体において、前記第一長尺部材1の表面部位に
して前記架設部材3の他端部がスライド移動する移動方
向に沿った所定の部位に目盛4を設け、この目盛4を指
標する指標部5を前記架設部材3の他端部に設けたこと
を特徴とする定規体に係るものである。
【0010】また、前記目盛4は、前記第一長尺部材1
の長さ方向に沿った長さ目盛を採用したことを特徴とす
る請求項1記載の定規体に係るものである。
【0011】また、前記第一長尺部材1の表面部位にし
て前記架設部材3の他端部がスライド移動する移動方向
に沿った所定の部位に所望の目印を書き込みし得る書き
込みスペース6を前記目盛4に沿って設けたことを特徴
とする請求項1,2いずれか1項に記載の定規体に係る
ものである。
【0012】また、前記書き込みスペース6は、鉛筆や
ボールペンなどのペン書きしても消えにくい加工若しく
は鉛筆やボールペンなどのペン書きしても消えにくいテ
ープ材7を付設して構成したことを特徴とする請求項3
記載の定規体に係るものである。
【0013】また、前記指標部5は、少なくとも前記書
き込みスペース6上を移動するように構成し、この指標
部5に前記書き込みスペース6上に鉛筆やボールペンな
どのペン書きをするための定規縁8を設けたことを特徴
とする請求項1〜4いずれか1項に記載の定規体に係る
ものである。
【0014】また、側部に基準面を有する第一長尺部材
1と、この第一長尺部材1の所定の部分に枢着され側部
に基準面を有する第二長尺部材2と、この第二長尺部材
2の所定の部分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前
記第一長尺部材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向
にスライド移動自在となるように連設される架設部材3
とからなる定規体において、前記第一長尺部材1の表面
部位にして前記架設部材3の他端部がスライド移動する
移動方向に沿った所定の部位に所望の目印を書き込みし
得る書き込みスペース6を設け、この書き込みスペース
6上を移動する指標部5を前記架設部材3の他端部に設
け、この指標部5に前記書き込みスペース6上に鉛筆や
ボールペンなどのペン書きをするための定規縁8を設け
たことを特徴とする定規体に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0016】本発明は、常法に従い、例えば第一長尺部
材1の表面上を架設部材3の他端部をスライド移動させ
ながら、第二長尺部材2を第一長尺部材1に対して測定
したい部分の角度だけ擺動させることで、この第一長尺
部材1の基準面と第二長尺部材2の基準面とで測定した
い部分の角度を示すことができる。この際、架設部材3
の他端部に設けた指標部5は第一長尺部材1の表面に設
けたある特定の目盛4を指標していることになる。
【0017】従って、従来例は、第一長尺部材1の基準
面と第二長尺部材2の基準面とで所定の角度を示した
際、この角度が何度であるのか把握することができない
為、例えば前の作業で示した角度と同じ角度で示す必要
が生じた場合など、一旦角度を変えてしまうと前と全く
同じ角度で示すことが極めて困難であり、熟練者でなけ
れば従来例を十分に使いこなすことができないなどの問
題点があったが、本発明によればそれらの問題点は確実
に解消されることになる。
【0018】具体的には、本発明は、例えば第一長尺部
材1の基準面と第二長尺部材2の基準面とで所定の角度
を示した際、指標部5である特定の目盛4を指標してい
ることになるから、再び前の作業で示した角度と同じ角
度で示す必要が生じた場合など、再び指標部5を前の作
業時に指標していた目盛4を指標するように操作するこ
とで、第一長尺部材1の基準面と第二長尺部材2の基準
面とで所望の角度を迅速且つ正確に示すことができるこ
とになり、或いは、例えば予め第一長尺部材1の基準面
と第二長尺部材2の基準面とで頻繁に示したい角度を、
指標部5がある特定の目盛4を指標した際には何度を示
すことになるかを作業者は各自確認しておくようにすれ
ば、所望の角度を迅速且つ正確に把握しながら示すこと
ができることになり、よって、仮に熟練者でなくても作
業が良好に行えることになり、しかも、本発明は、以上
の使用法が可能となる故に、例えば10°・20°・・
・90°などの角度を把握することができる角度目盛を
表示するために精度の高い組み立てを行う必要は一切な
く、その製品毎の指標部5が指標する目盛4を元にして
良好に作業を行うことができるものであるから、従来か
ら行われているこの種の製品の製造ラインに何ら支障を
来すことはなく、極めて量産性に秀れ且つコスト安に製
造し得ることになる。
【0019】また、請求項2記載の発明のように構成し
た場合には、第一長尺部材1に設けた目盛4を長さ寸法
を測定する定規体として使用し得るのは勿論、この目盛
4を、指標部5がある特定の目盛4を指標した際、この
目盛4に指標部5を合わせると第一長尺部材1の基準面
と第二長尺部材2の基準面とで何度を示すのか一目で把
握することができる目印として有効に利用することがで
きることになる。
【0020】また、請求項3記載の発明のように構成し
た場合には、例えば使用前に指標部5がある特定の目印
を指標した際には第一長尺部材1の基準面と第二長尺部
材2の基準面とで何度を示すのか把握できるものである
から、作業者は各自頻繁に使用する角度となる目印を書
き込みスペース6に予め書き込んでおけば、作業の際、
瞬時に所望の角度を示すことができることになる。
【0021】また、請求項4記載の発明のように構成し
た場合には、作業者は各自頻繁に使用する角度となるよ
うに指標させる目印をいつまでも簡単に且つ確実に保持
しておくことができることになる。
【0022】また、請求項5記載の発明のように構成し
た場合には、作業者は各自頻繁に使用する角度となる目
印を指標部5の定規縁8に沿わせて簡易に書き込みスペ
ース6に書き込むことができ、しかも、この指標部5で
各自書き込んだ目印をいつでも簡易に指標し得ることに
なる。
【0023】また、請求項6記載の発明のように構成し
た場合には、例えば使用前に第一長尺部材1の基準面と
第二長尺部材2の基準面とで示す角度を、指標部5があ
る特定の目印を指標した際には何度を示すことになるか
を作業者は各自確認して予め書き込みスペース6に書き
込んでおくようにすれば、所望の角度を迅速且つ正確に
把握しながら示すことができ、よって、仮に熟練者でな
くても作業が良好に行えることになる。
【0024】
【実施例】図1〜6は本発明の第一実施例、図7は第二
実施例であり、以下に説明する。第一実施例の説明をす
る。
【0025】第一長尺部材1は、図1〜6に図示したよ
うにアルミ製部材を板状に形成して成るもので、この第
一長尺部材1の外側部には直線状の基準面1A、内側部
には基準面1Aと平行関係の基準面1Bを設けている。
【0026】また、この第一長尺部材1は、その表面に
して第一長尺部材1の長さ方向中央部に凹溝1aを設け
ている。この凹溝1aは、後述する架設部材3の他端部
に設けられる摘子体10のスライド杆10aを嵌合連結し得
るもので、摘子体10のスライド杆10aは凹溝1aをスラ
イド移動することができることになる。
【0027】また、第一長尺部材1は、その表面一側部
位にして前記凹溝1aに沿った所定の部位に目盛4を設
けている。この目盛4としては、mm表示及びcm表示
の組み合わせから成る長さ目盛を採用している。
【0028】また、第一長尺部材1は、その表面他側部
位にして前記凹溝1aに沿った所定の部位に所望の目印
12を書き込みし得る書き込みスペース6を前記目盛4に
沿って設けている。この書き込みスペース6には、書き
易く且つ鉛筆やボールペンなどのペン書きしても消えに
くいテープ材7(住友3M社製のメンディングテープ)
を貼着している。尚、書き込みスペース6にはテープ材
7を貼着する他にも、例えば鉛筆やボールペンなどのペ
ン書きしても消えにくい加工を施すようにしても良い。
【0029】第二長尺部材2は、前記第一長尺部材1と
同様、図1〜6に図示したようにアルミ製部材を板状に
若干第一長尺部材1よりも短めに形成して成るもので、
この第二長尺部材2の外側部には直線状の基準面2A、
内側部には基準面2Aと平行関係の基準面2Bを設けて
いる。
【0030】この第二長尺部材2は、その端部を前記第
一長尺部材1の端部表面に重合状態で枢着している(こ
の第二長尺部材2と第一長尺部材1との枢着部を第一枢
着部9とする。)。
【0031】架設部材3は、図1〜6に図示したように
アルミ製部材を板状に形成して成るものである。
【0032】この架設部材3の他端部には貫通孔3aが
形成されている。この貫通孔3aは、摘子体10の下面に
螺着した円柱状のスライド杆10aを貫通させるための孔
で、この貫通孔3aに摘子体10のスライド杆10aを貫通
させることで架設部材3の裏面から突出状態となる先端
部を第一長尺部材1の表面に設けた凹溝1aに回り止め
状態で嵌合連結することができる(図5参照)。従っ
て、架設部材3は、第一長尺部材1の表面上を凹溝1a
に沿ってスライド移動自在にして第一長尺部材1に対し
て擺動自在に連設されることになる。
【0033】また、摘子体10は、締め付け螺動すること
でスライド杆10aの先端部が引き付けられ凹溝1a内面
に強く当接して第一長尺部材1の表面上における架設部
材3のスライド移動が阻止されることになる。これが、
架設部材3の第一長尺部材1の表面上におけるスライド
移動を阻止し、第一長尺部材1に対する第二長尺部材2
の第一枢着部9における擺動を阻止するスライド移動阻
止機構11であり、このスライド移動阻止機構11により、
第一長尺部材1に対して第一枢着部9を介して擺動させ
た第二長尺部材2を所望の角度に傾斜した状態で保持す
ることもできる。
【0034】また、この摘子体10のスライド杆10aに
は、適宜な合成樹脂製の部材を成形して成る平面視方形
状の板状体5が被嵌されている。この板状体5は、その
下面に前記第一長尺部材1の表面に設けた凹溝1aに嵌
合し得る突条部5aを設けている。従って、板状体5
は、突条部5aにより第一長尺部材1の表面上を凹溝1
aに沿って回り止め状態で滑動し得ることになる。
【0035】また、板状体5は、第一長尺部材1の表面
上に配設した際、その一端縁が第一長尺部材1の表面上
を巾方向に横断した状態で配設されることになる。この
板状体5の一端縁は、前記第一長尺部材1の表面一側部
位に位置して目盛4を指標する指標縁5bとなり、一
方、第一長尺部材1の表面他側部位の書き込みスペース
6上に位置してこの書き込みスペース6に鉛筆やボール
ペンなどでペン書きするための定規縁8となり且つこの
ペン書きした目印12を指標する指標縁5bとなる。即
ち、この板状体5が請求項で言う指標部である。
【0036】また、この板状体5は、第二長尺部材2の
厚さと略同一に設定されている。従って、架設部材3
を、その一端部を第一長尺部材1の表面上に第一枢着部
9で枢着された第二長尺部材2の略中央部表面に重合状
態で枢着(この架設部材3と第二長尺部材2との枢着部
を第二枢着部13とする。)し、且つ、その他端部を第一
長尺部材1の凹溝1aにスライド自在に連設した際、架
設部材3は第一長尺部材1に対して間に第二長尺部材2
を挟んだ状態(サンドイッチ状態)で連設されることに
なり、これに伴い、第二長尺部材2は第一長尺部材1よ
りも若干短く設けられている為、第一長尺部材1の表面
上における架設部材3の他端連設部での擺動を伴うスラ
イド移動、第一枢着部9での擺動及び第二枢着部13での
擺動により、第二長尺部材2は第一長尺部材1に対して
360°擺動することが可能になり、図1の状態から図
2の状態へ擺動させて使用することもできることにな
る。よって、第一実施例は、第一長尺部材1及び第二長
尺部材2に係る作業時に使用する基準面を基準面1A,
2Aから基準面1B,2Bへ容易に可変し得ることにな
る。
【0037】本実施例は上述のように構成したから、常
法に従い、例えば第一長尺部材1の表面上を架設部材3
の他端部をスライド移動させながら、第二長尺部材2を
第一長尺部材1に対して測定したい部分の角度だけ擺動
させることで、この第一長尺部材1の基準面1A(或い
は基準面1B)と第二長尺部材2の基準面2A(基準面
2B)とで測定したい部分の角度Rを示すことができ
る。この際、架設部材3の他端部に設けた指標部5は指
標縁5bにより第一長尺部材1の表面に設けたある特定
の目盛4を指標していることになる(図1,2参照)。
【0038】よって、本実施例によれば、従来例は、第
一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二
長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで所定
の角度を示した際、この角度が何度であるのか把握する
ことができない為、例えば前の作業で示した角度と同じ
角度で示す必要が生じた場合など、一旦角度を変えてし
まうと前と全く同じ角度で示すことが極めて困難であ
り、熟練者でなければ従来例を十分に使いこなすことが
できないなどの問題点があったが、本実施例によれば、
例えば第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1
B)と第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2
B)とで所定の角度Rを示した際、指標部5である特定
の目盛4を指標していることになるから、再び前の作業
で示した角度Rと同じ角度Rで示す必要が生じた場合な
ど、再び指標部5を前の作業時に指標していた目盛4を
指標するように操作することで、第一長尺部材1の基準
面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の基準面
2A(或いは基準面2B)とで所望の角度Rを迅速且つ
正確に示すことができることになり、或いは、例えば予
め第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と
第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで
頻繁に示したい角度Rを、指標部5がある特定の目盛4
を指標した際には何度を示すことになるかを作業者は各
自確認しておくようにすれば、所望の角度Rを迅速且つ
正確に把握しながら示すことができることになり、よっ
て、仮に熟練者でなくても作業が良好に行えることにな
り、しかも、本実施例は、以上の使用法が可能となる故
に、例えば10°・20°・・・90°などの角度を把
握することができる角度目盛を表示するために精度の高
い組み立てを行う必要は一切なく、その製品毎の指標部
5が指標する目盛4を元にして良好に作業を行うことが
できるものであるから、従来から行われているこの種の
製品の製造ラインに何ら支障を来すことはなく、極めて
量産性に秀れ且つコスト安に製造し得ることになる。
【0039】また、本実施例は、第一長尺部材1に設け
た目盛4を長さ寸法を測定する定規体として使用し得る
のは勿論、この目盛4を、指標部5がある特定の目盛4
を指標した際、この目盛4に指標部5を合わせると第一
長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長
尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで何度を
示すのか一目で把握することができる目印として有効に
利用することができることになる。
【0040】また、本実施例は、例えば使用前に指標部
5がある特定の目印12を指標した際には第一長尺部材1
の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の
基準面2A(或いは基準面2B)とで何度を示すのか把
握できるものであるから、作業者は各自頻繁に使用する
角度となる目印12を書き込みスペース6に予め書き込ん
でおけば、作業の際、瞬時に所望の角度Rを示すことが
できることになる。
【0041】また、本実施例は、作業者は各自頻繁に使
用する角度Rとなるように指標させる目印12をいつまで
も簡単に且つ確実に保持しておくことができることにな
る。また、本実施例は、作業者は各自頻繁に使用する角
度Rとなる目印12を指標部5の定規縁8に沿わせて簡易
に書き込みスペースに書き込むことができ、しかも、こ
の指標部5で各自書き込んだ目印をいつでも簡易に指標
し得ることになる。
【0042】また、本実施例は、例えば使用前に第一長
尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺
部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで示す角度
Rを、指標部5がある特定の目印12を指標した際には何
度を示すことになるかを作業者は各自確認して予め書き
込みスペース6に書き込んでおくようにすれば、所望の
角度Rを迅速且つ正確に把握しながら示すことができ、
よって、仮に熟練者でなくても作業が良好に行えること
になる。
【0043】次に、第二実施例について説明する。
【0044】第二実施例は、図7に図示したように、単
に第一長尺部材1の表面部位にして前記架設部材3の他
端部がスライド移動する移動方向に沿った所定の部位に
所望の目印12を書き込みし得る書き込みスペース6を設
け、この書き込みスペース6上を移動する指標部5を前
記架設部材3の他端部に設け、この指標部5に前記書き
込みスペース6上に鉛筆やボールペンなどのペン書きを
するための定規縁8を設けただけの構造にしても良い。
即ち、第一実施例にて第一長尺部材1に設けた目盛4を
設けなくても所望の目印12を書き込みし得る書き込みス
ペース6と、この書き込みスペース6に書き込んだ目印
12を指標する指標部5とを備えたものでも十分に使用す
ることができることになる。
【0045】その余りは第一実施例と同様のものであ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、仮
に熟練者でなくても作業が良好に行えることになり、し
かも、精度の高い組み立てを行う必要は一切なく、従来
から行われているこの種の製品の製造ラインに何ら支障
を来すことはないから、極めて量産性に秀れ且つコスト
安に製造し得ることになるなど非常に便利で画期的な定
規体となる。
【0047】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、第一長尺部材
に設けた目盛を長さ寸法を測定する定規体として使用し
得るのは勿論、この目盛を、指標部がある特定の目盛を
指標した際、この目盛に指標部を合わせると第一長尺部
材の基準面と第二長尺部材の基準面とで何度を示すのか
一目で把握することができる目印として有効に利用する
ことができることになるなど非常に便利で画期的な定規
体となる。
【0048】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、例えば使
用前に指標部がある特定の目印を指標した際には第一長
尺部材の基準面と第二長尺部材の基準面とで何度を示す
のか把握できるものであるから、作業者は各自頻繁に使
用する角度となる目印を書き込みスペースに予め書き込
んでおけば、作業の際、瞬時に所望の角度を示すことが
できることになるなど非常に便利で画期的な定規体とな
る。
【0049】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項3記載の発明の作用効果に加え、作業者は各自
頻繁に使用する角度となるように指標させる目印をいつ
までも簡単に且つ確実に保持しておくことができること
になるなど非常に便利で画期的な定規体となる。
【0050】また、請求項5記載の発明においては、前
記請求項1〜4記載の発明の作用効果に加え、作業者は
各自頻繁に使用する角度となる目印を指標部の定規縁に
沿わせて簡易に書き込みスペースに書き込むことがで
き、しかも、この指標部で各自書き込んだ目印をいつで
も簡易に指標し得ることになるなど非常に便利で画期的
な定規体となる。
【0051】また、請求項6記載の発明においては、例
えば使用前に第一長尺部材の基準面と第二長尺部材の基
準面とで示す角度を、指標部がある特定の目印を指標し
た際には何度を示すことになるかを作業者は各自確認し
て予め書き込みスペースに書き込んでおくようにすれ
ば、所望の角度を迅速且つ正確に把握しながら示すこと
ができ、よって、仮に熟練者でなくても作業が良好に行
えることになるなど非常に便利で画期的な定規体とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の概略動作説明図である。
【図2】第一実施例の概略動作説明図である。
【図3】第一実施例を示す正面図である。
【図4】第一実施例を示す側面図である。
【図5】第一実施例を示すA−A断面図である。
【図6】第一実施例を示す端面図である。
【図7】第二実施例の概略動作説明図である。
【符号の説明】
1 第一長尺部材 2 第二長尺部材 3 架設部材 4 目盛 5 指標部 6 書き込みスペース 7 テープ材 8 定規縁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月12日(1999.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 定規体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定規体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、外側部に基準面1A,内側部に基準面1Bを有する
第一長尺部材1と、この第一長尺部材1の所定の部分に
枢着され外側部に基準面2A,内側部に基準面2Bを有
する第二長尺部材2と、この第二長尺部材2の所定の部
分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記第一長尺部
材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向にスライド移
動自在となるように連設される架設部材3とからなる定
規体(以下、従来例という。)が提案されている(本実
施例と同一構成部分には同一符号を付した。)。また、
架設部材3の他端部には、摘子体10を締め付け螺動する
ことで架設部材3の第一長尺部材1の表面上におけるス
ライド移動を阻止し、第一長尺部材1に対する第二長尺
部材2の擺動を阻止するスライド移動阻止機構11が設け
られている。
【0003】ところで、この従来例は、例えば第一長尺
部材1の表面上を架設部材3の他端部をスライド移動さ
せながら、第二長尺部材2を第一長尺部材1に対して測
定したい部分の角度だけ擺動させることで、この第一長
尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺
部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで測定した
い部分の角度を示すことができる。
【0004】従って、従来例は、建築現場などにおける
実際の使用場面において、例えば一の枠体の角部(測定
したい部分)と同じ角度の角部を有する他の枠体を得よ
うとする場合、先ず、前述のように第一長尺部材1の基
準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の基準
面2A(或いは基準面2B)とで一の枠体の角部の角度
を得、続いて、この両基準面1A,2A(或いは基準面
1B,2B)が示す角度に他の枠体の角部の角度を合わ
せることで、一の枠体の角部と同じ角度の角部を有する
他の枠体を簡単に得ることができ、この他にも、例えば
枠体に張り合わせる板材を切断する作業を行う場合、前
記同様、第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1
B)と第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2
B)とで一の枠体の角部の角度を得、続いて、従来例を
板材の表面にあてがいながら前記基準面1A,2A(或
いは基準面1B,2B)に沿って板材を切断したり、或
いは、板材の端部に第一長尺部材1の基準面1B(或い
は基準面1A)をあてがい第二長尺部材2の基準面2A
(或いは2B)に沿って板材を切断したりすることで、
枠体の角部に合致した角部を有する板材を簡単に得るこ
とができるなど非常に便利である。
【0005】ところが、従来例は、例えば前の作業で示
した角度と同じ角度で示す必要が生じた場合など、一旦
角度を変えてしまうと前と全く同じ角度で示すことが極
めて困難であるという問題点がある。これは、従来例に
は、第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)
と第二長尺体21の基準面2A(或いは基準面2B)と
で所定の角度を示した際、この角度が何度であるのか把
握することができない為であるが、仮に、従来例に10
°・20°・・・90°などの角度を把握することがで
きる角度目盛を表示し得る構造を設けようとすると、従
来例は、その構造上(構成部材の連結箇所が多く且つ複
雑な動作をする構造上)、精度の高い組み立て作業が必
要となってしまい極めて量産性が悪くコスト高となるた
め製品化は実質不可能であるとされる。
【0006】従って、従来例には、第一長尺部材1の基
準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺体2の基準面
2A(或いは基準面2B)とで示した角度を把握するこ
とができるタイプのものは提案されておらず、熟練者で
なければ従来例を十分に使いこなせていないのが現状で
ある。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決する定規体
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】側部に基準面を有する第一長尺部材1と、
この第一長尺部材1の表面定部分に重合状態に枢着さ
れ側部に基準面を有して当該第一長尺部材1よりも短尺
第二長尺部材2と、この第二長尺部材2の表面略中央
部分に一端部が重合状態に枢着され、且つ、他端部が前
記第一長尺部材1の表面上を第一長尺部材1の長さ方向
にスライド移動自在となるように連設される架設部材3
とから成り、前記第二長尺部材2は第一長尺部材1との
枢着部を支点に360°擺動し得るように構成された
規体であって、前記第一長尺部材1の表面部位にして前
記架設部材3の他端部がスライド移動する移動方向に沿
った所定の部位に目盛4を設け、この目盛4を指標する
指標部5を前記架設部材3の他端部に設けたことを特徴
とする定規体に係るものである。
【0010】また、側部に基準面を有する第一長尺部材
1と、この第一長尺部材1の表面定部分に重合状態に
枢着され側部に基準面を有して当該第一長尺部材1より
も短尺の第二長尺部材2と、この第二長尺部材2の表面
略中央部分に一端部が重合状態に枢着され、且つ、他端
部が前記第一長尺部材1の表面上を第一長尺部材1の長
さ方向にスライド移動自在となるように連設される架設
部材3とから成り、前記第二長尺部材2は第一長尺部材
1との枢着部を支点に360°擺動し得るように構成さ
れた定規体であって、前記第一長尺部材1の表面部位に
して前記架設部材3の他端部がスライド移動する移動方
向に沿った所定の部位に所望の目印を書き込みし得る書
き込みスペース6を設け、この書き込みスペース6上を
移動する指標部5を前記架設部材3の他端部に設け、こ
の指標部5に前記書き込みスペース6上に鉛筆やボール
ペンなどのペン書きをするための定規縁8を設けたこと
を特徴とする定規体に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】本発明は、常法に従い、例えば第一長尺部
材1の表面上を架設部材3の他端部をスライド移動させ
ながら、第二長尺部材2を第一長尺部材1に対して測定
したい部分の角度だけ擺動させることで、この第一長尺
部材1の基準面と第二長尺部材2の基準面とで測定した
い部分の角度を示すことができる。この際、架設部材3
の他端部に設けた指標部5は第一長尺部材1の表面に設
けたある特定の目盛4を指標していることになる。
【0013】従って、従来例は、第一長尺部材1の基準
面と第二長尺部材2の基準面とで所定の角度を示した
際、この角度が何度であるのか把握することができない
為、例えば前の作業で示した角度と同じ角度で示す必要
が生じた場合など、一旦角度を変えてしまうと前と全く
同じ角度で示すことが極めて困難であり、熟練者でなけ
れば従来例を十分に使いこなすことができないなどの問
題点があったが、本発明によればそれらの問題点は確実
に解消されることになる。
【0014】具体的には、本発明は、例えば第一長尺部
材1の基準面と第二長尺部材2の基準面とで所定の角度
を示した際、指標部5である特定の目盛4を指標してい
ることになるから、再び前の作業で示した角度と同じ角
度で示す必要が生じた場合など、再び指標部5を前の作
業時に指標していた目盛4を指標するように操作するこ
とで、第一長尺部材1の基準面と第二長尺部材2の基準
面とで所望の角度を迅速且つ正確に示すことができるこ
とになり、或いは、例えば予め第一長尺部材1の基準面
と第二長尺部材2の基準面とで頻繁に示したい角度を、
指標部5がある特定の目盛4を指標した際には何度を示
すことになるかを作業者は各自確認しておくようにすれ
ば、所望の角度を迅速且つ正確に把握しながら示すこと
ができることになり、よって、仮に熟練者でなくても作
業が良好に行えることになり、しかも、本発明は、以上
の使用法が可能となる故に、例えば10°・20°・・
・90°などの角度を把握することができる角度目盛を
表示するために精度の高い組み立てを行う必要は一切な
く、その製品毎の指標部5が指標する目盛4を元にして
良好に作業を行うことができるものであるから、従来か
ら行われているこの種の製品の製造ラインに何ら支障を
来すことはなく、極めて量産性に秀れ且つコスト安に製
造し得ることになる。
【0015】また、第二長尺部材2が第一長尺部材1に
対して360°擺動し得るから、例えば作業者が望む状
態に簡易且つ迅速に可変し得ることになり非常に便利と
なる。
【0016】また、請求項記載の発明のように構成し
た場合には、例えば使用前に第一長尺部材1の基準面と
第二長尺部材2の基準面とで示す角度を、指標部5があ
る特定の目印を指標した際には何度を示すことになるか
を作業者は各自確認して予め書き込みスペース6に書き
込んでおくようにすれば、所望の角度を迅速且つ正確に
把握しながら示すことができ、よって、仮に熟練者でな
くても作業が良好に行え、しかも、第二長尺部材2が第
一長尺部材1に対して360°擺動し得るから、例えば
作業者が望む状態に簡易且つ迅速に可変し得ることにな
り非常に便利となる。
【0017】
【実施例】図1〜6は本発明の第一実施例、図7は第二
実施例であり、以下に説明する。
【0018】第一実施例の説明をする。
【0019】第一長尺部材1は、図1〜6に図示したよ
うにアルミ製部材を板状に形成して成るもので、この第
一長尺部材1の外側部には直線状の基準面1A、内側部
には基準面1Aと平行関係の基準面1Bを設けている。
【0020】また、この第一長尺部材1は、その表面に
して第一長尺部材1の長さ方向中央部に凹溝1aを設け
ている。この凹溝1aは、後述する架設部材3の他端部
に設けられる摘子体10のスライド杆10aを嵌合連結し得
るもので、摘子体10のスライド杆10aは凹溝1aをスラ
イド移動することができることになる。
【0021】また、第一長尺部材1は、その表面一側部
位にして前記凹溝1aに沿った所定の部位に目盛4を設
けている。この目盛4としては、mm表示及びcm表示
の組み合わせから成る長さ目盛を採用している。
【0022】また、第一長尺部材1は、その表面他側部
位にして前記凹溝1aに沿った所定の部位に所望の目印
12を書き込みし得る書き込みスペース6を前記目盛4に
沿って設けている。この書き込みスペース6には、書き
易く且つ鉛筆やボールペンなどのペン書きしても消えに
くいテープ材7(住友3M社製のメンディングテープ)
を貼着している。尚、書き込みスペース6にはテープ材
7を貼着する他にも、例えば鉛筆やボールペンなどのペ
ン書きしても消えにくい加工を施すようにしても良い。
【0023】第二長尺部材2は、前記第一長尺部材1と
同様、図1〜6に図示したようにアルミ製部材を板状に
若干第一長尺部材1よりも短めに形成して成るもので、
この第二長尺部材2の外側部には直線状の基準面2A、
内側部には基準面2Aと平行関係の基準面2Bを設けて
いる。
【0024】この第二長尺部材2は、その端部を前記第
一長尺部材1の端部表面に重合状態で枢着している(こ
の第二長尺部材2と第一長尺部材1との枢着部を第一枢
着部9とする。)。
【0025】架設部材3は、図1〜6に図示したように
アルミ製部材を板状に形成して成るものである。
【0026】この架設部材3の他端部には貫通孔3aが
形成されている。この貫通孔3aは、摘子体10の下面に
螺着した円柱状のスライド杆10aを貫通させるための孔
で、この貫通孔3aに摘子体10のスライド杆10aを貫通
させることで架設部材3の裏面から突出状態となる先端
部を第一長尺部材1の表面に設けた凹溝1aに回り止め
状態で嵌合連結することができる(図5参照)。従っ
て、架設部材3は、第一長尺部材1の表面上を凹溝1a
に沿ってスライド移動自在にして第一長尺部材1に対し
て擺動自在に連設されることになる。
【0027】また、摘子体10は、締め付け螺動すること
でスライド杆10aの先端部が引き付けられ凹溝1a内面
に強く当接して第一長尺部材1の表面上における架設部
材3のスライド移動が阻止されることになる。これが、
架設部材3の第一長尺部材1の表面上におけるスライド
移動を阻止し、第一長尺部材1に対する第二長尺部材2
の第一枢着部9における擺動を阻止するスライド移動阻
止機構11であり、このスライド移動阻止機構11により、
第一長尺部材1に対して第一枢着部9を介して擺動させ
た第二長尺部材2を所望の角度に傾斜した状態で保持す
ることもできる。
【0028】また、この摘子体10のスライド杆10aに
は、適宜な合成樹脂製の部材を成形して成る平面視方形
状の板状体5が被嵌されている。この板状体5は、その
下面に前記第一長尺部材1の表面に設けた凹溝1aに嵌
合し得る突条部5aを設けている。従って、板状体5
は、突条部5aにより第一長尺部材1の表面上を凹溝1
aに沿って回り止め状態で滑動し得ることになる。
【0029】また、板状体5は、第一長尺部材1の表面
上に配設した際、その一端縁が第一長尺部材1の表面上
を巾方向に横断した状態で配設されることになる。この
板状体5の一端縁は、前記第一長尺部材1の表面一側部
位に位置して目盛4を指標する指標縁5bとなり、一
方、第一長尺部材1の表面他側部位の書き込みスペース
6上に位置してこの書き込みスペース6に鉛筆やボール
ペンなどでペン書きするための定規縁8となり且つこの
ペン書きした目印12を指標する指標縁5bとなる。即
ち、この板状体5が請求項で言う指標部である。
【0030】また、この板状体5は、第二長尺部材2の
厚さと略同一に設定されている。従って、架設部材3
を、その一端部を第一長尺部材1の表面上に第一枢着部
9で枢着された第二長尺部材2の略中央部表面に重合状
態で枢着(この架設部材3と第二長尺部材2との枢着部
を第二枢着部13とする。)し、且つ、その他端部を第一
長尺部材1の凹溝1aにスライド自在に連設した際、架
設部材3は第一長尺部材1に対して間に第二長尺部材2
を挟んだ状態(サンドイッチ状態)で連設されることに
なり、これに伴い、第二長尺部材2は第一長尺部材1よ
りも若干短く設けられている為、第一長尺部材1の表面
上における架設部材3の他端連設部での擺動を伴うスラ
イド移動、第一枢着部9での擺動及び第二枢着部13での
擺動により、第二長尺部材2は第一長尺部材1に対して
360°擺動することが可能になり、図1の状態から図
2の状態へ擺動させて使用することもできることにな
る。よって、第一実施例は、第一長尺部材1及び第二長
尺部材2に係る作業時に使用する基準面を基準面1A,
2Aから基準面1B,2Bへ容易に可変し得ることにな
る。
【0031】本実施例は上述のように構成したから、常
法に従い、例えば第一長尺部材1の表面上を架設部材3
の他端部をスライド移動させながら、第二長尺部材2を
第一長尺部材1に対して測定したい部分の角度だけ擺動
させることで、この第一長尺部材1の基準面1A(或い
は基準面1B)と第二長尺部材2の基準面2A(基準面
2B)とで測定したい部分の角度Rを示すことができ
る。この際、架設部材3の他端部に設けた指標部5は指
標縁5bにより第一長尺部材1の表面に設けたある特定
の目盛4を指標していることになる(図1,2参照)。
【0032】よって、本実施例によれば、従来例は、第
一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二
長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで所定
の角度を示した際、この角度が何度であるのか把握する
ことができない為、例えば前の作業で示した角度と同じ
角度で示す必要が生じた場合など、一旦角度を変えてし
まうと前と全く同じ角度で示すことが極めて困難であ
り、熟練者でなければ従来例を十分に使いこなすことが
できないなどの問題点があったが、本実施例によれば、
例えば第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1
B)と第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2
B)とで所定の角度Rを示した際、指標部5である特定
の目盛4を指標していることになるから、再び前の作業
で示した角度Rと同じ角度Rで示す必要が生じた場合な
ど、再び指標部5を前の作業時に指標していた目盛4を
指標するように操作することで、第一長尺部材1の基準
面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の基準面
2A(或いは基準面2B)とで所望の角度Rを迅速且つ
正確に示すことができることになり、或いは、例えば予
め第一長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と
第二長尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで
頻繁に示したい角度Rを、指標部5がある特定の目盛4
を指標した際には何度を示すことになるかを作業者は各
自確認しておくようにすれば、所望の角度Rを迅速且つ
正確に把握しながら示すことができることになり、よっ
て、仮に熟練者でなくても作業が良好に行えることにな
り、しかも、本実施例は、以上の使用法が可能となる故
に、例えば10°・20°・・・90°などの角度を把
握することができる角度目盛を表示するために精度の高
い組み立てを行う必要は一切なく、その製品毎の指標部
5が指標する目盛4を元にして良好に作業を行うことが
できるものであるから、従来から行われているこの種の
製品の製造ラインに何ら支障を来すことはなく、極めて
量産性に秀れ且つコスト安に製造し得ることになる。
【0033】また、本実施例は、第一長尺部材1に設け
た目盛4を長さ寸法を測定する定規体として使用し得る
のは勿論、この目盛4を、指標部5がある特定の目盛4
を指標した際、この目盛4に指標部5を合わせると第一
長尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長
尺部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで何度を
示すのか一目で把握することができる目印として有効に
利用することができることになる。
【0034】また、本実施例は、例えば使用前に指標部
5がある特定の目印12を指標した際には第一長尺部材1
の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺部材2の
基準面2A(或いは基準面2B)とで何度を示すのか把
握できるものであるから、作業者は各自頻繁に使用する
角度となる目印12を書き込みスペース6に予め書き込ん
でおけば、作業の際、瞬時に所望の角度Rを示すことが
できることになる。
【0035】また、本実施例は、作業者は各自頻繁に使
用する角度Rとなるように指標させる目印12をいつまで
も簡単に且つ確実に保持しておくことができることにな
る。
【0036】また、本実施例は、作業者は各自頻繁に使
用する角度Rとなる目印12を指標部5の定規縁8に沿
わせて簡易に書き込みスペースに書き込むことができ、
しかも、この指標部5で各自書き込んだ目印をいつでも
簡易に指標し得ることになる。
【0037】また、本実施例は、例えば使用前に第一長
尺部材1の基準面1A(或いは基準面1B)と第二長尺
部材2の基準面2A(或いは基準面2B)とで示す角度
Rを、指標部5がある特定の目印12を指標した際には何
度を示すことになるかを作業者は各自確認して予め書き
込みスペース6に書き込んでおくようにすれば、所望の
角度Rを迅速且つ正確に把握しながら示すことができ、
よって、仮に熟練者でなくても作業が良好に行えること
になる。
【0038】次に、第二実施例について説明する。
【0039】第二実施例は、図7に図示したように、単
に第一長尺部材1の表面部位にして前記架設部材3の他
端部がスライド移動する移動方向に沿った所定の部位に
所望の目印12を書き込みし得る書き込みスペース6を設
け、この書き込みスペース6上を移動する指標部5を前
記架設部材3の他端部に設け、この指標部5に前記書き
込みスペース6上に鉛筆やボールペンなどのペン書きを
するための定規縁8を設けただけの構造にしても良い。
即ち、第一実施例にて第一長尺部材1に設けた目盛4を
設けなくても所望の目印12を書き込みし得る書き込みス
ペース6と、この書き込みスペース6に書き込んだ目印
12を指標する指標部5とを備えたものでも十分に使用す
ることができることになる。
【0040】その余りは第一実施例と同様のものであ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、仮
に熟練者でなくても作業が良好に行えることになり、し
かも、精度の高い組み立てを行う必要は一切なく、従来
から行われているこの種の製品の製造ラインに何ら支障
を来すことはないから、極めて量産性に秀れ且つコスト
安に製造し得ることになるなど非常に便利で画期的な定
規体となる。
【0042】また、請求項記載の発明においては、例
えば使用前に第一長尺部材の基準面と第二長尺部材の基
準面とで示す角度を、指標部がある特定の目印を指標し
た際には何度を示すことになるかを作業者は各自確認し
て予め書き込みスペースに書き込んでおくようにすれ
ば、所望の角度を迅速且つ正確に把握しながら示すこと
ができ、よって、仮に熟練者でなくても作業が良好に行
えることになるなど非常に便利で画期的な定規体とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の概略動作説明図である。
【図2】第一実施例の概略動作説明図である。
【図3】第一実施例を示す正面図である。
【図4】第一実施例を示す側面図である。
【図5】第一実施例を示すA−A断面図である。
【図6】第一実施例を示す端面図である。
【図7】第二実施例の概略動作説明図である。
【符号の説明】 1 第一長尺部材 2 第二長尺部材 3 架設部材 4 目盛 5 指標部 6 書き込みスペース 8 定規縁
フロントページの続き Fターム(参考) 2C071 AA03 AB02 AB09 AD01 AD20 AG07 2F061 AA46 CC07 DD22 DD25 DD27 GG01 JJ03 JJ19 JJ39 JJ61 JJ85 JJ87 JJ97 LL19 LL37 LL39 LL44 LL48 UU19 UU21 VV48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部に基準面を有する第一長尺部材と、
    この第一長尺部材の所定の部分に枢着され側部に基準面
    を有する第二長尺部材と、この第二長尺部材の所定の部
    分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記第一長尺部
    材の表面上を第一長尺部材の長さ方向にスライド移動自
    在となるように連設される架設部材とからなる定規体に
    おいて、前記第一長尺部材の表面部位にして前記架設部
    材の他端部がスライド移動する移動方向に沿った所定の
    部位に目盛を設け、この目盛を指標する指標部を前記架
    設部材の他端部に設けたことを特徴とする定規体。
  2. 【請求項2】 前記目盛は、前記第一長尺部材の長さ方
    向に沿った長さ目盛を採用したことを特徴とする請求項
    1記載の定規体。
  3. 【請求項3】 前記第一長尺部材の表面部位にして前記
    架設部材の他端部がスライド移動する移動方向に沿った
    所定の部位に所望の目印を書き込みし得る書き込みスペ
    ースを前記目盛に沿って設けたことを特徴とする請求項
    1,2いずれか1項に記載の定規体。
  4. 【請求項4】 前記書き込みスペースは、鉛筆やボール
    ペンなどのペン書きしても消えにくい加工若しくは鉛筆
    やボールペンなどのペン書きしても消えにくいテープ材
    を付設して構成したことを特徴とする請求項3記載の定
    規体。
  5. 【請求項5】 前記指標部は、少なくとも前記書き込み
    スペース上を移動するように構成し、この指標部に前記
    書き込みスペース上に鉛筆やボールペンなどのペン書き
    をするための定規縁を設けたことを特徴とする請求項1
    〜4いずれか1項に記載の定規体。
  6. 【請求項6】 側部に基準面を有する第一長尺部材と、
    この第一長尺部材の所定の部分に枢着され側部に基準面
    を有する第二長尺部材と、この第二長尺部材の所定の部
    分に一端部が枢着され、且つ、他端部が前記第一長尺部
    材の表面上を第一長尺部材の長さ方向にスライド移動自
    在となるように連設される架設部材とからなる定規体に
    おいて、前記第一長尺部材の表面部位にして前記架設部
    材の他端部がスライド移動する移動方向に沿った所定の
    部位に所望の目印を書き込みし得る書き込みスペースを
    設け、この書き込みスペース上を移動する指標部を前記
    架設部材の他端部に設け、この指標部に前記書き込みス
    ペース上に鉛筆やボールペンなどのペン書きをするため
    の定規縁を設けたことを特徴とする定規体。
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